NEWコアラマットレスの徹底解説(体験レビュー付き)

リニューアルした最新コアラマットレスを徹底解説

この記事ではNEWコアラマットレスについて、ベッドメーカーに勤めていた筆者が詳しくご紹介します。

2021年8月10日にコアラマットレスが全面リニューアルしました。

『眠りの常識を「ひっくり返す」』というキャッチコピーにて、新たな仕様変更を施し、その最大の特徴は硬さを変えられることです。

さっそく、当サイトでも検証するため、発売開始当日に注文し、8月15日に到着。

NEWコアラマットレスの梱包材
お届け時のNEWコアラマットレスの段ボール

実際の体験・検証・調査を踏まえて、良いところだけでなく、悪いと思ったところも素直に書いているので、ご参考いただけますと幸いです。

当サイトでは体験レビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を撮影・体験しています。一般的な家の雰囲気と異なるのはそのためです。

この記事を書いた人

管理人椚大輔(株式会社悠デザイン代表)。ベッドメーカーに7年ほど勤めた後、当サイトを運営。国内・海外メーカーへの取材を重ね、レビューした商品は100を超える。ベッド・マットレスの専門家としてビジネス誌「プレジデント」や「gooランキング(NTTグループ)」などの記事監修・情報提供も行う。

> プロフィールはこちら

目次

コアラマットレスとは?

NEWコアラマットレス

コアラマットレスは2015年にオーストラリアで創業した「コアラスリープ」という寝具メーカーのマットレスです。

NEWコアラマットレス(アップ)

販売開始後あっという間にオーストラリアのマットレス市場において最高評価を得るまでに成長し、2017年10月に日本市場へ参入しました。今ではSNSなどでも話題にのぼり、TVCMなどのメディア露出も活発にされていて、人気が高まってきています。

創業者の2名はオーストラリア人の元ラグビープレイヤーとのこと。

激しいラグビー漬けの日々を送る中、体を回復させる睡眠の質が大切だと感じて「手頃に買える良いマットレスがないから自分たちで作ってしまおう!」と始まったビジネスだそうです。

NEWコアラマットレスの基本情報

NEWコアラマットレスのサイズや価格等の情報は以下の通りです。

サイズシングル~クイーン
クッション材ウレタンフォーム
硬さふつう・やや硬め(調節可能)
密度50D(上層)
30D(下層)
重量21.72kg~
価格82,000円

コアラ公式で見る

【別商品】NEWコアラマットレス BREEZEとは?

旧コアラマットレスからNEWコアラマットレスのリニューアルと同時に、別商品として「NEWコアラマットレス BREEZE」というモデルも販売開始しました。その仕様の違いは以下の通りです。

モデルNEWコアラマットレスBREEZE
硬さ調節
衝撃吸収性
3ゾーニング
キルティングカバー×
エッジサポート×
多層ゾーニング×
通気性
冷却機能〇(COOL MAX®)
価格
(Sサイズ)
82,000円132,000円

BREEZEは、表面にCOOLMAX®という吸水速乾性の素材を搭載し、ウレタンフォームを1層追加した蒸れの解消通気性を高めたモデルです。

さらにマットレス外周を強化する「エッジサポート」も搭載しているので、ずり落ちのリスクが軽減されます。

つまり、NEWコアラマットレス(スタンダードモデル)の基本性能はそのままに機能を増強したハイグレードモデルという位置づけで、シングルサイズで132,000円と、スタンダードモデルより50,000円ほど高価格となっています。

>>>BREEZEはこちら(公式サイト)

この記事ではひとまずスタンダードモデルのNEWコアラマットレスについて詳しく取り上げます。

【まず結論】NEWコアラマットレスの評価は?

NEWコアラマットレス

当記事では以下のような項目をチェックし、商品を評価しております。

  • 寝姿勢による寝心地は?(仰向き・横向き)
  • 寝返りのしやすさは?
  • 通気性が良いか?(ムレを感じないか)
  • クッション材の品質はどうか?
  • 詰め物の質感・ボリュームはどうか?
  • 底付きや圧迫感がないか?
  • 価格相応の寝心地と言えるか?(総合評価)

NEWコアラマットレスは、コンフォートレイヤーによって硬さが「ふつう」「かため」と変えられるため、寝心地ごとに以下のとおり評価させていただきました。

▼ NEWコアラマットレスの評価
ふつう面かため面
総合評価3.163.02
仰向き寝4.03.0
横向き寝4.03.0
端の沈み込み3.02.5
通気性3.5
寝返り4.0
底付きのなさ3.5
素材の品質2.5
耐久性3.0
衛生面4.0
取り扱いやすさ3.5
価格2.36

※目安は「3.50」以上が高評価です。

>>>点数の付け方について

評価の概要(なぜ、高評価ではないのか?)

価格・品質が足を引っ張る形となり、高評価(3.50以上)とはなりませんでした。

寝心地においては「ふつう面」は良いのですが、「かため面」にしたときにやや違和感を感じたため、かため面はふつう面よりも低評価となっております。

その理由は「硬さを変えられる」という最大のセールスポイントが、硬さを変えることで理想的な(レイヤー)構造を崩すというデメリットを生んでしまったと考えています。※詳しくは後述します

また、荷重を支える下層フォームの品質が良くないため、ひとつのマットレスとしてはバランス感が悪い仕上がりとなってしまった印象です。さらに価格が旧モデルよりも1万円ほど高くなってしまっため、筆者としては少し残念なリニューアルのように感じました。

それでは、以下よりNEWコアラマットレスの特徴・評価について詳しくご紹介します。

NEWコアラマットレスの特徴

硬さが変えられる「コンフォートレイヤー」

コンフォートレイヤー

NEWコアラマットレス最大の特徴は、コンフォートレイヤー(上層フォーム)の表裏が異なる硬さになっていて、それを「ひっくり返すことで寝心地が変えられる」という点です。

上層と下層のフォームが分離し、さらに上層(コンフォートレイヤー)の表裏の硬さが違うという仕様は、数あるマットレスの中でもかなり珍しいです。

上層のコンフォートレイヤー(右)と下層のアダプティブコア(左)
上層のコンフォートレイヤー(右)と下層のアダプティブコア(左)

