特にクイーンサイズのコスパがすごい
この記事では、ネルコンシェルジュ nerucoのローベッド「ローゼ(Lohse)」をレビューします。
実物を体験したものではなく、仕様・デザイン・価格などのスペックをもとにレビューしています。
筆者はベッドメーカーに勤めていた経験があり、販売ページ上の情報(素材や構造)で、ある程度の使用感がわかります。
よって、この記事は「ベッド業界歴10年以上の経験をもとに読み解いた商品レビュー」とお考えください。
この記事を書いた人
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目次
ローゼの基本情報
メーカー | ネルコンシェルジュ neruco |
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タイプ | ローベッド |
サイズ | SS~K |
主な素材 | プリント紙化粧繊維板 |
ヘッドボード | 棚・コンセント |
価格 (Sサイズ) | 12,990円 |
おすすめシーン | モダンなインテリアと相性抜群、スタイリッシュな部屋にしたい人、機能的なヘッドボードが欲しい人 |
【ローゼの総評】大きいサイズのコスパが抜群
格安タイプのローベッドで、特筆すべきはセミダブル以上の大きいサイズの価格が安いことです。特にクイーンサイズが2万円台で買えるのはすごいコストパフォーマンスだと思います。
また、シンプルなヘッドボードには棚とコンセントがあり、使い勝手も良好です。
ローゼの特長・メリット
1. 棚・コンセント付きで最安値レベル
ヘッドボードに棚・コンセントが付いたタイプのローベッドの中では最安値レベルです。
ちょっとした小物やスマホの充電などに便利です。
2. 大きいサイズが安い(特にクイーンサイズはすごいコスパ)
ローゼは、大きいサイズになるほどコストパフォーマンスの良さが光ります。
セミシングル~キングまで6つのサイズ展開があります。
サイズ | 価格 |
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セミシングル | 11,990円 |
シングル | 12,990円 |
セミダブル | 16,990円 |
ダブル | 21,990円 |
クイーン | 24,990円 |
キング | 29,990円 |
特にクイーンサイズで2万円前半で買えるローベッドはほとんどなく、「できるだけ低価格で大きいサイズのローベッドを探している」という人にとってこれ以上の選択肢はないように思います。
2. 並べても使いやすい
床板がフラットタイプで、サイドフレームに余計な出っ張りがない形状なので、2台をぴったりと並べて使いやすいです。
たとえばダブル×ダブルの超特大サイズなどの組み合わせも可能です(連結タイプではないので、衝撃によってズレる可能性はあります)。
ローゼのデメリットと注意点
1. 壁付けを前提とした商品
ヘッドボードの棚に背板がないため、壁付けして使うことを前提にしています(背板がないと物が落ちやすいです)。つまり、レイアウトの自由度は低めと言えます。
2. コンセントが1口のみ
ヘッドボードに付いているコンセントが1口のみなので、2人で使う場合など、スマホの充電等をしたい場合には別の電源を使う必要があります。
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ローゼの評価(7つの項目)
▼ ローゼの評価 | |
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総合評価 | 3.83 |
価格 | 4.80 |
機能性 | 3.0 |
デザイン性 | 3.0 |
耐久性 | 3.0 |
通気性 | 4.0 |
素材の質 | 3.0 |
組み立ての簡単さ | 4.0 |
※目安は「3.50」以上が高評価です
1. 価格
- 評価は「4.80」※価格評価のみ小数点第二位まで
シングルサイズ12,990円は、ローベッドとしては「かなり安い」の価格帯です。さらに、「棚・コンセント付のローベッド」というジャンルにおいては最安値レベルの価格です。
2. 機能性
- 評価は「3.0」
ローゼの主な機能は「ヘッドボード」「棚」「コンセント」です。これはローベッドとしては一般的な仕様です。
3. デザイン性
- 評価は「3.0」
凝ったデザイン性はなく、きわめてシンプルです。シンプル故にどんな部屋にも合わせやすいという点はメリットと言えるでしょう。
4. 耐久性
- 評価は「3.0」
