「高級で良さそうなベッドを探している」
そうお考えの方に、この記事ではベッドメーカーに勤めていた筆者がおすすめの高級ベッド&マットレスの選び方をご紹介します。
高いお金を払えば、良いベッドが手に入ると思っている方も多いのではないでしょうか。
実は「高価=良い」は正しい側面もありますが、一概に高価であれば良いとは言い切れません。
たしかにベッドフレームに関しては、「高価=耐久性や意匠性(デザイン性)などが良い」という傾向は強いです。
しかし、マットレスに関しては必ずしも「高価=あなたにとって最高の寝心地」とは言えません。むしろ、一般的な日本人体型の人であれば高価すぎるマットレスは体に合わない可能性の方が高いです。
また、ベッドフレームに関しても、闇雲に高価格の商品を選ぶのはあまり賢い買い物とは言いにくいですし、構造や素材の違いを理解した上で、本当に良いものを選んだほうが満足度が高いでしょう。
という人は、高級メーカーのショールームに行って、
と言えば、叶えてくれると思います。
ただし、良心的な販売員にあたると止められるかもしれまん。
なぜなら親切な販売員ほど、あなたの体やライフスタイルに合ったベッドを提案しようとしてくれるからです。
この記事では、あなたのライフスタイルを本当の意味で高級なものにしてくれるベッドは何か?という点を、マットレスやベッドフレームの仕様から詳しく解説し、おすすめの商品をご紹介させていただきます。
「早くおすすめの商品を知りたい」という人は、以下のリンクをご参考ください。(この記事中にジャンプします)
マットレス部門
【有名ブランド】おすすめの高級マットレス5選
【コスパ抜群】低価格でおすすめのマットレス7選
ベッドフレーム部門
【有名ブランド】おすすめの高級ベッドフレーム7選
【コスパ抜群】低価格でおすすめのベッドフレーム6選
この記事を書いた人

目次
そもそもベッドとは?
ベッド(Bed)とは、日本語で言うと「寝台」を意味します。
つまり、体を預ける「マットレス」と、マットレスを乗せる「ベッドフレーム」が合わさった家具のことをベッドと言います。
以下では、マットレスとベッドフレームの項目にわけて高級モデルの選び方を詳しくご紹介します。
高級マットレスを選ぶコツは?

結論から言うと、高級すぎる(価格が高すぎる)マットレスは寝心地に注意が必要です。
ここでは「高級なマットレスとはどのようなものか?」をご紹介します。

要点だけ知りたい人は以下をご確認ください。
この段落の要点はコレ
- 高級すぎるマットレスは寝心地がかなりソフトなタイプが多い
- 寝心地がソフトすぎるマットレスは日本人体型に合いづらい
- 高級メーカーなら「スタンダードモデル」が無難
- どの仕様が優れているかは断言できない(仕様の差=寝心地の良さではない)
- メーカー選びはホテルや旅館への納入実績がひとつの参考
マットレス選びはベッドフレーム選びよりもはるかに難しいです。なぜなら、マットレスこそ寝心地にダイレクトに関係するからです。
いくら高級なベッドフレームを買っても、マットレスが体に合わなかったり、チープすぎる仕様だと寝心地としては最悪です。
本当に寝心地にこだわりたいならマットレスに予算を多く割きましょう。
といっても限度はあって、筆者の感覚で言うとマットレスはシングルサイズで15~20万円くらいの予算があれば概ね満足いく商品が選べると思います。
最高級マットレスの寝心地は?

有名メーカー製のマットレスにおいて、最高価格帯シリーズは100万円くらいする商品もあったります。
しかし、最高級とされる最高価格帯のシリーズは寝心地がかなりソフト(柔らか)なタイプが中心です。
なぜ、ソフトタイプが高価になりやすいかというと、コイル・オン・コイル(コイルを上下に重ねる構造)などの多重クッション構造で作ったり、詰め物の量が増えるからです。

つまり、すごく単純にいうと「ソフトタイプは使っている材料が多い」から高価格になりやすいのです。
そして、この超ソフトタイプの高級シリーズはどんな人に合いやすいかというと、深い沈み込みが必要なボリューミーな欧米人体型・横向き寝の人です。(そして、欧米人は横向き寝が多いです)


上の表のとおり、基本的にマットレスのラインアップは、高価格帯(表の右上)はやわらかめの寝心地、低価格帯(表の左下)は硬めの寝心地になることが多いです。
日本人体型はソフトタイプが合いづらい
この記事の冒頭で「一般的な日本人体型の人であれば高価すぎるマットレスは体に合わない可能性が高い」とご紹介したのはまさにこの点です。
日本人は欧米人に比べて平坦な体型で、寝姿勢としては仰向き寝が多く、欧米人とは真逆の条件となります。
硬めの寝心地が 合いやすい人 | 柔らかめの寝心地が 合いやすい人 |
---|---|
⇒日本人に多い |
⇒欧米人に多い |
つまり、基本的に日本人の場合は、深い沈み込みを必要としない体型・寝姿勢のため、柔らかすぎるマットレスに寝てしまうと寝姿勢が歪んでしまう可能性が高いのです。
一般的には「ふつう~硬め」がおすすめ
一般的な日本人体型の場合は「ふつう~硬め」のマットレスが合いやすいと言えます。
そして、ふつう~硬めのマットレスは有名メーカーのラインアップで言うと低価格~中価格帯の商品に多いです。
以上のことから「高級=良いもの」と闇雲に柔らかすぎるマットレスを選んでしまうと、理想的な寝姿勢が実現できず、睡眠の質が悪化する可能性があるので注意しましょう。
自分に合う寝心地がわかる方法
本当に失敗したくない人は、フランスベッドやシモンズのショールームに「寝姿勢測定機」という自分の寝姿勢にぴったり合うマットレスを選び出せる機械があります。

