・[PR] neruco 20周年記念セール(12/3まで)
・エマ・スリープ 最大60%OFF(12/4まで)
・快眠タイムズ 10%OFF(12/4まで)
・RASIK 特別クーポン15%OFF

奥深いマットレスの世界を、専門家がご案内
この記事では、業界歴10年以上のマットレス専門家が、実際の体験と評価付けを元に「本当におすすめのマットレス」と「マットレスの選び方」をご紹介します。
>>>評価付け(全85商品)はこちら
※当ページ内

マットレスに関する特集はたくさんありますが、「なかなかピンとくるマットレスが見つからない」と思うことも多いのではないでしょうか。
そもそもマットレスの人気ランキングはあまり参考になりません。
なぜなら、マットレスは使う人やシーンによって、選ぶべきものが変わるからです。

万人に、そしてすべてのシーンに合うマットレスはありません。まずこれが大前提です。
マットレス選びを失敗しないためには、自身の体型や習慣・好みと、マットレスの構造や特徴をしっかり理解することが必要です。

奥深いマットレスの世界を、「これでもか!」というほど徹底的にご案内します。ぜひご参考くださいね。
この記事を書いた人

ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、レビューしたベッド&マットレスは100商品を超える。2020年に株式会社悠デザインを設立し、ベッド関連に特化したサービスを展開。ベッド・マットレスの専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、「gooランキング(NTTグループ)」などへの出演・取材協力も行う。
【公平性について】この記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。ただし、おすすめ商品および掲載位置はメーカーの関与はなく、当サイト独自の評価方法を基に決めているのでご安心ください。
目次
【まず結論】予算別のBEST 1はコレ!超厳選おすすめマットレス 8選
この記事は50,000字を超える情報量となっています。
マットレス選びを網羅的・徹底的に解説しているため、できればこの記事をすべて見て頂いたほうが失敗は少ないでしょう。
ですが、
- 「すべて読むのは時間がない」
- 「まずは1番のおすすめマットレスを知りたい」
という方のために、数々のマットレスを体験・検証してきた当サイトが、コストパフォーマンスが特に優れていると思ったマットレスとして、予算毎(1万円~20万円以上)+薄型タイプのおすすめNo1モデルをひとまず先にご紹介します。※記事後半のおすすめ30選にも登場するので重複はご容赦ください

厳選に厳選を重ねました。
【格安】1万円台のおすすめNo1はコレ
neruco「バリューポケットコイルマットレス」
【15秒でわかる!】このマットレスの特徴
- ベッド専門店「neruco」の売れ筋人気モデル
- 512個のコイル(Sサイズあたり)を使用した高密度ポケットコイルマットレス
- コイル高が高く、クッション性が豊かなふんわりとした寝心地
- 側面がメッシュ構造で通気性抜群

こんな人におすすめ
- とにかく低価格で買いたい
- どちらかというと柔らかめの寝心地が好き
- どちらかというと横向き寝が中心
- 睡眠中に蒸れを感じやすい
- 性別問わずおすすめできる寝心地だが、特に女性的な体型
メーカー | neruco |
---|---|
サイズ | セミシングル~キング ※ショート丈・ロング丈あり |
価格 (Sサイズ) | 12,990円 |
【コスパ抜群】3万円台のおすすめNo1はコレ
源ベッド「夜香ハイグレード2(日本製ポケットコイルマットレス)」
【15秒でわかる!】このマットレスの特徴
- 広島県のベッドメーカー「源ベッド」の売れ筋人気モデル
- 国内の自社工場でバネ(コイル)から丁寧に作られている純国産品
- 両面仕様のため、ローテーションにより寝心地がキープしやすい
- 抗菌防臭・防ダニ加工あり
- 硬さがソフト・レギュラー・ハードの3種類から選べる(レギュラーで「やや硬め」くらいの寝心地)
- 国産マットレスの中ではトップレベルのコストパフォーマンス

こんな人におすすめ
- 日本製のマットレスをできるだけ低価格に買いたい
- 価格も品質も妥協したくない
- どちらかというと硬めの寝心地が好き
- どちらかというと仰向き寝が中心
- 幅広い層に合いやすく、良い意味でスタンダードな寝心地
メーカー | 源ベッド(チヨダコーポレーション) |
---|---|
サイズ | セミシングル~ワイドダブル ※ショート丈あり |
価格 (Sサイズ) | 30,900円 |

源ベッドのマットレスは全体的にコストパフォーマンスが非常に高く、以下の別モデルもおすすめです。
夜香プレミアム | 夜香ハイグレード デオファクター | 咲夜ハイフィール(当サイト共同開発) |
---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() |
ワンランク上の寝心地 | 夜香ハイグレードに抗ウイルス加工をプラス | 3層構造の理想的な寝心地(薄型ウレタンタイプ) |
36,900円~ | 36,900円~ | 39,900円~ |
レビュー記事 | レビュー記事 | レビュー記事 |
【絶妙なバランス感】5万円台のおすすめNo1はコレ
篠原化学「快眠タイムズ マットレス」(セール&クーポンあり)
【15秒でわかる!】このマットレスの特徴
- 愛知県の老舗寝具メーカー「篠原化学」のオリジナルマットレス
- 低反発+高反発の3層ウレタンフォームを使用した「ふわふわ・もちもち」の感触が気持ちいい
- 通気構造が優れているので蒸れにくい
- この価格帯では珍しい高級素材「羊毛」を生地に使用
- カバーの洗濯が楽
- 高密度&高復元率で、耐久性も良好(7年想定)
- 60日無料トライアル付き
- ブラックフライデーセールで10%OFF ※12/4まで
- 当サイト特別クーポン「bed205」でさらに5%OFF

こんな人におすすめ
- 体当たりがやわらかな寝心地が好き
- フィット感がある寝心地が好き
- 静かな寝心地が好き(二人で使うのにもおすすめ)
- 仰向き・横向きどちらでもOK
メーカー | 篠原化学(快眠タイムズ) |
---|---|
サイズ | シングル~クイーン |
価格 (Sサイズ) | 50,000円 →クーポン利用で5%OFF |
【贅沢な仕様】7万円台のおすすめNo1はコレ
Morght「NELLマットレス」(クーポンあり)
【15秒でわかる!】このマットレスの特徴
- 日本のベンチャー企業が老舗マットレス設計会社と共同開発
- Sサイズあたり約1,200個ものコイルを搭載した超高密度タイプのポケットコイルマットレス
- 腰部分と外周を強化したゾーニング仕様で、寝返りしやすく、端が落ち込みにくい
- 抗菌防臭・消臭・防ダニ加工あり
- 120日間のお試し期間(返金・返品保証)付き
- 当サイト特別クーポンで10%OFF

こんな人におすすめ
- マットレス選びに失敗したくない(長期お試し期間あり)
- 静かな寝心地が好き
- 衛生面にもこだわりたい
- 寝返りのしやすさが大事
- どちらかというと仰向き寝が中心
メーカー | NELL(Morght) |
---|---|
サイズ | シングル~キング |
価格 (Sサイズ) | 75,000円 →当サイト特別クーポンで10%OFF |
【グッドデザイン賞受賞】10万円前後のおすすめNo1はコレ
エマ・マットレス(セール中)
【15秒でわかる!】このマットレスの特徴
- 世界中で600万人以上が愛用しているドイツ発のマットレスブランド
- かなり高い反発性で、寝返りしやすい
- ウレタンフォームに空洞があり、通気性が良い
- 100日のお試し期間付きで、返送費も不要のため気軽に試せる
- カバーに取っ手があり移動が楽
- 2021年グッドデザイン賞受賞
- ブラックフライデー第二弾セールで50%OFF ※12/4まで

こんな人におすすめ
- マットレス選びに失敗したくない(長期お試し期間あり)
- 寝返りのしやすさが大事
- スプリングコイル独特のバネ感が苦手(エマ・マットレスはウレタンマットレス)
- 力が弱い(取っ手付きなのでローテーションなどの移動が楽)
- 仰向きでも横向きでも快適に寝たい
メーカー | エマ・スリープ |
---|---|
サイズ | シングル~キング |
価格 (Sサイズ) | 99.000円~ →セール価格:49,500円~ |

予算が許す人は、エマ・マットレスのハイグレードモデル「エマ・マットレス ハイブリッド」もおすすめです。
ポケットコイル×ウレタンフォームのハイブリッド構造で、さらに寝心地と耐久性を高めています。
【ハイ・クオリティ】11万円以上のおすすめNo1はコレ
コアラスリープ「NEWコアラマットレスBREEZE」
【15秒でわかる!】このマットレスの特徴
- 「コアラスリープ」はオーストラリア発の寝具ブランド
- 多層構造による「リッチな寝心地」
- 最大の特徴は「通気性の良さ」
- コアラマットレスシリーズの中で上から2番目のモデル
- 硬さ調節が可能
- 端が沈み込みにくい「エッジサポート」

こんな人におすすめ
- 硬さ選びに不安がある
- マットレス選びに失敗したくない(長期お試し期間あり)
- ウレタンで蒸れにくいマットレスが良い
- 仰向きでも横向きでも快適に寝たい
- 二人で同じマットレスで寝たい(端まで優雅に使える)
メーカー | コアラスリープ |
---|---|
サイズ | シングル~キング |
価格 (Sサイズ) | 122,000円~ |
【間違いない逸品】20万円以上のおすすめNo1はコレ
フランスベッド「LT-7700」(クーポンあり)
【15秒でわかる!】このマットレスの特徴
- 国内最大手の老舗メーカー「フランスベッド」の売れ筋モデル
- 耐久性と通気性が高い「高密度連続スプリング®」
- 除菌機能「キュリエスエージー®」で衛生面◎
- 詰め物にファイバー素材「ブレスエアー®」搭載で寝返りしやすい(片面のみ)
- 外周強化仕様の中で特に沈み込みにくい「プロフォール®」
- 寝心地・使用感・機能性のバランスで考えると最も優れたマットレス
- 硬さが「ハード」と「ミディアムソフト」から選べる
- 当サイト特別クーポン「bed205fb10」で10%OFF

こんな人におすすめ
- とにかく寝心地や使用感を重視したい
- 蒸れにくいマットレスが良い
- 衛生機能にとことんこだわりたい
- 寝返りしやすさ、通気性の良さが大切
- 通販モデルが心配な人(老舗ブランドの基幹モデルなので、安心して購入できる)
メーカー | フランスベッド |
---|---|
サイズ | セミシングル、シングル、セミダブル、ダブル、ワイドダブル、クイーン ※ロングサイズあり |
価格 (Sサイズ) | 231,000円 →クーポン利用で10%OFF |
【使い勝手が良い】薄型タイプのおすすめNo1はコレ
リフレーションジャパン「SOMRESTAマットレスPREMIUM」
【15秒でわかる!】このマットレスの特徴
- 厚さ10cmの薄型マットレス
- 超高密度のウレタンフォームを使用
- 従来の3倍(240,000回)の圧縮テストでも「復元率99.6%」という抜群の耐久性
- 高い抗菌性、消臭・防ダニ効果がある「高衛生カバー」(洗濯可能)
- 最高クラスの反発弾性(高反発で寝返りがしやすい)
- 2020年グッドデザイン賞受賞

こんな人におすすめ
- 薄型でもなるべく高品質なマットレスを探している
- 衛生面も大事(SOMRESTAのカバーは「制菌レベル」)
- 使い勝手の良さ(持ち運びしやすさ・洗濯できる・収納性など)が大事
- ロフトベッド・二段ベッドで使いたい
メーカー | リフレーションジャパン |
---|---|
サイズ | シングル~ワイドダブル |
価格 (Sサイズ) | 49,800円 |
いつ買うのがお得?セール情報のまとめ
『できるだけお得に買いたい』と思っている人も多いのではないでしょうか。
マットレスはセールで買えることもあります。
上記でご紹介したおすすめ8商品における「セールの傾向」(開催頻度・内容)をまとめると以下のとおりです。
商品 | 頻度 | 内容 |
---|---|---|
neruco「バリューポケットコイル」 | 毎日 | 最大5%OFForポイント最大10倍 |
源ベッド「夜香ハイグレード2」 | 不定期 | (この商品は基本的に値引き対象にならない) |
快眠タイムズ マットレス | 月に1回くらい | パッドやシーツが無料で付いてくるorクーポン企画 |
NELLマットレス | 不定期(1年に1~2回くらい) | 15%OFF |
エマ・マットレス | 月に1回くらい | 40%OFFくらい(全品orセットのみ) |
コアラマットレス | 3か月に1回くらい | 15~25%OFF(商品による) |
フランスベッド(公式通販) | 不定期 | 確認中 |
SOMRESTA | 年4回くらい | 10~20%OFF |
詳しいセール情報は以下の記事でまとめていますので、よろしければご参考くださいね。
・
・
・
それでは以下より、マットレスの特徴や種類、選び方などを詳しくご紹介します。
マットレスの役割
マットレスとはベッドフレームや床の上に敷く、厚い弾力性の敷物のことです。寝心地はマットレスの性能に大きく関係します。
ちなみにマットレスの「レス」はless(ない)という意味ではありません。
『マットがないのに(レスなのに)マットレス?』
と思うかもしれませんが、英語でマットレスを書くと「mattress」。マットは敷物で、マットレスは寝るための敷物という意味合いです。
マットレスの主な役割は以下の2点です。
マットレスの主な役割
- 寝姿勢を支える(寝姿勢保持)
- 圧力を分散させる(体圧分散性)
1. 寝姿勢を支える(寝姿勢保持)
マットレスの1つめの重要な役割は、寝姿勢を支えること。専門用語で「寝姿勢保持(ねしせいほじ)」と言います。
理想的な寝姿勢保持とは、立っている時と同じような背骨のS字カーブをキープできることです。
沈み込み過ぎるマットレスには要注意
要するに沈み込み過ぎないことが大切で、「適度な硬さと豊かな反発力」がマットレスに求められます。
一方、沈み込み過ぎてしまうマットレスは、「柔らかすぎ、かつ、反発力が乏しい」商品に多いです。

上の画像のとおり、重いブロック(腰や背中)が沈み込み過ぎてしまうと、S字カーブ(生理湾曲)が変わろうとします。
そうなると睡眠中でも背骨周辺の筋肉が緊張したままになり、起きたときに体が痛くなる原因につながるため注意が必要です。

寝姿勢保持性が良いマットレスとは、沈み込み過ぎず、体を持ち上げてくれるような反発力を感じられるマットレスです。
2. 圧力を分散させる(体圧分散性)
2つめの重要な役割は、圧力を分散させること。いわゆる体圧分散性(たいあつぶんさんせい)です。

「体圧」とは、寝ているときにマットレスから体にかかる圧力のことを言います。
体圧分散性は低くすぎても高すぎても良くありません。
「体圧分散性の高さ」はメリットではない
『体圧分散性が高いマットレスを選びましょう』といった表現を見たり聞いたりした人も多いのではないでしょうか。実は、それは間違いです。
そもそも体圧分散性の高さ(低さ)は、メリット・デメリットを語るものではありません。
もちろん、体圧分散性が低すぎると圧力で体が痛くなりますが、高すぎる体圧分散性も問題です。
体圧分散性が高すぎるマットレスとは「体のすべてが同じ圧力に感じる」ということです。
しかし、人間の体は場所によって敏感・鈍感があり、こうした感覚の差を無視すると、寝心地としては気持ち悪く感じます。
また、そのようなマットレスは、体が沈み込み過ぎて寝姿勢が崩れることが多いです。
要するに「高すぎる体圧分散性=体圧分散の悪平等」なので、体圧分散性の高さを求めてマットレスを探すのはおすすめできません。
本当に良いマットレスとは「あなたの体圧を適度に分散できるマットレス」ということを覚えておきましょう。

