これこそ、高反発マットレスの原点
この記事ではマニフレックスの「モデル246」をご紹介します。
なお、今回はメーカーさんから体験レビュー用に商品をご提供いただきました。> PRポリシーについて
実際の体験・検証・調査を踏まえて、良いところだけでなく、悪いと思ったところも素直に書いているので、ご参考いただけますと幸いです。
当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。一般的な家の雰囲気と異なるのはそのためです。
この記事を書いた人
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目次
メーカーの「マニフレックス」とは
マニフレックスは、1962年にイタリアで創業したマットレスメーカー。
製品はすべてイタリア製で、イタリアの工場で1日あたり15,000台を生産、約100カ国に輸出している世界最大の寝具ブランドです。
創業者はジュリアーノ・マニさんという方で、ジロ・デ・イタリアでも大活躍の伝説的なサイクリストでした。
競技生活を送る中で、睡眠の重要性を感じ、引退後、理想の寝具を作るため「マニフレックス」を立ち上げたそうです。
この記事でご紹介するモデル246の「246」とは、東京本社・表参道ショールームが国道246線沿いに位置することから、名付けられました。
モデル246の基本情報
メーカー | マニフレックス |
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サイズ | セミシングル~クイーン |
クッション材 | エリオセル®(高反発フォーム) |
硬さ | 硬め |
価格(シングル) | 50,600円 |
保証期間 | 12年 |
【まず結論】モデル246の評価は?
当記事では以下のような項目をチェックし、商品を評価しております。
- 寝姿勢による寝心地は?(仰向き・横向き)
- 寝返りのしやすさは?
- 通気性が良いか?(ムレを感じないか)
- クッション材の品質はどうか?
- 詰め物の質感・ボリュームはどうか?
- バネあたりや底付きがないか?
- 価格相応の寝心地と言えるか?(総合評価)
体験を通じ本商品を以下のように評価しました。
▼ モデル246の評価 | |
---|---|
総合評価 | 3.72 |
仰向き寝 | 4.0 |
横向き寝 | 3.0 |
端の沈み込み | 3.5 |
通気性 | 4.0 |
寝返り | 4.0 |
底付きのなさ | 4.0 |
素材の品質 | 5.0 |
耐久性 | 4.5 |
衛生面 | 4.0 |
取り扱いやすさ | 4.0 |
価格 | 3.00 |
※目安は「3.50」以上が高評価です
【総評】シンプルで潔い、まさにベーシックモデル
モデル246は、2005年6月から日本で発売され、今でも売れ続けているロングセラーマットレスです。
生地などのリニューアルはありましたが、「マニフレックスのベーシックモデル」というコンセプトは変わらず、多くの人に愛され、リピート購入も多い人気モデルです。
ちなみに、日本で初めて「高反発マットレス」という言葉を使ったのはマニフレックスです。
つまり、モデル246はすべての高反発マットレスの原点とも言える存在です。
芯材はマニフレックスの代表的な高反発フォーム「エリオセル®」を100%使用。
詰め物もごくわずかなため、マニフレックスの中で「エリオセル®ならではの寝心地」が最も感じられるモデルと言えます。
ただし、正直、モデル246は一瞬で感動するような寝心地ではないです。人によっては「味気なさ」を感じることもあるでしょう。
しかし、使っていくうちに体に馴染み、シンプルで飽きの来ない寝心地を提供してくれます。まさに地に足がついた「日常のパートナー」としてふさわしいマットレスだと思います。
また、耐久性も高く、しっかりした硬さとクッション性もあるので、ベースマットレスとしても適していて、お好みのマットレストッパーなどと組み合わせても使いやすいです。
さらにシングルサイズで約5万円というお手頃価格も魅力です。
『硬めでしっかりしたマットレスが欲しい(そして価格も抑えたい)』と言う人に特におすすめの商品です!
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モデル246の特徴・メリットは?
