「低反発マットレスって腰痛に悪いの?」→いいえ、そんなことありません
低反発マットレスと言えば、ふんわりとした寝心地で一世を風靡しましたが、最近では「腰痛になる」などのマイナスイメージにより、高反発マットレスに人気を奪われている印象があります。
しかし、必ずしも低反発=腰痛に悪いとは言い切れず、むしろ高反発マットレスよりも低反発マットレスの方が体に合う人も多くいます。
この記事では低反発マットレスの正しいメリットやデメリット、そして合いやすい人の特徴・おすすめ商品をご紹介させていただきます。
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目次
低反発マットレスとは
低反発マットレスとは押して離すとゆっくり形状が戻る素材を使ったマットレスのことです。
下の動画は低反発フォーム(左)と中反発フォーム(右)との反発力の違いです。※音は出ません
低反発フォームは荷重による形状安定性が高く、体のラインにぴったりと沿ったフィット感があり、体圧分散性が最も高いことが特徴です。
なお、基本的に低反発フォームは、反発弾性率(簡単に言うと「跳ね返る力」)が15%未満という少ない反発性の軟質ウレタンフォームで作られています。
低反発マットレスの起源はテンピュール
低反発フォームは正式には「メモリーフォーム(形状記憶素材)」と言います。
メモリーフォームは衝撃吸収性が高く、テンピュールが1970年にNASAがロケット打ち上げの際に、宇宙飛行士にかかる重力を緩和するために作った素材を起源とします。

以降、この高機能な素材を一般用途向けに発展させ、1991年に製品化し販売を開始しました。
下記はテンピュールのショールームで撮影した動画です。※音は出ません
(左:普通の低反発素材、真ん中:テンピュール、右:ファイバー高反発素材)この動画を見ればテンピュールの衝撃吸収性がいかにすごいかお分かりいただけると思います。
低反発のメリットとデメリット
メモリーフォーム(低反発)マットレスは、そのふんわりとした寝心地から「無重力状態のような寝心地」と評され、大ヒットしました。
低反発マットレスは、入眠時には気持ちよく感じ、体圧分散性が最も高いこと、不要な寝返りを減らせることなどがメリットです。
一方、デメリットは、フィット感が高いあまりの蒸れやすさや、反発性が弱いための寝返りサポート性のなさです。
このデメリットが、人によって合う合わないが出やすく、低反発マットレスが酷評される原因だったりします。
「低反発マットレス=やわからい」ではない
低反発マットレスは、やわらかいだけでなく、硬めの寝心地のものもあります。
低反発マットレスは、基本的に低反発フォーム+高耐久ベース(高反発ウレタンフォームやスプリング)の層構造※をしています。※この記事後半で詳しく解説しています
テンピュールマットレス | コアラマットレス |
---|---|
![]() | ![]() |
低反発フォームはたしかにやわらかく、沈み込みやすい傾向がありますが、低反発フォームを使った低反発マットレスは硬め~やわらかめまで幅広い寝心地の商品があります。
なお、低反発フォームだけて出来ているマットレスは基本的に「トッパー※」です。※マットレスの上に敷いて寝心地を調節するもの(単体利用NG)
ただし、高反発フォームだけで出来ているマットレスに比べると低反発マットレスの方が寝心地としてはやわらかく感じやすいと言えます。
低反発と高反発の違いは?