コンフォートレイヤーはファスナーで簡単に着脱できます。

コンフォートレイヤーの取り外し

このようにカバーに「ふつう」「かため」と書いてあるので。どちらを上にしているかがわかりやすいです。

硬さ表示

コンフォートレイヤーの中身は硬さが異なるウレタンフォームが2層になっている構造をしています。

コンフォートレイヤーのウレタンフォーム
上の白いフォームが「かため」、下のピンクのフォームが「ふつう」

硬さの差は、ふつう面「80N」・かため面「100N」なので、20N(ニュートン)ほどの差です。この差は、体表面の感触が少し異なる程度です。

圧力軽減する「アダプティブコア」

アダプティブコア

下層フォームの「アダプティコア」は複数の空洞によって体の荷重を分散する仕組みになっています。

なお「アダプティブ」とは「適応性」のことで、この空洞が体の荷重バランスに適応するという意味合いです。

荷重に応じてアダプティブコア(空洞)が対応
荷重に応じてアダプティブコア(空洞フォーム)が対応

さらに、空洞にはスリットが入っているため、上層からの湿気を排気する機能もあります。

アダプティブコアのスリット

要するに通気性が良い構造ということです。

なめらかな「テンセル生地」

カバー

本商品のカバー表面はテンセル™(35%)+ポリエステル(65%)使用。

テンセルは植物(ユーカリ)から作られる天然素材由来の再生繊維のことで、吸湿・速乾性に優れ、ムレにくくなめらかな質感が特長です。

なお、ユーカリはコアラが好きな植物としても有名なので、コアラマットレスのイメージとぴったりですね。

120週間の無料トライアル付き

NEWコアラマットレスの寝心地

コアラマットレスは購入してから120日間の無料お試し期間があります。

無料お試し期間を設けていることはそこまで珍しくありませんが、120日間という期間はかなり長いです。

120日間は約4か月ですよね。例えば4月に買ったら7月まで返品できます。つまり、季節をまたいで無料で試せるということです。

季節によって求める寝心地も変わったりするので、このくらい長い期間試し寝ができるのは大きなメリットです。通販(オンライン)で買うことに抵抗がある人にもおすすめできます。

余談ですが、ショールームでしっかり寝心地を確かめて買ったのに「やっぱり違った」という失敗、結構多いです。

実はショールームと家では睡眠環境が異なるので、短時間の試し寝はあまり参考になりません。

また、人間の体圧分布というのは簡単に変わってしまうので買った時点でベストだと思っても、実際寝たら「なんか違うな。。」ということも十分にあり得る話です。

よって、無料で試せる期間が長いというのは本当におすすめです。

※返品に関して:現在、東京・大阪にお住いの人は返送費無料ですが、それ以外の地域にお住まいの人は返品手数料が7,500円がかかります

旧コアラマットレスとNEWコアラマットレスの違いは?

旧コアラマットレスNEWコアラマットレス
旧コアラマットレスNEWコアラマットレス

当サイトではコアラスリープが日本上陸した2017年直後より取材させていただいており、初代コアラマットレスから実際に体験してきています。

2018年8月の体験会
2018年8月の体験会(初代コアラマットレス)

実は、コアラマットレスは今回で3回目のリニューアルになりました。

初代2代目NEW(今回)
初代2代目NEW

初代から2代目は外観がほぼ変わらないマイナーチェンジという感じですが、今回の「NEW」はコンセプトからデザインまでガラッと変わったフルモデルチェンジです。

なお、リニューアル内容は主に芯材のウレタンフォームの仕様変更で、その遍歴は以下の通りです。

初代2代目NEW(今回)
初代2代目NEW
2層3層(衝撃吸収層の追加)コンフォートレイヤー+アダプティブコア

以下より、簡単に旧コアラマットレス(初代・2代目)の特徴をご紹介します。

初代コアラマットレスの特徴は?

初代コアラマットレス

まず初代では、2層構造のウレタンフォーム+ゾーニング仕様で、比較的しっかりとした寝心地となっていました。

初代コアラマットレスのウレタンフォーム(2層)
初代コアラマットレスのウレタンフォーム(2層)
上層の下面には体の形状にフィットするような細かなゾーニングが施されている
上層の下面には体の形状にフィットするような細かなゾーニングが施されていた

なお、この初代モデルのみオーストラリア製で、以降は中国製に変更されています。

初代モデルの品質表示
初代モデルの品質表示

2代目コアラマットレスの特徴は?

2代目コアラマットレス

2020年2月に、初代モデルをベースにリニューアルしたのが2代目コアラマットレスです。

主な変更は衝撃吸収性能がある中間層を追加したことです。

2代目コアラマットレスの断面
2代目コアラマットレスの断面

さらに、下層の通気硬さ調節(ゾーニング)の役割があるスリットを追加。

下層フォームもリニューアル
下層フォームもリニューアル

初代よりも深い沈み込みに対応でき、横向き寝でも快適に眠れるようになりました。

2代目コアラマットレス
横向き寝でも快適

この2代目コアラマットレスは多くの人気・話題を呼び、以降、似たような3層構造ウレタンマットレスが他のメーカーからたくさん発売されるようになりました。つまり、いわばカリスマ的なモデルと言えるでしょう。

実際の寝心地も良く、コアラマットレスの特徴である「振動が伝わりづらい静かな寝心地」が最も上手に表現されていると思います。

なお、初代ではクイーンサイズの幅が170cmでしたが、2代目から日本規格の160cmに修正されました。

また、裏面に滑り止めも追加されました。

初代モデルの裏面
初代モデルの裏面
2代目モデルの裏面
2代目モデルの裏面(滑り止めの追加)

【比較】旧(初代・2代目)モデルとNEWモデルの仕様

今までのモデルチェンジにおける仕様の比較は以下の通りです。

モデル初代2代目NEW
画像初代2代目NEW
断面2層3層コンフォートレイヤー+アダプティブコア
断面画像初代2代目NEW
厚さ22cm23cm23cm
硬さ(N)55N(1層目)
200N(2層目)
70N(1層目)
120N(2層目)
200N(3層目)
80N(ふつう面)
100N(かため面)
160N(下層)
反発弾性率40%52%37%
密度不明37D
(推定・平均)
50D(上層)
30D(下層)
生産オーストラリア中国
価格
(Sサイズ)
72,000円82,000円

【補足】反発性の違いについて

上記の表である「反発弾性率」とはウレタンフォームの反発性(元に戻る力)を測る指標のことで、この数値が高いほど高い反発性(いわゆる高反発)な寝心地が得られます。

ただし、コアラマットレスのような多層構造タイプでは、この数字と実際の寝心地に大きなギャップが生まれる場合があります。

具体的に言うと、NEWコアラマットレスは最も反発弾性率が低いのですが、実際の使用感においては最も高い反発性を感じます。詳しくは以下の動画をご参考ください。

↓旧コアラマットレス(左:初代・右:2代目)

↓NEWコアラマットレス

こうして比較すると、2代目が最も衝撃吸収性が高く、NEWが最も高い反発性を感じられることがわかります。

要するに旧モデルとNEWモデルとではかなり寝心地は異なるということです。

【体験レビュー】NEWコアラマットレスを実際に試してみた

NEWコアラマットレス

管理人管理人

実際のお届け時の様子や具体的な使用感などレビューします。

開梱・設置

こちらはシングルです。

梱包状態(サイズ)

