本商品は廃盤となりました
(寝心地が良い商品だっただけに残念です)
安いのに抜群の高反発!
この記事では快眠タイムズ(株式会社篠原化学)の「オアシス敷布団」についてご紹介します。
実際の体験・検証・調査を踏まえて、良いところだけでなく、悪いと思ったところも素直に書いているので、ご参考いただけますと幸いです。
当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。一般的な家の雰囲気と異なるのはそのためです。
この記事を書いた人
※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれ、発生した広告収入をサイトの運営費に充てています
目次
オアシス敷布団とは?
オアシス敷布団は寝具ブランド「快眠タイムズ」のオリジナルの薄型マットレスです。
快眠タイムズを運営しているのは株式会社篠原化学という愛知県にある寝具メーカーです。
篠原化学は「品質の高い寝具を購入しやすい価格で提供する」という理念を掲げ、輸入寝具を中心に展開。そして、単純に海外から商品を輸入するだけでなく日本人にあった機能を施したオーダーをして輸入している点が特徴です。つまり特注品のため、基本的に篠原化学のみのオリジナル商品です。
篠原化学ではこうした海外ブランドの特注寝具を複数取り扱っていますが、今回ご紹介する「快眠タイムズ」は、完全に自社オリジナルブランドという位置づけです。
海外ブランド(一部) | 自社ブランド |
---|---|
|
|
この記事では自社オリジナルブランドの快眠タイムズ「オアシス敷布団」をご紹介します。
オアシス敷布団の基本情報
オアシス敷布団のサイズや価格等の情報は以下の通りです。
サイズ | シングル~クイーン |
---|---|
クッション材 | ウレタンフォーム |
価格(Sサイズ) | 24,000円~ |
なお、商品名に「敷布団」とありますが、基本的な構造・仕様としては薄型タイプのマットレスです。(典型的な和布団のような綿を使った敷布団ではなく、芯材にウレタンフォームを使った「ウレタンマットレス」です)
【まず結論】オアシス敷布団の評価は?
当記事では以下のような項目をチェックし、商品を評価しております。
- 寝姿勢による寝心地は?(仰向き・横向き)
- 寝返りのしやすさは?
- 通気性が良いか?(ムレを感じないか)
- クッション材の品質はどうか?
- 詰め物の質感・ボリュームはどうか?
- 底付きや圧迫感がないか?
- 価格相応の寝心地と言えるか?(総合評価)
体験を通じ本商品を以下のように評価させていただきました。
▼ オアシス敷布団の評価 | |
---|---|
総合評価 | 3.61 |
仰向き寝 | 4.0 |
横向き寝 | 2.0 |
端の沈み込み | 3.0 |
通気性 | 4.0 |
寝返り | 5.0 |
底付のなさ | 3.0 |
素材の品質 | 3.0 |
耐久性 | 3.5 |
衛生面 | 3.0 |
取り扱い安さ | 4.0 |
価格 | 3.88 |
※目安は「3.50」以上が高評価です。
以下より、オアシス敷布団の特徴をご紹介します。
オアシス敷布団の特徴
通気性・寝心地を高める「2層超通気構造」
オアシス敷布団のクッション材は「ウレタンフォーム」を使っていて、感触が異なる2つの層を重ねた多層構造タイプのウレタンマットレスとなっています。
層※上から | 特徴 |
---|---|
1層(もちもち) | 沈み込んだときにグッと押し返す |
2層(しっかり) | 寝姿勢を安定させる |
こうした多層構造は寝心地が良いマットレスを作りやすいです。
その理由は、良質な寝心地を実現するために必要な「ふんわりと荷重を受け止めつつ、寝姿勢をしっかり支える」という柔・硬の相反する要求にこたえやすいからです。
