画期的なスプリングによる「ふわふか」な寝心地
この記事ではネルコンシェルジュ (neruco)のオリジナルマットレス「ふわふかマットレス」についてご紹介します。
なお、今回はメーカーさんから体験レビュー用に商品をご提供いただきました。> PRポリシーについて
実際の体験・検証・調査を踏まえて、良いところだけでなく、悪いと思ったところも素直に書いているので、ご参考いただけますと幸いです。
当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。一般的な家の雰囲気と異なるのはそのためです。
この記事を書いた人
目次
ふわふかマットレスの基本情報
ふわふかマットレスのサイズや価格等の情報は以下の通りです。
サイズ | シングル~クイーン |
---|---|
クッション材 | 高密度ポケットコイル |
カラー | ホワイト |
価格(Sサイズ) | 19,900円 |
保証期間 | 5年 |
【まず結論】ふわふかマットレスの評価は?
当記事では以下のような項目をチェックし、商品を評価しております。
- 寝姿勢による寝心地は?(仰向き・横向き)
- 寝返りのしやすさは?
- 通気性が良いか?(ムレを感じないか)
- クッション材の品質はどうか?
- 詰め物の質感・ボリュームはどうか?
- バネあたりや底付きがないか?
- 価格相応の寝心地と言えるか?
始めに結論からお伝えすると、体験を通じ本商品を以下のように評価させていただきました。
▼ ふわふかマットレスの評価 | |
---|---|
総合評価 | 3.52 |
仰向き寝 | 3.0 |
横向き寝 | 3.5 |
端の沈み込み | 3.0 |
通気性 | 3.0 |
寝返り | 3.0 |
底付きのなさ | 4.0 |
バネ当たりのなさ | 4.0 |
耐久性 | 3.0 |
衛生面 | 4.0 |
取り扱いやすさ | 2.0 |
価格 | 4.0 |
※目安は「3.50」以上が高評価です。
各項目、大きなマイナス点もなく、バランスが取れた寝心地だと思いました。
以下より、その理由を詳しくご紹介します。
ふわふかマットレスの特徴・メリット
ふわふかマットレスはベッド専門店「ネルコ」が販売するオリジナルポケットコイルマットレス。
ふわふかマットレスが目指したのは高級ホテルで使われるマットレスにもよく採用されている「ピロートップ式」のふんわりふかふかな寝心地です。
ピロートップとは、簡単に言うとマットレスとベッドパッドが一体化された仕様のことで、一般的なマットレスに比べて、詰め物の量が増え、体圧分散性が高まるという特徴があります。

ピロートップは有名マットレスブランドではハイグレードシリーズに採用される傾向があり、高級ホテルに導入されていることも多いです。
以下より、ふわふかマットレスの特徴を詳しくご紹介します。
ふんわり、でもヘタリにくい
一般的に、ふんわりと柔らかい寝心地のマットレスは詰め物のボリュームが多い傾向があります。
(ふわふかマットレスが目指した)ピロートップ式マットレスは、ピロートップに綿やウレタンフォームを大量に使うことが多く、そのため、ヘタリやすいというデメリットがあります。
そこでふわふかマットレスはあえてピロートップ式を採用せず、詰め物に頼らずスプリングの仕様を工夫し、ふんわりふかふかな寝心地を実現しました。
ふわふかマットレスのために作られた「ふわふかスプリング」は、上が柔らかく下が硬いという特殊な仕様をしています。

ひとつのスプリングの上下で巻き方を変えることによって、硬さを変えているのです(上はきつく巻いてソフトに、下はゆるく巻いてハードにしています)。
こうすることで、体当たりはやわらかく、沈み込んだらグッと押し返すという理想的な寝心地になります。
また、スプリング(バネ)は詰め物(綿やウレタンフォーム)に比べてヘタリにくい素材なので、長期間使用しても寝心地が変わりづらいという点も大きなメリットです。
安い
ふんわりとしたやわらかめの寝心地のマットレスは高価格になりやすいです。