自分の体型に合った寝心地の方向性を知れるので、お近くにショールームがある人はぜひ試してみることをおすすめします。※フランスベッドは全国のショールームに設置、シモンズは一部店舗に設置しています
とはいえ、寝姿勢測定機も万能ではありません。体のライン以外にも「自分が心地よい」と思う感覚や、季節ごとに変わる寝床内環境の差なども睡眠に影響します。
迷ったら「少し硬め」がおすすめ
そこでおすすめの考え方は、迷ったら自分が考えるよりも「少し硬め」を選ぶこと。
なぜなら硬いマットレスは、後からパッドやシーツなどで柔らかく調節できるからです。
逆に、始めから柔らかすぎるマットレスを選んでしまうと、後から硬い寝心地に調節することは困難です。
また、日本人の体型や寝姿勢を考えた場合、柔らかすぎるよりも少し硬めくらいの寝心地の方が基本的には合いやすいと思います。
失敗しにくいマットレスのグレードは?
メーカーによってはかなり幅広いラインアップを用意し、商品数が少ないメーカーでも5~6つのシリーズ(グレード)に分かれている場合がほとんどです。
そこで、まず検討すべきは各メーカーが「基準」として考えるスタンダードモデルです。

多くの人に合いやすい寝心地
スタンダードモデルは、各メーカーが考える「幅広い層の人たちに合う寝心地」で作られている傾向があり、ワールドワイドで展開する世界的有名マットレスメーカーにおいては、各国の特性に合わせてカスタマイズして作られていることが多いです。
つまり、平均的な体型の人においては最も失敗するリスクが少ないのがスタンダードモデルと言えます。
価格が比較的リーズナブル
スタンダードモデルは比較的低価格のことが多く、コストパフォーマンスにこだわる人にとっても、メリットを感じていただけると思います。
近くに店舗やショールームがある人は、スタンダードモデルから試し寝をし、そこから寝心地の好みをプラスマイナスして決めていくのが良いでしょう。
メーカーごとのスタンダードモデルは?
参考までに、有名マットレスメーカーにおけるスタンダードモデルを以下にまとめます。(リンク先は公式サイトです)
メーカー | スタンダードモデル |
---|---|
シモンズ | ビューティーレストプレミアム「ゴールデンバリュー」 |
シーリー | シーリーレスポンス「エッセンシャルズ™ PT」 |
サータ | iSeries「ノーマBOXトップ」 |
テンピュール | オリジナルコレクション エリート25 |
マニフレックス | モデル 246 |
フランスベッド | ライフトリートメント「LT-750CN」 |
日本ベッド | シルキーポケット |
エアウィーヴ | ベッドマットレス S02 |
各メーカーの特徴については以下の記事で詳しくご紹介しています。
高級マットレスはどんな仕様?

高級なマットレスはどのような仕様・構造をしているのでしょうか?
マットレスの基本的な構造は上から、
- 側地(ガワジ)
- 詰め物
- クッション層
といった3層構造をしています。※呼び方はメーカーによって異なります
マットレスの命は「クッション層」
この中でマットレスの命とも言われるのはクッション層です。
クッション層の役割は、体の荷重を受け止める(荷重分散)・体への圧力を軽減させる(体圧分散)・反発性による寝返りサポート機能など、マットレスの主な役割を担っています。
なお、詰め物や側地は体圧分散性をより良くしたり、商品によっては温度調節などの「補助的な」機能を基本的に担っています。
コイルとノンコイルの違い

クッション層で使われている素材は、硬鋼線などを使用したコイルマットレスと、ウレタンやファイバー(樹脂)などを使用したノンコイルマットレスに大きく分かれます。
コイル | ノンコイル |
---|---|
|
|
なお、各メーカーが主に採用しているクッション層の仕様は以下の通りです。
主なコイル系マットレスメーカー
ボンネルコイル | ポケットコイル | 高密度連続スプリング |
---|---|---|
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・シーリー | ・シモンズ ・サータ ・日本ベッド | ・フランスベッド |
主なノンコイル系マットレスメーカー
ウレタン | ファイバー | ゲル |
---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() |
・マニフレックス ・テンピュール | ・エアウィーヴ ・ブレスエアー | ・ASLEEP |
各種クッション層(コイルやウレタン)の違いについては、『予算から選ぶ!本当におすすめのマットレス特集(クッション層の違い)』で詳しくご紹介しています。
どのクッション素材が良いの?
どのクッションの種類がより高級とは一概には言えず、メーカー各社の製造上の工夫によって、同じ素材でも品質・寝心地はバラバラです。
例えばウレタンマットレスでは、使われているポリウレタンという素材は形成後すぐに加水分解が進んでいくという特徴を持っているため、安すぎるウレタンマットレスはすぐにヘタリやすい・ポロポロしやすいなどというデメリットがあります。