体圧分散性はマットレスの「硬さ」と最も関係が深いです。よって、やわらかすぎず、硬すぎないマットレスが失敗しにくいでしょう。
また、もし迷ったら「自分が思うよりも少し硬め」のマットレスがおすすめです。なぜなら、もし硬すぎた場合、敷きパッドやマットレストッパーなどで、やわらかく調節しやすいからです。(一方、やわらかいマットレスを硬くするのは困難です)
腰痛とマットレスの関係
マットレスの販売ページや情報サイトなどで、「腰痛の改善(緩和)」といった表現を目にすることがありますよね。
しかし、結論から言うと、マットレスに腰痛の改善効果はありません。
そこ(販売ページなど)で繰り広げているのは、あくまで個人的な体験談による腰痛改善のエピソードです。
「腰痛改善」は薬機法違反
そもそも「腰痛の改善」が表示できるのは、腰痛の改善効果を厚生労働省から認可を得て、医療機器として登録された商品と薬機法で決められています。
しかし、「腰痛の改善効果がある」と認証されたマットレスは存在しません。
よって、マットレスに対して「腰痛改善」と表現している場合は、薬機法(または、景品表示法)違反となります。

万人の腰痛に利くマットレスなど、おそらく今後も出てこないと思います。
また、法律の隙間と付くような表現(「腰が気になる人におすすめ」など)もありますが、個人的にはあまり気持ちが良いものではないと感じます。
それでも体のつらさを軽くしたい人は
「マットレスに腰痛や肩こりの改善効果はない」ことが前提ですが、今使っている寝具で体がつらいと感じる場合、経年劣化によって、ヘタリや硬さが低下し、寝姿勢が崩れている可能性があります。
- ヘタリ・・・形状の変化
- 硬さの低下・・・硬度の変化
どんな高級マットレスでも、ヘタリや硬さは低下しますが、低品質な(耐久性が低い)マットレスほど、そのスピードが早いです。

よって、マットレスを新しく買い替える際には、ヘタリにくさや、はじめからやわらかすぎない(「少し硬め」くらいの)寝心地を選ぶのがおすすめです。
布団とマットレスどっちが良い?
寝心地の好みは千差万別なので一概にどちらが良いとは言えませんが、構造としては布団よりマットレスの方が優れています。
なぜなら、マットレスは理想的な「層構造」を作りやすいからです。
寝心地が良いマットレスの条件「弾性の三層構造」とは
人間工学において、寝心地が良い敷き寝具を作るための「弾性の三層構造」と考え方があります。
体に一番近いA層はソフトに、真ん中のB層はかなり硬めに、一番下のC層(クッション層)は衝撃をふんわり受け止めるというコンセプトです。
こうしたコンセプトで作られたマットレスは、「体当たりはふんわりして心地よく、沈み込み過ぎず寝姿勢を支える」という理想的な寝心地を提供してくれます。


特に老舗の高級メーカーのスプリングコイルマットレスはこのような三層構造で作られていることが多いです。
おすすめのマットレスの種類は?
マットレスの大きな違いは「クッション層(C層)」に現れます。
一般的なマットレスの構造は上から
- 側地(A層)
- 詰め物(A層+B層)
- クッション層(C層)
と続きます。※呼び方はメーカーで異なります

マットレスはこれらの層によって寝心地を高めます。
マットレスの命はクッション層
マットレスで一番大切なのは「クッション層」です。
クッションは体を支えます。体を支えられないマットレスは寝姿勢が崩れます。
すぐにヘタらず、しっかりとしながら滑らかなクッション層を持つマットレスが良いマットレスです。
クッション層の違い
マットレスはクッション層の違いによって様々な種類に分かれます。
代表的な2つの種類「コイル系」と「ノンコイル系」のマットレスの特徴について見ていきましょう。
主なコイル系マットレスメーカー
ボンネルコイル | ポケットコイル | 高密度連続スプリング® |
---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() |
|
|
|
主なノンコイル系マットレスメーカー
ウレタンフォーム | ファイバー | その他(ゲル、ラテックス等) |
---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() |
|
|
|
コイルマットレスの特徴
コイルマットレスとは、クッション層が硬鋼線(こうこうせん)やピアノ線などのバネを使用したマットレスのこと。
復元性・弾力性が高く、要するに耐久性が高い傾向があります。長く使いたいならコイルマットレスがおすすめです。
ただし、価格が安すぎるコイルマットレスは、コイルの数が少なかったりバネの品質が低い傾向があり、耐久性も寝心地も良くないので注意が必要です。
以下、コイルマットレスの代表的な3つの種類をご紹介します。
代表的なスプリングコイル
- ボンネルコイル
- ポケットコイル
- 高密度連続スプリング®
ボンネルコイル
ボンネルコイルとは、バネ同士を鉄線(ヘリカル線)で連結させた構造のコイルのこと。体を面で支え、布団に似たような寝心地を感じられます。
部分的な耐久性は比較的高めで、コイルの量が少なく簡単に作れるため安価な商品に多いです。クッション層が空洞の多い「オープンコイル構造」なので通気性の良さもメリットです。

デメリットはコイルが連結しているため、振動が伝わりやすく揺れやすいこと。要するに「バインバイン」とした感触です。劣化するとコイル同士が擦れ、ギシギシ鳴ることもあります。
バネ感が強いボンネルコイルは欧米で好まれる傾向がありますが、日本人はやや苦手な寝心地とも言われます。よって、日本市場では廉価モデルという位置づけのことが多いです。
耐久性が高め(部分的に)
通気性が高い
比較的安価
振動が伝わりやすい
きしみやすい
ポケットコイル
ポケットコイルとは、バネをひとつずつ不織布(ポケット)で包み、接着剤などで繋げた構造のコイルのこと。
体を点で支え、荷重に応じてコイルの深さが変化するので、寝姿勢保持性が良く、フィット感・体圧分散性も高めです。
また、コイルが独立しているため、振動が伝わりにくく、二人で寝るのにおすすめです。

部分的な耐久性は弱い傾向にありますが、メーカー各社の仕立ての技術によって耐久性は変わります。(たとえばシルキーポケットで有名な日本ベッドのコイルは耐久性が非常に高く、30年~50年使えるとも言われています)
構造的にボンネルコイルより通気性が悪いと評価されることもありますが、実用上そこまで気にする必要はないでしょう。価格帯はボンネルコイルより高めです。
振動が伝わりにくい
寝姿勢保持性が良い
体圧分散性が高い
部分的な耐久性が低い
やや高価
(備考)ポケットコイルの配列の違い
ポケットコイルは商品によって「並行配列」と「交互配列」という配列の違いがあります。
並行配列 | 交互配列 | |
---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() |
硬さの傾向 | ソフト | ハード |
跳ね感 | 強い | 弱い |
特徴 | 寝返りがしやすい | 静かな寝心地 |
耐久性 | △ (部分的には弱め) | 〇 |
価格 | 安価に作りやすい | 高価になりやすい |
採用している主なメーカー | シモンズ | 日本ベッド |
結論から言うと、どちらの配列の方が優れているというのはありません。
それぞれの特徴を理解し、「自分にとってどちらが合うか」という視点で考えましょう。

大手マットレスブランドのサータ(Serta)は日本ではポケットコイルを主軸に商品を展開していますが、その理由は「日本人にはポケットコイルが好まれる」からだそうです。
配列の違い(並行・交互)なども含めた、ポケットコイルについての詳細は以下の記事で詳しくご紹介しています。
高密度連続スプリング®
高密度連続スプリング®は、1本のバネを列の端から端までひと繋ぎで作る構造をしています。なお、ボンネルコイルと見た目は似ていますが、まったく違う作りです。
高密度連続スプリング® | ボンネルコイル |
---|---|
![]() | ![]() |
一列を一本のバネで作るため、上記の画像のようにアメフトで例えると「スクラムを組む」ような構造となり、耐久性が非常に高いことが特徴。体格ががっしりとした男性に圧倒的な人気があります。体重が重かったり、体が大きい人におすすめです。
オープンコイル構造なので、通気性が良く、高密度で作れるため寝返りしやすいこともメリットです。一方、デメリットは少し揺れやすいことです(ボンネルコイルよりは揺れにくいです)。
耐久性が最も優れている
通気性が高い
寝返りしやすい
少し揺れやすい
高価

日本では高密度連続スプリング®の製造ライセンスをフランスベッドが独占しています。よって、高密度連続スプリング®マットレスはフランスベッド製しかありません。
コイルマットレスの参考動画
文章だけではわかりにくいコイルマットレスの感触や違いを知りたい方のために、動画をご用意しました。(すべて音は出ません)。
【揺れ方比較】ポケットコイルとボンネルコイル |
---|
上記は、ポケットコイル(左)とボンネルコイル(右)の揺れ方の違いがわかる動画です。明らかにポケットコイル(左)の方が振動が伝わっていないことがわかるかと思います。
【揺れ方比較】高密度連続スプリング®とポケットコイル |
---|
続いて、高密度連続スプリング®(左)とポケットコイル(右)の揺れ方を比較した動画です。高密度連続スプリング®(左)はボンネルコイルほどの揺れはありませんが、ポケットコイル(右)の方が揺れが少ないです。

つまり、振動の伝わりにくさの順番は以下の通りです。
- ポケットコイル(最も揺れない)
- 高密度連続スプリング®
- ボンネルコイル(最も揺れる)
ノンコイルマットレスの特徴
ノンコイルマットレスとは、クッション層がスプリングコイル以外の素材で作られるマットレスの総称です。
メーカーによって使用する素材が異なり、いろいろなバリエーションがあります。ここでは代表的な3つの素材をご紹介します。
代表的なノンコイル素材
- ウレタンフォーム
- ファイバー
- その他(ゲル・ラテックスなど)
ウレタンフォーム
ウレタンフォームは石油を発泡させた素材で、ノンコイルマットレスで使われている最もベーシックな素材です。
ウレタンマットレスは比較的安価で軽量で、手で細かくちぎれば家庭ごみとして捨てられるため、手軽にマットレスを買いたい人におすすめです。

衝撃吸収性が高いことも特徴。要するに振動が伝わりにくいので二人で同じマットレスに寝る場合にもおすすめです。
一方、湿気や紫外線、酸化などによって経年劣化が早いというデメリットがあるので、耐久試験結果から導き出された寿命よりも短くなってしまう可能性もあります。
また、商品によってはウレタン独特の薬品っぽい刺激臭が強い場合もありますが、しばらく換気すれば収まることがほとんどです。
メーカーやモデルによってウレタンの品質に大きなバラつきがあるため、選ぶのが難しいマットレスと言えるでしょう。
安価
軽い
振動が伝わりにくい
経年劣化しやすい
異臭がすることもある
選ぶのが難しい
ファイバー(ポリエチレン/ポリエステル)
ファイバーとは、ポリエチレンやポリエステルを水の中で編み込んで固めた素材のこと。釣り糸の製造技術を応用しています。
さまざまな方向に反発力が働くため、寝返りがしやすいです。

ほぼ空気の層でできているので通気性が圧倒的に良く、蒸れにくいことも特長。商品によっては洗えるというメリットもあります。
一方、基本的には熱には強くないので、電気毛布などの使用や、天日干しはNGの場合が多いです。
耐久性の特徴は、ヘタリやすい(復元率が低い)というデメリットと、硬さが変わりにくい(硬さ保持率が高い)というメリットがあります。
なお、寝心地は基本的に「硬め」です。※ファイバーにおいては、耐久性を維持するために、ある程度の硬さが必要だからです。
洗える
反発性が高い
硬さが変わりにくい
ヘタりやすい
熱に弱い
高価
その他(ゲル、ラテックス等)
少数ですが、その他のノンコイル素材としてポピュラーなのが「ゲル」と「ラテックス」です。

ゲルとラテックスは選択肢が少ないため、予備知識程度にご覧ください(読み飛ばしても大丈夫です)。
ゲル
ゲルは特殊な樹脂で作られたプニプニした素材です。
体圧分散性が高く、どちらかというと柔らかめな寝心地が特徴。体へのフィット感が高く、適度な反発性もあります。
ゲルといえばASLEEP(旧トヨタベッド)。ASLEEPのゲル素材(ファインレボ)は耐久性が高く30年使える素材とされています。
しかし、ゲル素材の耐久性が高くても、すべてゲルで出来たマットレスはなく、大体は一般レベルのウレタンフォームがボトム層に使われています。つまり、マットレス全体としての寿命はふつうと言えます。
ラテックス
ラテックスは、ゴムの木の樹液を使った素材です。
ゴムならでは高い弾力性が特長で、体当たりはやわらかいながら、スプリングコイルに似たような跳ね感を得られます。
見た目はウレタンフォームに似ていますが、ゴムのように多方向への反発力が働くため、寝返りのしやすさは抜群です。一方、ゴムならではの振動が伝わりやすい点がデメリット。また、ゴムアレルギーがある人は使用できません。
優秀な素材ですが、近年はウレタンマットレスにシェアを奪われ、ラテックスマットレスの代名詞ともいえる「センベラ」も販売終了するなど下火気味です。(メーカーの方に聞いたところ原材料の不足・価格高騰が主な原因とのこと)
NEW! 注目素材「ポリマー」
2022年くらいから、ポリマー素材を使ったマットレスが少しずつ増えてきました。
ポリマーという言葉自体は「重合体」という意味ですが、マットレスの素材におけるポリマーとは「ゴムのような樹脂素材」とお考えください。
ポリマー素材は「超高弾性ポリマー(ハイパーエラスティックポリマー)」と呼ばれることもあるとおり、ゴムのような高い弾力が特徴。素材自体の耐久性が非常に高く、10年以上の耐用年数があることもメリットです。
なお、ウレタン等の化学物質を使った素材と違い、ポリマー素材は水(ジェル)を主成分とし、食器などにも利用される安全性が高い素材です。
唯一のデメリットは重いことですが、反発性・通気性・耐久性・体圧分散性などが高いレベルで実現できる優れた素材として今後注目しています。
ノンコイル素材の参考動画
文章だけではわかりにくいノンコイルマットレスの感触等を知りたい方のために、動画をご用意しました。(すべて音は出ません)。
まずは、ウレタンフォームにおける低反発素材(左)と高反発素材(右)の反発性の違いです。明らかに低反発の形状が戻るスピードが遅いことがわかると思います。
ウレタンフォーム(低反発・高反発) |
---|
続いてファイバー素材。高反発ウレタンフォームほどピタッとした素早い反発スピードはないにせよ、三次元に絡まったファイバーがいろいろな方向に戻っていくことで寝返りがしやすいという特徴が生まれます。
ファイバー素材 |
---|
続いてゲル素材(ファインレボ)。もっちりとした衝撃吸収性があり、点で支えつつ、沈み込んだら面になる(ゲルが押しつぶされることで横のゲルとくっつく)ことがわかると思います。
ゲル素材 |
---|
続いてラテックス。ゴムならではの弾力性の高さ(反発性の高さ)と、しなやかな感触が特徴です。落下した鉄球が多方向に反発していることがわかります。横揺れは大きめです。
ラテックス素材 |
---|
最後はポリマー。グリッド構造ならではの点で支える体圧分散性の高さと振動の伝わりづらさ、そしてゴムのような弾力性が特徴です。寝返りの打ちやすさ・通気性は抜群です。
ポリマー素材 |
---|
低反発と高反発の違いは?
主にウレタンマットレスでは、ウレタンフォームの「反発力」を調節して寝心地を作っていて、低い反発性のマットレスを「低反発マットレス」、高い反発性があるマットレスを「高反発マットレス」と呼んだりします。
低反発 | 高反発 | |
---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() |
反発弾性率 | 15%未満 | 50%以上 |
特徴 | 衝撃吸収性が高く、静かな寝心地が実現でき、体にフィットし安定感がある | 寝姿勢保持性が良く、体の動きに対する反発力があり、寝返りをサポートする |
反発力とは「押し返す力」のことで、「反発弾性率(はんぱつだんせいりつ)」によって低反発(15%未満)と高反発(50%以上)に分けられます。
素材が持つ反発性を測る数値。反発弾性率を調べる方法として、JISが定めるテスト方法(JIS K 6400-3)があり、簡単に言うと「高さ50cmから鉄球を落として、反発した高さと割ったのが反発弾性率」です。