サータやシモンズなどの高級マットレスメーカーのラインアップでは、最高価格帯のマットレスはピロートップやダブルクッション(2重のポケットコイル)の仕様になっていて、材料や製造コストを多くかけて作られている傾向があります。

一方、ふわふかマットレスは一般的なポケットコイルマットレスと同じようなシンプルな作り(生地・詰め物・スプリング)のため、材料費・製造コストも過剰にかかりません。
さらにネット限定品のため、余計な中間マージンもかからないため、シングルサイズで19,900円という低価格で買うことができるのです。
揺れにくいポケットコイル
ふわふかマットレスのクッション材はポケットコイル仕様です。
ポケットコイルとは、コイルをひとつひとつ不織布で包んでいるコイルのことです。
ひとつひとつのコイルが独立した動きができるため、振動が伝わりづらいことや、体のラインに細かくフィットすることで寝姿勢が整いやすく、高い体圧分散性を実現できるというメリットがあります。
「静かな寝心地」と評され、特に日本人はポケットコイルの寝心地が好きだと言われています。
そして、商品によってポケットコイルの密度(いくつコイルを使っているか)や、配列(並行か交互か)、線径(バネの太さ)などの違いがあり、それらが寝心地を作る特徴となります。
ふわふかマットレスで使っているポケットコイルの仕様は以下の通りです。
▼ ふわふかマットレスの仕様 | |
---|---|
密度 | 578個(Sサイズ) |
配列 | 並行配列 |
線径 | 1.9mm |
高密度タイプ(Sサイズあたり578個のコイル)
マットレスは実現したい寝心地によってこれらの仕様を決めるので、一概に「この仕様が優れている!」とは言いにくいのですが、ポケットコイルの密度に関しては最低でもSサイズあたり400個以上はあった方が耐久面としてはおすすめです。
なぜかというと、密度が低すぎる場合、コイルひとつあたりに荷重が集中するためヘタリやすくなるからです。
その点、ふわふかマットレスはSサイズあたり578個という一般的なポケットコイルよりも高密度で作られています。
なお、一般的なポケットコイルマットレスはSサイズあたり465個程度の密度のことが多いです。
密度578個(本商品) | 密度465個(他商品) |
---|---|
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上の画像を見比べれると明らかに左側の本商品(ふわふかマットレス)の方が高密度のため、体をきめ細やかにサポートできるか分かるかと思います。
なお、ポケットコイルは高密度で作れば作るほど寝心地は硬く・体へのあたりは滑らかに、そして静かになる傾向があります。
並行配列の特徴は?
ポケットコイルマットレスの配列は「並行配列」か「交互配列(「千鳥配列」とも言います)」のどちらかです。
配列の違いもそのマットレスがどのような寝心地を目指しているか?で決められます。
並行配列はコイルを並行に配列する構造で、特徴としてはコイル一つ一つの動きが出て、反発力を感じやすく、要するに寝返りのサポート性に優れるというメリットがあります。
一方、交互配列は、コイルを交互に配列する構造で、特徴としては高密度(超高密度)に作りやすく、結果的にジェル的なぴたっとした静かな寝心地になります。より振動が伝わりづらいこともメリットです。
並行配列 | 交互配列(千鳥配列) |
---|---|
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|
ふわふかマットレスは並行配列を採用。
つまり、バネ感が適度に発揮され、寝返りがしやすいという寝心地を狙っています。
特殊バネ「ふわふかスプリング」
ふわふかマットレスはひとつのスプリングの上と下で巻き方を変え、「体当たりはふんわり・ふかふか、沈み込んだらグッと押し返す」という理想的な寝心地を作っています。
ひとつのバネの上下で寝心地が異なるスプリングはとても珍しいです(私が知る限り初めてです)。
このスプリングの仕様はふわふかマットレスが実現したかったピロートップのような寝心地を作るのに大きな役割を担っています。
通常、ピロートップ式のマットレスでは、詰め物でふんわりとソフトな寝心地を作っていますが、詰め物はスプリングに比べてヘタリやすい素材です。
