ローベッド向けマットレスの選び方を徹底解説
『ローベッドが気になっているけど、どんなマットレスを合わせたら良いのかな?』
といった悩みがある人のために、ローベッドに合わせるマットレスの選び方とおすすめ商品をご紹介します。ぜひご参考にしてくださいね。
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目次
ローベッドとは
ローベッドとは、字のごとく「高さが低いベッド」のことです。
一般的なベッドフレームは脚や引き出しが付いていたりしますが、ローベッドは脚などがないので、高さが低いです。
普通のベッド | ローベッド |
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ローベッドの選び方は以下の記事をご参考にしてください。
ローベッドにおすすめのマットレスの選び方
本題です。
では、ローベッドにおすすめのマットレス選びとは何か。大事なのは以下の6点です。
- 分厚いマットレスでもOK
- ただし、薄すぎるのはNG
- ヘッドボードの高さに注意
- セットのマットレスはミドルグレード以上
- セット以外のマットレスは「注意事項」を確認する
- フレームの種類によって通気性を考
1. 厚いマットレスでもOK
ローベッドは、一般的なベッドフレームに比べて高さが低いため、厚いマットレスを置いても圧迫感を感じません。
また、家具全般に言えることですが、高さが低いほど揺れにくく、安定感が生まれるので、耐荷重が許す範囲なら重いマットレスも置きやすいです。
逆に言うと、厚いマットレスを置きたい場合、ローベッドが最もおすすめできるベッドフレームの種類と言えるでしょう。
2. 薄すぎるのはNG
薄すぎるマットレスは荷重分散性が低いため、ベッドフレームの故障の原因に繋がります(これはローベッド以外のベッドフレームにも当てはまります)。
目安としては厚さ10cm以下、かつ、やわらかめのマットレスは要注意です。なぜなら、マットレスだけで体の沈み込みを支えきれないからです。別の言い方をすると「底付き」という現象が生まれます。
底付きとは「寝ていて床の存在感を感じること」ですが、底付きを感じている時点で、マットレスが荷重を分散しきれていません。
もし、薄いマットレスが良い場合は、厚さ10cm以上、かつ、硬めの高反発タイプであれば底付きの心配も少ないので、ご参考になさってください。
3. ヘッドボードの高さに注意
特に厚いマットレスを置く場合、ヘッドボードの高さに注意が必要です。
ヘッドボードの高さが低い場合、厚いマットレスを置いてしまうと、見た目がおかしくなる(ヘッドボードよりもマットレスの方が高くなってしまう)こともあります。
適切な厚さのマットレス | 厚すぎるマットレス |
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バランスが良い見た目 | ヘッドボードが隠れて見た目が△ |
見た目にもこだわりたい人は、ヘッドボードの高さとマットレスの厚さを購入前にシミュレーションしましょう。
また、低価格なローベッドでは、ヘッドボードの前板が空いていることが多く、薄いマットレスを置いてしまうとヘッドボードの前板に隙間ができてしまうこともあります。
よって、マットレスの厚さと前板の隙間の長さもしっかりと確認することがおすすめです。
4. セットのマットレスはミドルグレード以上がおすすめ
ベッドフレームとセット(同時購入)できるマットレスがある場合、セットのマットレスから選ぶのが無難です。なぜなら、ヘッドボードとの相性や、耐久性といった点で適切な組み合わせになっているからです。
もし、セットで複数のマットレスがある場合は、最安値を避けて、ミドルグレード以上を選ぶのがおすすめです。
なぜなら、最安値のマットレスは、寝心地ではなく価格訴求を目的に作られることが多いからです(要するに「○○円から!」というやつです)。
寝心地はマットレスで決まるので、マットレスこそケチらない方が良いです。
5. セット以外は「注意事項」を読もう(スプリングマットレス指定が多い)
とはいえ、マットレスセットがなかったり、セットのマットレスに納得いかない場合もあるでしょう。そうした場合は、まず販売ページなどにある「注意事項」を必ず確認してください。
上のような場合、『薄いマットレスや布団を使わないでね』という意味合いなので、例えば厚いウレタンマットレス(ノンスプリングマットレス)でも問題がない場合がほとんどです。
しかし、「スプリングマットレスの使用を前提に設計されています。」とハッキリ書かれていて、この注意事項を守らずに故障してしまうと保証の対象外になる可能性も高まります。
なお、ベッドフレームの多くは、スプリングマットレスの使用が前提です。
スプリングマットレスを推奨することが多い理由は「荷重分散性」です。バネを使ったスプリングマットレスは、荷重(体重)を分散する性能が一般的なウレタンマットレスや敷き布団よりも優れていて、フレームに衝撃や負担を与えにくいです。
ただし、フレーム自体の耐久性によっては、敷き布団や薄いマットレスでも使用が可能な場合もあるので、やはり販売ページの「注意事項」は事前にしっかりと読むべきです。