ちなみに、反発弾性率15~49%は「一般ウレタン(ふつうのウレタン)」です。
なお、当サイトではレビュー記事を作る際に、JIS K 6400-3と同等の条件で簡易的な反発弾性率のテストを行っています。(以下の動画)
低反発マットレスとは
低反発マットレスとは、押して離すとゆっくり形状が戻る素材を使ったマットレスのこと。
最大の特徴は衝撃吸収性の高さ。要するに「揺れにくいタイプ」です。
また、フィット感が強く、体圧分散性も高いです。
低反発マットレスは、宇宙船(NASA)の椅子を作るために開発されたテンピュール®素材をマットレスに応用したことが起源です。
体へのフィット感が強いあまり、やや寝返りが打ちづらく、寝苦しく感じる商品もありますが、低反発だから実現できる「雲のような寝心地」は入眠時においては最も気持ちよく感じる素材とも言えます。

実は「低反発」という言葉は造語で、正しくは「メモリーフォーム(形状記憶素材)」と言います。
高反発マットレスとは
高反発マットレスとは、押して離した瞬間に勢いよく形状が元に戻る素材を使ったマットレスのこと。
低反発のデメリットである「寝苦しさ(沈み込みやすさ)」や「寝返りのしにくさ」を改善する目的で開発されました。
高反発は、元に戻る力が強いため、沈み込みが少なく、人間が立っている状態と近い骨格を支えられます。(専門用語で「寝姿勢保持性が良い」と言います)
低反発に比べると体へのフィット感や体圧分散性は低めですが、反発力が高いため、体の動きへのサポート力があり、寝返りしやすいことも特長です。
高反発素材は、ウレタンフォーム(ウレタンマットレス)に多いですが、釣り糸を固めたような「ファイバー素材」もあります。ファイバー素材はエアウィーヴが有名ですね。

ファイバー素材単体ではかなり硬めの寝心地ですが、詰め物などを工夫して作ればちょうどいい寝心地になります。

「高反発」という言葉を世界で初めて使ったのは、イタリアの寝具ブランド「マニレックス」です。
コイルとノンコイルどっちが良い?
マットレスはメーカーの技術力や、素材のグレードなどによって寝心地・耐久性が変わるので、コイルとノンコイルどちらが良いとは一概には言えません。
強いて言えば、ノンコイルで使われている素材(ポリウレタンやポリエチレンなど)よりも、硬鋼線(鋼鉄)を使用しているスプリングコイルマットレスの方が耐久性は高い傾向があります。
しかし、スプリングコイルマットレスは重量が重かったり、独特のバネ感が苦手な人もいるので、そうした人はノンコイルタイプのマットレスを選ぶと良いでしょう。
ただし、繰り返しますが、クッション層(コイル・ノンコイル)だけの評価でマットレスの良し悪しを決めることはできません。
「納入実績」がひとつの参考
信頼がおける良いマットレスを選ぶにあたり、ひとつの参考になるのはホテルや旅館などの納入実績です。
ホテルや旅館にとってマットレスは顧客満足度につながる大切なポイントなので、とても慎重に選びます。
特にシモンズ、サータ、シーリー、日本ベッド、フランスベッドは有名なホテル・施設への導入実績が豊富です。
導入実績が豊富なメーカーについては以下の記事でご紹介しています。
知っておきたい!有名マットレスメーカー 8選
マットレスを選ぶうえで知っておきたい、有名マットレスメーカーをご紹介します。
特に海外メーカーや国内の老舗メーカーは高級ホテルなどへの納入実績も豊富で、信頼性が高いです。

マットレスメーカーの種類や特徴については以下の記事で「より詳しく」ご紹介しているので、ご興味ありましたらご参考くださいね。
1. SIMMONS(シモンズ)
参照:シモンズ
高品質なポケットコイルが特長の伝統メーカー
シモンズは1870年創業した老舗マットレスメーカー。世界で初めてポケットコイルマットレスの商業化に成功したことで有名です。

シモンズのポケットコイルはピアノ線と同等の高級素材「超硬鋼線」を使用しています。通常のコイルより耐久性が高く、長く使えるポケットコイルマットレスが特徴です。
ちなみに、クイーンサイズ・キングサイズのマットレスを初めて作ったのもシモンズです。
マットレスにおける国産のバネ素材のなんと約75%はシモンズで使われています。専門家
ココがポイント
- 超老舗ブランド
- 最高品質のポケットコイル
2. Sealy(シーリー)
参照:シーリー
睡眠を科学的に捉えたマットレス
世界の一流ホテルへの納入実績も豊富な老舗ベッドメーカー(1881年創業)。整形外科医の協力のもと、科学的なアプローチから開発に力を入れている点が特徴です。

米国家具業界専門誌「Furniture Today(ファニチャートゥデイ)」によるとシーリーは2019~2020年の全米No1のセールスを獲得しました。(2011~2018年の全米No1はサータでした)
他のメーカーに比べ、詰め物のボリュームが多い傾向があり、詰め物部分で体圧分散性を高め、睡眠の質を高める工夫がなされています。

老舗のスプリングコイルマットレスブランドの中では、低価格に買いやすく、コストパフォーマンスも良好です。
ココがポイント
- ふっくらとした寝心地が多い
- ボリュームがある詰め物
- ボンネルタイプのスプリング
3. Serta(サータ)
参照:サータ
8年連続で全米売上No.1
毎年発表される全米売上ランキング(ファニチャートゥデイ誌)にて、8年連続で全米売上No.1を獲得※。一流ホテルにも多く納入さていて信頼の実績とも言えるでしょう。※2020年以降はシーリーが全米No1を獲得
サータのマットレスは「ファイヤーブロッカー」という燃えにくい特殊素材を標準で搭載しています。

ますます高齢化を迎える日本では火災のリスクが増しています。ファイヤーブロッカーは火災が拡大するリスクを減らせる珍しい素材なので、防災意識が高い人におすすめです。

世界初のBOXトップ(ピロートップ)マットレスを作ったのはサータです。よって、「サータといえばBOXトップ」というイメージが強いですね。
ここがポイント
- 8年連続で全米売上No.1ブランド
- 難燃素材を使用
- 日本ではポケットコイルがメイン
4. マニフレックス
参照:マニフレックス
高反発マットレスの先駆者
マニフレックスはイタリアのマットレスメーカー。世界約100カ国に輸出され、3,500万人以上のユーザーに使われている世界最大級の寝具ブランドです。
マニフレックスのマットレスは「エリオセル®」という特許素材(高反発フォーム)を使用しています。

また、一般的なウレタンフォームを作る際には、フロンガスで発泡しますが、エリオセル®は水で発泡します。
よって、焼却時にも有毒な物質が出ません。このように環境問題への意識の高さという点がブランドとしての大きな特徴です。

創業者のマニさんは、伝説的なサイクリストとしても有名。創業当時から環境を意識した地球にやさしいものづくりを貫いています。(先見性の高さが素晴らしい)
ここがポイント
- 特許素材「エリオセル®」を使ったマットレス
- 環境への取り組みが素晴らしい
- 老舗ブランドの中ではコスパが優れている
5. TEMPUR® (テンピュール® )
参照:テンピュール®
NASA公認の高品質な低反発マットレス
テンピュール® はNASA(米国航空宇宙局)がロケット打ち上げ時に、宇宙飛行士にかかる重力を緩和するための衝撃吸収素材として開発されました。
その高機能な素材(テンピュール®)をマットレスに応用させたのがテンピュール®のマットレスです。

そして「無重力のような寝心地」と評され、入眠時に感じる心地よさが人気を呼び、瞬く間にヒットしました。
ファンも多く、元メジャーリーガーの松井秀喜さんは、テンピュール®とアンバサダー契約する以前よりテンピュール®を愛用していたことも有名です。

今や色々なメーカーから低反発マットレスは出ていますが、テンピュール®の品質には及びません。本格的・正統派の低反発マットレスが欲しい人はぜひチェックしてください。
ここがポイント
- 衝撃吸収性が高い低反発素材
- 全体的にやわらかめの寝心地
6. フランスベッド
参照:フランスベッド
国内販売シェアNo.1の日本企業
フランスベッドはフランス企業でなく日本企業です。日本人に好まれる寝心地や、日本独特の住居環境に合った商品開発をしています。国内において最も資本力と商品ラインナップが豊富なメーカーです。
最大の特徴は日本で唯一「高密度連続スプリング®」を製造・販売できるライセンスを持っていること。

高密度連続スプリング®は、耐久性が非常に高く、がっしりとした体格の人から圧倒的に支持されています。高密度に作れるため、体へのフィット感も高まります。

最近のフランスベッドといえば、「高衛生マットレス」です。除菌糸(アグリーザ)を使った生地が標準搭載されていることが多く、衛生面(抗菌防臭性)にこだわる人におすすめです。
ここがポイント
- 最大級の国内メーカー
- 日本で唯一、高密度連続スプリング®を選べる
- 高い衛生機能付きのマットレス
7. 日本ベッド
参照:日本ベッド
職人の技術力が高い
日本ベッドは仕立ての良さに高い評判があるマットレスメーカー。帝国ホテルや星のや軽井沢などの一流ホテルへの納入実績も豊富です。
日本ベッドといえば「シルキーポケットシリーズ」が有名。シルキーポケットとは超高密度の交互配列式ポケットコイルで、とろける絹のような寝心地からネーミングされたマットレスです。

コイルの密度は高いほど体の動きにきめ細かく対応できるので、なめらかで心地よい眠りとなります。

シルキーポケットは、ポケットコイルを接着剤を使わずに、職人の手で高密度に敷き詰めます。(こんな製法はどこ探してもありません)
よって、コイルの動きがとても良いのです。
ここがポイント
- 仕立ての良さが評判
- 高級旅館などへの採用実績が豊富
- バネを感じない静かな寝心地(シルキーポケット)
8. エアウィーヴ
参照:エアウィーヴ
スポーツ選手を起用した広告で有名
エアウィーヴは、ポリエチレン樹脂を使った「ファイバーマットレス」を中心に展開している寝具ブランドです。

有名スケート選手などを起用した広告で一気に認知度を高め、ベッド市場全体の客単価を高めたと言われています。創業は2004年なので、他のベッドメーカーに比べるとかなり新しい企業です。
ファイバー(エアファイバー®)を用いたマットレスは高い復元性が特徴。復元性とは「形状が元に戻りやすい性質」のことで、寝返りを打つ際に後押ししてくれる作用があります。

エアウィーヴの前身は、釣り糸や漁網を作る機械のメーカーでした。
釣り糸などに使われている素材(ポリエチレン)を網目状に固めたときの反発性・復元性・通気性などに着目し、エアウィーヴが完成したとのことです。
ここがポイント
- 反発性が高く、寝返りが楽
- 洗える
- アスリートにファンが多い
【有名メーカーの選ぶコツ】まずは「スタンダードモデル」
有名メーカーは、品ぞろえの数がかなり多い場合もあり、どのように選んだらいいか戸惑うこともあるでしょう。
『有名メーカーのマットレウを選びたい』考えている人は、まずはスタンダードモデルを検討するのがおすすめです。
メーカーには、すべてのマットレスの基準(スタンダード)となるモデルがあります。そして、スタンダードモデルは多くの人に合いやすい寝心地を狙って作られることが多いため、最も失敗しにくいモデルと言えます。

もし、スタンダードモデルが気に入らなかった場合、そこを基準に好みや条件をプラス・マイナスしていくと、最短距離であなたにぴったりなマットレスが選びやすいです。
上記でご紹介した有名メーカーにおけるスタンダードモデルは以下のとおりです。
シモンズ「ゴールデンバリュー」
シモンズ永遠のスタンダードモデルと言われ、最も人気があるマットレス。平均的な日本人体型によく合い、幅広い人に受け入れられる「やや硬め」の寝心地です。シモンズのマットレスの入門編としてもおすすめです。
シーリー「レスポンス エッセンシャルPT」
シーリーのスタンダードシリーズ。体圧に合わせて反発力が変化するポスチャーテックコイルと、厚みがある詰め物(ピロートップ)を採用した程よい硬さと柔らかさを実現したモデルです。
サータ「ライトブリーズ 5.8(#09)」
サータを全米No.1に押し上げたと言われる「i series(アイシリーズ)」。その中で最も人気モデルの後継商品です。ブレスフォート(低反発フォーム)×ポケットコイルの組み合わせに加え、銀イオンによる抗菌加工も魅力。
マニフレックス「モデル246」
マニフレックスの芯材「エリオセル®」を100%使用した高反発マットレス。エリオセル®ならではのしっかりとした反発性を存分に味わえつつ、シングルサイズで5万円という低価格で買えることも魅力です。
テンピュール®「プロ プラス(ふつうのかたさ)」
テンピュール®マットレスの原点となる最も人気のモデル。テンピュール ®素材の特徴が最もよく表現されていて、宙に浮いた静かな寝心地が得られます。プログレードは硬さが4つから選べますが、「ふつうのかたさ」が最もスタンダードな寝心地です。
フランスベッド「ライフトリートメント」
フランスベッドの基幹シリーズ「ライフトリートメント」はフランスベッドの中でも選びやすさを目指して立ち上げられました。最安値はLT-5000というモデルですが、おすすめは優れた機能性(ブレスエアー®やプロ・ウォール®など)を搭載したLT-7700です。
日本ベッド「シルキーポケット」
日本ベッドの代名詞とも言えるポケットコイルマットレスの傑作。高品質のバネを使用したコイルを超高密度に敷き詰め「バネに直接寝られる」レベルで作られています。バネ当たりがない静かな寝心地と、耐久性の高さが特徴。
エアウィーヴ「S03」
表と裏で寝心地が異なるエアファイバーを搭載したモデル。エアファイバーは3分割になっているので、体の部位ごとに寝心地を柔らかくしたり硬くしたりできます。
【まとめ】各メーカーの特徴
メーカー | 特徴 | 主なクッション材 |
---|---|---|
シモンズ | 高品質なポケットコイル | ポケットコイル |
シーリー | 詰め物にこだわりあり | ボンネルコイル |
サータ | 難燃素材の詰め物 | ポケットコイル |
マニフレックス | 高反発ウレタンのパイオニア | エリオセル®(ウレタン) |
テンピュール® | NASAが認めた低反発素材 | テンピュール®(ウレタン) |
フランスベッド | 体重が重い人に圧倒的な支持 | 高密度連続スプリング® |
日本ベッド | バネを感じない静かな寝心地 | ポケットコイル |
エアウィーヴ | 寝返りがしやすい | エアファイバー(ポリエチレン) |
ココが大事!失敗しないマットレス選びの最重要ポイント4つ

