クイーンサイズのマットレス選びを徹底解説
この記事ではクイーンサイズのマットレスの選び方とおすすめ商品をご紹介します。ぜひご参考にしてくださいね。
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目次
クイーンサイズの大きさ
一般的なクイーンサイズの大きさは、横幅160cm×縦幅195cmです。
主なサイズ | 寸法(幅×丈) | シーン(人数) |
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セミシングル | 80cm×195cm | 小柄な人向け |
シングル | 97cm×195cm | 1人でジャスト |
セミダブル | 120cm×195cm | 1人でゆったり |
ダブル | 140cm×195cm | 2人でジャスト |
クイーン ★コレ | 160cm×195cm | 2人でゆったり |
キング | 180cm×195cm | 2人でもっとゆったり |
※メーカーによって寸法が異なる場合もあります
各サイズの大きさのイメージは以下のアニメーションをご参考にしてください。(2秒ごとにサイズが変化します)
以上のとおり、クイーンサイズは一般的なサイズ展開において、2番目に大きいサイズです。

クイーンサイズは「二人でゆったり寝たい人」におすすめです。
クイーンサイズの特徴や注意点
1. 二人で快適に寝られる
クイーンサイズは、二人でゆったり寝るのにおすすめのサイズです。
クイーンサイズよりも小さいダブルサイズ(幅140cm)は、二人で寝るには人によって窮屈に感じることもあります。
ダブルサイズ(140cm) | クイーンサイズ(160cm) |
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豆知識的な話ですが、実はダブルサイズの「ダブル」の由来は、寝台列車に関係します。
寝台列車の乗せるベッドの規格を決めるために「熟睡できる限界の狭さ」を調べる実験が行われ、最低幅は70cmという結論が導き出されました。そして70cm×2人分=140cmの大きさを「ダブルサイズ」と呼ぶようになったのです。
以上のとおり「熟睡できる限界の幅(70cm)×2人分」という理由で「ダブル」と名付けられていることから、ダブルサイズは2人で寝るには少し狭く感じやすい大きさです。
よって、ゆったり寝たい人は、ダブルより(140cm)もクイーン(160cm)がおすすめです。
2. 重い
クイーンサイズのマットレスは重いです。
たとえば、当サイトでおすすめしている「咲夜レアルマットレス(源ベッド)」の場合、クイーンサイズで最大約56kgにもなります。※硬さ「キープ」の場合
ベッドフレームに設置したり、ローテーションするのも苦労する場合があるので、二人以上で持ち運ぶのがおすすめです。
3. 配送が大きい
クイーンサイズのマットレスは大きいです。
マットレスそのままの形(非圧縮)で届く場合、縦が約200cm、横が約160cmもの大きさになるので、搬入経路にご注意ください。
なお、最近ではコンパクトに梱包できる圧縮ロールパッケージ(ベッド・イン・ボックス)も多いので、搬入経路が狭い家に住んでいる人にはおすすめです。
クイーンのマットレスで検討すべきこと
1. クイーンサイズ以外の選択肢
サイズ選びは重要です。よって、まずは「クイーンサイズ以外の選択肢がないか?」を検討しましょう。
クイーンサイズは、「2人で快適に寝られるサイズ感」ですが、よりゆったり寝たい人はキング(幅180cm)もおすすめです。
クイーン(160cm) | キング(180cm) |
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また、「本当はもう少し小さいサイズが良い」とお考えの人は、ワイドダブル(幅150~155cm)という選択肢もあります。
ワイドダブル(150cm) | クイーン(160cm) |
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ワイドダブルは一般的なサイズではないので、かなり数が少ないです(メーカーによって幅も異なります)。
また、サイズが大きくなるほど価格も高くなるので、予算と部屋の広さをよく考えて選びましょう。
2. 「分割タイプのマットレス」のメリットとデメリット
商品によりますが、クイーンサイズはマットレスが2つに分割されている場合があります。
1枚タイプ | 分割タイプ |
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クイーンサイズは横幅160cmなので、分割されるとセミシングル(80cm)×2台ということになります。これはメリットともデメリットとも言える点です。
メリットは振動が伝わりにくくなることです。中央で分かれているため、それ以上振動が伝わらず、例えば寝返りや立ち座りするときにパートナーを起こしてしまう心配が少なくなります。また、厚さが合えばそれぞれ好きな硬さを選べることもメリットです。
デメリットはベッドの真ん中部分の寝心地が悪くなるという点です。特に一人でクイーンサイズで寝たいとお考えの人は分割されていない1枚タイプのマットレスを選んだ方が良いでしょう。すきま用のベッドパッドなども販売されているのでご検討ください。

