日本ベッド

日本ベッドを徹底解説

日本ベッドといえば老舗マットレスメーカーで、高品質なポケットコイルマットレス「シルキーポケット」が有名です。

日本ベッドの池上ショールーム
池上ショールーム(現:池上スタジオ)

今回は日本ベッドの東京・池上ショールームにて、日本ベッドの販売部の方にラインナップやこだわりなどを聞いてきました。※池上ショールームは2019年9月8日をもって閉館し、現在は青山に移転しています

「シルキーポケットを検討している」

「日本ベッドについて詳しく知りたい」

とお考えの方に参考になれば幸いです。

【体験して厳選】
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この記事を書いた人

管理人当サイトの管理人。ベッドメーカーに7年ほど勤めた後、ベッド専門情報サイト(当サイト)を運営。国内・海外メーカーへの取材を重ね、レビューしたベッド&マットレスは100商品を超える。

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日本ベッドとは?

日本ベッド

日本ベッドは1926年、つまり今から100年近く前に創業した日本でも屈指の老舗マットレスメーカーです。

当時は注文次第でマットレスもベッドフレームもなんでも作っていたそうです。

海外の新しいライフスタイルがあればそれをどんどん日本に取り入れて、日本の気候、風土に合うためにいかにアレンジするかという点にこだわって今日を迎えます。

【開発秘話】シルキーポケットとは?

シルキーポケット

日本ベッドの看板商品といえばシルキーポケットです。シルキーポケットは1986年に誕生しました。

バネに直接寝れるマットレスを作ろう」というのがオリジナルブランドを作るプロジェクトの始まりで、その一番大きな成果がシルキーシリーズです。

加熱処理で耐久性が強い

シルキーポケットが長持ちする工夫のひとつとして戦前からバネの耐久性を高めるために成型後の加熱処理を行っています。

加熱処理自体は今では他のマットレスメーカーでも同様に行っていますが、日本ベッドが先進して行っていたとのことです。

「コストをかけすぎ」とも言われた

開発当時の日本ベッドの価値観は他のメーカーと比べて、やや変わっていて「そんな細かいコイルを作ってどうするんだ」と、業界から後ろ指をさされたこともあったそうです。コイルが細かいとコストがかかるため、当時では珍しかったのです。

でも、結果としてシルキーポケットが屋台骨に

日本ベッドのシルキーポケットは納入先のホテルや旅館からも高く評価されていて「同じ材料の組み合わせでほかのメーカーに発注しても、なぜか日本ベッドの方が長持ちする」と言われることもあるそうです。

これは日本ベッドの強みである総合的な仕立ての技術力によるものです。

ちなみに寝心地のジャッジは社長が自ら行い、迷いのない信念のあるものづくりの価値観が社内で共有されているそうです。

納入実績

日本ベッドのマットレスは、ホテル・旅館業界の方のファンが多く、納入実績も豊富です。

>>>納入実績一覧(公式サイト)

日本ベッドのブランド

日本ベッドのマットレスはシルキーシリーズと、ビーズシリーズの2つのブランドがあります。

シルキーは日本ベッドの品質を全面に注ぎ込んだ基幹的なブランドで、ビーズは日本ベッドの品質をよりリーズナブルに提供するためのブランドとなり一部の仕様と価格を抑えています。

シルキーポケット

交互配列(シルキー)

シルキーポケットは交互配列で、コイルに直接寝れるレベルでしっかり作ってあるという点が特徴です。コイルそのものがとても丁寧に作られています。

バネの巻き形が非常に小さく、直接寝てみてもコイルの形がわかるかどうかギリギリの大きさです。そのため、シルキーで寝るとバネをほとんど感じません

ちなみにバネの存在がはっきり感じられることを「バネ当たり」と言いますが、バネ当たりがあるマットレスはあまり寝心地が良いとは言えません。バネ当たりを感じないことがシルキーの特徴で、このことを日本ベッドでは「コイルに直接寝れるつくり」と呼んでいます。

細やかで当たりがやわらか。沈み込んでくるとグッと押し返す。という絶妙なバランス。

そういったものを組み合わせたのが今のシルキーポケットです。

ラインアップ

現在シルキーポケットマットレスは5つのモデルがあります。価格が安い順にご紹介します。

1. シルキーポケット

シルキーポケット

日本ベッドの代名詞的な最も人気のスタンダードモデル。硬さがソフト・レギュラー・ハードから選べます。平均的な日本人体型の人におすすめです。

2. シルキーシフォン

シルキーシフォン

詰め物に高弾性ウレタンフォームを用いた「ふんわりモチっ」とした感触が特徴のマットレス。スプリングはシルキーポケットレギュラーと同等の硬さを用いています。やわからすぎない絶妙な寝心地で、某リゾートホテルの社長が大変気に入ったという逸話もあります。