耐荷重は約150kgです。これは一般的なベッドフレームと同じくらいです。なお、大きいサイズ(クイーンやキング)でも同様に耐荷重150kgほどなので、使用する人の数や体重に注意しましょう。
5. 通気性
- 評価は「4.0」
床板はすのこ仕様なので通気性が良いです。さらに、フロアベッドのように床に直接すのこを敷く構造ではなく、床との距離が適度にあることで、蒸れにくいです。
6. 素材の質
- 評価は「3.0」
天然木ではなく、木目をプリントしたシートを板に貼る「プリント紙化粧板」を使っています。とはいえ、低価格帯のローベッドは、基本的にプリント紙化粧板のことが多いのでふつう(3.0)です。
7. 組み立ての簡単さ
- 評価は「4.0」
公式サイトによると目安として「2人で約30分」で組立が可能とのことです。難しいのはヘッドボードで、それ以外のパーツはスムーズに組み立てが進められると思います。
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選べるマットレスは3つ「おすすめはバリューorふわふか」
本商品にセットできるマットレスは以下の3種類です。
マットレスセット | セット価格(シングルの場合) |
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厚さ15cm(Zマットレス) | +10,490円 |
厚さ20cm(バリューマットレス) | +12,990円 |
厚さ25cm(ふわふかマットレス) | +19,900円 |
※サイズによって選べないマットレスもあります
なお、当サイトではすべて体験しました。
Zマットレス | バリューマットレス | ふわふかマットレス |
---|---|---|
1番のおすすめは「バリューマットレス(バリューポケットコイルマットレス)」です。
バリューマットレスといえば、nerucoで最も売れているロングセラーのマットレスです。この価格ではなかなか味わえない豊かなクッション性があり、当サイトとしては1万円台クラスで最もおすすめできるマットレスと評価しています。
次のおすすめは「ふわふかマットレス」です。高級ホテルのようなふんわりふかふかな寝心地を実現するために、コイルの上下で巻きの間隔を変える特殊なスプリングを採用しました。
ふんわりしつつ、スプリングの弾力もあるので、バリューマットレスよりもリッチな寝心地を感じられました。
残りのZマットレスは価格訴求モデルで、寝心地はあまり良くありませんが、約1万円で買える超格安モデルとしては合格点だと思います。
しかし+3,000円(Sサイズ)でバリューポケットコイルが買えるので、積極的にはおすすめしません。(バリューの方が寝心地が断然よいです)
硬さはバリューは「ふつう」、ふわふかは「ややソフト」くらいなので、硬めの寝心地が好きな人はZマットレスを選ぶのもありです。
なお、nerucoの硬めマットレスの中で、特に完成度が高いのは「IFM-002」というマットレスなので、ご興味がありましたら以下のレビュー記事もご参考ください。
似ているローベッドとの比較
商品 | neruco「ローゼ」 (本商品) | BED STYLE (比較商品) |
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画像 | ||
サイズ | SS~K | S~SD |
素材 | プリント紙 (メラミン塗装) | プリント紙 (強化樹脂仕上げ) |
ヘッドボード | 棚・コンセント | |
タイプ | フラット型 | 囲み型 |
床面 | すのこ | 板 |
価格 (Sサイズ) | 12,990円 | 約18,000円 |
リンク | 公式サイト | 公式サイト |
比較商品(BED STYLE)の方が、高価格なのに、構造はチープです。つまり、ローゼの方がコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
まとめ
ネルコンシェルジュ nerucoのローベッド「ローゼ(Lohse)」をご紹介しました。
最安値レベルのローベッドです。
大きいサイズ、特にクイーンサイズのコストパフォーマンスが非常に高いので、『なるべく安いクイーンベッドを探している』という人にぜひおすすめのベッドです。
もちろん、超低価格モデルなので、品質やデザイン性などに大きな期待はできませんが、1万円前半~でベッドが買えること自体、素晴らしい企業努力だと思います。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
マットレスのおすすめや選び方を知りたい人は、以下の記事もご参考くださいね。