
ゼロギャップ®とゼロギャップ®SEってどう違うの?を徹底解説
この記事ではSOMRESTA(ソムレスタ)の三つ折りマットレス「ゼロギャップ®SE(エスイー)」をご紹介します。
ゼロギャップ®SEの特徴を上位モデル「ゼロギャップ®」と比較することで、特徴や寝心地に違いをわかりやすくお伝えしますので、ぜひご参考くださいね。
\この2モデルを比較します/ | |
ゼロギャップ® | ゼロギャップ®SE |
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『ゼロギャップ 三つ折りマットレス シリーズ』が2024年度グッドデザイン賞を受賞しました。なお、SOMRESTAのグッドデザイン賞はSOMRESTAマットレスPREMIUM(2020年)と、SOMRESTAマットレストッパー(2021年)に続き、3度目の受賞です。これは快挙です!
当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。一般的な家の雰囲気と異なるのはそのためです。
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目次
ゼロギャップ®とは
ゼロギャップ®は、高品質ウレタンマットレスブランド「SOMRESTA(ソムレスタ)」が展開する三つ折りマットレスシリーズです。
持ち運びしやすいように軽量化した高反発ウレタンフォームを使用し、三つ折りにありがちな「分割部分の寝心地の悪さ」を回避するために、沈み込みにくい非伸縮性のメッシュカバーを搭載していることも大きな特徴です。
ゼロギャップ®SEの仕様
メーカー | リフレーションジャパン |
---|---|
サイズ | シングルのみ |
クッション材 | 高反発ウレタンフォーム |
硬さ | 硬め(約180N) |
価格 | 29,800円~ |
ゼロギャップ®とゼロギャップ®SEの違いは?
\重要な違いはコレ!/ | ||
芯材 | ゼロギャップ® | ゼロギャップ®SE |
---|---|---|
画像 | ![]() |
![]() |
サイズ | シングル~ダブル | シングルのみ |
厚さ | 9cm | 8cm |
芯材 | SOMRESTAフォームNext | SOMRESTAフォームEco |
重量 (Sサイズ) |
約9.0kg | 約7.45kg |
価格 (Sサイズ) |
39,800円 | 29,800円 |
リンク | 公式サイト | 公式サイト |
1. 大きな違いは「ウレタンフォーム(芯材)」
最大の違いはウレタンフォームの種類です。
- ゼロギャップ®は「SOMRESTA®フォームNext」
- ゼロギャップ®SEは「SOMRESTA®フォームEco」
というウレタンフォームを使用しています。
ゼロギャップ® | ゼロギャップ®SE |
---|---|
![]() SOMRESTA®フォームNext |
![]() SOMRESTA®フォームEco |
それぞれのスペックの違いは以下のとおりです。
芯材 | SOMRESTA®フォームNext | SOMRESTA®フォームEco |
---|---|---|
画像 | ![]() |
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対象モデル | ゼロギャップ® | ゼロギャップ®SE |
復元率 | 98.6%(24万回) | 98.4%(24万回) |
密度 | 36D | 30D |
反発弾性率 | 55%(高反発) | 53%(高反発) |
硬さ | 178N | 186N |
厚さ | 9cm | 8cm |

以上のとおり、耐久性(復元率・密度)や、反発性などの仕様はSOMRESTA®フォームNextの方が上です。
SOMRESTA®フォームNextの特徴(ゼロギャップ®)
ゼロギャップ®は「寝心地と耐久性を追求した高品質な三つ折りマットレス」というコンセプトで作られた商品です。
三つ折りマットレスは持ち運び(移動)を前提として考えているユーザーも多いため、ある程度の軽量化が必要です。
そこで、ゼロギャップ®では、通常のSOMRESTA®フォーム(50D)よりも軽量に仕上げるため、あえて低密度化したSOMRESTA®フォームNext(36D)を開発しました。
基本的に密度が低いほど耐久性が低いですが、SOMRESTA®フォームNextは、高品質な素材を選んで作られているため、36Dの密度で復元率が98.6%(24万回圧縮)という高い耐久性(一般的に40~45Dレベルの復元率)が実現されています。
要するに、軽量化(低密度化)しつつ耐久性も犠牲にしすぎないバランスを追求したウレタンフォームがSOMRESTA®フォームNext(ゼロギャップ®)ということです。
SOMRESTA®フォームEcoの特徴(ゼロギャップ®SE)
三つ折りマットレス市場は1万円以下の商品も多く、より低価格で検討しているユーザーもたくさん存在します。
SOMRESTAとしては「理想的な三つ折りマットレス」として、SOMRESTA®フォームNextを使ったゼロギャップ®をユーザーに提案していきたいところですが、価格が合わない人がいることも課題でした。※ゼロギャップ®はシングルサイズで39,800円です
そこで、さらに許容できる限界まで削ぎ落したモデルとしてSE(Special Edition=特別仕様)を作りました。
SEでは、従来のSOMRESTA®フォームNext(36D)をさらに低密度化し(30D)、ゼロギャップ®より1万円も安い29,800円という価格設定を実現しています。
