1万円台から買える高密度三つ折りマットレス
この記事ではエイプマンパッドの「310」(三つ折りマットレス厚さ10cm)についてご紹介します。
実際の体験・検証・調査を踏まえて、良いところだけでなく、悪いと思ったところも素直に書いているので、ご参考いただけますと幸いです。
当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。一般的な家の雰囲気と異なるのはそのためです。
この記事を書いた人
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目次
エイプマンパッド310の基本情報
エイプマンパッドはティレックス株式会社のオリジナルマットレスです。ティレックス株式会社は、「ふとんキング」という自社のオンラインショップを運営し、その中でオリジナルのブランドとしてエイプマンブランドを展開しています。
エイプマンブランドの中にはマットレスの他に、まくらや除湿シートなどの商品もあります。
上のバナーでもあるように、ポップな(というよりユルイ?)イメージ戦略を取っていて、一度見たら忘れられないキャラが印象的です。
今回ご紹介する「エイプマンパッド310」は三つ折りタイプの厚さ10cmのマットレスで、口コミの掲載数などを見る上では同社で最も人気モデルのようです。
サイズや価格等の情報は以下の通りです。
サイズ | シングル~ダブル |
---|---|
クッション材 | 高反発ウレタンフォーム |
カラー | ミッドグレー、ミッドブルー |
価格(Sサイズ) | 17,050円 |
エイプマンパッドのシリーズは?
エイプパンパッドには三つ折りタイプと1枚タイプがあり、さらに厚さの違いと、返品保証の有り・無しで商品(モデル)が分かれています。
モデルの違い
- 三つ折りタイプか1枚タイプか
- 厚さ
- 返品保証の有り・無し
▼ 三つ折りタイプ | ||||
---|---|---|---|---|
モデル | 310 | 310(返品保証あり) | 307 | 307(返品保証あり) |
画像 | ||||
厚さ | 10cm | 7cm | ||
返品保証期間 | なし | 90日 | なし | 90日なし |
価格 (Sサイズ) | 17,050円 | 20,130円 | 13,750円 | 17,050円 |
▼ 1枚タイプ | ||||
---|---|---|---|---|
モデル | パッド9 | パッド9(返品保証あり) | パッド5 | パッド5(返品保証あり) |
画像 | ||||
厚さ | 9cm | 5cm | ||
返品保証期間 | なし | 90日 | なし | 90日なし |
価格 (Sサイズ) | 14,850円 | 18,700円 | 13,750円 | 17,050円 |
今回レビューしている「310」は3つ折りタイプの厚さ10cmから来ているので覚えやすいですね。
なお、返品保証(90日間)の有り・無しで価格が25%前後変わってきます。例えば「310」のシングルサイズの場合、約4,000円の差があります。
つまり、約4,000円という価格(差額)に返品保証の価値を置くかどうかがモデル選びのポイントと言えるでしょう。
【まず結論】エイプマンパッド310の評価は?
当記事では以下のような項目をチェックし、商品を評価しております。
- 寝姿勢による寝心地は?(仰向き・横向き)
- 寝返りのしやすさは?
- 通気性が良いか?(ムレを感じないか)
- クッション材の品質はどうか?
- 詰め物の質感・ボリュームはどうか?
- バネあたりや底付きがないか?
