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高反発マットレス選びの完全ガイド
この記事では高反発マットレスについて、ベッドメーカーに勤めていた管理人が徹底解説します。
当サイトはベッド&マットレスの専門情報サイトです。(2016年より運営)
サイト開設より、様々なマットレスメーカー様のご協力のもと、商品をご提供いただいたり、ショールームの隅々までご案内いただいたりと、かれこれ体験したマットレスは軽く100を超える数になってまいりました。
そんな実体験を踏まえて、この記事では高反発マットレスの選び方と本当におすすめできる商品をご紹介させていただきます。
この記事を書いた人

ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、レビューしたベッド&マットレスは100商品を超える。2020年に株式会社悠デザインを設立し、ベッド関連に特化したサービスを展開。ベッド・マットレスの専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、「gooランキング(NTTグループ)」などへの出演・取材協力も行う。
目次
ココがポイント!30秒で分かる失敗しない高反発マットレス選び

高反発マットレスの特徴を本気で語るとなると、かなりのボリュームが必要です(この記事は15,000字ほどのボリュームです)。
そして、高反発(や低反発)の特徴は、世間ではいろいろと勘違いされていることが多く、それを詳細に説明するにはなかなかマニアックな話に入り込んでしまうため、まずは要点をお伝えします。
取り急ぎ以下の内容を押さえれば高反発マットレス選びは失敗しにくくなるはずです。
ココがポイント
- 高反発は「仰向き寝」「寝苦しさを感じている人」におすすめ
- 一方、低反発は「横向き寝」「フィット感がある寝心地が好きな人」におすすめ
- 高反発(反発性)と硬さは無関係
- 素材はウレタンフォーム・ファイバーが中心
- 反発弾性率50%以上が厳密な意味での「高反発ウレタン」
当サイトでは商品レビュー時にマットレスの反発性を確かめるために、反発弾性率のテストを行っております。これは「高反発マットレス」として販売されている商品が、実は高反発ではない(偽物の高反発の)場合があるためです。※この点は記事後半で詳しくご説明しています
この記事の後半では、上記のテストを合格した商品や、しっかりと反発弾性率を公開している商品を中心におすすめの高反発マットレスを厳選しております。
『早くおすすめ商品が知りたい』という人は、下のボタンを押すとその場所へジャンプするので、ご参考くださいね。
おすすめ高反発マットレス 12選※
(このページ下へジャンプ)
※マットレス8選・トッパー4選の計12選
以下より高反発マットレス選びをとことん詳しくご紹介しているので、お時間がある方は斜め読みでも構いませんのでぜひ目を通していただけますと幸いです。
高反発マットレスとは?
高反発マットレスとは、文字通り「高い反発性がある」マットレスのことです。押して離した瞬間に勢いよく形状が元に戻る素材を使っています。
高反発フォームの反発性は下の動画をご参考ください。※音は出ません
高反発マットレスは、低反発マットレスのデメリットである「寝苦しさ」「寝返りのしにくさ」を改善する目的で開発されました。
高反発マットレスの代表メーカーは?
高反発マットレスと言えば、世界的には「マニフレックス」、日本市場では「エアウィーヴ」が有名です。
1. マニフレックス
参照:マニフレックス
高反発マットレスの先駆者
マニフレックスはイタリアのマットレスメーカー。世界約100カ国に輸出され、3,500万人以上のユーザーに使われている世界最大級の寝具ブランドです。
マニフレックスのマットレスは「エリオセル®」という特許素材(高反発ウレタンフォーム)を使用しています。
また、一般的なウレタンフォームを作る際には、フロンガスで発泡しますが、エリオセル®は水で発泡します。
よって、焼却時にも有毒な物質が出ません。このように環境問題への配慮している点がブランドとしての大きな特徴です。
2. エアウィーヴ
参照:エアウィーヴ
スポーツ選手を起用した広告で有名
エアウィーヴのベッドマットレスはエアファイバーというポリエチレン樹脂を使ったファイバーマットレスです。
有名スケート選手などを起用した広告で一気に認知度を高め、ベッド市場全体の客単価を高めたと言われています。創業は2004年なので、他のベッドメーカーに比べるとかなり新しい企業です。
エアファイバーは3次元構造なので、反発力(エアウィーヴ社の表現だと「復元性」)が多方向に作用することで、寝返りがしやすいという特徴があります。
高反発と低反発の違いは?
低反発マットレスとは押して離すとゆっくり形状が戻る素材を使ったマットレスのこと。

荷重に対しての形状安定性が高く、体のラインにぴったりと沿ったフィット感があり、体圧分散性が最も高いタイプです。
下の動画は低反発フォーム(左)と高反発フォーム(右)との反発力の違いです。※音は出ません
なお「反発弾性率」によって低反発・高反発が分けられ、反発弾性率15%未満を低反発、それ以上を高反発と呼ばれています。
低反発 | 高反発 | |
---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() |
反発弾性率 | 15%未満 | 15%以上 (厳密には50%以上) |
特長 | 衝撃吸収性が優れ、静かな寝心地が実現できる | 体の動きに対する反発力があり、寝返りをサポートする |
合いやすい人 | 横向き寝 欧米人体型 | 仰向き寝 日本人体型 |
有名な低反発マットレスメーカーは?
低反発マットレスで有名なメーカー(ブランド)はテンピュールやトゥルースリーパーです。

