シンプル・頑丈・低価格の決定版すのこベッド
この記事ではネルコ(株式会社インテリアオフィスワン)のオリジナルすのこベッド「バノン」についてご紹介します。
この記事を作成するにあたり、実際に商品を購入し、使用感を詳しくレビューしているので、ご参考いただけますと幸いです。
当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。一般的な家の雰囲気と異なるのはそのためです。
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目次
バノンの特徴・メリット
バノンはネルコ(インテリアオフィスワン)の中で、最も売れ筋の人気すのこベッドです。
メーカー | ネルコ |
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ベッドタイプ | すのこベッド |
サイズ | セミシングル~クイーン ※ショート丈・ロング丈あり |
カラー | ブラウン/ナチュラル/ホワイト |
特徴 | 頑丈設計、高さ調節可能 |
価格帯 | 16,990円(Sサイズ) |
その人気の理由を一言で言えば「シンプルで頑丈」に尽きます。
正直、この手のデザインのすのこベッドは他のショップで数千円で売られている場合もあり、そうした激安の類似品と比べるとバノンは価格がやや高めです(それでも1万円台から買えるので安いですが)。
しかし、そうした激安商品と最も違うのは「頑丈さ」です。
ベッドは体を預ける家具なので、粗悪な作りの商品を選んでしまうと揺れやきしみを感じ、結果的に睡眠の質が大きく損なわれる可能性があります。
つまり、ベッドフレームは揺れやきしみを感じにくい商品を選ぶべきです。
もし、あなたが似たような商品で比較検討されている場合、数千円多く支払ったとしても、このバノンを選ぶことをおすすめします。
以下でバノンの特徴を詳しくご紹介します。
頑丈
バノンはとても頑丈な作りをしています。
その頑丈さの秘密は「すのこ下の極太板」です。
バノンでは耐荷重を高めるため、すのこの下を支えるフレームに極太の板をさらに2本追加しています。
この「すのこを極太の板で支える構造」によって、きしみや揺れを感じずに快適に眠ることができるのです。
なお、バノンの耐荷重は350kgもあり、大柄で体格ががっしりしている人や、二人で使うシーンなどにも適しています。
シンプル
ヘッドボードもない、引出しもない、何の変哲もないデザインです。
この上なくシンプルなので、どんな部屋でもすんなりと溶け込むでしょう。
木はパイン材を使用。
特にナチュラルカラーは豊かな木目が魅力で、ナチュラルな雰囲気や北欧・カントリーテイストなどにもぴったりです。
過度な装飾もなく、飽きの来ないデザインと言えます。
4段階の高さ調節
バノンの脚は「継脚(つぎあし)」仕様になっていて、4段階の高さ調節が可能です。
バノンには短い脚と長い脚の2本が付いていて、これらを単独で使ったり組み合わせて使ったりすることによって高さが変えられます。
立ち座りがしやすい高さは床から40cmくらいなので、長い足を単独で使ったミドルポジションがそれにあたります(フレームの高さ25cm+マットレスの厚み15~20cm)。
更にひとつ高いハイポジション(長脚+短脚)にするとフレームの高さが31.5cmになり、ベッド下に収納物を入れるのに便利な高さになります。
高さが低いローポジションやダイレクトポジションは床からの距離が低くなるので、部屋を広く見せたい人におすすめ。
ただし、床から30cm付近まではホコリの滞留ゾーンなので、ホコリやハウスダストが気になる人には不向きです
組立が簡単
バノンはすのこ(2つ)と脚を付けるだけで完成します。
シンプルなデザインであるため、組み立てが簡単なのです。
そして、パーツが大きく、ネジが少ないため、揺れや移動にも強いです。
具体的な組立工程についてはこの記事の後半でご紹介します。
バノンのデメリット
バノンの目立ったマイナスポイントはほぼありません。
ただ、シンプル故に機能性が乏しいとは言えます。
引出し収納や照明や棚(宮棚)などが付いていないので、荷物が多い人は収納棚やサイドテーブルを別途購入する必要があるかもしれません。
しかし、変にベッドフレームに収納機能や宮棚を付けてしまうと、組立工程も多くなり、それを構成するネジやダボなどの部品類も多くなってしまうので、特に安価なベッドにおいては耐久性(頑丈さ)を犠牲にしてしまうこともあります。
その点、バノンは思いっきりシンプルにして「安くても頑丈」という突き抜けたコンセプトを持つ、気持ちの良い商品と言えるでしょう。
【体験レビュー】バノンを実際に買って試してみた
実際にバノンを購入して試してみました。組立工程や具体的な使用感など、ご参考いただけますと幸いです。
組立方法(お届け・開梱・設置)
こちらはシングルサイズ。段ボールひとつで届けられます。
梱包材を含めて重量は23.5kgなので、一人でもなんとか持ち運びできます。
パーツはこちら。
すのこ×2と接合板と脚のみのシンプルな構造です。
なんとネジ8本のみで完成できるので、組立が苦手な人にもおすすめ。
組立工程をご紹介します。
まず、すのこを接合板にねじ止めします。
ここでネジ8本すべて使います。
