BOX構造

「BOX構造」はメリットがいっぱい

収納ベッドを買うとき、少し気にしてほしいのが引き出し構造の違いです。

収納ベッドの引き出し構造の違いは大きく「組立構造」と「BOX構造(完成品)」に分かれます。

結論からいうと、「BOX構造」のベッドの方が使用感としてはおすすめです。

少し値段が高くなる傾向がありますが、毎日使うベッドなら多少お金を奮発させても良いでしょう。

この記事ではBOX構造の特徴やメリット・デメリット、おすすめ商品をご紹介します。

この記事を書いた人

管理人の椚大輔椚 大輔(くぬぎ だいすけ)
ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、レビューしたベッド&マットレスは100商品を超える。2020年に株式会社悠デザインを設立し、ベッド関連に特化したサービスを展開。ベッド・マットレスの専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、楽天市場「マットレスの選び方」などの出演・監修も行う。

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BOX構造とは?

BOX構造とは、主に収納ベッドの引き出し部分の構造のことで、引き出し部分が完成品になっていることが特徴です。

収納ベッドの中でもやや高価格帯の商品に採用されている傾向があります。

一方、安価な収納ベッドはBOX構造ではなく、引き出しは組立構造(完全組立)になっている傾向があります。

BOX構造のメリット

組立が簡単

引き出し部分がほとんど完成品のため、組立がとても簡単です。

商品によってはネジ8本くらいで組み立てられるベッドもあります。

耐久性が高い

組立工数が少ないベッドは、耐久性が高くなる傾向があります。(ネジやダボ、接続部分が少ないため)

また、構造的にも安定感が高まるので、きしみやぐらつきの不安が少ないです。

二人で寝るのにもおすすめです。

収納容量が多い

BOXタイプは引出しの上に直接マットレスを置けるためサイドフレームが薄く作れて、(というよりも引出し側にはサイドフレームがない)、引出しの収納容量が多くとれることもメリットです。※床板が畳やすのこ仕様のベッドは、BOXタイプであってもサイドフレームが厚めになる場合があります

一方、組立タイプ(完全組立品)は床板を引っ掛けて乗せる必要があるため、サイドフレームが分厚くなります。

「組立タイプ(完全組立品)」のサイドフレーム
BOXタイプではない「組立タイプ(完全組立品)」のサイドフレームは厚い
BOXタイプと組立タイプ
サイドフレーム(赤い部分)の厚さに差が出る

さらに、BOX構造の収納ベッドは引出しの反対側に広い収納スペースがあり、長物や大量の荷物を収納できます。

長物収納スペース
長物収納スペース

BOX構造のデメリット

重い

しっかり作られている分、重量は重たいです。また、一つ一つのパーツが大きい傾向があります。組立は二人で行った方が安全です。

梱包が大きい&価格が高い

完全組立品の収納ベッドは運送費や保管費をできるだけ抑えるために、小さな梱包に細かいパーツをギュウギュウにつめているため、コンパクトです。

逆にBOX構造の収納ベッドは完成品のため梱包が大きく、搬入がやや大変な傾向があります。また、梱包が大きいと運送費・保管費がかかるため、価格は高めです。

【厳選】BOX構造の引き出し収納ベッド おすすめ4選

1. ネルコ「引出し収納ベッド Lester」

ホワイトカラー収納ベッド「Lester」

低価格で選ぶならコレ

LED照明・棚・コンセント付きの充実したヘッドボードが特長の収納ベッド。ダブルサイズはヘッドボードにコンセントが2つ付きます。BOX構造なのに3万円台から買えるコストパフォーマンスが抜群の逸品。

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2. RASIK(ラシク)「棚付きスリムヘッドチェストベッド」

棚付きスリムヘッドチェストベッド

国産チェストで最高レベルのコスパ

豊富な引出しと長物収納スペースがある大容量収納チェストベッド。荷物が多い人におすすめです。国内の老舗ベッド工場で製造され、細かなディテールまで丁寧に作られています。

国産×組立設置付きで5万円台から買えるチェストベッドは他にはなかなか見つけられません。さらに薄型タイプのヘッドボードには棚・コンセントが付き使い勝手も良好。チェストベッドで悩んでいる人はまずはこの商品をご検討いただきたいです。

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3. BED STYLE「計算されたホワイト美 モダンライト・コンセント収納付きベッド」

計算されたホワイト美 モダンライト・コンセント収納付きベッド

機能性が高い収納ベッド

ホワイトカラーがモダンな印象を醸し出す収納ベッド。ウレタン塗装を施しているので光沢による高級感があります。ヘッドボードには棚・コンセント・照明に加え、側面にブックシェルフまで付いて機能性が抜群です。

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4. BED STYLE「ウォルナット材を使った収納ベッド」

BED STYLE「ウォルナット材を使った収納ベッド」

大きいサイズを探しているならコレ

BOX構造の引き出し部分にはフルスライドレールを採用。木材もウォールナットの突板を使用していてフルスペックの収納ベッドです。ダブルサイズ、クイーンサイズ、キングサイズの大きいサイズ展開が特徴。部屋に置いただけでホテルのような雰囲気になります。カップルや夫婦におすすめ。

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まとめ

いかがでしたか。

引出し収納ベッドの構造(タイプ)のひとつである「BOX構造」の特徴をご紹介させていただきました。

最近のベッドのトレンドは安価になればなるほど梱包がフラットパック化(パーツを細かくバラバラにして、隙間なくギュウギュウに梱包)し、完全な組立商品となる傾向があります。

なぜかというとフラットパックの方が送料も保管費用も安く済むからです。北欧インテリアショップの「IKEA」はこの戦略で低価格を実現しています。

ですが、BOX構造の方が耐久性が優れています

特に二人で寝る人や体重が重い人は、できるだけベッドフレームも耐久性が高いものを選んだほうが良いので、ちょっと高価でもBOX構造の収納ベッドがおすすめです。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。