段ボールにメッセージがちりばめられています。

「一晩中ぐっすり眠ってね」というメッセージ

こういうポップな路線がコアラマットレスならではですね。

「良い夢を!」というメッセージ

梱包状態の重さは、公表値で21.72kg(シングル)でしたが、当サイトで計測したところ22.25kgと、少しだけ重くなっていました。

体重計(22.25kg)

段ボールを開封していきます。

開梱

コアラのぬいぐるみが同封されていました。

コアラのぬいぐるみ

コアラのぬいぐるみは初代コアラマットレスから同封されていたのですが、一時終了していたはずが復活したようです。

コアラのぬいぐるみ

数量限定かもしれないので、気になる方は早めにご購入された方が良いでしょう。

続いて、マットレス本体を開封していきます。

段ボールからマットレスを出す

段ボールを逆さまにして、持ち上げると簡単に本体が取り出せます。

段ボールを逆さまにして持ち上げる

マットレス本体は重いながら一人でもそこまでストレスなく持ち運べるレベルです。

マットレスの持ち運び

なお、マットレス本体(ビニールなし)の重量は公表値で21.72kgなのですが、当サイトで計測したところ19.45kgでした。約2kgの差は大きいです。

体重計(19.45kg)

開封の様子については以下の動画をご参考ください。(4倍速・音声なし)

外観

NEWコアラマットレス(開封直後)

開封直後は歪みが大きいですが、とりあえず寝ることはできるレベルです(底付きなどはありませんでした)。

コアラ公式によると「マットレスが完全に形を取り戻すのに72時間ほどかかる」とのことで、開封直後と72時間経過したマットレスを比較したアニメーションを作りました。

開封直後と72時間経過
開封直後と72時間経過

このアニメーションのとおり、ボリューム感が復元されていることがわかると思います。

マットレスの厚さはこのくらいです。

マットレスの厚さ

公表値は23cmでしたが、実測は約24cmの厚みが確認できました。(個体差があるかもしれません)

厚さの計測

カバー表面はテンセル入りの「しっとり・モッチリ」とした触り心地で、気持ち良いです。

カバーの触り心地

やわらかく伸縮性がある生地のため、体へのフィット感が優れます。

カバーの伸縮性

マチ部分は少しぽわぽわしたガーゼのような質感で、コアラマットレスのロゴがワンポイントで入っていておしゃれです。

ワンポイントのロゴ(側面)

裏側はポリエステル100%で、ドット状の無数の滑り止めが付いています。

マットレス裏面

滑り止めのドットには、PVC(合皮)加工が施されているので、ベッドフレームに置いたときにズレにくいです。

滑り止め

上層(コンフォートレイヤー)と下層(アダプティブコア)は、ファスナーでくっついています。

ファスナー

NEWコアラマットレスでは上層(コンフォートレイヤー)の表裏をひっくり返すことで硬さが変えられます。

コンフォートレイヤーをひっくり返すアニメーション

動画も撮影したので、よろしければご参考ください(4倍速・音声なし)。

なお、ファスナー部分は少し変わっていて、留め具がマグネット式になっています。

マグネット式の留め具

ファスナーを取り付けるときには、まずこの丸い留め具(マグネット式)を組み合わせます。

ファスナーの留め方

あとはゆっくりとファスナー引っ張るだけです。これはすごく簡単でした。

ファスナーを引く

こうした工夫は日常の些細な使い勝手が向上するので素晴らしいと思います。

上層(コンフォートレイヤー)と下層(アダプティブコア)は完全に分割可能です。

上層(コンフォートレイヤー)と下層(アダプティブコア)

コンフォートレイヤー(上層)のカバーも脱着可能です。

コンフォートレイヤーのカバー脱着

こちらがコンフォートレイヤーの芯材(ウレタンフォーム)です。

コンフォートレイヤーのウレタンフォーム

アダプティブコア(下層)のカバーも脱着が可能です。

アダプティブコア(下層)の裏面

しかし、ファスナーの取っ手が付いていなかったです。

裏面のファスナー

これは、購入した商品が単に不良品だっただけだと思いますが、もし同様の不良品に当たってしまった場合、クリップのパーツなどを引っかけることでなんとか代用はできます。

ファスナーに取っ手がない時の代案

とはいえ、コアラマットレスには10年保証が付いているので、この不良に当たった場合、カバーを交換してくれると思います。なるべく早めにカスタマーサービスにお問合せいただくことをおすすめします。

カバーの脱着

カバーを開けるとウレタンフォーム(アダプティブコア)が見えます。

アダプティブコアのウレタンフォーム

こちらが両方の芯材(ウレタンフォーム)とカバーです。

両方の芯材(ウレタンフォーム)とカバー

続いて、ウレタンフォームの様子を詳しく見ていきます。

まずはコンフォートレイヤー(上層)から。

コンフォートレイヤーのウレタンフォーム

厚さはこのくらい。

厚さのチェック

公表値どおり7cmの厚みが確認できました。

厚さの計測

なお、ふつう面とかため面では、色味が若干異なります。

コンフォートレイヤーの断面

白色(2.5cm)が「かため面」、ピンク(4.5cm)が「ふつう面」です。

白い層とピンクの層

なお「ふつう面」と「かため面」の反発性は同じ(反発弾性率37%)です。

↓「ふつう面」の感触

↓「かため面」の感触

続いて、下層のアダプティブコアです。

アダプティブコア

21個の大小の空洞が、体の荷重バランスに適応し、サポートします。

アダプティブコア

さらに、スリットが入っているので通気性も良好です。

アダプティブコアのスリット

厚さはこのくらい。

厚さ

公表値どおり15cmの厚みが確認できました。

厚さの計測

それにしても端の形状の歪みが大きく、あまりきれいではありません。

端の形状の歪み

この歪みは、ウレタンマットレスの耐久性を決める重要な項目の「密度」「復元率(コアラ公式では非公表)」の低さによるものと推測されます。

開封後72時間以上経過しても完全に形状が復元されず、結局、元に戻ることはありませんでした。

上層よりも下層が短くなっているウレタンフォーム

上の画像の通り、上層のコンフォートレイヤーは下層よりも高密度なウレタンフォームを使っているため、復元性の差によって、上層よりも下層が短くなってしまっています。

下層フォームは「荷重や衝撃を吸収・分散する」という大切な役割を担う場所です。それがこのような悪い状態というのは大きな懸念点を言わざるを得ません。

反発性のチェック

反発弾性率テスト

ウレタンマットレスでは、反発性の違いによって「低反発マットレス」「高反発マットレス」などと呼んだりします。

NEWコアラマットレスは、高反発マットレスと言えるような寝心地を感じました。

それぞれの特徴は以下の通りです。

低反発高反発
画像低反発フォーム高反発フォーム
特徴衝撃吸収性が優れ、静かな寝心地が実現できる体の動きに対する反発力があり、寝返りをサポートする

なお、反発性とは「押し返す力」のことで、反発弾性率によって以下の通りに分類されます。

反発弾性率ウレタン分類
15%未満低反発ウレタン
15~49%一般ウレタン
50%以上高弾性(高反発)ウレタン
反発弾性率とは?