しかし、ウレタンマットレスの最高峰であるNASAが認めたことで有名なテンピュールは超高密度で作られているため、安価なウレタンマットレスよりもはるかに耐久性が高く、コイルマットレスよりも衝撃吸収性が優れている高級素材と言えるでしょう。
※左:一般的な低反発素材、真ん中:テンピュール® 、右:ファイバー素材(高反発素材)
ポケットコイルやボンネルコイルなどのコイルマットレス(スプリングマットレス)についても同じことが言えます。
ボンネルコイル | ポケットコイル |
---|---|
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バネを連結させた構造。コイルの数が少なく作れるため廉価製品に多く、連結しているため、振動が伝わりやすい。 | バネが独立した構造。点で体を支え体圧分散性が高く、振動が伝わりにくい静かな寝心地。 |
上記のような説明を見ると何となく「ボンネルコイルよりもポケットコイルが優れている※」というイメージを持つ人も多いですが、海外の有名ブランドであるシーリーの主軸はボンネルコイルマットレスで、ノーブランドの1万円以下で買えるポケットコイルマットレスよりはるかに高い耐久性や寝心地の良さを実現させています。※そもそも「何をもって優れているか?」も定義が難しいです
クッション素材でマットレスを評価するのは危険
なお、クッション層の上にある詰め物によって、体圧分散性や衝撃吸収性なども大きく変わるので、コイルなどのクッション層だけでマットレスを評価するのは危険です。
よって、素材の種類によって一概に「ポケットコイルマットレスが良い」「ウレタンマットレスが良い」などとは言えないのです。
また、寝心地についても同様です。
「ボンネルコイルだから硬い」「低反発フォームだから柔らかい」などとは一概には言えず、クッション層以外の詰め物や側地の素材やボリュームによって寝心地は変わります。
それではどのような基準で高級な寝心地を判断すれば良いでしょうか。
納入実績が豊富な高級マットレスメーカー5社
万能な方法ではありませんが、ホテルや施設への納入実績で判断するのもひとつです。
特に高級ホテルでは、マットレスは顧客満足度につながるポイントなので、採用するメーカーを慎重に選定します。
なお、ホテルで採用されているマットレスは、そのホテル独自のアレンジ(側地のステッチや、詰め物の量など)が加わっていることがほとんどなので、一般販売されているモデルとはやや変わりますが、芯となるクッション素材は一般モデルと大きく変わりません。
以下で高級ホテル・旅館への納入実績が豊富な有名メーカーをご紹介します。
1. SIMMONS(シモンズ)
参照:シモンズ
高品質なポケットコイルが特徴の伝統メーカー
シモンズは1870年創業のポケットコイルマットレスを初めて商業化に成功した老舗マットレスメーカーです。ちなみに、クイーンサイズ・キングサイズのマットレスを初めて作ったのもシモンズです。
シモンズのポケットコイルはピアノ線と同等の高級素材「超硬鋼線」を使用しています。通常のコイルより耐久性が高く、長く使えるポケットコイルマットレスが特徴です。
納入実績(一部)
ウエスティンホテル東京、帝国ホテル東京、東京ステーションホテル、ANAインターコンチネンタル東京、コンラッド東京
2. Serta(サータ)
参照:サータ
8年連続全米売上No.1
毎年発表される全米売上ランキング(ファニチャートゥデイ誌)にて、8年連続で全米売上No.1を獲得※。一流ホテルにも多く納入さていて信頼の実績とも言えるでしょう。※2020年発表ではシーリーが全米No1を獲得しました
サータのマットレスは「ファイヤーブロッカー」という燃えにくい特殊素材を標準で搭載しています。
ますます高齢化を迎える日本では火災のリスクが増しています。ファイヤーブロッカーは火災が拡大するリスクを減らせる珍しい素材なので、防災意識が高い人におすすめです。
納入実績(一部)
ヒルトン東京、リーガロイヤルホテル東京、The Okura Tokyo、hotel azabu ten
3. Sealy(シーリー)
参照:シーリー
科学的アプローチのマットレスづくり
1881年に創業した老舗ベッドメーカー。世界の一流ホテルへの納入実績も豊富です。整形外科医の協力のもと、科学的なアプローチから開発に力を入れています。
クッション層は基本的にボンネルコイルタイプを採用し、他のメーカーに比べ、コイル以外の箇所(詰め物など)の構造が独創的です。コイルの上の詰め物部分で体圧分散性を高め、睡眠の質を高める工夫がなされています。
米国家具業界専門誌「Furniture Today(ファニチャートゥデイ)」によるとシーリーは2019年度全米No1のセールスを獲得し、9年ぶりのトップ奪還を果たしました。
納入実績(一部)
ホテル椿山荘東京、アマン東京、ザ・リッツカールトン東京、シャングリ・ラ ホテル東京、箱根 花紋
4. 日本ベッド
参照:日本ベッド
創業90年の日本のベッドメーカー
日本ベッドは仕立ての良さに高い評判がある日本のメーカーです。一流ホテルへの納入実績も豊富。
同じ素材を使ったマットレスでも日本ベッドの職人が作るとなぜか長持ちするという逸話もあるくらい製造技術力が高く、ホテル業界内でもファンが多いです。
納入実績(一部)
迎賓館、帝国ホテル、ホテルオークラ、ホテルニューオータニ、星野リゾート(星のや軽井沢・東京など)、ハイアットリージェンシー東京など
5. フランスベッド
参照:フランスベッド
国内販売シェアNo.1の日本企業
フランスベッドはフランス企業でなく日本企業です。日本人に好まれる寝心地や、日本独特の住居環境に合った商品開発をしています。国内において最も資本力と商品ラインナップが豊富なメーカーです。
最大の特徴は日本で唯一「高密度連続スプリング」を製造・販売できるライセンスを持っていること。
高密度連続スプリングは、耐久性が非常に高く、特に体格が大きい人から圧倒的に支持されています。高密度に作れるため、体へのフィット感も高まります。
納入実績(一部)
目黒雅叙園、ウェスティンホテル東京、京王プラザホテル、セルリアンタワー東急ホテルなど
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高級ベッドフレームを選ぶコツは?
続いて「高級なベッドフレームとはどのようなものか?」をご紹介します。

