ヘッドボードの選び方
この記事ではベッドの「ヘッドボード」についてまとめています。ベッド選びで迷っている人は、ぜひご参考にしてくださいね。
この記事を書いた人
目次
ヘッドボードとは
ヘッドボードとは寝たときに頭の上にくるフレームのことです。
ヘッドボードによって、ベッドのデザイン性や機能性が大きく変わるので、よく検討することがおすすめです。
ヘッドボードの種類
代表的な4つのヘッドボードの種類をご紹介します。
1. パネル
シンプルな板で作られたデザインです。すっきりとした見た目で落ち着いた部屋の印象になりますね。木製ベッドの場合、木の豊かな表情を楽しめることも特長です。
2. 棚付き(宮付き)
ヘッドボードに棚が付いたタイプです。棚にコンセントや照明が付いている商品もあります。機能性が最も高いタイプで、ベッド周りに物を置きたい人におすすめです。
3. クッション
ウレタンなどを使用してクッション性を高めたヘッドボードです。側生地はファブリック(布)やレザー(合皮または本革)などを使用しています。木製ベッドよりもやわらかいので、ヘッドボードにもたれてリラックスしたい人にぴったりです。
4. なし(ヘッドレス)
ヘッドボードがないタイプです。ヘッドボードがない分、全長がコンパクトになり、狭い部屋にも置きやすいです。価格もリーズナブルな傾向があります。
・
・
・
棚付き(宮付き)タイプの種類
少しマニアックですが、棚付きタイプには、いろいろなデザインがあり、以下の代表的な4つのパターンを理解することで、ベッド選びに失敗しにくいでしょう。
フラットタイプ | L字タイプ |
---|---|
![]() |
![]() |
前板タイプ | くりぬきタイプ |
![]() |
![]() |
1. フラットタイプ
背板や前板がなく、ヘッドボードの天面がフラットになったタイプです。すっきりとした印象が特徴で、低価格で組み立てが簡単な傾向があります。
デメリットは、棚の上の物が落ちやすいことです。よって、基本的に壁付けすることを前提としているベッドが多いです。
2. L字タイプ(背板+側板)
棚に背板と側板がつき、ベッドのコーナー(角)がL字に見えるタイプです。コーナーに立てかけられるので、本などを置くのに適しています。
デメリットは、前板がないため、物が手前に落ちやすいことです。また、フラットタイプに比べると組み立ては難しい傾向にあります。
3. 前板タイプ(前板+背板)
棚に前板と背板が付いたタイプです。前板があることで、物が前に落ちにくいことがメリットです。また、コーナー(角)に側板がないため、2台くっつけて使うシーン(連結ベッド)にもおすすめです。
デメリットは、側板がないため、本などが立てかけにくいことと、前板があるため、物が取りにくいことです。また、L字タイプ同様、組み立てが難しい傾向があります。
4. くりぬきタイプ
ヘッドボードのくりぬいたようなデザインのタイプです。結果的に棚が2段使えるので、物が多く置きやすいことがメリットです。
デメリットは、くりぬきの方の棚(下段)に、背が高いものを置けないことと、組み立てが最も難しい傾向があることです。※ただし、くりぬきタイプのヘッドボードは完成品で届く場合もあります
【備考】棚の「奥行き」もチェックしよう
商品によってヘッドボードの奥行きが異なります。

たくさん物を置きたい人は奥行きがあるヘッドボード、よりコンパクトに設置したい人は、奥行きが狭いヘッドボードがおすすめです。
・
・
・
コンセントや照明などの機能性
ヘッドボードの機能性として代表的なのが「コンセント」と「照明」です。
コンセントに関しては、ヘッドボードがあるベッドの場合、付いていることがほとんどです。
ただし、コンセントのプラグ(口)の数やUSBポートの有無などが、商品によって異なるので、自分の用途を想定して選びましょう。

ちなみにダブルサイズ以上(つまり、二人で使うことを想定したサイズ)の場合、コンセントが左右に2つ付いている商品もあります。

こうした細かな仕様面もチェックしてみてくださいね。

個人的には照明はなくても良いと思っています。
なぜなら、照明があることで、棚のスペースやコンセント(プラグ)の数が削られる場合も多いですし、ベッドの照明は、基本的にあまり明るくないので、たとえば読書灯などには使いにくいからです。
「照明の雰囲気が好き」という人以外は、照明付きのベッドは積極的に選ばなくても良いと思いますよ(価格も高くなりますし)。
・
・
・
その他、ヘッドボードのチェックポイント
1. ヘッドボードの隙間(設置可能なマットレスの厚さ)
見落としがちなのは、「ヘッドボードの隙間」です。この隙間は主にコストカットが目的ですが、商品によっては、かなり隙間が空いている場合もあります。つまり、隙間よりも厚いマットレスを乗せる必要があるのです。
また、ヘッドボードの高さとマットレスの厚さのバランスも大事です。ヘッドボードに対してあまりにも厚いマットレスを置いてしまうと、見た目のバランスがおかしくなってしまいます。
適切な厚さのマットレス | 厚すぎるマットレス |
---|---|
![]() |
![]() |
バランスが良い見た目 | ヘッドボードが隠れて見た目が△ |

販売ページなどで細かくサイズ表記が載っている場合は、使いたいマットレスの厚さをしっかりとシミュレーションするのがおすすめですよ。
2. 背面の処理
基本的にベッドは壁付けして設置することを前提に作られていますが、もし部屋の真ん中に置きたい人は、背面の処理(化粧)の仕方もチェックしましょう。
背面化粧があるベッド | 背面処理がないベッド |
---|---|
![]() |
![]() |
3. 角の丸さ(面取り加工の有無)
角の処理もベッドによって異なります。小さなお子様と使う場合など、安全性に配慮したい人は、角の丸さ(面取り加工の有無)にも注目しましょう。
角が丸い | 角が鋭い |
---|---|
![]() |
![]() |
・
・
・
まとめ
いかがでしたか。
代表的なヘッドボードの種類と特徴・選び方をご紹介しました。
ヘッドボードはベッドのデザイン性や機能性を大きく左右します。
自分のライフスタイルに合ったヘッドボードを選ぶことで、生活の満足感が高まると思いますよ。
なお、おすすめのベッドフレーム・マットレスや販売店については、当サイトのトップページで詳しくご紹介しています。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。