クイーン・キングサイズのローベッドの選び方
『大きいサイズのローベッドを探している』という人に、業界歴10年以上のベッド専門家が選び方についてご紹介します。
この記事では、
- 大きいサイズのローベッドの特徴
- 選ぶ際の注意点
- おすすめの大きいローベッド(クイーン・キングサイズ)
- マットレスの選び方
といった点を詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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目次
ローベッドとは
ローベッドとは、字のごとく「高さが低いベッド」のことです。
一般的なベッドフレームは脚や引き出しが付いていたりしますが、ローベッドは脚などがないので、高さが低いです。
普通のベッド | ローベッド |
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ローベッド全般の特徴や選び方は以下の記事でまとめているので、気になったら参考にしてください。
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クイーン・キングサイズの特徴は?
ベッドのサイズはマットレスが基準なので、以下はマットレスにおけるクイーンサイズとキングサイズの大きさをご紹介します。
(ベッドフレームの場合、サイドフレームやヘッドボードの幅によって、商品ごとに寸法が異なります)
1. クイーンサイズ
クイーンサイズの幅は160cmです。ひとつ下のダブルサイズ(幅140cm)よりも二人でゆったり寝られます。
2. キングサイズ
キングサイズの幅は180cmが基本です。※メーカー・商品によって変わる場合もあります
一般的なサイズの中で最も大きなサイズで、二人用として、より贅沢に寝られます。また、子どもと一緒に三人で寝ることもできるサイズです。
3. 連結ベッドという手段もアリ
連結ベッドは、2台のベッドフレームを金具などで固定して、ひとつの大きなベッドとして使えるベッドフレームです。
最大でダブルサイズ(140cm)×2台の構成が可能なため、キングサイズ(幅180cm)よりも100cm広い「280cm」の幅があります。
3人以上の家族用として購入する人が多いため「ファミリーベッド」とも言われ、広大なベッドを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
ファミリーベッド(連結ベッド)は以下の記事で詳しくご紹介しています。
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大きいサイズの選び方と注意点
1. マットレスが1枚か分割か
クイーンサイズやキングサイズの場合、マットレスが分割されている場合もあります。
タイプ | 1枚 | 分割 |
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画像 | ||
クイーン | クイーン1枚(160cm) | セミシングル(80cm)×2枚 |
キング | キング1枚(180cm) | スモールシングル(90cm)×2枚 |
それぞれのメリット・デメリットは以下のとおりです。
タイプ | 1枚 | 分割(2枚) |
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メリット |
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デメリット |
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以上のとおり、メリット・デメリットは真逆なので、ご希望によって決めてください。
個人的には分割(2枚)の方がメリットを感じます。特に、好みの寝心地を追求できることです。
たとえば、日本ベッドのシルキーポケットなどは、硬さが選べるので、無理にパートナーに合わせることなく、好きな寝心地で眠れるのは大きなメリットだと思います。
なお、全く異なるマットレスを合わせる場合は、厚さを揃えることに注意しましょう。
2. コンセントの位置と数
二人で寝る場合、ヘッドボードの機能性もチェックしましょう。
たとえば、ヘッドボードにコンセントがある場合、クイーンサイズやキングサイズになると両サイドに付く商品もあったりします。
両サイドにコンセントがあることで、お互いのスマホなどの充電ができ、ケーブルマネジメント(配線整理)もしやすいです。
3. 耐荷重をチェック
耐荷重とは、ベッドフレームが何kgの荷重まで耐えられるかの数値です。要するに、「自分の体重+マットレス+軽寝具(掛布団・まくらなど)」の合算値とお考えください。
クイーンやキングの場合、マットレス自体も重くなりやすく、さらに二人で寝る場合は、二人分の体重が加わります。
たとえば、一般的なスプリングコイルマットレスのクイーン以上の重量は30~40kg以上が多く、二人で寝る場合は、仮に男性70kg・女性50kgと想定した場合、ベッドフレームの耐荷重は150kgが最低でも必要になります。
ただし、耐荷重自体は「余裕をもった数値」なので、耐荷重ギリギリの使用環境であってもほとんど問題はありません。しかしながら、余裕を持った耐荷重(耐久性が高いベッドフレーム)に越したことはないでしょう。
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迷ったらコレ!大きいサイズ(クイーン・キングサイズ)のローベッド おすすめ4つ