1. 水で発泡する高反発フォーム「エリオセル®」
マニフレックスのマットレスは芯材に「エリオセル®」という特許素材の高反発フォームを使用しています。
一般的な高反発フォーム(ウレタンフォーム)は、発泡時にフロンガスを使用しますが、エリオセル®は水で発泡することが大きな違いです。
環境保護の点でフロンガスは使用制限があるため、あまりたくさん使えませんが、水は使用制限がないため、たくさん発泡できます。
結果的にエリオセル®は、一般的なウレタンフォームよりも耐久性が高く、強力な反発力がある素材に出来上がるため、長期間使っても、しっかりと体を支え続けてくれます。
エリオセル®は反発力が強いため、深く沈み込み過ぎず、寝姿勢保持性が良い(背骨の自然なカーブを維持しやすい)ことが特徴です。
2. 世界的な安全性基準「エコテックス®スタンダード100」認証
モデル246(およびすべてのマニフレックス製品)はエコテックス®スタンダード100の認証を受けています。
エコテックス®スタンダード100は、主に繊維製品を対象とした世界最高水準の安全性の証明で、350以上の有害化学物質を対象とした厳しい試験にクリアした製品に与えられます。
カバーのみエコテックス®認証があるマットレスは多いです。
しかし、マニフレックスのようにマットレス全体(カバー+芯材)で認証している例は少なく、「特に安全性が高いマットレス」とお考え下さい。
3. 「軽量」で取り扱いやすい
モデル246の重量はシングルサイズで約11kgです。
これは、ベッドマットレスの中ではかなり軽いタイプなので、力の弱い人でも移動やシーツメイキングなどが簡単に行いやすいです。
なお、モデル246は、マニフレックスの全ベッドマットレスの中で最も軽いです。
モデル246が軽量な理由は、芯材にスプリングコイル(金属)などを使用せず、かつ、分厚過ぎないからです。
4. 有名・老舗ブランドなのに「価格が安い」
マニフレックスといえば、世界最大級の寝具ブランドです。
一般的な海外老舗マットレスブランドのベーシックモデルの価格は10万円以上しますが、モデル246はシングルサイズで約5万円と、他ブランドのおよそ半額ほどの価格で買えます。
なぜ、低価格の理由は、スケールメリットはもちろん、真空ロールパッケージ(圧縮梱包)でお届けできることも関係します。
基本的に老舗ブランドのマットレス(特にスプリングコイル)は、お届け時にそのままの形(非圧縮梱包)で届きます。
圧縮梱包 | 非圧縮梱包 |
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非圧縮(右)の場合、開封直後から完全な形で使えるというメリットはありますが、保管費や運送費などが商品価格に上乗せされ、コストパフォーマンスを発揮しづらいというデメリットがあります。
要するに、モデル246の安さの秘密は、圧縮梱包による輸送費・保管費・配送費などのコストのかかりにくさがポイントなのです。
なお、真空ロールパッケージ(圧縮梱包)を世界初で開発したのもマニフレックスです。※1986年世界特許取得
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モデル246のデメリット・注意点
1. 幅が少し大きい(シングルサイズのみ)
マニフレックスのベッドマットレス全体の特徴ですが、シングルサイズが横幅100cmという規格のため、一般的なベッドフレーム(床板幅が97cm)に乗せると3cmほどはみ出すのでご注意ください。
とはいえ、フレームの中央にマットレスを乗せた場合、両端で約1.5cmずつのオーバーサイズになるだけなので、あまり気にしなくても良いと思います。
なお、シングル以外のサイズ(セミダブルやダブルなど)の幅は、一般的なベッドフレームの規格と同じです。
2. いわゆる「高弾性(高反発)」ではない
JIS規定による高反発ウレタンフォームの定義は「反発弾性率50%以上」ですが、当サイトでエリオセル®を測定したところ反発弾性率は40%程度でした。
あくまで当サイト独自の測定なので参考値ですが、実際の感触としても高弾性(高反発)ならではの「勢いよく跳ね返るような反発性」は感じられませんでした。
