【体験レビュー】コアラふんわりピローの寝心地と特徴を徹底解説

この記事では「コアラふんわりピロー」をご紹介します。

実際に体験し、検証した内容をもとに、率直な感想をまとめました。ぜひご参考にしてくださいね。

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メーカーの「コアラ®」とは

コアラ®は2015年にオーストラリアで創業した寝具メーカーです。代表商品のコアラマットレスは、販売開始後あっという間にオーストラリアのマットレス市場において最高評価を得るまでに成長し、2017年10月に日本市場へ参入しました。

コアラふんわりピローの特徴

1. ふんわり

ふんわりピローはシリコン綿という羽毛に似せた化学繊維を使用した、まさに「ふんわり」とした感触をしています。シリコン綿は、一般的な綿と比べて、弾力性が高いことも特徴です。

2. 選べる寝心地

カバー内部の片面にゲルフォーム（ゲル粒子入りのウレタンフォーム）が入っていて、表と裏で寝心地が異なります。

ゲルフォーム側の方がやや硬めで、ゲルフォームなし側はやわらかめなので、お好みによって調節できることが魅力です。

【体験レビュー】コアラふんわりピローを実際に試してみた

開梱・設置

段ボールで届きます。

裏面はこちら。

「tired? there's a napp for that.」と書かれています。

「疲れた？お昼寝しよう」という意味らしいです。※「お昼寝」は本来「nap」ですが、「napp」にしているのはオーストラリアらしい遊び心からだそうです

箱を開けてみます。

中身はピロー本体だけです。

なお、この化粧箱には「仕掛け」があります。

その仕掛けとはなんとオルゴール。

箱を開けると「きらきらぼし」のオルゴールが流れ始めるのです。

詳しくは以下の動画をご参考ください（音あり）。

この動画のとおり、最初に「ギコギコ」とオルゴールを巻く音も流れてくるのがかわいいです。演奏が終わるとまた「ギコギコ」となってリピートされます。（本当にギコギコと巻いてるわけではありません）

箱のふたを閉めるとオルゴールは停止します。

ちなみに、このオルゴールは明るさによってON・OFFが制御されていると思うのですが、段ボールを折りたたんだ時にもずっと流れていました。

箱を折りたたんで捨てようとしましたが、ずっと演奏が流れ続けていたので、オルゴールにハサミを入れて切りました。

外観のチェック

カバーには、吸湿性に優れたテンセル™リヨセル繊維を38%配合したキルティング生地を使用し、余分な熱を外に放出します。

こちらも伸縮性が高めなので、頭へのフィット感があります。

クッション材にはシリコン綿（シリコン加工されたマイクロファイバー）を大量に使用しているので、まさに「ふんわり」とした感触です。

内部構造

ふんわりピローはカバーが外せない仕様ですが、中身（クッション材）を詳しく見るためにハサミで切りました。

こちらがクッション材のシリコン綿です。

「これでもか」というくらい大量に詰まっています。

シリコン綿は、羽毛に似せた化学繊維として開発されたので、感触も羽毛に近く、一般的な綿と比べて、弾力性が高いことが特徴です。

つまり、荷重に応じて押し返すような力が働くので、「もっちり・ふんわり」した寝心地になるのです。

なお、カバー裏地の片面にはゲルウレタンフォーム（青）が貼られています。

ゲル粒子は、熱吸収性があるので蒸れにくいです。

表裏はタグで判別可能です。以下のとおり、「グレーの雲（1つ）」の面がゲルフォームです。

一方、「白い雲（2つ）」がゲルフォームなしの面です。

なお、ゲルフォーム面に寝た方が少しだけ硬めなので、よりふんわり柔らかい寝心地が好きならゲルフォームなし面（白い雲2つ）を上にして硬さを微調節できます。

モデル	ゲルフォーム面	ゲルフォーム無し面
画像
熱吸収性	〇	×
硬さ	かため	やわらかめ

ふんわりピローの洗濯表示は以下のとおりです。（洗濯NGです）

コアラふんわりピローの寝心地

仰向き

さすが「ふんわりピロー」と名付けられているだけあって、まさにふんわりした寝心地です。

やわらかいですが、弾力もあり、思ったよりも沈み込みすぎず、エアリーな印象を受けました。

通気性も良く、蒸れも感じません。

横向き

弾力がある分、ホールド（固定）感はあまりなく、横向きでは少し不安定さを感じました。すごくストレスがあるレベルではありませんが、どちらかというと仰向き寝中心の人に合いやすいように思います。