なお、低反発は正式には「メモリーフォーム(形状記憶素材)」と言います。メモリーフォームは衝撃吸収性が高く、特にテンピュール素材は宇宙飛行士の椅子に使われ、「NASAが認めた素材」としても有名です。
下記はテンピュールのショールームで撮影した動画です。※音は出ません
(左:普通の低反発素材、真ん中:テンピュール、右:ファイバー高反発素材)この動画を見ればテンピュールの衝撃吸収性がいかにすごいかお分かりいただけると思います。
高反発マットレスが人気な理由
メモリーフォーム(低反発)マットレスは、テンピュールが宇宙船の椅子に使ったウレタン素材を一般用途向けに発展させ、1991年にマットレスとして製品化・発売したのが始まりです。
以降、そのふんわりとした寝心地から「無重力状態のような寝心地」と評され、大ヒットしました。
しかし、低反発マットレスの弱点は、フィット感が高いあまりの蒸れやすさや、反発力が弱いための寝返りサポート性のなさです。
そうした理由で、『低反発マットレスは確かに気持ちいいけど、なんか寝苦しく感じる』と思う人も増えてきました。
エアウィーヴの創業者である高岡氏がエアファイバーを使った高反発マットレス(エアウィーヴ)を開発したきっかけもそうした体験からと聞いたことがあります。
このような時代の流れで、日本においては低反発よりも通気性が良く、寝返りがしやすい傾向がある高反発マットレスが増えてきています。
低反発マットレスが合いやすい人は?
上記のデメリット(蒸れやすさ・寝返りしづらさ)があるから「低反発が悪い」というわけではなく、フィット感がある寝心地が好きな人や、横向き寝が中心(荷重が集中的にかかり、寝姿勢が不安定になりやすい寝姿勢)の人は、体圧分散性が高く、寝姿勢保持性が優れた低反発フォームが合いやすいでしょう。

また、寝返りの多さによって体力が奪われている感覚がある人は低反発にすることで、余計な寝返りの回数が抑えられることもあります。(テンピュールはひと晩あたり20~30回ほどの最低限の寝返りが打てるよう素材を開発してます)
実は偽物が多い?「本当の高反発ウレタン」とは
この記事の上で「反発弾性率15%以上で高反発と呼ばれる」とご紹介しましたが、これは厳密に言うと間違いです。
素材が持つ反発性を測る数値。反発弾性率を調べる方法として、JISが定めるテスト方法(JIS K 6400-3)があり、簡単に言うと「高さ50cmから鉄球を落として、反発した高さと割ったのが反発弾性率」ということです。
ウレタンフォームにおいては、正確にはJIS規格で、反発弾性率50%以上が高反発(高弾性)としています。一方、反発弾性率15~49%は「一般ウレタン」(ふつう程度の反発性)と分類されます。

「高反発(高弾性)ウレタン」は生産可能な最低密度が30~35Dは必要のため、品質面においても「高反発ウレタン」がおすすめです。
なお、低反発はおよそ密度40D以上で作られます。また「低反発ウレタン」「一般ウレタン」「高反発ウレタン」ではそれぞれ原料の種類と配合も違います。各種の違いは以下の図の通りです。

このように「偽物の高反発」が販売されてしまっている主な理由は以下の2点です。
- 高反発(高弾性)ウレタンと一般ウレタンの見分けがつきづらいこと
- バイヤー・MDの知識不足(高反発=硬いマットレスという誤った認識)をもとにした商品開発
こうした背景によって『反発弾性率15%以上だから高反発!』という間違った情報が既成事実となってしまったと考えられます。
そして、結果的に高反発じゃないのに「高反発マットレス」として販売されてしまっていることが多いのです。(真面目に高反発マットレスを作っているメーカーさんにとって歯がゆい思いだとお察しします。。。)
「高反発マットレス=硬い」ではない
(すぐ上でも少し触れましたが)「高反発マットレス=硬い」というイメージがあるかもしれませんが、反発力と硬さは別の話です。
高反発であっても柔らかい寝心地の商品もあります。
なお、ウレタンマットレスの硬さはニュートン(N)という単位で記すことが多いのですが、N数は反発力は全く関係ないので、ご注意ください。
反発力は「反発弾性率」で表されます。
そして反発弾性率は公表されていないことも多いため、当サイトでは実物を取り寄せて検証・テストをしています。(たまにメーカーさんから嫌がられることもありますが…)
高反発マットレスは腰痛が改善する?
腰痛改善を目的として高反発マットレスを探している方も多いのではないでしょうか。
ですが、万人の腰痛を改善できるマットレスはありません。
腰痛の原因は人それぞれですし、お医者さんもあえて寝具については言及しないことが多いです。
高反発マットレスの販売ページでは『腰痛が楽になった』などの体験談が掲載されていることが多いですが、あくまで個人的な体験談なので、ご注意ください。
なぜ、高反発マットレスに腰痛改善の印象があるかというと、寝返りのしやすさと、荷重が多くかかる臀部などの部分的な落ち込みが少ないという特徴があるからでしょう。
寝返りは血液を滞留させて血行が悪くなることを防いだり、体温を調節する役割があり、快適な睡眠には適度且つスムーズな寝返りが必要です。
また、(特に安価な)低反発マットレスにありがちな柔らかすぎる寝心地の場合、部分的な落ち込みにより腰が浮き、無理な寝姿勢になることで、体へ負担がかかることもあります。

