この記事ではマットレス(ベッド)のサイズのひとつである「ワイドダブル」について、ご紹介します。
ワイドダブルのサイズや特長・注意点、おすすめのマットレスやベッドフレームなどを詳しく解説しますのでご参考いただけますと幸いです。
この記事を書いた人
※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれ、発生した広告収入をサイトの運営費に充てています
目次
ワイドダブルとは
ワイドダブルのマットレスの大きさは、横150~155cm×縦195cmです。横幅は各メーカーや商品によって差があります。
一般的なダブル(横幅140cm)とクイーン(横幅160cm)の間のサイズという位置づけです。
ダブルサイズとクイーンとの比較
上の画像のとおり、ダブルサイズでは二人で寝るのと「ぴったり」、クイーンサイズでは「ゆったり」といった感じで、ワイドダブルはその中間です。つまりワイドダブルは寝相が悪くない人ならゆったり使えるくらいのイメージとお考え下さい。
各メーカーにおけるワイドダブル規格
上記で書いたとおり、ワイドダブルサイズはメーカーや商品によって幅が多少(±5cmほど)異なることがあります。
以下に、有名メーカー各社の代表マットレスにおけるダブル・ワイドダブル・クイーンの規格をまとめましたのでご参考ください。(数字は横幅、単位はcm)
シモンズはクイーンがワイドダブルに相当しているなど、ダブル以上のサイズの横幅は各メーカーでバラツキがあります。
シモンズ「ゴールデンバリュー」
- ダブル:140
- クイーン(ワイドダブル相当):152
※一般的なクイーンサイズはなし
シーリー「シーリーレスポンス」
- ダブル:141
- ダブルワイド(ワイドダブル):153
- クイーン:なし
サータ「i series」
- ダブル:139
- クイーン1(ワイドダブル):150
- クイーン2:163
日本ベッド「シルキーポケット」
- ダブル:140
- ワイドダブル:なし
- クイーン:160
フランスベッド「ライフトリートメントLT-5500」
- ダブル:140
- ワイドダブル:154
- クイーン:171
テンピュール「オリジナルエリート25」
- ダブル:140
- ワイドダブル:なし
- クイーン:160
マニフレックス「フラッグFX」
- ダブル:140
- ワイドダブル:なし
- クイーン:160
ワイドダブルの特長
ワイドダブルはダブルサイズ(横幅140cm)より一回り大きいサイズなので、二人でゆったり寝たい人に適しています。
横幅140cmがなぜ「ダブル」と呼ばれるかというと、「1人が熟睡できる最低限の横幅が70cm」という実験結果から、70cm×2人分=140cm(ダブル)から由来しています。
つまり、ダブルサイズは二人で寝ることができる最低限のサイズということです。
二人で広さに余裕をもって眠りたい人はワイドダブルやクイーン(160~170cm)がおすすめです。
ワイドダブルの注意点
ワイドダブル(横幅150~155cm)は他のサイズに比べて珍しい規格なので、商品数がかなり少ないです。
また、ワイドダブルに対応するベッドフレームやシーツ・カバーなどの寝装品の商品数もかなり少ないので、限られた中から選ぶことになります。
さらに、ワイドダブルのサイズバリエーションがあるマットレスも少ないので、買い替える際など注意が必要です。
なお、一般的なマットレスのサイズ展開は以下の通りです。
サイズ | 横幅 | 人数 | シーン |
---|---|---|---|
セミシングル | 80cm | 1人 | 小柄な人 |
シングル | 97cm前後 | 1人 | 1人でジャスト |
セミダブル | 120cm | 1~2人 | 1人で余裕 |
ダブル | 140cm | 2人 | 2人でジャスト |
クイーン | 160cm | 2人 | 2人で余裕 |
キング | 180cm | 2人以上 | 夫婦+子ども |
ワイドダブル用の布団や寝装品の大きさは?
