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振動の伝わりにくさが大きな魅力
オリジナルコアラマットレスは、コアラシリーズのベーシックモデルです。
最大の特徴は、体の動きを吸収する静かな寝心地。隣で寝る人の寝返りが気になる人にも合いやすいです。一方、反発力は低めなので、寝返りのしやすさを重視する人には合わない可能性があります。
この記事では、実際に寝た感想に加え、反発弾性率の測定や内部構造の確認まで行い、メリットとデメリットを詳しくご紹介します。
なお、今回はメーカーさんから体験レビュー用に商品をご提供いただきました。> PRポリシーについて
椚 大輔(くぬぎ だいすけ) ベッド・マットレス専門家。ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、100商品以上のレビューを続ける。専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、楽天市場「マットレスの選び方」などの出演・監修も行う。> プロフィールはこちら
当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。
オリジナルコアラマットレスの特徴と合う人

| オリジナルコアラマットレスの特徴 |
|---|
|
| こんな人におすすめ |
|
コアラマットレスにはどんな種類がある?
現在販売されているコアラマットレスシリーズは以下のとおりです。
| モデル | オリジナル | プラス | シュプリーム |
|---|---|---|---|
| 画像 | ![]() |
![]() |
![]() |
| 厚さ | 21cm | 23cm | 28cm |
| 重量 | 15.8 kg~ | 19.48kg~ | 22.87kg~ |
| 硬さ調節 | × | 〇 | 〇 |
| リバーシブルカバー | × | 〇 | 〇 |
| 硬さ | ふつう | やや硬め | ややソフト |
| エッジサポート | × | × | 〇 |
| カバー洗濯 | 〇 | 〇 | × |
| 価格 | 69,900円 | 99,900円 | 139,900円 |
| リンク① | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
| リンク② | レビュー記事 | レビュー記事 | レビュー記事 |
※重量と価格はシングルサイズです
【まず結論】オリジナルコアラマットレスの評価は?

| ▼ オリジナルコアラマットレスの評価 | |
|---|---|
| 総合評価 | 3.57 |
| 仰向き寝 | 4.0 |
| 横向き寝 | 4.0 |
| 端の沈み込み | 3.0 |
| 通気性 | 4.0 |
| 寝返り | 3.0 |
| 底付のなさ | 4.0 |
| 素材の品質 | 4.0 |
| 耐久性 | 3.5 |
| 衛生面 | 4.0 |
| 取り扱いやすさ | 3.0 |
| 価格 | 2.62 |
※目安は「3.50」以上が高評価です
【総評】揺れにくい。元祖コアラで、最もコアラなマットレス。

オリジナルコアラマットレスを一言で表すなら、私にとっては「クセになる寝心地」です。
コアラマットレスといえば、振動を伝わりにくくする「ゼロディスターバンス技術」。コアラには複数のモデルがありますが、実際に寝比べると、上位モデルを差し置いて、このオリジナルが最もその特徴を感じられました。とにかく揺れにくく、衝撃をスッと吸収してくれます。
衝撃吸収性で真っ先に思い浮かぶのは、宇宙船の座席用緩衝材をルーツに持つテンピュール®のメモリーフォーム(低反発フォーム)です。オリジナルコアラは似た方向性ですが、テンピュール®よりも形が戻るスピードが早いです。
一方、高反発フォームの反応とは明らかに違います。以下の画像は、コアラマットレスKORE (現在販売終了)との違いです。KOREは高反発フォームです。以下の動画では、オリジナルコアラの衝撃を吸収しつつ、押し返す様子がわかります。
この独特な感触はどうやって作られているのか。
私はコアラの社員の方に何度も聞いているのですが、なかなか教えてもらえません。このもどかしさは、ケンタッキーフライドチキンの「秘伝のレシピ」にも似ています。知りたい。でも、教えてくれない。ますます気になる。ひょっとして社員さんも知らないのでは。
さらに、あるときニトリさんのお店に行き、案内されたのは「これはコアラマットレス(を意識した寝心地)です」という商品。(他社ブランドを声に出す潔さに感心しつつ)「えっ!あのレシピわかったの!さすがニトリ!」と期待して寝てみたのですが……全然違いました。
思わず「これ、コアラじゃないですよ。」と伝えてしまったほどです。少なくとも私には、オリジナルコアラの感触を再現できているとは思えませんでした。
低反発のように体へフィットするのに、戻る力は意外と強め。衝撃はしっかり吸収する一方で、体も適度に動かせます。平たく言えば、低反発と高反発のいいとこ取りです。
ところが、反発弾性率を測ると、低反発にも高反発にも分類されません。寝た感触と数値が、きれいには結びつかない。まさにミステリー。
謎が謎を呼ぶ、摩訶不思議な寝心地。それこそが、オリジナルコアラのクセになるところです。私はこれまで多くのマットレスを試してきましたが、初めて寝たときの衝撃は5本の指に入ります。
細かな理屈を抜きにしても、寝心地が良いマットレスです。120日間のトライアルもあるので、この不思議な感触が気になった人には、ぜひ一度試してみてほしいと思います。
オリジナルコアラマットレスの特徴・メリット
振動が伝わりにくい

