コアラマットレス KOREとコアラマットレス プラス

コアラマットレス KOREとコアラマットレスプラス、どっちが良い?

この記事では、コアラ®の「コアラマットレスプラス PLUS」と「コアラマットレス  KORE」の違いをご紹介します。

両モデルを同時に体験するために、メーカーさんから商品をご提供いただいています。

コアラマットレスKOREとコアラマットレスKORE
2モデルを同時に体験しました

結論ですが、そもそもコアラマットレス KOREの「進化バージョン」がコアラマットレスプラスという位置付けなので、基本的な仕様と寝心地はコアラマットレスプラスの方が良かったです。

以下より、それぞれのモデルの仕様と寝心地の違いを詳しくご紹介するので、気になる人はぜひご参考くださいね。

この記事を書いた人

管理人の椚大輔椚 大輔(ベッド・マットレス専門家)
ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、レビューしたベッド&マットレスは100商品を超える。2020年に株式会社悠デザインを設立し、ベッド関連に特化したサービスを展開。ベッド・マットレスの専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、楽天市場「マットレスの選び方」などの出演・監修も行う。

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【まとめ】コアラマットレス KOREとコアラマットレスプラス PLUSの違い

モデルコアラマットレス KOREコアラマットレスプラス
画像コアラマットレス KOREコアラマットレス プラス
発売年2021年2024年
ウレタン層3層4層
硬さややソフト~ふつうふつう~やや硬め
硬さ調節
リバーシブルカバー×
洗濯×表カバーのみ可
取っ手×
トライアル120日
保証10年
価格
(Sサイズ)
99,900円
販売Amazon楽天市場公式サイト

上記のとおり、仕様はコアラマットレスプラスが優勢と言えるでしょう。

また、実際の寝心地面でもコアラマットレスプラスの方が良いと思いました。

冒頭でもお伝えしましたが、そもそもコアラマットレスプラスは「コアラマットレス KOREの進化バージョン」という位置付けなので、仕様や寝心地が高まっているのは当然とも言えます。

さらに価格も同じなので、あえてコアラマットレス KOREを選ぶメリットも少なく、当サイトとしてはコアラマットレスプラスをおすすめしています。

専門家専門家

以上のとおり「コアラマットレスプラスの方がおすすめ」が結論です。

特徴の違いを詳しく見たい方は、以下よりご紹介する内容ををご参考くださいね。

公式サイトはこちら

コアラマットレス KOREとコアラマットレスプラスの仕様の違い(6つ)

仕様の違いはコレ
  1. ウレタン層
  2. 硬さ
  3. カバー
  4. 洗濯の可否
  5. 取っ手の有無
  6. 販売サイト

1. ウレタン層の違い

コアラマットレス KORE(3層)コアラマットレスプラス(4層)
コアラKORE(3層)

上から、

  1. 80N(トッパー)
  2. 100N(トッパー)
  3. 160N(ボトム)
コアラプラス(4層)

上から、

  1. 80N(トッパー)
  2. 100N(トッパー)
  3. 110N(中間層)
  4. 160N(ボトム)

コアラマットレス KOREでは、トッパー層(80N・100N)からボトム層(160N)に荷重が伝わる際に、急な硬さを感じたり、硬さのギャップにより、沈み込みが深くなることもありました。

コアラマットレスプラスでは、3層目に110Nのウレタンフォームを挟むことで、なめらかに荷重が分散され、急な硬さや沈み込みの深さを感じにくくなっています。

個人的には、この「3層目を挿入したこと」が、特に大きな寝心地の改善点だと感じました。(4層目のゾーニングの形状も改良されています)