掛布団やカバーなどの寝装品のサイズは、可能であればワイドダブル用の商品を選んだほうが合いやすいですが、一般的には数が少なく、手に入れづらいと思います。
そんな時はクイーンサイズ用の寝具や寝装品を選ぶことがおすすめです。
なお、掛布団は横210×縦210cmの正方形サイズがクイーンサイズ用です。
【参考】ベッド用の掛布団サイズ
サイズ | 横幅×縦幅(cm) |
---|---|
シングル | 150×210 |
セミダブル | 175×210 |
ダブル | 190×210 |
クイーン (兼ワイドダブル) | 210×210 |
キング | 230×210 |
・
・
・
【厳選】おすすめのワイドダブルマットレス 3選
コストパフォーマンスが優れたおすすめのワイドダブルマットレスをご紹介します。実体験している商品もあるので、寝心地や構造などは関連記事のレビューをご参考くださいね。
1. 源ベッド「日本製ポケットコイルマットレス 夜香ハイグレード2」【イチオシ】
高品質な日本製、なのに格安
広島県のベッドメーカー「源ベッド」のオリジナルマットレス。同社内の数あるマットレスの中で最も売れ筋の人気商品です。
ポケットコイルは最高クラスの硬鋼線を使用。バネから国内の自社工場で作り上げるという徹底ぶりです。
さらに、詰め物に「防ダニ・抗菌防臭わた」、端が落ち込みにくい「エッジハード」、裏面でも寝れる「両面仕様」という隙がないハイスペックにもかかわらず3万円台から買えるのは驚きです。ここまでコストパフォーマンスが優れたマットレスは見つからないと思います。
寝心地がソフト・レギュラー・ハードの3種類から選べる点もメリットです。実際にすべての硬さを体験をしましたが、特にレギュラーはこれぞスタンダードな寝心地!という印象で、幅広い人に合いやすいと思います。まさに「格安ポケットコイルマットレスの決定版」と言える商品です。
サイズ | セミシングル~クイーン ※ショート丈あり |
---|---|
硬さ | ソフト・レギュラー・ハード ※選べる |
ワイドダブル幅 | 150cm |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 (WD) | 47,900円 |
その他 | 日本製、両面仕様 |
より寝心地にこだわりたい人は「咲夜レアルマットレス」がおすすめです。
高級ホテルに採用される、巻き数の多い「8.5巻き(6.7インチ)のスプリング」が搭載し、なめれらかなストロークによる極上の寝心地が得られます。
5万円以下からこの寝心地が手に入るのは、並外れたコストパフォーマンスの高さです(当サイトNo.1の高評価です)。
2. ビーナスベッド「オリジナル国産ポケットコイルマットレス」
高級素材ピアノ線を使用
広島県にあるベッドメーカー「ビーナスベッド」のオリジナルマットレス。スプリングは平行配列のポケットコイルで、適度な反発性があり、寝返りもしやすい構造です。
コイルに使用しているバネは一般的な「硬鋼線」よりもハイグレードな「ピアノ線」を採用。側地は綿100%で通気性が良く、両面仕様なので表裏のローテーションも可能です。非圧縮梱包でのお届けなので、開封直後から使えるしっかりとした仕様です。
サイズ | セミシングル~キング ※ロングサイズあり |
---|---|
硬さ | やや硬め |
ワイドダブル幅 | 150cm |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 (WD) | 68,800円 |
その他 | 日本製、両面仕様、通気性◎、ピアノ線 |
3. フランスベッド「キュリエスAG(Ag-MH-055α)」
高い抗菌性で臭いに強い
フランスベッドが注力する高衛生マットレスブランド「キュリエスAG」のオンライン限定モデル。キュリエスAGの生地はアグリーザという高い抗菌性がある糸を使っています。アグリーザは一般的な抗菌加工よりも、幅広い菌に対応できることが特徴で、特に臭いに強いとされています。
クッション材には高密度連続スプリングを採用し、耐久性も抜群。さらに両面仕様で防ダニ加工、通気孔も設けられていて、まさに隙のないモデルと言えるでしょう。フランスベッドは有名メーカーの中ではコストパフォーマンスが良く、特にこのモデルは10万円以下で買える高級モデルとしてイチオシです。
サイズ | シングル~ワイドダブル |
---|---|
硬さ | やや硬め |
ワイドダブル幅 | 154cm |
クッション材 | 高密度連続スプリング |
価格 (WD) | 121,000円 |
その他 | 両面仕様、防ダニ、除菌(制菌レベル以上) |
【厳選】ワイドダブルにおすすめのベッドフレーム 3選
ワイドダブルのマットレスに対応したおすすめのベッドフレームをご紹介します。
ワイドダブルでしか使えない(ワイドダブル専用の)ベッドフレームの場合、品数が少なくコストパフォーマンスが良い商品が少ないです。
そのため、ここではマットレスの買い替えの際にも安心な別のサイズ(ダブルやクイーン)でも対応できる「ステージベッド」をおすすめさせていただきます。
