まさに「エマの自信作」
この記事ではドイツ発のマットレスブランド【エマ・スリープ】の「エマ・マットレス ハイブリッド」についてご紹介します。
なお、今回はメーカーさんからレビュー用に商品をご提供いただきましたが、宣伝を目的とした記事ではありません。※当サイトのPRポリシーについて
実際の体験・検証・調査を踏まえて、良いところだけでなく、悪いと思ったところも素直に書いているので、ご参考いただけますと幸いです。
当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。一般的な家の雰囲気と異なるのはそのためです。
この記事を書いた人

ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、レビューしたベッド&マットレスは100商品を超える。2020年に株式会社悠デザインを設立し、ベッド関連に特化したサービスを展開。ベッド・マットレスの専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、「gooランキング(NTTグループ)」などへの出演・取材協力も行う。
目次
【最新】エマ・スリープのセール情報(6/5まで)
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期間 | 5月25日(木)午前0時~6月5日(月)午後11時59分 |
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割引率 | エマ・マットレス 50%OFF エマ・マットレス ハイブリッド 55%OFF エマ・マットレス プレミアム 60%OFF エマ・羽毛掛け布団 70%OFF など |
メーカーの「エマ・スリープ」とは
エマ・スリープは、ドイツ発のマットレスブランド。基幹モデルはウレタンマットレスの「エマ・マットレス」です。

エマ・マットレスは2015年に欧州で発売され、今では世界中で400万人のユーザーが愛用している人気マットレスで、ついに2020年から日本での販売も開始しました。
そして、本記事で取り上げる「エマ・マットレス ハイブリッド」は、3つ目の新商品です。
各モデルの特徴は以下のとおりです。
エマ・マットレス (高反発ウレタン) | ハイブリッド (高反発ウレタン×ポケットコイル) | プレミアム (低反発ウレタン×ポケットコイル) |
---|---|---|
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高反発らしい「寝返りサポート性」が特徴 | 寝返りサポート性に、さらなる「寝心地と耐久性」をプラス | 低反発らしい「フィット感」と放熱性 |
以上のとおり、ハイブリッドは高反発タイプなので、寝心地としてはエマ・マットレスに近いです。(プレミアムは他の2つと明らかな寝心地の違いがあります)
要するに、ハイブリッドは売れ筋モデルのエマ・マットレスの「上位互換モデル」とお考えください。
エマ・マットレス ハイブリッドの基本情報
エマ・マットレス ハイブリッドのサイズや価格等の情報は以下の通りです。
メーカー | エマ・スリープ |
---|---|
サイズ | シングル~キング |
クッション材 | ポケットコイル&ウレタンフォーム |
硬さ | ふつう |
重さ(Sサイズ) | 22kg |
価格(Sサイズ) | 145,000円 |
保証期間 | 10年 |
【まず結論】エマ・マットレス ハイブリッドの評価は?
当記事では以下のような項目をチェックし、商品を評価しております。
- 寝姿勢による寝心地は?(仰向き・横向き)
- 寝返りのしやすさは?
- 通気性が良いか?(ムレを感じないか)
- クッション材の品質はどうか?
- 詰め物の質感・ボリュームはどうか?
- 底付きや圧迫感がないか?
- 価格相応の寝心地と言えるか?(総合評価)
体験を通じエマ・マットレス ハイブリッドを以下のように評価させていただきました。
▼ エマ・マットレス ハイブリッドの評価 | |
---|---|
総合評価 | 3.46 ※セール時は3.73 |
仰向き寝 | 4.5 |
横向き寝 | 3.5 |
端の沈み込み | 3.0 |
通気性 | 4.0 |
寝返り | 4.0 |
底付きのなさ | 4.5 |
バネ当たりのなさ | 5.0 |
耐久性 | 3.5 |
衛生面 | 3.0 |
取り扱いやすさ | 3.0 |
価格 | 1.70 ※セール時は2.56 |
※目安は「3.50」以上が高評価です
※セールは50%OFFで計算
【総評】リッチなストロークによるハイランクな寝心地、硬さもちょうどよく多くの人に合いやすいモデル
高反発ウレタンマットレスとポケットコイルマットレスが融合された「ハイブリッドマットレス」。それがエマ・マットレス ハイブリッドです。
寝心地としてはスタンダードモデルのエマ・マットレスと似た方向性(高反発タイプ)ですが、スプリングコイルならではの通気性・荷重分散性が強化されているので、ひとつのマットレスとしての完成度が高まった上位互換タイプと言えます。

なお、最高級モデルのエマ・マットレス プレミアムは、低反発タイプなので、ハイブリッドやエマ・マットレス(高反発)とは、寝心地の方向性は全く異なります。
また、上層のウレタン層(6cm)は反発性が高いながら、やわらかな感触のため、スプリングまでの滑らかなストロークで荷重を支えます。

このストロークの感じは高級マットレス特有のリッチさ(7インチレベルのポケットコイルやピロートップ仕様など)に似た印象です。
硬さはエマ・スリープのマットレスシリーズの中で真ん中くらいで、仰向き・横向きどちらでも寝やすく、幅広い人に合いやすいでしょう。
強いて言えば、硬さやゾーニングの強度という点から、エマの他のモデルよりも仰向き寝に合いやすいと思います。
日本人は60%が仰向き寝とも言われているので、そうした意味でも多くの人に合いやすいのではないでしょうか。

