国産なのに低価格な脚付きマットレス
この記事では源ベッド「夜香(やこう)脚付きマットレス」をご紹介します。
なお、今回はメーカーさんから体験レビュー用に商品をご提供いただきました。> PRポリシーについて
実際の体験・検証・調査を踏まえて、良いところだけでなく、悪いと思ったところも素直に書いているので、ぜひご参考くださいね。
当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。一般的な家の雰囲気と異なるのはそのためです。
この記事を書いた人
目次
夜香(やこう)脚付きマットレスの基本情報
メーカー | 源ベッド(株式会社チヨダコーポレーション) |
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サイズ | セミシングル~セミダブル ※ショート丈あり |
クッション材 | ポケットコイル ※圧縮梱包 |
カラー | ホワイト |
価格 | 42,990円~ |
生産 | 日本(フレームは中国) |
保証期間 | 1年(公式サイトのみ3年) |
源ベッドのマットレスシリーズは以下の記事で詳しくご紹介しています。
【総評】寝心地は文句なしの素晴らしさ!(あとはフレームの価値をどう考えるか)
夜香 脚付きマットレスは、同社で人気のポケットコイルマットレス「夜香ハイグレード2」に脚(フレーム)を付けた商品です。
夜香 脚付きマットレス | 夜香ハイグレード2 |
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つまり、寝心地はほとんど夜香ハイグレード2と同じです。
夜香ハイグレード2は、スプリングから国内の自社工場で作り上げる純国産のポケットコイルマットレスで、コストパフォーマンスが非常に高く、当サイトからも多くの人に選ばれてきた人気商品です。
よって、マットレスの寝心地や品質に関しては心配しなくて大丈夫です。とくにしっかりした寝心地が好きな人には満足いただけると思います。
なお、脚付きマットレスというジャンルは、安価な商品が多いですが、そのほとんどは微妙な寝心地です。別の言い方をすると、本商品レベルの寝心地・品質が得られる脚付きマットレスは他にはなかなか見当たりません。
構造は「すのこフレーム」にマットレスを乗せただけ
とはいえ、懸念点(というかツッコミどころ)もあります。
それは「脚付きマットレス」という名称ですが、すのこフレームにマットレスを乗せた構造になっていることです。
なお、他のメーカーの脚付きマットレスでも同じ構造が多く、本商品特有の懸念点ではありません。
本来、脚付きマットレスという商品は、マットレスに脚をくっつけるだけでの「組立簡単・シンプル設計」が最大の特徴でした。
よって、従来の脚付きマットレスは、マットレス内部に木枠が入っています。
しかし、最近では運送費の高騰から、マットレスの圧縮梱包が基本になったことで、圧縮マットレスの内部に木枠を入れることが不可能になりました。
結果的に苦肉の策で、すのこフレームを別に用意(組立)し、その上にマットレスを乗せ、フレームごとカバーを覆うことで、なんとか脚付きマットレスとしての見た目をキープしているのです。
要するに、すのこベッド(単品)にマットレス(単品)を乗せているのとほとんど変わらないのです。
となると、気にすべきはベッドフレーム(すのこフレーム)の価値でしょう。
サイズ | ①脚付きマットレス | ②夜香ハイグレード2単品 | すのこフレーム価格(①-②) |
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セミシングル(ショート) | 42,990円 | 31,990円 | 約11,000円 |
シングル(ショート) | 47,990円 | 32,990円 | 約15,000円 |
シングル | 48,990円 | 33,990円 | 約15,000円 |
セミダブル | 62,990円 | 40,990円 | 約22,000円 |
※脚付きマットレスと夜香ハイグレード2では、マットレス内の詰め物の仕様が少し異なります
以上のとおり、シングルサイズの場合、すのこフレームの価値(価格)は約15,000円とお考えください。
「夜香ハイグレード2+フレーム単品」という選択肢もある
脚付きマットレスというジャンルにこだわりがない人は、「夜香ハイグレード2(単品)+すのこベッド(単品)」という選択肢もアリです。
ちなみに、似たようなヘッドレス(ヘッドボードがない)デザインのすのこベッドとして、当サイトでおすすめしているのは、nerucoのBanonという商品です。
