軽いマットレス

軽いマットレスを選ぶコツ

「軽さ」を重視してマットレスをお探しの人もいるのではないでしょうか。

しかし、軽すぎるマットレスは選ばない方が無難です。

なぜなら、単純に中身がスカスカの低密度仕様なために、軽い場合があるからです。

この記事では軽いマットレスの特徴や選び方、おすすめの軽量マットレスなどをご紹介します。

『早くおすすめの軽量マットレスを知りたい』

という方は下記ボタンを押すとその場所にジャンプしますのでご参考くださいね。

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この記事を書いた人

管理人の椚大輔椚 大輔(ベッド・マットレス専門家)
ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、レビューしたベッド&マットレスは100商品を超える。2020年に株式会社悠デザインを設立し、ベッド関連に特化したサービスを展開。ベッド・マットレスの専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、「gooランキング(NTTグループ)」などへの出演・取材協力も行う。

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どの種類のマットレスが軽いの?

大雑把にマットレスの種類は以下の3つに分けられます。

種類スプリングコイルマットレスウレタンマットレスファイバーマットレス
画像高密度連続スプリングウレタンフォームファイバー
芯材ボンネルコイル、ポケットコイル、高密度連続スプリングウレタンフォームファイバー(樹脂)
原料ポリウレタンポリエステル、ポリエチレン

このうち、最も軽いのはウレタンマットレスで、一番重いのはスプリングコイルマットレスです。(ただし、商品の仕様によるので、一概にはこのとおりではありません)

参考までに同じくらいの厚さのマットレスにおける重量比較は以下の通りです。

種類スプリングコイルマットレスウレタンマットレスファイバーマットレス
商品源ベッド 夜香ハイグレードオリジナルコアラマットレスエアウィーヴ S03
画像源ベッド「日本製ポケットコイルマットレス(夜香ハイグレード2)」オリジナルコアラマットレスS03
厚さ約23cm約23cm約25cm
原料約26kg約16kg約24.5kg

以上のとおり、圧倒的にウレタンマットレスが軽いため、軽いマットレスをお探しの方は、基本的にウレタンマットレスを選ぶのがおすすめです。

軽さには要注意!その理由

マットレスの持ち運び

しかし、冒頭でご紹介したとおり、軽さには注意が必要です。

特に体積に対して軽すぎるマットレスは、単純に「低密度な素材」を使っているだけの場合がほとんどです。

低密度なウレタンフォーム
低密度なウレタンフォーム(耐久性が低いことに加え、復元性が悪く、形状に大きな歪みが出やすい)

基本的に密度は耐久性に直結します。要するに、低密度であるほど耐久性は低いとお考えください。

管理人管理人

同等の価格帯における素材自体の耐久性(ヘタリにくさ)の順番は以下のとおりです。

  1. スプリングコイル(ヘタリにくい
  2. ウレタン
  3. ファイバー(ヘタリやすい

耐久性(ヘタリにくさ)については以下記事でご紹介しているのでご参考くださいね。

【素材別】安心できる密度レベルの見分け方

ここでは、素材別(スプリングコイル・ウレタン・ファイバー)に耐久性として安心できる密度レベルについてご紹介します。

スプリングコイルマットレスの場合

スプリングコイル(ボンネルコイル)

スプリングコイルの密度とは「コイル数」のこと。

コイル
コイル

結論から言うと、耐久性が安心できるレベルの密度(コイル数)とは、シングルサイズあたり450個以上です。

コイル数とは?

コイル数とは、1つのマットレスに何個のコイルが使われているか(敷き詰められているか)です。

ポケットコイルの密度
コイル数「465個/S」のポケットコイルマットレス

なお、コイルの数が多いと鉄の量が増えるため、重量は重くなります。(よって、軽いマットレスを探している人にとって、高密度のスプリングコイルマットレスは候補から外れるでしょう)

また、ポケットコイルマットレスの場合は、ポケット(不織布)の量も増えるので余計に重くなります。

ポケットコイルの構造
ポケットコイルの構造

ちなみに、コイル数が少なすぎると、コイル一つあたりの負担が大きくなるので耐久性が低くなってしまいますが、コイル数が多い=耐久性が高いというわけではありません。

要するに、スプリングコイルマットレスは最低限の密度(450個以上/S)が大事で、それ以上であれば耐久性ではなく、寝心地の特徴が変わるのです。

密度高密度(約1,200個/S)平均的な密度(465個/S)
画像高密度タイプ平均的な密度
寝心地ジェル的なフィット感が高あり、特に静かな寝心地適度にバネ感が発揮され、寝返りなどがしやすい寝心地