失敗しないマットレス選びのコツは、まずは以下の4つのポイントを抑えることです。
マットレス選びの最重要ポイント
- 硬さ
- 耐久性
- 反発性
- サイズ
1. 硬さの選び方
自分に合ったマットレスを選ぶうえで、大切なポイントは「硬さ」です。
硬さを考える上で基準となるのは、
- 寝姿勢
- 性別
の2つです。
結論から(そして大雑把に)言うと硬さを選ぶポイントは下記の通りです。
- 仰向き寝
- 男性(的な体型の人)
- 横向き寝
- 女性(的な体型の人)
ポイントは、マットレスに沈み込む体のラインです。
- 硬めに合うのは「平坦な」ライン(よって、仰向き寝・男性)
- やわらかめに合うのは「起伏がある」ライン(よって、横向き寝・女性)
硬いマットレスが合う人は?
基本の寝姿勢が仰向きの人は、硬いマットレスが合いやすいです。
仰向き寝はマットレスに対して、体のラインが平坦になりやすいからです。

特に日本人は仰向き寝が多いと言われています。
また、睡眠時には寝返りを打ちますが、寝返りの際はすべて仰向きの姿勢を通ります。よって、仰向きで寝ている時間が多いのが普通です。
性別では男性の方が硬めのマットレスが合いやすいでしょう。
男性は女性に比べて平坦な体をしているので、深く沈み込まないマットレスの方が体の中心線がまっすぐになりやすいからです。
やわらかいマットレスが合う人は?
基本の寝姿勢が横向きの人は、やわらかいマットレスが合いやすいです。
横向き寝の場合、肩や臀部(おしり)が深く沈み込むため、やわらかめのマットレスがおすすめです。

また、欧米人は横向き寝が多いので、欧米向けのマットレスはフカフカでやわらかく作らる傾向があります。
性別では女性の方がやわらかめのマットレスが合いやすいでしょう。
女性は男性に比べて体のラインがハッキリしているので、ある程度深く沈み込むマットレスの方が体の中心線がまっすぐになりやすいからです。
迷ったら「少し硬め」がおすすめ
自分の好みがハッキリしている人は別ですが、マットレス選びに不安がある人は「少し硬め」くらいの寝心地がおすすめです。
なぜなら、あとから調節しやすいからです。
もし買ったあとに「自分には硬すぎるな」と思ったら、敷きパッドやマットレストッパーなどで、やわらかく調整すれば良いのです。

逆にやわらかいマットレスは硬く調整することが困難です。また、硬すぎても調節しきれない場合もあります。
【ご紹介】フランスベッドの寝姿勢測定機
フランスベッドのショールームに「寝姿勢測定機」という自分の体に合ったマットレスの硬さを診断できる機械があります。
筆者が体験した内容を簡単にご紹介します。

身長計のような見た目で、乗ると後ろからいくつもの棒が体に当たり、曲線(ライン)を計測します。
下の画像が筆者の体のラインです。

そして、これが診断結果。

診断を受ける前は『男だから硬めのマットレスが合うかな?』と思っていたのですが、「やわらかめ(マイルド)のマットレスが合う」という診断でした。
「男性は硬め、女性はやわらかめが合いやすい」とこの記事でもご紹介しましたが、これはあくまで超ざっくりした傾向です。
身長体重だけではなく、体のラインも考えて硬さは選ぶべきということですね。

フランスベッドのショールームでは、この診断結果をもとに体に合うとされる寝心地の商品を紹介されます。
提案された商品は確かに自分の体に合っている感じがしました。

マットレスは頻繁に買うものではないので、自分に体に合う寝心地を理解している人はほぼいないと思います。
そして、硬さはマットレス選びに大切なポイントですので、近くにフランスベッドのショールームがある人は、体験してみてはいかがでしょうか(無料で5分くらいで終わります)。
【備考】ウレタンマットレスの硬さ「N(ニュートン)」について
ウレタンフォームを芯材に使ったウレタンマットレスのみ、N(ニュートン)という単位を使用し、消費者庁が定める「家庭用品品質表示法」によって硬さの表示義務が課せられています。
つまり、ウレタンマットレスは硬さの定義が決まっているということです。
▼消費者庁による表示ルール | |
---|---|
区分 | 用語(表示名) |
110N以上 | かため |
75~110N | ふつう |
75N | やわらかめ |
しかしながら、実際の感覚としては、110N程度は少しやわらかいくらいです。
さらに、そのマットレスの仕様(多層構造・凹凸加工・ゾーニング仕様・詰め物 など)によって、最終的に感じる硬さが変わるため、N数による硬さ表示はあまり参考にならないので注意しましょう。
2. 耐久性が高いマットレスの選び方
耐久性はマットレスを長く使う上で大切なポイントです。
『せっかくマットレスを買ったけどすぐにヘタって駄目になった』ということがないように、予算が許す限り耐久性が優れた商品を選びましょう。
耐久性が高いマットレスを選ぶコツは以下の4つです。
- 激安商品には注意
- 素材の密度が高いものを選ぼう
- ローテーションの可否
- 折りたたみマットレスは耐久性が低め
激安商品は避け、5万円以上が無難
基本的にマットレスは価格に応じて耐久性が高まります。
1万円以下で買える激安マットレスは価格相応にヘタるのが早いですし、底付きやバネ当たりを感じ、寝心地が良いとは言えない商品も多くあります。

あくまで目安ですが「最低で3万円前後・無難で5万円前後」以上のマットレスであれば耐久性としてある程度満足いく商品が手に入るでしょう。
『とにかく安いマットレスが良い!』という人は、激安モデルならではのデメリットや特徴を知っておいた方がミスマッチは少ないと思いますので、以下の記事をご参考ください。
素材の密度
基本的に素材の密度が高いほど、耐久性は増します。
スプリングコイルの場合
スプリングコイルマットレスであれば「高密度連続スプリング®」は鋼線をひとつなぎで高密度に編み込むことができるため、耐久性が最も優れています。

ポケットコイルマットレスでも、コイル数が少ないスカスカの商品よりも、ぎっしりと多くのコイルが敷き詰められた高密度タイプの方が、耐久性は優れている傾向があります。(もちろん、コイルひとつひとつの作りの丁寧さや、素材自体の頑丈さも関係します)

高密度(約1,200個/Sサイズ) | 平均的な密度(465個/Sサイズ) |
---|---|
![]() | ![]() |
といっても、単純にコイル数が多ければ多いほど良いというわけではなく、見るべきポイントは最低限の密度です。
バネ当たりが抑えられ、十分な耐久性を発揮する最低限の密度はシングルサイズあたり450個以上とお考えください。(ただし、コイル数は多いほど良いわけでなく、450個/S以上だと、耐久性ではなく寝心地の特徴が変わってきます。)
つまり、300個台のスプリングコイルマットレスはあまりおすすめできません。(なお、300個台はボンネルコイルマットレスに多いです)
ウレタンマットレスの場合
ウレタンマットレスは、ウレタンフォームの密度を「30D」などと表記します。この「D」とは密度(Density)の意味です。

一般的なウレタンマットレスは20~50Dの商品が多いですが、それぞれの耐久性(寿命)の目安は以下の通りです。
密度 | 耐久性 (寿命) | |
---|---|---|
高反発 | 低反発 | |
25D以下 | 40D未満 | 1~5年 |
30D前後 | 40~50D前後 | 5~8年 |
40D前後 | 55D前後 | 8年以上 |
50D前後 | 70D以上 | 10年以上 |

高反発と低反発で異なる理由は、低反発の方が、高密度で作らないと品質・耐久性が安定しないからです。
ファイバーマットレスの場合
ファイバーマットレスにおける密度とは、素材の量です。(高密度=ギュウギュウに編み込んでいます)

ファイバーマットレスの場合は、密度は耐久性にも関係しますが、「硬さ」への関係も深いです。
なぜなら、ファイバー素材は、主に密度で硬さを調節しているからです。
硬め | やわらかめ |
---|---|
![]() | ![]() |
上の画像のとおり、ファイバー素材はやわらかくなる(低密度になる)ほど、線が細く、空洞が多くなります。
これがファイバーマットレスの寝心地が「基本的に硬い」理由です。
要するに、ファイバーでやわらかい寝心地を作るには低密度にしなければならず、低密度にした場合は耐久性が落ちるので、最低限の耐久性を発揮するために「ある程度の硬さ」が必要なのです。
よって、耐久性が高いファイバーマットレスが欲しい場合は、なるべく寝心地が硬い商品を選ぶのがひとつのコツです。
復元率
復元率とは「一定回数マットレスを圧縮した結果、どのくらい元に形状に復元されているか」という数値です。
復元率はウレタンマットレスのみに表示義務が課せられていますが、ファイバーマットレスの一部商品でも公表されています。
基本的なマットレスの圧縮試験は80,000回の圧縮です。これは一晩にする寝返りの回数などを考慮して「標準的な人が10年使った場合」を想定した圧縮回数です。
メーカーや商品によって圧縮試験の内容が違うことがありますが、本来はJIS規定によって、きちんと測定し表示する義務があるので、JIS規定の検査を実施し、且つ96%以上の復元率がある商品を選ぶのが安心です。
ローテーションが可能かどうか
ローテーションとは、マットレスの上下・表裏の向きを定期的に変えることです。ローテーションは荷重のかかりをならし、部分的なヘタりを軽減させる効果があります。

しかし、すべてのマットレスがローテーション可能というわけではありません。基本的に上下のローテーションはできますが、表裏が対応していないマットレスもあります。

表裏のローテーションが可能なマットレスは、内部構造が横から見て線対称になっています。言い換えると裏面にも詰め物がしっかりと施されていることが条件です。

よって、ローテーションNGのマットレスは格安商品に多いです。できるだけ長く使い続けたい人は、表裏のローテーションができる「両面仕様タイプ」のマットレスを選ぶことがおすすめです。
折りたたみマットレスの耐久性は?
折りたたみマットレスとは、3つや4つに折りたためるマットレスのことです。

結論から言うと、通常の1枚タイプのマットレスに比べると、折りたたみマットレスは耐久性も寝心地も劣る傾向があります。
マットレスは基本的に端が最もヘタりやすいです。端部分は荷重が分散しにくく負荷が高くなるからです。
つまり、1枚もののマットレスであれば4辺で済むところ、3つ折りマットレスは12辺(4辺×3ブロック)もあるので、1枚ものに比べてヘタリやすいということです。
三つ折り(3分割) | 一枚モノ |
---|---|
![]() | ![]() |
また、折り目によってクッションが分断され「荷重分散・体圧分散・寝姿勢保持」といったマットレスの機能が十分に発揮されにくいです。たとえば3つ折りマットレスの折り目付近には、体の約33%と言われる背部の荷重が乗ります。


「コンパクトに収納したい」「手軽に移動したい」という人に折りたたみマットレスは最適ですが、耐久性や寝心地を優先するならクッションが分断されていない1枚タイプのマットレスがおすすめです。
3. 反発性の選び方(高反発と低反発どちらが良い?)
反発性(反発弾性)とは押して跳ね返る力のことです。
特にノンコイルマットレスの中には「高反発」や「低反発」をセールポイントにした商品も多くあります。
反発性と硬さは無関係
「高反発=硬め、低反発=やわらかめ」とお考えの方もいるかもしれませんが、反発性と硬さは別の話です。
高反発でやわらかい寝心地もあれば、低反発で硬めの寝心地のマットレスもあります。
高反発マットレスがおすすめの人は?
高反発はこんな人におすすめ
- 寝返りを打ちやすくしたい人
- 寝苦しく感じている人
高反発マットレスは体の動きをサポートするような反発性があります。
今使っているマットレスで思うように寝返りが打てない人が高反発マットレスにすることで、寝返りが楽に打ちやすくなります。

寝返りを打つことで蒸れにくくなるため、普段寝苦しく感じている人にもおすすめです。
荷重をグッと押し返すため、寝姿勢保持性も優れています。要するに、深く沈み込むような寝心地が苦手な人にもおすすめです。
低反発マットレスがおすすめの人は?
低反発はこんな人におすすめ
- 静かな寝心地が好き
- 圧迫感を軽減したい
低反発マットレスは衝撃吸収性が高く、揺れにくい寝心地が特長です。
よって、二人で寝る人や、静かな寝心地が好きな人におすすめです。
また、じんわりとしたフィット感による体圧分散性の高さがあり、圧迫感が感じにくいです。
寝返りのしやすさに関しては高反発マットレスよりも劣りますが、そもそも低反発マットレスは「寝返りを最小限にする」というコンセプトで作られています。
「偽物の高反発」に要注意
ウレタンフォームおいては、JIS規格で反発弾性率50%以上が「高反発(高弾性)」と定められています。
しかしながら、日本では「低反発以上=高反発マットレス」(つまり反発弾性率15%以上なら高反発)という誤った認識のもと商品が開発・販売されてしまっていることが多いです。
あくまで反発弾性率15~49%は一般ウレタン(ごく普通の反発性)です。

反発性が高い方が良いというわけではありませんが、寝返りのしやすさなどに影響するため、より高い反発性を求める人は、反発弾性率50%以上を目安に選びましょう。

見分け方のコツは反発弾性率を公表しているかどうかです。
「高反発ウレタンマットレスです!」とアピールしているのに、反発弾性率を公表していない商品は、実際の反発弾性率は50%に届かない(一般ウレタン)の可能性が高いと思います。特に安価な商品には要注意です。
ふつうな反発性のマットレスも多い
高反発でも低反発でもないニュートラル(ふつう)な反発性のマットレスも多くあります。
ウレタンマットレスは、「一般ウレタン=低品質な商品」という傾向が強いですが、スプリングコイルマットレスでは、詰め物にあえて少量の一般ウレタンを使用して、スプリング中心で寝心地を作ることも少なくありません。