素材が持つ反発性を測る数値。反発弾性率を調べる方法として、JISが定めるテスト方法(JIS K 6400-3)があり、簡単に言うと「高さ50cmから鉄球を落として、反発した高さと割ったのが反発弾性率」ということです。

NEWコアラマットレスの反発弾性率は?

マットレスを手で押す

NEWコアラマットレスの反発弾性率は公式によると「37%」とされています。

念のため、当サイトでもそれぞれの層の反発弾性率をテストしたところ、以下の結果になりました。

反発弾性率
上層・コンフォートレイヤー(ふつう面が上)48%
上層・コンフォートレイヤー(かため面が上)50%
下層・アダプティブコア42%

検証動画は以下の通りです。

↓上層・コンフォートレイヤー(ふつう面が上)

↓上層・コンフォートレイヤー(かため面が上)

↓下層・アダプティブコア

当サイトでの検証方法は完ぺきにJISと同じ機械や条件ではありませんが、他メーカーさんの公表値では近似値が出ている方法のため、大きなズレはないと思っています。

要するに、NEWコアラマットレスはかなり高い反発性(50%以上の反発弾性率は「高弾性」)がありで、実際に寝た印象としても、いわゆる高反発マットレスのような寝心地を感じました。

【詳細解説】NEWコアラマットレスの評価について

NEWコアラマットレス

この記事の冒頭で星付けして評価させていただいた以下のポイントをここでは詳しくご紹介します。

▼ NEWコアラマットレスの評価
ふつう面かため面
総合評価3.163.02
仰向き寝4.03.0
横向き寝4.03.0
端の沈み込み3.02.5
通気性3.5
寝返り4.0
底付きのなさ3.5
素材の品質2.5
耐久性3.0
衛生面4.0
取り扱いやすさ3.5
価格2.36

※目安は「3.50」以上が高評価です。

「かため面」の評価が低い理由

各項目の評価をご紹介する前に、NEWコアラマットレスの特徴であると同時に懸念点とも言える「硬さを変えられること」に対する筆者なりの見解を申し上げます。

NEWコアラマットレスではコンフォートレイヤーが表裏で「ふつう面」と「かため面」という異なる寝心地が得られる珍しい仕様になっています。

コンフォートレイヤーをひっくり返す

そして「かため面」を上層にすることで、表層から「硬(かため面)→柔(ふつう面)」という順番に入れ替わるのですが、この入れ替わりによって、硬さの変化というメリットよりも、寝姿勢が崩れやすくなるというデメリットが際立つようになります。

本当に「眠りの常識をひっくり返す」ことになっている

NEWコアラマットレスのキャッチコピーは「眠りの常識をひっくり返す」です。これはコンフォートレイヤーをひっくり返すことで寝心地が変えられることからきていると思うのですが、マットレス作りという点においても、悪い意味で常識をひっくり返すことになっているように思います。

本来、マットレスにおいては中間層は表層よりも硬くあるのが理想(これがマットレス作りでは一般的)で、体当たりをやわらかくして、沈み込んだらしっかりと寝姿勢を整えて荷重を支えるというのが寝心地の良いマットレスの条件と言われています。なお、寝具における人間工学やフランスベッドさんの三層構造などがこのようなコンセプトを提唱しています。

フランスベッドのマットレス
フランスベッドのマットレス(表面から綿→ハードウレタン→スプリング)という柔・硬・柔の3層構造

やわらかいマットレスは硬くしづらい

また、別の視点から言うと「やわらかいマットレスを硬く調節するのは困難」というマットレス業界の常識があります。

これは、硬めのトッパー(マットレスの上に敷いて寝心地を調節するもの)を使ったからと言って、下にあるマットレスの寝心地がやわらかい場合、寝姿勢を支えきれず、体が折れ曲がったり圧迫感を感じてしまうということです。

やわらかいマットレス+トッパー(硬め)硬いマットレス+トッパー(硬め)
やわらかいマットレス+トッパー(硬め)硬いマットレス+トッパー(硬め)

つまり、NEWコアラマットレスの最大の特徴である「硬さを変える」というコンセプトは、「かため面」を表にした時に中間層がやわらかくなることで、寝姿勢が整いにくいというデメリットが発生するのです。

さらに「かため面」は厚さ2cmという薄さのため、特に荷重が重い肩(背中)や臀部においては簡単に下層まで沈み込んでしまうことで、硬さの変化はそこまで感じられず、強いて言えば荷重が軽い脚元部分は多少硬くなったかな?と感じるくらいの微弱な変化レベルです。

また、荷重が重い部分(肩・背中・おしり)はより深く沈み込み、荷重が軽い部分(頭・脚)は持ち上がるような寝姿勢となるため、体が中央に折れ曲がるような感覚を覚えました(20Nほどの硬さの差なのでごく若干ではあるのですが)。

「かため面」を上にした時の体の沈み込み
「かため面」を上にした時の体の沈み込み

正直、「硬さを変えられる」というコンセプトであれば、コンフォートレイヤーをひっくり返すことで硬さを変えるのでなく、マットレス自体を両面仕様にして、表裏で寝心地を変えるのが構造的には理にかなっていると思います。

ただし、そのようなマットレスは他にもありますし(サータの人気モデル「i series ノーマルボックストップ」など)、価格が高くなり、さらに広告的なインパクトが薄れるので採用しなかったのかなと推測します。

以上のとおり、コンフォートレイヤーの向き(ふつう面・かたい面)によって、評価項目にある「仰向き寝」「横向き寝」「端の沈み込み」については、印象が変わるため、別々に評価付けをしました。

前置きが長くなってしまいましたが、以下より各評価項目における寝心地・使用感等の詳細をご紹介します。

1. 仰向き寝は?