公式サイトで『エマの自信作』と書いてありますが、そのキャッチコピーどおりの逸品だと思います。おすすめです。
特徴・使用感・寝心地については以下より詳しくご紹介します。
エマ・マットレス ハイブリッドの特徴&メリット
1. 「ポケットコイル×ウレタン」のハイブリッドタイプ
エマ・ハイブリッドの「ハイブリッド(=複合)」たらしめる理由は、ウレタンフォームとポケットコイルの異素材をMixさせた仕様だからです。
結果的にウレタンフォーム(高反発)ならではの高い弾力性・衝撃吸収性に加え、ポケットコイルならではの荷重分散・寝姿勢保持の良さを兼ね備えた「ハイブリッドな寝心地」が味わえます。

なお、ポケットコイルの上にあるウレタンフォームは2層構造になっていて、上層が高反発ウレタン、下層が一般ウレタン(ふつうのウレタン)です。

上層の高反発ウレタンフォームで基本的な寝心地を作っているため、体をグッと押し上げるしっかりとした寝心地です。

スプリングコイル(ポケットコイル)は通気性が高いため、ウレタンのみで出来たマットレスよりも蒸れにくいです。
また、ポケットコイルは日本人が好きな寝心地とも言われるため、多くの人に合いやすいでしょう。
2. 寝返りしやすい「高反発タイプ」
1層目はエマ・マットレスと同じくAirgocell技術を使用した高反発ウレタンフォームとなっています。
高反発ウレタンは、荷重に対して押し上げるような動きをするため、体が沈み込みすぎず、寝姿勢が崩れにくいことが特徴。
また、体の動きをサポートしてくれるので、寝返りのしやすさも抜群です。

なお、ウレタンの反発力を示す「反発弾性率」は非公開ですが、当サイト計測値では約50%が確認できました(下記動画参照)。
よって、本物の高反発素材と言えるでしょう。(世間では「偽物の高反発マットレス」も多いので、当サイトでは反発弾性率を測定しています)
3. 人間工学に基づく「ゾーニング仕様」
エマ・スリープのマットレスは人間工学に基づいた「ゾーニング」によって体圧分散性やサポート性を高めている点が特徴です。
ゾーニングとは「場所によって硬さや寝心地を変えること」ですが、本商品(ハイブリッド)においては、ポケットコイルの硬さを5か所で分けています。

線径2.1mm | 線径2.0mm |
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要するにダブルのゾーニングということです。
エマ・ハイブリッドのゾーニングの特徴は、ポケットコイルにおいては線径がわずか1mmの違い&(寝心地に影響しにくい)最下層フォームということもあり、はっきりとした寝心地の差はなく、あくまで補佐的な役割に徹しています。

ゾーニングの一般的なデメリットは寝る場所がズレると寝心地が悪くなることなので、エマ・ハイブリッドはちょうどよいゾーニングとも言えるでしょう。
4. シンプルな返品システム(100日お試し期間付き)
エマ・マットレス ハイブリッドは購入してから100日間の無料お試し期間があります。
自分に合ったマットレス選びというのは本当に難しいものですが、これだけ長い期間試せるなら安心して購入することができるでしょう。
しかも、返品の仕組みはすごくシンプル、且つ良心的です。
返品手順は以下の通りです。
- サポートに連絡
- 製品の回収
- 全額返金(手数料なし)
無料お試し期間つきのマットレスはそこまで珍しくありませんが、メーカーによっては隠れた手数料があったり、自分で梱包して業者を手配しないといけない場合もあります。

その点、エマは手数料がかからず、基本的にサポートに連絡するだけで、あとはメーカー側で手配し回収に来てもらえるという、かなりシンプルな返品システムが大きな魅力と言えるでしょう。
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【体験レビュー】エマ・マットレス ハイブリッドを実際に試してみた

