エコサ「エコサ・まくら」を徹底解説(体験レビュー付き)

フィット感と通気性が心地よい!

この記事ではエコサのオリジナル枕「エコサ・まくら」についてご紹介します。

なお、今回はメーカーさんから体験レビュー用に商品をご提供いただきました。> PRポリシーについて

実際の体験・検証・調査を踏まえて、良いところだけでなく、悪いと思ったところも素直に書いているので、ご参考いただけますと幸いです。

こんな環境で作っています

体験・検証用の撮影スタジオ当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。一般的な家の雰囲気と異なるのはそのためです。

この記事を書いた人

管理人の椚大輔椚 大輔(ベッド・マットレス専門家)
ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、レビューしたベッド&マットレスは100商品を超える。2020年に株式会社悠デザインを設立し、ベッド関連に特化したサービスを展開。ベッド・マットレスの専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、楽天市場「マットレスの選び方」などの出演・監修も行う。

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メーカーの「エコサ」とは?

エコサ

エコサはオーストラリア発のマットレスメーカーです。

人間工学に基づいた設計のウレタンマットレス「エコサ・マットレス」を中心に、ポケットコイルマットレスやラテックスマットレス、ピロー等も取り扱っています。

エコサ・マットレス
基幹モデル「エコサ・マットレス」

2015年に創業後、2016年に香港・ニュージーランド、2017年にアメリカ、2019年にカナダに進出し、2021年に日本に上陸しました。

オンライン限定での販売ですが、マットレスは100日間のお試し期間15年保証が付いているので、安心して購入できます。

専門家専門家

ちなみに、オーストラリア発のウレタンマットレスメーカーといえば日本では、コアラマットレスが有名ですね。

コアラマットレスは日本に2017年に上陸しましたが、創業時期はエコサと同じ2015年です。

エコサのマットレスシリーズ(3つ)

エコサが展開しているマットレスシリーズは以下の3つです。

メーカー①エッセンシャル・マットレス②エコサ・マットレス③ピュア・マットレス
画像エッセンシャル・マットレスエコサ・マットレスピュア・マットレス
価格24,000円~72,000円~187,000円~
サイズS~DS~QD~Q
厚さ12cm25cm29cm
芯材ポケットコイルウレタンフォームラテックス&ポケットコイル
硬さ硬め3種類の調節
(ふつう・やや硬め・硬め)
2種類の調節
(ふつう・やや硬め)
防水××
洗えるカバー×
お試し期間100日(無料)
保証15年
リンク公式HP公式HP公式HP

①エッセンシャルと②エコサについては、当サイトで体験をしたレビュー記事をご用意しているので、ご興味がある人はご参考くださいね。

エコサ・まくらの基本情報

エコサ・まくら

エコサ・まくらのサイズや価格等の情報は以下のとおりです。

メーカーエコサ
サイズ38cm x 56cm(スタンダード)
クッション材低反発ウレタンフォーム
高さ調節4段階
価格12,500円

※2点以上購入で1点あたり1,500円OFF

返品保証100日

公式サイトで見る

エコサ・まくらの特徴は?

1. 低反発タイプ

エコサ・まくらの感触

エコサ・まくらは低反発タイプのまくらです(芯材に低反発ウレタンフォームを使用しています)

低反発とは、押して離すとゆっくりと元に戻る反発性のことで、衝撃吸収性とフィット感が高いことが特徴。

(別メーカーで)高反発タイプのまくらもありますが、まくらは低反発の方が頭にフィットしやすいので、揺れにくく落ち着いて寝られると個人的には感じます。

専門家専門家

低反発ウレタンフォームの特徴は以下の記事をご参考ください。

2. 高さ調節可能(4段階)