仰向き寝

ココをチェック

仰向き寝は沈み込みが少なく接触面積が広いという特徴があるので、満遍なく荷重を受け止め、体圧を分散させることが重要です。また、寝返りに力が必要なので、寝返りサポート性も大切です。

なお、日本人の60%が仰向き寝と言われているので、最もオーソドックスな寝姿勢と言えます。

評価は、ふつう面「星4.0」・かたい面「星3.0」です。

「ふつう面」においては、素晴らしい寝心地に感じました。表層から滑らかに沈み込み、旧コアラマットレスよりも高い反発性により、グッと押し返してくれます。

結果的に寝姿勢が崩れることなく、ふんわりと雲の上で寝ているような寝心地が得られました。

一方、「かため面」は上記で書いたとおり、中間層がやわらかくなる(ふつう面が中間層に来る)ことで、背中や腰あたりの沈み込みが強くなり、逆に荷重が少ない脚部分が浮くため、全体的に背中を中心に沈み込むような感覚を受けました。(写真では伝わりづらいのですが。。)

ふつう面が上かため面が上
ふつう面が上かため面が上

とはいえ、これは「言われてみればそうかも」くらいに感じるレベル感なので、特に気にならない人もいると思います。

「かため面にしてなんか違和感を感じる」という人はふつう面に戻すことで、寝心地が改善されることもあるかと思います。

2. 横向き寝は?

横向き寝

ココをチェック

横向きの寝姿勢は肩や臀部の沈み込みが深くなることと、接触面積が少なく、荷重が集中しやすいため、底付きなどを感じやすいという特徴があります。

つまり、深く沈み込んでも無理のない寝姿勢になることと、荷重による圧迫・底付きを感じないようなクッション性が大切です。また、不安定な寝姿勢でもあるので、揺れ過ぎないような寝姿勢保持性能もポイントです。

評価は、ふつう面「星4.0」・かため面「星3.0」です。

ふつう面においては、コンフォートレイヤーの比較的やわらかめ(80N・100N)なことと、下層のアダプティブコアのゾーニング(空洞)によって、しっかりと寝姿勢がサポートされ、安定感がある寝心地が得られました。

かため面ににおいては、中間層(ふつう面)が揺れやすく、不安定な寝姿勢になりやすい横向きではその不安定さが強めに感じます。

ふつう面が上かため面が上
ふつう面が上かため面が上

上の写真はまったく同じ姿勢・場所で寝ていないので、あくまで参考程度にしていただきたいのですが、「かため面が上」の方が折り曲がるような寝姿勢になるように感じました。

3. 端の沈み込みは?

端の沈み込み

ココをチェック

一般的にマットレスの端部分はそれ以上荷重を分散できないので落ち込みやすいです。端部分の落ち込みが少ないマットレスは全面を目いっぱいに使えるので、それだけで使用感が良いものになります。

なお、高級モデルなどでは落ち込みを解消するように端部分にワイヤーを入れたり、コイルを硬めにしたりすることもあります。

評価は、ふつう面「星3.0」・かため面「星2.5」です。

マットレス外周を特に強化したような仕様ではないので、座るなどの荷重が集中する姿勢では、深く沈み込みます。とはいえ、底付きは感じません。

しかし、上層と下層が分離していることで、荷重や衝撃の吸収がなめらかに下層と連携できていないせいか、寝返り時にはマットレスから体が落ちそうになる不安定さを感じました。

端部分は不安定さを感じる
端部分は不安定さを感じる

また「かため面」の評価が悪いのは、中間層に「ふつう面」(最も柔らかい層)が来ることで、横揺れしやすく、寝返りなどの横への動きをサポートしきれず、より端部分に不安定さを感じたからです。

4. 寝返りのしやすさは?

寝返り

ココをチェック

クッション材や詰め物で使われている反発性によって、体の動きやすさが変わってきます。少ない力で寝返りを打てた方がストレスは感じにくいですが、寝返りがしやすい=良い寝心地とは限りません。

寝返りの大変さにストレスを感じている人は高反発タイプなどの寝返りしやすいマットレスが良いですが、寝返りが多すぎることで中途覚醒が多い人は、逆に寝返りの回数を抑えるような低反発タイプを選ぶと良いでしょう。

評価は「星4.0」。

当サイトによる計測では反発弾性率の最大値はおよそ50%で、高い反発性を持っています。

さらに、積層タイプ(3層構造)のウレタンフォームならではの反発力が掛け合わされるような反発性もあり、実際は反発弾性率50%以上(筆者の感覚だと60%くらい)の高い寝返りサポート性が体感できました。

5. 通気性は?

通気構造

ココをチェック

睡眠中は汗や体温を放出するので、蒸れやすいマットレスはストレスを感じることも。メッシュ生地や、側面から排気できる構造など、通気性に工夫があるかどうかをチェックします。

評価は「星3.5」。

芯材のウレタンフォームはもともと通気性があまり良くないため、蒸れやすい素材と言えます。

しかし、本商品は上層でクラウドセルという通気性が良いウレタンフォームを採用し、下層の空洞で排気するという睡眠中の湿気を外に逃がしやすい工夫された仕様となっています。

実際に寝てみた感想としても、蒸れや暑さに大きなストレスはありませんでした。

6. 耐久性は?

耐久性

ココをチェック

密度や耐久試験(復元率)をベースにチェックします。また両面仕様で表裏のローテーションが可能な商品は加点します。一方、詰め物が多い商品は減点します(詰め物で多く使われてる綿やウレタンフォームはクッション材よりも早くヘタリやすいため)。

評価は「星3.0」。

ウレタンマットレスの耐久性を知るには「密度」と「復元率」という情報が必要です。

本商品の密度と復元率は以下の通りです。

密度復元率
上層:50D
下層:30D
非公表

芯材のウレタンフォームの密度・復元率が高くなればなるほど耐久性は高くなります。(密度・復元率についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています)

NEWコアラマットレスの密度は上層と下層で異なります。

上層(コンフォートレイヤー)の50Dはなかなか高い数値で10年以上は持つレベルです。

コンフォート層の品質表示ラベル
コンフォートレイヤーのウレタンフォーム密度

問題は下層の30Dという密度です。

下層のウレタンフォームの密度
アダプティブコア(下層)のウレタンフォームの密度

30D程度の密度は、1万円台以下の激安マットレスでも採用されることが多いレベルで、耐久年数としては5~8年程度と言われています。

また、NEWコアラマットレスは復元率が非公表です(本来、復元率は品質表示法により、表示しなければならない情報です)。

特に下層における形状の劣悪さなどを考えると、おそらく復元率はかなり低いレベルなのではないかと推測されます。

以上のことを考えると、上層は良くても、下層がかなり不安な仕様なため、マットレス全体としては中程度(1万円台で買えるウレタンマットレスと同程度)と評価します。

7. 素材の品質は?