実際のお届け時の様子や具体的な使用感などレビューします。
開梱・設置
こちらはシングルサイズです。
開梱します。
なお、取扱説明書などの同封はなく、段ボールにマニュアルページ(オンライン)を読み込むQRコードが印刷されています。
マットレスはロール状に圧縮し梱包されています。
中身はマットレス本体のみです。
マットレスの重さは約22kgなので、かなり重いです。
マットレスには開封用のカッターが同封されていました。
開封時にマットレスが傷つきにくいのカッターなので、親切ですね。
ビニールをカッターに挟むようにして、開封をしていきます。
開封の様子は以下の動画をご参考ください。(音声なし・4倍速)
上の動画のとおり、ビニールが切れると膨張が始まり、元の形への復元されます。
外観のチェック
開封直後からほとんど元の状態まで復元されています。
ハイブリッドはエマ・スリープのマットレスシリーズの中で復元スピードが一番早いです。
マニュアルページでは、「開封後、数分で元のサイズに膨らみます。」とあったので、約1日経過した状態と比較したアニメーションを作りました。
このとおり、約1日経過すると完全に元のボリュームに復元されました。
マットレスの厚さはこのくらいです。
公表値どおり約24cmの厚さが確認できました。
マットレスの外観をご紹介します。
カバー表面はシンプルなドット状のデザイン(エマ・マットレスと同じ)です。
通常のマットレスの表面生地はポリエステル100%が多いですが、エマ・マットレス ハイブリッドの生地はポリエステルを主原料として、わずかに「エスタラン(ポリウレタン)」が配合されています。
エスタラン(ポリウレタン)を配合することにより、伸縮性が高められます。
生地のアップはこんな感じです。
マチ部分はサラッとしたポリエステル仕様です。
サイド面に取っ手がついています。
取っ手があることでマットレスの移動などがしやすく便利ですね。
裏面はこちら。
カバー裏面は少量のポリプロピレンが配合されていて、ゴムのような感触があります。
滑り止めのような構造をしているので、ベッドフレームに置いた時にズレにくいです。(エマ・スリープ共通仕様です)
芯材はファスナー付きのカバーで閉じられています。
カバーは上下の分離が可能です。
なお、カバーは洗濯可能なので、例えば「汚れやすい上面カバーのみを洗濯する」というこもでき、便利です。
内部構造
内部構造をチェックしていきましょう。
芯材(ポケットコイル入りのウレタンフォーム)がこちら。
芯材はメッシュ生地で覆われています。
カバー(上・下)と芯材です。
芯材を詳しくチェックしていきましょう。
芯材を覆っているメッシュカバーにはファスナーがないため、取り出せない仕組みになっていますが、芯材の様子を詳しく見るために、ハサミで切ります。
取り出した芯材はこちら。
上から、
- Point-elastic Airgocell フォーム(高反発)
- Ergonomic フォーム
- HRX Supreme フォーム
- ポケットコイル(5ゾーン)
- HRX Supreme フォーム ※外周も
という構造をしています。
1層目の高反発ウレタンフォームです。
高反発らしいモチモチした弾力性があります。
2層目(Ergonomic フォーム)は、他の層のウレタンよりも空洞が多いオープンセル構造のため、通気性が良いです。
3層目(HRX Supreme フォーム)は30Nというかなりソフトな層なので、沈み込んだ時の圧迫感が軽減されます。
芯材の内部構造もご紹介します。
ウレタンフォームの下にポケットコイルが入っています。
ウレタンフォーム(6cm)は単体でも寝れる厚さで、まさにウレタンマットレスとポケットコイルを融合したハイブリッド仕様と言えますね。
断面をご紹介します。
まずは、3層のウレタンフォームが積層されてます。
各層2cmずつの計6cmの厚さが確認できました。
これだけの厚みがあると、ポケットコイルまで体の沈み込みは到達しにくいです。

つまり、エマ・マットレス ハイブリッドはウレタンフォームで寝心地の中心を作っているとお考え下さい。
別の言い方をすると、芯材のポケットコイルは、上層から伝わる衝撃を吸収する(荷重分散する)役目が中心です。
ポケットコイルの下には、ウレタンフォーム(HRX Supreme フォーム)があり、ポケットコイルにかかる衝撃を和らげてくれます。
つまり、ポケットコイル自体が長持ちしやすい構造です。バネがカバーを突き破って外に出てくる心配も少ないです。
なお、ポケットコイル下にある最下層ウレタン(HRX Supreme フォーム)には、ゾーニングの穴が開いています。

ゾーニングとは、部分的に硬さや寝心地を変える仕様のこと。
ハイブリッドは下層ウレタンがやわらかく(28N)、荷重を分散する豊かなクッション性が特徴ですが、やわらかいウレタンは歪みやすいため、このゾーニングを設けることで、歪みを抑え、寝姿勢を保持しやすくする狙いでしょう。 ※当サイトの独自解釈です

