ネルコ「バリューポケットコイル」の徹底解説

1万円以下から買える格安タイプの中で、最もおすすめのマットレス

この記事ではneruco(株式会社インテリアオフィスワン)のオリジナルマットレス「バリューポケットコイルマットレス」についてご紹介します。

この記事を作成するにあたり、実際に商品を購入し、使用感を詳しくレビューしているので、ご参考いただけますと幸いです。

当サイトでは体験レビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を撮影しています。一般的な家の雰囲気と異なるのはそのためです。

ただし、リアルな使用感を体験するために、商品は一度自宅に持って帰り、じっくりと試し寝をしています。

この記事を書いた人

管理人当サイトの管理人。ベッドメーカーに7年ほど勤めた後、ベッド専門情報サイト(当サイト)を運営。国内・海外メーカーへの取材を重ね、レビューしたベッド&マットレスは100商品を超える。

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バリューポケットコイルマットレスの基本情報

neruco「バリューポケットコイルマットレス」

バリューポケットコイルマットレスのサイズや価格等の情報は以下の通りです。

サイズセミシングル~クイーン
※ショートサイズあり
クッション材ポケットコイル
カラーブラック、ホワイト
価格(Sサイズ)9,990円
保証期間5年

neruco公式で見てみる

【まず結論】バリューポケットコイルマットレスの評価は?

当記事では以下のような項目をチェックし、商品を評価しております。

  • 寝姿勢による寝心地は?(仰向き・横向き)
  • 寝返りのしやすさは?
  • 通気性が良いか?(ムレを感じないか)
  • クッション材の品質はどうか?
  • 詰め物の質感・ボリュームはどうか?
  • バネあたりや底付きがないか?
  • 価格相応の寝心地と言えるか?

始めに結論からお伝えすると、体験を通じ本商品を以下のように評価させていただきました。

▼ バリューポケットコイルマットレスの評価
総合評価3.86
仰向き寝3.5
横向き寝3.5
端の沈み込み2.0
通気性4.0
寝返り3.0
底付きのなさ3.0
バネ当たりのなさ4.0
耐久性3.0
衛生面3.0
取り扱いやすさ3.0
価格5.0

※目安は「3.50」以上が高評価です。

>>>点数の付け方について

価格に対して非常に満足感が高い寝心地だと感じました。

以下より、その理由を詳しくご紹介します。

バリューポケットコイルマットレスの特徴

バリューポケットコイルの寝心地

バリューポケットコイルはneruco(インテリアオフィスワン)の中で、最も売れ筋の人気マットレスです。

その人気の理由を一言で言えば「安いのにリッチな寝心地」です。

バリューポケットコイルの価格はシングルサイズで1万円弱という、ポケットコイルマットレスにおいてはかなり格安な価格設定です。

バリューポケットコイルの設置イメージ

しかも、厚さが20cm・高密度ポケットコイル(Sサイズで512個)という単に安いだけでなく本格的なスペック

当サイトでは様々なマットレスを比較・レビューしていますが、「1~3万円台以下で買える格安マットレス部門」においては、このバリューポケットコイルマットレスが最もおすすめできる商品と評価しております。

まさにコスパ抜群!という言葉がぴったりな商品なので、「できるだけ低価格で満足いく寝心地を得たい」という人におすすめです。

以下より、バリューポケットコイルマットレスの特徴を詳しくご紹介します。

分厚い(厚いことはある意味正義!)

バリューポケットコイルの厚み

バリューポケットコイルの厚みは20cmもあります。

1万円台クラスで買えるマットレスは15cmくらいの厚みが多いのですが、それらに比べると5cmほど厚いことになります。

分厚いマットレスは、底付きの心配が少なくなることが最も大きなメリットです。

底付き(底付き感)とは、マットレスで寝たときに床の存在を感じることです。

床の存在を感じてしまうマットレスは「体圧分散性」「荷重分散性」「寝姿勢保持」というマットレスの大切な役割がきちんと果たせなくなり、結果的に体に痛みを感じたり、快適に眠ることが難しくなりやすいです。

1万円台以下で買えるような格安マットレス(特に薄型)の場合、底付き感を感じてしまう商品も多いです。

激安の薄型マットレスは底付きを感じやすい
激安の薄型マットレスは底付きを感じやすい(他社商品)

