ポケットコイルマットレスの特徴、おすすめ商品をご紹介
この記事ではポケットコイルマットレスについてベッドメーカーに勤めていた筆者が徹底解説します。ご参考いただければ幸いです。
この記事を書いた人

ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、レビューしたベッド&マットレスは100商品を超える。2020年に株式会社悠デザインを設立し、ベッド関連に特化したサービスを展開。ベッド・マットレスの専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、「gooランキング(NTTグループ)」などへの出演・取材協力も行う。
目次
- 【まず結論】迷ったらコレ!超おすすめのポケットコイルマットレス 1選
- ポケットコイルマットレスとは?
- ポケットコイルのメリット
- ポケットコイルのデメリット
- ボンネルコイルとの違い
- 高密度連続スプリングとの違い
- ポケットコイルに関するうわさ
- 【失敗しにくい】ポケットコイルマットレスを選ぶ7つのポイント
- 【ココもチェック】耐久性・寝心地・価格を決める仕様の違い3つ
- マットレスの硬さの選び方
- ポケットコイルを採用している有名マットレスメーカーは?
- 【超厳選】おすすめのポケットコイルマットレス 13選
- 1. neruco「バリューポケットコイルマットレス」【イチオシ】
- 2. 源ベッド「日本製ポケットコイルマットレス 夜香ハイグレード2」【イチオシ】
- 3. モダンデコ「DORMIRA(3-ZONE 超高密度タイプ)」
- 4. ビーナスベッド「オリジナル国産ポケットコイルマットレス」
- 5. エアリゾーム「HOLLOW」
- 6. ネルコ「 FuwaFuka Mat(ふわふかマット)」
- 7. NELLマットレス
- 8. storage「三つ折りのポケットコイルマットレス」
- 9. Ease Space「薄型ポケットコイルマットレス」
- 10. ニトリ「Nスリープ プレミアム」
- 11. 日本ベッド「シルキーポケット」【イチオシ】
- 12. サータ「ライトブリーズ 5.8(#09)」
- 13. シモンズ「ゴールデンバリュー ピロートップ(Beautyrest Selection)」
- 【一度チェックしたい】おすすめのベッド通販サイト 2選
【まず結論】迷ったらコレ!超おすすめのポケットコイルマットレス 1選

当サイトでは、実際に商品を体験し、多くのマットレスのレビューをしております。
その中で、品質・寝心地・価格の総合的なコストパフォーマンスが特に優れたモデルをご紹介します。
「すべて読むのは時間がない」
「まずは1番のおすすめマットレスを知りたい」
という方はご参考くださいね。
【超厳選の1モデルはコレ】 源ベッド「日本製ポケットコイルマットレス 夜香ハイグレード2」
【15秒で分かる!】このマットレスの特徴
- 広島県のベッドメーカー「源ベッド(チヨダコーポレーション)」の売れ筋人気モデル
- 最高品質のポケットコイルを使用
- 国内の自社工場でバネから丁寧に作られている純国産品
- 両面仕様のため、ローテーションにより寝心地がキープしやすい
- 抗菌防臭綿を使用し衛生面も〇
- 硬さがソフト・レギュラー・ハードの3種類から選べる(レギュラーで「やや硬め」くらいの寝心地)
- ショートサイズ・セミシングルなど小さめのサイズも選べる
- 国産マットレスの中ではトップレベルのコストパフォーマンス
こんな人におすすめ
- 日本製マットレスをできるだけ低価格に買いたい
- 価格も品質も妥協したくない
- どちらかというと硬めの寝心地が好き
- どちらかというと仰向き寝が中心
- 幅広い層に合いやすく、良い意味でスタンダードな寝心地
メーカー | 源ベッド(チヨダコーポレーション) |
---|---|
サイズ | セミシングル~ワイドダブル ※ショート丈あり |
価格 | 28,800円~ |
他のおすすめ商品も気になる人は、記事後半でご紹介しているので、下のボタンでご参考くださいね。
それでは以下より、ポケットコイルマットレスの特徴について、ご紹介します。
ポケットコイルマットレスとは?
ポケットコイルマットレスとは、マットレスのクッション層にスプリングコイルを使用し、不織布にひとつひとつコイルが包まれた構造のマットレスのことを言います。

日本市場においては、スプリングコイルマットレス(バネをクッションに使ったマットレス)の種類の中では最もポピュラーで、メーカー各社から多くのモデルが発売されています。
別の言い方をするとポケットコイルは、人気が高い仕様と言えるでしょう。
ポケットコイルのメリット
振動が伝わりづらい(静かな寝心地)
ポケットコイルはコイル同士が独立しているため、振動が伝わりづらいという点が最大の特徴です。
同じくスプリングコイルの種類には「ボンネルコイル」や「高密度連続スプリング」がありますが、それらのスプリングに比べてポケットコイルは最も振動が伝わりづらい構造です。
要するに揺れを感じにくいため、例えば自分の寝返りなどの些細な体の動きも気になりません。
また、二人でいっしょに眠る場合にもおすすめです。同じマットレスでいっしょに寝た場合、お互いの振動が相手に伝わると眠りを妨げてしまう可能性がありますよね。
ポケットコイルマットレスなら、布団に入ったり、起き上がったりする際の振動が伝わりづらいので、就寝時間が異なったりする場合もストレスを感じにくいでしょう。
体圧分散性が高い
ポケットコイルは「点」で体を支える構造のため、荷重に応じて沈み込みが変化するという特徴があります。
つまり、体の荷重が重くかかる部分が深く沈み、荷重が軽い部分は浅く沈むため、「体圧分散性(体にかかる圧力を分散する性能)が高い」というメリットに繋がります。
なお、体圧が適度に分散されないと、荷重が集中しやすい肩や臀部に痛みを感じやすく、部分的に血液が滞ることによって余計な寝返りが増え、睡眠の質が悪化します。
寝返りがスムーズ
寝返りは姿勢を整えたり、血液を循環させる効果があり、ストレスなく寝返りができることは快眠のひとつの条件です。
ポケットコイルマットレスは体のラインに沿ってコイルの深さが変化します。
そのため、体の中心がまっすぐに保たれやすく、寝返りがしやすい傾向があります。
ポケットコイルのデメリット
部分的な耐久性が低い
コイルがひとつひとつ独立しているポケットコイルは、荷重を点で支えるため、面で支えるボンネルコイルなどに比べて部分的な耐久性が低い傾向があります。
ポケットコイルマットレスは特に集中的な強い荷重に弱いので、トランポリンのようにマットレスの上で飛び跳ねないようにご注意ください。
また、特にコイルの数(密度)が少ないポケットコイルマットレスは耐久性が低いです。
過去、筆者が使用していたシングルサイズで300個くらいのコイル数のポケットコイルマットレスは1年くらいでヘタってしまいました。
耐久性を考えると、コイル数が少なすぎる低密度タイプの商品は避けた方が無難でしょう。
ボンネルコイルとの違い
ポケットコイルとよく比較されるのは「ボンネルコイル」ですね。
以下ではボンネルコイルの特徴と、ポケットコイルとの違いをご説明します。
ボンネルコイルとは?