高反発マットレスとは、文字通り「高い反発性がある」マットレスのことです。押して離した瞬間に勢いよく形状が元に戻る素材を使っています。
高反発フォームの反発性は下の動画をご参考ください。※音は出ません
高反発マットレスは、低反発マットレスのデメリットである「寝苦しさ」「寝返りのしにくさ」を改善する目的で開発されました。
低反発に比べると体が深く沈み込みにくいので、仰向き寝や平坦な体つきの人に合いやすいです。つまり、一般的な日本人体型に合いやすいと言えるでしょう(フランスベッドの調査によると日本人の60%以上は仰向き寝のようです)。
なお、低反発フォームの定義は反発弾性15%未満ですが、高反発フォームは反発弾性が50%以上のものを指します。
低反発 | 高反発 | |
---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() |
コンセプト | 寝返りの数を減らす | 寝返りが楽に打てる |
特長 | 衝撃吸収性が優れ、静かな寝心地 | 体の動きに対する反発力がある |
低反発はヘタリやすいって本当?
結論から言えば、「ヘタリやすさは商品による」です。
当然、密度が少なく低品質な低反発マットレスはヘタリやすいです。しかし、高密度で作られた高品質な低反発マットレスは10年以上使える商品もあり、一般的な高反発マットレスの商品より長持ちすることもあります。
なぜ、低反発マットレスが高反発マットレスに比べてマイナスな印象があるかという理由は以下の通りだと考えます。
「低反発=良くない」と言われる理由
近年、「高反発マットレスが売れる!」と思った企業がこぞって高反発マットレス作りに乗り出しました。そして、ウレタンマットレス作りはそこまで参入障壁が高くないので、たくさんの中小企業がマットレス市場に参入してきたのです。
そこで繰り広げられたのは低反発を陥れる「比較」を用いたセールスアピールです。
比較に用いられるのは「低品質な」低反発マットレス(や低反発フォームそのもの)が多いため、高反発マットレスへのメリットを感じやすく、その結果「低反発=良くない」という印象が生まれてしまったのだと思います。
エアウィーヴvsテンピュール

有名スケート選手のCMで一躍有名になったエアウィーヴ(高反発マットレス)は、テンピュール製品を引き合いに出して「どちらが深部体温をスムーズに下げられるか」といったテストを行い、「エアウィーヴの方が深部体温をスムーズに下げることができ、深い睡眠量が増加した」という研究結果を公表しています。(論文はこちら)

たしかに、この図を見るだけならエアウィーヴの方が熟睡できそうな印象を持ちますが、入眠のしやすさや心地よさなどは「慣れ」や「好み」にも関係するので、この研究結果だけでは一概にエアウィーヴ(高反発マットレス)が優れていると断言はできません。
なお、論文の結論には「サンプル数の少なさ・属性の偏り」「テスト時の室温の範囲の狭さ」など、この研究の限界がある旨が指摘さています。
ようするに、万人に最適なマットレスなどないのに、わかりやすい二者の善悪構造を持ち出すことによって、あたかも「高反発マットレスが正義」というアピールをしていることも少なくないのです。
同じように、低反発マットレスのデメリットとして、以下の内容を紹介されていることが多いので、誤解がないように解説します。
寝返りが打ちにくいから腰痛になるって本当?
「低反発マットレスは寝返りが打ちづらく、同じ箇所に負担がかかり、腰痛や肩こりにつながる」と紹介されていることがあります。
たしかに、低反発マットレスは高反発マットレスに比べて寝返りは打ちづらい傾向があります。
ですが、そもそも低反発マットレスは「不要な寝返りを減らすことで体に負担をかけない」という狙いで作られているので、寝返りに対するコンセプトがまるで逆です。
そして、高反発マットレスのセールスポイントである「寝返りの打ちやすさ」とは、裏を返すと寝返りを繰り返さないと体が痛くなるマットレスとも言えます。
どちらのコンセプトが正しいというのはありません。あくまで自分の体にどちらがあっているか考えることが大切です。
姿勢が悪い人に合わないって本当?
「低反発マットレスは、その人の姿勢に合わせた寝姿勢を維持するため、普段の姿勢が悪い人は腰痛になる」と紹介されていることがあります。
人間の体は寝ると筋肉がゆるみ、普段とは異なる姿勢になります。つまり、普段の姿勢が良い・悪いは寝姿勢においては関係ありません。
ただし、低品質な低反発マットレスにありがちな柔らかすぎる寝心地の場合、寝姿勢は崩れやすいです。(人体で最も重い背中・臀部のブロックが沈み込み、腰が浮きます)