2. 硬さの違い

仕様コアラマットレス KOREコアラマットレスプラス
画像コアラKOREのトッパーコアラプラスのトッパー
厚さ7cm6cm
硬さの仕様ふつう:80N

かため:100N

硬さ感じ方ややソフト~ふつうふつう~やや硬め

両モデルともトッパー層が同じ硬さの仕様(N数)ですが、コアラマットレス KOREの方がトッパー層が1cm厚いです。

そして、80N・100Nは、どちらかというとやわらかめのウレタンフォームです。

要するに、「やわらかい層の厚さの差」によって、硬さはコアラマットレス KOREの方が少しやわからく感じます。

3. カバーの違い

仕様コアラマットレス KOREコアラマットレスプラス
画像コアラKOREのカバーコアラプラスのカバー
リバーシブル×(両面同じ仕様)〇(夏面・冬面)

コアラマットレスプラスでは、トッパーに加え、表カバーがリバーシブル(夏・冬仕様)になっているので、季節に応じた肌触り・感触も調節できるようになりました。

リバーシブルカバー(コアラPLUS)
リバーシブルカバー(コアラマットレスプラス)

さらにカバー生地には冷却糸のブレンドした「CoolThread™ fabric」という技術が採用され、湿気を逃がす機能もあります。

4. 洗濯の可否

仕様コアラマットレス KOREコアラマットレスプラス
画像コアラKOREの展開図コアラPLUSの展開図
洗濯×〇(表カバーのみ)

コアラマットレス KOREのカバーは芯材と一体型(洗濯不可)ですが、コアラマットレスプラスのカバーは分離型で、洗濯が可能です。

実は、コアラ®のマットレスの中で表カバーが洗濯できるのは、コアラマットレス プラスのみなので、メンテナンス性においてはかなり大きなメリットとも言えます。(オリジナルコアラマットレスのみ、カバー全面の洗濯は可能です)

5. 取っ手

仕様コアラマットレス KOREコアラマットレスプラス
画像KOREのカバー(取っ手なし)PLUSのカバー(取っ手あり)
取っ手なしあり

コアラマットレスプラスのカバーには取っ手が付いています。

取っ手があると、マットレスのローテーションや移動にとても便利です。

取っ手
取っ手(コアラマットレスプラス)

なお、取っ手付きカバーはコアラ®では初です。

6. 販売サイトの違い

仕様ではありませんが、購入できるサイトが以下のとおり異なります。

モデルコアラマットレス KOREコアラマットレスプラス
画像コアラマットレス KOREコアラマットレスプラス
販売サイトAmazon楽天市場 ※公式サイト

※コアラマットレス KOREはビックカメラでも購入可能です

ちなみにもともとコアラマットレス KOREは公式サイトでも購入できましたが、コアラマットレスプラスが登場してから、Amazon、楽天市場等の取扱いになりました。

コアラマットレス KOREとコアラマットレスプラスの寝心地の違い

1. コアラマットレス KOREの寝心地の特徴は?

コアラマットレス KOREの寝心地

高密度(50D)のウレタンフォームを使ったトッパー層が1cm厚いため、コアラマットレスプラスよりももっちりとした弾力性を感じる寝心地です。

コアラKOREの芯材の様子
コアラマットレス KOREの芯材の様子

トッパー層(やわらかいウレタン)が厚いため、コアラマットレスプラスよりも弾力感があり、ふんわりした寝心地が好きな人に合いやすいでしょう。

ただし、表層から7cmもの層がやわらかめ(80~100N)なので、沈み込みは深く、やや腰が浮く(おなかが突っ張る)感じもありました。

総合して、体当たりとしては気持ちよいですが、寝姿勢保持的には少し違和感がある寝心地です。

2. コアラマットレスプラスの寝心地の特徴は?

コアラマットレスプラスの寝心地

やや硬めの中間層を挿入したおかげで、なめらなか荷重分散性があり、沈み込みにくい寝心地です。

コアラプラスの芯材の様子
コアラマットレスプラスの芯材の様子

さらに、中間層によって、衝撃吸収性が高まり、わずかに低反発マットレスのニュアンスも感じられます。

細かい点ですが、カバー内にふんわりしたポリエステル綿が入ることで、踵(かかと)の圧力分散と足首のフィット感も良くなっています。

違和感(弱点)のようなものは感じず、まさに、コアラマットレス KORE(従来モデル)のブラッシュアップバージョンといえるマットレスです。

【補足】当サイトの評価(コスパが良いのはどっち?)

