この記事では、コアラピロー(全4種)の選び方をご紹介します。
実際に体験し、検証した内容をもとに、率直な感想をまとめました。ぜひご参考にしてくださいね。
椚 大輔(くぬぎ だいすけ) ベッド・マットレス専門家。ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、100商品以上のレビューを続ける。専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、楽天市場「マットレスの選び方」などの出演・監修も行う。> プロフィールはこちら
当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。
目次
メーカーの「コアラ®」とは

コアラ®は2015年にオーストラリアで創業した寝具メーカーです。代表商品のコアラマットレスは、販売開始後あっという間にオーストラリアのマットレス市場において最高評価を得るまでに成長し、2017年10月に日本市場へ参入しました。
コアラピローシリーズ(全4種)の基本情報

| モデル | コアラピロー | コアラリフレッシュピロー | コアラふんわりピロー | コアラピロー 2nd Gen |
|---|---|---|---|---|
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| 発売年 | 2020年 | 2022年 | 2022年 | 2025年 |
| 主な芯材 | 低反発フォーム | 低反発フォーム | シリコン綿 | 低反発フォーム |
| 大きさ | 63x39x11cm | 63x41x11cm | 63x41x15cm | 60x39x11cm |
| 硬さ | やや硬め | ふつう | ソフト | やや硬め・硬め |
| 冷却素材 | ゲル | ゲル+PCMマイクロカプセル | ゲル | PolarBands™+COOLTHREAD™ |
| 2Wayカバー | × | × | 〇 | 〇 |
| カバー洗濯 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
| 硬さ調節 | × | × | 〇 | 〇 |
| 温度調節 | × | 〇 | × | × |
| 価格 | 12,500円 | 16,000円 | 12,500円 | 16,000円 |
| リンク | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
これまでの流れ
オーストラリア本国のピローを日本市場向けにアレンジ(ローカライズ)するかたちで、2020年9月にコアラピロー(初代)が発売されました。

コアラピロー(初代)
コアラピローは芯材に通気孔がある低反発ウレタンフォームを採用していることが特徴です。
続いて、2022年5月、コアラピロー(初代)をベースに、温度調節機能を強化(PCMマイクロカプセルを搭載)したリフレッシュピローが発売されました。

リフレッシュピロー
そして、リフレッシュピローと同時に、コアラ®では初となる「綿(わた)」を使ったソフトタイプのふんわりピローも発売しました。

ふんわりピロー(シリコン綿を内蔵)
続いて、2025年11月にリフレッシュピローをベースに、硬さ調節機能と冷却機能を強化したコアラピロー 2nd Genが発売されました。※「Gen」は「Generation(世代)」の略

コアラピロー(2nd Gen)
| コアラピロー系統 (低反発ウレタン) |
コアラピロー | リフレッシュピロー | コアラピロー 2nd Gen |
|---|---|---|---|
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| 発売年 | 2020年 | 2022年 | 2025年 |
| ふんわりピロー系統 (シリコン綿) |
ふんわりピロー | - | - |
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| 発売年 | 2022年 |
コアラピローシリーズの全体的な特徴
1. 120日トライアル付き

コアラ®では基本的にすべてのアイテムに120日のトライアル期間があり、ピローも対象です。「枕難民」という言葉もあるくらい、枕選びは難しいので、しっかり試せることは大きなメリットですね。
2. 冷却機能(蒸れにくい)

コアラピローの大きなコンセプトのひとつは「冷却性」です。各モデルで何かしらの冷却素材が使われていて、蒸れにくさを重視して作られています。
3. 低反発ウレタンフォーム

芯材は基本的に低反発ウレタンフォームを使用しています。※ふんわりピローのみシリコン綿を使用しています。
低反発ウレタンフォームは、もっちりとしたフィット感が特徴で、安定感がある寝心地が得られます。
コアラピロー4モデルの特徴とおすすめの人は?
1. コアラピロー(初代)

冷却素材のジェル入りの低反発ウレタンフォームを芯材に使用したベーシックモデル。ピンホール加工(穴あけ加工)による通気孔もあるので、蒸れにくさを重視したコンセプトです。
「やや硬め」で適度なフィット感があるオーソドックスな寝心地が好きな人におすすめです。なお、オリジナルコアラマットレスと同時期に発売されたことから、オリジナルコアラマットレスに最も合いやすい寝心地とも言えます。
| こんな人におすすめ |
|---|
|
| こんな人には合わない |
|
| 芯材 | 低反発ウレタンフォーム |
|---|---|
| カバー | 62% ポリエステル、38% テンセル™リヨセル |
| 大きさ | 約 63 x 39 x 11cm |
| 冷却機能 | ゲル粒子 |
| 価格 | 12,500円 |
2. コアラリフレッシュピロー