要点だけ知りたい人は以下をご確認ください。
この段落の要点はコレ
- ベッドフレームの代表的な素材は「木製と革製」
- 素材(木・革)の中でも質の違いがある
- 「BOX構造」の収納付きベッドは耐久性抜群(高級感あり)
- ホテルのような寝心地にしたいなら「ダブルクッション」
- 日本製は品質面で安心
ベッドフレームは、素材や構造に高級感が現れます。
以下より、高級なベッドフレームに採用されている傾向が多い仕様(素材・構造)についてご紹介します。
高級な「素材」とは?
ベッドフレームは使われている素材によって、デザイン性や使用感に差がでます。
ここではベッドフレームで使われている木材や側生地(レザーなど)について、安価な仕様~高級な仕様についてご紹介します。
木製素材の選び方
木製ベッドであれば、天然木(本物の木)を使用したベッドの方がデザイン性(意匠性)が優れ、高級感を得られるでしょう。
安価ベッドの場合
安価なベッドの場合、多くはプリント化粧板と言ってMDF(中質繊維板)に本物に似せたプリント紙を貼っていることが多いです。

最近ではプリント化粧板を使った安価なベッドでも、傷や汚れが付きづらいように強化樹脂やウレタン塗装で仕上げたものが多くなってきたので、使い勝手はそこまで悪くはありません。
しかし、やはり本物の木を使ったベッドと比べると木目や質感の点では高級感が劣ります。
高級ベッドは「天然木」
高級なベッドは木材もこだわり、本物の木(天然木)で作られた商品が多い傾向があります。
同じ天然木でも、「無垢材(むくざい)」と言って木そのものを切り出した素材と、「突板(つきいた)」と言って本物の木をスライスしたものを繊維板に貼っている素材があります。
無垢材 | 突板 |
---|---|
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本物の木そのもの | 本物の木をスライスした素材 |
無垢材の特徴
無垢材で作られたベッドは基本的に薄い塗装を施し、木の呼吸を妨げず、年月が経つ連れてに色味が変わってきます(経年変化と言います)。価格は高めですが、質感を重視する人におすすめです。
ただし、湿度などで反りや割れが発生しやすいというデメリットもあるので、デリケートな素材と言えます。
突板の特徴
突板は天然木の風合いを味わえつつ、安価な点がメリット。さらに形状安定性が優れているので、反りや割れの心配も少ないです。
しかし、突板はスライスした薄い素材のため、突板を貫通するぐらいの深い傷を負った場合、修復が難しいというデメリットもあります。また、無垢材のような経年変化は楽しめません。
無垢材・突板、どちらがおすすめ?
高級感を追求したい人は無垢材のフレームがおすすめです。無垢材ならではの贅沢な質感はやはり魅力的です。
しかし、ベッドはダイニングテーブルなどに比べると傷が付きづらい環境にあり、睡眠時は湿度・温度の変化が多いので、むしろ突板仕様を積極的に選んだほうが良いと言える場合もあります。
なお、高級ベッドメーカー製のベッドでは、突板を採用しているケースが多いです。突板の方が加工しやすいため、複数のパネルを組み合わせて出来る「収納付きベッドタイプ」などにも採用されやすいです。
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無垢材 | 突板 | プリント化粧板 | |
---|---|---|---|
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特徴 | 木そのもの | 薄くスライスした天然木 (繊維板の上に貼る) | 本物の木に似せたプリント (繊維板の上に貼る) |
メリット | ・経年変化を楽しめる ・耐久性が高い ・傷がついても直しやすい | ・木の質感を楽しめつつ安価 ・反りや割れが置きづらい ・緩やかな経年変化 | ・最も安価 ・反りや割れが置きづらい |
デメリット | ・高価 ・メンテナンスが大変 (オイル仕上げ) ・反りや割れが置きやすい | ・貫通するほどの傷は 修復が困難 | ・質感が劣る ・傷がつくと直しにくい |
木材の種類
木材の中でも、安い木・高い木など木の種類によるグレードの差があります。例えば代表的な高級木材でいうと「ウォールナット」などがあげられます。

ウォールナットは世界三大銘木のひとつで、高級家具に使われることが多い木材。耐久性が高く、頑丈で重厚な雰囲気が魅力です。
一方、廉価な木材の代表は「パイン」です。

パインは白~黄色の色合いで節が多く、カントリー調の家具に使われることが多い木材です。柔らかいので加工に適していますが、傷つきやすい点がデメリット。強度はやや弱めです。
つまり、単純に無垢材=高級というわけではなく、例えばパイン無垢材とウォールナット突板のベッドを比べると後者の方が高価・高級という位置づけになることもあります。
高級感を求めるなら、木材の種類までこだわりましょう。

ただし、パイン材だからと言って悪いベッドというわけではありません。
設計や構造によって耐久性や使用感が変わるので、商品ごとにどのようなこだわり・特徴があるかしっかりと確認することが大事です。
レザー素材の選び方
数はあまり多くありませんが、レザー(皮)を使ったベッドフレームもあります。
ベッドで使われているレザーの種類には、本物の動物の皮を使った「本革」や、本革のような質感を再現した偽物のレザー「合皮(合成皮革)」があります。
本革の特徴
本革とは文字通り「本物の動物の皮革」です。高級感を得たいならやはりリッチな質感の「本革」が良いでしょう。
本革は経年変化によって色味や質感も変わっていくので、長期間使っていくうちに肌に馴染んで、良い味が出てきやすいです。
ただし、価格はかなり高めです。
合皮の特徴
合皮とは「合成皮革(ごうせいひかく)」の略で、布地の上に合成樹脂を塗って、表面を本皮のように加工した素材のことです。「フェイクレザー」とも呼ばれます。本革に比べて安価な点がメリットですが、劣化しやすいです。
合皮には使われる合成樹脂の種類によって、「PVC」「PU」「APU」など細かな種類がありますが、基本的にベッドで使われる合皮は「PVC(ポリ塩化ビニル)」が多いです。
PVCは水や汚れに強いことがメリット。一方、質感が硬い点がデメリットです。
「質感にはこだわりたいけど、価格をできるだけ抑えたい」という人はAPU(ソフトレザー)がおすすめです。APUは安価なPVCに比べて、質感がやわらかいのに水や汚れに強いという特長があります。
本革 | 合皮 | |
---|---|---|
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メリット |
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デメリット |
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収納ベッドなら「BOXタイプ」が頑丈
良いベッドフレームのひとつの条件は荷重をしっかりと支えられることです。
特に床面下に引き出しなどの収納機能があるベッド(収納付きベッド)では、構造によって明らかに耐久性が変わってきます。
続いて、高級な収納付きベッドを選ぶポイントご紹介します。
激安商品は「フラットパック」