同じマットレスで1枚もののクイーン(160cm)と、セミシングル(80cm)×2台の分割タイプが選べる場合もあります。
3. 予算と部屋に余裕があるなら「二台並べ」
部屋の広さと予算に余裕があるなら、クイーンサイズにこだわらず、好きな大きさのベッドの二台並べもおすすめです。
なぜなら、お互いの好きな寝心地(硬さや反発性)、必要な大きさ(サイズ)も選べるため、それぞれにとって寝心地が良い環境を作りやすいからです。
なお、2台並べでは、たとえば身長が高い場合など、片方だけロングサイズにしたりすることも可能です。※身長180cm以上の場合、通常丈のマットレスでは足がはみ出してしまう可能性もあります

二台並べて大きなベッドを作る際には、マットレスの「厚さ」を揃えましょう。
ただし、厚さの公表値と実物が異なる場合もあるため、同じモデルのマットレスで揃えるのが無難です。
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失敗しない!クイーンサイズのマットレスの選び方
1. 1枚タイプは「揺れにくさ」が重要
分割されていない1枚タイプのクイーンサイズに二人で寝る場合、最も大切なポイントは「振動の伝わりにくさ」です。
例えば、夜中トイレに立ち上がったり、寝るタイミングが違った時など、相手を起こしてしまう心配をしたことはありませんか?
振動が伝わりにくいマットレスを選ぶことで、大切なパートナーの眠りを妨げにくいです。
おすすめの「揺れにくいマットレス」の種類はポケットコイルマットレスとウレタンマットレス(ウレタンフォーム)です。
▼揺れにくいマットレスの種類 | |
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ポケットコイルマットレス | ウレタンマットレス |
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詳しくは以下の記事でご紹介しています。
2. 分割タイプは「硬さ」が重要
分割タイプ(セミシングル×2台)は、基本的にそれぞれが別のマットレスに寝ることになります。よって、お互いの好みの硬さをよくご検討してください。
硬さの好みが一緒であれば、まったく同じマットレスを選ぶと良いですが、もし硬さの好みが異なる場合は、硬さのバリエーションがあるマットレスを検討するのがおすすめです。
たとえば、セミシングルが選べて、硬さのバリエーションがあるマットレスとしては、源ベッドの夜香ハイグレード2などがあります。
3. 「エッジサポート」があるマットレスがおすすめ
クイーンサイズ(160cm)は、一人あたりセミシングル(80cm)の広さで寝ることになるため、やや狭く感じる広さとも言えます。
エッジサポートとは、マットレスの端部分を沈み込みにくくする「硬さ強化仕様」のことです。
マットレスは端が最も沈み込みやすいですが、エッジサポートがあることで、端ギリギリまで快適に寝られるため、ワンサイズ上の快適さが手に入れられます。
なお、分割タイプのクイーンサイズにおいても、エッジサポートがあることで中央部分の寝心地が悪くなりにくい(沈み込みにくい)というメリットもあります。

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【1枚タイプ】クイーンサイズのおすすめマットレス 6選

二人で快適に寝られるように「振動が伝わりにくいマットレス」を厳選しました。
1. ネルコンシェルジュ neruco「バリューポケットコイルマットレス」
格安タイプで選ぶならコレ(ロングも選べる)
ベッド専門店「ネルコンシェルジュ neruco」のふんわりとした寝心地が特徴のポケットコイルマットレスです。側面はメッシュ仕様なので通気性も高いです。
このクッション性の豊かさで「クイーンサイズが約2万円」は利益が取れているか心配になるほどのコストパフォーマンスの高さを感じました。