さらにドット状の通気孔がある構造がポイント。ウレタンマットレスでありがちな蒸れやすさを改善した爽やかな寝心地が得られます。
特に暑がりな人や汗をかきやすい人にもおすすめです。
羊毛入りの「呼吸する生地」
オアシス敷布団のカバー表面はテンセル™ファイバーを100%使用。
テンセルは植物(ユーカリ)から作られる天然素材由来の再生繊維のことで、吸湿・速乾性に優れていてムレにくくなめらかな質感が特長です。
カバー内の詰め物には羊毛を使用。(羊毛50%・ポリエステル50%)
羊毛は独特のちぢれ(クリンプ)によって、優れた保温性や吸湿・放湿性、弾力性があることが特長。
さらに、羊毛は外部の湿度に応じて水分量を調整する性能(調湿性)があり、汗をかいたときのベトツキ感が少なく、しかも冷たさを感じさせません。
要するに羊毛とは夏は涼しく、冬は暖かいという優れた素材なのです。
詰め物に羊毛が使われているマットレスとしては高級メーカー「日本ベッド」のシルキーポケット(約17万円~)などが有名。
オアシス敷布団のような低価格帯のウレタンマットレスではなかなか採用されない仕様です。
環境にやさしい
オアシス敷布団は「快適な寝心地」と「環境保全」という2つのテーマで作られてています。
「快適な寝心地」とは、上でご紹介した特殊3層構造のウレタンフォームやカバーによるものですが、「環境保全」という点において、以下のようなこだわりをもって作られていることも特徴です。
- 計画植林されたユーカリ(生地)
- オーストラリア産の天然メリノウールと再生ポリエステル(詰め物)
- 再生鉄(ファスナー)
なお、製造元の篠原化学は、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みとして、エコテックス(有害物質が製品に含まれない等)、グローバルリサイクルスタンダード(環境保護と持続可能な生産体制)の認証を受けています。
3週間の返品無料トライアル付き
篠原化学公式ストアでの購入において、3週間のトライアルプログラムが利用可能です。
マットレスは体に合う合わないが出やすいため、無料でお試しできるのはかなりうれしい特典です。
実は、ショールームなどで試し寝をしても「実際の睡眠環境では合わなかった」ということは結構あります。
篠原化学のトライアル期間は3週間。これくらいの期間じっくり試すことができれば自分に合う・合わないが判断できるでしょう。
なお、マットレスは今まで使ってきた寝具の慣れの問題もあり、使い始めは違和感を感じるものです。寝心地が悪く感じても最低1週間ほどは使い続けることをおすすめします。
【体験レビュー】オアシス敷布団を実際に試してみた
実際のお届け時の様子や具体的な使用感などレビューします。
開梱・設置
こちらはシングルです。
段ボールの中にさらに箱がある「マトリョーシカ」的な丁寧な梱包です。
段ボールを開けたらすぐにマットレスという商品も多い中、こうして2重の梱包されていることによって、配送時の衝撃や傷から保護されるので、安心感があります。
中にはロール状に圧縮されたマットレスと取扱説明書が入っています。
マットレスを開封していきます。
まず、段ボールからマットレス本体を取り出します。
段ボールを逆さにして持ち上げると簡単に取り出せます。
続いて、マットレスの外側のビニール袋をハサミで切ります。このとき、マットレス本体をハサミで傷つけないようにご注意ください。
ハサミでビニール袋に切り目を入れて、手で割いていくと安心して進められます。
外側のビニールを取るとロール状に包まれていたマットレスがクルクルと解かれていきます。
内側のビニール袋を切ります。
内側のビニールに切り込みを入れるとマットレスが膨張します。