ボンネルコイルはスプリング同士を鉄線(ヘリカル線)で連結している構造をしています。体を「面」で支え、しっかりとした寝心地が特徴。比較的耐久性が高いことがメリットです。
なお、ボンネルコイルはコイルの数が少なく作れるため、日本では廉価版モデルという位置づけの商品が多く「とにかく低価格で買いたい人」にはぴったりのマットレスと言えるでしょう。
しかし、バネ感が強く感じられ、振動が伝わりやすいことがデメリット。
要するに、ボンネルコイルはバネ感が強く「バイーン」とした感触をしています。一方、ポケットコイルは体にフィットする「しっとり」とした感触です。
欧米ではボンネルコイルが人気ですが、日本人はポケットコイルの静かな寝心地を好む傾向があります。
【動画】ボンネルコイルとポケットコイルの揺れ方
ポケットコイルとボンネルコイルの揺れ方の違いを具体的にお伝えするために、マットレス表面にボトルを置いて同じくらいの力で叩いてみました。
以下の動画では、右がボンネルコイル(グレー色)、左がポケットコイル(黒色)です。※動画は音は出ません
ボンネルコイル(グレー色)は波を打つように振動が伝わり、すぐにボトルが倒れました。
一方、ポケットコイル(黒色)は強く深く押したとしても振動が伝わらず最後までボトルは倒れないままです。
ポケットコイルとボンネルコイルの比較表
ポケットコイル | ボンネルコイル | |
---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() |
タイプ | 独立コイル | 連結コイル |
揺れにくさ | 〇 | × |
体圧分散性 | 〇 | △ |
フィット感 | 〇 | △ |
耐久性 | △ (部分的には低め) | 〇 (比較的高め) |
価格 | 高め | 安め |
なお、実際に感じる体圧分散性やフィット感はコイルの表層にある「詰め物」によって、大きく変わります。

例えばボンネルコイルの上に低反発フォームを詰め物に使ったマットレスは体圧分散性・フィット感とも高まります。
また、耐久性についてはあくまで同じ品質・量のバネを使ったときの比較です。
実際にはボンネルコイルの方がバネの数量が少ないため、耐久性自体に大きな差はありません。むしろ、高品質で高密度のポケットコイルマットレスの方が耐久性が優れていることも多いです。
ポケットコイルとボンネルコイル、どっちがおすすめ?
寝心地の好みは千差万別なので、一概にこちら!とは言いにくいのですが、多くの人に満足いただけるのはポケットコイルだと考えています。
理由はやはりポケットコイルならでは「静かな寝心地」です。
ボンネルコイルは、寝返りや少しの体の動きでも横揺れを感じてしまい、結果として落ち着きがない寝心地に繋がります。
また、上でご紹介したサータの実績(日本ではポケットコイルの方が圧倒的に人気)もあり、現在の日本におけるスプリングコイルマットレス市場ではポケットコイルが主軸となり、各社商品開発が行われているため、様々な寝心地から選べるという点もメリットです。※ボンネルコイルは廉価モデルという位置づけが多いため、寝心地にこだわった商品が少ないです
高密度連続スプリングとの違い
もうひとつ、スプリングコイルの中で「高密度連続スプリング」という種類があります。
以下では、ポケットコイルと高密度連続スプリングの違いをご紹介します。
高密度連続スプリングとは?