夜香 脚付きマットレスのすのこフレームとBanonの違いは以下のとおりです。
商品 | 夜香 脚付きフレーム | Banon |
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画像 | ||
耐荷重(Sサイズ) | 120kg | 350kg |
素材 | LVL(脚はパイン) | 天然木パイン |
高さ調節 | 2段階 | 4段階 |
組立時間 | 約60分 | 約15分 |
生産国 | 中国 | 中国 |
価格(Sサイズ) | 約15,000円 | 16,990円 |
以上のとおり、価格はBanonの方が少し高いですが、耐荷重(頑丈さ)・高さ調節機能・組み立ての簡単さなどは、夜香 脚付きマットレスのフレームよりも優れています。
とはいえ、夜香ハイグレード2+Banonでは、脚付きマットレスらしい見た目(デザイン)にならないので、好みは分かれるでしょう。
夜香 脚付きマットレス | 夜香ハイグレード2+Banon |
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なお、夜香 脚付きマットレスでは、マットレスのカバーは洗濯OKですが、夜香ハイグレード2(単品)は洗濯NGという点も大きな違いです。
寝心地や品質の良さから、脚付きマットレスとしてのコストパフォーマンスはとても高く、失敗は少ないでしょう。
あとは、単品同士(夜香ハイグレード2+すのこベッド)という選択肢がないか?という点もご検討いただくのがおすすめです。
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夜香(やこう)脚付きマットレスの特徴・メリット
1. 国産ポケットコイル
すぐ上の【総評】でもお伝えしましたが、本商品は源ベッドの人気モデル「夜香ハイグレード2」を脚付きマットレスにした商品です。
夜香ハイグレード2といえば、スプリングから国内の自社工場で丁寧に作り上げている高品質なマットレスにもかかわらず、3万円台から買える抜群のコストパフォーマンスが特徴です。
高圧縮にしたポケットコイルによって、反発力が高く、しっかりした寝心地が得られます。
夜香ハイグレード2の仕様や寝心地は以下の記事で詳しくご紹介しています。
2. セミシングル・ショートサイズが選べる
一般的なシングル、セミダブルに加え、より小さいセミシングルやショートサイズが選べます。サイズ展開は以下のとおりです。
サイズ | 幅 | 長さ |
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セミシングル ショート | 80cm | 180cm |
シングル ショート | 97cm | |
シングル | 197cm | |
セミダブル | 120cm |
目安として身長160cm以下の人ならショートサイズでも快適に寝られます。
3. 硬さが選べる
硬さがソフト、レギュラー、ハードの3つから選べます。夜香 脚付きマットレスの場合、レギュラーで「やや硬め」くらいの寝心地です。
基本的に夜香ハイグレード2(単品)の硬さバリエーションと同じなので、夜香ハイグレード2の硬さの違いについてをご参考ください。
4. 高さ調節ができる
継脚(つぎあし)仕様になっているので、2段階の高さ調節が可能です。
脚 | ハイスタイル(脚2つ) | ロースタイル(脚1つ) |
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画像 |
たとえば、ベッド下を収納スペースとして活用したい人は「ハイスタイル」、圧迫感を抑えたい人は「ロースタイル」といった感じでお好みで調節できます。
5. カバーが洗える
マットレスのカバーは洗濯(手洗い)が可能です。
夜香ハイグレード2(単品)はカバーの取り外し・洗濯ができないので、脚付きマットレスならではのメリットのひとつです。
6. 脚付きマットレスとしては寝心地が抜群
一般的に脚付きマットレスは、低価格帯の商品が多いですが、その多くは寝心地が良いと言える商品は少ないです。
そんな中、夜香 脚付きマットレスは、高圧縮の国産ポケットコイルを使っているため、非常にしっかりと良質な寝心地が得られます。
高圧縮のポケットコイル(夜香 脚付き) | 低圧縮のポケットコイル(他メーカー品) |
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脚付きマットレスで本格的な寝心地が得られる貴重な商品です!