エコサ・まくらのパーツ

エコサ・まくらは高さ調節が可能です。

まくら本体に加え、調節用のサポートフォームが2つ(2cm・3cm)あり、それらを組み合わせて4段階の高さ調節ができます。

調節方法はカバー裏のファスナーを開けて出し入れするだけなので簡単です。

専門家専門家

高さ調節の実際の使用感はこの記事の下でご紹介しています。

3. トラベルバック付き

トラベルバック

珍しいのが、トラベルバックが付いていることです。

まくらを圧縮して専用の袋(パック)に入れることで、持ち運びやすい工夫がされています。

圧縮方法は以下のとおりです。

まず、まくらを圧縮パックに入れて、ファスナーを閉めます。

まくらを圧縮ポーチに入れる

圧縮パックには空気の逆流防止用のバルブがあるので、開けておきます。

空気の逆流防止用のバルブ

あとは自分の体重を使ってまくらを押しつぶしていきます。

まくらを押しつぶす

まくらが圧縮されたらバルブを閉めます。

バルブを閉める

ロール状に巻いて、トラベルバックに入れると完成です。

トラベルバックに入れる

このとおり、かなりコンパクトになるので、旅行や出張時などにも持っていきやすいですね。

コンパクトで持ち運びやすい

専門家専門家

『慣れたまくらじゃなきゃ眠れない!』という人にもおすすめです。

4. 100日のお試し期間付き

エコサ・まくら

エコサ・まくらには100日のお試し期間が付いています。

まくらは合う・合わないがあるので、これだけ長い期間試せるのはありがたいですね。

なお、返品は完全無料で、回収後はチャリティー団体に寄付されるそうです。

※返品条件は変更されることがあるので、購入時には必ずメーカー公式サイトをご確認ください

【体験レビュー】エコサ・まくらを実際に試してみた

エコサ・まくら

専門家専門家

実際のお届け時の様子や具体的な使用感などレビューします。

こちらがお届け時の梱包です。

お届け時の梱包

綺麗な化粧箱で届きます。

化粧箱

裏面はこちら。

化粧箱の裏面

箱を開けてみます。

開梱

中身は圧縮パックに入ったまくら本体に加え、トラベルバックと説明書が付いています。

箱の中身(まくら本体・トラベルバック・説明書)

まくら本体を取り出します。

まくら本体を取り出す

チャックを外してまくらを取り出すと、すぐに元どおりの厚さに復元されます。

取り出された枕

まくらの中には厚さ調節用のサポートパーツが2枚入っています。(下の画像はすでに取り出した後の様子です)

まくら本体とサポートパーツ

まくらカバーの生地はテンセル40%+ポリエステル60%を使用。

カバーの触り心地

テンセルは植物(ユーカリ)から作られる天然素材由来の再生繊維のことで、吸湿・速乾性に優れ、ムレにくくなめらかな質感が特長です。

やわらかく伸縮性がある生地なので、頭へのフィット感が優れます。

カバーの伸縮性

品質表示タグはこちら。

品質表示タグ

このタグにあるとおり、カバーのみ洗濯が可能です(手洗いまたは洗濯機)。

まくらカバー

どの高さがおすすめ?高さごとの寝心地は?

硬さ調節パターン(説明書より)

エコサ・まくらは4段階の高さ調節が可能です。

上の画像は説明書内のイラストですが、ここに書かれているそれぞれの高さに推奨された条件をまとめると以下のとおりです。

高さ調節こんな人におすすめ
まくらのみ小柄な方やふつう体型の方
まくら+1サポート(2cm)ふつう体型の方から大柄な方や高さが必要な小柄な方
まくら+1サポート(3cm)大柄な方や、高さが必要とするふつう体型や小柄な方
まくら+両サポート(5cm)とても大柄な方や、特別に高さを必要とする方

以下では、高さごとにおける具体的な寝姿勢の変化や、寝心地の違いについてご紹介します。なお、筆者の体型は170cm・58kgです。

まずは、仰向け時における寝姿勢の変化はこちら。

仰向け時における寝姿勢の変化(アニメーション)

続いて、横向き時における寝姿勢の変化はこちら。

横向き時における寝姿勢の変化(アニメーション)

「仰向き寝」でよかった高さは?

仰向け寝の時に最も心地よく感じたのは、一番低い「まくらのみ」でした。

仰向け×「まくらのみ」
仰向けでは「まくらのみ」が心地よかった

首に圧迫感がなく、無理のない姿勢で仰向き寝で快適です。

「横向き寝」でよかった高さは?

横向き寝の時には、2番目に低い「まくら+1サポート(2cm)」が心地よかったです。

横向き×「まくら+1サポート(2cm)」
横向きでは「まくら+1サポート(2cm)」が心地よかった

横向き時は、頭と肩の高低差がより生まれるので、仰向け時よりも高めの設定が合いやすいと感じました。

合わなかった高さは?