高密度連続スプリングとは、「一列がつながった鋼線によって、高密度に編み込まれたスプリング」のことです。つながった(連続)構造のため、耐久性がとても高いということが最大の特長です。
見た目がボンネルコイルと似ているのですが、まったく構造が異なります。
オープンコイル構造(不織布などで包まれていない構造)のため、通気性がよい点もメリットです。
なお、権利の関係で日本ではフランスベッドでしか製造できません。つまり、高密度連続スプリングマットレス=フランスベッド製ということです。
有名メーカー製ということで、1万円台で買えるような格安モデルはなく、どんなに安くても4~5万円(スタンダードシリーズのLTシリーズは10万円以上)はするので、なるべく低価格で買いたい人には不向きと言えます。
振動の伝わりにくさは「ボンネルコイル以上、ポケットコイル以下」といったところなので、静かな寝心地を求める人や二人以上で寝たい人はポケットコイルマットレスの方がおすすめです。
【動画】高密度連続スプリングとポケットコイルの揺れ方
ポケットコイルと高密度連続スプリングの揺れ方の違いを具体的にお伝えするために、マットレス表面に花瓶を置いて同じくらいの力で叩いてみました。
以下の動画では、左が高密度連続スプリング(青色)、右がポケットコイル(グレー)です。※動画は音は出ません
高密度連続スプリングはボンネルコイルほど揺れが大きくないものの、やはりポケットコイルと比べると差はハッキリとしています(ポケットコイルの方が振動が伝わっていません)。
つまり、スプリングコイルの種類別で振動の伝わりにくさは以下の順となります。
揺れにくい順
- ポケットコイル(最も揺れない)
- 高密度連続スプリング
- ボンネルコイル(最も揺れる)
ポケットコイルと高密度連続スプリングの比較表
ポケットコイル | 高密度連続スプリング | |
---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() |
タイプ | 独立コイル | 連続コイル |
揺れにくさ | ◎ | 〇 |
体圧分散性 | 〇 | 〇 |
フィット感 | 〇 | △ |
通気性 | △ | ◎ |
耐久性 | △ (部分的には低め) | ◎ (抜群) |
価格 | 安め | 高め |
ポケットコイルと高密度連続スプリング、どっちがおすすめ?
どちらも優れた仕様です。
ただ、特徴の方向性がやや異なるので、以下の通り、具体的な利用シーンや、体型などでご判断いただくのがおすすめです。
ポケットコイルが合う人
- 低価格で満足いく寝心地を得たい
- 静かな寝心地が好き
- 細身~平均的な体型
- 二人以上でいっしょに寝たい
高密度連続スプリングが合う人
- 予算に余裕がある
- しっかりとした寝心地が好き
- 体格ががっしりとしている
- 睡眠時の蒸れが気になる
高密度連続スプリングの特徴やおすすめマットレスは以下の記事で詳しくご紹介しています。
ポケットコイルに関するうわさ
通気性が悪いって本当?
ポケットコイルのデメリットを「通気性が悪い」と紹介されていることがあります。
たしかにオープンコイル系のスプリング(ボンネルコイル・高密度連続スプリング)よりも、構造的には通気性は劣ると言えますが、実用上は問題ありません。
少なくとも、筆者のメーカー勤め時代の経験や、他のポケットコイルマットレスメーカーの話では「ポケットコイルだからカビが生えた」という事例は聞いたことがありません。
すのこベッドと相性が悪いって本当?
「すのこの間にポケットコイルが落ち込むことで寝心地が悪くなる、あるいは破損する」といった注意書きを目にすることがあります。

しかし、上記と同様で一度もそのようなクレームを受けた記憶はないので、現実的には心配しないで良いと思います。お付き合いがある他のベッドメーカーさんにも話を聞きましたが、同様の意見です。
ある一点にあまりにも過剰な荷重がかかった場合、そういうことが起きるかもしれませんが、一般的な使い方をしている分には起こりにくい現象でしょう。
日本人はポケットコイルが好きって本当?
アメリカの有名マットレスメーカー「サータ」では、過去、ポケットコイルとボンネルコイルを日本市場で販売していた時期がありました。
しかし、ボンネルコイル(連結コイル)の揺れ感が日本人にはあまり受け入れられず、圧倒的にポケットコイル(独立コイル)の方が人気だったそうです。
以降、日本のサータに関してはポケットコイル一本で販売されているそうです。
【失敗しにくい】ポケットコイルマットレスを選ぶ7つのポイント
ポケットコイルマットレスの販売ページなどを見ると、
『このマットレスは線径1.6mmのSWRH 82 B C という線種のバネを使用した高さ5.7インチのポケットコイルを交互配列で高密度に敷き詰めた商品です』
(あえてわかりづらく表現しましたが)などといった形で、説明されていることがあります。
そして、そのような仕様面をセールスポイントとして商品の良さをアピールしているのですが、マットレスに詳しい人でない限り、イメージしづらいですよね。
結論から言うと、こうした細かな仕様面はあまり気にしなくて良いと思います。
マットレス作りはバランスです。要素をバラバラに分解してアピールしても大きな意味はありません。
しかし、仕様について理解を深めることで、マットレス選びに失敗しづらくなるのは確かなので、特にポイントとなる以下のキーワードについて解説します。
知っておきたいポケットコイルの仕様
- 密度
- 配列
- 線種
- 線径
- コイル高
- 巻き数
- 圧縮率
少し細かい話になるので「早くおすすめのマットレスが知りたい」とお考えの方は以下のボタンを押すとその場所にジャンプするのでご活用ください。
それでは以下よりポケットコイルの仕様について解説していきます。
1. 密度(コイルの数)
マットレスはコイルの数が多ければ多い(高密度な)ほど、荷重分散性や体圧分散性が高くなる傾向があります。
単純に言えば、耐久面から考えてもコイルの数は多い方がおすすめです。
楽天などで売っているマットレスで売れ筋ランキング上位のポケットコイルマットレスのコイル数は、シングルサイズで450個くらいが多く、各社この数をアピールしています。
ちなみに、ポケットコイルマットレスの傑作と言われる日本ベッドの「シルキーポケット」のコイル数はシングルサイズで約1,200個。価格は17万円前後しますが、良い寝心地を長く持続させたいならとてもおすすめです。

シルキーポケットは高価ですが一度体験するともう他のポケットコイルマットレスに戻れないほどの良質な寝心地です。
とろけるような寝心地でバネ当たりをほとんど感じさせません。有名ホテルへの納入実績も豊富で信頼がおけるマットレスです。
ただし、高密度=高品質とは言い切れません。高密度タイプ(特にSサイズで1,000個を超える超高密度タイプ)はジェル的で静かな寝心地になりますが、あえて高密度に作らないことによって、バネの動きを出すような寝心地を狙うモデルやメーカーもあります。
高密度(約1,200個/Sサイズ) | 平均的な密度(465個/Sサイズ) |
---|---|
![]() | ![]() |
ジェル的なフィット感が高あり、特に静かな寝心地 | 適度にバネ感が発揮され、寝返りなどがしやすい寝心地 |
とはいえ、Sサイズあたり400個を切るようなコイル数の場合は、耐久面も寝心地も悪い傾向があり、そういった低密度タイプのほとんどは激安マットレスなのでご注意ください。
コイル数は多ければ多いほど良いというわけではありませんが、目安としてシングルサイズあたり450個以上の密度を選ぶのがおすすめです。
2. 配列
ポケットコイルマットレスはコイルの配列方法によって寝心地を調節している場合があります。
基本的な配列方法は「並行配列」か「交互配列」のどちらかです。
※「並行配列」は「平行配列」とも表記されることがあります。意味合い的には「平行」の方が合っているとは思うのですが、シモンズやサータなどポケットコイルの老舗メーカーのカタログでは「並行配列」と表記されているので、当サイトではそれに倣って「並行配列」と表記しています。
並行配列の特徴