しかし、エリオセル®は一般的なウレタンフォームと製法が異なるため、その特性も変わります。
以前、マニフレックスさんに取材した際に、エリオセル®は「戻るスピードの速さ」ではなく、「戻る力の強さ」が特徴と聞きました。
よって、エリオセル®は体が沈み込み過ぎることがないため、寝姿勢保持性が良いのです。
エリオセル®は瞬間的な反発力は少ないですが、沈み込んだ後にグーっと押し返す力が強いとお考え下さい。
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【体験レビュー】モデル246を実際に試してみた
実際のお届け時の様子や具体的な使用感をレビューします。
開梱・設置
こちらはシングルです。
紙パッケージで届くので、ハサミを使って切っていきます。
なお、取扱説明書は紙パッケージに付いているで、捨てないようにご注意ください。
マットレス本体はロール状に圧縮されています。
コンパクトに圧縮されているので、搬入経路が狭い家でも安心です。
マットレス本体のビニールにハサミを入れて開封していきます。
開封の様子は以下の動画をご参考ください。(音声なし・4倍速)
上の動画のとおり、ビニールにハサミを入れると膨張が始まり、元の形への復元していきます。
外観のチェック
開封直後は歪みが大きめです。
取扱説明書によると「1~2時間かけてゆっくり復元いたします」ということでしたので、2日経過した状態を比較したアニメーションを作りました。
このとおり、歪みが落ち着き、本来のボリュームが完全に復元されます。
厚さはこのくらい。
公表値どおり約16cmの厚さが確認できました。
続いてカバーをご紹介します。
側生地は、伸縮性が高い「ニット生地」(ポリエステル80%・綿20%)です。
生地の伸縮性が高いほど、フィット感や寝返りサポート性が高まります。
生地のアップはこんな感じです。
側面には通気孔がありました。(計4つ)
マットレス内部に溜まった湿気などをスムーズに換気できる仕組みです。
フット面にマニフレックスのロゴ(タグ)があります。
モデル246は、裏でも寝られる「両面仕様」です。
表面 | 裏面 |
---|---|
両面仕様のマットレスは、表裏のローテーションができるので、寝心地が長持ちしやすいです。
内部構造
内部構造をチェックするために、一部解体してみます。
ピンク色の芯材がエリオセル®です。
強い反発力によって、寝姿勢が崩れにくい優秀な素材です。
カバーの詰め物の様子はこちらです。
モデル246の断面構造は以下のとおりです。
- ニット生地
- エリオセル® (1cm)※詰め物
- コットン
- 不織布
- エリオセル®(14cm) ※芯材
- 不織布
- コットン
- エリオセル® (1cm)※詰め物
- ニット生地
ニット生地の下には、1cmのエリオセル®が詰め物として入っています。
詰め物内に1cmのエリオセル®を入れることで、カバーが荷重に応じて変化しやすくなり、体へのフィット感を高まる効果があります。
エリオセル®の下には、綿(おそらく天然コットン)が入っていました。
コットンは吸水性と通気性の高さが特長なので、マットレス全体の蒸れにくさをサポートしています。
カバーは表裏、同じ仕様(エリオセル®1cm+コットン)です。
裏面にもしっかりとした詰め物があることで、底付きを感じにくくなっています。
芯材のエリオセル®は14cmほどの厚さです。
エリオセル®の復元状態もきれいで、安心です。※欠けがあるのはカバーと接着していた部分だからです
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【詳細解説】マニフレックス「モデル246」の評価について
この記事の冒頭で評価した以下のポイントを詳しくご紹介します。
▼ モデル246の評価 | |
---|---|
総合評価 | 3.72 |
仰向き寝 | 4.0 |
横向き寝 | 3.0 |
端の沈み込み | 3.5 |
通気性 | 4.0 |
寝返り | 4.0 |
底付きのなさ | 4.0 |
素材の品質 | 5.0 |
耐久性 | 4.5 |
衛生面 | 4.0 |
取り扱いやすさ | 4.0 |
価格 | 3.00 |
※目安は「3.50」以上が高評価です
1. 仰向き寝は?