高反発マットレスは「部分的な落ち込みを減らすことで理想的な寝姿勢を保持し、反発力によって寝返りをサポートする」という、体の負担を減らす目的で作られたので、「高反発=腰に良さそう」というイメージができたのだと思います。
実際に高反発マットレスに変えたことで、腰痛が改善する人もいるようなので、今寝ているマットレスが寝苦しいと思っている人は試してみてはいかがでしょうか。
高反発マットレスとスプリングマットレスの違い

スプリングマットレスとは、クッション材に硬鋼線などのスプリング(バネ)を用いたマットレスのことを言います。
よく聞く「ポケットコイル」や「ボンネルコイル」はスプリングマットレスです。
スプリングマットレスには高反発のような寝心地や低反発のような寝心地など様々な商品があります。
つまり、スプリングマットレスの中にも高反発タイプ(高反発マットレス)があるということです。

「詰め物」によって反発性が変わる
スプリングマットレスのクッション材「スプリングコイル(ポケットコイル等)」は荷重分散・衝撃吸収が主な役割です。

スプリング自体はバネなので反発力が強いですが、スプリングの上の「詰め物」の素材によって、マットレス全体として感じられる反発力が変わります。

よって、スプリングマットレスにおいては、詰め物がどのような素材や量を用いて作られているか?という点に注意しましょう。

例えば、反発力が強いスプリングの上に低反発の詰め物をほどこせば、寝心地自体は低反発マットレスに近くなります。
スプリングの種類
スプリングの種類はボンネルコイル・ポケットコイル・高密度連続スプリングの3つに大きく分けることができます。
そして、各種スプリングの特徴は、以下のような紹介をされることが多いです。
ボンネルコイル | ポケットコイル | 高密度連続スプリング |
---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() |
バネを連結させた構造。面で体を支えるので部分的な耐久性が高め。連結しているため、振動が伝わりやすい。 | バネが独立した構造。振動が伝わりにくい静かな寝心地。体にフィットし体圧分散性も優れている。 | 1本の硬鋼線を列の端から端までひと繋ぎで作る製法。耐久性が非常に高いことが特徴。体格ががっしりとした人に人気。 |
以上のような説明で、ボンネルコイル・高密度連続スプリング=硬め、ポケットコイル=柔らかめと思ってしまうかもしれませんが、一概にはそうとは言い切れません。
なぜなら、上でご紹介したとおり、スプリングマットレスは層構造をしており、最終的な寝心地はスプリング以外に詰め物などによって調節されているからです。
寝返りのしやすさを求めて高反発マットレスを探している人は、スプリングマットレスにおいては詰め物が高反発素材かどうかに着目しましょう。
高反発マットレスはこんな人におすすめ
寝苦しく感じる人
今寝ている寝具(敷き布団・マットレス)が思うように寝返りが打てずに、寝苦しく感じている人は高反発マットレスがおすすめです。
高い反発性によってストレスなく寝返りが打てることで、寝床内温度や体温調節がスムーズになり、快適な睡眠に繋がります。
一般的な日本人体型の人
日本人は仰向き寝が多く、平坦な体つきをしている傾向があるため、柔らかすぎるよりも硬めの寝心地が合いやすいです。
高反発マットレスは低反発マットレスに比べると硬めの寝心地で作られている商品が多く、一般的な日本人体型の人に合いやすいと言えます。
高反発マットレスの素材
高反発マットレスとして販売されている商品は、基本的に以下のいずれかで作られています。
- 高反発ウレタン
- ファイバー
- ラテックス
- ポリマー
1. 高反発ウレタンフォーム

ウレタンフォームは高反発マットレスで最も多く使われているベーシックな素材です。
ウレタンの特徴は安価で軽量なため、手軽にマットレスを買いたい人におすすめです。
一方、ウレタン素材の特性上、湿気や紫外線、酸化などによって経年劣化が早いというデメリットがあります。特に安価すぎるウレタンマットレスには要注意です。
さらに、基本的に通気性はよくない(そして洗えない)ので、寝汗を多くかく人はベッドパッドなどを敷くことをおすすめします。
注意したいのはメーカーや商品によって、ウレタンの品質が大きく異なるため、寝心地に差が出やすいこと。
高品質(高密度・高弾性)のウレタンマットレスは、滑らかさと優れた反発性があり、心地よい眠りが実現できるでしょう。
2. ファイバー

細い繊維(ポリエチレンやポリエステル樹脂)を網目状に固めた素材。エアウィーヴなどでお馴染みです。
三次元状にファイバーが絡み合っているため、様々な方向から体を支えることができ、寝返りが楽にできることが特長。
また、空洞が多い素材なので通気性が圧倒的に良く、蒸れにくいです。商品によっては洗えるというメリットもあります。
デメリットはヘタリやすいこと。また、ポリエチレン樹脂のファイバーは熱に弱いので、電気毛布などの使用や、天日干しはおすすめできません。
3. ラテックス