その点、このバリューポケットコイルは一般的な低価格商品よりも分厚く、その厚みだけでも底付き感じる心配はほぼありません。

高密度×並行配列×2.0mm径のポケットコイル

ポケットコイルとは、コイルをひとつひとつ不織布で包んでいるコイルのことです。

バリューポケットコイルの断面。一番右だけポケット(不織布)を切ってコイルを出しました。
バリューポケットコイルの断面。一番右だけポケット(不織布)を切ってコイルを出しました。

ひとつひとつのコイルが独立した動きができるため、振動が伝わりづらいことや、体のラインに細かくフィットすることで寝姿勢が整いやすく、高い体圧分散性を実現できるというメリットがあります。

「静かな寝心地」と評され、特に日本人はポケットコイルの寝心地が好きだと言われています。

そして、商品によってポケットコイルの密度(いくつコイルを使っているか)や、配列(並行か交互か)、線径(バネの太さ)などの違いがあり、それらが寝心地を作る特徴となります。

バリューポケットコイルマットレスの仕様は以下の通りです。

▼バリューポケットコイルの仕様
密度512個(Sサイズ)
配列並行配列
線径2.0mm

高密度だと何が良い?

バリューポケットコイルのクッション層(ポケットコイル)

マットレスは実現したい寝心地によってこれらの仕様を決めるので、一概に「この仕様が優れている!」とは言いにくいのですが、ポケットコイルの密度に関しては最低でもSサイズあたり400個以上はあった方が耐久面としてはおすすめです。

なぜかというと、密度が低すぎる場合、コイルひとつあたりに荷重が集中するためヘタリやすくなるからです。

また、低密度だとコイルの存在が気になりやすいというデメリットもあり、コイルの存在を強く感じると、落ち着かず眠りの妨げになってしまうこともあります。

その点、バリューポケットコイルはSサイズあたり512個という十分な密度があるので、耐久面やバネあたりの心配も少ないです。

なお、高密度で作れば作るほど寝心地は硬く・体へのあたりは滑らかに、そして静かになります。その最高峰が日本ベッドの傑作「シルキーポケット(約17万円)」です。

シルキーポケット
シルキーポケット(日本ベッド)

ですが、単純に密度が高ければ高いほど良いというわけでなく、あくまでその商品が「どのような寝心地を狙っているか」という点で判断すべきです。

しかし、あまりにも低密度すぎるポケットコイルマットレスはそもそも「どんな寝心地を狙っているか」以前の話なので注意しましょう。

並行配列の特徴は?

バリューポケットコイルは「並行配列」
バリューポケットコイルは「並行配列」

ポケットコイルマットレスの配列は「並行配列」か「交互配列(「千鳥配列」とも言います)」のどちらかです。

配列の違いもそのマットレスがどのような寝心地を目指しているか?で決められます。

並行配列と交互配列

並行配列はコイルを並行に配列する構造で、特徴としてはコイル一つ一つの動きが出て、反発力を感じやすく、要するに寝返りのサポート性に優れるというメリットがあります。

一方、交互配列は、コイルを交互に配列する構造で、特徴としては高密度(超高密度)に作りやすく、結果的にジェル的なぴたっとした静かな寝心地になります。より振動が伝わりづらいこともメリットです。

並行配列交互配列(千鳥配列)
並行配列交互配列
  • コイルの動きが出やすい
  • 寝返りサポート性がある
  • 柔らかめの寝心地
  • 振動が伝わりづらい
  • フィット感が高い
  • 硬めの寝心地

バリューポケットコイルは並行配列を採用。

つまり、バネ感が適度に発揮され、寝返りがしやすいという寝心地を狙っています。

線径2.0mmってどうなの?

スプリングの線径

線径とはバネの太さのこと。太ければ太いだけ反発力が高まり、しっかりとした寝心地になります。逆に細ければ細いほど荷重に対してしなやかに反応するという特徴があります。

つまり、線径も太い・細いで良し悪しが分かれるものではありません。

バリューポケットは線径が2.0mmという、どちらかというと太めのしっかりした寝心地の仕様です。

また、コイル自体の高さも寝心地に影響されます。コイル高が高ければ高いほどクッション性がある寝心地になります。バリューポケットのコイル高は180mm。これは高めです。