くどいと思われても言いたいのが、振動の伝わりにくさです。
たとえば、仰向きで寝て脚を少し上げ、落としてみるとします。普通のマットレスは衝撃によってバウンドしますが、オリジナルコアラは落とした足がマットレスにくっつくような反応をします。
こうした特徴によって、揺れが気にならない、安定感がある寝心地に感じられるのです。
フィット感と支えのバランスが良い

一般的な低反発フォームは、体が沈みやすいですが、コアラはピタッとたフィット感を味わえつつ、押し返す力も感じられる寝心地です。
この塩梅が絶妙で、やわらかいのか?硬いのか?ちょっと迷路になる。この異素材の同居は、私にとって、心地よいものでした。ただし、はっきりした硬さが好きな人には合いにくいとは思います。
通気性が良い

ウレタンの膜が空いている「オープンセル構造」、下層には「スリット」を採用しています。熱や湿気がこもりやすいウレタンの弱点を補う構造です。
実際に寝ても、低反発に近いフィット感のわりに、強い蒸れは感じませんでした。
120日間のお試し期間付き

すべてのコアラマットレスには、商品到着日から120日間のトライアルが付いています。約4か月間、自宅で寝心地を試せるのは大きなメリットです。
オリジナルコアラマットレスのデメリットと注意点
一方、デメリットは次のとおりです。
- 寝返りを強くサポートするタイプではない
- 端に座ると深く沈む
表層の反発性が低いため、高反発マットレスのように寝返りを強く支えるタイプではありません。また、外周を硬くしたエッジサポートもなく、端に腰掛けると深く沈みます。
寝返りの打ちやすさを重視する人や、ベッドから立ち上がる機会が多い人は注意しましょう。ただし、端で寝たときに落ちそうな不安定さや、底付きは感じませんでした。
【体験レビュー】オリジナルコアラマットレスを実際に試してみた

開梱・設置
こちらはシングルサイズです。

段ボールにメッセージがちりばめられています。

こういうポップな路線がコアラマットレスならではですね。
段ボールを開封していきます。

箱を開けると、マットレスがロール状に圧縮されています。

ビニールにハサミを入れるときは、マットレスを傷つけないように注意してください。

開封の様子は以下の動画をご参考ください。(音声なし・4倍速)
上の動画のとおりビニールにハサミを入れると膨張が始まり、元の形に戻ります。
外観のチェック

開封直後は少し歪んでいます。コアラ公式によると「マットレスが完全に形を取り戻すのに72時間ほどかかる」とのことです。

このアニメーションのとおり、ボリューム感が復元されていることがわかると思います。
マットレスの厚さはこのくらいです。

公表値どおり、23cmの厚みが確認できました。※2022年12月から厚さが21cmに変更されています

カバーはテンセル™(35%)+ポリエステル(65%)使用。

テンセルは植物(ユーカリ)から作られる天然素材由来の再生繊維のことで、吸湿・速乾性に優れ、ムレにくくなめらかな質感が特長です。
ユーカリはコアラが好きな植物としても有名なので、コアラマットレスのイメージとぴったりですね。
やわらかく伸縮性がある生地のため、体へのフィット感が優れます。

側面カバーはポリエステル100%のサラッとした触り心地です。

裏側はポリエステル100%で、ドット状の無数の滑り止めが付いています。

滑り止めのドットには、PVC(合皮)加工が施されているので、ベッドフレームに置いたときにズレにくいです。

裏面のファスナーを開けると、カバーを取り外せます。

カバーと芯材を分けられるため、汚れたときに手入れしやすいです。

カバーは、水温30度以下・弱水流で洗濯機を使用できます。

内部構造のチェック

カバーを外して、内部を確認します。

芯材は、メッシュ状のインナー生地で覆われています。

今回は構造を確認するため、インナー生地も切りました。(通常の使用では外したり洗ったりできません)