天然のゴムの木の樹液を使った素材。ゴムならでは高い弾力性が特長で、体当たりはやわらかいながら、スプリングコイルに似たバネ感を得られます。
見た目はウレタンフォームに似ていますが、ゴムの特性を生かし、多方向への反発力が働くため、寝返りのしやすさは抜群です。一方、ゴムならでは振動が伝わりやすい点がデメリット。
優秀な素材ではあるのですが、近年は原料費高騰の影響からウレタンマットレスにシェアを多く奪われ、ラテックスの代名詞ともいえるセンベラ(ドイツ)のマットレスも販売終了するなど、選べる商品が少ないです。また、ゴムアレルギーがある人は使用できません。
4. ポリマー

最近(2022年くらい)から、ポリマー素材を使ったマットレスが少しずつ増えてきました。
ポリマーという言葉自体は「重合体」という意味ですが、マットレスの素材におけるポリマーとは「ゴムのような樹脂素材」とお考え下さい。よって、ラテックスの後継素材とも言えるでしょう。
ポリマー素材は「超高弾性ポリマー(ハイパーエラスティックポリマー)」と呼ばれることもあるとおり、ゴムのような高い弾力が特徴。素材自体の耐久性が非常に高く、10年以上の耐用年数があることもメリットです。
なお、ウレタン等の化学物質を使った素材と違い、ポリマー素材は水(ジェル)を主成分とし、食器などにも利用されることがある安全性が高い素材です。
唯一のデメリットは重いことですが、反発性・通気性・耐久性・体圧分散性などが高いレベルで実現さらた優れた素材として今後注目しています。
【素材別】高反発マットレスの仕様を見極めるコツ
以下より、高反発マットレスの代表的な「ウレタン」「ファイバー」「ポリマー」の3つの素材について、仕様を見極めるコツをご紹介します。
ウレタンマットレスの場合
密度(D)
耐久性は密度によって決まります。より長い期間使いたいなら、高密度なウレタンマットレスがおすすめです。
なお、ウレタンマットレスの販売ページなどでは「密度30D」など表記されていますが、この「D」とは密度(Density)の意味です。
ウレタンマットレスは20~40Dの商品が多いのですが、それぞれの耐久性(寿命)の目安は以下の通りです。
密度 | 耐久性(寿命) |
---|---|
20D前後 | ~1年 |
25D前後 | 3~5年 |
30D前後 | 5~8年 |
40D前後 | 8年以上 |
50D以上 | 10年以上 |
密度が低くなるにつれて価格は安くなる傾向があるので、自分が使いたい期間と予算に応じて、ご検討ください。
復元率
復元率とは「一定回数マットレスを押圧した結果、どのくらい元に形状に復元されているか」という数値です。
復元率はウレタンマットレスのみ、表示義務が課せられています。
基本的なマットレスの圧縮試験は80,000回の圧縮です。これは一晩にする寝返りの回数などを考慮して「標準的な人が10年使った場合」を想定した圧縮回数です。
ただし、実際の使用環境では、もっと部分的な荷重がかかったり、素材の経年劣化もあるので、このテスト結果はあくまで理論値です。
メーカーや商品によって押圧試験の内容が違うことがありますが、本来はJIS規定によってきちんと測定し表示する義務があるので、JISによる検査を実施していて、且つ96%以上の復元率がある商品を選ぶのが安心です。

「密度」である程度の耐久性は判断できますが、困ったことに密度を詐称するために、ウレタンフォームに砂などを混ぜて重量を重くしている商品もあります。
数値上は高密度(35D以上)でも復元率が低い商品は、そうした低品質なウレタンフォームを使っている可能性が高いとお考え下さい。
よって、密度だけでなく、JIS規定の測定によって高い復元率(最低96%以上)が確認できている商品がおすすめです。
平面か凹凸(プロファイル)加工か
マットレスの表面が平ら(平面)になっているか、凹凸があるプロファイル加工が施されているかで寝心地が変わります。
平面タイプ | プロファイル加工 |
---|---|
![]() | ![]() |
一般的には、プロファイル加工の方が寝心地としてはソフトに感じます。
「高反発にしたいけど、柔らかい寝心地が好き」という人はプロファイル加工のマットレスがおすすめです。
しかし、プロファイル加工は、基本的に片面仕様のため表裏のローテーションができないことや、人によっては凹凸の存在感が気になってしまうというデメリットもあります。
ニュートン(硬さ)
ニュートン(N)とはマットレスの硬さを示す単位です。ニュートンの値が高くなればなるほど硬く感じます。
自分の体重が重ければ重いほど高いニュートン数(つまり硬め)マットレスが合いやすいです。
参考までに体重とおすすめのニュートン数は以下の通りです。
体重 | 硬さ(N) |
---|---|
~50kg | 100~150N |
50~70kg | 150~200N |
80kg以上 | 200N以上 |
ただし、プロファイル加工が施されたウレタンマットレスのN数は実際の硬さよりも高めに出やすいので、ご注意ください。(ニュートン数を計測する検査方法に原因があるため)
プロファイル加工のウレタンマットレスのニュートン数はあくまで参考程度にお考え下さい。
ファイバーマットレスの場合
耐熱性
ファイバーマットレスで最も差が出るのが耐熱性です。
ファイバーマットレスの原料は、基本的にポリエチレンかポリエステルですが、ポリエチレンは熱に弱く、ポリエステルは熱に強いです。
よって、電気毛布などを使いたい人はポリエステル製のファイバーマットレスを選びましょう。
ポリエステル系 (熱に強い) | ポリエチレン系 (熱に弱い) |
---|---|
ブレスエアー(東洋紡) | エアウィーヴ、エアロクレイドル(ファイテン) |
硬さの低下率
ファイバー素材はウレタンフォームよりも形状がヘタリやすいため、同様の圧縮試験を行った場合の復元率はウレタンマットレスよりも数値は劣る傾向があります。そのため、復元率は非公表としている場合も多いです。
しかし、ファイバー素材はウレタンフォームよりも硬さが変わりづらい(硬さの低下率が少ない)というメリットがあり、商品によっては硬さの低下率を公表している例もあります。
製造方法(耐久性)
ファイバー系のマットレスの弱点は、端の素材から切れやすく、それが全体の寝心地を悪化してしまうことですが、製造工程を工夫することによって、その弱点を克服している商品もあります。
代表例がファイテンが手掛ける「エアロクレイドル」です。

