2020年10月に販売開始した新マットレスブランド
この記事では「NELL マットレス」についてご紹介します。
NELLマットレスの特徴やメリット・デメリットをわかりやすくまとめていますので、ご参考いただけますと幸いです。
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目次
NELL(ネル)マットレスとは
NELLマットレスとは2020年10月に販売開始をしたポケットコイルマットレスです。
作っているのは株式会社Morght(モート)です。Morghtは2018年5月に創業し、アプリ開発や新卒採用支援サービスなどを展開していて、このNELLマットレスが初めての寝具事業とのことです。
「そんな寝具の素人がマットレスを作って大丈夫なの?」
と不安を感じる方もいるかもしれませんが、ご安心ください。
NELLマットレスは、Morghtが福岡県大川市にある老舗マットレス設計会社と共同開発した商品です。
なお「NELL(ネル)」とは「WELL(良く)+寝られる=NELL」からネーミングされた寝具ブランド名とのことです。
【まず結論】NELLマットレスの評価は?
当記事では以下のような項目をチェックし、商品を評価しております。
- 寝姿勢による寝心地は?(仰向き・横向き)
- 寝返りがしやすいか?
- 通気性が良いか?(ムレを感じないか)
- クッション材の品質はどうか?
- 詰め物の質感・ボリュームはどうか?
- バネあたりや底付きがないか?
- 価格相応の寝心地と言えるか?
始めに結論からお伝えすると、体験を通じ本商品(NELLマットレス)を以下のように評価させていただきました。
▼ NELLマットレスの評価 | |
---|---|
総合評価 | 4.42 |
仰向き寝 | 4.0 |
横向き寝 | 4.0 |
寝姿勢保持 | 4.0 |
端の沈み込み | 4.0 |
通気性 | 3.0 |
寝返り | 5.0 |
底付きのなさ | 4.0 |
バネ当たりのなさ | 5.0 |
価格 | 2.0 |
以下より、その理由を詳しくご紹介します。
NELLマットレスの特長・メリット
寝返りのしやすさ
NELLマットレスの大きなコンセプトは「寝返りのしやすさ」です。
NELLマットレスは腰部分の弾力を強化することで、寝返りを打ちやすくさせる工夫がなされています。
人は一晩のうちに約20回ほどの寝返りを繰り返します。寝返りは、血液の循環を良くしたり、温度を調節したり、蒸れを解消させるのに必要な動作です。
つまり、適度な回数の寝返りをストレスなく打てることが、快適な睡眠に繋がります。
超高密度ポケットコイル
NELLマットレスのクッション材はポケットコイルを使用していますが、そのポケットコイルの数が多く、ダブルサイズで1,734個という超高密度な仕様となっています。
高密度タイプのポケットコイルの特徴としては、寝心地がジェル的で、体のラインにぴったりと添うという特徴があります。
なお、コイルの配列は「並行配列」を採用。
並行配列はバネを並行に配置している並べ方で、バネ感が出ることによって体動に反応しやすく寝返りの動きをサポートしてくれます。

並行配列と交互配列の違いなど、ポケットコイルマットレスの特徴については以下の記事をご参考ください。
高い耐久性(10年保証あり)
NELLマットレスで使用しているポケットコイルは10万回のハンマーでたたく耐久性テストを実施し、ほとんどのヘタリを確認できないとされています。
また、マットレス全体においてもJISで定める10万回の押圧試験もクリアし、10年間の耐用保証もついているため、安心して長く使えます。
120日間の無料お試し期間あり
NELLマットレスは購入してから120日間のトライアル期間があります。
つまり、商品到着後120日間までなら、無料で返品・返金できるのです。(14日間以上の使用は必須)
自分に合ったマットレス選びというのは本当に難しいもので、これだけ長い期間試せるなら安心して購入することができるでしょう。
なお、ショールームでしっかり寝心地を確かめて買ったのに「やっぱり違った」という失敗談も多いです。
実はショールームと家では睡眠環境が異なるので、短時間の試し寝はあまり参考になりません。
また、人間の体圧分布というのは簡単に変わってしまうので買った時点でベストだと思っても、実際寝たら「なんか違うな。。」ということも十分にあり得る話です。
