進化した「失敗しにくいマットレス」
この記事では、快眠タイムズ マットレス 3.0をご紹介します。ぜひご参考にしてくださいね。
著者情報
当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。
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目次
快眠タイムズ マットレス3.0の基本情報
サイズ | シングル~クイーン |
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クッション材 | ウレタンフォーム |
価格(Sサイズ) | 55,000円~ |

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快眠タイムズ マットレス3.0は寝具ブランド「快眠タイムズ」の基幹マットレスです。
快眠タイムズを運営しているのは株式会社篠原化学という愛知県にある寝具メーカーです。
篠原化学は「品質の高い寝具を購入しやすい価格で提供する」という理念を掲げ、主に輸入寝具を取り扱っています。ただし、単に海外から商品を仕入れるのではなく、日本人に合った機能を加えた特注品として輸入しているのが特徴です。
篠原化学ではこうした海外ブランドの特注寝具を複数取り扱っていますが、今回ご紹介する「快眠タイムズ」は、完全に自社オリジナルブランドという位置づけです。
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【まず結論】快眠タイムズ マットレス3.0の評価は?
▼ 快眠タイムズ マットレス3.0の評価 | |
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総合評価 | 3.78 |
仰向き寝 | 4.0 |
横向き寝 | 4.0 |
端の沈み込み | 3.0 |
通気性 | 4.0 |
寝返り | 5.0 |
底付き・圧迫のなさ | 4.0 |
素材の品質 | 4.0 |
耐久性 | 4.0 |
衛生面 | 4.0 |
取り扱いやすさ | 3.5 |
価格 | 2.90 |
※目安は「3.50」以上が高評価です。
【総評】より幅広い体型・好みに合いやすい寝心地に進化したバランス型マットレス
快眠タイムズというブランドの特徴を一言でまとめると、私は「全方位・バランス型の寝具ブランド」といった印象を持っています。
要するに、幅広い人に合いやすい中庸的な寝心地と、実用的で過不足ない機能性が備わっているといった感じです。
代表アイテムの快眠タイムズ マットレス 3.0(本商品)も同様です。
旧モデルよりも幅広い寝姿勢に対応できるような構造になり、さらに硬さも多くの人に好まれやすい「やや硬め」くらいに仕上げています。

タイプとしては「高反発ウレタンマットレス」で、反発弾性率60%の本物の高反発(高弾性)ウレタンフォームを使用している点も、さすが快眠タイムズですね。
派手さや大きなインパクトはありませんが、「あぁ、快眠タイムズらしいな」といった、使う人に寄り添った優しさがあり、毎日使い続ける寝具として、飽きの来ない寝心地が実現されているように思いました。
この寝心地と仕様で、シングルサイズが55,000円で買え(安いです)、さらに100日のトライアルも付いているので、コストパフォーマンスは相当優れていると思います。おすすめです。
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旧モデルと新モデルとの違い
3.0(新モデル)をご紹介する前に、旧モデルとの違いを知っておくと、商品の特徴がより分かりやすくなります。
モデル | 旧モデル | 新モデル(3.0) |
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画像 | ![]() |
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硬さ | ふつう | やや硬め |
3層構造 | 低反発・高反発・一般 | 高反発・一般・一般 |
羊毛 | 〇 | × |
衛生加工 | × | 抗菌防臭・防ダニ |
ゾーニング | センターハード | グラデーション (全寝姿勢対応) |
復元率 | 99% | 98% |
トライアル | 60日 | 100日 |
手数料 | 6,000円 | なし ※一部地域対象外 |
価格 | 50,000円 | 55,000円 |
2025年6月に快眠タイムズマットレスは「3.0」にバージョンアップ(リニューアル)しました。
- 少し硬めになった(旧モデルの主な返品理由が「やわらかすぎる」だったため)
- 低反発をなくし、純粋な高反発マットレスになった
- 全寝姿勢対応(グラデーションゾーニング)を採用
- 抗菌防臭・防ダニ加工を追加
- トライアルの手数料がなくなり、長期化した
復元率が1%低くなったので、やや耐久性が落ちていますが、そこまで気にするレベルでもありません。
また、羊毛が入らなくなりましたが、これはメーカーさんの考え方が変わったからだそうです。直接お話を聞いたので、以下ご参考にしてください。
そもそも、マットレスの上には直接寝ない方がよく、シーツ1枚だけではなく敷きパッドなども併用した方がいいと考えるようになりました。
そうでないと、マットレスが汚れやすくなり手入れの手間も大変ですし、耐久性を損ねてしまうこともあるためです。
ただ、マットレスの上に敷きパッドなどを敷くとなると、正直、側生地の羊毛の性能は感じられにくくなってしまい、そこに存在する機能的な価値がほとんどなくなります。
こういった経緯から今回は、羊毛を生地からなくす判断となりました。その代わりに、抗菌防臭や防ダニなどの衛生加工を加えることにしました。※快眠タイムズ 加賀照虎様より
この考えは私も同感です。
実際の使用環境ではメンテナンス性や耐久性などを考えると、敷パッドなどを導入した方がよいでしょう。とはいえ、厚すぎるとマットレス自体の特性も感じにくくなるので注意が必要ですね。

