KOREとBREEZEの違いはコレ!
この記事では「コアラマットレス KORE(以下:KORE)」と「コアラマットレス BREEZE(以下:BREEZE)」の違いについてご紹介します。
この記事を書くうえでメーカーさんから商品をご提供いただきました。
実際に体験した内容を踏まえ、細かい違いまで具体的に解説するので、コアラマットレスで悩んでいる人はぜひご参考くださいね。
2024年9月24日が以下のとおり変更されました。
- NEW コアラマットレス → コアラマットレス KORE
- NEW コアラマットレス BREEZE → コアラマットレス BREEZE
2024年10月7日からコアラマットレス KOREとBREEZEは公式サイトで取り扱いが終了しました。(Amazon、楽天市場、ビックカメラでのみ購入可能です)
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目次
KOREとBREEZEの特徴(と関連記事のご紹介)
はじめに、KOREとBREEZEの違いをすごく簡単に言うと以下の通りです。
- KORE:スタンダードモデル
- BREEZE:KOREに通気性を強化したハイグレードモデル
それぞれの特徴については以下の記事でとことん詳しくご紹介しているので、気になったモデルがありましたらご参考くださいね。
コアラマットレス全5モデルの違いについては以下の記事で分かりやすくまとめています。
関連記事(全コアラシリーズの比較)
上記の関連記事は、例えば「寝返りがしやすさならこのモデルが優れている」といった具体的な使用感における優劣を比較しています。
この記事では、KOREとBREEZEに絞って、より細かな違いをご紹介しているの、ご参考いただけますと幸いです。
KOREとBREEZEの仕様の違い
まずは、公式サイトで公表されている仕様の違いについてまとめます。
KORE | BREEZE | |
---|---|---|
画像 | ||
厚さ | 23cm | 27cm |
重量 (Sサイズ) | 21.72 kg | 27.01kg |
硬さ調節 | 〇 | 〇 |
3ゾーニング | 〇 | 〇 |
キルティングカバー | × | 〇 |
エッジサポート | × | 〇 |
多層ゾーニング | × | 〇 |
冷却機能 | △ | 〇(COOL MAX®) |
価格 (Sサイズ) | 99,900円 | 129,900円 |
リンク | Amazon、楽天市場 | Amazon、楽天市場 |
以上のとおり、BREEZEには、キルティングカバーやエッジサポート・多層ゾーニングといった機能が追加されています。
分かりやすい!KOREとBREEZEの重要な違い(5つのポイント)
上の表にある「ゾーニング」「エッジサポート」などの専門用語を並べられても、それが実際の寝心地にどのように影響されているかイメージしづらいですよね。
そこで、以下で実際の体験も踏まえて、特に重要だと考えるKOREとBREEZEの違いを分かりやすい言葉で5つにまとめました。
▼重要な違い | KORE | BREEZE |
---|---|---|
①通気性の良さ | △ | 〇 |
②硬さ | やや硬め | ややソフト |
③寝返りしやすさ | 〇 | △ |
④端の沈み込みにくさ | × | 〇 |
⑤価格 | 89,900円~ | 129,900円~ |
以上の違いが分かれば、あなたにぴったりなマットレスがどちらか決められると思います。
なお、コアラマットレスの中心コンセプトである「上層のコンフォートレイヤーによって硬さ調節ができること」はKORE・BREEZEとも同じです。
KORE | BREEZE |
---|---|
この硬さ調節はあくまで微調節レベルです。(20Nほどの調節幅)
それでは以下よりKOREとBREEZEの違いについて詳しくご紹介します。
1. 通気性の違い
KORE | BREEZE |
---|---|
KOREとBREEZEの最大の違いは「通気性」です。
通気性はBREEZEの方が優れています。
BREEZEとは「そよ風」という意味ですが、まさにBREEZEはKOREの通気性を強化した仕様とお考え下さい。