そして、スプリングコイルは、「高反発」「低反発」という概念がないため、結果的に反発性をアピールしない(できない)商品が中心なのです。
4. サイズの選び方
サイズはマットレス選びにとても大事なポイントです。
サイズを間違えてしまうと快適な睡眠・住居環境を得られません。
マットレスのサイズ一覧
サイズ | 横幅 | 人数 | シーン |
---|---|---|---|
セミシングル | 80cm | 1人 | 小柄な人 |
シングル | 97cm前後 | 1人 | 1人でジャスト |
セミダブル | 120cm | 1~2人 | 1人で余裕 |
ダブル | 140cm | 2人 | 2人でジャスト |
クイーン | 160cm | 2人 | 2人で余裕 |
キング | 180cm | 2人以上 | 夫婦+子ども |
※メーカー・商品によって多少差あり
なお、マットレスの縦幅は約195cmです。
続いて各サイズの特徴をご紹介します。
セミシングル(SS)
横幅が約80cmの最もコンパクトなサイズ。小柄な女性や子どもが寝るのにおすすめで、狭い部屋にも置きやすいです。ただし、コンパクトすぎて寝返りが打ちづらく、平均的な体型の人は窮屈に感じるでしょう。
シングル(S)
横幅が97cm前後のサイズで、大人1人でぴったりな大きさです。シングルサイズのベッドは特に流通量が多いので、豊富な種類から選べます。小柄な女性ならゆったり眠れますが、体格が大きい男性は窮屈に感じるサイズです。
セミダブル(SD)
横幅が約120cmの大きさで、一人でゆったり眠れるサイズです。二人で眠る場合はやや窮屈ですが、なんとか使えます。一人暮らしを始めるならこのサイズがおすすめ。パートナーが出来ても、しばらくはベッドを買い替える必要がないサイズです。
ダブル(D)
横幅が約140cmの大きさで、二人でも快適に眠れるサイズです。よく「二人で寝るならクイーンサイズがおすすめ」と聞きますが、日本人の平均的な体型ならダブルサイズでも問題ないでしょう。
クイーンサイズ以上になるとベッドシーツなどのアクセサリーの種類が極端に減るので、ダブルサイズは使い勝手が良い大きいサイズと言えます。
クイーン(Q)
横幅が約160cmの大きさ。二人でゆったり眠りたいならクイーンサイズがおすすめです。ただし、ベッドシーツなどの品ぞろえはクイーンサイズ以上になると一気に減ります。
商品によってはマットレスが分割されている場合もあります。分割の場合、中央の分かれている部分の寝心地が悪くなりますが、お互いの振動が伝わりづらくなるメリットもあります。
キング(K)
横幅が約180cmの大きさ。とても広大なため二人で贅沢に眠れます。また、子どもと一緒に3人で寝ることもできるサイズです。
クイーンサイズと同様、マットレスが分割されているパターンがあります。分割マットレスの場合、シングル(97cm)×2か、シングル(97cm)+セミシングル(80cm)となるので、将来マットレスを子ども部屋用に分割し使い続けることもできます。
おすすめのサイズは?
一人ならセミダブル、二人ならダブルサイズ以上がおすすめです。
基本的に大きいサイズの方が快適に眠れます。
人は肩幅※の2~3倍ほど寝返りを打つと言われています。つまり、一人の場合、快適に眠るためには横幅120cm(セミダブル)は欲しいところ。※人の肩幅は平均40cmほどです
参考までに筆者(身長170cm、体重58kg)が寝てみたサイズ感は以下の通りです。
シングル | セミダブル |
---|---|
![]() | ![]() |
部屋の広さとの相談ですが、出来る限り大きいサイズがおすすめです。
縦幅の違い(ショート丈・ロング丈)
以上でご紹介したサイズは横幅(Wide)の話でしたが、商品によっては縦幅(丈(たけ)=Length)を選べるマットレスもあります。
通常のマットレスの縦幅は195cmですが、それよりも短いサイズを「ショート丈」、長いサイズを「ロング丈」と言います。

ただし、ショート丈・ロング丈が選べるマットレスはとても少ないので、探している人は下記でご紹介している「関連記事」をご参考ください。
ショート丈(縦幅180cm)
ショート丈の長さは約180cm。通常の長さと比べて、およそ15cm短いです。
ショート丈は身長160cm以下の人なら快適に眠れます。小柄な人やお子様が使うのにぴったりで、かつ、省スペースで設置できるので狭い部屋に住んでいる人にもおすすめです。
ロング丈(縦幅205~215cm)
ロング丈の長さは205~215cm。通常の長さと比べて、およそ10~25cm長いです。
身長が180cm以上になると、通常丈のマットレスでは窮屈に感じやすいので、ロング丈を選ぶとゆったりと眠れます。
なお、ロング丈はメーカーや商品によって規格(長さ)が異なることが多いので、よく確認しましょう。

快適に眠れるマットレスの長さは「身長×1.05+15cm」とされています。
この式に当てはめると身長175cm以上の人は、通常のマットレスの丈(195cm)では短すぎるのです。
とはいえ、脚を開いたり横向きで寝たりすることを考えると身長180cm未満の人は通常のマットレスの長さでも問題ないでしょう。
こんなところも?さらに失敗しないためのチェックポイント10個

すぐ上でご紹介した「最重要ポイント4つ」よりも重要度は少し低くなりますが、マットレス選びに失敗しないために抑えておきたい情報をご紹介します。
抑えておきたい10個のポイント
- 通気性
- 揺れにくさ
- ゾーニング
- お届け時に梱包状態
- 軽量すぎるのは要注意
- 捨てやすさ
- 返金保証付き(無料お試し期間)
- レンタルサービス
- 高衛生
- 環境への配慮
1. 蒸れが気になる人は「通気性」
通気性の良し悪しもマットレスによって異なります。
基本的には芯材の空洞が多いほど通気性が高まるので、睡眠時の蒸れが気になる人は、ファイバーマットレスや、オープンコイルマットレス(高密度連続スプリング®やボンネルコイル)がおすすめです。
しかし、芯材以外にも詰め物やカバー等の仕様によって通気性は変わるので、商品ごとに通気構造をチェックしましょう。
マットレスの通気構造については以下の記事で詳しくご紹介しています。
2. 二人で寝る人は「揺れにくさ」
特に二人で同じマットレスに寝る人は、お互いの振動が伝わりにくい(揺れにくい)マットレスを選ぶのがおすすめです。
揺れにくさはクッション材の種類によって変わります。
結論から言うと「ウレタンマットレス」と「ポケットコイルマットレス」が揺れにくいマットレスの種類です。
詳しくは以下の記事でご紹介しています。
3. ゾーニングのあり・なし
ゾーニングとは簡単に言うと「場所によって硬さや寝心地を変えること」です。
ゾーニングの主な目的(種類)は以下の3つです。
沈み込み防止(センターハード) | 外周強化(エッジサポート) | 圧力分散(プレッシャーリリーフ) |
---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() |
このうち特におすすめなのは外周強化(エッジサポート)です。

端が沈み込みにくいマットレスは、ワンサイズ上の使用感が得られ、2台ならべても使いやすい・腰掛けやすいといったメリットが多く、外周のみのゾーニングのため、寝心地面でデメリットはほぼありません。
要するにエッジサポートはあるに越したことはない仕様と言えるでしょう。
他のゾーニング(センターハードとプレッシャーリリーフ)はお好みでご検討いただければと思います。
4. 配送と梱包状態
マットレスは「梱包の大きさ」によって、配送方法が2パターンに分かれます。
マットレスの配送方法
- 大型配送便(非圧縮タイプ)
- 宅配便(圧縮タイプ)
特に伝統的なスプリングコイルマットレス(有名ブランドなど)では、マットレスそのままの形で梱包する「非圧縮タイプ」が多いです。
一方、最近では物流費の高騰から、特に低価格帯のマットレスでは押しつぶしロール状に梱包する「圧縮タイプ(ベッド・イン・ボックス)」化が進んでいます。
それぞれの配送に関する特徴は以下の通りです。
非圧縮 | 圧縮 | |
---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() |
配送方法 | 大型配送便 | 宅配便 |
納期 | 2~3週間 | 最短で2~3日 |
日時指定 | NG | OK |
再配達 | 有料が多い | 無料 |
搬入のしやすさ | △ | 〇 |
以上のとおり、大型配送便(非圧縮タイプ)は、配送のデメリットが多いです。
ただし、マットレスには圧縮できないパーツがあります。
- ワイヤー
- 交互配列のポケットコイル
- ファイバー
- チップウレタン
→これらが搭載されたマットレスは基本的に「非圧縮」
こうした素材が使える(制限がない)ためで、非圧縮の方が寝心地を追求しやすいと言えるでしょう。

圧縮・非圧縮のメリットとデメリットをまとめると以下のとおりです。
圧縮 | 非圧縮 | |
---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() |
メリット |
|
|
デメリット |
|
|
配送(圧縮・非圧縮の違い)については、以下の記事で詳しくご紹介しています。
5. 「軽すぎる」マットレスには要注意
マットレスを選ぶ際に「軽いこと」を重視する人もいるかもしれませんが、軽すぎるマットレスにはご注意ください。
特に体積に対して軽すぎる商品は耐久性が低い(スカスカな低密度仕様のため軽くなっている)可能性があります。
どうしても軽量なマットレスが良い場合は「薄型の高密度タイプのウレタンマットレス」を選ぶのがおすすめ。以下の記事で詳しくご紹介しています。
6. 見落としがちの「捨てやすさ」
マットレスは重いものでシングルサイズあたり25kg以上の商品もあります。さらにそれよりも大きいセミダブル・ダブルのサイズになると持ち運びに苦労するでしょう。
特に力が弱い人や他の人に手伝ってもらうことができない環境の人は、廃棄するときのことを考えて、「捨てやすさ」という視点で選ぶのもおすすめです。
結論から言えば「薄型のウレタンマットレス」が最も捨てやすいマットレスです。

スプリングマットレスなどを捨てる場合、基本的に粗大ごみ扱いとなりますが、ウレタンマットレス(ウレタンフォーム)はハサミや手で裁断ができ、細かくちぎれば家庭ごみとして捨てることができます。

お住いの地域によってゴミ出しのルールは異なるので、必ず各自治体のホームページなどをご確認ください。
ただし、薄型のウレタンマットレスは商品によって、底付きを感じやすいものもあり選び方に注意が必要です。
捨てやすいおすすめのマットレスは以下の記事でご紹介しています。
7. それでも迷ったら「返金・返品保証付き」
自分に合いそうな寝心地やサイズ感などが分かってきたからといって、それでもまだ不安はあると思います。
マットレスは決して安い買い物ではないので、できるだけ失敗したくないという人は「返金・返品保証付き」のマットレスを選ぶのもおすすめです。
返金・返品保証とは、マットレスを購入後、一定期間まで返品・返金の保証が受けられるサービスのことです。
もちろんすべてのメーカー・商品は対象ではありませんが、以下の記事で返金・返品保証が付いたおすすめのマットレスをご紹介しているのでご参考ください。
8. 期間限定で使いたい人は「レンタルサービス」

「期間限定でマットレスを使いたい」
「引越しなどの初期費用をできるだけ抑えたい」
という人は、マットレスを買うのではなく借りれるレンタルサービスを利用するのも手です。
最安で月額1,000円程度で借りられるサービスもあるので、気軽にマットレスを使えます。
ただし、月額制の場合、基本的に1年・2年ほどの長期間利用をしないと、手数料の支払いが発生することが多く、低価格なマットレスなら買ったほうがお得になることも。
中古マットレスは正直あまりおすすめできない
基本的にレンタルサービスで借りれるマットレスはセカンドハンド品(中古品)のことが多く、人が使ったマットレスで寝るのに抵抗がある人はおすすめできません。
実際に筆者も中古品を体験しましたが、独特なニオイもあり、正直新品を買った方が良いと思いました。
ただし、レンタルサービスによっては新品を選べる(リクエストできる)会社もあるので、ご興味ある方は比較検討いただければと思います。
おすすめのレンタルサービスについては以下の記事でご紹介しています。
9. 最近のトレンド「高衛生マットレス」とは?
ここ最近では衛生面にこだわる消費者の声を受け、衛生機能が強化されたマットレスが発売するようになりました。
以前から、軽度の抗菌性(抗菌防臭加工)がある商品もありましたが、より抗菌性が高い「制菌」や、「抗ウイルス」等の衛生機能を高めたマットレスが新たに開発されています。