よって、以下でご紹介するのは「クイーンサイズのステージベッド」です。
クイーンサイズのステージベッドにワイドダブルのマットレスを置くと、上の画像のように両端の余白が少し生まれます。
1. ネルコ「ステージベッド STACEY(Qサイズ)」
オール天然木なのに格安
天然木を贅沢に使用しているのにクイーンサイズが4万円台で買えるコストパフォーマンスが優れたローベッド。使われている桐材は湿度調節機能が優れていてカビにくいです。ヘッドボードにはちょっとした小物が置ける棚と、スマホなどが充電できるコンセントが付いていて便利です。
メーカー | ネルコ |
---|---|
サイズ | セミシングル~キング |
主な素材 | ダークブラウン:ウォールナット ナチュラル:タモ |
カラー | ダークブラン、ナチュラル |
特徴 | 天然木仕様、ステージタイプ |
価格帯 (Qサイズ) | 約5万円 |
2. カーサヒルズ「ZENローベッド(Qサイズ)」
スタイリッシュで高級仕様
デザイン性が高いインテリアを販売している「カーサヒルズ」の人気ローベッド。贅沢に高級木材のウォルナット突板(ウォルナットカラー)を使用しています。直線的なスマートなデザインで、置いただけで部屋がおしゃれになること間違いないでしょう。ステージタイプなので、ダブル・ワイドダブル・クイーンなど、幅広いマットレスを置くことができます。
メーカー | カーサヒルズ |
---|---|
サイズ | セミダブル~キング |
主な素材 | ウォルナット、アッシュ |
カラー | ウォルナット、ナチュラル、ダークオーク、グレージュ |
特徴 | 天然木仕様、ステージタイプ |
価格帯 (Qサイズ) | 65,800円 |
3. LOWYA「天然木すのこベッド(Qサイズ)」
2万円以下の格安価格
ナチュラルな雰囲気が好きな人におすすめのパイン無垢材を使用したすのこベッド。こちらの商品は横幅160cmのクイーンサイズですが、サイドフレームが幅広い設計になっているので、一回り小さいワイドダブルサイズを置いた時にはステージベッドのようになります。(ダブルサイズのマットレスを置くとすのこ部分が見えてしまいます)
メーカー | LOWYA |
---|---|
サイズ | セミシングル~クイーン |
素材 | パイン無垢材 |
カラー | ナチュラル(無塗装) |
特徴 | 天然木仕様 |
価格帯 (Qサイズ) | 17,990円 |
・
・
・
ワイドダブルよりもクイーンサイズがおすすめ?
「このマットレスのワイドダブルが欲しい!」と、具体的な商品を希望する場合は別ですが、なんとなく「大きめのマットレスが欲しい」とお考えの場合は、ワイドダブルよりクイーンサイズをおすすめします。
理由は、上記で触れた内容と一部重複しますがワイドダブルは以下のようなデメリットがあるからです。
- ワイドダブルは商品数が少なく、生産ロットも少ないため、ハイコストパフォーマンスモデルが少ない(フレームやカバーも同様)
- 買い替える際に選択肢が限られる(サイズを変えるとベッドフレームなども新調する必要がある)
- クイーンサイズはワイドダブルに比べて10~15cm程度大きいだけなので、部屋に置いたときに圧迫感はクイーンサイズとさほどかわらない
クイーンサイズはセミシングル×2と同じ大きさ
一般的なクイーンサイズ(160cm)対応のベッドフレームなら、セミシングル(80cm)×2台を並べて使うことができます。
マットレスを2台使いすることでお互いの振動が伝わりづらく、より快適に眠ることができます。
ただし、並べたときのつなぎ目(真ん中)は、寝心地は悪くなるので、一人で贅沢に寝たい人やマットレスの中心部分の寝心地にもこだわりたい人は、1枚もののクイーンマットレスを選んだほうが良いでしょう。
【セミシングル×2、またはクイーン1枚もの】おすすめマットレスはコレ
ネルコ「バリューマットレス」
ベッド専門店「neruco(ネルコ)」のオリジナルマットレス。シングルサイズでおよそ1万円で買える格安価格ですが、線径が太く高密度仕様でコストパフォーマンスが良い商品です。
マットレスの側面はすべてメッシュ構造になっているので通気性も抜群です。どちらかというとソフトな寝心地で特に女性におすすめですが、男性の筆者も心地よく感じた逸品。
サイズ | セミシングル~クイーン |
---|---|
硬さ | ふつう |
クッション材 | ポケットコイル |
価格 | SS:11,490円 Q:19,990円 |
その他 | 片面仕様、メッシュ構造 |
・
・
・
まとめ
いかがでしたでしょうか。
マットレスのサイズのひとつである「ワイドダブル」についてご紹介しました。
ワイドダブルは他のマットレスのサイズに比べて、珍しい規格です。そのため、商品数が少なく、対応するベッドフレームや寝装品(掛布団やシーツ)の選択肢も限られます。
上でご紹介したとおり、「ゆったり眠りたい」とお考えの人は、ワイドダブルより一回り広いクイーンサイズを選ぶこともご検討ください。
クイーンサイズはマットレスの一般的なサイズ展開のため、商品数も豊富です。
最後までお読みいただきありがとうございました。