ふっくらした背もたれ付きのローベッド
この記事では、BED STYLE(ベッドスタイル)の「モダンデザインフロアベッド」をレビューします。
この記事を書いた人
実物を体験したものではなく、仕様・デザイン・価格などのスペックをもとにレビューしています。
筆者はベッドメーカーに勤めていた経験があり、販売ページ上の情報(素材や構造)で、ある程度の使用感がわかります。
よって、この記事は「ベッド業界歴10年以上の経験をもとに読み解いた商品レビュー」とお考えください。
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目次
このベッドの基本情報
ショップ | BED STYLE |
---|---|
タイプ | ローベッド(フロアベッド) |
サイズ | シングル~ダブル |
主な素材 | レザー(合皮) |
ヘッドボード | クッションタイプ |
価格 (Sサイズ) | 約43,000円 |
おすすめシーン | ベッドの上でくつろぎたい、モダン(都会的な)インテリアが好き、小さなお子様がいるご家庭 |
【このベッドの総評】ふっくらした背もたれとラグジュアリーな雰囲気が魅力
ふっくらとしたボリュームがあるクッションタイプのヘッドボードなので、まるでソファーのようにくつろげます。
総レザー仕上げのローベッドなので、高級感があり、特にモダン(都会的)なインテリアテイストと相性がバッチリです。
また、レザーは木製フレームに比べて角が鋭利ではないので、足などをぶつけても痛みは少ないので、小さいお子様がいるご家庭にもおすすめです。
このベッドの特長・メリット
1. ソファーのようなヘッドボード
ヘッドボードはウレタンフォームが入っていて、背もたれとしても使いやすいデザインです。
まるでソファーのようなふっくら感が楽しめるので、ベッド上で読書をしたり、リラックスしたい人などにもおすすめです。
2. レザー仕様なのでぶつかっても痛くない
ベッドフレームのすべての面をレザー(合皮)で仕上げています。※床板は木製すのこ仕様です
レザーは、木製に比べるとやわらかいので、ぶつかったりしても痛くなりにくいです。ロースタイルなので、小さいお子様がいるご家庭にもおすすめです。
このベッドのデメリットと注意点
1. PVCなので耐久性と柔軟性が低い
このベッドの合皮はPVC(塩化ビニール樹脂)です。
PVCは水に強いので、メンテナンスが楽というメリットはありますが、一方で、使い続けていると表面が硬くなったり、割れてくるというデメリットもあります。
また、本革のようなしなやかな柔軟性がないので、肌触りは硬めに感じます。
2. マットレスの厚さに要注意
ヘッドボードがクッションのように丸みがあるため、マットレスの厚さに注意が必要です。
たとえば、厚すぎるマットレスを置いた場合、クッション部分までマットレスが来てしまったり、最悪、設置できない可能性もあります。
また、逆に薄すぎるマットレスを置いた場合も、クッション部分まで距離ができてしまうので不格好になるでしょう。
よって、セットで選べるマットレスか、他メーカーの場合は、セットマットレスの厚さの範囲(15~23cm)で探すと良いと思います。
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このベッドの評価(7つの項目)
▼ このベッドの評価 | |
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総合評価 | 3.14 |
価格 | 3.31 |
機能性 | 2.0 |
デザイン性 | 4.0 |
耐久性 | 2.0 |
通気性 | 3.0 |
素材の質 | 3.0 |
組み立ての簡単さ | 4.0 |
※目安は「3.50」以上が高評価です
1. 価格
- 評価は「3.14」※価格評価のみ小数点第二位まで
シングルサイズ約43,000円は、ローベッドとしては「ふつうレベル」の価格帯です。素材(一般的な合皮)を考えても、妥当なラインで、特別安い印象はありません。
2. 機能性
- 評価は「2.0」
棚やコンセント、収納などの機能性はありません。ただし、ヘッドボードはクッション性があり、背もたれとして使いやすいことはメリットです。
3. デザイン性
- 評価は「4.0」
ソファーのようなふっくらとしたレザーのヘッドボードが、高級感を演出します。また、フレーム全体がレザー(合皮)で覆われているため、艶やかで、モダンなおしゃれさを感じられるでしょう。