3. シルキーパフ

シルキーパフ

詰め物にやわらかいウレタンフォームを用いた「ふんわりしっとり」とした感触が特徴のマットレス。スプリングはシルキーポケットソフトと同等の硬さを用いています。日本ベッドで最もやわらかい寝心地で、しっかりと沈み込むため、横向き寝の人に特におすすめです。

4. ピロートップシルキー

ピロートップシルキー

高級ホテルでもよく見かけるピロートップ仕立てのマットレス。ピロートップとはマットレス部分と独立している詰め物構造のことで、体圧分散性が高まります。

スプリング部分はシルキーレギュラーと同じコイルを使っています。詰め物は高弾性ウレタンフォームを使用し、「やわらかくも寝返りが打ちやすい」です。シルキーシフォンよりも少しやわらかい寝心地です。

5. シルキークチュール

シルキークチュール

日本ベッドの中で最もハイランクのマットレス。シルキークチュールはマットレスの裏表を一緒に閉じる「タフティング」という製法で作られています。タフティングのメリットは詰め物の形が崩れにくくなり、同じ寝心地が長くキープできることです。

シルキーポケットレギュラーと同じスプリングと、カバーにはシルクを使った豪華な仕様です。シルキーポケットレギュラーよりも少しやわらかい寝心地です。

ビーズポケット

ポケットコイル

ビーズポケットは並行配列で、バネの巻き径が大きいことが特徴です

コイルに関してシルキーはソフト、レギュラー、ハードと3種類ありますが、ビーズのコイルは1種類しかありません。

日本ベッドの耐久性や品質をリーズナブルに提供する」というのがビーズポケットの目的です。価格を安く提供するためにコイルを1種類にして詰め物の組み合わせで硬さを変えています。

デメリットとしてはコイルで硬さを調整していないため、表面の詰め物がへたってしまった時に寝心地が変わってしまうことです。

ラインアップ

現在ビーズポケットマットレスは2つのモデルがあります。価格が安い順にご紹介します。

1. ビーズポケットベーシック(廉価モデル)

ビーズポケットベーシック

日本ベッドの中で最も低価格のマットレス。あくまで廉価モデルという位置づけで、シルキーポケットのような「とろけるような寝心地」はありません。耐久性や品質面は優れていますが、正直寝心地としては物足りないと感じる人もいると思います。

2. ビーズポケット

ビーズポケット

シルキーポケットの半分のスプリング数&線形が太いスプリングを使用したマットレス。硬さがソフト・レギュラー・ハードから選べます。シルキーポケットよりもやや硬めの寝心地でバネ感があります。

硬さ・やらかさの比較表

日本ベッドが公開しているマットレスの硬さ・やわらかさの比較は下記のとおりです。

価格に幅がありますが、基本的に詰め物の量や質が良くなるにつれ高価格になります。つまり、高価格帯のマットレスの方がやわらかい寝心地になる傾向があります。

しかし、比較表と実際の商品では、やわらかさはやや異なる場合があります。

特に、新作のシルキークチュールとピロートップを筆者が実際に寝てみたところ、上記の比較表と異なる感覚を持ちました。

実際はシルキークチュールはシルキーシフォンよりも硬く、ピロートップはシルキーシフォンよりもやわらかいです。

硬さの選び方のコツ

一般的に日本人の体格はやわらかすぎる寝心地が合いづらいので、シルキーポケットのレギュラーを基準に選べば良いと思います。

マットレス選びのコツとして、迷ったら「少し硬め」を選ぶと失敗しづらいです。

なぜなら後からパッドなどで寝心地をやわらかくする調整できるからです。逆に初めからやわらかいマットレスはあとから硬くする調整ができません。

おすすめはやっぱりシルキーポケットマットレス

日本ベッドの場合、非常にコイルが長持ちするので圧倒的に表面層の詰め物が早くヘタります。よって長い期間、寝心地良く眠りたいならシルキーポケットマットレスがおすすめです。

また、シルキーポケットの方がコイルでラインアップを分けているため、幅広い寝心地から選ぶことができます。一方、ビーズはコイルが一種類なので作り分けにも限度があります。