なお、一番違和感があったのは最も高い「まくら+両サポート(5cm)」です。仰向き・横向きとも体のラインが折れ曲がるほどの高さがあるため、よほど大柄な人でないと合いにくい高さだと思います。

まくら+両サポート(2cm+3cm)
まくら+両サポート(2cm+3cm)は高すぎる※欧米人体型向け

総評

自分に合った高さを調節した際には、頭がやさしく受け止められ、フィット感があるのに蒸れを感じず、とても良い寝心地に感じました。

一方、マイナス面は、基本的に体型が大きい欧米人に合うように設計されているので、全体的にもう少し高さを低くしても良いと思いました。(もう少し「低く」調節できると良いと思いました)

なお、エコサ・まくらは手前と奥で高さが違うデザインですが、手前側を高くしても寝れるので、お好みによって使い分けましょう。

手前を高くする設置パターン
手前を高くする設置パターン

エコサ・マットレスとの相性は?

結論、まくらの設定を高くしすぎなければ、エコサ・マットレスとの相性は良いと思いました。

まくらの高さはマットレスの「硬さ」に影響されます。

マットレスが硬いとまくらは「低く」感じられ、やわらかいと「高く」感じるのです。これは体の沈み込みの深さの違いです。

マットレスとまくらの関係
  • マットレスが「やわらかい」と、まくらは「高く」感じる
  • マットレスが「硬い」と、まくらは「低く」感じる

エコサ・マットレスは、比較的やわらかめの寝心地のため、体(胴体)が深めに沈み込むので、まくら自体の高さは「高く」感じられるのです。

上でご紹介した『もう少し高さを低くしても良い』と思ったのは、こうした理由もあります。

なお、一番低い「まくらのみ」の高さは、低い山で10cm・高い山で13cmです。

まくらの高さ

一般的な枕の高さは11cm前後が多いので、エコサ・まくらは決して高すぎるわけではないですが、エコサ・マットレスのようなやわらめのマットレスと合わせると体感的には「高く感じやすい」のです。

なお、似た形状の大ヒットまくら「テンピュール®オリジナルネックピロー」は硬さ調節はできませんが、Mサイズで高さが10cmです (Sサイズで8cmです)。

TEMPUR(テンピュール) オリジナルネックピロー
TEMPUR(テンピュール) オリジナルネックピロー

要するに、エコサ・まくらは一番低い位置が標準の高さのため「高く調節できるが、低くは調節できない」とお考え下さい。

内部構造のチェック

まくら本体の構造を詳しくご紹介するために、本体カバーをハサミで切って中身(ウレタンフォーム)を取り出します。

芯材のチェック(カバーを裁断)

こちらがまくら本体のウレタンフォーム。

芯材のウレタンフォーム

表面をダイヤ状にカットし、点で支える構造をしています。

芯材のウレタンフォーム

点で支える構造は、体圧分散性が高く、心地よいフィット感がある寝心地を得られます。

ダイヤカットのウレタンフォーム

ダイヤ構造は隙間が生まれやすいため、通気性も優れています。

ダイヤカットのウレタンフォームの拡大

さらにウレタンの膜が少ない「オープンセル構造」をしているので、素材自体も通気性が良い構造となっています。

オープンセル構造

頭は蒸れやすいので、このように通気性に配慮された仕様といのは素晴らしいですね。

エコサはどこで買うのがお得?

エコサ・マットレス

エコサ商品は公式サイトでのみ購入が可能です。

実店舗での販売もないので、公式サイト(オンライン・ショッピング)にてご購入ください。

公式サイトはこちら

まとめ

エコサ・まくら

いかかでしたでしょうか。

エコサ・まくらをご紹介しました。

低反発らしいフィット感が高さがありつつも、通気性が配慮されているので、心地よい寝心地が得られました。

「高さ」だけ、もう少し低めにも調節できたらなお良かったと思いましたが、調節幅が広いので多くの方には合いやすいのではないかと思います。

エコサ商品全体に言えますが、ウレタンフォームの品質が良く、丁寧に作られているのが好印象です。

さらに、低価格帯のまくらにも関わらず、100日にお試し期間が付いているのはすごく良心的です。

まくらはマットレスほど大きくないですし、ぜひ気軽に試してみてはいかかがでしょうか。

専門家専門家

返品は基本的に商品を「玄関で受け渡す」のがルールですが、まくらなら軽々持っていけます(一方、マットレスは重いので玄関まで移動するが大変です)

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

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