- 価格相応の寝心地と言えるか?(総合評価)
体験を通じ本商品を以下のように評価させていただきました。
▼ エイプマンパッド310の評価 | |
---|---|
総合評価 | 3.26 |
仰向き寝 | 3.0 |
横向き寝 | 2.0 |
端の沈み込み | 3.0 |
通気性 | 2.5 |
寝返り | 3.0 |
底付のなさ | 3.0 |
素材の品質 | 1.0 |
耐久性 | 3.0 |
衛生面 | 3.0 |
価格 | 4.4 |
※目安は「3.50」以上が高評価です。
以下より、本商品(エイプマンパッド310)の特徴をご紹介します。
エイプマン310の特徴
高密度ウレタンフォーム
エイプマンパッドは芯材がウレタンフォームで出来ている「ウレタンマットレス」です。
ウレタンマットレスの耐久性は密度によって決まります。より長い期間使いたいなら、高密度なウレタンマットレスがおすすめです。
エイプマンパッド310のウレタンフォームは「30D※」。※「D」とは密度(Density)の意味
ウレタンマットレスは20~40Dの商品が多いのですが、それぞれの耐久性(寿命)の目安は以下の通りです。
密度 | 耐久性(寿命) |
---|---|
20D | ~1年 |
25D | 3~5年 |
30D(本商品) | 5~8年 |
40D | 8年以上 |
密度が低くなるにつれて価格は安くなる傾向がありますが、1万円台で買えるウレタンマットレスとして30Dの密度があるというのは、メリットのひとつと言えるでしょう。
高反発タイプ
ウレタンマットレスにおいては、ウレタンフォームの「反発性」を調節して寝心地を作っていて、低い反発性のマットレスを「低反発マットレス」、高い反発性があるマットレスを「高反発マットレス」と呼んだりします。
それぞれの特徴は以下の通りです。
低反発 | 高反発 | |
---|---|---|
画像 | ||
特徴 | 衝撃吸収性が優れ、静かな寝心地が実現できる | 体の動きに対する反発力があり、寝返りをサポートする |
合いやすい人 | 横向き寝 欧米人体型 | 仰向き寝 日本人体型 |
つまり、高反発タイプは寝返りがしやすい点が最大の特長で、普段から寝返りに関してストレスを感じる人におすすめです。
なお、反発性とは「押し返す力」のことで、反発弾性率によって低反発・高反発が分けられ、反発弾性率15%未満を低反発、それ以上を高反発と呼ぶことができます。
素材が持つ反発性を測る数値。反発弾性率を調べる方法として、JISが定めるテスト方法(JIS K 6400-3)があり、簡単に言うと「高さ50cmから鉄球を落として、反発した高さと割ったのが反発弾性率」ということです。
当サイトで簡易的な反発弾性率を調べるテスト(50cmの高さから鉄球を落として跳ね返りの硬さを計測)してみたところ、反発弾性率は約40%ほどでした。
なお、JIS規格においては、50%以上の反発弾性率で「高弾性フォーム」(高い反発性がある)と言えるのですが、エイプマンパッド310は反発弾性率が約40%(当サイト調べ)のため、「高反発タイプではあるが、ふつう程度の反発性」と言えるでしょう。
三つ折り可能
エイプマンパッド310(3xxシリーズ)は、3つ折りタイプのマットレスです。
別売りで専用の収納ケースが用意されているので、持ち運びや移動もしやすい点もメリット。
なお、ウレタンフォームが3つに分かれていて、その3つ位置を変えることで、ローテーションも可能。ローテーションを定期的に行うことでヘタリをならし、長期間寝心地をキープしやすいというメリットあります。
返品保証付きモデルが選べる
寝具、特にマットレスなどの敷き寝具は実際に長期間使ってみないと自分の体に合うかわかりづらいものです。
よって、返品保証がある商品を選ぶことは、マットレス選びで失敗しないコツのひとつと言えます。
エイプマンパッドは90日間の返品・返金保証付き。まるまる2か月程度お試しができるので、自分に合うかどうかじっくり確かめられる点がメリットです。
なお、返品できるタイミングは配達予定日から90日経過後の1週間のみで、返送時の送料は購入者負担となるなどルールがあります。詳細は公式サイトでご確認ください。
ウレタンフォームまで洗える
一般的なウレタンマットレスでは、芯材のウレタンフォームは洗うことができませんが、本商品(エイプマンパッド310)では、洗うことが可能です。
洗い方は、中性洗剤を使用して手洗いし、ふとん乾燥機などで乾かします。
ただし、ウレタンフォームの中に水分が残るとカビの原因になったり、経年劣化を早める原因になるため、リスクはあります。