衛生技術(繊維加工技術)については各社各様で、期待できる効果も多種多様です。
以下の記事ではマットレスの衛生加工の特徴や、おすすめの高衛生マットレスをご紹介しています。通常のマットレスよりも価格は少し高くなるのですが、衛生面を気にされる方はご参考くださいね。
10. 環境への配慮
最近では「サステナブル」や「SDGs」といった言葉が注目され、マットレスにおいても各メーカーで環境に対する取り組みが盛んになってきました。
特にスプリングコイルマットレスは、廃棄時の問題(捨てにくい・粗大ごみでも回収できない自治体がある など)があるため、「分解しやすい構造」をフランスベッドや源ベッドでは独自に開発しています。
他に原料や安全性などにも各社で工夫があるので、『なるべく環境に配慮したマットレスを選びたい』という人は以下の記事をご参考くださいね。
・
・
【予算別に厳選!】本当におすすめのマットレス 30選
万人にぴったりなマットレスはありません。
ですが、できるだけ買っても失敗が少ない、高品質でコストパフォーマンスが良いマットレスを価格帯別に厳選しました。
なお、おすすめ商品を厳選するにあたり、各マットレスメーカー様への取材を重ねました。
取材協力
メーカー (取材記事へリンク) | 公式サイト |
---|---|
シモンズ | 公式サイト |
ドリームベッド(サータ) | 公式サイト |
日本ベッド | 公式サイト |
フランスベッド | 公式サイト |
テンピュール・シーリー・ジャパン | 公式サイト |
マニフレックス | 公式サイト |
エアウィーヴ | 公式サイト |
西川(エアー) | 公式サイト |
パラマウントベッド | 公式サイト |
アキレス | 公式サイト |
neruco | 公式サイト |
マットレス業界のプロたちの意見を参考にし、ベッド専門サイトを運営している筆者が厳選しましたのでご参考いただけますと幸いです。
予算・シーン別のまとめ
おすすめのマットレスは下記の価格帯・シーンごとにまとめています。
それぞれクリックすると項目にジャンプします。(当記事内)ひとつひとつ確認したい人は、この記事を下にスクロールしていってください。
特におすすめする商品は【イチオシ】マークを付けました。
ご紹介する商品について、仕様や寝心地をわかる範囲で記載しました。寝心地(硬さ・柔らかさ)については実際に筆者が体験したものもあれば、口コミや仕様から読み解いて記載しているものもあるのでご了承ください。
【1~4万円台】格安おすすめマットレス 9選
こんな人におすすめあまりお金がかけられないけど、快適に睡眠したい
最もコストパフォーマンスが発揮される価格帯で、ネット限定商品が中心です。その中でも特におすすめな格安モデルを揃えました。
1. neruco「バリューポケットコイルマットレス」【イチオシ】
1万円で選ぶならコレ
ベッド専門店「neruco(ネルコ)」のオリジナルマットレス。高密度仕様で豊かなクッション性が魅力のポケットコイルタイプです。マットレスの側面はすべてメッシュ構造になっているので通気性も抜群。
実際に寝てみた感想としては、どちらかというとソフトな寝心地で特に女性におすすめですが、男性の筆者も心地よく感じました。この優れた寝心地で「シングルサイズで約1万円」は利益が取れているか心配になるほどのコストパフォーマンスの良さを感じた逸品です。
サイズ | セミシングル~クイーン ※ショート丈あり |
---|---|
硬さ | ふつう |
反発性 | ふつう |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 (Sサイズ) | 12,990円 |
その他 | 片面仕様、メッシュ構造 |
2. ZINUS(ジヌス)「Green Tea 低反発マットレス」
学生・新社会人におすすめ
韓国発のグローバル寝具メーカー「ZINUS(ジヌス)」の売れ筋マットレス。ZINUSと言えばベッド・イン・ボックス(マットレスの圧縮梱包)を、世界で初めて採用したことでも有名です。
低反発タイプなので衝撃吸収性が高く、揺れにくいことが特徴。耐久性がやや低めな点がデメリットですが、約1万円という価格にもかかわらず、3層ウレタンフォームによってリッチな寝心地が味わえます。ウレタンは捨てやすさも魅力なので、予算を最大限に抑えつつ、寝心地の良さや取り扱いやすさを大切に考えている人におすすめです。
サイズ | シングル~ダブル |
---|---|
硬さ | ふつう |
反発性 | 低反発 |
クッション材 | ウレタンフォーム |
価格 (Sサイズ) | 10,990円 |
その他 | 片面仕様 |
3. エアリゾーム「ピロートップ HOLLOW」
とくに女性におすすめ
インテリアショップ「エアリゾーム」のオリジナルピロートップマットレス。ピロートップとはマットレスの上にクッションがついている仕様のことで、マットレスの体圧分散性を向上させます。高級ホテルにもピロートップタイプのマットレスは採用されていることも多いです。
左右一列のスプリングの線径を太くして端部分を強化しているため、沈み込みにくく、寝返りなどでも落下しにくい仕様となっています。寝心地はやわらかいのでどちらかというと女性におすすめです。ピロートップとしては格安価格。
サイズ | シングル~クイーン |
---|---|
硬さ | ソフト |
反発性 | ふつう |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 (Sサイズ) | 19,990円 |
その他 | 片面仕様、ピロートップ、ゾーニング |
4. 源ベッド「日本製ポケットコイルマットレス 夜香 ハイグレード2」【イチオシ】
高品質な日本製、なのに低価格
広島県のベッドメーカー「源ベッド」のオリジナルマットレス。同社内の数あるマットレスの中で最も売れ筋の人気商品です。
ポケットコイルのバネは最高クラスの硬鋼線を使用。詰め物には防ダニ・抗菌防臭の機能綿(マイティトップ®Ⅱ)を採用し、清潔な状態を保ちやすい点もメリットです。さらに両面仕様のため、ローテーションにより寝心地が長持ちします。
なお、寝心地がソフト・レギュラー・ハードの3種類から選べますが、「レギュラー」で「やや硬め」くらいの寝心地です。
実際にレギュラータイプを体験しましたが、これぞスタンダードな寝心地!という印象で、幅広い人に合いやすいと思います。
「国産×ハイスペックで2万円台から」というのは数あるマットレスの中でトップレベルのコストパフォーマンスを誇り、実際の寝心地も素晴らしく、当サイトの中では特にイチオシのモデル。
ワンランク上のプレミアムタイプや、抗ウイルス加工のデオファクタータイプもおすすめです。
サイズ | セミシングル~ワイドダブル ※ショート丈あり |
---|---|
硬さ | ソフト・レギュラー・ハード ※選べる |
反発性 | ふつう |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 | 28,900円~ |
その他 | 日本製、メッシュ生地、エッジハード、両面仕様 |
5. RASIK(ラシク)「ハイグレード2層ポケットコイルマットレス(26cm)」
2層ポケットの最安値レベル
2層(コイル・オン・コイル)仕様のポケットコイルマットレス。2層構造ならではの高い体圧分散性と荷重分散性により「ふんわりとしつつしっかり体を支える」という理想的な寝心地が実現されています。
コイル・オン・コイルは高級メーカーのハイランクモデルに採用されるような仕様ですが、それが3万円台から買えるのは驚きです。サイズバリエーションも豊富でクイーン・キングは(分割でない)1枚もののため、大きいサイズを探している人にもおすすめです。※2023年4月より「厚さ21cm」が追加されました
サイズ | セミシングル~キング |
---|---|
硬さ | ややソフト |
反発性 | ふつう |
クッション材 | ポケットコイル(2層) |
価格 (Sサイズ) | 34,980円 |
その他 | 片面仕様、メッシュ構造 |
6. neruco「ふわふかマットレス」
特殊スプリングで「ふわふか」な寝心地
「10万円ほどの高級ピロートップ式マットレスを1/5以下の価格でご提供したい」というコンセプトで開発されたポケットコイルマットレス。あえてピロートップ仕様にせず、新開発の特殊スプリングによってふんわりふかふかなリッチな寝心地を実現しました。
耐久性が高いスプリングを中心としてふんわりの寝心地を作っているため、ピロートップ式のデメリットであるヘタリやすさ(詰め物がヘタリやすい)を克服しつつ低価格で買えるというユニークな逸品。
サイズ | シングル~クイーン |
---|---|
硬さ | ややソフト |
反発性 | ふつう |
クッション材 | 高密度ポケットコイル |
価格 (Sサイズ) | 19,900円 |
その他 | 片面仕様、抗菌防臭・防ダニ |
7. モダンデコ「DORMIRA 超高密度ポケットコイルマットレス」
コイル数1,300個の超高密度で2万円台
1,300個の超高密度コイルで、荷重がかかりやすい場所に太いコイルを配置するゾーニング仕様。さらに両面仕様なのでローテーションによって長持ちしやすいです。
口コミ評価も高く、スペックを考えると10万円を超えそうなマットレスですが、2万円台で買えるコスパの良さが魅力。
サイズ | シングル~ダブル |
---|---|
硬さ | ふつう |
反発性 | ふつう |
クッション材 | 高密度ポケットコイル |
価格 (Sサイズ) | 29,999円 |
その他 | 両面仕様、ゾーニング、防ダニ |
8. フランスベッド×インテリアオフィスワン「最高に硬いマットレス(IFM-002)」
硬めの寝心地が好きな人に!
フランスベッドとベッド専門店ネルコなどを運営するインテリアオフィスワンが「普通の硬さじゃ満足できない人」に向けて共同開発した超硬めマットレス。
単に硬いだけでなく、詰め物とクッションによる柔・硬・軟のバランスが絶妙で多くの人に受け入れられやすい寝心地です。フランスベッドの高密度連続スプリング®だから実現できた逸品です。
外周に2列の通気孔が設けられ、オープンコイル構造と相まって通気性が抜群。さらに両面仕様で抗菌防臭・防ダニと満足感が高い仕様も魅力です。
サイズ | シングル~ダブル |
---|---|
硬さ | 硬め |
反発性 | ふつう |
クッション材 | 高密度連続スプリング® |
価格 (Sサイズ) | 39,990円 |
その他 | 両面仕様、防ダニ、抗菌・防臭 |
9. ビーナスベッド「オリジナル国産ポケットコイルマットレス」
王道のポケットコイルマットレス
岡山県にあるベッドメーカー「ビーナスベッド」のオリジナルマットレス。詰め物を極力抑え、しなやかなスプリングの動きを最大限高めているため、ポケットコイルならではの寝心地が存分に堪能できます。
コイルに使用しているバネは一般的な「硬鋼線」よりもハイグレードな「ピアノ線」を採用。側地は綿100%で通気性が良く、両面仕様なので表裏のローテーションも可能です。非圧縮梱包でのお届けなので、開封直後から使えるしっかりとした仕様です。
サイズ | セミシングル~キング ※ロングサイズあり |
---|---|
硬さ | やや硬め |
反発性 | ふつう |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 (Sサイズ) | 44,800円 |
その他 | 日本製、両面仕様、ピアノ線 |
【5~10万円台】本格的な寝心地のおすすめマットレス 8選
こんな人におすすめ快適な寝心地にこだわりたい
少し予算を奮発して、より満足いく寝心地を得たい人におすすめです。有名メーカー製のマットレスもこのくらいの価格から増えてきます。
1. 快眠タイムズ マットレス【イチオシ】
抜群のバランス感!失敗しにくい寝心地
愛知県に本社がある株式会社篠原化学が展開する寝具ブランド「快眠タイムズ」の基幹マットレス。寝具のプロによって計算されつくされた3層構造のウレタンフォーム+機能カバーによる寝心地・使用感は多くの人に合いやすいでしょう。
芯材のウレタンフォームは低反発+高反発(反発弾性率60%)仕様。沈み込んだらグッと押し返し、滑らかな寝返りが打てます。通気性も抜群なので、睡眠時の蒸れが気になる人にもおすすめ。さらに60日の無料お試し期間付きです。この仕様で5万円台~はコスパが優秀です。
サイズ | シングル~クイーン |
---|---|
硬さ | やや柔らかめ |
反発性 | 低反発+高反発 |
クッション材 | 3層ウレタンフォーム |
価格 (Sサイズ) | 50,000円~ |
その他 | 片面仕様、高反発、返金・返品保証あり |
2. エマ・マットレス ハイブリッド【イチオシ】
世界中で600万人が愛用(シンプルな返金保証あり)
エマ・スリープはドイツ発の海外マットレスブランド。2015年に欧州で発売以降、数々のアワード(表彰)を獲得していて、世界的な高評価を得ています。2021年よりついに日本でも販売開始されました。
本商品(エマ・マットレス ハイブリッド)は、高反発フォーム×ポケットコイルのハイブリッド仕様で、反発性が高いため寝返りがしやすく、ストロークの深い、高級マットレスのような寝心地がリーズナブルに味わえる点が魅力です。
100日間のお試し期間も付いています。お試し期間付きのマットレスは他のメーカーでもありますが、エマ・マットレスはその中でもシンプルかつ親切な仕組み(全国規模での送料無料・梱包材が不要・運送会社の手配不要)なので、気軽に試せることも魅力です。
サイズ | シングル~キング |
---|---|
硬さ | ふつう |
反発性 | 高反発 |
クッション材 | ウレタンフォーム×ポケットコイル |
価格 | 133,000円~ |
その他 | 片面仕様、返金・返品保証 |
3. NELLマットレス【イチオシ】
寝返りのしやすいマットレス
NELLマットレスは、日本のベンチャー企業「株式会社Morght」が福岡県大川市にある老舗マットレス設計会社と共同開発した新しいマットレスです。シングルサイズあたり約1,200個ものコイルを搭載した超高密度タイプのポケットコイルマットレスで、腰部分と端を強化したゾーニング仕様が特徴。寝返りのしやすさと端の落ち込みを軽減させる工夫を凝らしています。
さらに両面仕様で、抗菌防臭や消臭の機能綿を詰め込んだ贅沢な作り。これで7万円台から買えるのはかなりコストパフォーマンスが優れていると言えます。実際に試しましたが素晴らしい寝心地だと思いました。120日間のお試し期間(返金・返品保証)があるので、ぜひ寝心地を体験してみてほしいです。
サイズ | シングル~キング |
---|---|
硬さ | ふつう |
反発性 | ふつう |
クッション材 | 高密度ポケットコイル |
価格 | 75,000円~ |
その他 | 両面仕様、抗菌防臭・消臭綿、返金・返品保証 |
4. ニトリ「Nスリープ H2-02CR VH」
ラテックス×2層コイル
ニトリのオリジナルブランド「Nスリープ」の2層(コイル・オン・コイル)モデル。詰め物にラテックスを使用し、弾力性・反発性を高めつつ、沈み込むと2層のコイルによってやさしく荷重が分散されます。
マットレスに求められる硬さと柔らかさのバランスがうまく表現されたモデルと言えるでしょう。品質への自信から30年の保証付きです。
サイズ | シングル~クイーン |
---|---|
硬さ | やや硬め |
反発性 | 高め |
クッション材 | ポケットコイル(2層) |
価格 | 56,900円(+送料) |
その他 | 片面仕様、抗菌防臭・防ダニ、30年保証 |
5. Literie(リテリー)「ATHLETE」
ファイバーマットレスで選ぶならコレ
国産家具メーカー「モーブル」が展開するマットレスブランド「リテリー」の売れ筋人気モデル。硬さの異なるファイバー素材(ライトウェーブ®)の2層6ブロック構造で、好きな寝心地にアレンジ可能です。
ファイバー素材の上に凹凸ウレタンフォームを搭載することで、体圧分散性と寝姿勢保持性を高めています。さらにカバーも表裏で異なる素材(秋冬用のニット生地、春夏用のメッシュ生地)を使用。
カスタマイズ性が高く使い勝手も良く、ファイバータイプのベッドマットレスの中では最もコストパフォーマンスが高いと言える逸品です。60日のお試し期間付きも魅力。
サイズ | シングル~ダブル |
---|---|
硬さ | ふつう~硬め(調節可能) |
反発性 | 高反発 |
クッション材 | ポリエチレンファイバー |
価格 | 81,180円~ |
その他 | 両面仕様、洗える芯材、お試し期間あり |
6. フランスベッド「キュリエスAG(Ag-MH-055α)」
高い抗菌性で臭いに強い
フランスベッドが注力する高衛生マットレスブランド「キュリエスAG」のオンライン限定モデル。キュリエスAGの生地はアグリーザという高い抗菌性がある糸を使っています。アグリーザは一般的な抗菌加工よりも、幅広い菌に対応できることが特徴で、特に臭いに強いとされています。
クッション材には高密度連続スプリング®を採用し、耐久性も抜群。さらに両面仕様で防ダニ加工、通気孔も設けられていて、まさに隙のないモデルと言えるでしょう。フランスベッドは有名メーカーの中ではコストパフォーマンスが良く、特にこのモデルは10万円以下で買える高級モデルとしてイチオシです。
サイズ | シングル~ワイドダブル |
---|---|
硬さ | やや硬め |
反発性 | ふつう |
クッション材 | 高密度連続スプリング® |
価格 | 100,000円~ |
その他 | 両面仕様、防ダニ、除菌(制菌レベル以上) |
7. マニフレックス「フラッグFX」
マニフレックスのフラッグシップモデル
高反発マットレスのパイオニアとしても有名な「マニフレックス」のフラッグシップモデル。サッカーの香川選手が愛用していることでも有名です。
オープンセル構造のウレタンフォームに加え、カバー側面に通気孔を設けているため、通気性にはかなり気を配られた仕様です。
カバーの生地には、吸湿性・放湿性にすぐれた木製ファイバーを採用。防臭効果も長けています。31D×75Dの高密度タイプなので高い耐久性がある点もメリットです。
サイズ | シングル~クイーン |
---|---|
硬さ | ふつう |
反発性 | 高反発 |
クッション材 | ウレタンフォーム |
価格 | 106,480 円~ |
その他 | 両面仕様 |
8. NEWコアラマットレスBREEZE
通気性への配慮がすごい!蒸れにくいウレタンマットレス
コアラマットレスは2015年にオーストラリアで創業した「コアラスリープ」という寝具メーカーのマットレスです。販売開始後あっという間にオーストラリアのマットレス市場において最高評価を得るまでに成長し、2017年10月に日本市場へ参入しました。
2021年8月に大きなリニューアルを経て、NEWコアラマットレスシリーズとして発売されました。NEWコアラマットレスシリーズは3モデルありますが、本商品(BREEZE)は真ん中のグレード的な位置づけ。
BREEZE(そよ風)というネーミングのとおり、最大の特徴は通気性の良さです。多層構造&ゾーニングレイヤー&クールマックス生地と、ここまで通気性に配慮された珍しいです。
ふんわりとした寝心地のウレタンマットレスながら蒸れを感じにくいのは素晴らしい出来栄えです。
サイズ | シングル~キング |
---|---|
硬さ | ややソフト |
反発性 | やや高め |
クッション材 | ウレタンフォーム |
価格 | 122,000円~ |
その他 | 超通気構造、クールマックス生地 |
【15万円以上】高級おすすめマットレス 3選
こんな人におすすめ高級ホテルの寝心地を自宅で味わいたい
高級ホテルへの納入実績が豊富で確かな品質のおすすめマットレスをご紹介します。
1. 日本ベッド「シルキーポケット レギュラー」【イチオシ】
バネに直接寝られる高品質
仕立ての良さの評判が高い老舗国産メーカー「日本ベッド」の基幹マットレスブランド。そのとろけるような寝心地で「バネに直接眠れるマットレス」というコンセプトで生まれました。
日本のもの作りの精神が具現化されたようなマットレスで、迎賓館赤坂離宮や、帝国ホテル・星野リゾート(星のや軽井沢・東京)など有名ホテル・旅館への納入実績も豊富。睡眠の質にこだわりたい人には間違いなくおすすめの逸品です。
サイズ | シングル~キング |
---|---|
硬さ | やや硬め |
反発性 | ふつう |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 | 176,000円~ |
その他 | 両面仕様、超高密度 |
2. シモンズ「ゴールデンバリュー」
耐久性が高いポケットコイル
「永遠のスタンダードモデル」と言われ、シモンズの中で最も人気があるマットレス。シモンズと言えばポケットコイルマットレスですが、シモンズのポケットコイルはピアノ線と同等の高級素材「超硬鋼線」を使用しているので耐久性が高いことが特長です。ポケットコイルなので振動が伝わりづらく、体が大きいカップルにおすすめです。
サイズ | シングル~キング |
---|---|
硬さ | ふつう |
反発性 | ふつう |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 | 192,500円~ |
その他 | 両面仕様、超硬鋼線 |
3. サータ「ライトブリーズ 5.8(#09)」
人気マットレスの後継モデル
サータを8年連続全米No.1に押し上げた「i series(アイシリーズ)ノーマルボックストップ」の後継モデル。人間の体の中で一番荷重がかかる腰臀部に少し太めの線径2.0mmコイルを配置し補強することでバランスの良い荷重分散と耐久性アップを実現。
ボックストップ(詰め物)内にはブレスフォートという低反発素材を搭載し、体をやさしく包みながら底付き感のない安定した寝姿勢を保ちます。
サータのマットレスは「ファイヤーブロッカー」という難燃素材(燃えにくい素材)が入っているので、防災意識が高い人にもおすすめです。
サイズ | シングル~キング |
---|---|
硬さ | やや硬め |
反発性 | 低反発 |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 | 203,500円~ |
その他 | 両面仕様、ゾーニング、難燃素材、抗菌加工(銀イオン) |

