エマ・スリープのまくらを徹底解説(体験レビュー)

エマ・マットレスと一緒に買いたい!

この記事ではエマ・スリープのオリジナル枕「エマ・ピロー」と「エマ・ピロー プレミアム」についてご紹介します。

なお、今回はメーカーさんから体験レビュー用に商品をご提供いただきました。> PRポリシーについて

実際の体験・検証・調査を踏まえて、良いところだけでなく、悪いと思ったところも素直に書いているので、ご参考いただけますと幸いです。

こんな環境で作っています

体験・検証用の撮影スタジオ当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。一般的な家の雰囲気と異なるのはそのためです。

この記事を書いた人

管理人の椚大輔椚 大輔(ベッド・マットレス専門家)
ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、レビューしたベッド&マットレスは100商品を超える。2020年に株式会社悠デザインを設立し、ベッド関連に特化したサービスを展開。ベッド・マットレスの専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、楽天市場「マットレスの選び方」などの出演・監修も行う。

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メーカーの「エマ・スリープ」とは?

エマ・スリープ

「エマ・スリープ」はドイツの寝具メーカー。2015年に創業し、今では世界中で600万人のユーザーが愛用しています。

基幹商品のエマ・マットレスは、2020年から日本で販売開始しました。

エマ・マットレスは世界各国で数々の賞を受賞し、その寝心地とコストパフォーマンスの良さに高い評価を得ています。

専門家専門家

エマ・スリープのマットレスは以下の記事で詳しくご紹介しています。

エマ・ピローの基本情報

エマ・ピロー

エマ・スリープのまくらシリーズは以下の2つがあります。

モデルエマ・ピローエマ・ピロー プレミアム
画像エマ・ピローエマ・ピロー プレミアム
サイズ幅:63 cm
長さ:43 cm
厚み: 12 cm
反発性低反発
高さ調節3段階
通気構造ジェルグラファイト
温度調節×
保証3年5年
無料お試し100日
価格14,000円28,800円
リンク公式サイト公式サイト

エマ・ピローとプレミアムの違いは?

プレミアム

それぞれ、3つのウレタンフォームを内蔵していることが特徴ですが、最大の違いは、メインのウレタンフォームが、ジェルメモリーフォームか、Diamond Degreeフォームかの違いです。(両方とも低反発タイプです)

モデルエマ・ピロープレミアム
画像ジェルメモリーフォームDiamond Degreeフォーム
ウレタン
(メイン)
ジェルメモリーフォームDiamond Degreeフォーム
温度調節×

上の表のとおり、要するに温度調節機能のあり・なしが大きな違いです。

また、若干ながらプレミアム(Diamond Degreeフォーム)の方が、フィット感が高いため、寝心地も多少変わります。

とはいえ、寝心地はかなり微妙な差です。

価格差は、

  • エマ・ピロー:14,000円
  • プレミアム:28,800円

なので、Diamond Degreeフォームによる温度調節機能を2倍の価格で手に入れたいかが焦点でしょう。

なお、プレミアムには、ジェルメモリーフォームも搭載されています。

プレミアムの構造
プレミアムの構造(上からDiamond Degreeフォーム、HRXフォーム、ジェルメモリーフォーム)

個人的には、エマ・ピローでも十分に満足いく寝心地だと感じましたが、睡眠中の蒸れ(暑さ)に敏感な人は、ぜひプレミアムをご検討いただくのが良いかと思いました。

専門家専門家

以下より、①エマ・ピロー②プレミアムの順番で体験した内容をレビューします。

【体験レビュー】①エマ・ピローを実際に試してみた

お届け時にはコンパクトに届きます。

お届け時の様子

箱はこちら。

ピローの箱

マットレスと同じでロール状に巻かれて入っています。

箱を開ける

マットレスほどきつい圧縮ではありません。

ピロー

ハサミを入れるとゆっくりと復元されます。

ピローの開封

開封して1分後の様子はこちら。

ピローの外観(復元状態)

