「デザイン性」で選ぶローベッド
『おしゃれなローベッドを探している』という人に、業界歴10年以上のベッド専門家が選び方をご紹介します。
この記事では、
- デザイン性が高いローベッドの特徴
- 選ぶ際の注意点
- おすすめのおしゃれなデザインローベッド
- マットレスの選び方
といった点を詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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目次
ローベッドとは
ローベッドとは、字のごとく「高さが低いベッド」のことです。
一般的なベッドフレームは脚や引き出しが付いたりしますが、ローベッドは脚などがないので、高さが低いです。
普通のベッド | ローベッド |
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ローベッド全般の特徴や選び方は以下の記事でまとめているので、気になったら参考にしてください。
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おしゃれな(デザイン性が高い)ローベッドの特徴
「おしゃれ」という概念は人それぞれですが、この記事ではベッドメーカーで企画に長く携わっていた経験を基に「ローベッドのおしゃれさとは何か?」をご紹介します。
1. 「ステージタイプ」はおしゃれ
「ステージタイプ」とは、マットレスよりも一回り大きいフレームに、マットレスを乗せるタイプのローベッドです。
一般的なローベッド | ステージタイプのローベッド |
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マットレスとフレームの大きさが同じ | マットレスよりも一回り大きく優雅な雰囲気 |
フレームが大きく「優雅さ」が演出でき、おしゃれな雰囲気になると思います。
2. 高級・本格的な「素材」であること
安価なベッドフレームの場合、木目のシート(プリント紙)を合板に貼った「プリント紙化粧繊維板」が使われることが多いですが、デザイン性にこだわる場合、本物の木である「天然木」を使用したベッドがおすすめです。
プリント紙化粧繊維板 | 天然木(無垢) |
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また、レザーの場合も同様に、安価なベッドではPVC(ポリウレタン樹脂)やPU(塩化ビニル樹脂)の合皮素材を使うことが多いですが、デザイン性にこだわる場合、より高級な合皮のAPU(スーパーソフトレザー)や、本革を選ぶと良いでしょう。
合皮(PVC) | 本革 |
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なお、木(天然木)の種類によってグレードが異なり、例えばウォールナットやオークといった素材は、パインやタモなどに比べると高価で高級感が演出できるでしょう。
3. デザインの「インパクトさ」
奇抜なデザイン性があるベッドフレームも、部屋との雰囲気にマッチすることで、とてもおしゃれな印象になります。
一般的なベッドフレームは直線的なデザインが多いですが、曲線を使ったり、ツートーンカラーなど用いたりすることで、「他にはない希少さ」なども感じ取ることでおしゃれさを演出できるでしょう。
4. 機能性は求めない(生活感を消していく)
個人的な見解ですが、機能(Function)が多くなるほど、デザイン性は失われていくように思います。
たとえば、引き出しや、棚・コンセント・照明といった機能性を求めていくと、おしゃれな雰囲気は感じにくくなるでしょう。
機能性が高い | デザイン性が高い |
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棚・コンセント付き | シンプルなパネル |
要するに生活感を排除していく方向の方が、部屋の雰囲気としてはおしゃれに感じやすいと思います。※もちろん、感じ方には人によります
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おしゃれなローベッドを選ぶ注意点
1. 大きい(狭い部屋に置きにくい)
デザイン性が高いローベッドは、フレームがマットレスよりも一回り大きかったり、ヘッドボードが高い・分厚いなどの傾向があるので、狭い部屋には置きにくいことが多いです。
狭い部屋に住んでいる人は、ベッドフレームのサイズ(寸法)を購入時にしっかりシミュレーションしましょう。
2. 価格は高い
高級な素材を使ったり、特殊な製法(工程が多いなど)を行っていることが多いため、一般的なベッドフレームよりも価格は高めです。
できるだけ安く抑えたい人は、天然木なら無垢材でなく突板(薄くスライスした天然木)のベッドフレームを選ぶなど、妥協してよいラインを検討しましょう。
無垢材 | 突板 |
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木をそのまま削り出す(高価) | 木を薄くスライスして合板に貼り付ける(比較的安い) |