安いベッドは保管費用や配送費をできるだけ抑えるために、フラットパックと呼ばれる最小の梱包サイズにし、パーツをバラバラにしています。IKEA製の家具がフラットパックであることは有名な話ですね。
ただし、フラットパックの家具は、パーツが細かく分解されているため組立が複雑です。さらに、組み立てた後もネジやダボなどの接着箇所が多いため、横揺れや移動に弱いことがデメリットです。
※よって、IKEA製の家具(ベッド)は引越し業者によっては取扱いNGになることがあるのです
就寝時には寝返りや起き上がりなど、部分的な荷重がかかりやすいので、できるだけ衝撃に強い安定感があるベッドフレームを選びたいところ。
それでは揺れや衝撃に強いベッドの仕様とは何なのでしょうか?
「BOXタイプ」は頑丈
安定感がある収納ベッドを探している人は引出しがBOXタイプのベッドがおすすめです。
BOXタイプは引出しが一つの家具として独立しているタンスのような構造で、ホコリが入りにくく耐久性が高いことがメリット。価格もその分高価(高級)です。

デメリットはひとつひとつのパーツが大きく重いので、組み立てる際に持ち上げたりするのが大変なことですが、フラットパック家具に比べると、組立難易度はBOXタイプの方が簡単です。
また、BOXタイプは組立がシンプルなため、再分解・再組立も基本的に可能です。
「ベッドは配置したら動かさない」と考えている人も多いと思いますが、ベッドを使っていると横にずらしたくなったり、別の部屋で使いたくなったり、意外と移動が必要な場面が出てきます。
日常的・将来的なことも考えると、高級な引出し収納ベッドの条件としてBOXタイプは必須でしょう。
引出しの比較
BOXタイプ | ノーマルタイプ (フラットパック) | |
---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() |
耐久性 | 〇 | △ |
耐衝撃性 | 〇 | △ |
振動への強さ | 〇 | × |
価格 | 高価 | 安価 |
「ダブルクッション」はリッチな寝心地

ダブルクッションのベッドフレームとは、フレームの中にスプリング(バネ)が入った台のことです。「ボックススプリング」と呼ばれています。ベッドフレームというよりもマットレスに近い構造です。
マットレスをクッション性のあるボックススプリングの上に乗せることで、更に体圧分散性や荷重分散性を高め、寝心地やマットレスの耐久性を向上する効果があります。木製ベッドフレームよりも少し柔らかい寝心地になります。

ホテルのベッドはボックススプリングを使用して、ダブルクッションになっていることがほとんど。高級ホテルの寝心地を実現したい人は、ぜひボックススプリングをご検討ください。
ただし、買うとしたら有名メーカー製(特にシモンズが豊富)が中心なので、価格はやや高めです。
「日本製」は安心

安価なベッドは中国や東南アジアでの海外生産品が中心です。
「海外生産=良くない」とは一概には言えませんが、現状の工場の生産体制を考えた場合、未だに日本の工場生産品の方がしっかりしている傾向があります。
これは筆者が過去ベッドメーカーで働いていた頃の経験によるものですが、他の国内メーカーのご担当者様と話をしたときに似た感覚を持っていました。
安心してベッドを使いたい人は、国内生産品を選んだほうが無難でしょう。
なお、ベッド市場においては、
- 安価な完全組立品(フラットパック家具)は中国やベトナムなどの海外生産
- 高級な無垢材やBOXタイプなどのベッドは国内生産
で作られている傾向があります。
もちろん、海外生産品であっても工場によってはマネジメントが行き届き、日本製以上にしっかりとした商品を作っている場合もあります。
ただし、そういった商品(海外生産の高級ベッド)は輸送費などのコストを含めて考えると、同等の品質の場合、日本製の方がむしろ低価格で買える場合も多いです。
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【有名ブランド】おすすめの高級マットレス 5選