もう完全な形に復元されています(早いです)。

ファスナーを開けて中身が取り出せます。

ピローの中身を取り出す

エマ・ピローの中身はこちら。

ピローのパーツ

上の2枚が低反発フォーム(青色はゲル入り)で、下の1枚が中間に挟むソフトウレタンフォームです。

低反発ゲルフォーム低反発フォームソフトウレタン
低反発ゲルフォーム低反発フォームソフトウレタン
ウレタンフォームのカバーは脱着不可
※ウレタンフォームのカバーは脱着不可です(検証のためにハサミで切って中身を取り出しています)

この3枚で高さ調節できる点がエマ・ピローの大きな特徴です。

エマ公式によると、「寝姿勢によるおすすめの高さ」が紹介されています。以下の通りです。

横向き寝仰向き寝うつぶせ寝
横向き寝用仰向き寝用うつぶせ寝用
3枚すべて2枚(低反発ゲル×1、ソフトウレタン×1)1枚(低反発ゲル×1)

なお、低反発フォームは2枚(青色・クリーム色)ありますが、ジェル入りの青いフォームを上層に配置します。

青色ウレタンフォームの拡大(濃い青がジェル素材)
青色ウレタンフォームの拡大(濃い青がジェル素材)

ジェルには熱を吸収する性能があるため、上層に配置することで睡眠時の蒸れを軽減できるからです。

それぞれの高さをレビューします。

まずは横向き寝用の一番高いパターン(3枚)。

横向き寝用

横向き寝は頭の位置が高くなるため、枕が高い方が寝姿勢が整いやすいです。

実際寝てみたところ、最初は「少しだけ高すぎるかな?」と思いましたが、低反発ならではの沈み込みとフィット感によって、次第にストレスを感じなくなりました。

続いて、1枚抜いて仰向き寝用を試します。

硬さ調節(横向き寝用→仰向き寝用)

こちらが仰向き寝のパターン(2枚)。

仰向き寝用

個人的にはこの2枚パターンが一番しっくりきました。

仰向き寝でも快適ですが、横向きになってもストレスを感じにくかったです。

睡眠中は基本的に仰向きと横向きを繰り返すので、両方の寝姿勢にストレスがないというのは良い枕の条件のひとつと言えるでしょう。

最後に、もう1枚抜いて仰向き寝用を試します。

硬さ調節(仰向き寝用→うつぶせ寝用)

こちらがうつぶせ寝のパターン(1枚)。

うつぶせ寝用

たしかにうつぶせでストレスを感じにくい低さになっています。

うつぶせで寝る人にはおすすめですが、横向きの寝姿勢にはかなり低すぎるため、総合的なバランス感としては微妙かもしれません。

ただし、低めの枕はやわらかいマットレスに合いやすいです。

なお、カバー生地はエマ・マットレスと同じものが使われています。

ピローカバーの生地

ポリウレタン入りのポリエステルなので伸縮性も高めです。

ピローカバーの伸縮性

カバーのみ洗濯可能です。

ピローカバーの洗濯表示

エマ・ピローはこちら

【体験レビュー】②エマ・ピロー プレミアムを実際に試してみた

※①エマ・ピローと流れや特徴が似ているので、文章が重複している箇所が多い点はご了承ください

お届け時にはコンパクトに届きます。

お届け時の様子(プレミアム)

箱はこちら。

プレミアムの箱

マットレスと同じでロール状に巻かれて入っています。

箱を開ける

マットレスほどきつい圧縮ではありません。

ビニールを切る(プレミアム)

ハサミを入れるとゆっくりと復元されます。

ピローの開封(プレミアム)

開封して1分後の様子はこちら。

プレミアムの外観(復元状態)

もう完全な形に復元されています(早いです)。

ファスナーを開けて中身が取り出せます。

ピローの中身を取り出す(プレミアム)

エマ・ピロー プレミアムの中身はこちら。

プレミアムのパーツ

上の2枚が低反発フォーム(グレーはDiamond Degree、青色はジェル)で、下の1枚が中間に挟むソフトウレタンフォームです。

Diamond Degree フォームジェルメモリーフォームソフトウレタン
Diamond Degree フォームジェルメモリーフォームソフトウレタン
ウレタンフォームのカバーは脱着不可
※ウレタンフォームのカバーは脱着不可です(検証のためにハサミで切って中身を取り出しています)

