
ふんわりした寝心地。気になっていた耐久性の数値も改善。
リムネザマットレスは、包み込まれるような感触が特徴のウレタンマットレスです。以前のレビューでは耐久性に懸念を伝えましたが、現行品では、その判断材料となる数値が改善されています。
この記事では、初代モデルを実際に使い、中身まで確かめた経験をもとに、寝心地と気になる点をご紹介します。現行品との仕様の違いも補足するので、商品選びの参考にしてくださいね。
椚 大輔(くぬぎ だいすけ) ベッド・マットレス専門家。ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、100商品以上のレビューを続ける。専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、楽天市場「マットレスの選び方」などの出演・監修も行う。> プロフィールはこちら
当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。
【総評】ふんわりした寝心地が魅力。耐久性への安心感も高まった

リムネザマットレスの魅力は、ふんわりと包み込まれるような寝心地です。独自素材「スフエアー」が体に沿い、やさしく受け止めます。圧迫感が少ない一方、沈み込みはやや深めなので、やわらかい寝心地が好きな人に向いています。

肩部分が深く沈み込むことで圧迫感が少なく、寝姿勢が整う
以前レビューした旧モデルは、寝心地は良かったものの、へたりにくさの目安となる密度・復元率に懸念がありました。
現行品は、全体の推定密度が27~28Dから約32D、復元率が94%から96.5%に改善。私がより安心して選びたい目安は復元率97%以上ですが、密度も踏まえると、最低限ほしい水準には達したと考えています。
現行品は「ハイブリッド」と「オリジナル」の2モデルです。ハイブリッドは1層目に日本製、2~3層目に海外製のウレタンを使用。オリジナルは全3層が日本製です。
| ▼ リムネ(リニューアル後)の評価 | |
|---|---|
| 総合評価 | |
| 仰向き寝 | 3.5 |
| 横向き寝 | 3.5 |
| 端の沈み込み | 3.0 |
| 通気性 | 3.5 |
| 寝返り | 3.0 |
| 底付きのなさ | 3.5 |
| 素材の品質 | |
| 耐久性 | |
| 衛生面 | 3.0 |
| 取り扱いやすさ | 3.0 |
| 価格 | 2.42 |
※目安は「3.50」以上が高評価です。
>>点数の付け方について
お試し期間付きマットレスの比較

リムネを検討するとき、コアラ、エマ、NELLとの違いも気になりますよね。
| ブランド | コアラ | エマ・スリープ | NELL | リムネ |
|---|---|---|---|---|
| 画像 | ![]() |
![]() |
||
| 代表モデル | プラス | ハイブリッドV2 | オリジナル | ハイブリッド |
| タイプ | ウレタン | ウレタン+スプリング | スプリング | ウレタン |
| 寝心地 | もっちり、しっかり | もっちり、ふわっと | ふわっと、しっかり | ふわふわ |
| 価格 | 99,900円 | 62,490円 | 79,900円 | 79,900円 |
| リンク① | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
| リンク② | レビュー記事 | レビュー記事 | レビュー記事 | - |
コアラは、モッチリと濃密な感触のウレタンマットレスです。耐久性の目安である復元率の数値(99.23%)ではリムネを上回り、硬さ調節や夏冬で使い分けるリバーシブルカバーを備えたモデルもあります。寝心地を調節しやすく、購入後のミスマッチを減らす工夫が充実していると感じます。
エマは、ウレタンとポケットコイルを組み合わせたマットレスです。私の印象では、どちらかというとウレタンに強みがある印象。低反発や高反発の素材を組み合わせ、奥行きのある寝心地をつくっています。一方、コイルは低価格帯でも見られる仕様で、支え心地はやや沈みやすく感じます。
NELLは、細かいコイルをたくさん敷き詰めた超高密度ポケットコイルが特徴です。コイルの動きを感じやすく、ウレタン系とは違う、上下にふわっと動く軽やかな寝心地が楽しめます。
その中で、リムネは、ふんわりとした感触のオールウレタンマットレスです。コアラの濃密な感触に対し、やさしく体に沿い、圧迫感が少ないことが魅力。ただし、沈み込みはやや深めです。
包まれる感触が好きならリムネ、ウレタンでもしっかりした支え心地を求めるなら、コアラの方が合いやすいと思います。
LIMNE the Mattressの体験レビュー【旧モデル】 ※ここからは詳しく知りたい人向け

開梱・設置
こちらはシングルです。

段ボールの中にさらに箱がある「マトリョーシカ」的な丁寧な梱包です。

マットレスはロール状に圧縮されて届きます。

マットレス本体の重さはシングルサイズで約12㎏(旧モデルの公表値)なので、厚みがある割にかなり軽量です。持ち運びもストレスありません。

なお、中のパッケージ(黒い段ボール)は、プラネタリウムに変形します。

段ボール上部を折りたたみ、スマホのライトを付けた状態で設置します。

スマホの光によって、星が映し出されるという仕組みです。
LIMNE公式によると、段ボールを「ただ、捨てるだけではなく、楽しんで捨ててもらえるように。」という思いからこのような仕様にしているそうです。