並行配列はコイルを並行に配置することで、コイル同士の隙間ができるため、比較的ソフトな寝心地になりやすいです。
バネ(コイル)のひとつひとつの動きが強くなるので、寝返りがしやすいと感じる人もいます。
交互配列の特徴

交互配列はコイルを隙間なく交互に配列するため、比較的ハード(硬めな)寝心地になりやすいです。
コイルの数が多く配列しやすいので、高密度なポケットコイルマットレスは交互配列を採用していることが多いです。
体への追従性が高く、品質が良いものだとバネ感を感じさせず良い寝心地が得られます。
【比較表】配列の違い
並行配列 | 交互配列 | |
---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() |
硬さの傾向 | ソフト | ハード |
跳ね感 | 強い | 弱い |
特徴 | 寝返りがしやすい | 静かな寝心地 |
耐久性 | △ (部分的には弱め) | 〇 |
価格 | 安価に作りやすい | 高価になりやすい |
どっちの配列がおすすめ?
結論から言うと、どちらの配列の方が優れているというのはありません。
そのマットレスが実現したい寝心地によって配列は決まります。要するに使い分けの問題です。
使い分けで一番多いのは、硬さのバリエーション違いがあるマットレスシリーズ(ソフト・レギュラー・ハードなど)において、やわらかめ(ソフト)を並行配列、硬め(ハード)を交互配列といった形で仕様を変えている例です。
また、高密度タイプにしたい場合は交互配列、コイル同士に適度な間隔を設けたい場合は並行配列を、といった使い分けもあります。
「通気性」「硬さ」「耐久性」に関する誤解
商品の販売ページを見ると、配列のメリット(やデメリット)として、「通気性」「硬さ」「耐久性」について紹介されていることがありますが、こうしたアピールはあまり参考にしなくても良いです。
通気性については『交互配列は通気性が悪いから並行配列がおすすめ』という販売ページ上の表現を見たりしますが、実用上、交互配列だからと言ってカビが発生するといったことはほぼありません。
硬さについては、上記で『交互配列は硬め、並行配列はやわらかめ』と書きましたが、これはあくまで傾向です。交互配列であってもコイルの線径を細くすればやわらかめになりますし(逆も同様)、そもそも最終的な寝心地はコイルの上の詰め物などによって調節されることが多いです。
耐久性については、メーカーによって立場が変わるので、双方「うちの配列の方が耐久性が高い」という論理で紹介されています。
例えば、
- 交互配列はコイル同士が擦れるから、並行配列の方が耐久性が優れている
- 並行配列は隙間が多く、コイルひとつあたりの負荷が高まるため、交互配列の方が耐久性が優れている
などです。
3. 線種
ポケットコイルで使われているバネは硬鋼線(こうこうせん)と呼ばれる素材で作られ、その品質はメーカーや商品によって差があります。
バネ自体の品質は「線種(せんしゅ)」と言い、メーカー各社この線種をアピールしていることも少なくないのですが、線種自体はそこまで重要なポイントではないので、参考程度に留めておきましょう。
線種の読み方
線種は「SWRH 72 B C」「SWRH 82 B C」といった形で表現され、そのアルファベッドや数字が意味するものは以下の通りです。

例えば上記のような「SWRH 72 B C」という表示は以下の通り解釈します。
表示例 | 意味 |
---|---|
SWRH | マットレスのコイルは基本的に硬鋼線(SWRH)を使用 |
72(反発性) | 数値が高くなればなるほど反発力が高い |
B(耐久性) | マンガン含有量(AよりもBが多く、耐久性がある) |
C(強度) | A<B<Cの順で強度が高い |
なお、以前はバネ(硬鋼線)の品質がマットレスのラベルに表示されていましたが、2017年に品質表示法の改正があり、バネの品質表示義務はなくなりました。

つまり、バネの品質だけではマットレス全体の品質は正確に伝えられないということです。
高品質な鋼線を使用したバネは、確かに耐久性などは優れているかもしれませんが、あまりその情報に惑わされない方が良いでしょう。
4. 線径
線径とは「バネの太さ」のことです。
線径は、太ければ太いだけ反発力が高まり、しっかりとした寝心地になります。逆に細ければ細いほど荷重に対してしなやかに反応するという特徴があります。
寝心地の目安としては以下の通りです。
線径と寝心地(目安)
- 線径1.9mm以下:しなやかな寝心地
- 線径2.0mm以上:しっかりとした寝心地
しかし、上でご紹介した線種(SWRH 72 B C など)や配列・密度などによっても寝心地は変わってきます。
線径は太い・細いで良し悪しが分かれるものではありませんが、そのマットレスの特徴的な寝心地を知るために参考はなるでしょう。
5. コイル高
コイル高とは「ポケットコイル自体の高さ(バネを圧縮させて不織布に入れたあとの高さ)」のことです。
コイル高は高ければ高いだけ、ふんわりと荷重を受け止め、体圧分散性が高くなります。
一方、コイル高が低すぎる(且つ、詰め物も少ない)薄型タイプのポケットコイルマットレスはクッション性が低く、底付きを感じやすくなります。
コイル高のクッション性(目安)
- 170mm以上:豊か
- 140~170mm:標準的
- 140mm以下:乏しい
なお、コイル高は高いだけ良いわけではありませんが、ふかふかな寝心地が好きな人は、コイル高が高いマットレスの方が合いやすいと思います。
6. 巻き数(間隔)
巻き数は「バネが螺旋状に何回巻かれているか」のことです。
巻き数は、数というよりも間隔が大切で、巻の間隔が狭いほどソフトになり、広がるほどハードになります。
巻きの間隔
- 狭い→ソフト(やわらかめ)
- 広い→ハード(かため)
なお、ひとつのコイルの上下で巻きの間隔を変えているマットレスもあります。(以下はネルコ「ふわふかマット」のコイルで、上の巻き間隔が狭く、下の間隔が広い。こうすることで「体当たりはふんわりと、沈み込むとグッと押し返す」という寝心地を作っている)