初期投資は高いですが、マットレスは毎日使うもの。長い目で見ればコストパフォーマンスは良いと言えます。近くにショールームがある人はぜひ試しに行ってみてください。
なお、高級なベッド&マットレスの選び方については以下の記事で詳しくご紹介しています。
【コンパクト】おすすめの薄型&折りたたみマットレス 5選
こんな人におすすめ
- 折りたたんで収納したい
- 二段ベッドやロフトベッドで使いたい
薄型や折りたたみマットレスは寝心地は通常のベッドマットレスに比べると劣る傾向がありますが、厚いマットレスが置けないベッド(二段ベッドやロフトベッドなど)に最適です。また、収納しやすいので来客用にもおすすめです。
1. リフレーションジャパン「SOMRESTAマットレスPREMIUM」【イチオシ】
抜群の耐久性と反発性
寝具・インテリア業界に20年ほど精通したプロが満を持して立ち上げた高品質ウレタンマットレスブランド。超高密度なウレタンフォームを使用し、従来の3倍(240,000回)の圧縮テストでも復元率99.6%を誇る抜群の耐久性が特長。高い反発性があるので寝返りもしやすいです。
カバーは抗菌活性値5.9の「制菌レベル(つまり高いレベル)」の抗菌性がある生地を使用。取り外して洗えるので、汗をかきやすい人にもおすすめです。薄型タイプのため、ロフトベッド・二段ベッドにもぴったり。使わないときには折りたたみも可能という、寝心地・使い勝手・衛生面の三拍子揃った逸品。
サイズ | シングル~ワイドダブル |
---|---|
硬さ | やや硬め |
反発性 | 高反発(反発弾性率60%) |
クッション材 | ウレタンフォーム |
価格 | 49,800円~ |
その他 | 両面仕様、高反発、高密度、抗菌防臭・防ダニ、三つ折り |
2. 源ベッド×悠デザイン「咲夜ハイフィール」【イチオシ】
寝心地・感触の良さを追求
当サイト(運営:株式会社悠デザイン)と、国産ベッドメーカー「源ベッド」が共同開発した薄型マットレス。
『薄型マットレスとは思えない至高の寝心地』を目指し、薄型タイプでは珍しい3層構造、表層には超高密度・高反発フォームを採用しています。
3層構造ならではの体圧分散・寝姿勢保持・荷重分散のバランスの良さと、高反発ならではの寝返りサポート性が高い寝心地が実現されていて、約4万円から買えるコストパフォーマンスの良さが魅力です。
サイズ | シングル~ダブル |
---|---|
硬さ | ふつう |
反発性 | 高反発(反発弾性率60%) |
クッション材 | 3層ウレタンフォーム |
価格 | 39,900円~ |
その他 | 片面仕様、高反発、高密度、抗菌防臭・防ダニ |
3. コアラスリープ「コアラフトン OASIS」
三つ折りの中では特に素晴らしい寝心地
コアラスリープと言えばNEWコアラマットレスが有名ですが、三つ折りマットレスも販売していて、当サイトとしてはこちらの方が評価は高いです。
芯材とカバーの組み合わせがよくできていて、3分割タイプにもかかわらず、耐久性や寝心地が満足いくレベルに仕上がっています。
三つ折りならでは使い勝手の良さを得つつ、寝心地にもこだわりたい人におすすめの逸品。120日の無料お試し期間付きなので気軽に試せることも魅力です。
サイズ | シングルのみ |
---|---|
硬さ | やや硬め |
反発性 | 高反発(反発弾性率52% ※当サイト測定) |
クッション材 | 2層ウレタンフォーム |
価格 | 49,900円~ |
その他 | 120日の無料お試し期間付き |
4. 昭和西川「ムアツ マットレス(20年ムアツ X)」
大ヒット寝具のリニューアル
「ムアツ」は日本の老舗寝具メーカー【昭和西川】の代表寝具ブランド。凹凸加工が施されたプロファイルウレタンのパイオニアで、旧モデルの「ムアツふとん」は1971年に発売を開始し、2015年には累計販売数400万台を達成した大ヒットロングセラー商品として有名です。
ムアツふとんは2023年3月にフルリニューアルされ、商品名が「ムアツ マットレス」として生まれ変わりました。ムアツマットレスにはいくつか種類がありますが、特におすすめは「20年ムアツ X」というモデルです。
20年ムアツ Xはムアツブランドが持つ大きな特徴「耐久性・反発力・通気性・衛生加工」を存分に味わえます。価格はやや高めですが、薄型の三つ折りマットレスというジャンルにおいては、選んで間違いない逸品と言える仕上がりです。
サイズ | シングル~ダブル |
---|---|
硬さ | レギュラー、ハード ※レギュラーで「やや硬め」 |
反発性 | 高反発 |
クッション材 | ウレタンフォーム(プロファイル加工) |
価格 | 143,000円~ |
その他 | 抗菌防臭(ポリジン加工)・防ダニ、三つ折り |
5. neruco「オリジナル薄型ポケットコイルマットレス」
格安&定番ならコレ
線径1.9mmのバネを使用したしなやかな弾力性を持つ薄型ポケットコイルマットレス。全周メッシュ構造なので通気性に優れています。お届け時にはロール状の圧縮梱包で配送されるので、通路が狭い家でも安心です。※このマットレスは折りたためません
サイズ | セミシングル~シングル ※ショート丈あり |
---|---|
硬さ | やや硬め |
反発性 | ふつう |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 | 11,490円~ |
その他 | 片面仕様、メッシュ構造 |

薄型マットレスの選び方については以下の記事で詳しくご紹介しています。
【手軽に寝心地UP!】おすすめのマットレストッパー 5選
こんな人におすすめ
- 手軽に寝心地を改善したい
- 持ち運びしたい
トッパーとは簡単に言うと薄いマットレスのこと。
薄いため単品で使うことには不向きですが、価格が比較的安いため手軽に寝心地を改善するにはおすすめです。

なお、柔らかすぎる寝具の上にトッパーを置くのはおすすめしません。柔らかすぎるとトッパー自体も歪みやすく、せっかくの性能が活かせないからです。
トッパーを利用する際にはあくまで、ふつう~硬めの寝具の上に敷くことを前提として考えていただければと思います。
1. SOMRESTA マットレストッパー【イチオシ】
高衛生・高耐久ならコレ
薄型マットレスのところでおすすめ商品としてご紹介した「SOMRESTA(ソムレスタ)」のトッパータイプ。基本的な構造はソムレスタのクッション素材を薄くしているだけなので、特長である高い耐久性と優れた衛生面、寝返りのしやすさなどはそのままです。
反発弾性60%という高い反発性を持っているので、体の動きサポートしてくれてコロンと簡単に寝返りを打つことができます。
サイズ | シングル~ダブル |
---|---|
硬さ | やや硬め |
クッション材 | ウレタンフォーム |
価格 | 26,800円~ |
その他 | 両面仕様、高反発、高密度、抗菌防臭・防ダニ、三つ折り |
2. 快眠タイムズ「スウィートドリーム ピロートップ」
薄くても荷重をしっかり支える
「快眠タイムズ」が海外ブランドを日本向けにリデザインしたオリジナルトッパー。芯材には密度50D・復元率99.5%という高品質・高耐久なウレタンフォームを使用しています。
人体の荷重を支えるために複雑なキルトデザイン(ヒューマノイドキルト)を施し、沈み込みにくい優れた体圧分散性を実現。さらに反発弾性率63%というかなり高い反発性があるので、寝返りのしやすさも抜群です。厚さ2.5cmという超薄型タイプなので手軽に取り入れられる点も魅力。
サイズ | シングル~クイーン |
---|---|
硬さ | ふつう |
クッション材 | ウレタンフォーム |
価格 | 25,300円~ |
その他 | 高反発、高密度、高耐久 |
3. トゥルースリーパープレミアリッチ
大ヒット商品のリニューアルモデル
トゥルースリーパーはショップジャパンが販売する低反発マットレストッパー。トゥルースリーパーシリーズの中にはいくつか種類がありますが、この「プレミアリッチ」は、大ヒット商品「プレミアケア」のリニューアルモデルです。
プレミアリッチは低反発+高反発の2層構造にすることで、従来モデルのプレミアケアの「蒸れやすい・沈み込みすぎる」というデメリットが改善され、体当たりはソフトながら沈み込んだらしっかりと押し返す理想的な寝心地が実現されています。衛生面も優れていて本体は抗菌・防カビ・防ダニ仕様です。
低反発ならではのフィット感と気持ち良さが特徴なので、特に横向き寝や体のラインがハッキリしている人が合いやすいでしょう。低反発マットレスは好みが分かれやすいですが、トゥルースリーパーは60日間返品保証が付いているので気軽に試すことができます。
サイズ | シングル~クイーン |
---|---|
硬さ | ソフト |
反発性 | 低反発 |
クッション材 | ウレタンフォーム(2層) |
価格 | 27,800円~ |
その他 | 片面仕様、抗菌防臭・防カビ・防ダニ、無料お試し期間 |
4. ファイテン「星のやすらぎ エアロクレイドル」
高い耐久性とリラックス効果
ボディケア商品が有名なファイテン製のオリジナルマットレストッパー。高反発ファイバー素材をクッション層に用いています。ファイバー系のマットレスの中では抜群の耐久性があり、熱にも強いので熱め(70℃まで)のお湯で汚れを洗い流せます。
ファイテン独自の【アクアチタン技術】によって、ゴールドなどの金属を素材に練り込んであり、自律神経をリラックスさせる効果を得られることが特長です。
サイズ | シングル~ダブル |
---|---|
硬さ | やや硬め |
反発性 | 高反発 |
クッション材 | ポリエチレンファイバー |
価格 | 49,500円~ |
その他 | 洗える素材、高耐久、高反発、片面仕様 |
5. エアウィーヴ「エアウィーヴ01」
通気性が高く、寝返りがしやすい
エアウィーヴの原点とも言われている人気のスタンダードモデル。肩の部分が柔らかめに作られていて、より寝返りがしやすいように工夫を凝らしています。エアウィーヴの独自素材エアファイバーの三次元構造は寝返りがしやすいことが特長。さらに通気性が高く、夏は蒸れにくく、冬は保温効果もあります。洗えるので清潔に保てます。
サイズ | シングル~ダブル |
---|---|
硬さ | やや硬め |
反発性 | 高反発 |
クッション材 | ポリエチレンファイバー |
価格 | 66,000円~ |
その他 | 両面仕様、洗える、高反発 |