エアロクレイドルは商品のサイズに合わせて製造ラインが組まれているので、端を固める加工を施すことができ、弱点を克服しています。

ポリマーマットレスの場合
ポリマー素材自体は、反発性や耐久性など、どの商品でもそこまで差はありません。
ただし、ポリマーマットレスは、すべてポリマー素材で出来ているわけではなく、異素材(ウレタンやファイバー)で積層された構造となっています。
そしてポリマー素材の厚さはだいたい3cmくらいが多いため、沈み込みや荷重が下層に到達します。
要するに、ポリマー以外の素材(下層)の仕様によって、寝心地や耐久性が変わるのでご注意ください。
【5つのポイント】高反発マットレス選びはココも注目!
1. 層構造
人間工学の観点からも、敷き寝具はいくつかの層構造を持ったマットレスの方が、体への負担が少なく、快適な睡眠が実現しやすいと言われています。
快適に眠るには、体へ直接触れる層はやわらかく、沈み込んだときにはしっかりと支える硬い層が必要です。
この観点から考えると、多層構造タイプは最もリッチな寝心地が得られると言えます。

特に「弾性の三層構造」で作られたマットレスは寝心地が抜群です。
単層構造の場合、平面なタイプのよりも、表面を凹凸にしてやわらかくしたプロファイル加工のマットレスの方が、寝心地としては良く感じやすいでしょう。

ただし、プロファイル加工は、ポコポコとした凹凸が寝ていて気になる場合もあるので、多くの人に合いやすいかと言えば微妙なところです。
また、平面タイプであっても、カバーに詰め物を適度に施し、ソフトさとハードさのバランスが良い商品もあります。

2. 洗いやすいか
マットレスには汗や皮脂などの汚れが溜まりやすいです。寝床環境を清潔に保つには、定期的に掃除・洗濯しましょう。
マットレスのカバーが簡単に脱着でき、丸洗いできるかなどのメンテナンス性もチェックしてみてください。

カバーについては、表裏が分離可能な商品の方が「汚れが気になる表面だけを洗濯できる」というメリットもあります。
表裏の分離OK | 表裏の分離NG |
---|---|
![]() | ![]() |
分離OKのタイプは、洗濯物が乾きにくい時期などのメンテナンスに便利です、
また、特に大量の汗をかく人は、中材が洗えるファイバーマットレスがおすすめです。(ウレタンマットレスは中材が洗えません)

3. 厚み(単体利用できるか)
高反発マットレスとして販売されている商品の中には、厳密には「マットレストッパー」として使うべき商品もあります。

トッパーとはマットレスの上に敷いて寝心地を調節する寝具です。トッパー単体では薄すぎて床に直接敷いたら底付きを感じてまともに眠れません。

気になった商品が単体利用できるかどうかもしっかり販売ページでチェックしましょう。
基本的に10cm前後以上のマットレスなら底付きを感じず、単品利用ができると思います(もちろん構造・品質によります)。
4. お試し期間があるか
マットレスこそ長時間使ってみないと自分の体に合うかどうかわからないものです。
実は店舗やショールームで試し寝して選んだ商品でも、家で寝てみたら『なんか違った』ということも結構多いです。
なぜなら、店舗と家では就寝環境も異なりますし、人間の体圧分布は、ちょっとしたことで変わってしまうからです。
無料お試し期間(返金保証)があるマットレスは、もし自分に合わなかった場合に返品できるので安心して購入できます。
5. 折りたたみのメリット・デメリット
高反発マットレスには、3つや4つのブロックに分かれた「折りたたみタイプ」があります。

折りたたみタイプは収納しやすく便利な面もありますが、寝たときの支持面が分断されているため、あまり満足いく寝心地でないことが多いです。
どうしても折りたたんで収納・移動などをしたい人以外は、1枚もののマットレスを選ぶことをおすすめします。
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迷ったらコレ!本当におすすめできる高反発マットレス 8選