当サイトでは有名メーカーへの取材を実施しており、筆者の体験も含めて選んで後悔しない高級メーカー(ブランド)製のおすすめマットレスをご紹介します。
1. 日本ベッド「シルキーポケット」
傑作ポケットコイルマットレス
日本ベッドの基幹マットレスシリーズ。とろけるような寝心地で「バネに直接眠れるマットレス」というコンセプトで生まれました。ポケットコイルが高密度に敷き詰められていて、やや硬めの寝心地。レギュラータイプがおすすめです。
日本のもの作りの精神が具現化されたマットレスで、有名ホテルへの納入実績も豊富。睡眠の質にこだわりたい人には間違いなくおすすめの逸品です。
2. シモンズ「ビューティレストセレクション・ゴールデンバリューピロートップ」
高級ホテルの寝心地をリーズナブルに
シモンズのリーズナブルブランド「Beautyrest Selection」のゴールデンバリューピロートップ。このモデルは特にホテルに納入されているシモンズ製マットレスの寝心地に近い傾向があるので、「ホテルで寝たシモンズが気に入った!」と言う人におすすめ。
ピロートップとは、マットレスの上にクッションがついてる仕様のことで、体圧分散性が優れ、やや柔らかい寝心地になります。なお、ホテルに納入されているマットレスはピロートップタイプが多いです。
3. サータ「i series ノーマルボックストップ」
サータの大ヒットマットレス
サータを全米No.1に押し上げた「i series(アイシリーズ)」の人気モデル。人間の体の中で一番荷重がかかる腰臀部に少し太めの線径2.0mmコイルを配置し補強することでバランスの良い荷重分散と耐久性アップを実現。
ボックストップ(詰め物)内にはi seriesの特徴であるジェルメモリーフォームを搭載し、体をやさしく包みながら底付き感のない安定した寝姿勢を保ちます。
4. テンピュール「オリジナル エリート25」
宙に浮いたような寝心地
テンピュール®の原点とも呼べるスタンダードモデル。NASAが認めた衝撃吸収素材(メモリーフォーム)であるテンピュール®素材の特徴が最も表現されていて、まるで宙に浮いたような寝心地です。テンピュール®層と高耐久ベースの厚みがあり、体をしっかりサポートしてくれます。
テンピュール®の中では価格とのバランスが良く、最もコストパフォーマンスが優れていると思います。寝心地としては柔らかめなので、横向き寝や体のラインがはっきりしている人に特に合うでしょう。
5. フランスベッド「ライフトリートメント LT750CN AS」
失敗しづらい寝心地
豊富すぎるラインアップが特徴のフランスベッドのマットレスシリーズの中で「ライフトリートメント」は基幹的な位置づけのシリーズです。
このモデルはプロウォール(両端が落ち込みにくい構造)や、防ダニ、抗菌・防臭などフランスベッドの特徴的な仕様を基本的に備えています。多くの日本人体型に受け入れられやすいスタンダードな寝心地です。
【コスパ抜群】低価格でおすすめのマットレス 6選

「なるべく価格を抑えつつ、満足した寝心地を得たい」という人に向けて、有名メーカー製にも負けない寝心地でコストパフォーマンスに優れたマットレスをご紹介します。
1. ネルコ「バリューポケットコイル」
格安で高品質ならコレ
ベッド専門店「neruco(ネルコ)」のオリジナルマットレス。シングルサイズでおよそ1万円で買える格安価格ですが、線径が太く高密度仕様でコストパフォーマンスが良い商品です。
マットレスの側面はすべてメッシュ構造になっているので通気性も抜群です。どちらかというとソフトな寝心地で特に女性におすすめですが、男性の筆者も心地よく感じた逸品。
サイズ | セミシングル~キング ※ショート丈あり |
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硬さ | ふつう |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 | 9,990円~ |
その他 | 片面仕様、メッシュ構造 |
2. ビーナスベッド「国産ポケットコイルマットレス」
高品質な国産品、なのに低価格
広島県にあるベッドメーカー「ビーナスベッド」のオリジナルマットレス。スプリングは平行配列のポケットコイルで、適度な反発性があり、寝返りもしやすい構造です。
コイルに使用しているバネは一般的な「硬鋼線」よりもハイグレードな「ピアノ線」を採用。側地は綿100%で通気性が良く、両面仕様なので表裏のローテーションも可能です。この仕様で3万円台から買えるのはコストパフォーマンスが優れています。口コミ評価や評判も良いです
サイズ | セミシングル~キング ※ロングサイズあり |
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硬さ | ふつう |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 | 37,000円(SSサイズ)~ |
その他 | 日本製、両面仕様、通気性◎、ピアノ線 |
3. モダンデコ「DORMIRA」
コイル数1,300個の超高密度で2万円台
1,300個の超高密度コイルで、荷重がかかりやすい場所に太いコイルを配置するゾーニング仕様。口コミ評価も高く、コストパフォーマンスに優れています。10万円を超えそうな仕様ですが、2万円台で買えるコスパが良いマットレス。
サイズ | シングル~ダブル |
---|---|
硬さ | ふつう |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 | 25,990円~ |
その他 | 片面仕様、ゾーニング、防ダニ |
4. ネルコ「フランスベッド 超硬め」
とにかく硬い!でも快適
フランスベッドとベッド専門店「ネルコ」が普通の硬さじゃ満足できない人に向けて共同開発した超硬めマットレス。筆者も実際に試し寝してみましたが、単に硬いだけでなく、適度な体圧分散性と、寝返りをサポートしてくれる反発性があるため案外多くの人に受け入れられやすい寝心地なのではないかと思います。フランスベッドの高密度連続スプリングだから実現できた逸品です。
サイズ | シングル~ダブル |
---|---|
硬さ | 硬め |
クッション材 | 高密度連続スプリング |
価格 | 40,000円~ |
その他 | 両面仕様、抗菌・防臭、防ダニ |
5. NELLマットレス【イチオシ】
寝返りのしやすいマットレス
NELLマットレスは、日本のベンチャー企業である株式会社Morghtが福岡県大川市にある老舗マットレス設計会社と共同開発した新しいマットレスです。シングルサイズあたり約1,200個ものコイルを搭載した超高密度タイプのポケットコイルマットレスで、腰部分と端を強化したゾーニング仕様が特徴。寝返りのしやすさと端の落ち込みを軽減させる工夫を凝らしています。
さらに両面仕様で、抗菌防臭や消臭の機能綿を詰め込んだ贅沢な作り。これで7万円台から買えるのはかなりコストパフォーマンスが優れていると言えます。実際に試しましたが素晴らしい寝心地だと思いました。120日間のお試し期間(返金・返品保証)があるので、ぜひ寝心地を体験してみてほしいです。
サイズ | シングル~キング |
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硬さ | ふつう |
反発性 | ふつう |
クッション材 | 高密度ポケットコイル |
価格 | 75,000円~ |
その他 | 両面仕様、抗菌防臭・消臭綿、返金・返品保証 |
6. コアラマットレス
振動に強く、カップルに人気
コアラマットレスは2015年にオーストラリアで創業・販売開始し、あっという間に最高評価を得るまでに成長し、2017年10月に日本市場へ参入しました。今ではじわじわと認知度が高まってきています。
「ゼロ・ディスターバンス」という振動が伝わりにくい技術を採用。ウレタンマットレスですが耐久性・通気性も高い工夫をしています。120日間の無料お試し期間があるので、ぜひ寝心地を体験してみてほしいです。
サイズ | シングル~クイーン |
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硬さ | ふつう |
クッション材 | ウレタンフォーム |
価格 | 72,000円~ |
その他 | 片面仕様、衝撃吸収、無料お試し期間 |
7. アキレス「フレアベル サーモフェーズ」
理想的な寝床内温度を実現
日本で随一のウレタンフォームの開発ノウハウを持つアキレス株式会社が自社ブランドで手掛けるオリジナルマットレス。高品質なウレタンフォームに独自開発した「サーモフェーズ」という温度調節素材を塗布していることが特長です。
近年の睡眠科学では「理想的な寝床内温度は約33℃」ということがわかってきて、それを実現できるマットレスとして業界で初めて開発に成功しました。知名度はまだまだこれからですが、日本製の高品質でコストパフォーマンスに優れています。
サイズ | シングル~ダブル |
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硬さ | やや硬め |
クッション材 | ウレタンフォーム |
価格 | 64,800円~ |
その他 | 温度調節、片面仕様、衝撃吸収 |
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【有名ブランド】おすすめの高級ベッドフレーム 7選

