「日本ベッド新製品発表会2018」にご招待いただいたので、新作マットレスについてレポートします。

(発表会当日には都合が合わず行けなかったので、特別に別日程でご案内をいただきました)

日本ベッドの新作が気になる方、ご参考いただけれると幸いです。

発表会の概要

招待状の文面を一部抜粋すると下記の通りです。


今季、主軸のマットレスには技術の粋をつくしたハイランク仕様の「シルキークチュール」が加わり、「ピロートップシルキーポケット」はさらに特別感のある寝心地にランクアップいたします。ベッドフレーム群は一層、充実いたしました。

(中略)

また、今年度は弊社にとりまして、次を目指す大切な年と位置付け、5月吉日を以て社名ロゴを改定いたします。1987年以来30年以上に亘って愛用したロゴの改定と共に、私共は100年の歴史に向けて新たな一歩を生み出します。

要約すると今回の発表会の要点は以下です。

  • シルキークチュールの新発売
  • ピロートップシルキーのリニューアル
  • ベッドフレームのラインナップ充実
  • ロゴの改定

特に「シルキークチュール」と「ロゴの改定」は大きなトピックスだと思います。

1、新作シルキークチュールとは?

シルキークチュールはマットレスの裏表を一緒に閉じる「タフティング」という製法で作られています。

「タフティング」のメリットはマットレスの詰め物部分の形が崩れにくくなり、同じ寝心地が長くキープできることです。

シルキークチュールは職人がひとつひとつ手作りでタフティングを行っています。

タフティング
↑タフティング

シルキークチュールの寝心地

シルキークチュールは日本ベッドの中で最も柔らかい寝心地として位置付けられていますが、実際寝てみるとそこまで柔らかさは感じません。むしろスタンダードな硬さの「シルキーレギュラー」よりちょっと柔らかいくらいです。

柔らかさの測定は機械で押し込み、一定の圧力でどれくらいの深さまで到達できるかという方法で計測をするらしく、クチュールは詰め物層が多いため、実際より柔らかい評価になったのかもしれません。

マットレスラインナップ
↑日本ベッド公表のやわらかさ比較(やや違う気がするが…)

基本スペック

スプリング部分はシルキーレギュラーと同じコイルを使っています。

詰め物は最上面にシルクを使いしっとりとした寝心地を実現し、その下にウールを詰めることで反発性を高めています。

価格は日本ベッドの中で最も高価で、シングルサイズで税込432,000円。さすがハイランクです。

  • シルキーレギュラーのコイルを使用
  • 詰め物はシルクとウールが中心
  • 税込432,000円(シングル)

2、ピロートップシルキーポケットのランクアップ

ピロートップシルキーポケット

ピロートップとはマットレス部分と独立している詰め物構造のことです。

写真ではわかりづらいですが、マットレスの上部分が敷布団のように独立しているところがピロートップです(縫製は繋がっています)。

ピロートップのメリットとしては、詰め物を多く入れやすい構造になる(例えば寝心地がソフトなマットレスを作りやすいなど)ということと、寝たときにかかる表面のテンションを和らげ、体圧分散性が高まる効果があります。

ピロートップシルキーポケットの寝心地

ややソフトであるシルキーシフォンと同等の柔らかさなので、日本ベッドの中でも比較的柔らかい寝心地です。

強いて違いを言うとピロートップは柔らかいながら押し返す力を感じ、シフォンはモチっとした感じで体がフワッとする感じがします。

また、ピロートップの方が側地の肌触りが気持ち良く感じました。

基本スペック

スプリング部分はシルキーレギュラーと同じコイルを使っています。詰め物は高反発のウレタン素材を使用し、やわらかくも寝返りが打ちやすい。

価格はシングルサイズで税込280,800円。シルキーシフォンが税込194,400円なので、約10万円の差があります。

あくまで筆者個人の感想だと10万円の差があるならシフォンでも良いかなと思います。むしろシフォンの方が寝心地が好きな人も多いかもしれません。

  • シルキーレギュラーのコイルを使用
  • 詰め物は高反発のウレタン素材
  • 税込280,800円(シングル)