よって、無料で試せる期間が長いというのは本当におすすめです。
NELLマットレスの構造
NELLマットレスはいくつもの層が重なった「多層構造タイプ」のマットレスです。
体に最も違い側生地は、防ダニ・抗菌・防臭効果がある「マイティトップ®Ⅱ(帝人)」の機能繊維を使用。
詰め物はウレタンフォームと不織毛を交互に重ね、通気性を高めています。
マットレスの中心素材であるクッション層には高密度ポケットコイルを採用。ポケットコイルは腰部分と端部分を硬めに作るゾーニング仕様のため、端に座ったときなどの沈み込みが軽減されます。

ゾーニング仕様は有名海外ブランド「サータ」などのマットレスも採用されています。
そして、下層部分には消臭アクリル繊維「キュートリー™」を採用。においの原因となる4つの臭気(酢酸、イソ吉草酸、ノネナール、アンモニア)に対して高い消臭効果を発揮します。さらに、天然高分子「キトサン」を素材に練り込み、細菌の増殖を抑え、不快なニオイの発生を防止します。
以上のことから、NELLマットレスは寝心地だけでなく、衛生面にもこだわった仕様と言えるでしょう。
表裏の見分け方
NELL マットレスは表裏のない両面仕様となっていて、上下表裏を気にすることなくご使用いただけます。
しかし、表と裏で若干異なる構造となっています。その違いは機能綿(マイティトップⅡかキュートリーか)です。
設置するときの見分け方としては、タグの位置で判断します。
上の画像のとおり、タグの位置が下になるように設置するとマイティトップⅡが上面(表面)に来ます。
とはいえ、表面と裏面で寝心地や使用感はほとんど変わらないので、あまり気にしなくても良いかもしれません。※構造は上下非対称ですが、消臭・抗菌の機能は同じく効果を発揮するとのことです
その他、NELLマットレスの情報
サイズと価格
サイズ | 寸法(cm) | 価格(税込) |
---|---|---|
シングル | 95×195×21cm | 75,000円 |
セミダブル | 120×195×21cm | 90,000円 |
ダブル | 140×195×21cm | 105,000円 |
クイーン | 160×195×21cm | 130,000円 |
キング | 190×195×21cm | 150,000円 |
配送・送料について
お届け日はお住まいの地域によって異なります。東京都から発送されているので、関東にお住まいの方なら早めに届くかと思います。
また、送料は沖縄県と離島を除き、無料です。
保証について
NELLマットレスの保証期間は10年です。適用条件は「マットレスに3cm以上のヘタリが出た場合」とされています。損耗や汚れなどの日常的な劣化には適応されないのでご注意ください。
【体験レビュー】NELLマットレスを実際に試してみた

実際に商品を取り寄せて試してみました。開梱や具体的な使用感など、ご参考いただけますと幸いです。
開梱・設置
こちらはシングルサイズです。
圧縮されてロール状になって入っています。
小さめの段ボールに入って届きますが、マットレス自体の重さが19.1kgで重めのため力の弱い人は運ぶのが大変かもしれません。
パンパンに入っていたので、フタ部分から出すことができず、段ボールの側面を切って取り出すことにしました。
取り出すと同時にすぐに膨張が始まっていきます。
ハサミなどで早めに外側のビニール袋を切ってあげた方が良いかと思います。
外側のビニールを切ると、ロール状になっていたマットレスが開けてきます。
内側のビニール袋に切り込みを入れると、圧縮されていたポケットコイルが膨張します。
マットレスに傷がつかないように、ハサミで丁寧に開封していきます。
ビニール袋を取ると、不織布で保護されていました。
マットレス表面が傷つかないようにする丁寧な梱包が好印象です。
不織布カバーを取って開梱終了です。ここまで5分程度。
外観
開封直後からハリのあるボリューム感があり、すぐにでも使えます。
開封して1日後には詰め物のウレタンフォームなどが膨らみ、側生地のシワも少なくなります。

表面はポリエステル100%のふっくらとした触り心地です。
ポコポコとしたところはメッシュになっていて、通気性が高い構造です。
生地の伸縮性が高めなので、寝返りサポート性やフィット感が優れます。
NELLマットレスは裏面でも眠れる両面仕様です。
表面 | 裏面 |
---|---|