高級素材や、安定感がある構造が特長のおすすめ高級ベッドフレームをご紹介します。有名ブランドを中心に厳選しました。
1. ドリームベッド「収納ベッド センシスト」
天然木ウォルナット×BOX構造
広島県の老舗ベッドメーカー「ドリームベッド」の収納ベッド。天然木ウォルナット突板を使用し、本格的な質感を楽しめつつ、機能性(収納力)を実現しています。BOX構造の引き出しは開け閉めしやすいフルスライドレールを採用していて細部まで高級仕様です。
素材 | ウォルナット突板 |
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引出し | BOX構造 |
サイズ | シングル~クイーン |
生産国 | 日本 |
価格 | 90,000円~ |
2. ドリームベッド「跳ね上げ式ベッド ウレルディ 335H」
伝統の跳ね上げ式ベッド
ドリームベッド製の跳ね上げ式ベッド。跳ね上げ式ベッドを日本で初めて製造・販売したのはドリームベッドです。床板を跳ね上げて使う大容量収納スペースが特長で、大きな荷物を収納したい人におすすめです。跳ね上げ式ベッドでクイーンサイズまでのラインアップがあるのは貴重です。
素材 | プリント化粧板 |
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収納タイプ | 跳ね上げ式 |
サイズ | シングル~クイーン |
生産国 | 日本 |
価格 | 140,000円~ |
3. サータ 「リアルレザーベッド ニューヨーク550」
メンテナンス製が高い牛本革ベッド
有名マットレスブランド「サータ」のレザーベッド。ヘッドボードには牛本革を使用した贅沢な素材感が特長です。本革はメンテナンスが大変ですが、本製品では特殊なコーティングをしているので、合皮と同じように日頃のメンテナンスは布で乾拭きするだけでOK。置くだけで部屋がラグジュアリーな雰囲気になること間違いなしです。
素材 | 牛本革(ヘッド表・側面)、塩ビ(サイド・フット)、ステンレス |
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サイズ | シングル~セミキング |
生産国 | 日本 |
価格 | 280,000円~ |
4. シモンズ「ビューティレストプレミアム BOX SPRING」
シモンズ製マットレスと合わせるならコレ
老舗マットレスメーカー「シモンズ」のダブルクッションベッドフレーム。シモンズでは特にダブルクッションフレームに力を入れています。フレーム内部にスプリングを搭載していて、荷重分散性が高めマットレスを長持ちさせる効果もあります。一般的な木製フレームよりもソフトな寝心地になりやすいことも特徴。高級ホテルでもダブルクッションはよく採用されています。
素材 | フレーム側地:ファブリック 内部:ダブルクッション |
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サイズ | シングル~クイーン |
生産国 | 日本 |
価格 | 約70,000円~ |
5. テンピュール「ゼロジー® エレベートKD」
本能的に安らげるリクライニング機能
テンピュールのオリジナルベッドフレーム。Zero-Gポジションという「体に圧力がかからない無重力のような状態」が実現できることが特長。Zero-Gポジションは上半身と下半身が少しだけあがり、胎児のような姿勢になることで本能的にリラックスできます。基本的にテンピュール製のマットレスを使うことを想定して作られているので、テンピュール製マットレスとは相性抜群です。
素材 | フレーム側地:ファブリック |
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機能 | リクライニング(Zero-Gポジション等)、バイブレーション |
サイズ | シングル~ダブル |
生産国 | 非表記 |
価格 | 236,500円~ |
6. 日本ベッド「DELPHOS」
上品なクラシカルなフォルム
日本ベッドが2018年に発表した新しめのベッドフレーム。ヘッドボードは少し曲線になっていて、上品で優雅なデザインが特長です。フットボードも高めに設計されている欧米風の重厚感が高級な印象を高めています。
主な素材 | 天然木ウォールナット/オーク |
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サイズ | シングル~クイーン |
生産国 | 日本 |
価格 | 275,000円~ |
7. Master Wal「モアレス ベッド」
ウォルナット家具専門メーカーが作るベッド
MasterWal(マスターウォール)はウォルナット専門の家具メーカー。MasterWalのウォルナット材は世界最高の規格基準以上のグレードを採用しています。豊かな素材感を贅沢に楽しみたい人におすすめ。このベッドは床からの高さを抑えたローベッドなので空間が広く感じやすいです。
素材 | ウォルナット無垢材 |
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サイズ | シングル~キング |
生産国 | 日本(岡山県) |
価格 | 187,000円~ |
【コスパ抜群】低価格でおすすめのベッドフレーム 6選