高さ210mmのバネを不織布に押し入れて180mmのポケットコイルを作っている
高さ約210mmのバネを不織布に押し入れて180mmのポケットコイルを作っている

参考までに超有名マットレスブランド「シモンズ」の永遠のスタンダードモデルと言われる「ゴールデンバリュー」の仕様と本商品(バリューポケットコイル)を比較した表は以下の通りです。

ゴールデンバリュー(シモンズ)バリューポケットコイル(ネルコ)
画像ゴールデンバリューバリューポケットコイル
線径1.9mm2.0mm
コイル高約170mm約180mm

ゴールデンバリューはシモンズの中ではスタンダードな寝心地で、実際に筆者も試しましたが、しっかりしつつ適度な反発力を感じました。

比較すると、バリューポケットの方が線径・コイル高ともに太く・高いので、ゴールデンバリューよりもややしっかりめで、クッション性があるといった特徴と言えます。

もちろん、マットレスはコイル以外(詰め物など)によっても寝心地を調整されているので、一概には比較できません。

しかし、こうした仕様の特徴は、バリューポケットに実際に寝たときに感じた「しっかりしているけど、適度なクッション性があり、ほどよいバランス」という寝心地を作っているのだと思います。

バリューポケットコイルのデメリット(こんな人には合わない)

バリューポケットコイルは、1万円以下から買えるマットレスとしては抜群のコストパフォーマンスを誇っていると思います。

しかし、マットレスはその人の体型や寝姿勢・ライフスタイルなどによって合う合わないが出てくるものです。(万人にぴったりのマットレスなど存在しません)

以下で、バリューポケットコイルが合いにくいだろうと思う人をご紹介します。

硬めの寝心地が好き

バリューポケットコイルは幅広い人に合いやすいように中間的(ふつう)な寝心地ですが、強いてどちらかに振るとすれば「やわらかめ」の寝心地です。

やわらかいと言ったら「沈み込みやすいのかな?」と思われるかもしれませんが、ボリューム感があることによってクッション性が高いため、やわらかく感じるというイメージです。

ずっと和布団(せんべい布団)で寝てきて、そうしたクッション性がない硬めの寝心地が好きな人には合いにくいかもしれません。

2段ベッド・ロフトベッド用のマットレスを探している

バリューポケットコイルは、厚めのマットレスです。

商品によって異なりますが、基本的に2段ベッドやロフトベッド用は厚みがあるマットレスを使用すると落下などの危険があります。

なお、2段ベッドやロフトベッドは厚さ10cm以下の薄型マットレスを推奨していることが多いです。薄型マットレスを探している人は以下の記事をご参考ください。

長く使いたい人(10年以上など)

マットレスはローテーションといって上下や表裏に回転させてヘタリを馴らして使うことで長い間寝心地をキープできます。

マットレスのローテーションの方法

しかし、バリューポケットコイルは片面仕様(つまり表裏のローテーションが非対応)のため、両面仕様のマットレスに比べてヘタリに弱いと言えます。

裏面には寝られない
裏面には寝られない

よって、10年以上といった長いスパンでマットレスを使い続けたい人は、バリューポケットコイルマットレスでは不満に感じてしまうかもしれません。

また、保証期間が5年付いていますが、逆に言えば5年以上の使用は保証できないということなので、使用期間は5年程度とお考えいただいたほうが無難です。

とはいえ、1万円以下から買える格安マットレスに10年20年も使えることを期待するのはハードルが高すぎますし、両面仕様のスプリングコイルマットレスはどんなに安くても4万円くらいします。

また、ライフスタイルや体形の変化によって求める寝心地も5年位経てば変わってくるものです。

その点、バリューポケットコイルは低価格なので「気軽に買える」というのは大きなメリットとも言えるでしょう。

特に生活環境が目まぐるしく変わり、予算も多くかけられない20代・30代などの若い世代の人にはぴったりだと思います。

体験レビュー「バリューポケットコイルマットレスを実際に買って試してみた」

管理人管理人

実際に商品を購入し試してみました。開梱や具体的な使用感など、ご参考いただけますと幸いです。

開梱・設置

バリューポケットコイルは段ボールでなく、ビニール袋に入って届きます。梱包材を捨てる手間が少なくなるのでありがたいです。

梱包(ビニールに包まれている)