取扱説明書でも「定期的なお手入れ目的での洗浄はおやめくだい」と書いてあるので、注意しましょう。
【体験レビュー】エイプマンパッド310を実際に試してみた
実際のお届け時の様子や具体的な使用感などレビューします。
開梱・設置
こちらはシングルです。(別売りの収納カバー付き)
別売りの収納カバーが段ボールに貼り付けられています。
段ボールを開けるとロール状に圧縮されたマットレスがありました。
マットレス本体(左)と収納カバー(右)。マットレス本体の中には取扱説明書が入っています。
マットレス本体の重量はシングルサイズで約7kg。力が弱い人でも持ち運びしやすいです。
続いて、マットレスを開封していきます。
まずはビニール袋をハサミで切っていきます。
このとき、マットレス本体をハサミで傷つけないようにご注意ください。チョキチョキといよりはスーッと切っていくことがおすすめです。
2つ折りにされて、さらにロール状に圧縮梱包されたマットレスが解かれていきます。
パタンパタンと簡単に解かれていきました。
あっという間に開封完了。ここまで5分くらいです。
しかしながら、開封直後はかなり歪みが大きいです。
外観
説明書には「3日ほどかけて本来のサイズに復元されます」とありますが、4日経っても歪み(特に中央部分)が元に戻りません。
これが本商品の最大のデメリット。
マットレスの中央部分が歪んでいるということは、寝姿勢が崩れやすく、落ち着きません。
なお、開封からさらに1か月半経過しても、まだ歪みが収まりません。
山になっていない側(上の画像で言えば裏面)で寝てみても中心の歪みによって寝心地の不安定感は感じます。
とはいえ、しばらく使っていくうちに(睡眠中においても)、次第にウレタンフォームが体に馴染み、大きなストレスは感じなくなります。
厚さの公表値どおり10cmの厚さが確認できました。
カバーは通気性が良いメッシュ生地を採用。素材はポリエステル100%です。
やわらかく伸縮性がある生地のため、体へのフィット感が優れます。
カバーに取っ手があるので、三つ折りにして持ち運びやすいです。
カバーはチャック式で簡単に脱着できます。
3つのウレタンフォームは同じ大きさのため、場所を入れ替える(ローテーションする)ことによって、寝心地が長くキープしやすいです。
【詳細解説】エイプマンパッド310の評価について
この記事の冒頭で星付けして評価させていただいた以下のポイントをここでは詳しくご紹介します。
▼ エイプマンパッド310の評価 | |
---|---|
総合評価 | 3.26 |
仰向き寝 | 3.0 |
横向き寝 | 2.0 |
端の沈み込み | 3.0 |
通気性 | 2.5 |
寝返り | 3.0 |
底付のなさ | 3.0 |
素材の品質 | 1.0 |
耐久性 | 3.0 |
衛生面 | 3.0 |
価格 | 4.4 |
※目安は「3.50」以上が高評価です。
使用感のイメージは以下の動画をご参考ください。(音は出ません)
それでは以下より主な評価項目をレビューさせていただきます。
1. 仰向き寝は?
仰向き寝は沈み込みが少なく接触面積が広いという特徴があるので、満遍なく荷重を受け止め、体圧を分散させることが重要です。また、寝返りに力が必要なので、寝返りサポート性も大切です。
なお、日本人の60%が仰向き寝と言われているので、最もオーソドックスな寝姿勢と言えます。
評価は「星3.0」。
この記事の上でもお伝えした通り、エイプマンパッド301はマットレスの中央部部分に大きな歪み(凹凸)があるため、真ん中で寝た場合、特に入眠(寝始め)の時には寝姿勢が整いにくく、感触としても違和感があり、落ち着きません。
ただし、時間が経てば体に馴染んでいきます。
馴染んだ後には、適度な硬さと反発性によって体のラインが沈み込み過ぎず、背中のラインが伸び、仰向きの寝姿勢としては満足できると言えるでしょう。
2. 横向き寝は?
横向きの寝姿勢は肩や臀部の沈み込みが深くなることと、接触面積が少なく、荷重が集中しやすいため、底付きなどを感じやすいという特徴があります。
つまり、深く沈み込んでも無理のない寝姿勢になることと、荷重による圧迫・底付きを感じないようなクッション性が大切です。また、不安定な寝姿勢でもあるので、揺れ過ぎないような衝撃吸収性もポイントです。
評価は「星2.0」。
横向きは不安定な寝姿勢ということもあり、エイプマンパッド310独特の歪みをより感じやすく、不安定さや圧迫感があります。
また、硬めの寝心地(特に歪みによって中心部分はより硬く感じる)のため、しっかりと沈み込む必要がある横向きの寝姿勢には適しているとは言いづらいです。
3. 寝返りのしやすさは?