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夜香 脚付きマットレスのデメリットと注意点
1. 従来の脚付きマットレスよりも組み立ては手間
【総評】でお伝えしましたが、従来の脚付きマットレスは、脚をマットレスに取り付けるだけで完成したところ、本商品はすのこフレームを組み立てる必要があります。
しかも、部品が多く、慣れていない人は組み立てに1時間くらいかかると思います。
2. ベッドフレームとしてはコスパが微妙
こちらも【総評】でお伝えしたとおり、すのこフレームは約15,000円くらいの価格(価値)なのですが、仕様を考えると、そこまでコストパフォーマンスが高いものではありません。※マットレスは日本製ですが、フレームは中国製です
フレーム単体で考えた場合、同等の価格でより優れた機能を持った商品もあります。
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【体験レビュー】源ベッド「夜香 脚付きマットレス」を実際に試してみた
実際のお届け時の様子や、具体的な使用感などをレビューします。
1. マットレスの開封
こちらはシングルサイズです。
マットレスは圧縮され、ロール状になって入っています。
中身はマットレス本体と取扱説明書(保証書)の2点です。
通常保証は1年ですが、公式サイトで購入すると3年保証となります。
梱包時の重さは約23kg(シングル)なので、力の弱い人は無理せずに2人以上で持ち運びましょう。
最初に、外側のビニールを剥がして開封を進めます。
開封の様子は以下の動画をご参考ください。(音声なし・4倍速)
上の動画のとおり、ビニールにハサミを入れると膨張が始まり、元の形への復元されます。
説明書によると、『通常1、2日で復元します』とのことでしたので、開封直後と1日経過したマットレスのアニメーションを作りました。
このとおり、1日経過すると、本来のボリュームに復元されました。
2. ベッドフレームの組立
続いて、ベッドフレーム(すのこフレーム)を組み立てます。
段ボールを開けます。
この1つの段ボールの中に、すべてのパーツがぎっしりと入っています。
パーツの展開図は以下のとおりです。
すのこやサイドフレームまで分割されているので、かなり多めです。
ネジの量も多いですね。
しかし、ネジは1種類なので、組み立て時に迷うことはありません。
それでは組み立てていきます。
まずは大きめのすのこパーツに、「木脚の取り付け板」を固定します。
固定方法は六角レンチを使います。
続いて、すのこをひっくり返して、サイドフレームの上に乗せて取り付けます。
固定方法はこんな感じです。
あとはひたすら「細いすのこパーツ」をサイドフレームに取り付けていきます。
まず仮止めし、すべて取り付けた後に本締めしましょう。
最後に木脚を取り付けます。
木脚はクルクルと回して取り付けます。
なお、継脚(つぎあし)仕様なので、お好みの高さにしてください。
ひっくり返して完成です。
私はベッドの組立に慣れているせいか、所要時間は20分程度でした。迷うこともなく、思ったよりも早かったです。
マットレスを乗せて完成です。
なお、カバーはマジックテープ式で固定します。
3. 外観のチェック
続いて、外観をチェックしていきます。
マットレスの厚さはこれくらいです。
厚さの公表値はありませんが、ざっくり20cmくらいの厚さでした。
キルティングはシンプルなストライプです。
表面の生地はアクリル60%・ポリエステル40%を使用。ガーゼのようなサラサラとした触り心地です。
なお、こちらの生地も日本製です。
生地のアップはこんな感じです。
生地の伸縮性はそこまで高くはありません。
一般的なマットレスに多いニット生地に比べ、少し硬めですが、熱がこもりにくいというメリットがあります。
詰め物が少ないので、押すとポケットコイルの弾力が伝わります。