サイズバリエーションが豊富で、かなり珍しいクイーンロング(140cm×210cm)も選べるため、身長が大きい人にもおすすめです。
メーカー | neruco |
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タイプ | ポケットコイル(圧縮梱包) |
サイズ | セミシングル~キング ※ショート・ロングあり |
硬さ | ふつう |
重量 (クイーンサイズ) |
約26.5kg |
価格 (クイーンサイズ) |
20,990円 |
2. 源ベッド「咲夜レアルマットレス」
これ以上のコスパの高さは、たぶんない。
咲夜(さくや)レアルは、広島県の老舗メーカー「源ベッド」の国産ポケットコイルマットレスです。
同社人気モデルの夜香ハイグレード2を超えるマットレスとして開発され、高級ホテルにも採用される巻き数の多い「8.5巻き(6.7インチ)のスプリング」が搭載されました。

高級仕様にも関わらず、シングルサイズで4万円台からというとてつもないコストパフォーマンスで、実際に寝た瞬間に「本当にこの価格で買えるの?」と驚きを隠せませんでした。

とにかくスプリングの性能が良いので、幅広い体型や好みにも合いやすいと思います。マットレス選びに迷っていたら、ぜひ一度チェックしてほしいイチオシモデルです。
メーカー | 源ベッド |
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タイプ | ポケットコイル(圧縮梱包) |
サイズ | シングル~クイーン |
硬さ | フィット・ジャスト・キープ ※選べる |
重量 (クイーンサイズ) |
フィット:約45kg ジャスト:約47kg キープ:約56kg |
価格 (クイーンサイズ) |
86,990円 |
3. 快眠タイムズ マットレス3.0
抜群のバランス感!失敗しにくい寝心地
株式会社篠原化学(愛知県)が展開する寝具ブランド「快眠タイムズ」の基幹マットレス。高反発フォームと特殊なゾーニングの組み合わせによって、幅広い寝姿勢に合いやすいことが特徴です。
ウレタンマットレスの中では通気性も高く、抗菌防臭・防ダニ加工やカバーが洗濯できることなど、衛生面も優れています。なお、100日お試し期間付きです。


重量が軽く、カバーに取っ手も付いているので取り扱いやすいことも魅力です。
メーカー | 快眠タイムズ |
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タイプ | ウレタンマットレス(圧縮梱包) |
サイズ | シングル~キング |
硬さ | やや硬め |
重量 (クイーンサイズ) |
約25kg |
価格 (クイーンサイズ) |
65,000円 |
この商品の特徴はこちら
4. コアラ®「オリジナルコアラマットレス」
ウレタンマットレスの傑作
SNSやTVなどのメディアで話題のオーストラリア発のコアラマットレスの初代マットレス。2021年8月よりNEWモデルが登場したことにより廃盤になりましたが、その寝心地の良さを惜しむ声が多く、異例の再販が決まったという逸話がある傑作モデルです。

振動が伝わりにくい「ゼロディスターバンス技術」がコアラマットレスの特徴ですが、実際に体験したところ、このオリジナルコアラはシリーズ中、衝撃吸収性も最も高い寝心地に感じました。

オリジナルコアラマットレスが大ヒットして以降、似たような3層ウレタンフォームを使ったマットレスが他社から多く販売されるようになりました。いわばカリスマ的な商品です。120日のお試し期間付きもうれしいポイントです。
メーカー | コアラ® |
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タイプ | ウレタンマットレス(圧縮梱包) |
サイズ | シングル~キング |
硬さ | ふつう |
重量 (クイーンサイズ) |
約25kg |
価格 (クイーンサイズ) |
99,900円 |
5. NELLマットレス
超高密度コイル×お試し期間付き
NELLマットレスは、日本のベンチャー企業「株式会社Morght」が福岡県の老舗マットレス設計会社と共同開発したマットレスです。
シングルサイズあたり約1,200個のポケットコイルを搭載し、腰部分と端を強化したゾーニング仕様が特徴です。なお、120日のお試し期間が付いています。