仰向き寝は沈み込みが少なく接触面積が広いという特徴があるので、満遍なく荷重を受け止め、体圧を分散させることが重要です。
なお、日本人の60%が仰向き寝と言われているので、最もオーソドックスな寝姿勢と言えます。
評価は「星4.0」。
エリオセル®ならではのグッと体を持ち上げる反発力の強さがあり、体が沈み込み過ぎることなく、寝姿勢保持性の良さはさすがです。
伸縮性の高いニット生地と、詰め物(エリオセル®1cmとコットン)のおかけで、体へのフィット感があり、適度な体圧分散性が心地よいです。
硬めで耐久性が高いため、むしろベースマットレス(上にトッパーなどを敷いて完成させるマットレス)としての用途にも向いているようも思いました。
2. 横向き寝は?
横向きの寝姿勢は肩や臀部の沈み込みが深くなることと、接触面積が少なく、荷重が集中しやすいため、底付きなどを感じやすいという特徴があります。
つまり、深く沈み込んでも無理のない寝姿勢になることと、荷重による圧迫・底付きを感じないようなクッション性が大切です。また、不安定な寝姿勢でもあるので、揺れ過ぎないような衝撃吸収性もポイントです。
評価は「星3.0」。
硬めの寝心地なので、肩あたりには少し圧迫感を感じます。
しかしながら、伸縮性が高いカバーをや詰め物によって、フィット感が高まることで、横向きでも大きなストレスは感じませんでした。
もし圧迫感が気になる場合、敷きパッドやトッパーなどを使って調節しましょう。
3. 端の沈み込みは?
一般的にマットレスの端部分はそれ以上荷重を分散できないので落ち込みやすいです。端部分の落ち込みが少ないマットレスは全面を目いっぱいに使えるので、それだけで使用感が良いものになります。
なお、高級モデルなどでは落ち込みを解消するように端部分にワイヤーを入れたり、コイルを硬めにしたりすることもあります。
評価は「星3.5」。
硬めの高反発マットレスのため、端部分の歪みは少なく、寝返りで落ちそうになることはありませんでした。
170Nという硬めの仕様なので、座るなどの集中した荷重に対しても、底付きを感じるほどの沈み込みはありませんでした。
4. 寝返りのしやすさは?
クッション材や詰め物で使われている反発性によって、体の動きやすさが変わってきます。少ない力で寝返りを打てた方がストレスは感じにくいですが、寝返りがしやすい=良い寝心地とは限りません。
寝返りの大変さにストレスを感じている人は高反発タイプなどの寝返りしやすいマットレスが良いですが、寝返りが多すぎることで中途覚醒が多い人は、逆に寝返りの回数を抑えるような低反発タイプを選ぶと良いでしょう。
評価は「星4.0」。
エリオセル®はJIS規定の「高反発(高弾性)」ほどの瞬間的な反発性はないため、体の動きを押し返すようなサポート力はありません。
ただし、しっかりと体を持ち上げる力はあるので、寝姿勢が崩れにくく、体の中心線がまっすぐになりやすいため、寝返りにストレスは感じませんでした。
5. 通気性は?
睡眠中は汗や体温を放出するので、蒸れやすいマットレスはストレスを感じることも。メッシュ生地や、側面から排気できる構造など、通気性に工夫があるかどうかをチェックします。
評価は「星4.0」。
エリオセル®はフォーム(泡)に膜がない「オープンセル分子構造」をしているため、通気性が非常に優れています。
カバーにも通気孔があるので、内部が蒸れにくい構造をしています。
また、沈み込みすぎないため、マットレスと密着しすぎることもなく、蒸れにくく快適な寝心地が得られます。
6. 耐久性は?