実際の体験・検証を踏まえ、数ある商品の中で特におすすめの高反発マットレス(単体利用可)をご紹介します。
1. リフレーションジャパン「SOMRESTAマットレスPREMIUM」
高耐久・高反発・高衛生
寝具・インテリア業界に20年ほど精通したプロが満を持して立ち上げた高品質ウレタンマットレス。超高密度で作られているため耐久性が高いことが特長。JIS規格の3倍(240,000回)もの押圧試験にもクリアしています。
反発弾性率は60%なので、厳密な高反発(高弾性)フォームの中でもかなり高めの反発力があり、寝返りのしやすさは抜群です。
カバーは抗菌活性値5.9の「制菌レベル(つまり高いレベル)」の抗菌性がある生地を使用。1枚タイプにも関わらず三つ折りできるので、使わないときに畳んでおけることも便利です。以上のとおり、寝心地・耐久性・衛生面が優れたおすすめの逸品です。
なお、本商品は2020年度グッドデザイン賞を受賞しました。
密度 | 超高密度(推定52D ※非公開) |
---|---|
反発弾性率 | 60%(高反発) |
硬さ(N) | 154N(やや硬め) |
復元率 | 240,000回で99.6% |
その他 | 両面仕様、抗菌防臭(制菌レベル)・防ダニ、三つ折り可能 |
サイズ | シングル~ワイドダブル |
---|---|
クッション材 | ウレタンフォーム |
価格 | 49,800円~ |
2. 快眠タイムズ マットレス
抜群のバランス感!失敗しにくい寝心地
愛知県に本社がある株式会社篠原化学が展開する寝具ブランド「快眠タイムズ」の基幹マットレス。寝具のプロによって計算されつくされた3層構造のウレタンフォーム+機能カバーによる寝心地・使用感は多くの人に合いやすいでしょう。
芯材のウレタンフォームは低反発+高反発(反発弾性率60%)仕様。沈み込んだらグッと押し返し、滑らかな寝返りが打てます。通気性も抜群なので、睡眠時の蒸れが気になる人にもおすすめ。さらに60日の無料お試し期間付きです。この仕様で5万円台~はコスパが優秀です。
密度 | 1・2層目:45D 3層目:32D |
---|---|
反発弾性率 | 1層目:12%(低反発) 2層目:60%(高反発) 3層目:45% |
硬さ(N) | (やや柔らかめ) 1層目:40N 2層目:60N 3層目:160N |
復元率 | 80,000回で99%(JIS) |
その他 | 60日の無料お試し期間 |
サイズ | シングル~クイーン |
---|---|
クッション材 | 3層ウレタンフォーム |
価格 | 50,000円~ |
3. エマ・マットレス
世界中で300万人が愛用
エマ・マットレスはドイツ発の海外マットレスブランド。2015年に欧州で発売以降、数々のアワード(表彰)を獲得していて、世界的な高評価を得ています。2021年よりついに日本でも販売開始されました。
反発弾性率は約60%(当サイト調べ)とかなり高い反発性があり、寝返りがしやすく、クッション材のウレタンフォームにいつくもの空洞がある特殊構造により、高いフィット感と、体圧分散性があり「体当たりはやわらかで、沈み込んだらグッと押し返す」という理想的な寝心地を作っています。
100日間の無料お試し期間があり、「いつでも返せる・返送費無料・梱包不要」など、かなりシンプルな返品・返金システムなので気軽に試しやすい点も魅力です。
密度 | 43D(推定・平均) |
---|---|
反発弾性率 | 60%(高反発)※当サイト調べ |
硬さ(N) | 第1層やわらかめ (70N)、 第2層かため (150N)、 第3層かため(120N) |
復元率 | 96% |
その他 | 100日の無料お試し期間(返送費不要) |
サイズ | シングル~キング |
---|---|
クッション材 | 3層ウレタンフォーム |
価格 | 108,000円~ |
4. モットン
日本製の高反発ウレタン
モットンは株式会社グリボーという日本のベンチャー企業が販売しているマットレス。高い反発力で寝返りが打ちやすく「腰対策」として開発されました。
カバーが薄めでウレタンフォームの反発性をダイレクトに感じやすいので、わかりやすい高反発マットレスを探している人におすすめです。
他のメーカーでは中国製が多い中、モットンのウレタンフォームは日本製で作られている点も安心感が高いです。90日間の無料お試し期間もあるので、腰で悩んでいる人はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
密度 | 30D |
---|---|
反発弾性率 | 約55%(高反発)※当サイト調べ |
硬さ(N) | 140N/170N/280N (選べる) |
復元率 | 80,000回で96% |
その他 | 90日の無料お試し期間 |
サイズ | シングル~ダブル |
---|---|
クッション材 | ウレタンフォーム |
価格 | 39,800円~ |
5. neruco「イタリア製 高反発マットレス VA’LORE」
硬さ調節可能な「失敗しないマットレス」
高品質なイタリア製マットレス。硬さが異なる3つ(SOFT・MEDIUM・FIRM)のウレタンフォームによって硬さ調節が可能な貴重な商品です。さらにダブルサイズのみ左右別々の硬さ調節ができるので、二人で寝るときにそれぞれお好みの硬さにすることができます。
使われているウレタンフォームは世界的に有名なイタリア高級マットレスブランドと同じ工場で作られていて、さらに世界最高水準の安全性の証「エコテックス®」を認証した安心な素材を使用。この品質で3万円台から買えるコストパフォーマンスの良さが魅力です。
密度 | 32D |
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反発弾性率 | 44%(当サイト測定) |
硬さ(N) | 106N/135N/193N (調節可能) |
復元率 | 80,000回で97.8% |
その他 | ダブルサイズのみ左右の硬さ調節が可能 |
サイズ | シングル~ダブル |
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クッション材 | ウレタンフォーム |
価格 | 38,000円~ |
6. スマートグリッド リュクスマットレス
ポリマーマットレスのパイオニア
ザ・スリープカンパニー(インド)のオリジナルマットレス。使用しているポリマー素材は日本の特許技術「SmartGRID® スマートグリッド」という名称です。
ポリマーに高反発ウレタンフォームを組み合わせし、なめらかな反発性と衝撃吸収性が揺れにくい寝心地が実現されています。
なお、ザ・スリープカンパニーはインドを含め、世界4か国に展開している、ポリマーマットレスのパイオニア的な存在です。
うれしいのが120日の無料お試し期間があること。ポリマーマットレスは、寝心地を体験したことがある人も少ないと思いますし、多少独特な寝心地なので合う・合わないが出やすいと思われるため、無料で試せるというのは大きなメリットです。
硬さ | ふつう |
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反発弾性率 | 非公表 |
硬さ | 非公表 |
復元率 | 非公表(ポリマー素材は基本的に99%以上) |
その他 | 120日の無料お試し期間付き |
サイズ | シングル~クイーン |
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クッション材 | ポリマー×高反発ウレタン |
価格 | 66,400円~ |
7. マニフレックス「フラッグFX」
マニフレックスのフラッグシップモデル
高反発マットレスのパイオニアとしても有名な「マニフレックス」のフラッグシップモデル。サッカーの香川選手が愛用していることでも有名です。
オープンセル構造のウレタンフォームに加え、カバー側面に通気孔を設けているため、通気性にはかなり気を配られた仕様です。
カバーの生地には、吸湿性・放湿性にすぐれた木製ファイバーを採用。防臭効果も長けています。31D×75Dの高密度タイプなので高い耐久性がある点もメリットです。
密度 | 31D+75D |
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反発弾性率 | 非公表 |
硬さ(N) | 170N+70N |
復元率 | 80,000回で97.5% |
その他 | 22cmの極厚タイプ |
サイズ | シングル~クイーン |
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クッション材 | ウレタンフォーム |
価格 | 88,000円~ |
8. エアウィーヴ「S03」
エアウィーブで選ぶならコレ
表と裏で寝心地が異なるエアファイバーを搭載したモデル。エアファイバーは3分割になっているので、体の部位ごとに寝心地を柔らかくしたり硬くしたりできます。
エアウィーヴのマットレスは一般的なマットレスに比べてやや硬めの寝心地なので、柔らかく微調整できるという点は大きなメリットでしょう。
硬さ | ふつう~硬め (調節可能) |
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反発弾性率 | 非公表 |
復元率 | 非公表 |
耐熱性 | △(ポリエチレン) |
その他 | 丸洗い可能 |
サイズ | シングル~クイーン |
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クッション材 | ファイバー(ポリエチレン) |
価格 | 176,000円~ |
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手軽に寝心地UP!高反発マットレストッパー4選