ウレタンフォームの歪み

ココをチェック

ここでは工場レベルの品質管理レベルをチェック。いくら素材のスペックが良いからと言って作りが粗雑だと良質な寝心地・使用感を得られません。

ウレタンフォームの品質の良し悪しは「形成のきれいさ」に現れます。歪みが大きいと(素材が持つ本来の性能が発揮されにくいという点で)寝心地やヘタリにも影響があるので、歪みがなく、ピシッときれいな形状が望ましいです。

評価は「星2.5」。

ウレタンマットレスの品質管理レベルが悪いと以下のような状態になってしまうこともあります。

  • 裁断面が汚い(ギザギザなど)
  • 欠けがある
  • ブロックの高さが違う
  • ゾーニング(NEWコアラマットレスでいうと下層の空洞)の位置がズレている など

NEWコアラマットレスにおいては上記のような生産レベルでの品質に大きな問題は見られませんでした。

しかし、すぐ上でご紹介したとおり、下層(アダプティブコア)の仕様が悪く、結果的に端部分に大きな歪みができてしまっています。

アダプティブコアの歪み

床面に設置する底辺においても歪みと反り返りが見られました。

端の反り返り

下層は「荷重分散・衝撃吸収」というマットレスの重要な役割を担うところです。家で例えると基礎(土台)のようなもので、基礎がしっかりしていないところにいくら良質なものを乗せても(建てても)耐久面に不安が出るのは想像がつくと思います。

8. 衛生面は?

カバーとウレタンフォーム

ココをチェック

抗菌防臭や防ダニなどの加工の有無やそのレベルなど、衛生面に工夫があるかどうかをチェックします。

評価は「星3.5」。

NEWコアラマットレスのすべてのフォームには抗菌加工が施されています。

さらに、Certi-PURという検査を通過していて、有害な化学物質が使用されていないことが確認されてます。

ただし、体に最も近いカバーには抗菌防臭等の衛生加工は施されていません。

9. 価格は?

NEWコアラマットレス

ココをチェック

絶対的な価格と、マットレス市場の全体的な相場からチェックします。価格に応じた寝心地が実現されているかも大切なポイントで、総合評価へつながります。

評価は「星2.36」。

シングルサイズで82,000円という価格は、マットレス市場全体から考えると「なかなか高いレベル」の価格帯です。

復元率が非公表なことや、下層フォームの品質面を考え場合、仕様×価格のコストパフォーマンスは良いとは言いづらいです。

口コミ・評判のまとめ

NEWコアラマットレス

NEWコアラマットレスの口コミをまとめると以下のような意見が見られました。(公式サイトにて確認)

良い口コミ悪い口コミ
  • 睡眠の質が良くなった
  • 振動が伝わらない
  • 重量が軽い
  • 腰が痛い
  • 沈み込む
  • ウレタン臭がきつい

口コミに関する解説

公式サイトにおける口コミ全体は5点満点で4.7の高評価です。(記事公開時点)

寝心地の良さ」という点に評価されている人が特に多い印象です。たしかにNEWコアラマットレスの「ふつう面」においては、沈み込んでいくと寝姿勢が整いながらグッと押し返す反発力から、ふんわりと雲の上に寝ているような良質な寝心地が得られました。

一方、「沈み込むことによって腰が痛い」という口コミもありました。マットレスと体の痛みの関係は、人それぞれの体型や慣れなどの問題もあり、なかなか判断が難しいです。

ただ、筆者が想像するにこの口コミのユーザーさんは「かため面」を上にしていたのかな?と思います。当サイトでの体験中でも「かため面」においては体が変に曲がってしまい、局所的に沈み込み過ぎてしまう感覚があったため、腰や背中部分に違和感を感じました。

振動が伝わりづらい」という静かな寝心地を評価されているユーザーさんも多い印象です。これはコアラマットレスがずっと売りにしているゼロディスターバンス技術による寝心地でしょう。ただし、ウレタンマットレス全般、似たような衝撃吸収性が得られるので、コアラマットレスの突出した性能とは言い切れません。

腰痛・肩こり等については、良くなったという意見が多かったですが、マットレスが体に合わず、逆に痛くなったという意見も少なからずあります。

なお「他のマットレスより軽い」という評価も見られました。しかし、重量の評価には要注意です。

移動のしやすさを考えてマットレスを探している人にとって、軽量であることは大切かもしれません。

このユーザーさんも良い評価として「軽さ」を挙げているのですが、実はウレタンマットレスにおいては軽量であればあるほどヘタリやすいのです。

これは密度が原因です。基本的に高密度であればあるほど耐久性が高くなる分、重量は重くなります。言い換えれば軽量なウレタンマットレスほど低密度で耐久性が貧弱なことがほとんどです。

実際、NEWコアラマットレスのコンフォートレイヤー(上層)は50Dという高密度仕様のため、ずっしりとした重みがあり、一方、アダプティブコア(下層)は30Dという仕様のため、体積のわりに軽く感じます。

上層下層
画像コンフォートレイヤーアダプティブコア
密度50D30D
厚さ7cm15cm
重さ7.2kg9.25kg

以上のとおり、下層は上層よりも体積(厚さ)は2倍以上あるのに、重さにそこまで差がないというのは、密度が低いことが主な原因なのです。

なお、「ウレタン臭がきつい」という点は、今回届いた商品ではそこまで気になりませんでした。(もっと臭い商品はたくさんあります)

>>>公式サイトで口コミを見る

似ている商品との比較

NEWコアラマットレスのように「硬さが変えられるウレタンマットレス」という商品は見当たらないのですが「多層構造のウレタンマットレス」でなるべく近い仕様の商品と比較します。

商品(メーカー)①コアラマットレス②エマ・マットレス③オアシスマットレス
画像NEWコアラマットレスエマ・マットレスオアシスマットレス
厚さ23cm25cm20cm
硬さふつう・硬めふつうやや柔らかめ
反発弾性率37%約60%
(当サイト調べ)
12%(1層目)
60%(2層目)
45%(3層目)
重量約19.5kg約21kg約15.5kg
密度50D(上層)
30D(下層)
43D
(推定)
45D(1-2層目)
32D(3層目)
復元率非公表96%99%
サイズS~QS~KS~Q
保証期間10年5年
返品保証120日100日3週間
価格
(Sサイズ)
82,000円50,000円42,000円
リンク商品リンク商品リンク商品リンク

②はドイツ発のマットレス「エマ・マットレス」です。世界中で200万人以上が愛用し、各国のアワード(表彰)を数々獲得しています。空洞がある3層構造のウレタンフォームにより、高い反発性と豊かなクッション性がある寝心地が特長。

エマ・マットレスの3層ウレタンフォーム
エマ・マットレスの3層ウレタンフォーム

特殊なゾーニング構造は横向き寝にも最適です。また、無料お試し期間の条件がシンプルなので、最も気軽に試せる点が魅力。

③は愛知県に本社がある寝具メーカー「株式会社篠原化学」が展開する「快眠タイムズ」のオリジナルマットレスです。低反発+高反発のリッチな多層構造タイプで、仕様・品質とも良質(高密度×復元率99%)なのに、4万円台から買える抜群のコストパフォーマンスが魅力。