ポケットコイルの仕様(読み飛ばしてもOKです)
ポケットコイルの仕様は商品によって異なり、メーカー各社、販売ページでセールスポイントとして訴求していたりします。
細かい話なので、個人的には『そこまで気にしないでも良いかな?』と思うレベルですが、念のためご紹介します。(なので、ご興味なければ読み飛ばしてOKです)
- 線種
- 密度(いくつコイルを使っているか)
- 配列(並行か交互か)
- 線径(バネの太さ)
エマ・マットレス ハイブリッドのポケットコイルの仕様は公式サイトでは非公開ですが、当サイトによる調査の結果は以下の通りです。
▼ エマ・マットレス ハイブリッドの仕様 | |
---|---|
配列 | 並行配列 |
密度 | 430個前後/S |
線径 | 2.0mm/2.1mm(5ゾーニング) |
線種 | 不明(非公表) |
コイル高/圧縮率 | 13cm/15% |
なお、これらの仕様は、基本的に優劣ではなく、そのマットレスが表現したい寝心地を作るためものです。
以下よりエマ・マットレス ハイブリッドのポケットコイルの仕様について詳しくご紹介します
配列の特徴は?
ポケットコイルマットレスの配列は「並行配列」か「交互配列(「千鳥配列」とも言います)」のどちらかです。
並行配列 | 交互配列 | |
---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() |
硬さの傾向 | ソフト | ハード |
跳ね感 | 強い | 弱い |
特徴 | 寝返りがしやすい | 静かな寝心地 |
耐久性 | △ (部分的には弱め) | 〇 |
価格 | 安価に作りやすい | 高価になりやすい |
エマ・マットレス ハイブリッドは「並行配列」を採用しています。
並行配列はバネの動きが出やすいため、寝返りのサポート性があり、比較的ふんわりとソフトな感触が特徴です。
密度の特徴は?
密度とは「ポケットコイルの量」のことです。
エマ・マットレス ハイブリッドはシングルサイズあたり「430個前後相当」の密度です。※外周をウレタンフォームで囲っている構造のため、コイル数自体は430個に満たないですが、「面積あたりのコイル数」と考えると430個前後になります
現在のポケットコイルマットレス市場はコイルの数量(密度)をセールスポイントにすることが多いですが、密度のレベルの違いを大雑把にまとめると以下の通りです。
密度 | 意味合い |
---|---|
300個台 | 低密度(耐久性が不安&バネ当たりも感じやすいので避けた方が良い) |
400~600個台 ★本商品 | 中密度(バネの動きが出やすく寝返りサポート性が得られる) |
700~1,000個 | 高密度(線径が細く、コイル高も高くなるので、ふんわりとした寝心地) |
1,000個以上 | 超高密度(ジェル的で静かな寝心地・バネを感じにくい) |
基本的にポケットコイルマットレスは、密度が低いほどコイルひとつあたりにかかる負荷が高くなるため、特に300個レベルの低密度タイプでは耐久性に支障が出る可能性も高くなります。
とはいえ高密度であるほど良いというわけではなく、耐久性としての適切な密度レベルは450個以上で、それ以上であれば耐久性に特に大きな差はなく(あとはバネの品質や生産加工レベル・詰め物など、密度以外の問題によって耐久性が決まります)、むしろ寝心地の差(跳ね感orフィット感、ソフトorハード)が生まれます。
エマ・ハイブリッドの「430個」というのは、やや低密度ですが、ウレタン層が分厚いため、そこまで気にしないでも良いでしょう。(エマ・ハイブリッドの場合、ウレタン層で体圧分散・寝返りのサポートができ、ポケットコイル層は荷重分散が中心的な役目となるため、高密度である必要はありません)
線径とは?
線径とは「バネの太さ」のことです。
線径は、太いほど反発力が高まり、しっかりとした寝心地になります。逆に細いほど荷重に対してしなやかに反応するという特徴があります。
寝心地の目安としては以下の通りです。
線径と寝心地(目安)
- 線径1.9mm以下:しなやかな寝心地
- 線径2.0mm以上:しっかりとした寝心地
エマ・マットレス ハイブリッドは5ゾーニング仕様で、場所によって線径2.0mmと2.1mmを仕様しています。

どちらも2.0mm以上なので、しっかりとした寝心地となります。
これは、上層のウレタン層がかなり柔らかめの仕様のため、沈み込んだらグッと支えるための硬さにしているのでしょう。
バネの品質は?(線種)
ポケットコイルのバネは主に硬鋼線(こうこうせん)という鉄線で作られ、その品質はメーカーや商品によって異なります。
エマ・マットレス ハイブリッドの硬鋼線の線種は非公表となっています。※海外ブランドなので、線種(JIS規格)を公表していません
なお、線種表示は以下のように解釈します。

表示例 | 意味 |
---|---|
SWRH | マットレスのコイルは基本的に硬鋼線(SWRH)を使用 |
72(反発性) | 数値が高くなればなるほど反発力が高い |
B(耐久性) | マンガン含有量(AよりもBが多く、耐久性がある) |
C(強度) | A<B<Cの順で強度が高い |
ちなみに、2017年に品質表示法の改正があり、線種の表示義務はなくなりました。これは「バネの品質は実際の寝心地や耐久性を知るうえでそこまで重要な情報ではない」ということが示されたと言えます。
ただし、バネそのものが高品質であればそれだけ長持ちしやすいですし、シモンズやサータ等の有名メーカーもバネの品質には相当こだわりをもっているので、依然としてポケットコイルマットレスを選ぶ上で気に留めておくべきポイントとも考えられます。
コイル高と圧縮率
「コイル高」は高くなるほどふんわりとした感触になり、「圧縮率」は高くなるほど耐久性にプラスに働きます。
エマ・マットレス ハイブリッドのコイル高は約13cm、スプリングの圧縮率は約15%でした。
この仕様は、
- コイル高は「ふつう程度」
- 圧縮率は「低め」
と言え、結果的にクッション性はふつうで、耐久性にはプラス要素はありません。