密度や耐久試験(復元率)をベースにチェックします。また両面仕様で表裏のローテーションが可能な商品は加点します。
評価は「星4.5」。
結論から言うと、モデル246は12~15年くらいの耐用年数が期待できると思います。
芯材のエリオセル®はドイツの検査機関「LGA GERMANY」の厳しい耐久テストをクリアしています。
LGAはもともと車メーカー(ベンツやBMW、アウディなど)の車のパーツの検証から始まっているため、かなり厳しい規格です。
そのため、マニフレックスのベッドマットレスは最長で15年という長期保証が付いていますが、モデル246はベーシックモデルながら12年もの保証期間が付いています。
両面仕様なのでローテーションもOK。ヘタリやすいような詰め物も使っていないので、マットレス全体としてかなり長持ちすると想定します。
7. 素材の品質は?
ここでは工場レベルの品質管理レベルをチェック。いくら素材のスペックが良いからと言って作りが粗雑だと良質な寝心地・使用感を得られません。
ウレタンフォームの品質の良し悪しは「形成のきれいさ」に現れます。歪みが大きいと(素材が持つ本来の性能が発揮されにくいという点で)寝心地やヘタリにも影響があるので、歪みがなく、ピシッときれいな形状が望ましいです。
評価は「5.0」。
気になる歪みなどはありませんでした。きれいに復元されています。※欠けがあるのはカバーと接着していた部分だからです
また、エリオセル®は何といっても水で発泡しているので、環境面や安全性としても非常に高品質で、安心して使うことができます。
8. 衛生面は?
抗菌防臭や防ダニなどの加工の有無やそのレベルなど、衛生面に工夫があるかどうかをチェックします。
評価は「4.0」。
衛生加工はありませんが、モデル246はエコテックス®スタンダード100を認証しています。
カバーのみエコテックス®認証があるマットレスは多いですが、マニフレックスのようにマットレス全体(カバー+芯材)で認証している例は少なく、「特に安全性が高いマットレス」とお考え下さい。
9. 取り扱いやすさは?
持ち運びしやすいか、市販のボックスシーツ(多いのは30cmマチ)が入るサイズ感か、お届け時の梱包状態はどうか、捨てやすいかなどをチェックします。
特に力の弱い人は、厚すぎるマットレスを選んでしまうと移動するときに苦労することも多いです。
評価は「星4.0」。
重量はシングルサイズで約11kgと、ベッドマットレスの中では「かなり軽量」です。よって、力が弱い人でも取り扱いやすい重さと言えるでしょう。
お届け時も圧縮ロールパッケージのため、狭い部屋でも搬入しやすいです。
廃棄については、エリオセル®は手でちぎれるため、細かくすれば家庭ごみとしても捨てられます。(しかも、燃やしても有毒ガスがでません)
10. 価格は?
絶対的な価格と、マットレス市場の全体的な相場からチェックします。価格に応じた寝心地が実現されているかも大切なポイントで、総合評価へつながります。
評価は「星3.00」。
シングルサイズで50,600円は、マットレス市場においては「ふつうレベル」の価格帯です。
しかし、マニフレックスのような「老舗ブランドのベッドマットレス」として考えた場合、最低価格レベルに安いマットレスと言えるでしょう。※老舗ブランドのベーシックモデルは、最低でも10万円以上する場合が多いです
老舗ブランドならではのしっかりとした作りを、限りなくリーズナブルな価格で手に入れられるという点で、コストパフォーマンスは抜群に良いと思います。
11. 硬さは?