1. neruco「ローベッド Lohse(ローゼ)」
大きいサイズのコスパが抜群
フラット型フレームの格安タイプで、特筆すべきはセミダブル以上の大きいサイズの価格が安いこと。「大きいサイズでできるだけ安いベッドを探している」という人にぴったりです。シンプルなヘッドボードには棚とコンセントが付き、使い勝手も良好です。
メーカー | ネルコンシェルジュ neruco |
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サイズ | セミシングル~クイーン |
カラー | ブラウン、ホワイト |
価格 |
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2. RASIK(ラシク)「照明付きステージベッド『RELAIR リレア』」
ホテルライクな優雅なデザイン
ヘッドボードの両サイドにライトが付いているローベッド。間接照明としてのライトは気分をリラックスさせてくれます。
ヘッドボードは棚・コンセントが付いているので機能性が良く、ステージタイプの幅広のサイドフレームによって、まるで高級ホテルのようなおしゃれさがあるデザイン性も魅力です。
ショップ | RASIK |
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サイズ | シングル~キング |
カラー | グレージュ、ストーングレー |
価格 |
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3. BED STYLE「リクライニング機能付モダンデザインローベッド」
ハイバック&リクライニング
頭までもたれられるハイバック仕様のヘッドボードで、極上のリラックス感を得られるローベッド。7段階のリクライニング機能があり、自分の好きな姿勢でくつろげます。
ヘッドボードはファブリック素材、フレームは合皮とスチールで作られた「異素材Mix」がおしゃれさを演出します。
ショップ | BED STYLE |
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サイズ | ダブル~キング |
カラー |
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4. マスターウォール「MORELESS BED(モアレス ベッド)」
最高峰の無垢材を使ったベッド
ウォールナット専門の家具メーカー「MasterWal(マスターウォール)」のローベッド。最高規格(FAS規格以上)の天然木無垢材を贅沢に使用し、高級感を肌で感じられます。
価格は高いですが、このレベルの天然木(無垢)のベッドフレームは他にはなかなか見当たらず、孤高の存在とも言えるでしょう。本格的な高級ベッドフレームを探している人におすすめです。
メーカー | マスターウォール |
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サイズ | シングル~キング |
主な素材 | ウォールナット無垢材 ※選べる |
価格 |
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【ローベッドにも使いやすい】クイーン・キングが選べるおすすめマットレス4つ
- クイーン・キングが選べる
- ローベッドにも使いやすい厚さ
といった点を加味したおすすめのマットレスをご紹介するので、ご参考にしてくださいね。
1. 源ベッド「日本製ポケットコイルマットレス 夜香ハイグレード2」
コスパで選ぶならコレ(寝心地も選べる)
広島県のベッドメーカー「源ベッド」のオリジナルマットレス。同社内の数あるマットレスの中で売れ筋の人気商品です。
ポケットコイルは最高クラスの硬鋼線を使用。バネから国内の自社工場で作り上げるという徹底ぶりです。
さらに、詰め物に「防ダニ・抗菌防臭わた」、端が落ち込みにくい「エッジハード」、裏面でも寝れる「両面仕様」という隙がないハイスペックにもかかわらず3万円台から買えるのは驚きです。
これぞスタンダードな寝心地!という印象で、幅広い人に合いやすいと思います。まさに「格安ポケットコイルマットレスの決定版」と言える商品です。
セミシングル(幅80cm)があるので、2分割のクイーンベッドにも可能です。さらに寝心地がソフト・レギュラー・ハードの3種類から選べるので、自分の好きな寝心地にできることも大きな魅力です。
メーカー | 源ベッド |
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サイズ | セミシングル~キング |
厚さ | 23cm |
硬さ | ソフト・レギュラー・ハード ※選べる |
価格 |
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より寝心地にこだわりたい人は「咲夜レアルマットレス」がおすすめです。
高級ホテルに採用される、巻き数の多い「8.5巻き(6.7インチ)のスプリング」が搭載し、なめれらかなストロークによる極上の寝心地が得られます。
5万円以下からこの寝心地が手に入るのは、並外れたコストパフォーマンスの高さです(当サイトNo.1の高評価です)。
※咲夜レアルはクイーンサイズまでのサイズ展開です
2. neruco「バリューポケットコイルマットレス」
格安マットレスで選ぶならコレ