読み飛ばしOKなのはここまで!
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【詳細解説】このマットレスの評価について
この記事の冒頭で星付けして評価させていただいた以下のポイントをここでは詳しくご紹介します。
▼ エマ・マットレス ハイブリッドの評価 | |
---|---|
総合評価 | 3.46 ※セール時は3.73 |
仰向き寝 | 4.5 |
横向き寝 | 3.5 |
端の沈み込み | 3.0 |
通気性 | 4.0 |
寝返り | 4.0 |
底付きのなさ | 4.5 |
バネ当たりのなさ | 5.0 |
耐久性 | 3.5 |
衛生面 | 3.0 |
取り扱いやすさ | 3.0 |
価格 | 1.70 |
※目安は「3.50」以上が高評価です
※セールは50%OFFで計算
1. 仰向き寝は?(底付き・バネ当たりもチェック)
仰向き寝は沈み込みが少なく接触面積が広いという特徴があるので、満遍なく荷重を受け止め、体圧を分散させることが重要です。また、寝返りに力が必要なので、寝返りサポート性も大切です。
なお、日本人の60%が仰向き寝と言われているので、最もオーソドックスな寝姿勢と言えます。
評価は「4.5」。
仰向き寝こそ、ハイブリッドの良質な寝心地を素直に感じられるでしょう。
3層のウレタンフォーム(6cm)のグラデーションを存分に活かして、荷重を受け止めます。
この時、特に背中から腰あたりの背骨のS字ラインがある場所に、しっかりとフィットし、心地よい体圧分散性が感じられます。
底付きやバネ当たりも感じられません。

エマ・マットレス(スタンダードモデル)よりも、ウレタン層がやわらかい仕様なので、最初は「あれ?ちょっと沈み込みが深すぎない?」と一瞬思ったのですが、しばらく横たわっていると、寝姿勢の整い方も良く、体圧分散性・反発性といった点も非常にバランスが取れているように感じました。
2. 横向き寝は?(底付き・バネ当たりもチェック)
横向きの寝姿勢は肩や臀部の沈み込みが深くなることと、接触面積が少なく、荷重が集中しやすいため、底付きなどを感じやすいという特徴があります。
つまり、深く沈み込んでも無理のない寝姿勢になることと、荷重による圧迫・底付きを感じないようなクッション性が大切です。また、不安定な寝姿勢でもあるので、揺れ過ぎないような寝姿勢保持性能もポイントです。
評価は「3.5」。
ハイブリッドはエマのマットレスシリーズの中で唯一、表層のウレタン層に「ゾーニングなし」の仕様のため、他のモデルのような深い沈み込みに対応はしていません。(ポケットコイルはゾーニング仕様ですが、体の沈み込みはポケットコイル層にはほぼ届きません)
しかしながら、ウレタン層はかなりソフトな仕様(30~52N)のため、一般的なマットレスに比べると圧迫感は少ないです。

「横向き寝に最適」とは言えないまでも、ストレスないレベルの寝心地が実現されていると思います。

なお、ゾーニングがないことは悪いことではありません。
(表層に)ゾーニングがないことで、ウレタンが持つ本来の反発性やポケットコイルの感触を素直に感じやすいこと、また、寝る場所や体型の違いに寝心地が左右されない点はむしろメリットと言えるでしょう。
3. 寝返りのしやすさは?
クッション材や詰め物で使われている反発性によって、体の動きやすさが変わってきます。少ない力で寝返りを打てた方がストレスは感じにくいですが、寝返りがしやすい=良い寝心地とは限りません。
寝返りの大変さにストレスを感じている人は高反発タイプなどの寝返りしやすいマットレスが良いですが、逆に寝返りが多すぎることで中途覚醒が多い人は、逆に寝返りの回数を抑えるような低反発タイプを選ぶと良いでしょう。
評価は「4.0」。
表層に高反発フォームを使用しているため、寝返りは簡単に打てます。
点で支えるポケットコイルによって寝姿勢がまっすぐに整いやすい点も寝返りしやすさにプラスです。
なお、エマ・マットレス(スタンダードモデル)の方がマットレス自体の反発弾性率は高い(当サイト測定値)ため、寝返りのしやすさを求めるならエマ・マットレスもご検討ください。
4. 端の沈み込みは?
一般的にマットレスの端部分はそれ以上荷重を分散できないので落ち込みやすいです。端部分の落ち込みが少ないマットレスは全面を目いっぱいに使えるので、それだけで使用感が良いものになります。
なお、高級モデルなどでは落ち込みを解消するように端部分にワイヤーを入れたり、コイルを硬めにしたりすることもあります。
評価は「3.0」。
外周を強化した仕様ではないため、腰を掛けたらかなり沈み込みます。
とはいえ、エマ・マットレス ハイブリッドのウレタン層は高い体圧分散性があるため、寝姿勢においては端部分でも沈み込みにストレスを感じずに寝ることができました。

寝返り時などに「勢い余って落下する」という心配はそこまでないと思います。
5. 通気性は?
睡眠中は汗や体温を放出するので、蒸れやすいマットレスはストレスを感じることも。メッシュ生地や、側面から排気できる構造など、通気性に工夫があるかどうかをチェックします。
なお、スプリングコイルならポケットコイルよりもオープンコイル(ボンネル・高密連続スプリング)の方が通気性が優れていると言われますが、実用上そこまで変わりません。
評価は「4.0」。
ハイブリッドは通気性を配慮された構造をしています。
ウレタンフォームといえば蒸れやすい素材ですが、2層目には空洞が大きいウレタンフォーム(Ergonomic フォーム)を使用し、通気を促しています。