硬さと反発性

ふんわりピローのクッション材で使われているシリコン綿は弾力があり、さらに複雑に繊維が絡まりあっているため、多方向へ反発することで寝返りのしやすさにつながります。

リフレッシュピローとの違いは？

コアラふんわりピローと同時期に発売したのがコアラリフレッシュピローです。

2商品の主な違いは以下のとおりです。

モデル	コアラふんわりピロー	コアラリフレッシュピロー
画像
芯材	シリコン綿	低反発ウレタンフォーム
寝心地	ふんわり	もっちり
温度調節機能	ゲル粒子	ゲル＋PCMマイクロカプセル
高さ	高め	低め
大きさ	やや小さめ	やや大きめ
耐久性	△	〇
価格	12,500円	16,000円

1. 芯材（寝心地・耐久性）

モデル	コアラふんわりピロー	コアラリフレッシュピロー
画像
芯材	シリコン綿	低反発ウレタンフォーム
寝心地	ふんわり	もっちり
耐久性	△	〇

ふんわりピローはシリコン綿によって、羽毛のようなふんわりした感触です。一方、リフレッシュピローは低反発ウレタンフォームを使用したもっちりとした感触をしています。

また、リフレッシュピローの方が耐久性は高いと考えられます。

ふんわりピローで使われている綿（わた）はウレタンフォームに比べてヘタリやすいので、使っていくうちに押しつぶされます。

とはいえ、ふんわりピローの綿はシリコン加工されているため、一般的な綿よりも耐久性が高いので、寝心地が変わりにくいでしょう。

2. 温度調節機能

モデル	コアラふんわりピロー	コアラリフレッシュピロー
画像
温度調節機能	ゲル粒子	ゲル＋PCMマイクロカプセル

コアラふんわりピローの温度調節機能はゲル粒子によるものですが、リフレッシュピローではゲルに加えてPCMマイクロカプセルという調温素材が使われています。

よって、リフレッシュピローの方が温度調節機能が優れていると言えるでしょう。

3. 大きさと高さ

公式サイトによると、両方のサイズは同じ（63 x 41 x 11cm）とされているのですが、上の画像のとおり、リフレッシュピローの方が一回り大きいです。寝相が悪い人は大きめの枕の方がおすすめです。

また、高さはふんわりピローの方が高いです。

基本的に枕は低いほどがやわらかいマットレスに合います。（やわらかいマットレスは体が深く沈み込むので、枕は低い方が合います）

なお、コアラマットレスシリーズは中間的な硬さなので、どちらの枕でも合わせやすいと思います。

4. 価格

モデル	コアラふんわりピロー	コアラリフレッシュピロー
画像
価格	12,500円	16,000円

リフレッシュピローの方が高価です。機能性が高いことが理由でしょう。

まとめ

以上、コアラふんわりピローをご紹介しました。

芯材にシリコン綿を大量に使用したまくらです。シリコン綿は羽毛に似せて作った化学繊維で、まさに羽毛のようなふんわり感が最大の特徴です。

シリコン綿は反発力が高い素材なので、寝返りなどの動きがスムーズに感じられました。

安定感の高さは他モデルのリフレッシュピロー（低反発ウレタンフォーム）の方が優れていると思いますが、「ふんわり・軽やかな寝心地が好き」という人にコアラふんわりピローの方が合うでしょう。

なお、コアラ®ではピローも120日のトライアル付きなので、少しでも気になったらぜひ試してみてくださいね。（「まくら難民」などという言葉もあるので、お試し期間付きのまくらというだけでも魅力的ですね）

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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