ウレタンフォームのN(ニュートン)数、綿のボリューム感、ポケットコイルの線径・巻き数等の仕様から客観的な硬さと、実際に寝たときに感じた主観的な硬さをお伝えします。
モデル246は「硬め」の寝心地です。
詰め物に綿(コットン)が微量に使われていますが、基本的にはエリオセル®の170Nという硬さ中心で作られています。
さらに、エリオセル®の特徴である「反発力の強さ」によって、特に体の重いブロックがグッと押されることでより硬く感じます。
とはいえ、伸縮性が高いニット生地や、詰め物によるフィット感があるため、硬すぎることはない寝心地だと思います。
主観的な硬さの評価としては10段階中(10が最も硬いとして)、7.5くらいの硬さだと感じました。
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他のマニフレックス人気モデルと比較
マニフレックスの代表的なマットレスと比較します。
モデル | ①モデル246 | ②オクラホマ | ③フラッグFX | ④サステナブルウイング |
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画像 | ||||
タイプ | ベッドマットレス | 折りたたみマットレス | ||
サイズ | セミシングル~クイーン | シングル~クイーン | シングル~ダブル | |
構造 | エリオセル® | エリオセル®・エリオセルMF® | エリオセル® | |
硬さ | 硬め | ふつう・やや硬め(リバーシブル) | ふつう | 硬め |
厚さ | 10cm | 23cm | 22cm | 8cm |
保証 | 12年 | 7年 | ||
価格※ | 50,600円 | 70,180円 | 106,480円 | 38,500円 |
リンク | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※価格はシングルサイズ
②オクラホマとの違いは?
オクラホマは、①モデル246の芯材をさらに分厚くさせて、片面のみ「エリオセルMF®(マインドフォーム)」という高密度でソフトな高級素材を詰め物に使用しています。
オクラホマの裏面はモデル246と似た構造なので、硬めの寝心地です(モデル246よりはやわらめ)。
要するに、表裏で異なる寝心地が得られるため、季節に応じた使い分けや好みで選べる点も大きな魅力です。
③フラッグFXとの違いは?
フラッグFXは、マニフレックスのフラッグシップモデルで、両面の詰め物にエリオセルMF®を使用しています。
フラッグFXは、②オクラホマよりもエリオセルMF®が厚いため、より「もっちりソフトな寝心地が」味わえます。
④サステナブルウイングとの違いは?
サステナブルウイングは、薄型の三つ折りマットレス。芯材に100%エリオセル®を使用しているという点で、この中で最もモデル246に寝心地が似たモデルです。
ただし、エリオセル®が薄く、カバーに詰め物がないため、寝姿勢保持性や体圧分散性などのマットレスとしての基本性能はモデル246よりも劣ります。
別の言い方をすると、芯材が持つ特徴を最大限発揮するには、モデル246くらいの「厚さ」が必要なのです。
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モデル246はどこで買うのがお得?
サステナブルウイングは公式オンラインストアか、楽天市場店・Amazon・Yahoo!ショッピングなどのモール店舗での購入が可能です。
価格に差はありませんが、実施しているキャンペーンなどが異なる場合もあるので、念のためすべてチェックし、比較するのがおすすめです。
迷ったら、公式オンラインストアがおすすめです。
カスタマーサポートのスピードや正確さなど、基本的に公式サイト(直販サイト)が最もスムーズだからです。
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まとめ
いかがでしたか。
マニフレックスの「モデル246」をご紹介しました。
ロングセラーのベーシックモデルで、「高反発マットレスの原点」とも言える存在です。
独自の芯材「エリオセル®」を100%しているので、マニフレックスの中でも特にエリオセル®ならではの寝心地(硬めの高反発)を感じられるマットレスです。
エリオセル®ならではの反発力の強さにより、沈み込みすぎない寝姿勢保持性の良さを得られます。
厚さ16cmというベッドマットレスとしては比較的薄めのタイプのため、軽量で取り扱いやすい点も魅力。
さらに、何といっても「シングルサイズで約5万円」は老舗ブランドのベーシックモデルの中で圧倒的にコストパフォーマンスが良いです。
正直、感動的とは言いづらい「地味めな寝心地」ですが、別の言い方をすると「飽きの来ない寝心地」で、このくらいしっかり硬めの方が日常使いに適していると思います。
ベースマットレスとしても適しているので、マットレストッパーなどでもアレンジしやすいです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。