4. 耐久性
- 評価は「2.0」
ベッドフレームの耐荷重は非公開です。あくまで予想ですが、すのこの仕様的に、特に頑丈な設計ではなさそうなので、シングルサイズあたり100~150kgくらいの耐荷重かと想定します。
また、合皮(PVC)は経年劣化が早めなので、環境にもよりますが、3~5年くらいで表面がポロポロしてくる可能性もあります。
5. 通気性
- 評価は「3.0」
床板はすのこ仕様なので通気性は良好です。ただし、フレームにマットレスを落とし込む「ドロップマット構造のローベッド(=フロアベッド)」なので、床とマットレスとの距離が近いため、空気の流れはそこまで良くはありません。
6. 素材の質
- 評価は「3.0」
レザーベッドの素材には、PVCやAPU(スーパーソフトレザー)、本革など、いろいろな種類がありますが、本商品(PVC)は、一般的(平均的)な素材です。※APUや本革などの方が高級です
7. 組み立ての簡単さ
- 評価は「4.0」
公式サイトによると、組み立て時間は「約30分」とのことです。
一般的にベッドフレームの組み立てはヘッドボードが最も難しいことが多いですが、本商品はヘッドボードが完成品のため、組み立てが簡単なタイプと言えるでしょう。※組立の難易度は人によって感覚が異なります
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選べるマットレスは6つ(おすすめはプレミアムグレード)
本商品にセットできるマットレスは以下の6種類です。
マットレスセット | セット価格(シングルの場合) |
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スタンダードボンネルコイル | +7,118円 |
スタンダードポケットコイル | +17,796円 |
プレミアムボンネルコイル ★おすすめ | +24,914円 |
プレミアムポケットコイル ★おすすめ | +32,578円 |
国産カバーポケットコイル | +46,270円 |
マルチラススーパースプリング(フランスベッド) | +53,387円 |
※価格は変動する可能性があります
結論からいうと、セットで選ぶとしたらプレミアムグレードがおすすめです。
スタンダードグレードは、コスパ(および想定する寝心地)がイマイチなことと、上位グレードの国産・フランスベッドは相場よりも高い価格設定だからです。
詳しくは、BED STYLEのマットレス(セット)はどれがおすすめ?をご参考ください。
他のメーカーでも検討可能なら、以下の記事で価格帯別のおすすめマットレスをまとめているのでご参考くださいね。
似ているローベッドとの比較
商品 | 本商品 | 比較商品 |
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画像 | ||
サイズ | S~D | |
素材 | 合皮(PVC) | |
ヘッドボード | クッション (ボリュームタイプ) | クッション (スマートタイプ) |
価格 (Sサイズ) | 4万円台~ | 3万円台~ |
リンク | 公式サイト | 公式サイト |
レザーベッドは他のショップでは取り扱いが少なく、同じBED STYLE内で似ている商品と比較します。
比較商品との違いは、ヘッドボードの厚さ(クッションのボリューム)です。クッション性がそこまで必要ない人は、比較商品の方が価格が安いのでおすすめです。
まとめ
BED STYLE(ベッドスタイル)の「モダンデザインフロアベッド」をご紹介しました。
ボリューム感があり、背もたれにもなるクッションヘッドボードが特徴的なローベッドです。
ベッドフレームはすべてレザーで出来ていて、木製フレームに比べて肌当たりがやさしいので、小さなお子様がいるご家庭にもおすすめです。
一方、レザー素材は一般的なPVC(塩化ビニール樹脂)なので、経年劣化によって、硬くなったり、表面が剥げやすいので、長期使用にはそこまで向きません。使用環境によって異なりますが、おそらく3~5年くらいで劣化が感じられると思います。
もし、長期使用を念頭に考える人は、木製(特に高級木材を使った天然木無垢材など)のベッドフレームがおすすめです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
マットレスのおすすめや選び方を知りたい人は、以下の記事もご参考くださいね。