一通り仮締めしてから、対角線の順番にギュッと本締めするとパーツに負担がなくスムーズに行きます。
続いて裏返しにして、脚を取り付けます。
手でくるくると回すだけで簡単に取り付けられました。
脚にはキズ防止用のフェルトが付いています。
しっかりと厚みがあるフェルトです。
なお、バノンは脚なしのロータイプ(ダイレクトポジション)でも使えるのですが、ロータイプ用のキズ防止フェルトも付いていました。
ロータイプで使う人はこれをフレームの下に貼ることで、床が傷つきづらくなります。ありがたいですね。
完成まで15分程度。ほとんど迷うことなくできました。
外観
続いて外観をチェックしていきましょう。
素材は天然木パイン材を使用。
パインは木目が豊かで節などもあるので、ナチュラルな雰囲気や北欧・カントリー調のテイストにもぴったりです。
表面はツルっとした滑らかな肌触りなので、ささくれが刺さる心配もありません。
バノンはヘッドボードがない「ヘッドレスタイプ」のベッドフレームです。
マットレスとぴったりの大きさなので、ベッドフレームに小物などは置けませんが、その分省スペースに設置できるので、狭い部屋に住んでいる人にもおすすめです。
角は少しだけ丸く面取りされているので、ぶつかったときにも安心です。
すのこ
バノンの売りは「頑丈さ」です。
極太の板に支えられたすのこは押してもびくともしません。
シングルサイズで、9列のすのこが敷き詰められています。
すのこの厚さは約1.5cmです。
すのこの材質は天然木積層合板(プライウッド)を使用。
プライウッドは歪みや反りが出にくく強度が高いことが特徴です。
すのこ同士のすき間は約4cm。
狭くもなく広くもなくの中間的な長さです。
薄い敷き布団ではすのこの存在感を感じてしまうと思うので、マットレスでの使用がおすすめです。
使い心地
マットレスを敷いてもギシギシときしむ音は全くしませんでした。
掃除のしやすさをチェックします。
ミドル・ハイポジションにおいては、掃除機が奥まで入って掃除しやすかったです。一方、ロー・ダイレクトポジションでは掃除機は入りません。
バノンはフレーム側面がフラットなデザインのため、2台並べても使えます。
フレームの大きさ=マットレスの大きさなので、マットレス同士のすき間がなく設置できます。
フレームを結束バンドなどで固定すれば連結ファミリータイプのベッドとしても使うことができるでしょう。
口コミ・評判のまとめ
バノンの口コミをまとめると以下のような内容が見られました。
良い口コミ | 悪い口コミ |
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口コミに関する解説
口コミ全体は5点満点で4.5の高評価です。※Sサイズの商品ページ参考
総じて、頑丈さ・組立の簡単さというバノンの最大のメリットに満足している購入者様が多く見受けられました。
類似品を比較検討して「一番しっかりしてそうだったから」といった購入理由をお持ちの方もいらっしゃいました。
配送については賛否が分かれています。というのは、もともとバノンはネルコ全商品の中でも配送が早く、注文後1~3営業日で出荷されます(梱包サイズが小さいので宅配便扱いで届けられるから早いのです)。
しかし、人気商品のため欠品していることがあり、その場合「予約商品」として場合によって数か月待ちのこともあります。
つまり、在庫がある場合は出荷が早いので高評価に、欠品の場合は長く待たされることもあるため低評価に、といった形で評価が分かれているのです。
また、悪い口コミでときどき見られた「パーツの不備」や「キズや擦れ」というのは、少なからずどんな商品でも可能性としてはありえます(運送中に傷ついた可能性もあります)。
バノンの口コミを見る限り頻出しているわけではなさそうですし、サポートに連絡すれば対応してくれたという口コミも見られるので、届いた商品に何か問題がありましたら、サポート窓口に連絡してみましょう。
なお、当サイトが取り寄せた商品には特にパーツの不備や、キズや擦れはなかったです。
似ている商品との比較
バノンと同様の「ヘッドレスタイプのすのこベッド」において、似た商品と仕様を比較してみます。
商品名(メーカー) | バノン(ネルコ) | Cuenca(モダンデコ) | 10分で組み立てられるすのこベッド(ベルメゾン) |
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画像 | |||
耐荷重 | 350kg | 非公表 | |
高さ調節 | 4段階 | 3段階 | なし |
パーツ数 | 9個 | 21個 | 10個 |
素材 | パイン | タモ | |
価格 (Sサイズ) | 16,990円 | 9,998円 | 24,290円 |
リンク | 商品リンク | 商品リンク | 商品リンク |
とにかく安く買いたい人は「Cuenca(モダンデコ)」もご検討ください。ただし、構造的にはバノンの方が頑丈設計です。耐荷重も非公表という点もあり、使い心地に不安が残ります。
「タモ材すのこベッド(ベルメゾン)」はタモ材という上品な木目を感じられる素材を使っています。ただし、高さ調節はできず、耐荷重も非公表です。
ベッドは体を預ける大切な家具。できるだけ頑丈な設計の方がおすすめです。
セットで選べるマットレスは?