星座の名前も丁寧に書いてあります。

こういう工夫は素敵ですね。SNS等でも話題になりそうです。
マットレスを開封していきます。
マットレスの外側のビニール袋をハサミで切ります。このとき、マットレス本体をハサミで傷つけないようにご注意ください。

開封の様子は、以下の動画をご覧ください。※音声なし・4倍速
外観

開封直後は歪みが大きめです。下のアニメーションは開封直後と1日経過後の復元具合です。

開封直後と1日経過
マットレスの厚さはこのくらい。

公表値どおり22cmの厚みが確認できました。

カバー表面はレーヨン100%のなめらかな触り心地で、気持ち良いです。

レーヨンとは植物(木材パルプ)由来の再生繊維で、高価なシルクを人工的に作ることを目指した素材と言われています。その滑らかな肌触りが特徴で、通気性・ドレープ性にも優れています。
なお、トップ層の特殊ウレタン「スフエアー」のマシュマロのような感触を損なわないようにレーヨンを採用しているとのことです。
やわらかく伸縮性がある生地です。

触り心地や感触は以下の動画を参考にしてください。
側面(サイド部分)はポリエステルを使用したメッシュ生地。通気性が良い仕様です。

ヘッドとフットの一部はベロアのような質感で、高級感があります。

カバーのデザイン性も高く、こちらもエレガントな雰囲気です。

全体の様子(外観)を知りたい方は以下の動画を参考にしてください。
マットレス裏側はこちら。

裏面は、側面よりも薄手のメッシュ生地なので、より通気性が高い仕様です。

カバーはファスナーで取り外し可能です。

カバーは家庭洗濯可能です。

芯材のウレタンフォームもカバーに包まれています。

裏返すとファスナーがありました。

芯材のカバーにファスナーがあるのは珍しい仕様です(不織布などで簡易的に包まれていることがほとんど)。

内部構造を詳しくチェックするために、カバーを取っていきます。

こちらがLIMNE the Mattressのウレタンフォームです。(開封後3週間経過)

4隅(角)にはかなり大きな歪みがあります。※写真の商品は旧モデル(復元率94%)です

続いてフット面です。

こちらも全体的に歪みが大きめです。特に端は反り返っていますし、トップ層のウレタンフォームの裁断の粗さが目立ちます。
サイド面はこちら。

全体的に緩やかな歪みが確認できます。
LIMNE the Mattressのウレタンフォームは以下のとおりの3層構造です。
| 層※上から | 特徴 |
|---|---|
| トップ層(白) | マシュマロのようなふわふわな感触 |
| ミドル層(ピンク) | 特殊ゾーニングにより寝返りサポート |
| ボトム層(グレー) | 上位2層をしっかりと支える |
トップ層では、特殊ウレタン素材「スフエアー」を使用。マシュマロのようなやわらかな感触で体圧をやさしく分散します。
ミドル層(2層・ピンク)とボトム層(3層・グレー)のスリットによって、通気される構造のため、ウレタンマットレスでありがちな蒸れやすさを改善した爽やかな寝心地が得られます。

通気孔(ミドル層・ボトム層)
さらにミドル層(ピンク)の空洞は、場所によって硬さが変わる「ゾーニング仕様」です。

ゾーニング※現行モデルは位置や深さに変更あり
スリット(空洞)に当たる肩・おしり・ひざ下はやや柔らかく、スリットがない場所はやや硬めに設計されています。
特に横向きの寝姿勢では肩部分が深く沈み込む必要があるので、このようにゾーニングされたマットレスだと圧迫感が少なく、寝姿勢も整い、寝返りがしやすくなるというメリットが生まれます。

肩部分が深く沈み込むことで圧迫感が少なく、寝姿勢が整う
【詳細解説】LIMNE the Mattressの評価について

冒頭で星付けした以下のポイントを紹介します。
| ▼ リムネ(リニューアル後)の評価 | |
|---|---|
| 総合評価 | |
| 仰向き寝 | 3.5 |
| 横向き寝 | 3.5 |
| 端の沈み込み | 3.0 |
| 通気性 | 3.5 |
| 寝返り | 3.0 |
| 底付きのなさ | 3.5 |
| 素材の品質 | |
| 耐久性 | |
| 衛生面 | 3.0 |
| 取り扱いやすさ | 3.0 |
| 価格 | 2.42 |
※目安は「3.50」以上が高評価です。
>>点数の付け方について
寝心地の感じ方には好みや習慣、体型などによって多少変わる点はご了承ください。なお、筆者は男性で身長171cm・体重60kg±1kg程度です。
1. 仰向き寝は?

評価は「星3.5」。
トップ層(スフエアー)は、マシュマロのようなふんわりとした感触で、体圧分散性が高く、心地よいフィット感が得られる寝心地です。
ゾーニングによってカーブが大きい背中部分がやさしくサポートされ、寝姿勢が整い、保持性も良好です。

特に背中あたりがゾーニングによって心地よい
一方、ちょうど腰・おしりあたりがグッと沈み込む感覚に、少し違和感を覚えました。
とはいえ、これはあくまで筆者の体型による感想なので、違和感なく眠れる人も多いと思います。
総合して満足できる寝心地と言えます。
2. 横向き寝は?