トッパーの選び方については以下の記事で詳しくご紹介しています。
・
・
・
【体験・レビュー済み】マットレスの評価ランキング(85商品)
当サイトでは、実際の体験が特に大切と考えており、しっかりと体験・検証したうえで「本当に良い!」と思ったマットレスを中心におすすめ商品をご紹介しています。
以下の表では、今まで体験レビュー記事を書き、評価付けをしたマットレスをまとめています。※見切れる場合、横スクロールしてください
順位 | 総合得点 | 商品(リンクはレビュー記事) | メーカー | 価格(Sサイズ) | タイプ |
---|---|---|---|---|---|
1 | 3.96 | 夜香 ハイグレード | 源ベッド | ¥30,900 | ポケットコイル |
2 | 3.92 | 夜香 ハイグレード デオファクター | 源ベッド | ¥38,900 | ポケットコイル |
3 | 3.87 | SOMRESTAマットレスPREMIUM | リフレーションジャパン | ¥49,800 | ウレタン |
4 | 3.87 | 咲夜ハイフィール | 源ベッド | ¥39,900 | ウレタン |
5 | 3.80 | サステナブルウイング | マニフレックス | ¥38,500 | エリオセル® |
6 | 3.79 | NELLマットレス | モート | ¥75,000 | ポケットコイル |
7 | 3.78 | 夜香 プレミアム | 源ベッド | ¥36,900 | ポケットコイル |
8 | 3.74 | 夜香 クラシック | 源ベッド | ¥44,900 | ポケットコイル |
9 | 3.72 | オアシスマットレス | 快眠タイムズ | ¥50,000 | ウレタン |
10 | 3.72 | SOMRESTAマットレスEvo | リフレーションジャパン | ¥98,000 | ウレタン |
11 | 3.72 | モデル246 | マニフレックス | ¥50,600 | エリオセル® |
12 | 3.70 | デラックス マットレス | 源ベッド | ¥49,900 | ポケットコイル |
13 | 3.68 | LT-7700(ハード) | フランスベッド | ¥231,000 | 高密度連続スプリング® |
14 | 3.67 | コアラフトン OASIS | コアラ・スリープ | ¥49,900 | ウレタン |
15 | 3.65 | エコサ・マットレス | エコサ | ¥42,000 | ウレタン |
16 | 3.64 | (トッパー)SOMRESTA | リフレーションジャパン | ¥29,800 | ウレタン |
17 | 3.64 | シルキーポケット | 日本ベッド | ¥172,000 | ポケットコイル |
18 | 3.61 | バリューポケットコイル | ネルコンシェルジュ | ¥12,990 | ポケットコイル |
19 | 3.61 | 夜香 スタンダード | 源ベッド | ¥27,900 | ポケットコイル |
20 | 3.61 | オアシス敷布団 | 快眠タイムズ | ¥24,000 | ウレタン |
21 | 3.60 | 純高反発マットレス(三つ折り) | タンスのゲン | ¥6,999 | ウレタン |
22 | 3.60 | (トッパー)スウィートドリーム | 快眠タイムズ | ¥25,300 | ウレタン |
23 | 3.60 | コアラマットレス BASIC MK-1 | コアラ・スリープ | ¥49,900 | ウレタン |
24 | 3.60 | IWONUマットレス | IWONU(北沢) | ¥77,000 | ウレタン |
25 | 3.59 | NEWコアラBREEZE | コアラ・スリープ | ¥122,000 | ウレタン |
26 | 3.59 | IFM-002 | フランスベッド | ¥39,900 | 高密度連続スプリング® |
27 | 3.58 | スマートグリッド リュクス マットレス | ザ・スリープカンパニー | ¥66,400 | 超高弾性ポリマー |
28 | 3.58 | NEWコアラマットレス | コアラ・スリープ | ¥82,000 | ウレタン |
29 | 3.56 | LT-7700(ミディアムソフト) | フランスベッド | ¥231,000 | 高密度連続スプリング® |
30 | 3.56 | キュリエスAG(Ag-MH-055α) | フランスベッド | ¥93,500 | 高密度連続スプリング® |
31 | 3.56 | Green Tea 低反発マットレス | ZINUS(ジヌス) | ¥10,990 | ウレタン |
32 | 3.56 | NEWコアラBAMBOO | コアラ・スリープ | ¥168,000 | ウレタン |
33 | 3.56 | エッセンシャル・マットレス | エコサ | ¥24,000 | ポケットコイル |
34 | 3.55 | フレアベル プレミアム | アキレス | ¥71,280 | ウレタン |
35 | 3.55 | ホテルマットレス HEC-250 | フランスベッド | ¥88,000 | 高密度連続スプリング® |
36 | 3.55 | 薄型ポケットコイルマットレス | ネルコンシェルジュ | ¥11,490 | ポケットコイル |
37 | 3.54 | ムアツマットレス(20年ムアツ X) | 昭和西川 | ¥143,000 | 3層ウレタンフォーム |
38 | 3.53 | 国産ポケットコイルマットレス | ビーナスベッド | ¥44,800 | ポケットコイル |
39 | 3.52 | HOLLOW | エアリゾーム | ¥19,990 | ポケットコイル |
40 | 3.52 | ふわふかマットレス | ネルコンシェルジュ | ¥19,900 | ポケットコイル |
41 | 3.51 | GOKUMINプレミアムスプリングマットレス | GOKUMIN | ¥16,980 | ポケットコイル |
42 | 3.51 | ムアツふとん | 昭和西川 | ¥41,800 | ウレタン |
43 | 3.51 | オリジナルコアラ | コアラ・スリープ | ¥69,000 | ウレタン |
44 | 3.47 | AQUA-REST | コイズミファニテック | ¥80,000 | 2層ポケットコイル |
45 | 3.47 | スリーピー・とうふ | 眠豆腐 | ¥79,800 | ポケットコイル+ウレタン |
46 | 3.47 | エマ・マットレス ハイブリッド | エマ・スリープ | ¥145,000 | ポケットコイル+ウレタン |
47 | 3.47 | モットン | グリボー | ¥39,800 | ウレタン |
48 | 3.46 | (トッパー)エアロクレイドル | ファインテン | ¥49,500 | ファイバー |
49 | 3.43 | バローレ | ネルコンシェルジュ | ¥38,000 | ウレタン |
50 | 3.42 | ATHLETE | リテリー | ¥81,800 | ファイバー |
51 | 3.40 | (トッパー)エコラテ6cm | 快眠タイムズ | ¥9,990 | ウレタン |
52 | 3.40 | エコラテ3つ折り | 快眠タイムズ | ¥16,990 | ウレタン |
53 | 3.37 | シーリーフトン プレミアム | Sealy(シーリー) | ¥80,000 | ウレタン&ラテックス |
54 | 3.37 | DORMIRA 高密度ポケットコイル | モダンデコ | ¥25,999 | ポケットコイル |
55 | 3.37 | 東京ベッド×neruco | 東京ベッド | ¥39,900 | ポケットコイル |
56 | 3.37 | ハイグレード2層ポケット | ベストバリュースタイル | ¥34,980 | ポケットコイル |
57 | 3.36 | ヒツジのいらないマットレス | 太陽 | ¥66,000 | TPE×高密度ファイバー |
58 | 3.35 | エアーSI | 西川 | ¥104,500 | ウレタン |
59 | 3.32 | エマ・マットレス | エマ・スリープ | ¥108,000 | ウレタン |
60 | 3.29 | ホテルマットレス HEC-360 | フランスベッド | ¥297,000 | 高密度連続スプリング®ダブルデッキ |
61 | 3.28 | シーリーフトン デラックス | Sealy(シーリー) | ¥60,000 | ウレタン&ラテックス |
62 | 3.26 | SOERUマットレス | 錦之堂インターナショナル | ¥115,000 | ポケットコイル |
63 | 3.26 | エイプマンパッド310 | ふとんキング | ¥15,950 | ウレタン |
64 | 3.25 | エアー 01 | 西川 | ¥49,500 | ウレタン |
65 | 3.25 | エマ・マットレス プレミアム | エマ・スリープ | ¥129,000 | ポケットコイル+ウレタン |
66 | 3.24 | 横寝ケア「スリープクリニック」 | 西川 | ¥29,700 | ウレタン |
67 | 3.23 | エマ・敷布団 プレミアム | エマ・スリープ | ¥97,000 | ウレタン(三つ折り) |
68 | 3.22 | エマ・トッパー | エマ・スリープ | ¥50,000 | ウレタン |
69 | 3.20 | Zマットレス | ネルコンシェルジュ | ¥10,490 | ポケットコイル |
70 | 3.19 | 圧縮ロールポケットコイルマットレス(厚さ20cm) | アイリスオーヤマ | ¥9,380 | ポケットコイル |
71 | 3.18 | Inofiaクラシックマットレス | Inofia | ¥15,500 | ポケットコイル |
72 | 3.17 | (トッパー)トゥルースリーパープレミアリッチ | ショップジャパン | ¥27,800 | ウレタン |
73 | 3.12 | (トッパー)ON CHARGE | ムーンムーン | ¥19,800 | ウレタン |
74 | 3.12 | シーリーフトン スタンダード | Sealy(シーリー) | ¥40,000 | ウレタン&ラテックス |
75 | 3.11 | Model H | NELL | ¥350,000 | ポケットコイル |
76 | 3.09 | ゼロキューブ | 新陽トレーディング | ¥46,980 | ウレタン |
77 | 3.09 | ボンネルコイルマットレス(17cm) | タンスのゲン | ¥6,999 | ボンネルコイル |
78 | 3.06 | ブレインスリープ フロートマットレス | ブレインスリープ | ¥88,000 | ファイバー |
79 | 3.05 | 快眠ポケットコイル | ベストバリュースタイル | ¥12,800 | ポケットコイル |
80 | 3.05 | ポケットコイルマットレス(3Dメッシュ・厚さ22cm) | タンスのゲン | ¥6,999 | ポケットコイル |
81 | 3.04 | 雲のやすらぎマットレス | イッティ | ¥39,800 | ウレタン |
82 | 3.01 | 雲のやすらぎ敷布団 | イッティ | ¥39,800 | ウレタン |
83 | 2.88 | LIMNE the mattress | リムネ | ¥79,900 | ウレタン |
84 | 2.78 | MyeFoam(Amazonベストセラー) | 祺勝實業 | ¥5,980 | ウレタン |
85 | 2.72 | (トッパー)トゥルースリーパープレミアケア | ショップジャパン | ¥27,800 | ウレタン |
評価システムの一部を変更し、「耐久性」の比重を高めました。近年、マットレスの廃棄による環境問題が話題になっています。よって、できるだけ長期間使えるマットレスの方が、廃棄問題に貢献できると考えたためです。この変更により、より耐久性が高い(中価格帯以上のモデルに多い)マットレスの順位が高くなっています。

こうしてまとめてみると、高評価・低評価の傾向がつかめてきます。
高評価の傾向「高いノウハウ×直販モデル」
簡単に言うと、マットレス作りのノウハウがしっかりあるメーカーの直販商品(いわゆる「メーカー直販」)は、最もコストパフォーマンスが高くなる傾向があります。
メーカーとしては「源ベッド」が特にイチオシ
まず、トップ10で目立つのは「源ベッド」のマットレスです。実に上位10個のうち6個というかなりの高評価を付けています。
源ベッドを運営しているのはチヨダコーポレーションという広島の老舗マットレスメーカーで、ポケットコイルのバネから自社(国内)で作るという徹底ぶり。

一般的には中国等の海外生産の方がコストダウンしやすく、国産マットレスというのはコストがかさんでしまうのですが、チヨダコーポレーションは自社一貫で製造し、さらにそれを直販サイトで販売することにより低価格を実現しているのです。

バネは国内最高レベルの品質のものを使い、詰め物のウレタンフォームも国産品(これは販売ページにも書かれていない情報)とかなりこだわっているのに、3万円前後から買える抜群のコストパフォーマンスが魅力です。
実際の寝心地も素晴らしく、耐久性も抜群。「なるべく低予算でも高品質なマットレスが良い」という人は、源ベッドの国産ポケットコイルマットレスシリーズを一度チェックしてみることをおすすめします。
ウレタンの達人が作る「SOMRESTA」
ベスト20中、3商品がランクインしたのはリフレーションジャパン(熊本県)が展開するマットレスブランド「SOMRESTA(ソムレスタ)」です。
SOMRESTAは、寝具業界に20年ほど精通したプロが立ち上げたブランドで、そのウレタンフォームは他の商品と一線を画す品質の高さが特徴です。
わかりやすいのが復元率の高さ(24万回圧縮で99.6%)です。復元率が高いマットレスはヘタリにくく耐久性が高いことが特徴。

なお、SOMRESTAは高反発マットレスですが、その反発弾性率は60%という驚異的な数値を叩き出しています。(つまり、寝返りサポート性が抜群です)
特にウレタンマットレス(ウレタンフォーム)はメーカーによって品質に大きな差が生まれやすいので選ぶのに注意が必要ですが、その中でSOMERESTAは品質が良い素材を使っているので、当サイトでは高品質ウレタン=SOMRESTAということで他の記事でもおすすめ商品としてご紹介することが多いです。
やはり「ノウハウ」が大切
最近は睡眠への関心が高まっているせいか「マットレスの戦国時代」と言っても過言ではないくらい、いろいろな新規参入者が増えてきています。
しかし、こうしてランキングを振り返ると、源ベッド・SOMRESTAはじめ、やはりベッド・マットレス業界に深く精通しているメーカーさんが作った商品は満足度が高いと感じます。
たとえば、「NELLマットレス」のメーカーは株式会社Morghtというベンチャー企業ですが、共同開発をしたのは福岡県大川市(大川といったら家具の名産地)の老舗マットレスメーカーだったりします。
また、上位に入っている「バリューポケットコイル」を作っているのは、EC小売店「ネルコンシェルジュ(neruco)」を運営する株式会社インテリアオフィスワンですが、経営陣はベッド・マットレスの熟練者たちで構成され、単なる小売業でなく、ベッド専門のSPM(製造小売業)という性質が強くある会社です。
低評価の傾向「ノウハウ不足」「コストが高い」「セール前の価格が高い」
繰り返すが「ノウハウ」は大切
具体的な名称は避けますが、マットレスの内部や仕様を詳しく見ていくと「(悪い意味で)どうしてこんな作りにしたんだろう?」という印象を持つ商品も少なからずあります。

たとえば、品質が悪い(低い復元率・密度等の)ウレタンマットレスは、圧縮開封後に膨らみ切らずに歪んだ形状のままになってしまうこともあります。

こうした「歪み」は購入したとしても、いざカバーを開けてみないとわかりにくいため、ユーザーさんはなかなか気づかない場合がほとんどでしょう(気づかないだけで、こうした低品質なマットレスは早くヘタリやすいので、おすすめしにくいです)。
また、スプリングコイルマットレスは詰め物のバランスが悪いとバネ当たりを感じたり、寝返りを打った時にバネの跳ね返る音が聞こえたりして落ち着きません。

1万円台でも高評価の商品もあるため、ある程度の品質に出し惜しみしなければ、低価格でも寝心地が良いマットレスは作れるはずです。
こうした寝心地や品質が良くない商品は、そもそもマットレス作りのノウハウがない(足りない)場合か、商品以外の原価(広告費等)が高いので十分なコストを素材に費やせない場合に多いと感じています。
有名ブランドは「原価以外のコスト」がかかる
また、テレビCMをたくさん放映したり、著名人をイメージキャラクターに使ったり、実店舗を多く持つような有名メーカー製のマットレスも、商品原価以外のコストが高いということで「商品は良いが、価格が高すぎる」ため、結果的にコストパフォーマンス(総合評価値)が伸びない傾向があります。
ただし、ノウハウ・仕立ての良さという点では、オンライン限定モデルでは味わえない寝心地や耐久性が実現されやすいのも確か。これは、実店舗で展示し、ユーザーが実際に寝てもらって購入を決めるからです。(よって、見た目や素材感なども大切のため、より高価になりやすい)
有名ブランドのスタンダードモデルは15~20万円前後くらいで、価格は高いですが、このあたりのモデル選べばまず失敗は少ないです。特にオンライン限定モデルに不安がある人や、安心感をもってマットレスを選びたい人は、ぜひ有名ブランドもご検討ください。
セールが頻繁のメーカーは「定価が高い」
評価ランキングの総合評価値は「価格の安さ」に大きな影響を受けますが、価格自体は定価で計算をしています。よって、セールを頻繁に行うメーカーは総合評価値が伸びない傾向があります。
具体的には、コアラマットレスやエマ・マットレス、エコサ・マットレスなどの「新興の海外D2Cブランド」に多いです。
(景品表示法に則っていれば)セールが多いこと事体は悪いことではありませんが、ユーザーの皆様には適正な価格かどうかを見極めるのが難しくなるというデメリットもあります。
たとえば、セールが頻繁かつ大幅割引(40~50%)が多いエマ・マットレスの定価はシングルサイズで約10万円です。これはウレタンの品質を考えると正直かなり高めの価格設定だと思います。
よって。当サイトではセール前の価格は「3.32(そこまでおすすめしない)」です。
しかし、セール(仮に50%OFF)の価格で再計算すると「3.61(かなりおすすめ)」に跳ね上がり、筆者の感覚としても、品質・寝心地・サービス・価格を考えると、かなりお買い得な価格設定だと評価しています。※よって、エマ・マットレスに関してはセール時に冒頭の「超厳選のおすすめモデル」でも取り上げています
【補足】評価値と報酬の関係について
当サイトは成果報酬型広告(アフィリエイトプログラム)を利用しています。つまり、この記事から販売ページに行き、購入されることで当サイトに報酬が入る仕組みとなっています。※すべてではありません
広告収入がないと、レビュー用のマットレスを購入したり、体験・保管用の撮影スタジオの家賃や機材費、サイト運営費等を支払えないため、この仕組みはご理解いただけますと幸いです。
なお、さらに包み隠さず言ってしまうと、実はメーカーさんによって設定される「報酬率」はバラバラです。
しかし、もちろん当サイトでは報酬の高さによって評価を高くすることは一切しておりません。
その証拠はこの評価ランキングを見れば、わかる人はわかると思います。
本当はサイトの利益だけを考えると報酬が高い商品を一番のおすすめとした方が稼ぎやすいのですが(笑)、当サイトでは報酬の高い・低いは一切関係なく、あくまで商品そのものをフラットな視点で評価させていただいております。
以上のとおり、実際の体験や取材した内容をもとに、ベッドメーカーに7年勤め、ベッド・マットレスの専門家として活動している筆者が「本当におすすめできるマットレス」と「マットレスの選び方」を総まとめしているのがこの記事の内容です。
・
・
・
まとめ
いかがでしたか。
良いマットレスの条件、マットレスの構造、そして価格帯別に厳選したおすすめのマットレスをご紹介しました。
本気で睡眠にこだわるなら、マットレスだけで15~30万円くらいの予算は必要です。このくらいの予算を出せば、まず間違いない品質のマットレスを手に入れられるでしょう。
しかし、若い人などは生活環境が変わりやすいので、「せっかく高価なマットレスを買ったのに買い替えないといけない」ということになりやすいです。
そうした人は、そこまで有名でないメーカーやオンライン限定モデルもぜひ検討ください。
最もコストパフォーマンスに優れているのは、実店舗を持たないオンライン限定メーカー・ショップです。
『コストパフォーマンスにこだわってマットレスを選びたい』という方のために、当サイトでは実際に体験・検証をし、レビューを行っており、その中でも本当におすすめできるマットレスをこの記事の冒頭「超厳選の8選」でまとめました。
ご参考いただけたなら幸いです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。