つまり、本商品(ふわふかマットレス)は一般的なピロートップの弱点とも言えるヘタリやすさを克服しつつ、さらに低価格で買えるというメリットまであるユニークな商品と言えるでしょう。
ふわふかマットレスのデメリット(こんな人に合わない)
硬めの寝心地が好きな人
ふわふかマットレスはふんわりふかふかのピロートップ式マットレスを目指した商品なので、寝心地としては柔らかめに作られています。
いわゆるピロートップ式よりは硬めではあるのですが、しっかりした寝心地のマットレスが好きな人には合いにくいと思います。
長く使いたい人
マットレスはローテーションといって上下や表裏に回転させてヘタリを馴らして使うことで長い間寝心地をキープできます。
しかし、ふわふかマットレスは片面仕様(つまり表裏のローテーションが非対応)のため、両面仕様のマットレスに比べてヘタリに弱いと言えます。

よって、10年以上といった長いスパンでマットレスを使い続けたい人は、ふわふかマットレスでは不満に感じてしまうかもしれません。
できるだけ安く済ませたい人
ポケットコイルマットレスにおける「シングルサイズ19,900円」というのは激安価格とは言いにくく、ノーブランドのマットレスとしてはもっと安い商品もあります。
とはいえピロートップタイプのマットレスと比べると価格は安く、このふんわりふかふかの寝心地に価値を置くかどうかで、価格が安いか高いかの判断がわかれそうです。
筆者としてはふわふかマットレスはその価値があり、コストパフォーマンスが優れていると思います。
以下の記事では当サイトおすすめのマットレスをまとめているので、よろしければご参考いただければと思います。
【体験レビュー】ふわふかマットレスを実際に試してみた

実際のお届け時の様子や具体的な使用感などレビューします。
開梱・設置
こちらはシングルです。
圧縮されてロール状になって入っています。
中身はマットレス本体と取扱説明書(保証書)の2点です。
本製品は5年保証があります(80,000回の耐久性
重さは約21kgあるので、力が弱い人は運ぶのが少し大変かもしれません。
マットレスを開けていきます。
内側のマットレスを傷つけないように、外側のビニールをハサミでスーッと切っていきます。
続いて、内側のビニールを切ります。
内側のビニールに切り込みを入れたとたんに圧縮されていたマットレスが膨張を始めます。
ゆっくりとほどかれていく感じです。
圧縮梱包タイプのポケットコイル特有の「ボン!ボン!」という破裂音はそこまでありませんでした。
あっという間に膨張していきます。
表にひっくり返して開封完了です。
外観
開封直後からハリのあるボリューム感があり、すぐにでも使えます。
マットレスの端部分の少しへこんでいますが、開封して1日後には詰め物のウレタンフォームなどが膨らみ、ボリューム感が完全に復元されます。
開封直後 | 開封して1日後 |
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表面の生地はポリエステル100%を使用。ふっくらとした触り心地です。
生地の伸縮性が高いので、寝返りサポート性やフィット感が優れます。
立体感がある「ふくれ織ニット生地」を採用。ふかふかな感触がより際立ちます。
マットレス自体は十分な厚みがあります。
厚さは公表値のとおり25cmでした。
これはマットレスの中では厚みがあるタイプと言えます。厚みがあるマットレスはその厚さだけで底付きを感じにくいというメリットがあります。
裏面は不織布で滑りにくい仕様です。
なお、裏面では寝ることができません。
内部構造
内部構造をチェックするために、一部解体してみます。
ポケットコイルの上に詰め物が施されています。
詰め物は上から、
- 立体ニット生地
- 抗菌防臭・防ダニわた
- 不織布
- 高弾性わた
- 不織布
- ポケットコイル
- 不織布(裏面)
- ピュアフェルト(裏面)
- 不織布(裏面)
という9層構造をしています。
約4cmほどの適度なボリューム感の詰め物層があるため、寝てもバネあたりを感じることはありませんでした。