こちらはシングルサイズですが、重さが約20kgあるので、力が弱い人は運ぶのが少し大変かもしれません。

持ち運びのしやすさ

外のビニールを取ると、圧縮されたマットレス本体と取扱い説明書があります。

マットレス本体と取扱説明書

マットレスを開けていきます。

開梱(ビニールにハサミを入れる)

内側のマットレスを傷つけないように、外側のビニールをハサミでスーッと切っていきます。

外側のビニールを取ると、クルクルと巻かれたマットレスが解かれていきます。

圧縮状態が解けていく

ゆっくりとほどかれていく感じです。

続いて、内側のビニールを切ります。内側のビニールに切り込みを入れたとたんに圧縮されていたマットレスが膨張を始めます。

マットレスが復元される

圧縮梱包タイプのポケットコイルでありがちな「ボン!ボン!」という破裂音はなく、静かに膨らんでいきます。

復元されたマットレス(裏面)

開封後すぐの状態でもほとんど元通りに復元されています。

復元されたマットレス(表面)

説明書では「1~2日で完全に膨らむ」とされていますが、すぐ使っても問題ないくらいの回復力です。

開封の流れをアニメーションで表現すると以下の通りです。

開梱のアニメーション

外観

厚さ20cmというボリューミーなマットレスなので、立派です。

バリューポケットコイル

表面の生地はメッシュ素材を採用。触り心地が良いです。

生地の触り心地

生地が少しフヤフヤしているのですが、これには理由があります。

生地表面のアップ

あえて伸縮性がある生地にすることで、体圧分散や寝返りサポートの性能を高めているそうです。こまかなこだわりが光ります。

さらに側面もメッシュ素材を採用。

通気性が抜群に良い構造になっています。

サイド面の生地(メッシュ)

裏面は不織布で滑りにくい仕様です。

裏面(不織布)

なお、裏面では寝ることができません。

内部構造

内部構造をチェックするために、一部解体してみます。

バリューポケットコイルの内部構造

思っているよりも詰め物のボリュームが少ないと思いました。

というのも寝心地がかなりふんわりしているので、詰め物(綿など)で調整しているのかな?と思ったからです。

バリューポケットコイルは「並行配列」

つまり、ほぼポケットコイルでこの寝心地を作っているようです。

なお、詰め物はコイル(スプリング)よりも早くヘタる傾向があるので、詰め物が少ないということは寝心地が長持ちするとも言えます。

詰め物にはウレタンフォームを使用。

詰め物のウレタンフォーム(15mm)
詰め物のウレタンフォーム(15mm)

厚さは15mmなのでごくごく一般的です。清潔感がある綺麗なウレタンフォームを使っています。

注目は、詰め物の下にあるフェルト生地。

白色ピュアフェルト
白色ピュアフェルト

低価格のマットレスではこのフェルト部分にリサイクル素材を使うことが多いのですが、体に近い場所なので気持ち良く使ってほしいということで真新しいフェルト(ピュアフェルト)を使っています。

なお、この硬めのフェルトは、体がバネの存在を感じにくくするという効果があります。

バネは約210mmほどの高さがあり、それを不織布に詰め込みポケットコイルを作っています。

バリューポケットコイルのスプリングの高さ

ポケットコイル自体の高さは180mmで、これはかなり高さがあるタイプです。コイルは高さがあるほど、クッション性が高くなる傾向があります。

寝心地

まず驚いたのが「クッション性の豊かさ」です。

バリューポケットコイルのクッション性

体を預けた瞬間にふんわり包みまれて、と思ったらすぐに荷重がかかった部分が持ち上げられ、負荷のない寝姿勢に移行されます。

柔らかいだけのマットレスは寝姿勢が崩れやすいですが、バリューマットレスは体へのあたりが柔らかで、沈み込んだらグッと押し返すクッション性があるという理想的なマットレスの寝心地と感じました。

こんなリッチな寝心地で9,990円(Sサイズ)はハッキリ言って安すぎます。利益を取れているのか不安になるくらいです。

続いて仰向き寝の寝心地をチェックします。

仰向きで試し寝

ココをチェック

仰向き寝は沈み込みが少なく接触面積が広いという特徴があるので、満遍なく荷重を受け止め、体圧を分散させることが重要です。また、寝返りに力が必要なので、寝返りサポート性も大切です。