こちらが芯材のウレタンフォームです。

寝心地や耐久性に影響する大きな歪みがないか確認します。

全体的に目立つ歪みはなくきれいな形状です。
角にはわずかな歪みがありましたが、気になるほどではありません。

頭側と足側から見ても、反り返りはほとんどありません。

側面もきれいに整っています。

芯材は、性質の異なる3層のウレタンフォームで構成されています。表面で体を受け止め、中層で動きを吸収し、下層で姿勢を支える設計です。

上の画像のとおり、上層から「クラウドセル層」「衝撃吸収層」「高反発層」という構造になっています。※2022年12月から芯材の厚さが20cmに変更されています
| 層(厚さ) | 硬さ(N) | 反発力 (反発弾性率) |
|---|---|---|
| クラウドセル層(5cm) | やわらかい(70N) | 低め (約16%) |
| 衝撃吸収層(4cm) | ふつう(120N) | 高め (約42%) |
| 高反発層(11cm) | 硬い(200N) | 高め (約40%) |
※反発弾性率は当サイトでの計測値です
寝心地を大きく左右するのは、体に近い表層から約10cmまでです。オリジナルコアラでは、主に「クラウドセル層」と「衝撃吸収層」が寝心地を作っています。
表面は低反発のようにやさしくフィットし、沈むと動きを吸収。最後は下層の高反発フォームが支えます。そのため、体への当たりがやさしく、揺れにくい。それでいて姿勢が崩れにくい寝心地です。
さらに最下層(高反発層)のスリットは、体の場所によって間隔(硬さ)が変わります。

スリットの間隔が広いほど硬くなるので、腰・お尻あたりが沈み込み過ぎないようになっているのです。
なお、スリットは通気孔の役割も果たすので、クラウドセル層のオープンセル構造に加えて、さらに通気性が強化されている仕様ということです。
このように寝心地を良くするために、かなりよく考えられた構造となっているのが、オリジナルコアラマットレスの特徴です。
反発性のチェック

反発弾性率は、ウレタンフォームがどの程度跳ね返すかを見る数値です。当サイトでは、鉄球を落として跳ね返った高さを測りました。
表層の測定結果は約16%でした。低反発ウレタンの目安である15%未満に近く、実際の寝心地も反発力を抑えたモチッとした感触です。
他モデルと比べても、オリジナルは動いたときの揺れが早く収まりました。
【詳細解説】オリジナルコアラマットレスの評価について

冒頭で星付けしたポイントをここでは詳しくまとめます。
| ▼ オリジナルコアラマットレスの評価 | |
|---|---|
| 総合評価 | 3.57 |
| 仰向き寝 | 4.0 |
| 横向き寝 | 4.0 |
| 端の沈み込み | 3.0 |
| 通気性 | 4.0 |
| 寝返り | 3.0 |
| 底付のなさ | 4.0 |
| 素材の品質 | 4.0 |
| 耐久性 | 3.5 |
| 衛生面 | 4.0 |
| 取り扱いやすさ | 3.0 |
| 価格 | 2.62 |
※目安は「3.50」以上が高評価です
1. 仰向き寝は?

評価は「星4.0」。
表面はほぼ低反発に近く、体を包み込むようなフィット感があります。仰向きで隙間ができやすい腰まわりにも、しっかり沿いました。表層は70Nとやわらかめですが、沈み込むと下の層がグッと支えるため、寝姿勢は安定しています。
ただし、やわらかい層が5cmあるため、沈み込みはやや深めです。体のラインがはっきりした人の方が、肩や腰のカーブに沿いやすいでしょう。フィット感が高いわりに蒸れは気にならず、空気を多く含むクラウドセルによって、寒い時期も冷たさを感じにくい寝心地でした。
2. 横向き寝は?

評価は「星4.0」。
上層フォームがやわらかく、横向きで荷重がかかりやすい肩まわりもしっかり沈みます。さらに、下層のゾーニングが体の部位に合わせて支えるため、肩の圧迫感は少なめでした。
低反発に近いホールド感があり、不安定になりやすい横向きでも体がグラつきにくいです。動いたときの衝撃も吸収するので、寝返り後は止まりたい位置でピタッと安定します。
3. 端の沈み込みは?

評価は「星3.0」。
マットレス外周を特に強化したような仕様ではないので、座るなどの荷重が集中する姿勢では、深く沈み込みます。とはいえ、底付きは感じません。
衝撃吸収性の高さから、端部分で動いてもマットレスから落ちるような不安定さは感じませんでした。

衝撃吸収性が高いため端で寝ても安定感はある
4. 寝返りのしやすさは?

評価は「星3.0」。
オリジナルのウレタンフォーム(主に表層)の反発弾性率はおよそ16%(当サイト計測)で、反発性は低めです。
よって、体の動きへのサポート性は低く、コロンと楽に寝返りが打てるタイプではありません。
しかし、寝姿勢保持性が良く、体の中心線がまっすぐになりやすいという点で寝返りを打つのにそこまでストレスはありませんでした。
5. 通気性は?