もし、記載がない場合は、販売店やメーカーに問い合わせてみましょう。
6. フレームの種類によって通気性を考慮しよう
ベッドフレームの通気性の良さとは、マットレスの湿気をいかに効率よく逃がすことができるかで決まります。
よって、床板はすのこのような「隙間が多い構造」が好ましいですし、ある程度「床との隙間」がある方が空気の流れはスムーズです。
すのこ床板 | パネル床板 |
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通気性が高い | 通気性が低い |
よって、すのこではなく、パネル(板)タイプの床板を使ったり、床との距離が近いローベッド(フロアベッド)などの場合は、除湿シートなどを敷くといった対策もご検討ください。
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マットレス選びのおすすめ記事
『マットレスの種類や構造などをもっと詳しく知りたい』
とお考えの人は、私の今までの経験・知識を総動員してまとめた「【専門家が選ぶ】本当におすすめのマットレスはコレ!予算別のNo.1&選び方をご紹介」を参考にしてくださいね。
ローベッドにおすすめのマットレス 3選
「寝心地が良い、少し厚め、スプリングコイルタイプ」という条件で、特にコストパフォーマンスが高いと評価したマットレスをご紹介します。
1. 源ベッド「咲夜レアルマットレス」
当サイト総合評価No.1マットレス
広島県の老舗ベッドメーカー「源ベッド(チヨダコーポレーション)」の新しいポケットコイルマットレスです。
一般的なポケットコイルよりも2巻きほど多い、8.5巻き(6.7インチ)のポケットコイルによって、なめらかなストロークにより、ふんわりしながらグッと押し返す力も感じられます。
100個以上のマットレスの細かな検証を行ってきた当サイトの中で、No.1の総合評価(星4以上は初)を付けた、自信をもっておすすめできる傑作モデルです。
メーカー | 源ベッド |
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サイズ | シングル~クイーン |
厚さ | 26cm |
硬さ | フィット、ジャスト、キープ(3種類) |
価格 (Sサイズ) | 44,990円 |
2. neruco「バリューポケットコイルマットレス」
1万円台のベストバイ
高密度仕様で豊かなクッション性が魅力のポケットコイルタイプ。マットレスの側面はすべてメッシュ構造になっているので通気性も抜群です。
どちらかというとソフトな寝心地で特に女性におすすめですが、男性の筆者も心地よく感じた逸品。この優れた寝心地でシングルサイズ1万円台は利益が取れているか心配になるほどのコストパフォーマンスの良さを感じました。
なお、このマットレスはnerucoのベッドフレームには基本的にセットで付けられます。※商品名が「厚さ20cmポケットコイルマットレス」となっている場合もあります
メーカー | neruco |
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サイズ | セミシングル~キング ※ショート丈・ロングあり |
厚さ | 20cm |
硬さ | ふつう |
価格 (Sサイズ) | 12,990円 |
3. NELLマットレス
本格仕様でお試し期間付き
NELLマットレスは、日本のベンチャー企業「株式会社Morght」が福岡県大川市にある老舗マットレス設計会社と共同開発したマットレスです。
シングルサイズあたり約1,200個のコイルを搭載した超高密度タイプのポケットコイルマットレスで、腰部分と端を強化したゾーニング仕様が特徴。寝返りのしやすさと端の落ち込みを軽減させる工夫を凝らしています。
120日間のお試し期間(返金・返品保証)があるので、ぜひ寝心地を体験してみてほしいです。
メーカー | NELL(Morght) |
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サイズ | シングル~キング ※キングは190cmの特殊サイズなのでご注意ください |
厚さ | 21cm |
硬さ | 高密度ポケットコイル |
価格 (Sサイズ) | 75,000円 |
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まとめ
いかがでしたか。
ローベッドにおすすめのマットレスと選び方をご紹介しました。
ローベッドは高さが低いので、厚いマットレスでも置きやすいです。よって、マットレスの選択肢が広いタイプのベッドフレームと言えるでしょう。
ただし、商品によっては『スプリングコイルの使用が前提』といった条件もあるため、販売ページの注意事項をしっかりと確認しましょう。
特に条件がなければ、好きなマットレスを選んで大丈夫ですが、見栄えを気にする人は、ヘッドボードの高さとマットレスの厚さのバランスにも気をつけてください。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。