なお、「柔らかすぎるマットレスに寝ると腰が落ち込んで【く】の字に体が曲がる」と紹介されていることもありますが、実は逆で腰は浮きます。つまり【W】の字のような寝姿勢になるのです。このことからも普段の姿勢の良し悪しは関係ないとご理解いただけると思います。
体重が重い人には向かないって本当?
「体重が重い人が、やわらかい低反発マットレスで寝ると体が沈み込んでしまい寝返りがスムーズにできず、腰痛になる」と紹介されていることがあります。
まず、理想的な寝姿勢を実現するには、体重だけでなく、自分の体のラインや横向き寝・仰向き寝などを考えなければなりません。
また、ボリューミーな体型&横向き寝が多い欧米人には低反発などのやらかめの寝心地が好まれる傾向があります。しっかりと沈み込むことで寝姿勢が整いやすいからです。
つまり、体重が重いからと言って、低反発マットレスが不向きというわけではありません。
むしろ体重が重い人が本当に注意した方が良いのは耐久性です。耐久性においては低反発であろうが、高反発であろうが低品質な商品は早々にヘタります。

ここまでお読みいただいた方はお気づきかと思いますが、万人の腰痛を対策・改善できるマットレスなどないということです。腰痛の原因は人それぞれで、体に合うマットレスもBMI(身長体重の体格指数)などでは断定できません。睡眠には複雑な要因が絡み合っているので、腰痛改善の体験談などは安易に信じない方がよいでしょう。
低反発マットレスの寿命は?
おおまかに言うと、
- 低品質は1~3年
- 高品質は10年以上
です。
低反発マットレスの寿命は使われているウレタンフォームの品質によって、耐久性が大きく異なります。安価な低反発ウレタンマットレスの場合は1~3年程度でヘタりますが、テンピュールなどの高品質のウレタン素材では10年以上快適に使えることもあります。
ただし、ウレタンという素材は形成後すぐに加水分解が始まる運命にあるため、同じマットレスのクッション素材であるスプリング(硬鋼線やピアノ線)に比べて耐久性が低い傾向があります。
低反発と高反発、どっちが寿命が長い?
上でご紹介した通り、耐久性は素材の品質によって決まるため、低反発だろうが高反発だろうが、低品質のウレタンマットレスは1~3年でヘタります。
しかし、ヘタリにくい耐久性が高いウレタンマットレスを作るには、低反発マットレスの方がより高い密度にする必要があり、結果的に価格が高くなりがちです。寿命×価格のコストパフォーマンスとしては高反発マットレスが優れていると言えるでしょう。
低反発フォームはあくまでマットレスの一部
人間工学において、理想的な敷き寝具を作るにあたり「弾性の三層構造」と考え方があります。体に一番近いA層はソフトに、真ん中のB層はかなり硬めに、一番下のC層は衝撃をふんわり受け止めるというコンセプトです。(フランスベッドなどはこの考えでマットレスを作っています)
三層構造のコンセプト | |
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層 | 役割 |
上 (ソフト) |
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中 (かため) |
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下 (ふんわり) |
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このうち、低反発フォームはあくまで体に一番近いソフト層(A層)で使われるべき素材です。
つまり、低反発フォームだけのマットレスは、沈み込み過ぎておなかが突き出て無理な姿勢になるため、寝具としては寝心地が良くありません。
理想的な低反発マットレスは、低反発フォームを上層に、下層にはクッション性がある素材(高弾性フォームやスプリングコイル)などを内蔵しています。
低反発フォームだけで出来たマットレスは基本的にトッパーとお考えください。トッパーとは、マットレスの上に敷いて寝心地を調節するものです。単体利用はできません。
低反発マットレスが合いやすい人