オアシスマットレスの3層ウレタンフォーム
オアシスマットレスの3層ウレタンフォーム

返金保証(無料お試し期間)の条件が他に比べて厳しめではあるのですが、多くの人に合いやすい寝心地だと思います。

サイズと価格

NEWコアラマットレスのサイズ展開と価格は下記の通りです。

サイズ横幅価格(税込)シーン
シングル97cm82,000円1人でぴったり
セミダブル120cm92,000円1人でゆったり
ダブル140cm107,000円2人でぴったり
クイーン160cm117,000円2人でゆったり

コアラマットレスは二人で眠る目的で購入されることが多いため、ダブルサイズが人気ですが、筆者としては二人で寝るならクイーンサイズをおすすめします。

1人の人間が熟睡できる最低幅が70cmと言われていて、ダブルサイズとは「最低幅×2人分=140cm」から由来しているサイズ名称です。

しかし、睡眠中は寝返りを打ったり姿勢も変化していくため、二人で眠るにはダブルサイズでは窮屈に感じる場合もあります。

部屋と予算に余裕があるようでしたらクイーンサイズがおすすめです。

NEWコアラマットレスはどこで買うのがお得?

NEWコアラマットレス

NEWコアラマットレスは基本的に公式サイトのみ購入が可能です。※旧コアラマットレスはAmazonで一部販売されています

メルマガ登録するとセール情報なども教えてくれるので、気になっている方はまずはメルマガ登録してみてはいかがでしょうか。

コアラマットレス(公式)

本レビューのまとめ

NEWコアラマットレス

いかかがでしたでしょうか。

NEWコアラマットレスについてご紹介させていただきました。

コアラマットレスはSNS等のメディアでも多く話題になっていて、最近TVCMまで放映される「今、最も勢いがあるマットレス」と言っても過言ではありません。

他のメーカーさんでもコアラマットレスを意識されていることが多く、業界内でも存在感が強まっている印象です。

今回はそんな人気のコアラマットレスがフルモデルチェンジしたということで早速商品を購入し、検証させていただきました。

しかし、残念な点が多々見つかり、正直、旧モデル(2代目)よりもコストパフォーマンスは落ちたと思います。

「眠りの常識をひっくり返す」というコンフォートレイヤーによる硬さ調節機能は、マットレスとしての基本的な構造を崩すこととなり、かため面での寝心地には少し違和感を覚えました(ふつう面の寝心地は良好です)。

さらに、なんといってもボトム層(アダプティブコア)のウレタンフォームの品質の悪さが大きな懸念点です。

もともとコアラマットレスは密度・復元率など、耐久性に関する情報を公にしてこなかったこともあり、品質面を大きなセールスポイントにはしていないのですが、それでも旧モデル(2代目)と比べてNEWモデルのウレタンフォーム(特に下層)の品質は落ちているように思います。

旧コアラ(2代目)NEWコアラ
2代目のウレタンフォームNEWコアラマットレスのウレタンフォーム

マットレスは長い時間使い続けるものです。

旧モデルより1万円ほど値上がりしたので、素材のグレードも高くなっていたら良かったのですが、8万円台のマットレスとしては疑問が残る形となってしまいました。旧モデルのバランス感が優れていただけに残念です。

とはいえ、こうした新しい発想は新興マットレスメーカーだからこそのチャレンジですし、話題性も高まり寝具業界をより活発にしてくれるのがコアラマットレスの魅力だったりします。

NEWコアラマットレスとぬいぐるみ

すでにお伝えしたとおり、今ではコアラマットレスを真似したような商品が市場に多く濫立してきいました。そうした意味でもマットレス業界の新たなリーディングカンパニーとして目を離せないメーカーと言えるでしょう。

また、今回の新モデル「NEWコアラマットレス」では高い評価を付けられませんでしたが、これはあくまで当サイト基準での評価で、寝心地に満足しているユーザーも多くいらっしゃいます(公式サイトでの口コミは4.7の超高評価です)。

コアラマットレスでは120間の無料トライアル期間があるので、寝心地が気になる方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

公式サイトで見る

その他のコアラ商品

コアラマットレスのほかにコアラスリープが販売している商品は以下の通りです。

その他コアラ商品

  1. コアラベッドフレーム
  2. コアラファブリックベッドフレーム
  3. コアラピロー(枕)
  4. コアラ掛け布団
  5. ウルトラライト掛け布団
  6. オールシーズンユーカリベッドリネン
  7. ベッドサイドテーブル
  8. コアラソファー
  9. コアラソファーベッド
  10. コアラダイニングテーブル・チェア
  11. リラックスチェア(&フットレスト)
  12. コーヒーテーブル
  13. コアラワークチェア&デスク

1. コアラベッドフレーム

ベッドフレーム

コアラマットレスの公式ベッドフレーム「コアラベッドフレーム」についてご紹介します。

シンプルな見た目

ベッドフレーム

シンプルな見た目と色合いでどんな部屋にも合わせやすいデザインです。

本国オートラリアではグッドデザイン賞を受賞したとのことです。

ネジ不要の組立簡単

このベッドフレームの最大の特徴は「組立の簡単さ」です。

ネジを使っていないのでバラしても強度が弱まりにくいです。

移動や引っ越しもOKなので長期間の使用に耐えられます。

通気性が良い

ベッドフレームすのこ部分

マットレスを乗せる部分は通気口があるため、空気が流れます。

睡眠中は大量に汗をかくので、通気口があるベッドフレームの方がマットレスがカビにくく清潔に保てます。

2. コアラファブリックベッドフレーム

上の木製フレームに加えて新しくファブリックタイプのフレームもできました。ヘッドボードはクッション性が高いのでベッド上でリラックスしたい人にもおすすめです。

3. コアラピロー(枕)

ピロー

ピロー(枕)もあります。その名も「コアラ・ピロー」。

2018年12月に数量限定で販売しましたが、あっという間に完売してしまいました。
現在は仕様を再検討して販売再開を計画しているとのことです。

2019年12月4日より、再販売が開始されました。

中身がジェル系の低反発素材でできた枕です。

モチっとした感触で頭の形にフィットしやすくしつつ、ジェル素材に空洞が開いているため通気性も確保できる機能性があります。

ゾーニング仕様

淵部分が硬めになっているので、首をしっかりサポートできます。頭のポジションも安定しそうです。

表と裏で硬さが違う

オーストラリア本国のコアラ・ピローは表裏で硬さが違います。

硬さが違うことで頭の沈み方が変わり、仰向き寝や横向き寝などの寝姿勢の違いに対応できるのです。

過去の体験会レポートでも詳しく取り上げているので、興味があったらご確認ください。

追加情報(2020年3月)