敷きパッドは、厚すぎずに機能性が高い、快眠タイムズ 除湿消臭敷きパッドがおすすめです。
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快眠タイムズ マットレス3.0の特徴
1. 特殊3層構造「エルゴ・クラウド™」
快眠タイムズ マットレス3.0は、特徴が異なる3種類のウレタンフォームを重ねた多層構造タイプです。
層 | 厚さ | 硬さ | 反発弾性 | 密度 |
---|---|---|---|---|
1層 | 2.5cm | 60N | 60%(高反発) | 45D |
2層 | 7.5cm | 140N | 45%(一般) | 32D |
3層 | 10cm | 260N | 40%(一般) | 32D |

この構造は、簡単に言うと「高反発マットレス」です。
上層に反発弾性率がかなり高い「高反発(高弾性)ウレタンフォーム」を使用し、沈み込むと、硬めのウレタンフォームで支える構造です。※下の動画は音声なしです
適度な硬さと反発力の高さによって、寝姿勢が崩れにくく、寝返りがしやすいことが、快眠タイムズマットレス 3.0の特徴のひとつです。
2. 全寝姿勢対応できる「グラデーションゾーニング加工」
1層目のソフトなウレタンフォームと、2層目の特殊なゾーニング(グラデーションゾーニング)によって、さまざまな寝姿勢に対応できます。
たとえば、「横向き寝」の場合、肩が入り込みやすいため、圧力感じにくいですし、「うつ伏せ寝」の場合でも、胸が圧迫されにくいので快適な寝心地が実現されています。
3. 100日のお試し期間付き
快眠タイムズ公式ストアでの購入において、100日のトライアルプログラムが利用可能です。
なお、従来モデルでは手数料がかかりましたが、新モデルになってから手数料が無料(一部地域対象外)になりました。
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【体験レビュー】快眠タイムズ マットレス3.0を実際に試してみた