カバー内には「ウォシュロン綿」という洗濯してもヘタリにくい綿を使用しています。
フット部分に源ベッドのラベルが付いてます。
ラベルの横には、サイズ表示があります。
この2つのラベルはシールになっていて簡単に剥がせます。
サイド面は表面カバーと同じ素材です。
さらさらとした肌触りです。
品質表示ラベルはこちらです。
カバーの洗濯表示はこちらです。
マットレスの裏面はこのようになっています。
カバーとフレームは、マジックテープで固定する構造です。
続いて、ベッドフレームを詳しく見ていきましょう。
すのこタイプのベッドフレーム(いわゆる「すのこベッド」)です。
一本一本の板の強度はそこまで高くない感じです。(押すとしなります)
すのこの間隔は約7cmで、幅が広めのタイプです。
すのこの間隔が広い場合、集中した荷重に弱い傾向がありますが、その分、通気性は高いです。
すのこパーツは、LVL(単板積層材)を使用しています。
LVLは土台や建材にも使用される頑丈さが特徴です。
脚は、天然木パイン材(無垢材)を使用しています。
パイン材は豊かな木目とやさしい風合いが特徴です。
継脚(つぎあし)になっていて、2段階の高さ調節が可能です。
実際に寝たところ、揺れやきしみはなく、安定感が高いと感じました。
4. 内部構造
マットレスの内部構造をチェックします。
内部構造をチェックするために、カバーを切ります。
芯材が見えてきました。
源ベッドの強みである「国産ポケットコイル」です。
ポケットコイルを中心に、表裏に同様の詰め物(ウレタンフォームなど)があるため、裏面でも寝られる「両面仕様」です。
両面仕様のマットレスは、表裏のローテーションができるので、ヘタリがならしやすいです。
なお、夜香ハイグレード2(マットレス単品)では、詰め物のウレタンフォームが1.5cm(表裏で計3cm)多い仕様です。
ウレタンフォームが多い分、体圧分散性は夜香ハイグレード2の方が少しだけ高いです。(よって、夜香ハイグレード2の方が少しだけソフトな寝心地です)
夜香 脚付きマットレス | 夜香ハイグレード2 |
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夜香 脚付きマットレスの寝心地は?
高圧縮のスプリングによって、しっかり支えられ、変な沈み込みもなく、快適な寝心地でした。
ただし、レギュラー・ハードの硬さの場合、横向きの寝姿勢のときは、深く沈み込む肩あたりに少し圧力を感じます。
とはいえ、気になったら厚手のパッドやトッパーなどで調節すれば問題ないレベルです。
高圧縮のスプリングなので、反発力が強く、寝返りは打ちやすかったです。
夜香 脚付きマットレス(および夜香ハイグレード2)は、サイドに硬いコイルを使用した「エッジハード仕様」なので、端が沈みにくく、マットレス全面を優雅に使えます。※硬さハードは全面が硬いコイルです
詰め物が少なく、スプリングコイルタイプなので、蒸れにくい印象でした。
硬さがソフト・レギュラー・ハードの3つから選べますが、それぞれ10段階(10が最も硬い)で以下のとおりです。
ソフト | レギュラー | ハード |
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5(ふつうくらい) | 7(やや硬め) | 8.5(かなり硬い) |
迷ったら「レギュラー」が無難だと思います。
なお、マットレスの基本仕様は、夜香ハイグレード2はほとんど同じです。
以下の夜香ハイグレード2のレビュー記事で、仕様や特徴を詳しくご紹介しているので、ぜひご参考くださいね。
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夜香ハイグレード2との違い
夜香 脚付きマットレスのベースとなっている「夜香ハイグレード2」との大きな違いは以下の3点です。