なお、日本人の60%が仰向き寝と言われているので、最もオーソドックスな寝姿勢と言えます。

バリューポケットコイルマットレスは荷重がかかりやすい背中や臀部の極端な落ち込みがなく、自然な寝姿勢をキープしてくれました。

深く沈み込む臀部(おしり)の下に手を入れてもバネの存在感を感じることなく快適です。

臀部のバネ当たりなし
臀部のバネ当たりは感じられない

寝返りは伸縮性のある生地素材と、クッション性があるポケットコイルによって、ストレスなくできました。

寝返り

続いて、横向き寝をチェックします。

横向きで試し寝

ココをチェック

横向きの寝姿勢は肩や臀部の沈み込みが深くなることと、接触面積が少なく、荷重が集中しやすいため、底付きなどを感じやすいという特徴があります。

つまり、深く沈み込んでも無理のない寝姿勢になることと、荷重による圧迫・底付きを感じないようなクッション性が大切です。また、不安定な寝姿勢でもあるので、揺れ過ぎないような寝姿勢保持性能もポイントです。

バリューポケットコイルは、クッション性が豊かなので、荷重が集中する部分はしっかりと沈み込みます。またポケットコイルの「荷重に応じて凹凸が変化する」というメリットもあり、横向きでも無理のない寝姿勢でした。

厚さ20cm(コイル高が18cm)というボリュームタイプのため、沈み込んでも圧迫や底付きを感じません。

肩部分のバネ当たりは感じられない
肩部分のバネ当たりは感じられない

寝姿勢保持については、並行配列の動きが出やすいタイプのポケットコイルのせいか、少しだけ不安定さ感じますが、それでもストレスを感じない程度です。

最後は腰を掛けたときの感触です。

端に腰掛ける

ココをチェック

一般的にマットレスの端部分はそれ以上荷重を分散できないので落ち込みやすいです。

高級モデルなどでは、そうした落ち込みを解消するように端部分にワイヤーを入れたり、コイルを硬めにしたりすることもあります。

格安モデルのバリューポケットコイルは端部分を特別強化したような仕様ではありません。よって、端部分は沈み込みやすいです。

とはいえ、「座る」といった荷重が集中するような使い方だと沈み込みは気になりますが、一般的な寝姿勢の状態では端部分の沈み込みはそこまで気になりません。

実際に使ってみてよかったところ

底付きがないボリューム感

厚さが20cmというボリューム感は安心して体を預けることができました。

さらに、生地や詰め物に工夫があるため、コイルの存在感が気になることもありません。寝ていてコイルの素材がはっきりと感じ取れることを「バネあたり」と言いますが、バネあたりを感じるマットレスは寝心地としては落ち着きません。

バリューポケットコイルはバネあたりを感じることなく、寝心地が良かったです。

やわらかいけどサポートされる絶妙な寝心地

バリューポケットコイルに体を預けた瞬間は「柔らかいから沈み込んでしまうかな?」という不安を一瞬感じましたが、その不安はすぐに解消されました。

使われているポケットコイルは線形が太く、しっかりとした反発力を備えています。さらに高密度で敷き詰められているため、滑らかな寝心地です。

なお、理想の敷き寝具を作るうえで、「弾性の三層構造」というコンセプトがあります。ざっくりいうと「体にあたる表層は柔らかく、中間でしっかりと支え、芯材で荷重をふんわり受け止める」というコンセプトで、そのようなマットレスは寝心地が良く感じるというものです。

まさに、バリューポケットはこのコンセプトに合致しているような寝心地と感じました。

寝返りしやすい

「硬めのマットレスの方が寝返りがしやすい」という認識をされている方もいるかもしれませんが、大切なのは体の動き応じて適切な反発性があるかどうかです。

バリューポケットコイルは反発性が高いスプリング(並行配列)と、表面の伸縮性がある生地によって体の動きを細かにサポートしてくれます。体当たりはソフトながら寝返りの動きもしっかりサポートしてくれるということです。

コスパが抜群

この記事の上でも触れましたが、この仕様・寝心地で1万円以下(シングルサイズは9,990円)で買えるのは、コストパフォーマンスが相当優れていると思います。

「とにかく低価格で探しているけど、寝心地にもこだわりたい」というわがままな要望にも気持ちよく答えてくれるマットレスだと思います。

実際に使ってみて気になったところ

端が落ち込みやすいのでワンサイズ大きめが良いかも

マットレスのエッジにワイヤーがなく、コイルやウレタンなどでも強化していないので、端部分が落ち込みやすいです。

例えば有名ベッドメーカーのフランスベッドの商品では、プロ・ウォール®といって端に特殊なウレタンフォームを入れて落ち込みにくい仕様にしているモデルもあります。

プロ・フォール®(byフランスベッド)
プロ・フォール®(フランスベッド)