7. 圧縮率
ポケットコイルはバネを圧縮してポケット(不織布)に入れますが、その時の圧縮率が高いほど耐久性にプラスに働きます。
参考までに、1万円台クラスの低価格帯のポケットコイルマットレスは圧縮率10%台が多いですが、有名海外ブランドのシモンズは40%ほどです。

つまり、低価格帯のマットレスは「厚さ」を出すために、バネをギリギリまで引っ張って、少しだけ圧縮させているのです。(最近では「マットレスの厚さ」をセールスポイントにしている商品も多いため)

別の言い方をすると、圧縮率を高めるとコストが高くなるので、見えないところで節約しているという具合です。
圧縮率を公開しているメーカー・商品は少ないですが、当サイトでは体験時に圧縮率の測定も行っております。※ただし、すべてではありません
コイル以外の素材も大切
マットレスはクッション層のコイル以外にも詰め物や側地(表地)などで最終的な寝心地を調整します。

よって、いくら高品質なバネを使っていたとしても、詰め物などが良くないとマットレスとしては早くダメになってしまいます。
【ココもチェック】耐久性・寝心地・価格を決める仕様の違い3つ
ポケットコイルマットレス選びはコイル自体の特徴に注目しがちですが、以下のポイントにも注目しましょう。
その他の仕様
- 片面仕様か両面仕様か(耐久性)
- ゾーニング仕様(寝心地)
- 圧縮梱包か非圧縮梱包か(価格)
1. 片面仕様か両面仕様か(耐久性に影響)
片面仕様とはマットレスの表側しか使えない(裏側で寝れない)仕様のことで、両面仕様は表裏どちらでも寝れる仕様のことです。
片面仕様は、裏面に詰め物がない分、低価格で買える傾向があり、1~3万円程度のマットレスなどに多いです。

しかし、両面(表裏)に寝れた方が、ローテーションによって寝る面を変えることでき、ヘタリにくくなるので、長期間使いたい人には両面仕様の方がおすすめと言えます。
なお、両面仕様の方が、裏面にも詰め物が施されているという点で、底付きを感じにくいです。
仕様 | 片面 | 両面 |
---|---|---|
画像 | ![]() | ![]() |
メリット |
|
|
デメリット |
|
|
2. ゾーニング仕様(寝心地に影響)
ゾーニングとは「マットレス面の場所によって硬さ(やわらかさ)を変える仕様」のこと。
マットレスは特に端部分が沈み込みやすいので、端を強化する目的で外周に硬めのコイルを配置したゾーニングを施すマットレスも多いです。

端部分の沈み込みが少ないマットレスは、ワンサイズ上の寝心地が得られるので、特に寝相が悪い人や、二人で寝る人などにおすすめの仕様です。
しかしながらゾーニング仕様=寝心地が良いかと言えば必ずしもそうではなく、たとえば外周を強化しなくても(ゾーニングなしでも)沈み込みづらい仕様のマットレスもあります。必要に応じてご検討ください。
3. 圧縮梱包か非圧縮梱包か(価格に影響)
マットレスのお届け時の梱包の違いによって、商品の価格が大きく変わります。
最近では、物流コスト(配送コスト)の高騰から、特に低価格帯のマットレスが多いネット通販では「圧縮梱包」で届くマットレスが増えてきました。

圧縮梱包の特徴
圧縮梱包とは、強い圧力でマットレスを押しつぶし、ロール状に丸めてコンパクトに梱包することです。
梱包が小さくなることで、配送コストを抑えて結果的に商品価格を安くできることがメリットです。

また、通路や廊下が狭い家にお住いの人でも簡単に搬入できる点も魅力です。
なお、圧縮されたマットレスは開封すると、すぐに膨張が始まり3分後くらいには、ほとんど元の状態まで復元されます。

ただし、完全にハリがある状態まで復元されるまでには1~3日は必要です(さらに商品によって差があります)。
非圧縮梱包(従来型)の特徴
一方、従来型の非圧縮梱包のマットレスは、圧縮タイプと同等の仕様であっても配送費が商品価格に上乗せされ(基本的に大型配送便での取り扱いになるため)、コストパフォーマンスとしては悪く映ってしまうでしょう。

しかし、非圧縮タイプは、圧縮できないマットレスのパーツ(ワイヤーやチップウレタン等)を搭載できる点がメリットです。

たとえば、ワイヤーありのマットレスは端部分の落ち込みが少ないですし、チップウレタンを詰め物に使ったマットレスは、バネあたりや底付きを感じにくいという魅力もあります。
さらに、(当然ですが)非圧縮梱包は開封直後から完全なハリがある状態なので、届いたその日から本来の寝心地を得られます。