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内部構造
内部構造をチェックするために、一部解体してみます。
端3列のポケットコイルが青色になっていますが、ここの寝心地は硬めになります。
表面は上から、
- 側生地
- 機能綿(マイティトップⅡ)
- ウレタンフォーム
- 不織布
- ウレタンフォーム
- 不織布
- ポケットコイル
という、多層構造をしています。
なお、裏面は上から、
- 側生地
- 機能綿(キュートリー)
- ウレタンフォーム
- 不織布
- ウレタンフォーム
- 不織布
- ポケットコイル
という構造になっています。
表面と裏面の違いは、機能綿がマイティトップⅡかキュートリーかの違いのみです。
機能綿に関しては感触はほぼ同じなので、寝心地に差は生まれません。
ちなみに、NELL公式によると「タグが付いている方が上(頭)の位置」ということですが、構造的にはどちらで寝ても寝心地は変わらないそうです。

なおタグの位置が上の画像のようにタグの位置が下にくる置き方の場合、表面がマイティトップⅡ、裏面がキュートリーとなるそうです。
あくまで個人的な感覚ですが、マイティトップⅡの方が、寝心地がやや硬めで、キュートリーの方がやや柔らかめだと感じました。
ポケットコイルの高さは160mmほどでした。
コイルの高さはやや高めです。
コイルは高さがあるほど、クッション性が高くなる傾向があります。
NELLマットレスのポケットコイルは場所によって硬さが異なるゾーニング仕様です(青色が硬く、白色が柔らかい)。
スプリングの仕様を確認するために、ポケットコイルからバネを取り出してみました。
線径(バネの太さ)はほぼ同じですが、長さの違いで硬さを変えているようです。
巻きの数は両方同じですが、長い方(画像右)が間隔が広いため、やわらかい寝心地を作っています。
寝心地
「体あたりがやわらかですが、沈み込むとグッと押し返す理想的な寝心地」です。
硬すぎず柔らかすぎずの絶妙なバランス。
厚みもあるので底付き感がなく、適度な反発性によってストレスなく寝返りもできます。(動画は音はでません)
続いて仰向き寝の寝心地をチェックします。
仰向き寝は沈み込みが少なく接触面積が広いという特徴があるので、満遍なく荷重を受け止め、体圧を分散させることが重要です。また、寝返りに力が必要なので、寝返りサポート性も大切です。
なお、日本人の60%が仰向き寝と言われているので、最もオーソドックスな寝姿勢と言えます。
NELLマットレスはシングルサイズあたり約1,200個ものポケットコイルを使用した超高密度仕様で、体へのフィット感も高く、静かな寝心地です。
高密度仕様のため、きめ細やかに体をサポートし、高い体圧分散性があります。
十分な量の詰め物があるので、バネ当たり・底付きはありませんでした。
腰部分のポケットコイルが硬めに作られているので沈み込みづらくなっています。
しかし、実は仰向き寝において、腰は逆に浮きやすい場所なので、少しだけ真っすぐすぎる寝姿勢になっているかな?という感覚がありました。
ただし、実際の睡眠には影響しない程度ですし、ウレタンフォームは使っていくうちに体に馴染みやすいのであまり心配はいらないと思います。
並行配列のポケットコイルならではの動きの良さと、支点となる腰部分の強化によって、寝返りはかなりスムーズです。
安物のポケットコイルでありがちな「ポコポコ」と音が鳴る現象もありません。
続いて、横向き寝をチェックします。
横向きの寝姿勢は肩や臀部の沈み込みが深くなることと、接触面積が少なく、荷重が集中しやすいため、底付きなどを感じやすいという特徴があります。
つまり、深く沈み込んでも無理のない寝姿勢になることと、荷重による圧迫・底付きを感じないようなクッション性が大切です。また、不安定な寝姿勢でもあるので、揺れ過ぎないような寝姿勢保持性能もポイントです。
詰め物がリッチな厚みなので、横向き寝でも圧迫感・バネあたりは感じませんでした。
さらに、超高密度のポケットコイルのため、静かな寝心地で寝姿勢保持も優れています。
最後は腰を掛けたときの感触です。
一般的にマットレスの端部分はそれ以上荷重を分散できないので落ち込みやすいです。
高級モデルなどでは、そうした落ち込みを解消するように端部分にワイヤーを入れたり、コイルを硬めにしたりすることもあります。
NELLマットレスのポケットコイルは外側の3列が太めの線径になっています。