生地の真下にある綿です。ふんわりとやわらかい感触が気持ち良いです。
この綿は抗菌防臭と防ダニ加工が施されています。
なお、抗菌防臭とは主に動物や人間の皮脂や髪の毛なのどに存在する「黄色ブトウ球菌」の繁殖を抑える効果のことです。黄色ブドウ球菌は食中毒を引き起こす代表的な菌のひとつとして知られています。
そして、ふわふかマットレスの防ダニ加工は忌避性。つまりダニがマットレスに近づくことを回避する加工のことです。
更に下には厚めの高反発ウレタンフォームがあります。
反発性が高いフォーム素材のため、寝返りサポート性が強化されます。
ポケットコイルの高さは200mmほどでした。
コイル高200mmはかなり高さがあるタイプと言えます。
コイルは高さがあるほど、クッション性が高くなる傾向があります。
寝心地
ピロートップ式を目指しただけあって、ふかふかした雲のような感触。
ただし、一般的なピロートップ式よりはやや硬めな印象です。
体圧分散性が高いピロートップ式にありがちなデメリットのひとつに蒸れやすさなどがあげられますが、本商品では蒸れをあまり感じません。
ピロートップ式が「ふんわりもちもち」、本商品は「ふんわりふかふか」という感じです。要するに本商品(ふわふかマットレス)の方が寝心地としては軽やかな印象がありました。
実際の弾力や寝返りの感じは以下の動画をご参考ください(音は出ません)。
続いて仰向き寝の寝心地をチェックします。
仰向き寝は沈み込みが少なく接触面積が広いという特徴があるので、満遍なく荷重を受け止め、体圧を分散させることが重要です。また、寝返りに力が必要なので、寝返りサポート性も大切です。
なお、日本人の60%が仰向き寝と言われているので、最もオーソドックスな寝姿勢と言えます。
ふわふかマットレスは体当たりはソフトな印象ですが、沈み込んだときにグッと押し返す反発力があり、自然な寝姿勢をキープしてくれました。
これも新開発の「ふわふかスプリング」の特徴かと思います(コイルの上がソフト・下がハードという構造)。
深く沈み込む臀部(おしり)の下に手を入れてもバネの存在感を感じることなく快適です。

ソフトタイプのマットレスは沈み込みやすいので寝返りがしにくい傾向がありますが、ふわふかマットレスは詰め物も過剰ではありませんし、並行配列のポケットコイル+高反発ウレタンフォームの層構造によって、寝返りがかなりスムーズに打てました。
横方向のキルティングも寝返りを妨げにくいです。
続いて、横向き寝をチェックします。
横向きの寝姿勢は肩や臀部の沈み込みが深くなることと、接触面積が少なく、荷重が集中しやすいため、底付きなどを感じやすいという特徴があります。
つまり、深く沈み込んでも無理のない寝姿勢になることと、荷重による圧迫・底付きを感じないようなクッション性が大切です。また、不安定な寝姿勢でもあるので、揺れ過ぎないような衝撃吸収性もポイントです。
上の画像のとおり、適度なボリューム感がある詰め物層と、ふわふかスプリングによって、肩や臀部がしっかりと沈み込むことができるので、横向き寝の寝姿勢でもストレスを感じません。圧迫・底付きも感じません。

ピロートップ式ほどのフィット感がないため、ほんの少しだけ不安定感はありますが、ストレスは感じません。
最後は腰を掛けたときの感触です。
一般的にマットレスの端部分はそれ以上荷重を分散できないので落ち込みやすいです。
高級モデルなどでは、そうした落ち込みを解消するように端部分にワイヤーを入れたり、コイルを硬めにしたりすることもあります。
ふわふかマットレスは端部分を特別強化したような仕様ではありません。よって、端部分は沈み込みやすいです。
また、スプリングの太さ(線径)が1.9mmは、そこまで太めの仕様でないため、集中した荷重には強いサポート性能を発揮しません。「座る」といった荷重が集中するような使い方だと沈み込みは気になるでしょう。
とはいえ、一般的な寝姿勢の状態では端部分の沈み込みはそこまで気になりません。
実際に使ってみてよかったところ
軽やかな寝心地
ピロートップ式の寝心地を目指した商品ですが、正直に言うとピロートップならではの包まれる感じやフィット感はそこまで感じませんでした。