この3枚で高さ調節できる点が大きな特徴です。

エマ公式によると、「寝姿勢によるおすすめの高さ」が紹介されています。以下の通りです。

横向き寝仰向き寝うつぶせ寝
横向き寝仰向き寝うつぶせ寝
3枚すべて2枚(Diamond Degree フォーム×1、ソフトウレタン×1)1枚(Diamond Degree フォーム×1)

なお、低反発フォームは2枚(Diamond Degreeフォームとジェルメモリーフォーム)ありますが、プレミアムでは、Diamond Degreeフォームを上層に配置するのが基本です。

Diamond Degree フォーム
Diamond Degree フォーム(グラファイト入りの放熱性が高い素材)

それぞれの高さをレビューします。

まずは横向き寝用の一番高いパターン(3枚)。

横向き寝

横向き寝は頭の位置が高くなるため、枕が高い方が寝姿勢が整いやすいです。

実際寝てみたところ、最初は「少しだけ高すぎるかな?」と思いましたが、低反発ならではの沈み込みとフィット感によって、次第にストレスを感じなくなりました。

続いて、1枚抜いて仰向き寝用を試します。

硬さ調節(横向き寝用→仰向き寝用)※プレミアム

こちらが仰向き寝のパターン(2枚)。

仰向き寝用

個人的にはこの2枚パターンが一番しっくりきました。

仰向き寝でも快適ですが、横向きになってもストレスを感じにくかったです。

睡眠中は基本的に仰向きと横向きを繰り返すので、両方の寝姿勢にストレスがないというのは良い枕の条件のひとつと言えるでしょう。

最後に、もう1枚抜いて仰向き寝用を試します。

硬さ調節(仰向き寝用→うつぶせ寝用)※プレミアム

こちらがうつぶせ寝のパターン(1枚)。

うつぶせ寝

たしかにうつぶせでストレスを感じにくい低さになっています。

うつぶせで寝る人にはおすすめですが、横向きの寝姿勢にはかなり低すぎるため、総合的なバランス感としては微妙かもしれません。

ただし、低めの枕はやわらかいマットレスに合いやすいです。

生地は、エマ・マットレス プレミアムと似たようなものが使われています。

生地(プレミアム)

ポリウレタン入りのポリエステルなので伸縮性も高めです。

プレミアムピローカバーの伸縮性

なお、カバーのロゴ裏には、「Mideium」と「Soft」が両面に書かれたタグがあります。

Midiumのタグ

※Mediumのタグを裏返すと「Soft」と表示されています。

Softのタグ

要するに、Diamond Degreeフォームの方が硬め(Medium)で、ジェルメモリーフォームの方がやわらかめ(Soft)ということです。

ですが、そこまでハッキリとした硬さの差は感じられません。お好みで選択いただければと思います。

プレミアムはこちら

Diamond Degreeの効果は?ジェルメモリーフォームとの違い

Diamond Degree フォームとジェルメモリーフォーム

プレミアムの最大の特徴であるDiamond Degreeは、グラファイト(石墨)による熱伝導によって、蒸れが少ないことがメリットです。

ただし、ジェルメモリーフォームの「ジェル」自体も熱吸収性がある素材のため、実際の蒸れにくさの差は大きくないと感じました。

よって、個人的にはエマ・ピロー(ジェルメモリーフォーム)でも十分満足できたので、コスパの良さで考えるとエマ・ピローを選ぶと思います。

ただし、エマ公式によると、プレミアム(Diamond Degreeフォーム)は温度調節機能もあるようなので、年中通して快適な睡眠が実現しやすいという点は大きな魅力です。(温度調節機能の仕組みは確認中です)

まとめ

エマ・ピローの使用イメージ

いかかでしたか。

エマ・スリープのオリジナルまくら「エマ・ピロー」と「エマ・ピロー プレミアム」をご紹介しました。

どちらも寝心地が良く、品質も良いものだと思いました。

特にエマ・スリープのマットレスを使う人は、ぜひ合わせて使いたいまくらです。

基本的にマットレスとまくらは同じメーカーでそろえた方が無難です。

というのも、そのメーカーが理想と考える「最良の組み合わせ」が実現できるからです。

エマ・スリープでは、まくらを含むすべての商品に100日の無料お試し期間があり、体に合わなかったら返品できるので、ぜひ気軽に試してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

エマ・公式はこちら