端部分に座っても大きな沈み込みがなく、マットレス全面を快適に使える仕様と言えます。
実際に使ってみてよかったところ
寝返りがしやすい
NELLマットレスは「寝返りのしやすいマットレス」というコンセプトで作られていて、その工夫(超高密度の並行配列ポケットコイル&腰部分を強化したゾーニング仕様)が実を結んでいると思います。
NELLマットレスの寝心地は高密度仕様&厚みがある詰め物のため、フィット感が高めです。フィット感が高めのマットレスは寝返りが打ちづらいこともありますが、NELLはフィット感が高いけど寝返りも打ちやすいというバランス感が優れていると感じました。
端が落ち込みづらい
NELLマットレスは端部分が強化されたゾーニング仕様です。3列(約12cm)の幅を強化しているため、腰掛けても沈み込みづらいです。
NELL公式によれば「テレワーク時代に合わせた座りやすさ」と表現されていて、実際に私もそのように使ってみましたがストレスなくマットレスの上でも仕事できました。(もちろん椅子の方が座りやすいですが)
端部分が強化されることで、寝返りによる落下の心配も少なくなります。小さめのサイズを選んでもマットレス全面を贅沢に使えるため、狭い部屋に住んでいる人にもおすすめできます。
NELLマットレスの気になるところ
キングサイズの横幅
キングサイズの横幅は一般的に180cmが多いですが、NELLマットレスのキングサイズは190cmです。
つまり、ベッドフレームと合わせて使う場合に注意が必要です(ジャスト190cm置けるベッドフレームは少ないです)。
価格がやや高め
NELLマットレスは、オンライン限定モデルにもかかわらずシングルサイズで75,000円、ダブルサイズに関しては10万円以上する高価格帯の商品です。
とはいえ、仕様などから考えると妥当性はあり、コストパフォーマンスで考えると悪くないと思います。
NELLマットレスにおすすめのベッドフレーム 3選
現在、NELLでは公式ベッドフレームを販売していません。
つまり、ベッドフレームは他社製で揃える必要があります。
NELLマットレスは通気性の良い構造のため、ベッドフレームも通気性が高い床板(すのこなど)を採用したデザインがおすすめです。
以下で、NELLマットレスにおすすめのベッドフレームをご紹介します。
1. 北欧風シンプルすのこベッド「Banon」
安心の頑丈設計
どんな部屋にも合わせやすいシンプルデザインのすのこベッド。フレームに極太の板を補強した耐荷重350kgの強靭な耐久性が特徴で、きしみや揺れの心配がなく、安心して眠れます。
4段階の高さ調節ができるので使い勝手も抜群。さらにパーツが少なく組み立ても簡単です(15分くらいで完成できます)。
サイズ | セミシングル~ダブル (ショート丈あり) |
---|---|
カラー | ナチュラル、ブラウン、ホワイト |
価格 (Sサイズ) | 15,900円~ |
2. ステージベッド「STACEY」
特にキングサイズならコレ
天然木を贅沢に使用しているのに2万円台から買えるコストパフォーマンスが優れたローベッド。使われている桐材は湿度調節機能が優れていてカビにくいです。
セミシングルサイズからキングサイズまで選べるサイズバリエーションの豊富さも魅力。
このフレームのキングサイズはシングルサイズを2つ繋げるデザイン(100cm×2=200cm)なので、横幅が190cmのNELLマットレスのキングサイズでも余裕をもって置けます。
サイズ | セミシングル~キング |
---|---|
カラー | ダークブラン、ナチュラル |
価格 | 2万円台~ |
3. USBポート付 引出し収納ベッド「ZESTO」
格安収納ベッドの決定版
当サイトとベッド専門店「ネルコ」が共同開発したオリジナル収納付きベッド。「なるべく低価格、でも使い勝手にこだわる」というコンセプトのもとに企画しました。収納ベッドでは珍しく床板がすのこ仕様なので通気性も良いです。
ヘッドボードにはUSBポート付のコンセントを採用。さらにテッシュボックスや本・目覚まし時計などを置きやすいように14cmの奥行きがあります。ベッド周りに物をいろいろ置きたい人にもおすすめです。
サイズ | セミシングル~ダブル |
---|---|
カラー | ブラック、ホワイト |
価格 (Sサイズ) | 16,800円 |
NELLマットレスの廃棄方法は?