評価は「星3.5」。
LIMNE the Mattressのゾーニングはおそらく横向きの寝姿勢をベースに考えられたのではないかと思うほど、ぴったりと肩・お尻がはまります。きれいなゾーニングポジションです。
しっかりと沈み込むことで圧迫感を感じず、トップ層(スフエアー)のフィット感と相まって、安定感は良好です。

ゾーニングが寝姿勢にきれいにはまる
強いて言えば、肩回りのゾーニングをもう少し深くしてソフトにすると、圧迫感がさらに減り、寝姿勢も整いやすいと感じました。
とはいえ、仰向き・横向きのどちらにおいてもストレスない寝心地で、バランスは良好です。
3. 寝返りのしやすさは?

評価は「星3.0」。
高い反発性によって体の動きがサポートされる寝心地ではありませんが、体勢を変える際に引っかかる感じは少なく、寝返りはスムーズに打てました。
4. 端の沈み込みは?

評価は「星3.0」。
マットレス外周を特に強化したような仕様ではないので、座るなどの荷重が集中する姿勢では、深く沈み込みます。
さらに比較的やわらかく沈み込みやすいタイプのマットレスなので、端ギリギリでは少し不安感はあります。

端ギリギリはやや不安定感があるが、ここまで寄らなければストレスない寝心地
しかし、一般的な使い方であればストレスなく寝ることができると思います。
5. 通気性は?

評価は「星3.5」。
芯材のウレタンフォームはもともと通気性があまり良くないため、蒸れやすい素材と言えます。
しかし、LIMNE the Mattressは通気性に優れた3層構造を採用し、睡眠中の湿気を外に逃がしやすい工夫された仕様となっています。
さらに吸湿性と通気性が高いレーヨン100%のカバーも蒸れにくさに貢献しています。
6. 耐久性は?

評価は「星3.0」。
旧モデルの品質表示では、復元率は94%でした。全体の推定密度も平均27~28D程度で、私が普段使いの目安にしている30Dを下回っていました。
現行品は復元率96.5%、全体の推定密度は約32Dに改善されています。私がより安心して選びたい目安は復元率97%以上ですが、密度も踏まえると、以前よりへたりにくさへの安心感は高まったと考えています。
7. 素材の品質は?

※評価保留中
旧モデルでは、開封から3週間経過しても、角の歪みや端の反り返り、裁断の粗さが見られました。私が確認した個体では、内部の仕上がりに気になる点がありました。
現行品は密度・復元率の数値が改善されています。ただし、実物を確認していないため、形状や裁断の仕上がりまで改善されたかは判断できません。
8. 衛生面は?

評価は「星3.0」。
マットレスに施されることが多い抗菌・防カビ・防ダニ等の衛生加工は本商品には施されていません。しかし、カバーが洗えるのはメリットと言えます。
参考までにLIMNE the Mattressの取扱い表示は以下の通りです。

取り扱い表示
9. 価格は?

評価は「星2.42」。
シングルサイズで79,900円という価格は、マットレス市場全体から考えると「高め」の価格帯です。
似ている商品との比較
リムネザマットレスに近い寝心地の商品として、オリジナルコアラと比較します。
| 商品 | LIMNE(ハイブリッド) | オリジナルコアラマットレス |
|---|---|---|
| 画像 | ![]() |
![]() |
| 厚さ | 22cm | 21cm |
| 硬さ | 1層目:25N 2層目:120N 3層目:140N |
1層目:70N 2層目:120N 3層目:200N |
| 反発弾性率 ※上層から |
20% 47% 40% ※旧モデル |
16% 42% 40% ※当サイト調べ |
| 重量 | 約15.5kg | 15.8kg |
| 密度 | 非公表 | 40D(1層目) 30D(2-3層目) |
| 復元率 | 96.5% | 99.25% |
| サイズ | S~K | |
| 保証期間 | 10年 | |
| 返品保証 | 120日 | |
| 価格 (Sサイズ) |
79,900円 | 69,900円 |
| リンク | 公式サイト | 公式サイト |
仕様や条件は結構似ています。
私の印象では、LIMNEはふわっと。コアラはモチっと。といった感触の違いがあります。
復元率を目安にすると、コアラの方がへたりにくさへの安心感があります。
まとめ

リムネザマットレスは、ふんわりと包み込まれるような寝心地が魅力です。やさしい体当たりが好きな人には合いやすい一方、沈み込みを抑えた、しっかりした寝心地を求める人には合いにくいでしょう。
旧モデルでは耐久性に懸念がありましたが、現行品は推定密度や復元率の数値が改善されています。実物の仕上がりは未確認ですが、仕様から見た安心感は以前より高まりました。
やわらかめの寝心地が好きなら、お試し期間を使って相性を確かめる価値はあると思います。購入前に、モデルごとの違いと返金保証の条件を確認してくださいね。

![コアラマットレス PLUS [2nd Gen]](https://bed205.com/wp-content/uploads/2018/12/koala-plus-2nd-gen-of-001.jpg)