シルキーシリーズで寝心地は7種類。ビーズでは4種類ですがそのうち1種類は廉価版なので、実質3種類(ハード・レギュラー・ソフト)と考えた方が良いでしょう。

ブランドシルキービーズ
画像
シルキーポケット
ビーズポケット
種類7種(コイル3種)4種(コイル1種)
ラインナップ

  • ソフト

  • レギュラー

  • ハード

  • パフ

  • シフォン

  • ピロートップ

  • クチュール


  • 廉価版

  • ソフト

  • レギュラー

  • ハード

コイル配列交互配列並行配列
特徴とろけるような寝心地寝返りが打ちやすい

ラインアップまとめ表

ブランドシリーズ画像スプリング数価格
シルキーシルキーポケット1,200個165,000円
シルキーシフォン198,000円
シルキーパフ198,000円
ピロートップシルキー286,000円
シルキークチュール440,000円
ビーズビーズポケット612個110,000円
ビーズポケットベーシック88,000円

※スプリング数、価格はシングルサイズを参照

迷ったらコレ!日本ベッドのおすすめマットレス 3選

管理人管理人

ショールームで試し寝をした結果、最もおすすめできる日本ベッドのマットレスを3つご紹介します。

1. シルキーポケット

シルキーポケット

日本ベッドと言えばコレ

日本ベッドの最高傑作ポケットコイルマットレス。バネ当たりがなく、高密度で体に動きにきめ細かく対応できるので、なめらかで心地よい眠りが実現できます。

3つの硬さのバリエーションを選択可能。しかもバネの線形を変えて硬さを調節しています。詰め物に頼らずに作り込んでいるため、長期間使っても大きく寝心地が劣化する心配はありません。(通常、バネよりも詰め物の方が圧倒的に早くヘタリやすいです)

日本ベッドの中では最もスタンダードな寝心地(やや硬め)で、一般的な日本人体型の方に幅広く合いやすいでしょう。筆者はすべてのマットレスを試し寝しましたが、やはりこの寝心地が一番好きでした。

サイズレギュラー:セミシングル~キング&ハーフクイーン、スモールシングル
ハード・ソフト:シングル~クイーン
硬さ選べる(ソフト・レギュラー・ハード)
スプリング数
(Sサイズ)
1,200個
価格
(Sサイズ)
165,000

このマットレスを見てみる

2. シルキーシフォン

シルキーシフォン

フィット感がやみつきになる

「ふわっモチっ」とした感触が気持ちよく、日本ベッドの中で入眠時に最も心地良いと感じたモデル。詰め物の高弾性(高反発)ウレタンフォームは、体の動きをサポートする働きがあり、要するに寝返りがしやすいです。

一般的に寝返りしやすいマットレスは硬めの寝心地が多いですが、シルキーシフォンは硬さとやわらかさのバランスがちょうどよく、「寝返りしやすい方が良いけど硬すぎるマットレスは苦手」という人にもぴったりです。仰向きでも横向きでも心地よく眠れます。

サイズシングル~クイーン
硬さややソフト
スプリング数
(Sサイズ)
1,200個
価格
(Sサイズ)
198,000円

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3. シルキーパフ

シルキーパフ

横向き寝におすすめ

日本ベッドで最もソフトな寝心地のマットレス。一般期にはマットレスメーカーのラインアップの中で最もソフトな寝心地は最も高価格なモデルになりやすいですが、このマットレスは中間位の価格帯で買えます。

やわらかい寝心地のマットレスは、特に体のラインがはっきりた欧米人体型の人や、女性、深く沈みこむ必要がある横向き寝の人に合いやすいです。ふんわりとやさしく静かな寝心地が好きな人におすすめです。

サイズシングル~クイーン
硬さソフト
スプリング数
(Sサイズ)
1,200個
価格
(Sサイズ)
198,000円

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【注意】ホテル向けマットレスは一般向けとは別物

注意

日本ベッドはホテルへの納入実績も豊富です。星野リゾートや帝国ホテルなど名立たる一流ホテルにも採用されています。

ただし、納入しているマットレスは各ホテルによって完全オーダーメードのため、一般向けのマットレスとは寝心地が異なります。

「ホテルで寝心地を確かめよう」とホテル予約サイトへ誘導する紹介をされている記事を見かけますが、厳密には寝心地が異なるため、確かめることができませんのでご注意ください。

もし一般向けのマットレスの寝心地を確かめたいなら、日本ベッドのショールームへ行くことがおすすめです。

>>>ショールーム情報はこちら

最後に

いかがでしたでしょうか?

日本ベッドはぜひショールームで試し寝することがおすすめです。シルキーポケットは感動しますよ。

近くにショールームがない人は、ネットでも販売しています。おすすめはベッド専門店「neruco(ネルコ)」。ネルコはセールやポイント高還元のキャンペーンを頻繁に行っています。

ネルコ

シルキーポケットならシングルサイズで16万円ほどするので、例えば5%のポイント還元時期に購入すれば、8,000円分のポイントが貯まり、ベッドフレームを買う資金に充てることもできます。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

シルキーポケットはこちら 
(ベッド専門店ネルコ)