実際のお届け時の様子や具体的な使用感などレビューします。
開梱・設置
こちらはシングルです。
段ボールの中にさらに箱がある「マトリョーシカ」的な丁寧な梱包です。
段ボールを開けたらすぐにマットレスという商品も多い中、こうして2重の梱包されていることによって、配送時の衝撃や傷から保護されるので、安心感があります。(ゴミは増えますが)
マットレスを開封していきます。まず、段ボールからマットレス本体を取り出します。
商品の重量はシングルサイズで約15kgなので、そこまで重くありませんが、二人で運ぶのが安全です。
マットレスはビニール袋に包まれているので、ハサミを使って開封します。
この時、マットレス本体に傷がつかないように注意しましょう。ハサミでビニール袋に切り目を入れて、手で割いていくと安心して進められます。
開封の様子は以下の動画をご参考にしてください。(音声なし・4倍速)
外観
開封直後からでも使えるほど、しっかりとした復元性があります。
なお、公式サイトによると『開封直後に95%まで復元して、24時間以内に99%復元いたします。』とのことです。
参考までに、開封直後と2日経過したアニメーションは以下のとおりです。
このとおり、しっかりと復元されています。
マットレスの厚さはこのくらいです。
公表値どおり約20cmの厚みが確認できました。
マットレスの外観をチェックします。
カバー表面は、吸湿性が高い「テンセル™」を100%使用した生地です。
ポツポツとした立体感がある生地なので、体に密着しすぎず、サラッとした感触です。
やわらかく伸縮性がある生地のため、体の動きに対してスムーズに反応します。
側面(マチ部分)はポリエステル100%のしっかりした肌触りです。
適度に伸縮性もあります。
カバー側面には取っ手がついてます。
取っ手のアップはこんな感じです。
取っ手があることで、マットレスを移動やローテーションをする際に便利です。
マットレスの裏面はこんな感じです。
裏面生地もポリエステル100%で、さらさらした感触です。
滑り止めがないため、ベッドフレームに置くとややズレやすく感じました。
カバーはファスナーで取り外し可能です。
内部構造をチェックするために、カバーを外していきます。
カバーは上下で分離する仕様です。
カバーは洗濯できるので、たとえば「汚れやすい上面カバーだけをこまめに洗濯する」といったことができます。
こちらが芯材のウレタンフォームです。
品質表示ラベルが付いています。
芯材はメッシュ生地で覆われています。
このメッシュカバーはウレタンフォームの保護と、カバー(表生地)の着脱をなめらかにしてくれる役割があります。
芯材の様子を見るために、メッシュカバーを切って中身を取り出します。
こちらが芯材のウレタンフォーム(エルゴ・クラウド™)です。
圧縮タイプのウレタンマットレスの品質は「角のきれいさ(復元性)」にも現れますが、とてもきれいに復元されていますね。
さすが、復元率98%(高い復元率)です。
復元率は耐久性に関係しますが、快眠タイムズマットレス3.0の「復元率98%」はおよそ7~8年ほどの耐久性が期待できます。
なお、快眠タイムズ マットレス3.0は特に通気性が優れた構造になっています。
体に最も近い1層目にピンホール(穴あけ)加工があり、その下のゾーニングの空洞によって、通気される仕組みです。
実際に寝てみても、ウレタンマットレスにありがちな蒸れやすさというものは感じず、快適でした。よく考えられた構造だと思います。
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【詳細解説】快眠タイムズ マットレス3.0の評価について
この記事の冒頭で星付けしたポイントをここでは詳しくご紹介します。
▼ 快眠タイムズ マットレス 3.0の評価 | |
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総合評価 | 3.78 |
仰向き寝 | 4.0 |
横向き寝 | 4.0 |
端の沈み込み | 3.0 |
通気性 | 4.0 |
寝返り | 5.0 |
底付き・圧迫のなさ | 4.0 |
素材の品質 | 4.0 |
耐久性 | 4.0 |
衛生面 | 4.0 |
取り扱いやすさ | 3.5 |
価格 | 2.90 |
※目安は「3.50」以上が高評価
寝心地の感じ方には体型によって多少変わる点はご了承ください。なお、筆者は男性で身長171cm・体重59kg±1kg程度です。
1. 仰向き寝は?
評価は「星4.0」。
グラデーションゾーニングによって、しっかりと体のラインにフィットしつつ、高反発(高弾性)フォームによって、体がグッと持ち上げられます。

若干、臀部が下がることで、腰が浮くような感覚はありましたが、そこまでストレスを感じるレベルではありません。総合して満足できる寝心地でした。
2. 横向き寝は?
評価は「星4.0」。
横向きでもグラデーションゾーニングが活躍します。しっかりと肩が入り込み、圧迫感が少なく、ストレスがない寝心地が実現されています。

変な沈み込みもなく、寝姿勢保持も良好で、仰向きよりも横向きの方が適しているように感じました。
3. 寝返りのしやすさは?
評価は「星5.0」。
1層目に反発弾性率は60%という高反発(高弾性)フォームを使い、下層の硬めのウレタンフォームで沈み込み過ぎないように支える構造なので、寝返りはかなりスムーズでした。
4. 端の沈み込みは?
評価は「星3.0」。
マットレスの端を強化した仕様(エッジサポート)ではないので、座るなどの荷重が集中する姿勢では、深く沈み込みます。
寝姿勢においてはほどほどの安定感はありますが、寝返りなどの動きによって落ちそうになることもありました。

よって、部屋の広さと予算に余裕がある人は、ひとつ大きいサイズを選ぶのがおすすめです。
5. 通気性は?
評価は「星4.0」。
芯材のウレタンフォームはもともと通気性があまり良くないため、蒸れやすい素材です。
しかし、快眠タイムズ マットレス3.0は1層目にピンホール(穴あけ)加工、2層目のスリット加工という仕様によって、側面に湿気を逃がしやすい仕様です。
実際に寝てみた感想としても、蒸れや暑さに大きなストレスはありませんでした。
6. 耐久性は?
評価は「星4.0」。
ウレタンマットレスは「密度」と「復元率」で耐久性がわかります。
快眠タイムズ マットレス3.0の密度と復元率は以下のとおりです。
密度 | 復元率 |
---|---|
45D(1層目) 32D(2・3層目) |
98% |
以上の仕様は7~8年ほどの使用に耐えられるレベルとお考えください。
7. 素材の品質は?
評価は「星4.0」。
ウルトラハイスペックな仕様というわけではありませんが、歪みやゾーニングのズレなどもなく、非常にきれいな形状でした。安心して使えると思います。
8. 衛生面は?
評価は「星4.0」。
カバーに抗菌防臭と防ダニ加工が施されています。さらに、カバーは洗濯可能なので、衛生的な状態を保ちやすい仕様と言えるでしょう。