ベッド専門店「ネルコンシェルジュ (neruco)」のオリジナルマットレス。高密度仕様で豊かなクッション性が魅力のポケットコイルタイプです。マットレスの側面はすべてメッシュ構造になっているので通気性も抜群。
どちらかというとソフトな寝心地で特に女性におすすめですが、男性の筆者も心地よく感じた逸品。この優れた寝心地でシングルサイズ1万円台は利益が取れているか心配になるほどのコストパフォーマンスの良さを感じました。
なお、このマットレスはnerucoのベッドフレームには基本的にセットで付けられます。※商品名が「厚さ20cmポケットコイルマットレス」となっている場合もあります
キングサイズでも2万円台というのは、素晴らしいコストパフォーマンスです。また、セミシングル(幅80cm)が選べることもメリットです。
メーカー | neruco |
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サイズ | セミシングル~キング ※ショート丈・ロングあり |
厚さ | 20cm |
硬さ | ふつう |
価格 |
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3. エマスリープ「エマ・ハイブリッド V2」
お試し期間付きで選ぶならコレ
エマ・スリープはドイツ発の海外マットレスブランド。2015年に欧州で発売以降、数々のアワード(表彰)を獲得していて、シリーズ全体で累計600万に愛用されるほど世界的な高評価を得ています。
本商品(エマ・ハイブリッドV2)は、高反発フォーム×ポケットコイルのハイブリッド仕様で、反発性が高いため寝返りがしやすく、ストロークの深い、高級マットレスのような寝心地がリーズナブルに味わえる点が魅力です。
100日間のお試し期間も付いています。お試し期間付きのマットレスは他のメーカーでもありますが、エマ・スリープはその中でもシンプルかつ親切な仕組み(全国規模での送料無料・梱包材が不要・運送会社の手配不要)なので、気軽に試せることも魅力です。
返金保証(お試し期間付き)のマットレスについては、こちらの記事で詳しくご紹介しているので、参考にしてくださいね。
メーカー | エマ・スリープ |
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サイズ | シングル~キング |
厚さ | 25cm |
硬さ | ふつう |
価格 (Sサイズ) |
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4. 日本ベッド「シルキーポケット」
バネに直接寝られる高品質
仕立ての良さの評判が高い老舗国産メーカー「日本ベッド」の基幹マットレスブランド。そのとろけるような寝心地で「バネに直接眠れるマットレス」というコンセプトで生まれました。
シルキーポケットはフレックスアッセンブリという、接着剤を使わずに職人さんがコイルを配列する方法を採用しています(こんな配列方法はどこにもありません)。結果、コイルの動きが非常に良く、まさに唯一無二なポケットコイルマットレスと言えるでしょう。
日本のものづくりの精神が具現化されたようなマットレスで、迎賓館赤坂離宮や、帝国ホテル・星野リゾート(星のや軽井沢・東京)など有名ホテル・旅館への納入実績も豊富。睡眠の質にこだわりたい人には間違いなくおすすめの逸品です。
セミシングル(80cm)とスモールシングル(90cm)もあるので、2分割マットレスとしてもおすすめです。しかも硬さも選べます。
メーカー | 日本ベッド |
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サイズ | セミシングル~キング ※スモールシングルあり |
厚さ | 25cm |
硬さ | ソフト・レギュラー・ハード ※選べる |
価格 (Sサイズ) |
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【ご注意】大きいサイズは搬入・搬出も想定しましょう
クイーンやキングサイズは、かなり大きいです。
ベッドフレームの場合は基本的に組み立て品なので、分解すれば移動はしやすいですが、マットレスは要注意です。
特に最近多い「圧縮梱包のマットレス」にはご注意ください。
圧縮梱包のマットレスは搬入時には段ボールに小さく圧縮されて入っていますが、開封してしまうと元の大きさに戻せません。※圧縮マットレスの開封は以下の動画をご参考ください
要するに、搬入時(購入時)は部屋に入ったものの、廃棄や引越しなどの搬出時に、部屋から出せない・角を曲がれない、といった事態になってしまう恐れがあります。
搬入・搬出が心配な人は、マットレスを2分割(セミシングル×2枚 など)にすることがおすすめです。
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まとめ
いかがでしたか。
大きいサイズ(クイーンサイズ・キングサイズ)のローベッドの選び方やおすすめ商品をご紹介しました。
クイーン(幅160cm)、キング(幅180cm)というサイズは、1人ではなく2人で使うシーンが中心でしょう。
2人で使う場合には、「お互いの寝返りなどによる振動」や「耐荷重の高さ」といった点も考慮して、ベッドフレームを選びましょう。
特に、マットレスを1枚にする分割(2枚)にするかは、慎重に考えるべき問題です。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。