2つ折りにたたまれているマットレスを取り出します。
シングルサイズで約8kgという軽量の薄型タイプなので、ストレスなく持ち上げられます。
表面を上にして、下のビニールを取ります。
あっという間に開封完了。
ハサミを入れてから2分程度で完了。簡単です。
開封の様子を詳しく知りたい方は以下の動画(4倍速)をご参考ください。
外観
開封直後は中央部分の折り目と端の歪みが少し気になりますが、1~2日後にはほとんど元の状態に膨らみます。
下のアニメーションは開封直後と1日経過後の復元具合ですが、ボリューム感が復活していることがわかると思います。
続いてマットレスの厚さをチェックします。
公表値は8cmでしたが、実測は約9cmの厚みが確認できました。(個体差があるかもしれません)
カバー表面はテンセル100%の「しっとり・モッチリ」とした触り心地で、気持ち良いです。
やわらかく伸縮性がある生地のため、体へのフィット感が優れます。
裏側はポリエステル100%です。
メッシュのようなさらっとしたさわり心地です。
裏面には折りたたみ用のバンドが付いています。
マジックテープ式なので、3つ折りにして簡単に止められます。
コンパクトに出来るのは移動や収納にも便利です。
カバーはファスナーで取り外し可能です。
続いて、内部構造をチェックするために、カバーを外していきます。
カバーと芯材です。
こちらが芯材のウレタンフォーム。
メッシュ生地で覆われています。
このメッシュ生地はウレタンフォームの保護と、カバーの着脱をなめらかにしてくれる役割があります。
ウレタンフォームの様子を詳しく見るために、メッシュ生地をハサミで切ります。
2層構造のウレタンフォームがよく見えます。
全体に歪みがないかチェックします。
歪みやすい4隅(角)は、歪みが少なくきれいな状態です。
若干、中央部分と側面に歪みがありますが、使用感としては気にならないレベルです。
オアシス敷布団は2つ異なるウレタンフォームを積層した構造ですが、特に通気性が優れた作りになっています。
1層目と2層目を貫通するようにドット状の空洞(ピンホール加工)があり、通気されるという仕組みです。
実際に寝てみても、ウレタンマットレスにありがちな蒸れやすさというものは感じず、荷重がかかる背中や臀部はむしろ涼しいような感覚さえ覚えました。
続いて、カバーの内部(詰め物)を確認します。
カバー内部には、羊毛とポリエステルが混合された詰め物が施されています。
羊毛は調湿性が優れた優秀な天然繊維です。
ユーカリ由来のなめらかな肌触りのテンセル生地と、羊毛の詰め物による調湿機能によって「癒し」が実現されることが、このマットレスを「オアシス」と名付けられた理由のようです。
反発性のチェック
ウレタンマットレスでは、反発性の違いによって「低反発マットレス」「高反発マットレス」などと呼んだりします。
オアシス敷布団は、高反発マットレスです。
それぞれの特徴は以下の通りです。
低反発 | 高反発 | |
---|---|---|
画像 | ||
特徴 | 衝撃吸収性が優れ、静かな寝心地が実現できる | 体の動きに対する反発力があり、寝返りをサポートする |
なお、反発性とは「押し返す力」のことで、反発弾性率によって以下の通りに分類されます。
反発弾性率 | ウレタン分類 |
---|---|
15%未満 | 低反発ウレタン |
15~49% | 一般ウレタン |
50%以上 | 高弾性(高反発)ウレタン |
素材が持つ反発性を測る数値。反発弾性率を調べる方法として、JISが定めるテスト方法(JIS K 6400-3)があり、簡単に言うと「高さ50cmから鉄球を落として、反発した高さと割ったのが反発弾性率」ということです。
オアシス敷布団の反発弾性率は?