バノンはマットレスセットも選べます。
セットで選べるマットレスはそのベッドフレームでの使用感も確かめられているので、安心して購入できます。
バノンで選べるマットレスセットは以下の3つです。
バノンで選べるマットレス
- Zマットレス(厚さ15cm)
- バリューポケットコイルマットレス(厚さ20cm)
- ふわふかマットレス(厚さ25cm)
以下で詳しくご紹介します。
Zマットレス(厚さ15cm)
とにかく低価格ならコレ
最安値のエントリータイプ(単品価格はSサイズで10,490円)。スプリングはポケットコイルを使用。寝心地としてはやや硬めです。最低限の仕様のため、少しバネあたりを感じることもあり、快適に使うにはシーツやパッドで工夫する必要があると思います。とにかく安いマットレスを探している人におすすめです。
サイズ | セミシングル~ダブル ※ショート丈あり |
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硬さ | やや硬め |
厚さ | 15cm |
クッション材 | ポケットコイル(465個/Sサイズ) |
価格 | 10,490円~ |
その他 | 片面仕様 |
バリューポケットコイルマットレス(厚さ20cm)
コスパで選ぶならコレ
ネルコの中で最も人気のマットレス。硬さはふつう程度です。単品価格で12,990円(Sサイズ)という格安タイプにも関わらず、豊かなクッション性と寝返りサポート性が優れ、リッチな寝心地が得られます。まさに「コスパ抜群」という言葉がぴったりのおすすめマットレス。筆者が選ぶならコレです。
サイズ | セミシングル~クイーン ※ショート丈あり |
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硬さ | ふつう |
厚さ | 20cm |
クッション材 | ポケットコイル(512個/Sサイズ) |
価格 | 12,990円~ |
その他 | 片面仕様、メッシュ仕様 |
ふわふかマットレス(厚さ25cm)
高級ホテルの寝心地をリーズナブルに
高級ホテルでよく使用されているピロートップ式のふんわりふかふかな寝心地を1/5以下の価格で実現したネルコの新作マットレス。ポケットコイルで使用している新開発「ふわふかスプリング」で中心的な寝心地を作っているため、ピロートップでありがちなヘタリやすさがなく、長持ちしやすい点がメリットです。価格は少し高くなりますが、高級ホテルのようなリッチな寝心地が手軽に手に入ります。
サイズ | シングル~クイーン |
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硬さ | ややソフト |
厚さ | 25cm |
クッション材 | ポケットコイル(578個/Sサイズ) |
価格 | 19,990円~ |
その他 | 片面仕様、ニット生地 |
バノンの廃棄方法
ベッドフレームは基本的に粗大ゴミに出すことになります。
参考までに神奈川県横浜市の場合、ベッドフレームの粗大ゴミ廃棄費用は1,000円です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ネルコのオリジナルすのこベッド「バノン」をご紹介させていただきました。
バノンの魅力は頑丈さとシンプルデザインです。
ベッドは体を預ける大切な家具なので、安定感や頑丈さがある商品を選ぶことをおすすめします。
安すぎたり、組立が複雑すぎたりする商品はギシギシときしむ音が聞こえたり、横揺れや移動によって強度が失われることもあります。
その点、バノンはパーツが最小限に少ないため、組立が簡単です。さらに極太の板ですのこを支える構造のため、頑丈な設計となっています。
似たようなデザインで、もっと格安な商品はありますが、構造的に大きく違います。
安心して眠りたい人は、少しお金をかけてでもバノンを選ぶことをおすすめします。といってもシングルサイズで1万円台で買えるのはかなり安いですし、使用感を考えればコストパフォーマンスは抜群と言えます。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。