クッション材や詰め物で使われている反発性によって、体の動きやすさが変わってきます。少ない力で寝返りを打てた方がストレスは感じにくいですが、寝返りがしやすい=良い寝心地とは限りません。
寝返りの大変さにストレスを感じている人は高反発タイプなどの寝返りしやすいマットレスが良いですが、寝返りが多すぎることで中途覚醒が多い人は、逆に寝返りの回数を抑えるような低反発タイプを選ぶと良いでしょう。
評価は「星3」。
素材単体の評価としては、反発弾性率40%ほど(当サイト調べ)のほどほどの高反発ウレタンフォームのため、体の動きに対してはストレスなくサポートしてくれると言えます。
4. 端の沈み込みは?
一般的にマットレスの端部分はそれ以上荷重を分散できないので落ち込みやすいです。端部分の落ち込みが少ないマットレスは全面を目いっぱいに使えるので、それだけで使用感が良いものになります。
なお、高級モデルなどでは落ち込みを解消するように端部分にワイヤーを入れたり、コイルを硬めにしたりすることもあります。
評価は「星3」。
素材自体はかなりしっかりとした硬めの感触のため、沈み込みにくいです。
ただし、特に横向き寝においては、寝る場所によって三つ折りの角に肩が落ち込むことで、かなり寝姿勢の不安定感が出てしまうことも。(これは三つ折りマットレスならではのデメリットです)
5. 通気性は?
睡眠中は汗や体温を放出するので、蒸れやすいマットレスはストレスを感じることも。メッシュ生地や、側面から排気できる構造など、通気性に工夫があるかどうかをチェックします。
評価は「星2.5」。
芯材のウレタンフォームはもともと通気性があまり良くないため、蒸れやすい素材と言えます。
また、ウレタンマットレスの中にはオープンセル構造(空洞が多い構造)や、除膜(ウレタンの膜を飛ばす)加工など、通気性を高めた仕様の商品もありますが、本商品では特にそうした工夫はされていません。
しかしながら、硬い高反発フォームのため、良い意味でフィット感が少なく、体感として蒸れは「気にならないレベル」でした。
6. 耐久性は?
保証期間や耐久試験をベースにチェックします。また両面仕様で表裏のローテーションが可能な商品は加点します。一方、詰め物が多い商品は減点します(詰め物で多く使われてる綿やウレタンフォームはクッション材よりも早くヘタリやすいため)。
評価は「星3」。
本商品(エイプマンパッド310)は8万回の圧縮テストに合格し、その復元率は98%との結果です。
また、密度30Dのウレタンフォームは5~8年程度は問題なく使用できます。
1万円台で買えるマットレスに10年20年の耐久性を求めるのはハードルが高すぎるので、素材自体の耐久性としては良好だと言えるでしょう。
7. 素材の品質は?
ウレタンフォームの品質の良し悪しは、「形成のきれいさ」にも現れます。
歪みが大きいと(素材が持つ本来の性能が発揮されにくいという点で)寝心地やヘタリにも影響があるので、歪みがなく、ピシッときれいな形状が望ましいです。
評価は「星1」。
何度もお伝えしますが、本商品は素材の形状の復元性が良くありません。
他メーカーの圧縮タイプのマットレスでも、開封後は多少歪みがあることが多いですが、1~3日経過すると気にならなくなる程度まで復元される商品がほとんどです。
しかし本商品は1カ月半ほど経過しても形状は歪んだままです。
8. 衛生面は?
抗菌防臭や防ダニなどの加工の有無やそのレベルなど、衛生面に工夫があるかどうかをチェックします。
評価は「星3」。
マットレスに施されることが多い抗菌・防カビ・防ダニ等の衛生加工は本商品には施されていません。
しかし、カバーや芯材が洗える点はメリットと言えます。(芯材のウレタンフォームが洗える商品は珍しいです)
9. 価格は?