今使っているマットレスや敷き布団の上に敷いて使うオーバーレイタイプのおすすめマットレストッパーをご紹介します。
1. ファイテン「エアロクレイドル」
高い耐久性とリラックス効果
ボディケア商品が有名なファイテン製のオリジナルマットレストッパー。高反発ファイバー素材をクッション層に用いています。
ファイバー系のマットレスの中では抜群の耐久性があり、熱にも強いので熱め(70℃まで)のお湯で汚れを洗い流せます。ファイテン独自の【アクアチタン技術】によって、ゴールドなどの金属を素材に練り込んであり、自律神経をリラックスさせる効果を得られることが特長です。
硬さ | やや硬め |
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反発弾性率 | 非公表 |
復元率 | 非公表 |
耐熱性 | △(ポリエチレン) |
その他 | 洗える素材、アクアチタン技術、ちぎれにくい加工 |
サイズ | シングル~ダブル |
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クッション材 | ファイバー(ポリエチレン) |
価格 | 49,500円~ |
体験レビュー記事【徹底解説】ファイテン「エアロクレイドル」の評価・評判
2. エマ・スリープ「エマ・トッパー」
100日の無料お試し期間付き
ドイツ発の寝具ブランド「エマ・スリープ」のオリジナルトッパー。2層構造の高反発ウレタンフォームを使用し、ふんわりとした体当たりにもかかわらず寝返りがしやすく通気性も良好です。
価格は少し高めですが、100日の無料トライアル期間付きなので、気軽に試せる点は大きな魅力です。また、トッパーでクイーン・キングの大きいサイズがあるのは貴重です。
密度 | 非公表 |
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反発弾性率 | 52% ※当サイト計測値 |
硬さ(N) | 60N+180N |
復元率 | 97% |
その他 | 無料お試し期間付き |
サイズ | セミシングル~キング |
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クッション材 | ウレタンフォーム |
価格 | 45,000円~ |
3. エアウィーヴ
通気性が高く、寝返りがしやすい
エアウィーヴの原点とも言われている人気のスタンダードモデル。独自素材「エアファイバー」の三次元構造は寝返りがしやすいことが特長です。
肩の部分が柔らかめに作られていて、より寝返りがしやすいように工夫を凝らしています。さらに通気性が高く、夏は蒸れにくく、冬は保温効果もあります。洗えるので清潔に保てます。
硬さ | やや硬め |
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反発弾性率 | 非公表 |
復元率 | 非公表 |
耐熱性 | △(ポリエチレン) |
その他 | 洗える素材、ゾーニング |
サイズ | シングル~ダブル |
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クッション材 | ファイバー(ポリエチレン) |
価格 | 66,000円~ |
体験レビュー記事エアウィーヴの評価・評判【最新版】│元メーカー担当者が徹底解説
4. 西川「AiR(エアー) SI」
有名アスリート御用達
プロ野球の大谷翔平選手を起用したCMで有名な西川のAiR(エアー)。多くのアスリートから支持されているマットレスです。
ポコポコした凹凸があるウレタンが点で体を支え、適度な体圧分散性で寝姿勢をサポートしてくれます。通気性も良好です。床に敷くマットレスタイプとベッドで使うベッドマットレスタイプがあるので、用途によって選びましょう。
密度 | 非公表 |
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反発弾性率 | 非公表 |
硬さ(N) | 140N |
復元率 | 非公表 |
その他 | プロファイル加工 |
サイズ | シングル~ダブル |
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クッション材 | ウレタンフォーム |
価格 | 88,000円~ |
体験レビュー記事西川[エアー]の評価・評判を徹底解説
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「体圧分散性」は参考程度に
マットレスを探していると必ずと言っていいほど「体圧分散(たいあつぶんさん)」という言葉を見かけると思います。
そして、『体圧分散性が高いから良いマットレスです』とアピールするお店が多いですが、これは間違ったセールストークなので注意が必要です。
体圧分散とは、マットレスから体にかかる圧力(体圧)を分散することですが、体圧分散性が高いからと言って良いわけではありません。
高すぎる体圧分散性はむしろ寝心地としては気持ち悪く感じます。
そもそも体圧は人によって異なりますし、同じ人(自分自身)でも精神状態や疲れ等によって日々刻刻と変わるものです。
大切なのは「あなたにとって適切な体圧分散性があるかどうか」です。
体圧分散性については以下の記事で詳しくご紹介しています。