また、芯材がスプリングコイル(ポケットコイル)という点も蒸れにくさにはプラスです。
6. 耐久性は?
保証期間や耐久試験をベースにチェックします。また両面仕様で表裏のローテーションが可能な商品は加点します。一方、詰め物が多い商品は減点します(詰め物で多く使われてる綿やウレタンフォームはクッション材よりも早くヘタリやすいため)。
評価は「4.0」。
耐久試験の結果・スプリングの線種・ウレタンフォームの密度などの情報は非公表です。
また、片面仕様なので表裏のローテーションができないという点はデメリットですが、保証期間が10年も付いているのは品質への自信とも考えられます。
圧縮開封時の復元スピードはエマ・シリーズの中で最も早く(ウレタンの復元率が高いほど復元スピードは早い傾向があります)、ウレタンの形状のきれいさ(こちらも同様に復元率が関係します)という点もでもシリーズで一番良好だったため、4.0(良い)という評価にしました。
6-2. 素材の品質は?(耐久性の補足)
ここでは工場レベルの品質管理レベルをチェック。いくら素材のスペックが良いからと言って作りが粗雑だと良質な寝心地・使用感を得られません。
ウレタンフォームの品質の良し悪しは「形成のきれいさ」に現れます。歪みが大きいと(素材が持つ本来の性能が発揮されにくいという点で)寝心地やヘタリにも影響があるので、歪みがなく、ピシッときれいな形状が望ましいです。
すぐ上でもご紹介しましたが、ハイブリッドはシリーズ中、最もきれいなウレタンの形状をしています。
エマ・マットレス (少し歪みがある) | プレミアム (歪みが大きめ) |
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マットレス全体としても気になる歪みはあまりなく、生産品質は良好だと思います。
正面 | 側面(サイド) |
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7. 衛生面は?
抗菌防臭や防ダニなどの加工の有無やそのレベルなど、衛生面に工夫があるかどうかをチェックします。
評価は「3.0」。
生地や素材に衛生加工(抗菌防臭や防ダニ等)はされていませんが、カバーは洗濯可能です。
上下で2分割になるので、コンパクトに折りたためるため、ご家庭でも洗濯しやすいでしょう。

なお、上下で2分割されることは、体に近い上のカバーのみ洗濯できる点も魅力です。
マットレスのカバーはなかなか乾きづらいこともあり、上下分割仕様はメンテナンスしやすい工夫と言えます。
8. 取り扱いやすさは?
持ち運びのしやすいか、市販のボックスシーツ(多いのは30cmマチ)が入るサイズ感か、お届け時の梱包状態はどうか、捨てやすいかなどをチェックします。
特に力の弱い人は、厚すぎるマットレスを選んでしまうと移動するときに苦労することも多いです。
評価は「3.5」。
本商品の重量はシングルサイズで約22kg。一般的なマットレスの中では「重め」です。
しかしながら、カバーに取っ手が付いているという気配りが素晴らしく、重いながら取り扱いのストレスが少ないと言えるでしょう。
ただし、捨てやすさについては、スプリングコイルを使用しているため、基本的には粗大ゴミ扱いなので、捨てにくいです。
9. 価格は?
絶対的な価格と、マットレス市場の全体的な相場からチェックします。価格に応じた寝心地が実現されているかも大切なポイントで総合評価値につながります。
評価は「1.70」。
本商品の価格はシングルサイズで145,000円です。
マットレス市場全体から考えると「高め」の価格帯です。
ただし、ハイブリッド仕様で、無料の長期お試し期間付きということを考えると決してコストパフォーマンスは悪いわけではありません。
10. 硬さは?
ウレタンフォームのN(ニュートン)数、綿のボリューム感、ポケットコイルの線径・巻き数等の仕様から客観的な硬さと、実際に寝たときに感じた主観的な硬さをお伝えします。
本商品は「ふつう」くらいの寝心地です。
その理由は、以下の構造(硬さ)のためです。
層(厚さ) | 素材 | 硬さ |
---|---|---|
1層(2cm) | 高反発ウレタン | やわらかめ(40N) |
2層(2cm) | レギュラーウレタン | やわらかめ(52N) |
3層(2cm) | レギュラーウレタン | やわらかめ(30N) |
4層(13cm) | ポケットコイル | 硬め(線径2.0mm) |
5層(5cm) | レギュラーウレタン | やわらかめ(28N) |
表層から6cmまでは、かなりやわらかめのウレタンフォームで、ここで寝心地の中心を作ります。
ただし、最上層が高反発ウレタンのため、仕様(N数)よりも寝心地としては少し硬く感じ、1~3層のウレタンとしては「やや柔らかめ」くらいの感触です。
そして沈み込んだら硬めのポケットコイルに支えられるため、結果的に「ふつう程度」の硬さに落ち着きます。※なお、最下層(5層目)のウレタンはほとんど硬さに影響しません
主観的な硬さの評価としては10段階中(10が最も硬いとして)、5.5くらいの硬さだと感じました。
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悪い口コミ・評判のまとめ
記事公開時の口コミ件数は27件、そのうちすべてが5点満点という超高評価です。※2023年3月26日時点の情報
寝心地については、好みの問題もあるので良い評価はさておき(「寝心地が良い!」などは分析が難しいです)、気になるのは悪い評価ですよね。
悪い評価の方が客観的・一般的な内容がわかりやすいため、当サイトでは悪い口コミについて分析し解説をしますが、ハイブリッドには悪い口コミがないため、低評価が溜まってきたら、その内容を分析してご紹介したいと思います。