絶対的な価格と、マットレス市場の全体的な相場からチェックします。価格に応じた寝心地が実現されているかも大切なポイントで、総合評価へつながります。
評価は「星4.40」。
シングルサイズで15,950円という価格は、マットレス市場全体から言うとかなり安い価格帯です。
格安価格なのに、密度30D・洗える芯材など、スペック面ではコストパフォーマンスが良く感じられます。
実際に使ってみて気になったところ
歪み
何度もお伝えしている通り、中央部分の歪みが大きいことによって、マットレス(素材)が持つ本来の寝心地が得にくく、特に入眠時は寝姿勢が落ち着きません。
端の歪みならまだしも、メインで寝る面が大きく歪んでいることはマットレスにおいては大きなデメリットとも言えます。
とはいえ、使い続けることで慣れていく面もありますし、次第に歪みも少なくなります。ただし、「届いた瞬間から快適に使えるか?」と言えばそうではないというところが惜しいです。
味気ない寝心地
本商品(エイプマンパッド310)は、硬めの寝心地の高反発タイプのマットレスですが、クッション性や寝返りサポート性が乏しく、やや味気がない寝心地と感じました。
寝心地が良いマットレスを作るには、体当たりの「柔らかさ」と寝姿勢を支える「硬さ」という相反する要求にうまく応える必要があり、高い満足感が得られるマットレスは感触の違う層を2~3つほど重ねた「多層構造」を取ることが多いです。
1万円台の格安マットレスにこうした構造を求めるのは間違っているかもしれませんが、やはり寝心地としては正直物足りなさを感じてしまいました。
さらに、反発性もふつう程度なので、体の動きをしっかりとサポートされているという感覚はありませんでした。
下の動画は反発率40%(エイプマンパッド310)と、反発弾性率60%(上の画像の別商品エマ・マットレス)との反発性の比較です。※両方とも反発弾性率は当サイト調べです
反発弾性率40%(エイプマンパッド310) |
---|
反発弾性率60%(同上のエマ・マットレス) |
もちろん、反発性が高ければ高い方が良いというわけではありませんが、寝返りのしやすさを求める人にとっては、より高い反発性がある素材を使ったマットレスがおすすめです。
実際に使ってみてよかったところ
しっかりとした硬めの寝心地
厚さ10cmの高密度タイプのウレタンフォームは底付きがなく、安心して体を預けることができます。
本商品の硬さは170Nという比較的硬めの寝心地なので、仰向きの寝姿勢を中心とした人にぴったりです。
ウレタン臭が少ない
ウレタンフォームは生産状態や品質、管理方法等によって、独特の臭い(悪臭)が出る場合がありますが、本商品は、ウレタンの気になる臭いがほとんどなく、開封初日から快適に使うことができました。
ただし、このウレタンの臭いの差については、生産時期等によって個体差があるかもしれません。
折りたたみが楽
カバーに取っ手が付いているので、三つ折りするのが楽でした。
また、取っ手が付いていると、持ち上げたときに重量より軽く感じるので、力が弱い人にもおすすめです。
口コミ・評判のまとめ
エイプマンパッド310の口コミをまとめると、以下のような評価が多かったです。
良い口コミ | 悪い口コミ |
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口コミに関する解説
投稿されたレビューにおいては5点満点中4~5の星を付けているユーザーが多く、人気の高さが伺えます。
口コミでよく見られたのは、肩や腰などの体の痛みが軽減されたという内容が見られました。
ただし、肩こりや腰痛の原因は人それぞれですし、寝具の合う合わないも人によって差があり、エイプマンパッド310に寝たからと言って必ず体の痛みが取れるというわけではありませんのでご注意ください。
一方、悪い評価としてはヘタリやすさを言及している声もありました。しかし、逆に「2年使ってもヘタらない」といった声もあり、使用環境や感じ方は人それぞれです。
「硬すぎる・柔らかすぎる」等についても同様で、人によって感じ方がそれぞれなので、合う人・合わない人が出るのは仕方がないことだと思います。
意外だったのは、当サイトで大きなマイナス点として挙げた「歪み」に対しての口コミがなかったことです。皆さんしばらく使っていくうちに慣れていったのかもしれませんね。
似ている商品との比較
エイプマンパッド310と同様の「三つ折りタイプの高反発マットレス」を比較してみます。