コアラピロー(初代)の芯材をベースに、温度調節素材のPCMマイクロカプセルを塗布したモデル。表面のゲル粒子の質感もより冷感性が高まっている印象で、かなりひんやりした寝心地です。なお、裏面はゲルやPCMの塗布がないので、お好みで調節できることもメリットです。
また、コアラピロー(初代)よりもフィット感が高く、ややソフトな寝心地に仕上がっています。カバーがソフトメッシュ生地で通気性を追求した仕様ですが、薄いためカバーの耐久性は低めなことは懸念点です。良い意味でスタンダードな寝心地で、幅広い寝姿勢とマットレスに合わせやすいと思います。
| こんな人におすすめ |
|---|
|
| こんな人には合わない |
|
| 芯材 | 低反発ウレタンフォーム |
|---|---|
| カバー | 63% 再生繊維(リヨセル)、37% ポリエステル |
| 大きさ | 約 63 x 41 x 11cm |
| 冷却機能 | ゲル粒子、PCMマイクロカプセル |
| 価格 | 16,000円 |
3. コアラふんわりピロー

コアラ®で唯一の綿(わた)仕様のピロー。使用しているのは「シリコン綿」で、羽毛のようなふんわり感と弾力の強さが共存した寝心地が特徴です。まさにふんわりとソフトな寝心地が好きな人におすすめです。
他のコアラピローと寝心地の方向性が大きく異なるので、他のモデル(初代・リフレッシュ・2nd Gen)が合わなかった人も試してみるといいと思います。ただし、芯材のシリコン綿は他モデルの低反発ウレタンフォームより耐久性は低めです。
| こんな人におすすめ |
|---|
|
| こんな人には合わない |
|
| 芯材 | シリコン綿 |
|---|---|
| カバー | 62% ポリエステル、38% 再生繊維(リヨセル) |
| 大きさ | 約 63 x 41 x 15cm |
| 冷却機能 | ゲル粒子 |
| 価格 | 12,500円 |
4. コアラピロー 2nd Gen

コアラピロー(初代)をベースに、芯材にPolarBands™という冷却ベルトを内蔵したモデル。初代に比べて6時間後の表面温度で3.41℃低下できる冷却性能が特徴です。PolarBands™が入っているせいか、初代やリフレッシュピローよりも少し硬めの寝心地に感じました。
また、カバーのファスナーの開閉で硬さを調節できる画期的なアイデアも面白いポイントです。カバーは2Way(夏面・冬面)仕様なので、裏返すだけで寝心地が変えられ、特にコアラマットレス プラスPLUSとの相性が良いと思います。
| こんな人におすすめ |
|---|
|
| こんな人には合わない |
|
| 芯材 | 低反発ウレタンフォーム |
|---|---|
| カバー | 夏用クール面:ポリエステル 100% 冬用ウォーム面:再生ポリエステル 52%、オーガニックコットン 35%、ポリエステル 13% |
| 大きさ | 約 63 x 39 x 11cm |
| 冷却機能 | PolarBands™、COOLTHREAD™ファブリック(夏面カバー) |
| 価格 | 16,000円 |
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【全4種】コアラピローシリーズの比較
それぞれの違いをまとめると以下のとおりです。
| モデル | コアラピロー | コアラリフレッシュピロー | コアラふんわりピロー | コアラピロー 2nd Gen |
|---|---|---|---|---|
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| 主な芯材 | 低反発フォーム | 低反発フォーム | シリコン綿 | 低反発フォーム |
| 大きさ | 63x39x11cm | 63x41x11cm | 63x41x15cm | 60x39x11cm |
| 硬さ | やや硬め | ふつう | ソフト | やや硬め・硬め |
| 冷却素材 | ゲル | ゲル+PCMマイクロカプセル | ゲル | PolarBands™+COOLTHREAD™ |
| 2Wayカバー | × | × | 〇 | 〇 |
| カバー洗濯 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
| 硬さ調節 | × | × | 〇 | 〇 |
| 温度調節 | × | 〇 | × | × |
| 価格 | 12,500円 | 16,000円 | 12,500円 | 16,000円 |
| リンク | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
以下より、特に重要な「価格」「硬さ」「大きさ」「冷却機能」「カバー」の違いをまとめます。
1. 価格