公式サイトの口コミをざっと見渡すと、『硬さがちょうど良い』と評価されているユーザーさんが多い印象でした。
似ている商品との比較
エマ・マットレス ハイブリッドの特徴である「高反発ウレタン×ポケットコイルマットレス」という仕様を持つ2つのモデルと比較します。
モデル | ①エマ・マットレス ハイブリッド | ②夜香プレミアム2 | ③プレミアムスプリングマットレス |
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メーカー (ブランド) | エマ・スリープ | 源ベッド | GOKUMIN |
寝心地 | ふつう | 硬め | |
厚さ | 24cm | 26cm | 20cm |
エッジサポート | × | 〇 | |
両面仕様 | × | 〇 | × |
ゾーニング | 〇 | × | |
カバー洗濯 | 〇 | × | |
保証 | 10年 | 最大3年 | 8年 |
お試し期間 | 100日 | なし | |
サイズ | S~K | S~WD | SS~Q |
価格 (Sサイズ) | 145,000円 | 36,900円 | 約18,000円 |
リンク | 公式HP | 公式HP | Amazon |
比較商品② 源ベッド「夜香プレミアム2」とは
②は広島県の老舗ベッドメーカー「源ベッド(運営会社:チヨダコーポレーション)」のオリジナルマットレス。基幹ブランド「夜香(やこう)」のプレミアムグレードの商品です。
最大の特徴は、詰め物に高反発プロファイルウレタンを使用していること。

「プロファイル」とは、凹凸加工のことで、点によって支える構造のため、体圧分散性が高く、寝姿勢保持性も良い感触です。
また、芯材のポケットコイルこそ源ベッドの強みで、JIS基準最高クラスの硬鋼線を使用し、自社の国内工場でバネから作り上げるこだわりです。

さらに、ポケットコイルの圧縮率が高く(耐久性も高く)、外周強化のみコイル線径を太くしたエッジサポートもあり、芯材レベルでは3商品の中でも最もハイグレードな仕様と言えるでしょう。実際の寝心地も素晴らしいです。
無料お試し期間がないのがデメリットですが、この価格では考えられない仕様・寝心地が実現された逸品だと評価しています。
比較商品③ GOKUMIN「プレミアムスプリングマットレス」とは
③GOKUMINは株式会社KURUKURUという日本企業のオリジナルマットレスブランドです。
このモデル(プレミアムスプリングマットレス)はAmazon内でかなり人気(レビュー数5,000件以上※)のポケットコイルマットレスなので、一度目にしたことも人も多いのではないでしょうか。※レビュー数は記事公開時点の情報
低価格のわりに詰め物の品質が高く、密度32Dの高反発ウレタンを使用していることが特徴。

ただし、実際の寝心地としては、そこまで反発性の高さを感じず(当サイト計測値では反発弾性率45%)、接着剤を多用している作りのせいか、ポケットコイルならではの滑らかなフィット感や揺れにくさなどはいまひとつでした。

ですが、1万円台という価格を考えると致し方ないことで、逆に「1万円台でよくこの仕様を搭載できたな」という評価もできます。
かなりハードな寝心地なので、『硬めのマットレスが好き』という人は一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。

エマ・マットレス ハイブリッドは寝心地も良いですが、何といっても100日の無料トライアルが魅力ですね。やはりマットレスは体に合う・合わないが出やすいものなので、これだけ長期間にわたってリスクなく試せるのは、多少価格が高くても納得感はあります。
「エマ・マットレス」「ハイブリッド」「プレミアム」の違いは?
この記事冒頭でご紹介したとおり、エマ・スリープのマットレスシリーズは以下の3モデルあります。
モデル | ①エマ・マットレス | ②ハイブリッド | ③プレミアム |
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発売年 (日本) | 2020年 | 2023年 | 2022年 |
芯材 | ウレタンフォーム | ウレタン+ポケットコイル | |
反発性 | 高反発 | 低反発 | |
硬さ | やや硬め | ふつう | やや柔らかめ |
放熱性 | × | 〇 (グラファイト) | |
推奨の寝姿勢 | 仰向き 横向き | 仰向き | 横向き |
価格 | 108,000円~ | 145,000円~ | 206,000円~ |
①エマ・マットレスの特徴
エマ・マットレスは、ゾーニングの数も多く、どんな寝姿勢にも対応しやすい万能モデル。シリーズの中では比較的硬めの寝心地です。
ただし、ハイブリッド・プレミアムと比べて、芯材レベルでの荷重分散性が劣るので、耐久性は一番低いと考えられます(それでも10年保証付きです)。
しかしながら、反発弾性率は最も高く(約60% ※当サイト計測値)、寝返りのしやすは抜群です。よって、いわゆる高反発マットレスを探している人にはぴったりでしょう。
価格が最も安いこともあり、エマ・スリープの入門編としては最適なマットレスと言えます。
関連記事エマ・マットレスの体験レビュー
②エマ・マットレス ハイブリッドの特徴
ハイブリッドは、エマ・マットレスの高い反発性を得られつつ、ポケットコイルならではのフィット感や寝姿勢保持性を感じられる、いわばエマ・マットレスの上位互換モデルです。
良い意味でクセが少なく、仕様面・寝心地面でのバランス感はシリーズ中最も優れていると感じます。
横向き寝でもストレスは少ないですが、ゾーニングの構造的に仰向け寝が中心の人に特にフィットすると思います。
③エマ・マットレス プレミアムの特徴
③プレミアムは、やわらかめの低反発タイプなので、他の2モデルと寝心地のコンセプトが少し異なるモデルです。よって、深い沈み込みが必要で不安定な寝姿勢でもある横向き寝に最適と言えます。
また、唯一、グラファイト(石墨)を使用した「ダイヤモンド・ディグリー技術」が搭載され、放熱性が高められています。
なお、熱放出性が高いマットレスは深い睡眠が得やすいので「快眠しやすいマットレス」と言えるでしょう。
【注意】公式サイトの比較表は少し違うかも