オアシス敷布団は2層構造で、それぞれの層は反発性が異なるウレタンフォームを使っています。公表値は以下の通りです。
層(色) | 反発弾性率 | 分類 |
---|---|---|
1層目(白) | 60% | 高弾性(高反発)ウレタン |
2層目(グレー) | 45% | 一般ウレタン |
反発弾性率50%以上で、高反発(高弾性)フォームと呼べるのですが、1層目の60%という数値はかなり高い数値です。
なお、当サイトで計測したところ、反発弾性率は約70%という驚異的な数値をたたき出しました。
これは、数ある高反発マットレスの中でも特に高い反発性と言える性能です。
【詳細解説】オアシス敷布団の評価について
この記事の冒頭で星付けして評価させていただいた以下のポイントをここでは詳しくご紹介します。
▼ オアシス敷布団の評価 | |
---|---|
総合評価 | 3.61 |
仰向き寝 | 4.0 |
横向き寝 | 2.0 |
端の沈み込み | 3.0 |
通気性 | 4.0 |
寝返り | 5.0 |
底付のなさ | 3.0 |
素材の品質 | 3.0 |
耐久性 | 3.5 |
衛生面 | 3.0 |
取り扱い安さ | 4.0 |
価格 | 3.88 |
※目安は「3.50」以上が高評価です。
使用感のイメージは以下の動画をご参考ください。(音は出ません)
それでは以下より主な評価項目をレビューさせていただきます。
1. 仰向き寝は?
仰向き寝は沈み込みが少なく接触面積が広いという特徴があるので、満遍なく荷重を受け止め、体圧を分散させることが重要です。また、寝返りに力が必要なので、寝返りサポート性も大切です。
なお、日本人の60%が仰向き寝と言われているので、最もオーソドックスな寝姿勢と言えます。
評価は「星4.0」。
相当高い反発性があるマットレスのため、寝転んだ瞬間からふわっと浮くような感覚があります。
硬さは適度な感触で、ほどよい体圧分散性も好感が持てる良好な寝心地だと思います。
寝返りサポート性は抜群。厚さ8cmながら底付きを感じません。
2. 横向き寝は?
横向きの寝姿勢は肩や臀部の沈み込みが深くなることと、接触面積が少なく、荷重が集中しやすいため、底付きなどを感じやすいという特徴があります。
つまり、深く沈み込んでも無理のない寝姿勢になることと、荷重による圧迫・底付きを感じないようなクッション性が大切です。また、不安定な寝姿勢でもあるので、揺れ過ぎないような衝撃吸収性もポイントです。
評価は「星2.0」。
横向き寝は薄型タイプの苦手分野でもあるため、オアシス敷布団においても多少の圧迫は感じました。
睡眠中(眠っている状態)においてストレスを覚えるような度合いではないのですが、基本の寝姿勢(寝るときに自然ととる姿勢)が横向きの人の場合、スムーズに入眠できにくいかもしれません。
また、特に腰あたりは床の存在を多少感じるかな?という微妙な底付き感があります。
さらに超高反発なウレタンフォームが体にほぼダイレクトに当たる(つまり、カバー・詰め物が薄い)構造のため、良くも悪くも体が動きやすく、結果的に安定性があまりよくない印象を受けました。
3. 寝返りのしやすさは?
クッション材や詰め物で使われている反発性によって、体の動きやすさが変わってきます。少ない力で寝返りを打てた方がストレスは感じにくいですが、寝返りがしやすい=良い寝心地とは限りません。
寝返りの大変さにストレスを感じている人は高反発タイプなどの寝返りしやすいマットレスが良いですが、寝返りが多すぎることで中途覚醒が多い人は、逆に寝返りの回数を抑えるような低反発タイプを選ぶと良いでしょう。
評価は「星5」。
当サイトによる計測では反発弾性率は70%というかなり高い反発性を記録したため、やはり体への動きに対してサポート力は抜群に高いです。
軽い力でトンと寝返りが楽に打てるので、今寝ている寝具がうまく寝返りが打てずにストレスを感じている人にぴったりでしょう。
4. 端の沈み込みは?
一般的にマットレスの端部分はそれ以上荷重を分散できないので落ち込みやすいです。端部分の落ち込みが少ないマットレスは全面を目いっぱいに使えるので、それだけで使用感が良いものになります。
なお、高級モデルなどでは落ち込みを解消するように端部分にワイヤーを入れたり、コイルを硬めにしたりすることもあります。
評価は「星3」。
マットレス外周を特に強化したような仕様ではないので、座るなどの荷重が集中する姿勢では、深く沈み込みます。
ギリギリで横向きで寝たりすると不安定さは感じますが、寝相が悪い人など特殊状況にならない限りは端で寝ても安定感がある寝心地は得られます。
5. 通気性は?