「なるべく価格を抑えつつ、満足した寝心地を得たい」という人に向けて、有名メーカー製にも負けない素材感や仕様が特徴のコストパフォーマンスに優れたベッドフレームをご紹介します。
1. カーサヒルズ「ZENローベッド」
ローベッドのパイオニア
「ローベッドというジャンルを作った」と言われるパイオニア的な商品。直線的なスタイリッシュなデザインが特長で、モダンなインテリアとの相性が抜群です。床板は隙間があるため通気性も良く敷き布団でも使うことができます。天然木を使用しているのに価格もリーズナブル。完成度が高い逸品です。
主な素材 | ウォルーナットカラー:ウォールナット突板 その他のカラー:アッシュ突板 |
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サイズ | セミダブル~キング |
価格 | 約6万円台~ |
2. ネルコ「ステージベッド STACEY」
オール天然木なのに格安
天然木を贅沢に使用しているのに2万円台で買えるコストパフォーマンスが優れたローベッド。使われている桐材は湿度調節機能が優れていてカビにくいです。セミシングルサイズからキングサイズまで選べるサイズバリエーションの豊富さも魅力。企画は日本で生産は中国のため、価格が抑えられています。
主な素材 | ブラウン:天然木ウォルナット突板 ナチュラル:天然木タモ突板 |
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サイズ | セミシングル~キング |
価格 | 24,000円~ |
3. CCmart7「国産チェストベッド STE」
安心の日本製&薄型ヘッドボード
圧迫感が少ない薄型ヘッドボードがついたチェストベッド。全体的にスッキリとしておしゃれな印象です。ヘッドボードには棚とコンセントが付いているところも魅力。安心の日本製で引き出しはBOXタイプです。
主な素材 | プリント化粧板 |
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引出し | BOX構造(5杯) |
サイズ | セミシングル~ダブル |
価格 | 60,000円~ |
4. CCmart7「国産跳ね上げ式ベッド FREEDA」
老舗国内工場で作る跳ね上げ式ベッド
シンプルデザインのヘッドボード付き跳ね上げ式ベッド。群馬県にある大正13年創業の老舗メーカーが作る安心の国産品ですが、価格も抑えられていて、コストパフォーマンスが優れています。収納部分の深さや縦開き・横開きなど様々なパターンから選べます。
主な素材 | プリント化粧板 |
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引出し | ガス圧ダンパー(国産) |
サイズ | セミシングル~セミダブル |
価格 | 90,000円~ |
5. ビーナスベッド「カルディナ[ウォールナット]」
低価格でも高級感
シンプルなパネルデザインのベッド。ビーナスベッドの中では低価格帯の商品です。フレームには高級木材ウォールナット(突板)を使用し、低価格なのに高級感があります。立派なヘッドボードは曲線があり、背もたれに適していて、ベッドの上でリラックスした時間を過ごせるでしょう。ベッドの脚は継脚仕様なので、2段階の高さ調節が可能です。フットボードは面取り加工され、やさしい丸みがあるので、小さいお子様がいるご家庭にも安心です。
主な素材 | 天然木ウォールナット突板 |
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サイズ | シングル~クイーン |
床板 | すのこ(桐材) |
価格 | 39,800円~ |
6. アクメファニチャー「BROOKS BED」
西海岸のリラックス感
journal standardで有名なアパレル総合メーカー【BAYCREW’S GROUP】が展開する家具ブランド【アクメファニチャー】のベッド。高級素材ウォルナットを使用し、豊かな風合いが魅力です。デザイン性が高いヘッドボードとフットボードは、アメリカ西海岸のゆったりした雰囲気のインテリアテイストにぴったりです。
素材 | ウォルナット |
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サイズ | シングル~クイーン |
価格 | 約7万円~ |
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
高級なベッド・マットレスとはどのようなものか、そしておすすめの商品をご紹介させていただきました。
繰り返しますが、特にマットレスにおいては「高価=良い」ではありません。
特に海外ブランド製の高級モデルは一般的に柔らかい寝心地を目指し、詰め物やスプリングなどをたくさん使用しているため、高価格になりやすいのです。
そうした柔らかいマットレスは、体型がボリューミーかつ、横向きで寝る習慣ががある欧米人合いやすいのですが、平均的な日本人は欧米人に比べて体型はフラットで、仰向きで寝る習慣があるため、ソフトすぎるマットレスは体に合わない可能性が高いです。(つまり、欧米人と真逆の条件と言えます)
よって、一般的な日本人体型の人であれば、寝心地は「ふつう~少し硬め」くらいを選ぶのが無難でしょう。
自分の好きな寝心地がわからない人は「少し硬め」がおすすめです。もし硬すぎた場合にあとからベッドパッドなどで調節ができるからです。
そう考えると、あなたが平均的な日本人体型であれば最高価格帯のマットレスを選ぶのではなく、海外ブランドであれば、真ん中くらいのスタンダードモデルを基本に選ぶと失敗が少ないと思います。
この記事は闇雲に高級(高価)な商品を選ぶのではなく、あなたのライフスタイルにあった本当の意味で高級なベッド・マットレスを選んでいただくために作成いたしました。少しでもご参考になったのなら幸いです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。