しかし、それはマイナスポイントではなく、むしろ逆によかったのが、ふわふかマットレス独特のふんわりとした軽やかな寝心地です。
ピロートップ式ならではの体圧分散性の高さ(包まれる感じやフィット感)は時として蒸れやすさや寝返りのしづらさに繋がります。
本商品(ふわふかマットレス)は過剰な詰め物に頼らず、スプリングを中心にふんわりとした寝心地を作っているため、クッション性が効いた軽いタッチの感触が寝ていて心地よかったです。
特に「今寝ているマットレスがソフトな低反発タイプで、蒸れや寝返りのしづらさにストレスを感じている」という人にはぴったりだと思います。
底付き・バネあたりがないボリューム感
厚さ25cmもあるボリュームタイプのマットレスなので、寝ていて底付き感がなく安心して体を預けることができました。
また、高密度タイプのポケットコイル仕様は、体をきめ細やかにサポートされると同時にコイルの存在感が薄まります。
安価なスプリングコイルマットレスの場合、特に寝返りなど体を動かす際にコイルが気になってしまったり、横向き寝などの沈み込みが深い寝姿勢の時にコイルの存在を感じ取れてしまうことも。
本商品(ふわふかマットレス)では、そのような悪い寝心地を感じることなく、快適に眠ることができました。
実際に使ってみて気になったところ
ピロートップとは少し違う
良かった点のところでも触れましたが、本商品はピロートップ式を目指したマットレスですが、寝心地はピロートップ式マットレスとは少し違います。
特に違うのはフィット感です。
本商品(ふわふかマットレス) | 他商品(ピロートップ式) |
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やはり、スプリング(バネ)よりも詰め物(綿やソフトウレタンフォーム)の方が、素材的にも柔らかく体圧分散性も高いです。
要するに体を包み込むようなフィット感が、ピロートップ式よりも劣ります。
とはいえ、フィット感が高すぎるが故のデメリット(蒸れやすさや寝返りのしづらさ)などもあるので、このあたりは好みでしょう。
「とにかくやわらかくて包み込まれるようなマットレスが欲しい」とう人は本商品ではなく、ピロートップ式のマットレスを選ぶと良いと思います。
端が落ち込みやすいのでワンサイズ大きめが良いかも
マットレスのエッジにワイヤーがなく、コイルやウレタンなどでも強化していないので、端部分が落ち込みやすいです。
例えば有名ベッドメーカーのフランスベッドの商品では、プロ・ウォール®といって端に特殊なウレタンフォームを入れて落ち込みにくい仕様にしているモデルもあります。

本商品(ふわふかマットレス)にはこのような工夫がありません。
さらに、搭載されているスプリング(ふわふかスプリング)は、上部がやわらかいため、言い換えると動きやすい仕様になっています。
そして、マットレスの一番端の部分はそれ以上ポケットコイルがつながっていないため、寝返りなどの動きを進行方向に受け流して勢い余って落下するということになりかねません。
これは「寝返りのしやすさ故のデメリット」とも言えるでしょう。
よって、予算や部屋のスペースに余裕がある人は、自分が考えているよりもワンサイズ上を選ぶのがおすすめです。つまり、一人用ならシングルでなくセミダブル、二人用ならダブルでなくクイーンが良いでしょう。
しかし、1万円台から買えるマットレスにプロ・ウォール®のような仕様を求めるのはハードルが高すぎるので、積極的に受け入れるべきデメリットとも言えます。(プロ・ウォール®モデルは約10万円ほどします)
口コミ・評判のまとめ
ふわふかマットレスは2021年2月に販売開始されたばかりの新商品なので、まだ口コミがありません。口コミが溜まってきた際に改めて以下にまとめたいと思います。
良い口コミ | 悪い口コミ |
---|---|
※掲載待ち | ※掲載待ち |
口コミに関する解説
※掲載待ち
似ている商品との比較
ふわふかマットレスと同様の価格帯のピロートップ式マットレスを比較してみます。
商品名(メーカー) | ふわふかマットレス(ネルコ) | HOLLOW(エアリゾーム) | DORMIRA極厚(モダンデコ) |