3. マットレスの厚さに注意
ベッドフレームのデザイン性を重視したいなら、マットレスの厚さにも注意してください。なぜなら、マットレスの厚さによって、ヘッドボードの見え方などが変わるからです。
フレーム(ヘッドボードやサイドフレーム)の高さと、マットレスの厚さをしっかりと確認しながら、購入を進めましょう。
4. マットレスはケチらない
どんなに安さにこだわっても、ケチってはいけないもの。それがマットレスです。マットレスは睡眠の質に直結するので、できるだけ予算を割きましょう。
どれくらいの価格のマットレスがおすすめかというと、ざっくり最低でも3万円、安心できるレベルで5万円以上とお考えください。
数千円で買えるような激安マットレスに手を出さない方が無難ですし、セットで選べるマットレスもしっかりと吟味しましょう。
なお、セットで複数のマットレスを選べる場合は、一番安いモデルを避けることがおすすめです。なぜなら寝心地よりも価格を優先させた仕様であることがほとんどだからです。
マットレスの選び方と種類は以下の記事で詳しくご紹介しているので、参考にしてくださいね。
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迷ったらコレ!デザイン性にこだわったおしゃれなローベッド 5選
高いデザイン性や豪華な素材を使ったローベッドを厳選しました。部屋に置いたときに存在感は主役級です。
1. neruco「ステージベッド STACEY」
低価格で選ぶならコレ
高級天然木のウォールナット突板(ブラウンカラーのみ)を贅沢に使用しているのに2万円台から買えるコストパフォーマンスが優れたローベッド。床板で使われている桐材は湿度調節機能が優れていてカビにくいです。
ヘッドボードには棚とコンセントがあり、使い勝手も良好で、格子状のデザインは部屋に圧迫感を与えません。
ステージタイプなので、一回り大きいフレームを選ぶことで、サイドフレームに余白が生まれ高級感を演出できます。セミシングルサイズからキングサイズまで選べるサイズバリエーションの豊富さも魅力です。
メーカー | ネルコンシェルジュ neruco |
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サイズ | セミシングル~キング |
カラー | ダークブラウン、ナチュラル |
価格 | 28,990円~ |
2. 源ベッド「AYAMI(あやみ)」
「女性らしさ」をデザイン
広島県の国産ベッドメーカー「源ベッド」のローベッド。「女性の曲線美から生まれたデザイン」という斬新なアイデアで、珍しいストカトーレ(塗り壁)シートも使用し、本格デザイナーズ家具のような存在感を放ちます。
素材に「PALM LOOP」という再生ボードを使用し、環境への取り組みも高い評価に値します。
ショップ | 源ベッド |
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サイズ | シングル~クイーン |
カラー | ブラック、ホワイト |
価格 | 49,900円~ |
3. BED STYLE「モダンデザイン・高級レザー・デザイナーズベッド」
ラグジュアリーな贅沢ベッド
流線型フォルムが特徴的なレザーベッド。ヘッドボードにはクッション性があり、背もたれとしてもリラックスできます。
スーパーソフトレザー(APU)という肌触りがやわらかい合皮を使用し、質感・デザインともこだわりの逸品。ボリューム感があるフレームデザインのため、一般的なローベッドよりも高さがあります。
ショップ | BED STYLE |
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サイズ | ダブル~クイーン |
カラー | ブラック、ホワイト |
価格 | 176,000円~ |
4. ビーナスベッド「オーク無垢材 日本製ローベッド SCAPE」
高級感があるヘッドボード
ヘッドボードのパネルに天然木オークの無垢材を使用した高級感がある日本製のローベッド。サイドフレームやフットボードなど他のパーツ部分を突板にすることで、無垢材ベッドの中では低価格を実現しています。
ヘッドボードの高さが高く、重厚な雰囲気のデザインが魅力です。
メーカー | ビーナスベッド(岡山県) |
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サイズ | シングル~クイーン |
主な素材 | レッドオーク |
価格 | 199,800円~ |
5. マスターウォール「MORELESS BED(モアレス ベッド)」
最高峰の無垢材を使ったベッド
ウォールナット専門の家具メーカー「MasterWal(マスターウォール)」のローベッド。最高規格(FAS規格以上)の天然木無垢材を贅沢に使用し、高級感を肌で感じられます。
価格は高いですが、このレベルの天然木(無垢)のベッドフレームは他にはなかなか見当たらず、孤高の存在とも言えるでしょう。本格的な高級ベッドフレームを探している人におすすめです。
メーカー | マスターウォール |
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サイズ | シングル~キング |