圧縮・非圧縮の特徴の違いをまとめると以下の通りです。
梱包 | 圧縮 | 非圧縮 |
---|---|---|
梱包状態 | ![]() | ![]() |
開封直後の状態 | ![]() | ![]() |
メリット |
|
|
デメリット |
|
|
マットレスの硬さの選び方
マットレス選びは「自分に合った硬さ」を選ぶのが大切です
快適に眠れる寝心地とは人によって異なるため、一概には言えませんが、あくまで傾向として「性別」と「寝姿勢」でおおよそ合いやすい硬さがわかります。
結論から言うと以下の通りです。
硬さの選び方(目安)
- やわらかめが合う人→女性・横向き寝
- 硬めが合う人→男性・仰向き寝
性別の違い
一般的に、
- 女性はやわらかめ
- 男性は硬め
のマットレスが合う傾向があります。
なぜかというと体のラインの違いです。
女性の方が体のラインがはっきりしているため、やわらかめのマットレスが合いやすいです。
逆に男性の体は平坦で筋肉質のため、硬めのマットレスが合いやすいのです。
寝姿勢の違い
- 横向き寝はやわらかめ
- 仰向き寝は硬め
のマットレスが合う傾向があります。
仰向き寝 | 横向き寝 |
---|---|
![]() | ![]() |
理由は、沈み込みの深さの違いです。
横向き寝は肩や臀部の沈み込みが最も深くなる寝姿勢のため、しっかりと沈み込むやわらかめのマットレスが合いやすいです。
一方、仰向き寝は横向き寝ほど凹凸が少ない寝姿勢のため、硬めのマットレスが合いやすいのです。
なお、無意識にした最初の寝姿勢が一晩のうちに60-70%占めると言われています。自分がどっちの寝姿勢かわからない人は「自分が電気を消して寝ようとするときに、まずどっちを向いて寝るか」をお考え下さい。
迷ったら「ふつう~少し硬め」がおすすめ
あくまで一般論ですが、日本人の体型・感覚的にはソフトタイプよりハードタイプの方が好まれる傾向があります。
また、これが大事なのですが、硬めのマットレスはあとから敷パッドなどでやわらかく調整できます。
逆にやわかすぎるとあとから硬く調整ができないため、迷ったらふつう~少し硬めのマットレスを選ぶと失敗は少ないでしょう。
やっぱり実際に寝転んで決めた方が良い?
実は、ショールームで試して決めたからといって、それが自分にとって寝心地が良いマットレスとは限りません。
そもそもショールームと自宅とでは就寝環境も異なりますし、自分自身の体圧分布はちょっとしたことで崩れるので、試し寝はあくまで参考程度にお考えいただいた方が良いでしょう。
寝姿勢測定機のご紹介
フランスベッドやシモンズのショールームに自分の寝姿勢に合ったマットレスの傾向を診断してくれる測定機があります。