よって、マットレス選びに不安がある人は、まず無料お試し期間があるマットレスを試してみて、もし合わなかったらそれを基準に次のマットレスを検討するのもひとつの方法です。
シングル・セミダブル・ダブルはどれがいい?失敗しないサイズの選び方
サイズはマットレス選びにとても大事なポイントです。
サイズを間違えてしまうと快適な睡眠・住居環境に得ることができません。
マットレスのサイズ一覧
サイズ | 横幅 | 人数 | シーン |
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セミシングル | 80cm | 1人 | 小柄な人 |
シングル | 97cm前後 | 1人 | 1人でジャスト |
セミダブル | 120cm | 1~2人 | 1人で余裕 |
ダブル | 140cm | 2人 | 2人でジャスト |
クイーン | 160cm | 2人 | 2人で余裕 |
キング | 180cm | 2人以上 | 夫婦+子ども |
※メーカー・商品によって多少差あり
なお、マットレスの縦幅は約195cmです。
いわゆる高反発マットレスとして販売されている商品は基本的に1人用のサイズ(シングル~セミダブル)中心で、大きくてもダブルまでが中心です。
部屋が狭い人は「シングル」
1人が熟睡できる最低限の横幅は70cm※という実験結果があり、シングルサイズ(横幅97cm)は1人が無理なく眠れて、狭い部屋でも置きやすい大きさと言えます。※ちなみに「70cm×2人分」から「ダブルサイズ」は由来しています
シングルサイズは最も流通量が多い一般的なサイズ展開なので、シーツやパッドなどの寝装品が選びやすいこともメリットです。
睡眠を重視したい人は「セミダブル」
睡眠を重視する人は、セミダブル(横幅120cm)がおすすめです。シングルより20cmほど大きいですが、この20cmの差で睡眠の快適さはかなり変わります。
人は眠っているときに寝返りを打ちますが、寝返りの幅は肩幅の約2.5~3.0倍でと言われます。そして、大人の肩幅は平均およそ40cmのため、横幅120cm(セミダブル)あれば快適に眠れるということになります。
二人で眠りたい人は「ダブル」
ダブルサイズは横幅が140cmのため、二人でも熟睡できます。体が大きい人はひとりで贅沢に眠るのにもおすすめです。
とはいえ、二人で眠れる最小サイズでもあるので、ゆったり眠りたい人はシングル×2台やクイーンサイズやキングサイスのマットレスもご検討ください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
高反発マットレスの選び方やおすすめ商品をご紹介させていただきました。
今寝ている布団やマットレスが寝苦しく感じている方は、思うように寝返りができないことによって、疲労の回復が不十分になっている可能性もあります。
そんなときには高反発マットレスを試してみることをおすすめします。
いきなり高価なマットレスを買い替えるのは不安だと思う人は、無料お試し期間がある商品(モットンや、エマ・マットレスなど)もあるので、まずは気軽に試してみてはいかがでしょうか?
モットン | エマ・マットレス |
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最後までお読みいただき誠にありがとうございました。