- カバーの洗濯可否
- 綿の種類(詰め物)
- ウレタンフォームの量(詰め物)
1. カバーの洗濯可否
- 夜香 脚付きマットレス:洗濯OK
- 夜香ハイグレード2:洗濯NG
夜香 脚付きマットレスは、カバーが取れ、洗濯も可能です。一方、夜香ハイグレード2は、カバーが外せず、洗濯もできません。
2. 綿(ワタ)の種類
- 夜香 脚付きマットレス:ウォシュロン綿
- 夜香ハイグレード2:マイティトップⅡ(抗菌防臭・防ダニ綿)
夜香 脚付きマットレスは、洗濯しても耐久性が落ちにくい特殊な「ウォシュロン綿」を使用しています。
一方、夜香ハイグレード2は、抗菌防臭・防ダニ加工がある「マイティトップⅡ」を使用しています。
夜香 脚付きマットレス | 夜香ハイグレード2 |
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3. ウレタンフォームの量(詰め物)
- 夜香 脚付きマットレスのウレタン:20mm
- 夜香ハイグレード2のウレタン:20mm+15mm
夜香ハイグレード2の方がウレタンフォームが15mm(両面で計30mm)多いです。
夜香 脚付きマットレス | 夜香ハイグレード2 |
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夜香ハイグレード2は、ウレタンフォームが多いことで、より体圧分散性や衝撃吸収性が高い寝心地が得られます。
夜香ハイグレード2の方が寝心地のバランス感が良いように感じました。
とはいえ、夜香 脚付きマットレスで体圧分散性に不足を感じた場合、厚手のパットやトッパーなどを敷けば調節も可能です。
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その他のチェックポイント(高さ調節・セミシングル・ショート丈の使用感について)
1. 高さ調節方法・高さの違いは?
高さ調節方法は、上の画像のとおり、脚をクルクルと回し、外したり付けたりするだけです。(所要時間はざっと5分以内です)
見た目の違いは以下のとおりです。
ハイスタイル(脚2つ) | ロースタイル(脚1つ) |
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ベッド下を収納スペースとして使いたいならハイスタイル(脚2つ)が良さそうですね。
続いて、腰掛けたイメージは以下のとおりです。
ハイスタイル(脚2本) | ロースタイル(脚1本) |
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私(身長171cm)の場合、立ち座りがスムーズに感じたのはハイスタイルでしたが、身長が低い人などは、ロースタイルの方が楽に感じるかもしれません。お好みで決めるのが良いと思います。
最後に、寝たイメージは以下のとおりです。
ハイスタイル(脚2本) | ロースタイル(脚1本) |
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床との距離が短い方(ロースタイル)が、安心感はありますね。また、脚が短い方がグラつく心配は少なくなるので、安定感を求める人もロースタイルの方がおすすめです。
2. セミシングルとシングルの差は?
参考までに私の体型(身長171cm・体重58kg)の場合は、上のようなイメージです。※画像は合成です
セミシングル(左)の場合、仰向けの寝姿勢では、はみ出してしまいますし、寝返りを打つと落ちそうになりました。
人は肩幅の2.5~3倍ほど寝返りを打つと言われているので、かなり小柄な人以外は、セミシングルは避けた方が無難でしょう。
とはいえ、部屋が狭い人はシングルを置くと窮屈に感じることもあるので、「部屋の広さとご自身の体型」で決めるのが良いと思います。
3. 通常丈とショート丈の差は?