睡眠中は汗や体温を放出するので、蒸れやすいマットレスはストレスを感じることも。メッシュ生地や、側面から排気できる構造など、通気性に工夫があるかどうかをチェックします。
評価は「星4.0」。
芯材のウレタンフォームはもともと通気性があまり良くないため、蒸れやすい素材と言えます。
しかし、オアシス敷布団は通気性に優れた2層構造を採用し、睡眠中の湿気を外に逃がしやすい工夫された仕様となっています。
実際に寝てみた感想としても、蒸れや暑さに大きなストレスはありませんでした。
6. 耐久性は?
密度や耐久試験(復元率)をベースにチェックします。また両面仕様で表裏のローテーションが可能な商品は加点します。一方、詰め物が多い商品は減点します(詰め物で多く使われてる綿やウレタンフォームはクッション材よりも早くヘタリやすいため)。
評価は「星3.5」。
ウレタンマットレスの耐久性を知るには「密度」と「復元率」という情報が必要です。
オアシス敷布団の密度と復元率は以下の通りです。
密度 | 復元率 |
---|---|
45D(1層目) 32D(2層目) | 99% |
芯材のウレタンフォームの密度・復元率が高くなればなるほど耐久性は高くなります。(密度・復元率についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています)
オアシス敷布団の密度は1層目が45D、3層目は32Dです。これは約7年間ほどの使用に耐えられるスペックです。
復元率は99%。これはかなり高めの数値です。しかも「JISによってきちんと測定している」とのことなので安心感をもって使い続けられます。(本来JISで計測しなければいけないところ、自社テストのみで復元率を出しているメーカーもあります)
7. 素材の品質は?
ここでは工場レベルの品質管理レベルをチェック。いくら素材のスペックが良いからと言って作りが粗雑だと良質な寝心地・使用感を得られません。
ウレタンフォームの品質の良し悪しは「形成のきれいさ」に現れます。歪みが大きいと(素材が持つ本来の性能が発揮されにくいという点で)寝心地やヘタリにも影響があるので、歪みがなく、ピシッときれいな形状が望ましいです。
評価は「星3.0」。
残念ながら、中央部分に若干の歪みが確認できました。
ヘッド・フット面 | サイド面 |
---|---|
この歪みは梱包時に縦に2つに折りたたまれている影響によるものです。
とはいえ、寝ていて感じるほどではありませんし、2万円台で買える低価格マットレスとしては、むしろ良好な形状復元性とも言えます。
8. 衛生面は?
抗菌防臭や防ダニなどの加工の有無やそのレベルなど、衛生面に工夫があるかどうかをチェックします。
評価は「星3.0」。
マットレスに施されることが多い抗菌・防カビ・防ダニ等の衛生加工は本商品には施されていません。
しかし、カバーが洗えるのはメリットと言えます。
参考までにオアシス敷布団の取扱い表示は以下の通りです。
9. 価格は?