ココがポイントコイル数が450個/S以上を選ぼう

ウレタンマットレスの場合

ウレタンフォーム

ウレタンフォームの密度とは、簡単に言うと「体積当たりの重さ」です。(「見かけ密度」と言います)

要するに、同じ体積であれば、重量が重い方が高密度という考え方です。

重いほど耐久性が高い

ウレタンフォームでは、高密度ほど、耐久性が高いという比例関係が成り立ちます。

言い方を変えると、耐久性が高いウレタンマットレスほど重いということです。

この記事で度々お伝えしている「軽さには要注意」というのは、特にウレタンマットレスに当てはまります。

つまり、軽すぎるウレタンマットレスは、低密度(低耐久)のためヘタリやすいので注意しましょう。

ウレタンマットレス(ウレタンフォーム)の密度は「D」※Density(密度)のDという単位で現わされ、販売ページでも表示してることが多いです。

密度(D)による寿命の目安はざっくりと以下の通りです。

密度耐久性(寿命)
20D前後~1年
25D前後3~5年
30D前後5~8年
40D前後8年以上
50D前後10年以上

以上のことから、なるべく長期間の使い続けたい人は、密度40D以上(8年以上の耐久性)が確認できている商品を選ぶことがおすすめです。

ココがポイントウレタンフォームは重量と耐久性が比例する(40D以上がおすすめ)

ファイバーマットレスの場合

ファイバー

ファイバー素材は、釣り糸の製造技術を応用した素材で、ポリエチレンやポリエステルを水の中に垂らして固めて作られます。

基本的にファイバーマットレスもウレタンマットレスと同じ考え方です。つまり、重い(高密度の)方が耐久性が高いということです。

ウレタンマットレスと違うのは、ファイバーマットレスは密度によって「硬さ(やわらかさ)」を作っていること。

要するに、ファイバーマットレスは硬いほど高密度(高耐久)です。

別の視点で言うと、ファイバーマットレスにやわらい寝心地が少ないのはこのためです。

つまり、ファイバーでやわらかい寝心地を作ろうとすると、耐久性が低くなってしまうので、ある程度の硬さが必要なのです。

しかしながら、ファイバーの硬さ(密度)は商品ごとにそこまで変わらないので、軽い商品が良い場合、体積が少ない(薄い)タイプを選ぶことになります。

ココがポイントファイバーで軽いのは薄いタイプ

どうしても軽いマットレスが欲しいなら「薄型タイプ」がおすすめ

薄型マットレス

すぐ上のファイバーマットレスのところでも触れましたが、マットレスには薄型タイプがあります。

厚さ何センチを薄型マットレスと呼ぶかは決まりはありませんが、おおむね厚さ10cm前後以下の商品を「薄型マットレス」とお考え下さい。

一般的なマットレス薄型マットレス
一般的な厚みのマットレス

「薄い」ということは、体積が小さくなるので、高密度仕様であっても軽量な商品が選びやすいと言えます。

ただし、薄型マットレスは、一般的なマットレスよりも寝心地が劣る傾向があり、注意して選ばないと底付きバネ当たり(スプリングコイルの場合)を感じることも。

薄く低密度なマットレス
薄すぎるマットレスは底付きを感じやすい

薄型マットレスに特化した選び方やおすすめ商品は以下の記事でご紹介しているのでご参考くださいね。

トッパーに注意!

すぐ上の関連記事内でもご紹介していますが、薄型マットレスとして販売している商品の中には、厳密にはマットレスではなく「マットレストッパー」の場合があります。

マットレストッパー
マットレストッパー(上の白色の敷物)