この価格で超高密度コイルならではの寝心地がしっかりと実現されているのが素晴らしいポイントです。
メーカー | NELL |
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タイプ | ポケットコイルマットレス(圧縮梱包) |
サイズ | シングル~キング |
硬さ | ふつう |
重量 (クイーンサイズ) |
約34kg |
価格 (クイーンサイズ) |
134,900円 |
6. 日本ベッド「シルキーシフォン」
本気で寝心地にこだわりたい人に
仕立ての良さの評判が高い老舗メーカー「日本ベッド」が展開するシルキーポケットの中のハイグレードモデル。超高密度コイル×高密度ウレタンによって「モチっとした弾力性」が特徴です。
芯材のシルキーポケットコイルは「フレックスアセンブリ」という、接着剤を使わずに職人さんがコイルを配列する方法を採用しています(こんな配列方法はどこにもありません)。結果、コイルの動きが非常に良く、まさに唯一無二なポケットコイルマットレスと言えるでしょう。


日本ベッドのマットレスは、迎賓館赤坂離宮や、帝国ホテル・星野リゾートなど有名ホテル・旅館への納入実績も豊富です。
メーカー | 日本ベッド |
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タイプ | ポケットコイルマットレス(非圧縮) |
サイズ | シングル~キング |
硬さ | やや硬め |
重量 (クイーン) |
約41kg |
価格 (クイーン) |
297,000円 |
この商品の特徴はこちら
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【分割使用におすすめ】硬さが選べるセミシングルのマットレス 2選

クイーンの分割タイプとして使いやすい「セミシングルが選べて、硬さのバリエーションがある」という条件に合致したおすすめのマットレスをまとめます。
1. 源ベッド「夜香ハイグレード2(日本製ポケットコイルマットレス)」
高品質な日本製、なのに低価格
低価格にも関わらず、ポケットコイルは最高クラスの硬鋼線を使用した国産マットレスです。高い圧縮率ポケットコイルを使っているため、反発力と耐久性が高く、しっかりした寝心地が好きな人に特におすすめです。


寝心地がソフト・レギュラー・ハードの3種類から選べ、エッジハード仕様なので分割タイプのクイーンマットレスとしても使いやすいです。
メーカー | 源ベッド |
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タイプ | ポケットコイルマットレス(圧縮) |
サイズ | セミシングル~キング |
硬さ | ソフト・レギュラー・ハード ※選べる |
価格 (セミシングル) |
34,990円(2台で69,980円) |
2. フランスベッド「LT-7700」
フランスベッドといえばコレ
フランスベッドの基幹マットレスシリーズ「ライフトリートメント(LT)」の中のハイグレードモデル。
高衛生の除菌糸(アグリーザ®)を使用した生地に加え、プロ・ウォール®(両端が落ち込みにくい構造)や、高反発ファイバー素材「ブレスエアー®」など、フランスベッドが持ち合わせている機能性を集約した代表的なマットレスです。

硬さが2つから選べ、ロングサイズも選択可能なので、幅広い好みや体型の違いもカバーできるでしょう。

フランスベッドの「プロウォール®」は、すべてのエッジサポート仕様の中でもトップレベルに沈み込みにくいです。
メーカー | フランスベッド |
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タイプ | 高密度連続スプリング®(非圧縮) |
サイズ | セミシングル~クイーン ※ロングあり |
硬さ | ミディアムソフト、ハード ※選べる |
価格 (セミシングル) |
256,300円(2台で512,600円) ※フランスベッドのセミシングルは幅85cmです |
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クイーンサイズのベッドフレームの選び方
ベッドフレームは商品によって、マットレスの種類が指定されている場合があります。
たとえば、スプリングコイルマットレスの使用を前提にしている場合は、ウレタンマットレスなどで使って、万が一、故障や事故があった際に保証の対象外になってしまう可能性もあります。※この点、ベッドフレームとマットレスの「セット購入」は安心です。
使いたいベッドフレームがマットレスに適合しているか、事前に確認しましょう。

クイーンサイズ向けのベッドフレームの選び方は以下でご紹介しています。
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まとめ
以上、クイーンサイズのマットレスの選び方、おすすめ商品をご紹介しました。
クイーンサイズは「二人でゆったり寝たい人」におすすめのサイズですが、もっとゆったり寝たい人はキングサイズもご検討してみてください。
また、二人で寝る場合、「揺れにくいタイプのマットレス」がおすすめです。
具体的には、ポケットコイルマットレスとウレタンマットレスが振動が伝わりにくく、二人で寝るのに適しています。
マットレスが1枚か分割かも重要な選択なので、お互いの寝心地の好みを話し合って決めていただければと思います。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。