絶対的な価格と、マットレス市場の全体的な相場からチェックします。価格に応じた寝心地が実現されているかも大切なポイントで、総合評価へつながります。
評価は「星3.88」。
シングルサイズで24,000円という価格は、マットレス市場全体から考えると「そこそこ安いレベル」の価格帯です。
とはいえ、しっかりとした高反発フォーム(安価な高反発マットレスはそもそも「高反発」と言えない弱い反発性の商品も多い)で比較するとかなり安めの価格設定と言え、寝心地・仕様も含めると総合的なコストパフォーマンスはかなり良いと思います。
口コミ・評判のまとめ
オアシス敷布団の口コミをまとめると以下のような意見が多かったです。
良い口コミ | 悪い口コミ |
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口コミに関する解説
公式サイトにおける口コミ全体は5点満点で約4.2の高評価です。
反発弾性率60%(公表値)を誇る「紛れもない高反発フォーム」のため、その弾力性によって寝返りがしやすく、結果的に体の痛みが改善されたというレビューが多く見られました。※注意※体の痛みの原因は人によってバラバラなので、効果を感じられない場合もあります
配送面についても高評価が見られました。ロール状に圧縮されシングルサイズで重さが約8kgのため、力が弱い人・搬入経路に不安がある人でも安心です。
一方、ネガティブな意見としては、高い反発性ゆえの弾力が体に合わず不安定さを感じてしまうというレビューが1件ありました。特に今使っている寝具が低反発タイプの人は慣れるまで時間がかかると思います。
また、横向きの寝姿勢ではわずかながら底付きを感じたという評価も。これは厚さ8cmの薄型マットレスなので仕方のないことです。基本の寝姿勢が横向きの人をはじめ、体重が重い人や、体のラインがはっきりしている人は、より厚みがある快眠タイムズ マットレス(厚さ20cm)がおすすめです。
とはいえ、全体的には低評価よりも高評価の方が圧倒的に多く、試さずに買うのが心配の方でも、快眠タイムズ公式では3週間の返品無料トライアルも設けているので、気軽に試せるのはうれしいポイントです。
似ている商品との比較
オアシス敷布団と同様の「高反発の薄型ウレタンマットレス」でなるべく近い仕様の商品と比較します。
商品(メーカー) | ①オアシス敷布団 | ②モットン | ③ソムレスタ |
---|---|---|---|
画像 | |||
厚さ | 8cm | 10cm | 10cm |
硬さ | やや柔らかめ | 選べる | やや硬め |
反発弾性率 | 60% | 55% (当サイト調べ) | 60% |
重量 | 約8kg | 約7.5kg | 約9.6kg |
密度 | 45D(1層目) 32D(2層目) | 30D | 52D (推定) |
復元率 | 99% | 96% | 99.6% |
衛生加工 | なし | 抗菌防臭 | |
サイズ | S~Q | S~D | S~WD |
返品保証 | 3週間 | 90日 | なし |
生産 | 中国 (企画:日本) | 日本 | 中国 (企画:日本) |
価格 (Sサイズ) | 24,000円 | 39,800円 | 49,800円 |
リンク | 廃盤 | 商品リンク | 商品リンク |
②は腰対策マットレスとして販売されている「モットン」です。腰で悩んでいる人に指示されている高反発マットレスで、反発弾性率は非公表ですが、当サイトでの計測では55%という結果でした。
硬さがソフト・レギュラー・ハードから選べる点はメリットですが、密度や復元率、反発弾性率という点で最も劣り、さらに価格が最も高いことから、最もコストパフォーマンスは悪いと言わざるを得ません。ただし、唯一国内工場で作っているため、品質面での安心感はあります。ウレタンフォームの形状もきれいでした。
③は高品質マットレスブランド「ソムレスタ」の薄型マットレス。1枚タイプですが折りたたみも可能です。推定52Dの超高密度タイプで耐久性が抜群。反発弾性60%という厳密な意味での「高反発(高弾性)フォーム」仕様です。
さらに抗菌防臭と防ダニ・消臭機能もあり、まさにフルスペックの薄型マットレスと言えます。価格はやや高めですが、使用感・寝心地とも抜群で、自身を持っておすすめできる逸品です。
オアシス敷布団のメリットとデメリット(比較)
①オアシス敷布団 | ②モットン | ③ソムレスタ |
---|---|---|
オアシス敷布団の最大のメリットはコストパフォーマンスの良さです。
③のフルスペックのウレタンマットレス「ソムレスタ」と比較しても同等の反発弾性率、または密度や復元率も差が少なく、価格が1万円以上安いのは素晴らしいと思います。
ただし、抗菌防臭等の衛生加工がないことや、数値上では差が少なく見える密度・復元率においても、実際の耐久面ではソムレスタの方が明らかに優れています。
「なるべく安い高反発マットレスが欲しい人はオアシス敷布団」、「予算を多く出しても高品質な高反発マットレスが欲しい人はソムレスタ」というのが個人的にはおすすめの選び方です。(②のモットンは他の2商品と比べるとコストパフォーマンス的に積極的におすすめはしにくいです)
快眠タイムズ マットレスとオアシス敷布団、どっちが良い?