低反発マットレスに代表されるフィット感が強く・比較的柔らかめの寝心地に合いやすい人は以下の通りです。
体のラインがはっきりした人
低反発はしっかり沈み込むため、体のラインがはっきりした人におすすめです。
一般的には男性よりも女性、日本人体型よりも欧米人体型の人に合いやすいです。
横向き寝の人
横向き寝は仰向き寝よりも深い沈み込みが必要なため、低反発マットレスが合いやすいです。
横向き寝の人は、低反発マットレスにすることによって、肩や臀部の圧迫が少なくなるので、快適な睡眠につながります。
寝返りによって睡眠が妨げられている人
多すぎる寝返りは睡眠の妨げになり、結果として日中のパフォーマンスが落ちる原因になります。
「寝返りが多い」「寝返りによって目が覚める」という自覚症状がある人は、低反発マットレスにすることにより、余計な寝返りが減らせるため、睡眠の質を改善できる可能性があります。
低反発マットレスの代表メーカーは?

純粋な低反発(メモリーフォーム)のマットレスメーカーと言えば、この記事でも多く紹介している「テンピュール」です。
他のメーカーではラインアップのひとつとして低反発マットレスがありますが、テンピュールのマットレスはほぼすべてテンピュール素材(メモリーフォーム)を使用しています。
TEMPUR® (テンピュール® )
参照:テンピュール®
NASA公認の高品質な低反発マットレス
テンピュール® はNASA(米国航空宇宙局)がロケット打ち上げ時に宇宙飛行士にかかる重力を緩和するための体圧吸収素材として開発されました。
テンピュール® マットレスは「無重力のような寝心地」と言われ、入眠時に感じる心地よさが人気を呼び、瞬く間にヒットしました。
ファンも多く、元メジャーリーガーの松井秀喜さんは、テンピュールとアンバサダー契約する以前よりテンピュールを愛用していたことも有名です。
・衝撃吸収性が高い低反発素材
・全体的にやわらかめの寝心地
【5つのポイント】失敗しない!低反発マットレスの選び方
1. 耐久性(保証期間を参考)
耐久性は密度によって決まります。より長い期間使いたいなら、高密度なウレタンマットレスがおすすめです。
なお、ウレタンマットレスの販売ページなどでは「密度30D」など表記されていますが、この「D」とは密度(Density)の意味です。○○Dの数値が高くなればなるほど高密度です。
高反発マットレスでは密度をセールスポイントとしていることが多いのですが、低反発マットレスは公表している例が少ないです。
代わりに参考になるのが保証期間です。例えば商品によりますが、テンピュールは10年間、トゥルースリーパーは1年間などの保証期間を設けています。
より長い保証期間がある商品ほど、メーカー側が耐久性に自信を持っている証拠ですので、ご参考ください。
2. 層構造に注目
この記事の上でもご紹介したとおり、低反発フォームはあくまでマットレスの一部(上層)として使うべき素材です。
低反発フォームだけのマットレスは、寝姿勢が崩れやすく、薄い場合は底付きを感じるため、単品利用には不向きです。
低反発フォームの下の素材がしっかりと衝撃を吸収できる素材かどうかもチェックすべきポイントです。
また、低反発フォームの下の素材によって、寝心地のやわらかさ(硬さ)も変わってきます。
3. カバーの洗いやすさ
低反発マットレスの弱点は蒸れやすさで、人によっては汗をかきやすいと言えます。表面のカバーには汗や汚れが溜まりやすいので、気軽に脱着でき、家庭洗濯が可能かどうかもご確認ください。
なお、大量に汗をかく人は、マットレスの上にパッドなどを敷くことをおすすめします。ただし、あまり厚手のパッドを敷いてしまうとせっかくの低反発の寝心地が感じにくくなくなるので、寝心地を重視したい人は薄手のパッドを選びましょう。
4. お試し期間の有無
マットレスこそ長い時間試してみないと自分の体に合うかどうか分からないものです。
自分の体に合うマットレスを選ぶのが不安な人は、無料お試し期間がある商品を選ぶことがおすすめです。
5. 寝姿勢測定機で自分に合う寝心地を知る
自分に合うマットレスの寝心地を知るためのひとつの方法として、フランスベッドやシモンズのショールームに置いてある「寝姿勢測定機」を試すこともおすすめです。※シモンズは一部店舗のみ