商品(メーカー) | エイプマンパッド310 | タンスのゲン | ソムレスタ |
---|---|---|---|
画像 | |||
素材 | ウレタンフォーム | ||
厚さ | 10cm | ||
硬さ | 170N | 190N | 154N |
反発弾性率 | 約40% (当サイト調べ) | 約40% | 60% |
密度 | 30D | 25D | 非公表 (35D以上) |
復元率 | 98.0% | 98.7% | 99.6% |
重量 | 約7.0kg | 約6.0kg | 約9.6kg |
サイズ | S~D | S~K | S~WD |
衛生加工 | なし | 抗菌防臭・消臭・防ダニ | |
返品保証 | 保証ありモデルは90日間 | なし | |
価格 (Sサイズ) | 保証なし:15,950円 保証あり:20,130円 | 4,999円 | 49,800円 |
リンク | 商品リンク | 商品リンク | 商品リンク |
②はネット限定の格安インテリアショップ「タンスのゲン」の売れ筋商品。密度がやや低めなので長期間の使用は期待できませんが、約5,000円からという低価格で買える点が魅力です。
③は高品質マットレスブランド「ソムレスタ」の薄型マットレス。1枚タイプですが三つ折りが可能です。35Dを超える超高密度タイプで耐久性が抜群。反発弾性60%という厳密な意味での「高弾性フォーム」仕様です。さらに抗菌防臭と防ダニ・消臭機能もあり、まさにフルスペックの薄型マットレスと言えます。価格はやや高めですが、使用感・寝心地とも抜群で、自身を持っておすすめできる逸品です。
①の本商品(エイプマンパッド310)はこうして比較してみると、返金保証が付いているモデルが選べる点が魅力だと感じます。やはり、マットレスは合う・合わないがでやすいものなので、返金保証がある商品の方が安心感を持って選ぶことができるでしょう。
その他、エイプマンパッド310の情報
返品のやり方は?
返品可能モデルには90日間の返金保証(お試し)期間がついています。
返品規定のポイントは以下の通りです。
- 商品到着から90日経過後の1週間以内にメールで連絡
- 返品(返送)に必要な梱包材は購入者負担
- 本体一式を返送後、14営業日以内に商品代金を返金(振込)
- 返送時の送料や振込手数料は購入者負担
つまり、商品到着後すぐには返せませんし、梱包材・返送手配・送料・振込手数料はすべて購入者負担なので、なかなか厳しめの返品規定と言えます。
他のメーカーでは、もっとシンプルな仕組みで返金保証を設けている場合もあるので、以下の記事をご参考ください。
ふとん乾燥機は使える?
はい、使えます。ふとんキング公式としては「フォーム内部の湿った空気を外に逃すため、マットレスのお手入れに最も適しています。」とのことです。
電気毛布や湯たんぽは使える?
はい、使えます。床暖房なども可能で、熱いと感じない程度の温度でご使用くださいとのことです。
お手入れ方法は?
1~2週間に1度ほど陰干しが推奨されています。
また、カバーは洗濯可能で、芯材のウレタンフォームも中性洗剤を使って丸洗い可能です。
なお、芯材のウレタンフォームは水や湿気に弱いので、なるべく洗う回数は少なくし、洗ったとしてもふとん乾燥機などでしっかりと乾かすようにしましょう。
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まとめ
いかがでしたか。
ティレックス株式会社(ふとんキング)の「エイプマンパッド310」をご紹介させていただきました。
中央部分の歪みによる寝心地の悪さというデメリットはありますが、次第に少なくなり、体も慣れていくので最終的には大きなストレスなく眠ることができると思います。
なお、この歪みの大きな原因は超コンパクトな圧縮梱包によるものです。(素材そのものの「復元性の低さ」という面もありますが。。)
このように梱包をコンパクトにすることで、配送料をカットし、最終的な販売価格を下げることができます。
つまり、低価格で買えるメリットと引き換えのデメリットと言えます。
購入者による評価は高く、星4~5(5点満点中)レビューの数が多いので、寝心地に満足されている方も多いです。
歪みの問題はあるにせよ、1万円台から買えて、密度30D・洗える芯材などを考慮した場合、コストパフォーマンスは優れていると思います。
返金保証付きのモデルが選べる点も魅力なので、気になった方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。