バリューポケットコイルにはこのような工夫がありません。

中央部分に寝ている状態では気になりませんでしたが、例えば寝相が悪い人や、二人で使う場合はマットレスの端部分の寝心地も大切です。

よって、予算や部屋のスペースに余裕がある人は、自分が考えているよりもワンサイズ上を選んだ方が良いでしょう。つまり、一人用ならシングルでなくセミダブル、二人用ならダブルでなくクイーンがおすすめです。

しかし、1万円以下から買える格安モデルにプロ・ウォール®のような仕様を求めるのはハードルが高すぎるので、積極的に受け入れるべきデメリットとも言えます。(プロ・ウォール®モデルは約10万円ほどします)

口コミ・評判のまとめ

バリューポケットコイルの設置イメージ

バリューマットレスの口コミをまとめると以下のような内容が見られました。

良い口コミ悪い口コミ
  • コスパが良い
  • ちょうどいい寝心地
  • クッション性がある
  • 柔らかすぎる
  • 体が痛い
  • 端が沈み込むので腰掛けづらい

口コミに関する考察

口コミ全体は5点満点で4.5の高評価です。※Sサイズの商品ページ参考

寝心地に満足しているという良い口コミが多く見られました。中には「今まで使っていたシモンズのマットレスと遜色ない」という意見もありました。

この「シモンズのマットレス」とはおそらくゴールデンバリューなのかな?と推測していますが、この記事の上でもご紹介したとおり、バリューマットレスのポケットコイルの仕様(線径やコイル高、並行配列)はゴールデンバリューと近いコンセプトであり、寝心地も近いと感じたのかもしれませんね。

また、マットレス自体に厚みがあり、コイル高が高いため、クッション性については評価が分かれるところです。クッション性があるマットレスは柔らかく感じやすく、結果的にそれが自分の好きな硬さに合わないということもあり得ます。

また、バリューマットレスの硬さは中間的(ふつうレベル)なので、購入者によって「思ったより硬い」「思ったより柔らかい」と評価が分かれやすいです。

参考までに筆者としては「ふつうよりやや柔らかめかな?」といった印象を持ちました。

また、腰痛や体の痛みに関する口コミも散見されますが、良くなった人・悪くなった人、両方存在します。これは腰痛の原因や、体型は人それぞれ異なるので、評価が分かれるのは致し方ないことです。

繰り返しますが万人に合うマットレスは存在しません。

似ている商品との比較

バリューポケットコイルマットレスと同等の「格安のスタンダードタイプ」において似た商品と仕様を比較してみます。

商品名(メーカー)バリューポケットコイル(ネルコ)快眠ポケットコイル(ベストバリュースタイル)日本製ポケットコイル(源ベッド)
画像バリューポケットコイル快眠ポケットコイル日本製ポケットコイル
厚さ20cm17cm18cm
コイル数
(Sサイズ)
512個465個496個
線径2.0mm1.8mm2.1mm
配列並行配列
線種SWRH72B-BSWRH72B-CSWRH82B-C
生産国中国日本
価格
(Sサイズ)
9,990円12,800円19,900円
リンク商品リンク商品リンク商品リンク

マットレスの最終的な寝心地はコイルの仕様以外にも詰め物や作り方などによっても変わってくるので一概には比較できないのですが、バリューポケットコイルマットレスはコストパフォーマンスが優れていると言えると思います。

線種って何?