日本向けの製品では表と裏の硬さは同じ仕様になっています。再販売するにあたり、モニター調査を行った結果、裏表の硬さがそこまで重要な商品ポイントでない事と、新モデルの硬さの方が丁度良いという評価を受けたそうです。従って現在販売しているピローは「日本人の好みの硬さに更新した」と言えます。

4. コアラ掛け布団

クラスターフロスト®という独自技術で作られたポリエスエル製の詰め物を使用。ダウンやフェザーなどの動物由来の素材を使わずに雲のようなふわふわな感触が楽しめます。

5. ウルトラライト掛け布団

夏などの暑い季節用の掛け布団。こちらもクラスターフロスト®の詰め物が使われています。家庭洗濯も可能です。

6. オールシーズンユーカリベッドリネン

ユーカリ由来の肌触りがやさしい「テンセル™リヨセル繊維」を使用。カラーバリエーションも4色から選べる点も魅力です。布団カバーセット(掛け布団カバー+ピローカバー)と、ボックスシーツ単品、ピローカバー2枚セットから選べます。

7. ベッドサイドテーブル

ケーブルボックスのような機能性があり、散らかりやすい配線まわりをきれいさっぱりと整頓しやすいサイドテーブルです。完成品で届くので組立不要な点もメリット。

8. コアラソファー

コアラマットレス同様、クッション材はウレタンフォームを使用しています(マットレスとソファーのウレタンの仕様は異なります)。

サイズは2.5人用のみで、オットマン(スツール)も選べます。

価格(税込)は以下の通りです。

  • ソファー(2.5人用):90,000円
  • オットマン:25,000円

2.5人用のウレタンソファーにしては価格は高めですが、こちらも120日の無料お試し期間がついてるので、気になった方はぜひお試しください。

9. コアラソファーベッド

折りたたまれた座面を伸ばしてベッドにするタイプ。ソファーとしては3名掛けの大きさです。

ベッドとしては横幅が154cmなので、ワイドダブル(ダブルとクイーンの間)サイズです。縦幅はおよそ193cmなので、ほぼほぼ日本規格のマットレスの縦幅と同じ長さです。

10. コアラダイニングテーブル・チェア

天然木アッシュ材を主に使用した温かみがあるテーブルと、背もたれが高めのハイバックデザインのチェア。

全体的に角に丸みを持たせたデザインでお子様がいるご家庭でも安心して使えるでしょう。

11. リラックスチェア(&フットレスト)

リビングなどでゆったりとした時間が過ごせる一人用のリラックスチェア。脚を乗せることができるフットレスト(オットマン)を付けることもできます。

こちらも120日の無料お試し期間がついています。

12. コーヒーテーブル

天然木オーク材を使用したナチュラルな雰囲気のコーヒーテーブル。棚付きなのでちょっとした物が置けて便利です。

13. コアラワークチェア&デスク

組立が簡単なので、コンパクトなワークスペースが簡単に実現できるデスク&チェア。リモートワークなどにもおすすめです。

体験会レポート&最新の体験会情報

コアラマットレスの体験会

コアラマットレスは定期的にイベントを開催しています。

今のところ今後の開催予定は未定ですが、一カ月に一度くらい体験会を開催しているので、タイミングが合えばぜひ行ってみると良いと思います。

>>>最新の体験会情報はこちら

今まで筆者がお伺いした体験会のレポートを下記にまとめていますのでよければご参考ください。

コアラマットレスのぬいぐるみ

この記事の上(体験レビュー)でもご紹介しましたが、コアラマットレスを買うと、お届け時の段ボールの中にコアラのぬいぐるみが入っている場合があります。

必ずしも入っているのではなく、時期によってはぬいぐるみが生産終了していることもあるので、ご注意ください。

なお、コアラのぬいぐるみは、初代から少しだけデザインが変わったようで、最新のぬいぐるみのほうがやさしい表情をしています(前回までのぬいるぐるみのどこか怖さを感じる表情の方が個人的には好きでした 笑)

旧コアラマットレスに入っていたぬいぐるみ
旧コアラマットレスに入っていたぬいぐるみ
NEWコアラマットレスに入っていたぬいぐるみ
NEWコアラマットレスに入っていたぬいぐるみ(耳の大きさがや目の表情が少し違う)

なお、余談ですがオーストラリア本国のコアラスリープはソファーも販売していて、ソファーを買うとウミガメのぬいぐるみがついてくるそうです。

コアラソファー(オーストラリア仕様)
コアラソファー(オーストラリア仕様)
ノベルティのウミガメ
ノベルティのウミガメ

コアラマットレスを買うとコアラが救われる

コアラマットレスはWWF(世界自然保護基金)とパートナーシップを結んでいて、売り上げの一部はコアラの保護にあてられています。コアラマットレスを購入すると、コアラが一匹救われるのです。

購入後「コアラサポーター認定書」がメールで送られてきます。

コアラサポーター認定書(表)
コアラサポーター認定書(表)

今やコアラは絶滅危惧種に認定されてしまっています。マットレスの購入がそうした状況の改善に役立つというのは素晴らしいことだと思います。

このことを、コアラマットレスでは「コアラの養子縁組」と呼んでいます。

まとめ

NEWコアラマットレス

いかがでしたでしょうか。

最新モデル「NEWコアラマットレス」の特徴および体験レビューと、その他コアラ関連商品についてご紹介させていただきました。

NEWコアラマットレスは「硬さを変えられる」という点が大きな特徴で、自分の好きな寝心地がわからない人にとって安心して買えることは大きなメリットとも言えます。

しかし、層構造の硬さの順番を変えてしまうことで、「かたい面」では若干ながら寝姿勢に無理を感じ、さらに下層フォーム(アダプティブコア)の品質・耐久面に懸念点が見つかり、正直、旧モデルよりもおすすめしにくいマットレスに変更されたと感じます。

とはいえ、当サイトでもまだ数週間しか使っていないので、実際の耐久性などは紹介できませんし、そもそも使う人や環境によってマットレスの耐久性は変わってきます。

コアラマットレスでは10年保証(マットレスに2.5cm以上のヘタリが出たら適用)があるため、まずは使ってみてヘタリが気になったら保証の相談をできる点はメリットです。

また、なんといっても120日の無料トライアル期間があるので、当サイトで気になった「かため面の寝心地」など、気軽に試して判断することができます。

最後に、コアラマットレスが日本に上陸してから寝具業界が活発になってきたと思います。今までにない新しい試みや、宣伝手法(SNS等を活用したり、振動の伝わりやすさを上手にアピールしたり等)は、素晴らしいアイデアで、きっと多くの優秀な社員の方が集まっているでしょう。

「これからもコアラマットレスの動きから目を離せないな」と今回の新商品を体験させていただき、改めて感じました。またリニューアル等された際に購入し、この記事を更新させていただこうと思っております。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

コアラ公式はこちら