| モデル | コアラピロー | コアラリフレッシュピロー | コアラふんわりピロー | コアラピロー 2nd Gen |
|---|---|---|---|---|
| 画像 | ![]() |
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| 価格 | 12,500円 | 16,000円 | 12,500円 | 16,000円 |
リフレッシュピローと2nd Genが価格が高めです。これは使用している素材の品質や機能性の高さの違いによるものです。
2. 硬さ

| モデル | コアラピロー(初代) | コアラリフレッシュピロー | コアラふんわりピロー | コアラピロー 2nd Gen |
|---|---|---|---|---|
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| 硬さ | やや硬め | ふつう | ソフト | やや硬め・硬め |
硬めが好きなら初代・2nd Gen、やわらかめが好きならふんわりピローがおすすめです。迷ったら「ふつう」レベルのリフレッシュピローが良いと思います。
なお、2nd Genはカバーのファスナー開閉によって硬さの調節が可能ですが、基本的には硬めの寝心地で、それを微調節できるようなイメージです。
3. 大きさ

| モデル | コアラピロー | コアラリフレッシュピロー | コアラふんわりピロー | コアラピロー 2nd Gen |
|---|---|---|---|---|
| 画像 | ![]() |
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| 大きさ(幅・側面・高さ) | 63x39x11cm | 63x41x11cm | 63x41x15cm | 60x39x11cm |
注目すべき数値を赤字にしました。
一番目立つ違いは、ふんわりピローのみ高さ15cmと他に比べて5cmほど高くなっています。高さがありますが、沈み込みも深めなので、その分ふんわり感じるイメージです。
4. 冷却(放熱)機能

| モデル | コアラピロー(初代) | コアラリフレッシュピロー | コアラふんわりピロー | コアラピロー 2nd Gen |
|---|---|---|---|---|
| 画像 | ![]() |
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| 冷却素材 | ゲル粒子 | ゲル粒子+PCMマイクロカプセル | ゲル粒子 | PolarBands™+COOLTHREAD™ |
それぞれの特徴は以下のとおりです。
| ゲル粒子 | PCMマイクロカプセル | PolarBands™+COOLTHREAD™ |
|---|---|---|
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| 放熱性がある素材 | 調温性がある素材 | 熱拡散性・冷却持続性が高い素材 |
| コアラピロー、リフレッシュピロー、ふんわりピロー | リフレッシュピロー | コアラピロー 2nd Gen |
以上のとおり、リフレッシュピローとコアラピロー 2nd Genが機能性が高いです。
なお、PCMマイクロカプセル(リフレッシュピロー)と、PolarBands™+COOLTHREAD™(コアラピロー 2nd Gen)に優劣はありません。
PCMマイクロカプセルはセットポイント(約32度)に戻そうとする素材なので、安定的な温度を維持しやすいことが特徴です。
一方、PolarBands™+COOLTHREAD™(コアラピロー 2nd Gen)は、PCM素材のような調温性はありませんが、優れた冷却性が特徴です。
5. カバー

| モデル | コアラピロー | コアラリフレッシュピロー | コアラふんわりピロー | コアラピロー 2nd Gen |
|---|---|---|---|---|
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| 2Wayカバー | × | × | 〇 (硬さ) |
〇 (夏・冬) |
| カバー洗濯 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
2Wayカバーを表裏にひっくりかえすことで、ふんわりピローは硬さ(ふんわり・しっかり)、コアラピロー 2nd Genは温度(夏・冬)が変わります。
なお、ふんわりピローのみカバーと本体の脱着ができないので、カバーの洗濯ができません。
まとめ

以上、コアラピローの特徴の違いと選び方のコツをご紹介しました。
コアラピローは全体的に通気性に配慮されていて、高温多湿で蒸れやすい日本の環境に適した仕様です。
その通気性(冷却・放熱機能)が、それぞれのモデルによってアプローチが異なることが、ひとつのポイントです。硬さも変わるため、自分の好みをよく検討しましょう。
何と言っても120日トライアルが付いているのが大きな魅力なので、気軽にいろいろ試してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。