主な素材 | ウォールナット無垢材 ※選べる |
価格 | 約29万円~ |
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デザインベッドに合わせたい!おすすめの高品質マットレス3選
せっかく良いベッドフレームを買ったのに、激安のマットレスを合わせるのはもったいないです。
ここでは、デザインベッドフレームに合わせても見劣りしない、おすすめの高品質マットレスをご紹介します。
1. 源ベッド「咲夜レアルマットレス」
当サイト総合評価No.1マットレス
広島県の老舗ベッドメーカー「源ベッド(チヨダコーポレーション)」の新しいポケットコイルマットレスです。
同社人気モデル「夜香ハイグレード」を超えるマットレスとして開発され、まるで高級ホテルのような寝心地が実現されています。
一般的なポケットコイルよりも2巻きほど多い、8.5巻き(6.7インチ)のポケットコイルによって、なめらかなストロークにより、ふんわりしながらグッと押し返す力も感じられます。
硬さがフィット・ジャスト・キープの3つから選べるので、自分の好みによって決められる点も魅力です。
100個以上のマットレスの細かな検証を行ってきた当サイトの中で、No.1の総合評価(星4以上は初)を付けた、自信をもっておすすめできるコスパ抜群モデルです。
サイズ | シングル~クイーン |
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厚さ | 26cm |
硬さ | フィット、ジャスト、キープ(3種類) |
反発性 | 高い |
クッション材 | 6.7インチ ポケットコイル |
価格 (Sサイズ) | 44,990円 |
その他 | 8.5巻き、日本製、両面仕様 |
2. 日本ベッド「シルキーポケットレギュラー」
バネに直接寝られる高品質
仕立ての良さの評判が高い老舗国産メーカー「日本ベッド」の基幹マットレスブランド。そのとろけるような寝心地で「バネに直接眠れるマットレス」というコンセプトで生まれました。
シルキーポケットはフレックスアッセンブリという、接着剤を使わずに職人さんがコイルを配列する方法を採用しています(こんな配列方法はどこにもありません)。結果、コイルの動きが非常に良く、まさに唯一無二なポケットコイルマットレスと言えるでしょう。
日本のものづくりの精神が具現化されたようなマットレスで、迎賓館赤坂離宮や、帝国ホテル・星野リゾート(星のや軽井沢・東京)など有名ホテル・旅館への納入実績も豊富。睡眠の質にこだわりたい人には間違いなくおすすめの逸品です。
サイズ | シングル~キング |
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厚さ | 25cm |
硬さ | やや硬め |
反発性 | ふつう |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 (Sサイズ) | 187,000円 |
その他 | 両面仕様、超高密度 |
3. フランスベッド「LT-7700」
フランスベッドといえばコレ
豊富すぎるラインアップが特徴のフランスベッドのマットレスシリーズの中で「ライフトリートメント」は基幹的な位置づけのシリーズです。
この「LT-7700」は高い衛生性を持つ除菌糸(アグリーザ®)を使用した生地に加え、プロ・ウォール®(両端が落ち込みにくい構造)や、高反発ファイバー素材「ブレスエアー®」など、フランスベッドが持ち合わせている機能性を集約した代表的なマットレスです。
沈み込みすぎないので寝返りがしやすく、通気性も抜群、まさに多くの日本人体型に受け入られやすい寝心地と言えるでしょう。
サイズ | セミシングル~クイーン ※ロングサイズあり |
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厚さ | 28cm |
硬さ | やや硬め |
反発性 | 高反発(ブレスエアー面) |
クッション材 | 高密度連続スプリング® |
価格 (Sサイズ) | 231,000円 →クーポン利用で10%OFF |
その他 | 高衛生、高耐久、高通気性 |
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まとめ
いかがでしたか。
おしゃれな(デザイン性が高い)ローベッドの選び方やおすすめ商品をご紹介しました。
「おしゃれ」と言っても感じ方は人によって様々ですが、この記事では、なるべく客観的に「デザイン性が高い」と評価できるベッドをまとめてきました。
寝室のおしゃれさを作るのは主にベッドフレームですが、ベッドフレームだけに予算をかけるのではなく、マットレスもそれに見合うものを選びましょう。
むしろ、寝心地や睡眠の質を決めるのはマットレスなので、本来はマットレスの方に多く予算をかけるべきとも言えるでしょう。
マットレスの選び方と種類は以下の記事で詳しくご紹介しているので、参考にしてくださいね。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。