この記事の上でも少し触れましたが、快眠タイムズでは、オアシスシリーズに敷布団のほかにマットレスの「快眠タイムズ マットレス」という商品があります。
主な違いは層構造と厚さです。
オアシス敷布団 | 快眠タイムズ マットレス | |
---|---|---|
画像 | ||
厚さ | 8cm | 20cm |
構造 | 2層 | 3層 |
密度 | 45D(1層目) 32D(2層目) | 45D(1・2層目) 32D(3層目) |
反発弾性率 | 60%(1層目) 45%(2層目) | 12%(1層目) 60%(2層目) 45%(3層目) |
復元率 | 99%(JIS・8万回) | |
価格 | 24,000円~ | 50,000円~ |
リンク | 廃盤 | 公式サイト |
快眠タイムズ マットレスは「低反発+高反発」
最も特徴的に異なるのは、快眠タイムズ マットレスでは1層目に低反発ウレタンフォームを使用していることです。
低反発フォームとは、押して離すとゆっくり戻る素材で、衝撃吸収性に高い・振動が伝わりづらいという特徴があります。
快眠タイムズ マットレスでは1層目に薄く低反発ウレタンフォームを使用しているので、体当たりはふんわりと、沈み込んだらグッと押し返すという寝心地です。
厚さが20cmあるため、折りたたみもできず気軽に移動もしにくいですが、素晴らしい寝心地でした。
使い勝手が良いのはオアシス敷布団
一方、オアシス敷布団は簡単に言うと「快眠タイムズ マットレスの1層目をなくし、3層目を薄くした構造」です。
薄型タイプなので、持ち運びしやすく折りたたみも可能で使い勝手の良さという点では快眠タイムズ マットレスよりも優れているでしょう。
また、厚さ8cmという薄さはロフトベッドや2段ベッドで使いやすいことも魅力です(ロフトベッドや2段ベッドは安全面で厚さ10cm以下のマットレスを推奨している商品が中心です)。
さらに、価格がおよそ半分なので、なるべく低価格のマットレスを探している人にもおすすめです。
オアシス敷布団はどこで買うのがお得?
オアシス敷布団は快眠タイムズの公式サイトのみ購入が可能です。
Amazonや楽天などの大型モールに出店しないことで、なるべく低価格に抑えようという意図があるのだと思います(モールへ出店すると利用料などが発生するため)。
よく知らないサイトでお買い物するのは少し抵抗がある人もいるかもしれませんが、快眠タイムズはサービスに関しても高評価のコメントが寄せられていて、さらに運営しているのが日本企業(株式会社篠原化学)のため、安心感があります。
まとめ
いかがでしたか。
快眠タイムズの「オアシス敷布団」をご紹介させていただきました。
2層構造で作られた特殊ウレタンフォームは、沈み込んだらグッと押し返し(1層)、荷重をしっかりと受けて止めてくれる(2層)という特徴を備えています。
ドット状の通気孔により、ウレタンマットレス特有の蒸れやすさを感じくい点も魅力。
さらに何とっても反発弾性率60%(当サイトの計測値だと約70%!)の厳密な意味での高反発ウレタンを使用しているので、寝返りなど体への動きに対するサポート性は抜群です。
数千円~3万円くらいで買える低価格な高反発ウレタンマットレスでは、厳密には高反発と言えない(反発弾性率が50%に届かない)商品も多いので、安いマットレスを探している人はくれぐれもご注意ください。
その点、このオアシス敷布団はシングルサイズ24,000円という低価格マットレスにも関わらず、紛れもない高反発ウレタン(反発弾性率60%)を使っている商品なので、安心して選ぶことができます。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。