---|---|---|---|
画像 | ![]() |
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ピロートップ | なし | あり | |
厚さ | 25cm | 公表値:23cm 計測値:26cm |
25cm |
コイル数 (Sサイズ) |
578個 | 465個 | 558個 |
端強化 | なし | 左右1列 | 外側1周 |
配列 | 並行配列 | 交互配列 | |
保証期間 | 3年 | 30日 | 3年 |
価格 (Sサイズ) |
19,900円 | 21,990円 | 19,999円 |
リンク | 商品リンク | 商品リンク | 商品リンク |
比較商品のHOLLOW・DORMIRA極厚とも、ピロートップ式にしては低価格でコストパフォーマンスが優れています。
特にピロートップならではのふんわりソフトな感触が好きな人はHOLLOW(エアリゾーム)がおすすめです。
ただし、ピロートップは詰め物のボリュームが落ちることで寝心地が変わるため、総合的な耐久性という点ではデメリットを覚悟する商品です。
その点、本商品(ふわふかマットレス)はスプリング中心でふんわりとした寝心地を作ってるので、使用感が長持ちしやすいと言えます。
【厳選】ふわふかマットレスと併せて買いたいベッドフレーム 2選
ふわふかマットレスは厚みがあり、重量もあるマットレスなので立ち座りしやすく、耐久性があるベッドフレームがおすすめです。
1. 北欧風シンプルすのこベッド「Banon」
安心の頑丈設計
どんな部屋にも合わせやすいシンプルデザインのすのこベッド。フレームに極太の板を補強した耐荷重350kgの強靭な耐久性が特徴で、きしみや揺れの心配がなく、安心して眠れます。
4段階の高さ調節ができるので自分の好きな高さで使えます。さらにパーツが少なく組み立ても簡単です(15分くらいで完成できます)。なお、ふわふかマットレスのセット販売もしています。
サイズ | セミシングル~ダブル (ショート丈あり) |
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カラー | ナチュラル、ブラウン、ホワイト |
価格 (Sサイズ) |
17,990円 |
2. ステージベッド「STACEY」
オール天然木なのに格安
天然木を贅沢に使用しているのに2万円台で買えるコストパフォーマンスが優れたローベッド。使われている桐材は湿度調節機能が優れていてカビにくいです。
ヘッドボードの高さは床板から約45cmあるので、厚さ25cmのふわふかマットレスを置いても余裕があります。
サイズ | セミシングル~キング |
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カラー | ダークブラン、ナチュラル |
価格 | 2万円台~ |
ふわふかマットレスの廃棄方法は?
スプリングコイルマットレスのため、自分で裁断が難しく、基本的に粗大ゴミに出すことになります。
参考までに神奈川県横浜市の場合、スプリングコイルマットレスの粗大ゴミ廃棄費用は2,200円です。
まとめ
いかがでしたか。
ネルコのオリジナルマットレス「ふわふかマットレス」をご紹介させていただきました。
高級ホテルにもよく採用されているピロートップ仕様の寝心地を新開発のスプリング(ふわふかスプリング)中心で目指した画期的なマットレスです。
ピロートップ式ならではの包み込まれる感じやフィット感とは少し違った感触ですが、新開発スプリングによるふんわりとした軽やかな寝心地は個人的にはピロートップ式のマットレスよりも好みの感触でした。
なお、ピロートップは蒸れやすいというデメリットもあるので、汗や暑さが気になる人にもふわふかマットレスはおすすめです。
また、ピロートップ式はウレタンフォームや綿(わた)などの詰め物中心に寝心地を作っているのでヘタリやすいですが、ふわふかマットレスはスプリング中心で寝心地を作っているので使用感が長持ちしやすい点も魅力。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。