KOREになくてBREEZEにある、通気性に関連する仕様としては以下の2点です。
- COOLMAX®繊維
- ゾーニングレイヤー
- 多層構造
1. 吸水・速乾性が優れた「COOLMAX®繊維」
BREEZEのカバー表面は「COOLMAX®(クールマックス®)」という吸水・速乾性が優れた特殊繊維を使用したポリエステル100%という仕様です。
吸水・速乾性が高いということは、マットレス本体への湿気が伝わりづらいという点で通気性が優れています。
ちなみに、COOLMAX®はスポーツウェアなどにも多く利用される繊維で、その吸水・速乾性は大量に汗をかく運動時でもメリットを感じられるほど。
なお、KOREのカバー素材はテンセル+ポリエステルで作られています。
テンセルは植物(ユーカリ)から作られる天然素材由来の再生繊維で、こちらも吸湿・速乾性はありますが、COOLMAX®には劣ります。
つまり、KOREのカバーでもある程度の吸湿・速乾性はあるのですが、BREEZEはCOOLMAX®という別のテクノロジーを用いて、より吸湿性・速乾性を高めているということです。
2. 「ゾーニングレイヤー」による通気孔
ゾーニングレイヤーとは、BREEZEのマットレスの中間層にある、薄めの波状ウレタンフォームのこと。
ゾーニングレイヤーにある細かい波の空洞は通気孔の役目になり、マットレス側面からの通気が促進されます。
コアラ KOREと比較すると、空洞の多さ(ゾーニングレイヤー)による通気性の良さがわかりやすいと思います。
3. 「多層構造」は通気性が良い
マットレスはいくつかの層を重ねて作られていることがほとんどですが、基本的な考え方として、層が多いほど通気性は高まります。
BREEZEは、ゾーニングレイヤーを加えるなど、ウレタンフォーム自体の層の数も多いですが、マットレスカバー内の「詰め物」も多層構造になっています。
ウレタンマットレスは、カバー内にあまり詰め物を施さないことが多いのですが、BREEZEは珍しく詰め物が多い構造をしています。
なお、細かい話になるのですが、実はBREEZEでは上層(コンフォートレイヤー)のウレタンフォームを分割して、その一部をカバー内の詰め物として使用しています。
分割している主な理由はカバーにキルティング(詰め物のワタなどの偏りを防ぐ縫製)を施すためなのですが、結果的に多くの層構造を作ることとなり、通気性も向上されています。
よって、BREEZEは14層もの多層構造となり、さらに通気孔もたくさん設けられているため、通気性が抜群に良いのです。(KOREは7層構造です)
KORE | BREEZE | |
---|---|---|
カバー | ||
芯材 | ||
層数 | 7 (上層:3、下層:4) | 14 (上層:9、下層:5) |
2. 硬さの違い
実際の硬さは、
- KORE:やや硬め
- BREEZE:ややソフト
です。
KOREとBREEZEは、ほとんど同じような硬さ(N(ニュートン)数)のウレタンフォームを使用しているのですが、実際に感じる寝心地は大きく異なります。
KORE | BREEZE | |
---|---|---|
硬さ (N数) ※上層から | 80N(ふつう面) 100N(かため面) 160N(下層) | 80N(ふつう面) 100N(かため面) 110N(ゾーニングレイヤー) 160N(ベース層) 180N(エッジサポート) |
KOREが「やや硬め」の理由
KOREは上層で80N+100Nという比較的やわらかめの寝心地のウレタンフォームを使っていますが、厚さが7cmほどのため、沈み込むと下層(160Nのハードウレタンフォーム)の感触を感じます。
そのため、結果的に実際に感じる寝心地としては「やや硬め」くらいです。
BREEZEが「ややソフト」の理由
BREEZEは詰め物にふんわりとしたポリエステル綿を入れていたり、ゾーニングレイヤー(110Nのソフトウレタンフォーム)を中間層に搭載することで、最下層の硬めのウレタンフォーム(160N)の感触を感じにくくなります。※さらにゾーニングレイヤーは波状加工が施されているので、よりやわらかく感じやすい
そのため、結果的に実際に感じる寝心地としては「ややソフト」くらいになります。
硬さの選び方は?