自分の寝姿勢や体のラインに合った寝心地がどういったものか(やわらかめなのか?硬めなのか?)の目安を知っておいた方がマットレス選びが失敗しにくくなります。
近くにショールームがある人はぜひお試しすることをおすすめします。
>>>シモンズのショールーム情報
※シモンズは東京・大阪など一部店舗のみ
ポケットコイルを採用している有名マットレスメーカーは?
マットレスメーカーはいくつもありますが、採用しているスプリングコイルの種類がメーカーによって異なります。
ポケットコイルを主に採用している有名メーカーは以下の通りです。
有名ポケットコイルマットレスメーカー
- シモンズ
- サータ
- 日本ベッド
以下で詳しくご紹介します。
1. SIMMONS(シモンズ)
参照:シモンズ
世界初のポケットコイル商業化を成功
シモンズは1870年創業のポケットコイルマットレスを初めて商業化に成功した老舗マットレスメーカーです。ちなみに、クイーンサイズ・キングサイズのマットレスを初めて作ったのもシモンズです。
シモンズのポケットコイルはピアノ線と同等の高級素材「超硬鋼線」を使用しています。通常のコイルより耐久性が高く、長く使えるポケットコイルマットレスが特徴です。
シモンズの人気商品はゴールデンバリューというマットレスです。ゴールデンバリューはシモンズ永遠のスタンダードモデルと言われ、シモンズらしい寝心地が体験できます。
コイル配列 | 並行配列 |
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コイル数 (Sあたり) | 574個 (ゴールデンバリュー) |
2. Serta(サータ)
参照:サータ
8年連続で全米売上No.1
毎年発表される全米売上ランキング(ファニチャートゥデイ誌)にて、8年連続で全米売上No.1を獲得。一流ホテルにも多く納入され信頼の実績とも言えるでしょう。
ポケットコイルは基本的には交互配列が多いですが、商品やグレードによって並行配列も採用しています。
サータの人気商品は「i series」のノーマルBOXトップというマットレスです。i seriesはサータを全米No1に押し上げたマットレスとして有名なので、サータの中で迷ったらi seriesからご検討いただくのが良いかと思います。
コイル配列 | 並行配列or交互配列 ※商品によって異なる |
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コイル数 (Sあたり) | 618個 (i series/ノーマルBOXトップ) |
3. 日本ベッド
参照:日本ベッド
創業90年の日本のベッドメーカー
日本ベッドは仕立ての良さに高い評判がある日本のメーカーです。帝国ホテルや星のや軽井沢などの一流ホテルへの納入実績も豊富です。
日本ベッドといえばシルキーポケットシリーズが有名。シルキーポケットとは「バネに直接寝れるマットレスを作ろう」というプロジェクトの大きな成果として完成された日本ベッドの屋台骨的な傑作マットレスです。
超高密度の交互配列式ポケットコイルが特徴で、とろける絹のような寝心地から「シルキー(絹のような)」とネーミングされました。
コイル配列 | 基本は交互配列 |
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コイル数 (Sあたり) | 1,200個 (シルキーポケット) |
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【超厳選】おすすめのポケットコイルマットレス 13選
おすすめのポケットコイルマットレスをご紹介します。
格安商品や、折りたたみ・薄型、そして高級ホテル御用達の超有名モデルまで揃えました。予算に応じてご検討ください。
特におすすめの商品については【イチオシ】マークを付けているので、ご参考いただけますと幸いです。
1. neruco「バリューポケットコイルマットレス」【イチオシ】
1万円台で選ぶならコレ
ベッド専門店「neruco(ネルコ)」のオリジナルマットレス。格安価格帯では珍しい高密度コイル(512個/S)仕様です。
しっかりとした詰め物が施されているのでバネ当たりがなく、豊かなクッション性が魅力。マットレスの側面はすべてメッシュ構造になっているので通気性も抜群です。
実際に寝てみた感想としては、ふんわりと支えられる感じで、どちらかというとソフトな寝心地のため特に女性に合いやすいですが、男性の筆者も心地よく感じました。
この優れた寝心地でシングルサイズで1万円台は利益が取れているか心配になるほどのコストパフォーマンスの良さを感じた逸品です。
サイズ | セミシングル~キング ※ショート丈あり |
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硬さ | ふつう |
配列 | 並行配列 |
コイル数 (Sサイズ) | 512個 |
価格 | 12,990円~ |
その他 | 片面仕様、圧縮梱包 |
2. 源ベッド「日本製ポケットコイルマットレス 夜香ハイグレード2」【イチオシ】
高品質な日本製、なのに格安
広島県のベッドメーカー「源ベッド」のオリジナルマットレス。同社内の数あるマットレスの中で最も売れ筋の人気商品です。
ポケットコイルは最高クラスの硬鋼線を使用。バネから国内の自社工場で作り上げるという徹底ぶりです。
さらに、詰め物に「防ダニ・抗菌防臭わた」、端が落ち込みにくい「エッジハード」、裏面でも寝れる「両面仕様」という隙がないハイスペックにもかかわらず2万円台から買えるのは驚きです。ここまでコストパフォーマンスが優れたマットレスは見つからないと思います。
寝心地がソフト・レギュラー・ハードの3種類から選べる点もメリットです。実際にすべての硬さを体験をしましたが、特にレギュラーはこれぞスタンダードな寝心地!という印象で、幅広い人に合いやすいと思います。まさに「格安ポケットコイルマットレスの決定版」と言える商品です。
この記事の冒頭「超厳選の1モデル」に選んだのはこのマットレスです。
サイズ | セミシングル~ワイドダブル ※ショート丈あり |
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硬さ | ソフト・レギュラー・ハード ※選べる |
配列 | 並行配列 |
コイル数 (Sサイズ) | 465個 |
価格 | 28,800円~ |
その他 | 両面仕様、圧縮梱包 |
3. モダンデコ「DORMIRA(3-ZONE 超高密度タイプ)」
コイル数1,300個の超高密度で2万円台
1,300個の超高密度コイルで、荷重がかかりやすい場所に太いコイルを配置するゾーニング仕様。さらに両面仕様なのでローテーションによって長持ちしやすいです。
口コミ評価も高く、スペックを考えると10万円を超えそうなマットレスですが、2万円台で買えるコスパの良さが魅力。
サイズ | シングル~ダブル |
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硬さ | ふつう |
配列 | 並行配列 |
コイル数 (Sサイズ) | 1,300個 |
価格 | 29,999円~ |
その他 | 両面仕様、ゾーニング、圧縮梱包 |
4. ビーナスベッド「オリジナル国産ポケットコイルマットレス」
しっかりめの寝心地が好きならコレ
広島県にあるベッドメーカー「ビーナスベッド」のオリジナルマットレス。コイルに使用しているバネは一般的な「硬鋼線」よりもハイグレードな「ピアノ線」を採用。側地は綿100%で通気性が良く、両面仕様なので表裏のローテーションも可能です。
お届けは従来型の非圧縮梱包ですが、ビーナスベッドでは無料で開梱設置が付いているので、力の弱い人でも安心です。
サイズ | セミシングル~キング |
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硬さ | やや硬め |
配列 | 並行配列 |
コイル数 (Sサイズ) | 496個 |
価格 | 37,000円~ |
その他 | 両面仕様、非圧縮梱包 |
5. エアリゾーム「HOLLOW」
ピロートップで2万円台
インテリアショップ「エアリゾーム」のオリジナルピロートップマットレス。ピロートップとはマットレスの上にクッションがついている仕様のことで、マットレスの体圧分散性を向上させます。高級ホテルにもピロートップタイプのマットレスは採用されていることも多いです。
左右一列のスプリングの線径を太くして端部分を強化しているため、沈み込みにくく、寝返りなどでも落下しにくい仕様となっています。寝心地はやわらかいのでどちらかというと女性におすすめです。ピロートップとしては格安価格。
サイズ | シングル~クイーン |
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硬さ | やわらかめ |
配列 | 並行配列 |
コイル数 (Sサイズ) | 465個 |
価格 | 21,990円~ |
その他 | 片面仕様、ゾーニング、圧縮梱包 |
6. ネルコ「 FuwaFuka Mat(ふわふかマット)」
特殊スプリングで「ふわふか」な寝心地
「10万円ほどの高級ピロートップ式マットレスを1/5以下の価格でご提供したい」というコンセプトで開発されたポケットコイルマットレス。あえてピロートップ仕様にせず、新開発の特殊スプリングによってふんわりふかふかなリッチな寝心地を実現しました。
耐久性が高いスプリングを中心としてふんわりの寝心地を作っているため、ピロートップ式のデメリットであるヘタリやすさ(詰め物がヘタリやすい)を克服しつつ低価格で買えるというユニークな逸品。
サイズ | シングル~クイーン |
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硬さ | ややソフト |
配列 | 並行配列 |
コイル数 (Sサイズ) | 578 |
価格 | 19,900円~ |
その他 | 片面仕様、圧縮梱包 |
7. NELLマットレス
120日の返金・返品保証付き
NELLマットレスは、日本のベンチャー企業である株式会社Morghtが福岡県大川市にある老舗マットレス設計会社と共同開発した新しいマットレスです。
シングルサイズあたり約1,200個ものコイルを搭載した超高密度タイプのポケットコイルマットレスで、腰部分と端を強化したゾーニング仕様が特徴。寝返りのしやすさと端の落ち込みを軽減させる工夫を凝らしています。
さらに両面仕様で、抗菌防臭や消臭の機能綿を詰め込んだ贅沢な作り。実際に試しましたが、確かに寝返りがしやすく素晴らしい寝心地だと思いました。
120日間のお試し期間(返金・返品保証)があるので、ぜひ寝心地を体験してみてほしいです。
サイズ | シングル~キング |
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硬さ | ふつう |
配列 | 並行配列 |
コイル数 (Sサイズ) | 約1,200個 |
価格 | 75,000円~ |
その他 | 両面仕様、ゾーニング、圧縮梱包 |
8. storage「三つ折りのポケットコイルマットレス」
折りたたんで収納したい人におすすめ
折りたたみ可能のポケットコイルマットレス。マットレスの縁にワイヤーがないノンワイヤータイプなので、三つ折りマットレスでありがちな体当たりがなく心地よく眠れます。
両面仕様で、上下・表裏のローテーションが可能のため長持ちしやすいです。折りたたみタイプにもかかわらず通常のマットレスと同等クラスのスペックが魅力です。
サイズ | シングル~ダブル |
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硬さ | ややソフト |
配列 | 並行配列 |
コイル数 (Sサイズ) | 450個 |
価格 | 11,999円~ |
その他 | 両面仕様、圧縮梱包 |
9. Ease Space「薄型ポケットコイルマットレス」
ロフトベッドや二段ベッドにおすすめ
厚さ9cmの薄型ポケットコイルマットレス。ロフトベッドや二段ベッドは安全面で10cm前後以下のマットレスを推奨することが多いのですが、薄型マットレスは商品によっては底付きを感じやすく、耐久性としても不安が残る商品※が多いです。※特に激安の薄型ウレタンマットレスなどは底付きを感じやすいです
この商品は9cmという薄型ながら、強度があるバネを使用したポケットコイルを高密度で敷き詰めているため、底付きを感じにくいことが特長。1万円以下で買える格安価格も魅力です。
サイズ | シングル |
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硬さ | ふつう |
配列 | 並行配列 |
コイル数 (Sサイズ) | 465個 |
価格 | 9,499円~ |
その他 | 片面仕様、圧縮梱包 |
10. ニトリ「Nスリープ プレミアム」
高級ホテル仕様をリーズナブルに
Nスリープはニトリのオリジナルブランドです。幅広いラインナップがありますが、おすすめはダブルスプリングモデル。ダブルスプリングとはコイルが2層になっている仕様のことで、体圧分散性が高く、ふっくらした寝心地になります。
ダブルスプリングはシモンズなどの高級メーカーで有名ですが、この価格帯ではなかなか買えません。やわらかめの寝心地が好きな人におすすめ。
サイズ | シングル~クイーン |
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硬さ | ややソフト |
配列 | 並行配列 |
コイル数 (Sサイズ) | 上段630個+下段450個=1080個 |
価格 | 59,900円~ |
その他 | 両面仕様、圧縮梱包 |
11. 日本ベッド「シルキーポケット」【イチオシ】
バネに直接寝れる高品質
仕立ての良さに評判がある日本ベッドの基幹マットレスシリーズ。超高密度に敷き詰められた高品質なポケットコイルが特長で、そのとろけるような寝心地は「バネに直接眠れるマットレス」と言われています。
日本のもの作りの精神が具現化されたマットレスで、有名ホテルへの納入実績も豊富。睡眠の質にこだわりたい人には間違いなくおすすめの逸品です。
サイズ | シングル~キング |
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硬さ | やや硬め |
配列 | 交互配列 |
コイル数 (Sサイズ) | 1,200個 |
価格 | 170,500円~ |
その他 | 両面仕様、非圧縮梱包 |
12. サータ「ライトブリーズ 5.8(#09)」
人気マットレスの後継モデル
サータを8年連続全米No.1に押し上げた「i series(アイシリーズ)ノーマルボックストップ」の後継モデル。人間の体の中で一番荷重がかかる腰臀部に少し太めの線径2.0mmコイルを配置し補強することでバランスの良い荷重分散と耐久性アップを実現。
ボックストップ(詰め物)内にはブレスフォートという低反発素材を搭載し、体をやさしく包みながら底付き感のない安定した寝姿勢を保ちます。
サータのマットレスは「ファイヤーブロッカー」という難燃素材(燃えにくい素材)が入っているので、防災意識が高い人にもおすすめです。
サイズ | シングル~キング |
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硬さ | ふつう |
配列 | 交互配列 |
コイル数 (Sサイズ) | 618個 |
価格 | 約180,000円~ |
その他 | 両面仕様、ゾーニング、難燃素材、抗菌加工(銀イオン) |
13. シモンズ「ゴールデンバリュー ピロートップ(Beautyrest Selection)」
高級ホテルの寝心地
シモンズのエントリークラス「Beautyrest Selection」のピロートップモデル。シモンズ自慢のポケットコイルの仕様はそのままに、通常モデルから詰め物やカバーをややグレードダウンさせ、リーズナブルな価格設定が魅力です。
Beautyrest Selectionは、どちらかというとホテルに納入しているマットレスに近い作りをしているため、「ホテルで寝たシモンズの寝心地が好き」と言う人におすすめです。
サイズ | シングル~クイーン |
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硬さ | ふつう |
配列 | 並行配列 |
コイル数 (Sサイズ) | 578個 |
価格 | 約150,000円~ |
その他 | 両面仕様、ゾーニング、非圧縮梱包 |
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【一度チェックしたい】おすすめのベッド通販サイト 2選