評価は「星4.0」。
一般的にウレタンフォームは空気が通りにくく、熱や湿気がこもりやすい素材です。しかし、オリジナルコアラは、1層目のクラウドセルに空洞が大きいオープンセル構造を採用しています。
さらに、3層目のスリットが側面への通気を促します。芯材そのものの通気性を比べると、オリジナルはコアラマットレスシリーズの中でも特に優れた構造です。
6. 耐久性は?

評価は「星3.5」。
ウレタンマットレスの耐久性を知るにはウレタンフォームの「密度」と「復元率」という情報が必要です。
1層目の密度は40Dで、耐久性は高めです。一方、2~3層目は30D。普段使いできる水準ですが、長期間の使用を考えると、やや物足りなさがあります。
一方、復元率は99.25%と高めです。基本的な品質は良いものの、下層の密度を考えると、マットレス全体の耐久性は「中程度~やや高め」と評価します。
7. 素材の品質は?

評価は「星4.0」。
部分的に若干の歪みはありましたが、全体的には大きな歪みはなく、コアラシリーズの中で最もきれいな形状でした。
8. 衛生面は?

評価は「星4.0」。
カバーを取り外し、洗濯機で洗える点はメリットです。また、芯材には、特定の化学物質やVOCなどに関する基準を満たしたCertiPUR-US®認証済みのウレタンフォームが使われています。
9. 価格は?

評価は「星2.62」。
シングルサイズで69,900円という価格は、マットレス市場全体から考えると「やや高いレベル」の価格帯です。お試し期間付きと考えると納得感はあるでしょう。
似ている商品との比較

オリジナルコアラに近い寝心地の商品として、LIMNE(リムネ)と比較します。
| 商品 | オリジナルコアラマットレス | LIMNE(リムネ) |
|---|---|---|
| 画像 | ![]() |
![]() |
| 厚さ | 21cm | 22cm |
| 硬さ | 1層目:70N 2層目:120N 3層目:200N |
1層目:25N 2層目:120N 3層目:140N |
| 反発弾性率 ※上層から |
16% 42% 40% ※当サイト調べ |
20% 47% 40% |
| 重量 | 15.8kg | 約15.5kg |
| 密度 | 40D(1層目) 30D(2-3層目) |
非公表 |
| 復元率 | 99.25% | 96.5% |
| サイズ | S~K | |
| 保証期間 | 10年 | |
| 返品保証 | 120日 | |
| 価格 (Sサイズ) |
69,900円 | 79,900円 |
| リンク | 公式サイト | 公式サイト |
仕様や条件は結構似ています。私の印象では、コアラの方が寝ていて揺れにくかったです。LIMNEはふわっと。コアラはモチっと。といった感触の違いもあります。
差が出ているのは復元率ですね。数値上は、コアラの方が耐久性が高いと判断できます。

リムネの3層ウレタンフォーム
コアラマットレスの返品ってどんな感じ?

コアラマットレスでは120日のトライアルを設けていますが、トライアル時の返品の流れは以下のとおりです。
| 手順 | 方法 |
|---|---|
| ①返品依頼 | 公式サイトより (電話・メール・チャット) |
| ②アンケートへの回答 | メールが来るので専用フォームで回答(返品理由や回収希望日) |
| ③回収日時の確定 | メールにて連絡(回収業者の準備が整い次第) |
| ④回収当日 | 玄関先でマットレスを引き渡し |
| ⑤返金(終了) | メールで案内 |
実際に体験した感想などは、以下の記事を参考にしてください。
オリジナルコアラマットレスはどこで買うのがお得?

オリジナルコアラマットレスは公式サイトとAmazonで購入が可能です。
おすすめは公式サイトです。公式限定のキャンペーンが実施されることがあり、購入前にライブチャットで相談できます。メルマガに登録しておくと、セール情報も確認しやすいです。
まとめ

以上、オリジナルコアラマットレスをご紹介しました。
オリジナルコアラマットレスの魅力は、シリーズの中でも特に振動が伝わりにくいことです。表面はモチッと体に沿い、動いたときの揺れを素早く吸収します。仰向きでは腰まわりにフィットし、横向きでは肩の圧迫感を抑えられました。
一方、高反発マットレスのように寝返りを強く支えるタイプではありません。端に座ると深く沈み、持ち運び用の取っ手がない点にも注意が必要です。
硬さ調節よりも、揺れにくさやフィット感を重視する人におすすめです。コアラらしい静かな寝心地を、シリーズの中で最も低い価格から試したい人にも合うでしょう。