5分ほどで測定が終わり、自分の体型に合ったマットレスの寝心地を知ることができます。

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迷ったらコレ!おすすめの低反発マットレス 6選

ここでは、「体圧分散性が高く、フィット感がある」という低反発の特徴的な寝心地が実現するおすすめのマットレスをご紹介します。
※低反発フォームの定義は反発弾性率15%以下ですが、公表されていない商品も多く、すべてこの低反発の定義の中に収まるか確約できません。ご了承ください。
1. テンピュール「オリジナルエリート25」
テンピュールの定番・人気モデル
テンピュール®の原点とも呼べるスタンダードモデル。テンピュール®素材の特徴が最も表現されていて、まるで宙に浮いたような寝心地です。
マットレスの上層にはテンピュール®層、下層には高耐久ベースがあり、体をしっかりサポートしてくれます。テンピュールのマットレスの中では最も価格とのバランスが良く、コストパフォーマンスが優れていると思います。
サイズ | シングル~クイーン |
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硬さ | ややソフト |
保証期間 | 10年 |
価格 | 約240,000円~ |
その他 | 60日間の返品・交換プログラムあり ※実施店舗はこちら |
2. コアラマットレス
振動に強く、カップルに人気
コアラマットレスは2015年にオーストラリアで創業・販売開始し、あっという間に最高評価を得るまでに成長し、2017年10月に日本市場へ参入しました。今ではじわじわと認知度が高まってきています。「ゼロ・ディスターバンス」という振動が伝わりにくい技術を採用。
マットレスの上層にはクラウドセルという低反発と高反発を組み合わせたフォーム、下層には200N(硬め)の高反発フォームがある層構造をしています。いわゆる低反発マットレスではありませんが、バランスの良い寝心地だと思います。筆者も実際に使っています。120日間の無料お試し期間があるので、ぜひ寝心地を体験してみてほしいです。
サイズ | シングル~クイーン |
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硬さ | ふつう |
保証期間 | 10年 |
価格 | 72,000円~ |
その他 | 120日の無料お試し期間あり |
3. 日本ベッド「シルキーパフ」
高級旅館も認めた寝心地
仕立ての良さに定評がある日本ベッドの基幹ブランド「シルキーポケットシリーズ」。その中でも最も肌触りが柔らかいのがこの「シルキーパフ」です。
上層のエステル綿によって体を受け止め、下層の超高密度ポケットコイルによって荷重を分散する構造をしています。入眠直後からふんわりとやわらかい寝心地が特徴です。
日本ベッドは星野リゾートや帝国ホテル、迎賓館赤坂離宮などの高級旅館・ホテルへの納入実績も豊富で、業界内にファンが多いメーカーです。
サイズ | シングル~クイーン |
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硬さ | ソフト |
保証期間 | 2年 |
価格 | 約200,000円~ |
その他 | 超高密度ポケットコイル |
4. フランスベッド「キュリエスAg-PW-MS02」
衛生面にこだわりたいならコレ
フランスベッドと東洋紡が共同開発した除菌機能糸「アグリーザ®」と、通気性に優れた「高密度連続スプリング®」を組み合わせた、高衛生マットレスシリーズ。アグリーザ®糸の「除菌」とは高い抗菌性をもつレベルで、一般的な抗菌防臭加工の商品よりも2倍以上の優れた抗菌性があります。
このモデルは上層に低反発フォーム、下層に高密度連続スプリングを搭載しています。高密度連続スプリングは日本においてフランスベッドでしか製造できない超高密度に編み込まれたスプリングのことで、耐久性が抜群なことが特長です。体ががっしりした人に特におすすめです。
※このモデルは実店舗でのみ購入可能です
サイズ | シングル~クイーン |
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硬さ | ふつう |
保証期間 | 2年 |
価格 | 約160,000円~ |
その他 | 優れた抗菌性能 |
5.サータ「i series ノーマルボックストップ」
全米No.1に押し上げた超有名マットレス
サータを8年連続全米No.1に押し上げた「i series(アイシリーズ)」の人気モデル。人間の体の中で一番荷重がかかる腰臀部に少し太めの線径2.0mmコイルを配置し補強することでバランスの良い荷重分散と耐久性アップを実現。
ボックストップ(詰め物)内にはi seriesの特徴であるジェルメモリーフォームという低反発素材を搭載し、体をやさしく包みながら底付き感のない安定した寝姿勢を保ちます。
サータのマットレスは「ファイヤーブロッカー」という難燃素材(燃えにくい素材)が入っているので、防災意識が高い人にもおすすめです。
サイズ | シングル~キング |
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硬さ | ふつう |
保証期間 | 2年 |
価格 | 約170,000円~ |
その他 | 難燃素材(ファイヤーブロッカー) |
6. エアリゾーム 「ピロートップポケットコイルマットレス HOLLOW(ホロウ)」
格安で探しているならコレ
ピロートップとはマットレスの上にクッションがついている仕様のこと。マットレスの体圧分散性を向上させます。高級ホテルにもピロートップタイプのマットレスはよく採用されています。柔らかいのでどちらかというと女性におすすめです。ピロートップとしては格安価格。
いわゆる低反発マットレスではありませんが、しっかりと体が沈み込み、下層のポケットコイルで荷重を受け止めるという理想的なソフトタイプマットレス構造をしています。
サイズ | シングル~クイーン |
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硬さ | ややソフト |
保証期間 | 1年 |
価格 | 19,980円~ |
その他 | ピロートップ構造 |
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手軽に寝心地UP!おすすめの低反発トッパー 2選