私の身長(171cm)の場合、ショート丈(長さ180cm)にはギリギリ収まりました。とはいえ、少しでも寝る場所がズレると、足がベッドからはみ出してしまいます。
なお、自分の体に合ったベッドの丈とは「身長×1.05+15cm」と言われています。※参考:インテリアの人間工学 (GAIA BOOKS)
この式に当てはめるとショート丈(長さ180cm)のマットレスに合う人はおよそ身長160cmまでです。逆に言うと「160cm以下の人はショート丈で十分」と言えます。
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似ている商品との比較(他メーカー製の2モデル)
「脚付きのポケットコイルマットレス」という条件で比較します。
ショップ | ①源ベッド | ②無印良品 | ③世田谷家具 |
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画像 | |||
生産 | 日本 ※フレームは中国 | マレーシア | 日本 |
梱包 | 圧縮 | 非圧縮 | |
配列 | 並行 | 交互 | |
コイル数 (Sサイズ) | 465個 | 544個 | 616個 |
硬さ | ソフト/レギュラー/ハード | レギュラー | ソフト/レギュラー/ハード |
線径 | 1.9/2.1/2.2mm | 1.9mm | 1.6/1.8/2.0mm |
エッジサポート | 2.2mm | なし | |
仕様 | 両面 | 片面 | |
フレーム | 木製 | スチール | なし |
高さ調節 | 2段階 | なし | |
価格 (Sサイズ) | 48,990円 | 33,232円※脚は別売り | 90,101円 |
リンク | 公式サイト | Amazon | 楽天市場 |
比較商品② 無印良品「脚付マットレス」
脚付きマットレスと言えば無印良品が先駆けです。あまりに有名で、2010年のグッドデザイン賞も受賞した伝説的なマットレスです。
寝心地というよりも、シンプルなデザイン性や価格の安さが特長で、当時は13,000円から買える画期的な商品でした。
初代モデルは、マットレス内に木枠が入った構造で、脚を取り付けるだけのシンプル構造でしたが、現在では、源ベッドと同じくマットレスが圧縮梱包になり、スチールのベッドフレームを組み立てて、その上に乗せる構造に変わりました。
マットレス自体の素材や品質は源ベッドの方が良いですが、定番商品として安心して購入したい人にはおすすめです。寝心地は源ベッドのソフトと同じくらいです。
比較商品③ 世田谷家具「日本製 脚付きマットレス Waza」
今では珍しい従来タイプの脚付きマットレスです。マットレス内に木枠があるので、フレームを組み立てる必要がなく、マットレスに脚をクルクルと回し入れるだけで完成します。
マットレスは非圧縮せずに届くため、搬入経路に注意が必要なことと、運送費が高くなるため、価格も高め(約9万円~)です。
ポケットコイルは「交互配列」なので、フィット感が良く、静かな寝心地が得られます。
貴重な従来型の脚付きマットレス!非圧縮なので、交互配列も貴重です(交互配列は圧縮しにくい仕様のため)。
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源ベッドはどこで買うのがお得?
源ベッドの商品は公式サイトか、楽天市場店・Amazon・Yahoo!ショッピングなどのモール店舗での購入が可能です。
おすすめは公式サイトです。
公式サイトのみ保証期間が3年に延長されます(他のモール店舗は通常の1年保証です)。
マットレスは長い間使い続けるものですので、できるだけ長い保証が付いている方が安心です。
このマットレスの廃棄方法は?
スプリングコイルマットレスのため、自分で分解が難しく、基本的に粗大ごみに出すことになります。
なお、従来の脚付きマットレスの場合、マットレスに脚を取り付けるだけの構造だったため「ベッドマットレス」として粗大ごみでも処分できました。(例:横浜市の場合)
しかし、本商品は、すのこフレーム(ベッドフレーム)にマットレスを乗せた構造のため、ベッドフレームとマットレス、両方の粗大ごみの回収料金が発生する可能性が高いです。
参考までに神奈川県横浜市の回収料金は以下のとおりです。
- スプリングコイルマットレス:2,200円
- ベッドフレーム:1,000 円
まとめ
いかがでしたか。
源ベッドの「夜香(やこう)脚付きマットレス」をご紹介しました。
同社の売れ筋人気マットレス「夜香ハイグレード2」とほとんど同じ仕様を、脚付きマットレスにした商品です。
夜香ハイグレード2らしい、高い反発力による「しっかりとした寝心地」を実現し、この価格ではなかなか手に入れられない品質の良さが光ります。
一方、従来の脚付きマットレスのように脚を取り付けるだけでなく、圧縮マットレスのため、ベッドフレーム(すのこフレーム)を組み立てる必要があることが懸念点です。
とはいえ、世間一般的にも、脚付きマットレスは圧縮化が進み、同じような構造(フレーム+マットレス)になっているため、本商品特有のデメリットではありません。
低価格帯の脚付きマットレスと比較すると、頭一つ抜きんでたコストパフォーマンス(品質・寝心地・価格)があり、おすすめできる逸品です。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。