コアラマットレスプラスの検証

当サイトではレビューをする際に、項目ごとに採点をし、総合評価を計算していますが、両モデルのスコアは以下のとおりです。

項目コアラマットレス KOREの評価コアラマットレスプラスの評価
総合評価3.333.75
仰向き寝3.54.5
横向き寝3.03.5
端の沈み込み3.03.0
通気性3.54.0
寝返り4.54.0
底付きのなさ3.54.5
素材の品質3.04.0
耐久性4.04.0
衛生面3.54.0
取り扱いやすさ3.53.5
価格2.022.02

※目安は「3.50」以上が高評価です

専門家専門家

コアラマットレスプラスは、コアラマットレス KOREの多くの項目を上回っている(改良されている)と思いました。

コアラマットレス KOREとコアラマットレスプラスの共通点(3つ)

1. 硬さ調節機能

コアラマットレスプラスの硬さ調節機能

両モデルとも、トッパーをひっくり返すことで硬さ調節が可能です。

なお、コアラマットレス KOREの方がトッパーが1cm厚いので、よりハッキリした硬さの違いが感じられます。

ただし、調節後の寝心地の良さは、コアラマットレスプラスの方が良いように感じました。(これは中間層を追加したことと、トッパーの厚さが薄いためだと思います)

2. 120日トライアル・10年保証

両モデルとも120日トライアルと10年保証が付いています。条件に差はありません。

3. 価格

両モデルとも以下のとおり、価格は同じです。

サイズコアラマットレス KOREコアラマットレスプラス
シングル99,900円
セミダブル109,900円
ダブル119,900円
クイーン129,900円
キング149,900円

まとめ

コアラマットレス KOREとコアラマットレスプラス

いかがでしたか。

コアラマットレス KOREと、コアラマットレスプラスの違いをご紹介しました。

従来のコアラマットレス KORE(旧名:NEWコアラマットレス)の進化バージョンが、コアラマットレスプラスです。

よって、コアラマットレスプラスの方が仕様や寝心地に優位性があります

コアラマットレス プラス
当サイトとしては「コアラマットレスプラス」推し

価格も同じなので、コストパフォーマンスとしてはコアラマットレスプラスが良いと思います。

とはいえ、もちろんコアラマットレス KOREの寝心地が好きな人もいるでしょう。

なお、コアラマットレス KOREといえば、2021年に発売以降、多くの賞を受賞し、ユーザーレビューが2,000件以上・星は4.7(※2024年9月29日時点)という、非常に評価が高いマットレスです。

コアラマットレス KORE
コアラマットレス KOREは多くの実績があり、安心感がある

よって、「多くの人を満足させてきた寝心地」とも言えるので、安心感は高いです。

一方、当然、コアラマットレスプラスは新商品なので、ユーザーレビューが少なく、ネガティブなレビューが多数を占める可能性もあるでしょう。(そうなったら申し訳ございません)

なので、「あくまで当サイトの基準では、コアラマットレス プラスがおすすめ」とお考えいただければと思います。

余談ですが、この記事ではあまりに「コアラマットレスプラスの方が良い」と書いてしまっているので、メーカー(コアラ®)さんに『新モデル(コアラマットレスプラス)を強くアピールして欲しい』という依頼があったかのような内容ですが、まったくそんな事実はありません。

むしろ、コアラマットレス KOREをネガティブに表現したことで、メーカーさんの微妙な温度感を感じ取ったくらいです。※メーカーさんは両モデルとも売っていきたいはずです

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

>>>コアラマットレスプラス(公式)

>>>コアラマットレス KORE(Amazon)

>>>コアラマットレス KORE(楽天市場)