スプリングコイルマットレスのため、自分で裁断が難しく、基本的に粗大ゴミに出すことになります。
参考までに神奈川県横浜市の場合、スプリングコイルマットレスの粗大ゴミ廃棄費用は2,200円です。
NELLマットレスの口コミ・評判は?
公式サイトにて、いくつかの口コミが紹介されています。なお、販売開始直後から口コミが掲載されていますが、これはテスターとして購入された方の本物の口コミなのでご安心ください。
口コミの内容を眺めてみると、以下のような意見が多かったです。
良い口コミ | 悪い口コミ |
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マットレスの口コミは判断が難しい
マットレスは体に合う合わないが顕著に表れやすく、人によって感じ方がバラバラです。
口コミで書かれている「腰痛」や「肩こり」などの改善効果についても注意が必要で、万人の腰痛や肩こりを改善できるマットレスなどありません。腰痛や肩こりの原因は人それぞれ、そして体型も人それぞれ異なるからです。
マットレス選びは口コミや星の数にはあまり頼らないほうが無難です。
【知っておきたい】NELLマットレス販売ページの補足
NELLマットレスの販売ページには特に「体圧分散性」に関して、誤解を受けそうな紹介をしているところがあり、ここで補足させていただきます。
「体圧分散性が高い=良いマットレス」ではない

NELLマットレスは「非常に高い体圧分散性」をセールスポイントとしています。しかし、体圧分散がどれほどだと体に良いという科学的なエビデンスは存在しません。
体圧とは
体圧(たいあつ)とは「マットレスから体にかかる圧力」のことです。
硬すぎるマットレスで寝ると背中やおしりなどの重い箇所に圧力が多くかかり、痛みを感じやすくなります。この圧力(体圧)を分散することを体圧分散と言います。
基本的にマットレスの硬さがソフトになるほど、体圧分散性は高くなります。
体圧分散性が高すぎると「気持ち悪い」
しかし、人間の体には敏感なところと鈍感なところがあり、それを無視して体圧を均等(悪平等)に分散させてしまうと、寝心地としては気持ち悪く感じます。
また、単純に体圧分散性が高いだけのマットレスはありますが、そのマットレスがその人にとって良いかどうかは別問題です。
体圧分散はあくまで参考程度に
要するに、そもそも「体圧分散が優れている」という言葉自体も、何をもって優れているのかというと、あくまで個人的な結果論の域を出ません。
体圧分散性のアピールは単なるセールスロジックだと思った方が良いですし、本来的にメリットとは言いにくいのです。
だからこそ、マットレスはできるだけ長い時間試してみることが重要です。
よって、NELLマットレスの120日の無料トライアル期間は大きなメリットと言えるでしょう。
「コイル数の多さ=体圧分散力」ではない

NELLマットレスの販売ページにはコイル数の多さを他社製品と比較した図があります。
これだけ見るとNELLマットレスの方が優れているように見えますが、コイルの数は多ければ多いほど寝心地が優れているというわけではありません。
例えば「あえて密度を減らし、バネ自体の動きを出しやすくする」など、そのマットレスが実現したい寝心地によって、コイルの数は決まります。(とはいえ低密度すぎるとコイルひとつあたりに負担が増え、ヘタリの原因にもなるので、激安マットレスの低密度タイプは避けた方がよいですが)
また、コイル数が多いからと言って体圧分散性が高いわけではありません。もちろん、スプリングコイル部分単体で見ればそのような傾向はありますが、マットレスは詰め物や側生地など、コイル以外の素材も含めて最終的な寝心地を調整するものです。
そして、体圧分散性は主に詰め物部分の影響が色濃く出るので、例えば上記の比較商品(コイル数792個)の詰め物のボリュームを増やしたりすれば体圧分散性は高まります。
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まとめ
いかかがでしたでしょうか。
NELLマットレスの特徴や仕様など詳しくご紹介させていただきました。
NELLマットレスは超高密度タイプのポケットコイルマットレスです。腰部分の硬さを強化することで、寝返りがしやすく、さらに通気性が良い構造なので、使用感としてはとても満足がいくものでした。
両面仕様なので、ローテーションによって長く寝心地がキープしやすい点も魅力です。
120日間の無料トライアル期間もあるので、気になった方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。