好みの硬さは人それぞれですが、一般論としては硬め・やわらかめの寝心地ごとに合う特徴は以下の通りです。
硬め |
⇒体のラインが平坦 |
---|---|
柔らかめ |
⇒体のラインがハッキリ |
ポイントは体のライン(凹凸)です。
硬いマットレスは沈み込みにくく、やわらかめのマットレスは沈み込みやすいですが、マットレスに接地する体のラインが平坦(仰向き寝・男性的な体型)の場合、硬めが合いやすく、逆に体のラインがハッキリ(横向き寝・女性的な体型)の場合、やわらかめが合いやすいです。
なお、一般的な日本人体型の場合、欧米人に比べて平坦な体つきをしていることが多いため「ふつう~やや硬め」くらいが合いやすいでしょう。
つまり、BREEZE(ややソフト)よりKORE(やや硬め)の方が硬さとはしては失敗しくいと言えます。
3. 寝返りのしやすさの違い
寝返りがしやすいのはBREEZE(若干)です。
寝返りは「反発弾性率」「寝姿勢保持性」「硬さ」「荷重分散性」などいろいろな条件によって影響されますが、今回、比較したところ「寝姿勢保持性」がポイントでした。
寝姿勢保持性が良いマットレスは、多少反発力が弱くても、体の中心線がまっすぐになることで、寝返りが打ちやすいです。
BREEZEの方が寝姿勢保持的には優れていると感じました。
一方、KOREは、BREEZEに比べて反発力が強い寝心地ですが、沈み込みやすく(寝姿勢の崩れがやや気になり)、体を動かすのに少し力が必要な印象でした。
とはいえ、微妙な差なので、コアラマットレス KOREでもそこまで寝返りにストレスは感じません。
4. 端の落ち込みづらさの違い
端が落ち込みづらいのはBREEZEです。
BREEZEは「エッジサポート」というやや硬めのウレタンフォームでマットレス外周を囲った構造をしています。
特にマットレスは端部分が沈み込みやすく寝心地が悪くなる傾向があるので、端まで優雅に使えるマットレスはワンサイズ大きい使用感として大きなメリットを感じられるでしょう。
特に二人で寝る人におすすめです。
一方、KOREはBREEZEのように外周が強化された仕様ではなく、さらに高めの反発性を感じる寝心地のため、端部分で寝返りを打つとマットレスから落ちやすいです。
5. 価格の違い
シングルサイズあたりの価格は、KOREが99,900円、BREEZEが129,900円と3万円ほどの差があります。
なお、それぞれのサイズあたりの価格は以下の通りです。
▼サイズ | KORE | BREEZE | 価格差 |
---|---|---|---|
シングル | 99,900円 | 129,900円 | 30,000円 |
セミダブル | 109,900円 | 149,900円 | 40,000円 |
ダブル | 119,900円 | 169,900円 | 50,000円 |
クイーン | 129,900円 | 189,900円 | 60,000円 |
以上のとおり、価格が高くなるほど、価格差が大きくなります。(BREEZEが高くなる)
なお、この価格はマットレス市場全体から考えると「高め」ではあるのですが、仕様を考えると妥当な価格設定だと思います。
【まとめ】こんな人にはこのコアラがおすすめ!
最後にKOREとBREEZEの特徴と、こんな人に合うという点をまとめます。
KOREの特徴&こんな人におすすめ
【15秒で分かる!】KOREの特徴
- 硬さ調節ができる
- 基本的な寝心地は「やや硬め」
- 高反発に近い寝心地
- 現在のコアラシリーズで最も売れ筋(人気)
- 価格は真ん中(8万円台)
KOREはこんな人におすすめ
- 硬さ選びに不安がある
- 寝返りのしやすさが大事
- どちらかというと仰向き寝が中心
- マットレス選びに失敗したくない(やや硬めの寝心地は多くの人に合いやすい)
この商品の特徴はコチラ【レビュー】コアラマットレス KOREの特徴と寝心地を徹底解説
BREEZEの特徴&こんな人におすすめ
【15秒で分かる!】BREEZEの特徴
- 硬さ調節できる
- 基本的な寝心地は「ややソフト」
- 抜群の通気性(14層構造)
- 生地には吸水速乾繊維「COOL MAX®」
- 端が沈み込みづらい「エッジサポート」
- 価格は最も高い(12万円台~)
BREEZEはこんな人におすすめ
- 硬さ選びに不安がある
- ふんわりした寝心地が好き
- 蒸れにくいマットレスが良い
- 二人で同じマットレスで寝たい(端まで優雅に使える)
この商品の特徴はコチラ【レビュー】コアラマットレスBREEZE(ブリーズ)の特徴と寝心地を徹底解説
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いかがでしたでしょうか。
コアラマットレス KOREとコアラマットレスBREEZEの違いについてご紹介しました。
この記事の冒頭でご紹介したとおり、コアラマットレスには他に「オリジナル」と「BAMBOO」というモデルがあります。
オリジナル | BAMBOO |
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コアラマットレス全4モデルの特徴の違いについては以下の記事で詳しくご紹介していますので、ご興味がある人はぜひご参考くださいね。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。