トッパーとは、敷き布団やマットレスの上に置いて寝心地を調節する寝具のことです。つまり、トッパーは単品利用ができないのでご注意ください。

管理人管理人

本来トッパーなのに「マットレスとしても使える」と書かれているのは、Amazonなどの格安商品に見られる傾向があります。

格安価格で厚さ10cm未満(特に8cm未満)の薄型マットレスは「トッパー」と考えた方が良いでしょう。

【厳選】おすすめの軽量マットレス 3選

管理人管理人

耐久性(高密度仕様)をある程度重視しているため、一般的にはすごく軽いレベルではありませんが、長持ちしやすく取り扱いやすいマットレスを厳選しました。

1. リフレーションジャパン「SOMRESTAマットレスPREMIUM」

ソムレスタマットレス

JIS規定の3倍でも復元率99.6%

寝具・インテリア業界に20年ほど精通したプロが満を持して立ち上げた高品質ウレタンマットレスブランド。

密度は戦略上非公開にしていますが、推定52D以上の高密度で作られていて、JIS規定の3倍(240,000回)の圧縮テストでも復元率99.6%という抜群の耐久性を誇ります。

反発弾性率60%という高反発の中でも特に高い反発性をもつ商品なので、寝返りが打ちやすい点も特徴。

厚さが10cmの薄型タイプ(1枚もの)で、二段ベッドやロフトベッドも使いやすく、折りたたみも可能です。

カバーは抗菌活性値5.9の「制菌レベル(つまり高いレベル)」の抗菌性がある生地を使用し、耐久性・寝心地・衛生面とも優れた逸品です。

芯材ウレタンフォーム
重量
(Sサイズ)
約9.6kg
厚さ10cm
密度推定52D以上 ※非公開
硬さやや硬め
価格49,800円

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2. 快眠タイムズ「オアシスマットレス」

オアシスマットレス

バランス感が良い!失敗しにくい寝心地

愛知県に本社がある株式会社篠原化学が展開する寝具ブランド「快眠タイムズ」の基幹マットレス。寝具のプロによって計算されつくされた3層構造のウレタンフォーム+機能カバーによる寝心地・使用感は多くの人に合いやすいでしょう。

表層が45Dという高密度仕様、復元率もJIS規定で99%という優秀な数値です。

芯材のウレタンフォームは低反発+高反発(反発弾性率60%)仕様。沈み込んだらグッと押し返し、滑らかな寝返りが打てます。通気性も抜群なので、睡眠時の蒸れが気になる人にもおすすめ。

薄型タイプではありませんが、そこまで分厚くなく、高密度ながら重量が抑えられているので取り扱いやすいです。※リニューアルでカバーに「取っ手」が付いたので、移動がしやすくなりました

さらに60日の無料お試し期間付きです。この仕様で5万円台~はコスパが優秀です。

芯材ウレタンフォーム
重量
(Sサイズ)
約15.5kg
厚さ20cm
密度1・2層目:45D
3層目:32D
硬さやや柔らかめ
価格50,000円

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当サイト特別クーポンあり(使い方)

3. 西川「横寝ケアマットレス スリープクリニック」

スリープクリニック

薄型でも横向きで寝やすい

「横向きで快適に眠れる」というコンセプトで作られた薄型マットレス。横向き寝において沈み込みが深くなる肩部分に特殊なスリットを入れることで、圧迫感を軽減し、寝姿勢保持性を高める工夫がされています。

さらに芯材のウレタンフォームに特殊なプロファイル(凹凸)加工を施し、肩部分をふんわりと、腰回りをしっかりとした感触に調節。横向き寝は「いびき」をかきにくいという特徴もあるので、いびきに悩んでいる方にもおすすめです。

薄型マットレスは基本的に横向き寝に合わない(薄いことによる底付きや、底付きを回避するために硬い寝心地にしている)ことが多いのですが、「横向き寝でも快適に寝れる薄型マットレス」として貴重な商品と言えます。

芯材ウレタンフォーム
重量
(Sサイズ)
約7.0kg
厚さ8cm
密度非公表
硬さふつう
価格29,700円

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まとめ

ボンネルコイルマットレス

いかがでしたでしょうか。

重量が軽い「軽量マットレス」をご紹介させていただきました。

何回もお伝えしているように、マットレス選びにおいては軽さだけを追い求めるのは危険です。

なぜなら、「軽すぎるマットレス」は軽さと引き換えに耐久性が損なわれている可能性があるからです。

耐久性がわかる仕様として「密度」がありますが、低密度ほど軽量です。

筆者個人の意見としては、ある程度の耐久性(密度)を持ちつつ、移動しやすいレベルの軽さのマットレスを選ぶのが良いと考えます。

以上のことから「ウレタンマットレス・密度40D以上・分厚すぎない」という特徴を備えたマットレスをおすすめ商品としてご紹介させていただきました。(3つ目の西川さんの商品は密度非公開です)

ご参考いただけたなら幸いです。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。