今使っているマットレスや敷き布団の上に敷いて使うオーバーレイタイプのおすすめ低反発トッパーをご紹介します。
1. ショップジャパン「トゥルースリーパープレミアケア」
超ソフトタイプ
トゥルースリーパーはショップジャパンが販売する低反発マットレストッパー。トゥルースリーパーにはいくつか種類がありますが、この「プレミアケア」が最も売れ筋の人気商品です。
低反発ならではのフィット感と気持ち良さが特長。特に横向き寝や体のラインがハッキリしている人が合いやすいでしょう。60日間返品保証が付いているので気軽に試すことができます。
サイズ | シングル~クイーン |
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硬さ | ソフト |
保証期間 | 1年 |
価格 | 24,800円~ |
その他 | 60日返品保証あり |
体験レビュー記事トゥルースリーパープレミアケアの評価・評判
2. テンピュール「トッパー7」
テンピュールの寝心地をお手軽に
低反発マットレスのパイオニアであるテンピュール製のマットレストッパー。素材の異なるカバーを両面に使用していて、季節による使い分けができます。
テンピュール素材を贅沢に使用し、お手持ちのマットレス・敷き布団の上に敷くだけで寝心地のグレードがアップします。硬さはマットレス・敷き布団によって変わります(硬いマットレスなら硬めの寝心地になります)。保証期間15年はかなり長期間で、自信の表れと言えるでしょう。
サイズ | シングル~クイーン |
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硬さ | ふつう |
保証期間 | 15年 |
価格 | 99,000円~ |
その他 | 両面仕様 |
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低反発マットレスを長持ちさせる方法
1. 定期的にローテーションをする
マットレスを長持ちさせるには定期的にローテーションさせることがおすすめです。
ローテーションとはマットレスの表裏・上下を入れ替えることです。