線種はポケットコイルで使われているバネ素材(硬鋼線)の品質を表すものです。

シルキーポケット

例えば上記のような「SWRH 72 B C」という表示は以下の通り解釈します。

表示例意味
SWRHマットレスのコイルは基本的に硬鋼線(SWRH)を使用
72(反発性)数値が高くなればなるほど反発力が高い
B(耐久性)マンガン含有量(AよりもBが多く、耐久性がある)
C(強度)A<B<Cの順で強度が高い

ただし、2017年に品質表示表の改正があり、線種などの表示義務はなくなりました。これは「バネの品質は実際の寝心地や耐久性を知るうえでそこまで重要な情報ではない」ということが示されたと言えるでしょう。

上記の表で線種の仕様まで比較をしてみましたが、マットレスはバネ素材以外にも作り方や詰め物によって、寝心地や耐久性が変わってきます。

つまり、線種の仕様は「そこまで重要ではない情報」です。商品やメーカーによっては線種をアピールしていることも多いのですが、そこはあくまで参考程度に留めておきましょう。

【厳選】バリューマットレスと併せて買いたいベッドフレーム 4選

バリューポケットコイルにおすすめのベッドフレーム「バノン」

基本的にマットレスはベッドフレームの上に置いて使うことを想定して作られています。

布団に比べてマットレスの方が通気性が良く、汗などの水蒸気が下や横に逃げやすいため、ベッドフレームを使わずにマットレスを床に直置きするとカビが発生する原因にもなります。

以下では、バリューマットレスと合わせるのにおすすめのベッドフレームをご紹介します。

管理人管理人

なお、基本的にマットレスとベッドフレームは同じメーカーで揃えた方がサイズ感などの失敗が少ないので、選出したベッドフレームは同じメーカー(ネルコ)製です。 

1. 北欧風シンプルすのこベッド Banon

ネルコ「北欧風シンプルすのこベッド Banon」

安心の頑丈設計

どんな部屋にも合わせやすいシンプルデザインのすのこベッド。フレームに極太の板を補強した耐荷重350kgの強靭な耐久性が特徴で、きしみや揺れの心配がなく、安心して眠れます。

4段階の高さ調節ができるので使い勝手も抜群。さらにパーツが少なく組み立ても簡単です(15分くらいで完成できます)。

サイズセミシングル~ダブル
(ショート丈あり)
カラーナチュラル、ブラウン、ホワイト
価格
(Sサイズ)
15,900円

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2. ステージベッド STACEY

天然木仕様!高コスパのローベッド

オール天然木なのに格安

天然木を贅沢に使用しているのに2万円台で買えるコストパフォーマンスが優れたローベッド。使われている桐材は湿度調節機能が優れていてカビにくいです。

セミシングルサイズからキングサイズまで選べるサイズバリエーションの豊富さも魅力。

サイズセミシングル~キング
カラーダークブラン、ナチュラル
価格2万円台~

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3. USBポート付 引出し収納ベッド「ZESTO」

USBポート付 引出し収納ベッド「ZESTO」

格安収納ベッドの決定版

当サイトとネルコが共同開発したオリジナル収納付きベッド。「なるべく低価格、でも使い勝手にこだわる」というコンセプトのもとに企画しました。ヘッドボードにはUSBポート付のコンセントを採用。さらにテッシュボックスや本・目覚まし時計などを置きやすいように14cmの奥行きがあります。ベッド周りに物をいろいろ置きたい人にもおすすめです。

サイズセミシングル~ダブル
カラーブラック、ホワイト
価格
(Sサイズ)
16,800円

このベッドを見てみる

4. BOXタイプ収納ベッド Lester

ホワイトカラー収納ベッド「Lester」

確かな収納力と安定感

照明・棚・コンセント付きの充実したヘッドボードが特長の収納ベッド。2杯の引き出しと床板下の長物収納スペースがあり、スタイリッシュながら収納力も抜群です。

引き出しがBOX構造タイプなので、組み立てが簡単で耐久性が高く、頑丈設計です。安心してベッドを使いたい人におすすめの逸品。

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バリューマットレスの廃棄方法は?

スプリングコイルマットレスのため、自分で裁断が難しく、基本的に粗大ゴミに出すことになります。

参考までに神奈川県横浜市の場合、スプリングコイルマットレスの粗大ゴミ廃棄費用は2,200円です。

まとめ

いかかがでしたでしょうか。

ネルコ(インテリアオフィスワン)のオリジナルマットレス「バリューポケットコイル」をご紹介させていただきました。

繰り返しますが、1万円台以下でこの寝心地が実現できるのは素晴らしいと思います。

もちろん、高級モデルに比べると、端の落ち込みや、片面仕様(両面仕様でない)などのデメリットはありますが、価格を考えればコストパフォーマンスとしては文句の付けどころがありません。

ポケットコイルマットレスで迷っている人はぜひご検討いただけますと幸いです。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

neruco「バリューポケットコイルマットレス」

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