公式サイトでは、各マットレスの違いを上記の表のとおり紹介されています。
しかし、実際の寝心地や特徴は、上記の表とは少し異なるのでご注意ください。

分かりやすいところで「寝返り」の項目は仕様的にもエマ・マットレスが最も優れているはずです。(一方、プレミアムは低反発タイプなので、寝返りはそこまで打ちやすくありません)
当サイトとして、仕様と実際の体験を踏まえて感じた特徴の違いを以下のとおりにまとめます。
モデル | ①プレミアム | ②ハイブリッド | ③エマ・マットレス |
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素材 | ポケットコイル+ウレタン | ウレタン | |
放熱性 | グラファイトフォーム | – | |
衝撃吸収性 | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
体圧分散 | ★★★ | ★★ | ★ |
寝返り | ★ | ★★ | ★★★ |
通気性 | ★★ | ★★ | ★★ |
(耐久性) | ★★★ | ★★★ | ★★ |
※赤いところが公式サイトと違うところ
以上のとおり、公式サイトの表では、最安モデルの「エマ・マットレス」の評価が低すぎると感じました。(本来、もっと良い商品です)

エマ・マットレスはウレタンマットレスなので衝撃吸収性が基本的に高めです。
また、通気性はそこまで大きな差を感じませんでした。
「耐久性」という項目は当サイトが勝手につけましたが、やはり芯材にスプリングコイルを搭載したハイブリッド・プレミアムは一段上の耐久性があると考えます。(さらに、エマ・マットレスの芯材は一般的な密度のウレタンフォームのため)
詳しい違いは以下の記事にまとめているのでご参考くださいね。
【セール情報】エマ・スリープはいつ買うのがお得?
エマ・スリープは頻繁にセールを行っています。2022年のセール開催状況としては以下のとおりです。
開催期間 | セール内容 |
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1月8日~23日 | 全品40%OFF ※新春セール |
2月11日~14日 | 全品40%OFF |
2月21日~23日 | 3点セット(マットレス・ピロー・プロテクター)50%OFF |
3月11日~31日 | 全品40%OFF ※新生活応援セール |
4月7日~25日 | 3点セット(マットレス・ピロー・プロテクター)40%OFF |
4月28日~5月9日 | 全品40%OFF ※ゴールデンウィーク・セール |
5月12日~5月22日 | 2点セット(マットレス・プロテクター)40%OFF |
5月25日~6月6日 | 全品40%OFF |
6月9日~6月21日 | 3点セット(マットレス・ピロー・プロテクター)50%OFF |
6月24日~7月7日 | 新商品発売記念セール50%OFF ※エマ・ハイブリッドのみ |
7月8日~7月15日 | 2点セット(マットレス・ピロー)40%OFF |
7月16日~8月1日 | 40%OFF |
8月2日~9月1日 | 3点セット(マットレス+ピロー+プロテクター)が50%OFF |
以上のとおり、最大50%OFFの時期もありましたが、現在は社会情勢(為替や原材料高騰)的にも40%OFFくらいが最大かと思います。
開催ペースは月1回くらいで来ていますが、今後の予定はわかりません。
また、社会情勢的にマットレス業界は値上げが続出していることもあり、今後セールが開催されない可能性もあります。よって、基本的には今開催しているセールでご検討いただくのが良いと思います。
なお、セール情報はメールマガジン(エマ公式)に登録するとお知らせしてくれることが多いです。(メルマガ登録は公式サイトの最下部にあります)
まとめ
いかかがでしたでしょうか。
エマ・スリープが2023年3月に販売開始した「エマ・マットレス ハイブリッド」をご紹介しました。
高反発ウレタンフォームとポケットコイルが融合された「ハイブリッド仕様」が最大の特徴。
高反発ならではの寝返りのしやすさと、寝姿勢が整いやすく、ポケットコイル(スプリングコイル)ならでは荷重分散性・耐久性が掛け合わされたほぼ弱点がない仕様と言えます。
『エマの自信作』と銘打っただけあり、そのキャッチコピーどおりの寝心地と使用感が得られるモデルと言えるでしょう。
価格は高め(約15万円)ですが、多くの人が満足いくような寝心地だと思います。
マットレスは合う・合わないが出やすいですが、エマ・マットレス プレミアムなら100日の無料お試し期間があるので、気軽に試せることも大きな魅力です。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。