3、ベッドフレームのラインナップ充実

新ベッドフレーム

日本ベッドではベッドフレームも販売しています。代表的な新作ベッドフレームは上の写真の商品です(招待状の写真にも採用されているフレーム)。

このフレームの特徴は日本ベッドでは珍しいフットボード付きという点です。西洋のホテルっぽい印象になり、高級感があります。

しかしフットボードをつけるとフレームの全長が長くなるため、部屋に置くと圧迫感を感じやすいです。日本の住居環境にはあまり合わないかな、というのが正直な印象です。

他にも無垢材のヘッドボードを使用した商品や、ブラックチェリーを使ったフレームなども新しくラインナップに加わったようです。

日本ベッドで売られているベッドフレームは10~30万くらいの価格帯が多く、高級感もあり予算に余裕がある人はセットで買うことがおすすめです。ちなみにマットレスとセットで買っても特別安くはなりません。

4、ロゴの改定

日本ベッドロゴ

日本ベッドのロゴといえば赤いイメージが強いですが、今回約30年ぶりに新しいロゴに生まれ変わりました。

カラーは紺っぽい色で寝具メーカーらしく、ロゴも今風に生まれ変わりました。個人的には良くなったのかなと思います。

旧ロゴと新ロゴ

旧ロゴ

nihonbed_logo_old

新ロゴ

nihonbed_logo_new

ちなみに新ロゴで使われている「日本ベッドブルー」は「夜空と明日につながる明けゆく空」をイメージし、日本ベッドが創業以来追及する「よりよい眠り、ここちよい日々の巡り」を想起する色として決めたようです。

全体的な所感(最後に)

日本ベッド

今回の新商品発表会の大まかな趣旨はマットレスもベッドも、ハイランクのラインナップを拡充するということでした。予算が豊富にある人ならハイランクを選べるメリットが享受されると思います。

「高価なもの=良いもの」の価値観を持つ人なら安心感のためハイランクを選ぶかもしれませんが、マットレスを選ぶ上での最重要ポイントは「自分の体に合うかどうか」です。

いかにハイランクを作るかが主眼か?

大雑把に言ってマットレスは価格が高くなれば寝心地は柔らかくなりがちです。

なぜかというと詰め物の量や質によって価格が高くなっていくからです。多く詰め物を使えば使うほど寝心地は柔らかくなりがちです。

しかし、一般的に日本人はソフトすぎる寝心地よりやや硬めな寝心地の方が体型的に合いやすいでしょう。

さらに今回投入された新商品は寝心地の幅を広げるというより、いかにハイランクを作るかに主眼を置かれている印象があります。

本当にハイランクが必要か?

シルキークチュールは最上位のハイランクなのに寝心地がシルキーレギュラーと同じくらいの硬さ・寝心地という印象。

タフティングによる詰め物が移動しにくいというメリットはあるものの、シルキーレギュラーと比較するとシングルサイズで30万円も高いです。同じ価格を支払うなら、シルキーレギュラーがおよそ3台も買える計算です。

ピロートップシルキーポケットについても、側生地の肌触りが良いことはメリットのひとつですが、そもそもマットレスを日常使う場合、シーツで包んで使用する人が過半数です。

そうなるとメリットを感じることが難しく、それなら10万円ほど安いシルキーシフォンを買って高級なシーツを購入する方が良いかもしれません。

ぜひ、ショールームで体験しよう!

しかし、以上はあくまで筆者個人の意見ですし、数日寝てみた感想でもありません。そして寝心地の好みは千差万別なので、ぜひ一度日本ベッドのショールームで体験することをおすすめします。

最後に、筆者は日本ベッドのシルキーポケットのファンです。

特にシルキーレギュラー、シルキーシフォンは完成度が高く傑作のマットレスと考えているので、引き続き日本ベッドを応援していきたいと思います。

日本ベッド公式サイトはこちら