マットレスは強い荷重がかかる所(背中や臀部)がヘタりやすくなるので、ローテーションすることでヘタりが分散され長持ちしやすくなります。
ローテーションの頻度は、なるべく短い方がよいですが、1ヵ月に1度位がおすすめです。ホテルでもマットレスを定期的にローテーションさせることが多いです。
なお、両面のローテーションが出来ない「片面仕様」の商品もあります。
2. 敷きパッドを使う

ウレタンフォームは湿度の変化によって劣化しやすい素材です。
特に寝汗を多くかく人はカバー(シーツ)以外に、敷きパッドやベッドパッドを使いましょう。
敷きパッドとは、主にマットレスに使用するやや厚手のカバーです。シーツよりも吸水性・吸湿性に優れます。
敷きパッドよりも厚手のものをベッドパッドと言います。ベッドパッドは、マットレスとシーツの間に敷く、寝汗をマットレスに染み込ませないことを目的にした寝装品です。
厚めのベッドパッドを敷くことで、寝汗がマットレスまで到達しにくくなり清潔に保たれますが、低反発フォームならでは寝心地が感じにくくなるデメリットもあります。
シングル・セミダブル・ダブルはどれがいい?失敗しないサイズの選び方
サイズはマットレス選びにとても大事なポイントです。
サイズを間違えてしまうと快適な睡眠・住居環境に得ることができません。
マットレスのサイズ一覧
サイズ | 横幅 | 人数 | シーン |
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セミシングル | 80cm | 1人 | 小柄な人 |
シングル | 97cm前後 | 1人 | 1人でジャスト |
セミダブル | 120cm | 1~2人 | 1人で余裕 |
ダブル | 140cm | 2人 | 2人でジャスト |
クイーン | 160cm | 2人 | 2人で余裕 |
キング | 180cm | 2人以上 | 夫婦+子ども |
※メーカー・商品によって多少差あり
なお、マットレスの縦幅は約195cmです。
部屋が狭い人は「シングル」
1人が熟睡できる最低限の横幅は70cm※という実験結果があり、シングルサイズ(横幅97cm)は1人が無理なく眠れて、狭い部屋でも置きやすい大きさと言えます。※ちなみに「70cm×2人分」から「ダブルサイズ」は由来しています
シングルサイズは最も流通量が多い一般的なサイズ展開なので、シーツやパッドなどの寝装品が選びやすいこともメリットです。
睡眠を重視したい人は「セミダブル」
睡眠を重視する人は、セミダブル(横幅120cm)がおすすめです。シングルより20cmほど大きいですが、この20cmの差で睡眠の快適さはかなり変わります。
人は眠っているときに寝返りを打ちますが、寝返りの幅は肩幅の約2.5~3.0倍でと言われます。そして、大人の肩幅は平均およそ40cmのため、横幅120cm(セミダブル)あれば快適に眠れるということになります。
二人で眠りたい人は「ダブル以上」
ダブルサイズは横幅が140cmのため、二人でも熟睡できます。体が大きい人はひとりで贅沢に眠るのにもおすすめです。
とはいえ、二人で眠れる最小サイズでもあるので、ゆったり眠りたい人はシングル×2台やクイーンサイズやキングサイスのマットレスもご検討ください。
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いかがでしたでしょうか。
低反発マットレスの選び方やおすすめ商品をご紹介させていただきました。
現在の就寝環境において、寝返りのしすぎや、体の痛みで目を覚ましてしまう人は、マットレスが硬すぎて体に合っていない可能性があります。
そんなときには低反発マットレスを試してみることをおすすめします。
低反発フォームの寝心地に不安がある人は、無料お試し期間がある商品(テンピュール※やトゥルースリーパー、コアラマットレスなど)もあるので、まずは気軽に試してみてはいかがでしょうか?※テンピュールの無料お試しはベッドマットレスのみで実施店舗も限られます(詳しくはこちら)
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。