魅力的なポケットコイルマットレスが買えるおすすめベッド通販サイトと、その中で特におすすめのモデルをご紹介します。
1. 源ベッド
参照:源ベッド
まずは見てほしい!国産なのに低価格
源(みなもと)ベッドは、広島県のベッドメーカー株式会社チヨダコーポレーションが運営するメーカー直販によるベッド専門ショップです。
チヨダコーポレーションは、1965年に創業した老舗の日本製ベッドメーカーで、特にポケットコイルマットレスの製造技術が高いことが強み。
国産かつ、本格仕様のポケットコイルマットレスが2万円台から買えるのはコストパフォーマンスが抜群に良く、当サイトでもいくつか商品を取り寄せて検証しましたが、どれも価格以上の満足感が得られるものでした。
買うならコレ(超厳選の1モデル)
2. neruco(ネルコ)
参照:neruco
豊富な種類・抜群のコスパ
株式会社インテリアオフィスワンが運営するベッド専門の通販サイト。種類も豊富で価格も安いです。マットレスのブランドが幅広いのが特徴。サータやフランスベッド、日本ベッドなどこだわりのマットレスを選びたい人におすすめです。
もともと小売店という形態を取っていましたが、最近ではオリジナル商品の開発に力を入れていて、魅力的な商品が拡充されています。
買うならコレ(超厳選の1モデル)
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いかがでしたでしょうか?
ポケットコイルマットレスの特徴やおすすめ商品をご紹介させていただきました。
あなたにぴったりなマットレスがが見つかったのならうれしいです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。