9. 価格は?
評価は「星2.90」。
シングルサイズで55,000円という価格は、マットレス市場全体から考えると「標準的なレベル」です。
とはいえ、この寝心地と仕様、さらに100日トライアル付きという条件を考えると、コストパフォーマンスはかなり良いと思います。
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似ている商品との比較
快眠タイムズ マットレス3.0と同様の「多層構造のウレタンマットレス」「長期トライアル付き」という条件で、なるべく近い商品と比較します。
商品 | ①快眠タイムズ マットレス3.0 | ②コアラマットレスプラスPLUS | ③LIMNE(リムネ) |
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厚さ | 20cm | 25cm | 22cm |
硬さ | 60N(1層目) 140N(2層目) 260N(3層目) |
80N(トッパー) 100N(トッパー) 110N(中間層) 160N(ボトム) |
25N(1層目) 120N(2層目) 140N(3層目) |
重量 | 約15kg | 約19.48kg | 約12kg |
密度 | 45D(1層目) 32D(2-3層目) |
50D(トッパー) 30D(ボトム) |
26~27D (推定・平均) |
復元率 | 98% | 99% | 94% |
サイズ | S~K | S~K | S~Q |
保証期間 | 5年 | 10年 | |
トライアル | 100日 | 120日 | 120日 |
価格 (Sサイズ) |
55,000円 | 99,000円 | 79,900円 |
リンク | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
比較商品② コアラマットレスプラスPLUS
2015年にオーストラリアで創業した「コアラ®」の新しいスタンダードマットレス。人気モデル「コアラマットレス KORE」をさらに寝心地と機能性を高めたモデルです。
従来の硬さ調節機能に加え、リバーシブルカバー(夏・冬)、中間層の追加(寝心地アップ)、取っ手が付き、リニューアルしました。なお、120日のお試し期間が付いています。
コアラ®といえば「トライアル付きマットレス」の火付け役で、トライアルの条件もシンプルで、気軽に試せることもメリットです。

快眠タイムズ マットレス3.0よりも、仰向けの寝心地が良い感じです。また、高密度フォームの量が多いため、よりモッチリとした感触を味わえます。
快眠タイムズ マットレス 3.0のメリット | コアラマットレス プラスのメリット |
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比較商品③ LIMNE the MATTRESS(リムネ)
③は2019年創業の日本の寝具ブランド「LIMNE(リムネ)」のオリジナルマットレス。表層にかなりソフトなウレタンを使用し、「ふんわりふかふか」な寝心地です。

トライアルや保証の条件も良く、価格も抑えられていますが、復元率・密度の仕様が悪く、耐久性の低さが最大のデメリットです。
快眠タイムズ マットレス 3.0のメリット | リムネのメリット |
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コストパフォーマンスの高さで選ぶなら快眠タイムズ マットレス3.0がおすすめです。
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快眠タイムズ マットレス3.0はどこで買うのがお得?
快眠タイムズ マットレス3.0は公式サイトのみ購入が可能です。
Amazonや楽天などの大型モールに出店しないことで、なるべく低価格に抑えようという意図があるのだと思います(モールへ出店すると利用料などが発生するため)。
よく知らないサイトでお買い物するのは少し抵抗がある人もいるかもしれませんが、快眠タイムズはサービスに関しても高評価のコメントが寄せられていて、さらに運営しているのが日本企業(株式会社篠原化学)のため、安心感があります。
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まとめ
快眠タイムズ マットレス 3.0をご紹介しました。
従来モデルもバランスの良さが素晴らしかったですが、今回のリニューアルにおいて、より幅広い人に合いやすく進化したように感じました。
個人的には従来モデル(低反発+高反発)の寝心地は大好きでしたが、やはり低反発による独特のフィット感が合わない人もいると思います。
新モデルの3.0では、低反発層を思い切ってなくし、純粋な高反発ウレタンマットレスとして生まれ変わっています。
硬さも少し硬くなり、万人受けしそうな寝心地になったと思います。
さらに新モデルからはトライアルの条件がやさしくなりました。100日試せて、手数料も無料(一部地域対象外)です。
この条件と寝心地が5万円台から買えるのは満足度が高いと言えるでしょう。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。