なお、30Dの薄型マットレスと言えば、モットンなどが有名ですが、モットンの復元率は96%(8万回)。一方、ゼロギャップ®SEは98.4%(24万回)と、同じ密度でも、耐久性に大きな差があり、いかにSEが高品質な素材を使っているかわかるでしょう。
モデル | モットン | ゼロギャップ®SE |
---|---|---|
画像 | ![]() |
|
密度 | 30D | |
復元率 | 96%(8万回圧縮) | 98.4%(24万回圧縮) |
価格 (Sサイズ) |
39,800円 | 29,800円 |

復元率はJIS規定により8万回圧縮試験で導き出す数値ですが、実は8万回ではあまり差が出ないこともあり、SOMRESTAではJISの3倍(24万回の圧縮)でテストしています。
2. 厚さの違い
- ゼロギャップ®は9cm
- ゼロギャップ®SEは8cm
と、1cmの厚さの差があります。
ゼロギャップ®(9cm) | ゼロギャップ®SE(8cm) |
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これは、芯材(ウレタンフォーム)の厚さの差です。
基本的にマットレスは厚くなるほどクッション性や滑らかさなどを感じやすくなり、結果的に寝心地の良さに繋がります。また、底付きの心配も少なくなります。
要するに寝心地を重視するなら、ゼロギャップ®の方がおすすめです(ウレタンフォームの性能も高いです)。
3. 重さの違い
- ゼロギャップ®は約9kg
- ゼロギャップ®SEは約7.45kg
と、約1.5kgほど、SEの方が軽いです。
軽さの理由は、ウレタンフォームの密度の差(36D・30D)と、厚さの違い(9cm・8cm)によるものです。
頻繁に持ち運んだり移動したりする人にとって、1.5kgの差でも軽い方(SE)が便利に感じるでしょう。
4. サイズ
- ゼロギャップ®はシングル、セミダブル、ダブル
- ゼロギャップ®SEはシングルのみ
というサイズバリエーションの差があります。
寝返りの幅を考えると一人でもセミダブル以上を選んだほうが快適に寝られますが、マットレス自体が大きくなると圧迫感や取り扱いにくさにつながります。
別の言い方をすると、ゼロギャップ®SEは、取り扱いやすさや手軽さをメインに考えて作られているので、サイズ展開もあえてシングルに絞っているのでしょう。(サイズを絞ることで低価格にもしやすいです)
5. 硬さの違い(そこまで差は感じない)
- ゼロギャップ®は178N
- ゼロギャップ®SEは186N
ウレタンマットレスの硬さはN(ニュートン)という値で表され、数値が高いほど硬くなります。
少しだけゼロギャップ®SEの方が硬く作られていますが、体感的にはそこまで硬さに差はありませんでした。
硬さの差を感じないレベルで底付きにくようにした仕様と考えられます。(ゼロギャップ®SEの方が1cm薄いので)
6. 価格の違い
- ゼロギャップ®は39,800円(シングル)
- ゼロギャップ®SEは29,800円(シングル)
と、1万円の価格差があります。
SOMRESTAが本気で仕上げた高品質三つ折りマットレスがゼロギャップ®です。
一方、価格が合わない人向けに、必要最低限の仕様に落とし込んだ(それでも高品質です)、いわばエッセンシャル版がゼロギャップ®SEという印象です。
1万円の差をどう考えるかは、予算とこだわり次第でしょう。
【まとめ】ゼロギャップ®とゼロギャップ®SEの違い
芯材 | ゼロギャップ® | ゼロギャップ®SE |
---|---|---|
画像 | ![]() |
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サイズ | シングル~ダブル | シングルのみ |
厚さ | 9cm | 8cm |
芯材 | SOMRESTAフォームNext | SOMRESTAフォームEco |
重量 (Sサイズ) |
約9.0kg | 約7.45kg |
復元率 | 98.6%(24万回) | 98.4%(24万回) |
密度 | 36D | 30D |
反発弾性率 | 55%(高反発) | 53%(高反発) |
硬さ | 178N | 186N |
価格 (Sサイズ) |
39,800円 | 29,800円 |
リンク | 公式サイト | 公式サイト |
ゼロギャップ®SEの評価は?
当記事では以下のような項目をチェックし、商品を評価しております。
- 寝姿勢による寝心地は?(仰向き・横向き)
- 寝返りのしやすさは?
- 通気性が良いか?(ムレを感じないか)
- クッション材の品質はどうか?
- 詰め物の質感・ボリュームはどうか?
- バネあたりや底付きがないか?
- 価格相応の寝心地と言えるか?(総合評価)
体験を通じゼロギャップ®SEを以下のように評価しました。
▼ ゼロギャップ®SEの評価 | |
---|---|
総合評価 | 3.62 |
仰向き寝 | 3.5 |
横向き寝 | 2.5 |
底付きのなさ | 3.0 |
通気性 | 3.0 |
寝返り | 4.0 |
端の沈み込み | 3.5 |
素材の品質 | 4.5 |
耐久性 | 3.5 |
衛生面 | 4.0 |
取り扱いやすさ | 5.0 |
価格 | 3.70 |
※目安は「3.50」以上が高評価です
【総評】SOMRESTAのエントリーモデル(SE)は、他メーカーのハイグレードモデル
ゼロギャップ®SEはSOMRESTAブランドの中で、最も低価格でスペックが低い「エントリー(入門)モデル」という位置づけです。
しかしながら、SOMRESTAならではの高品質なウレタンフォーム「SOMRESTA®フォーム (Eco)」を使い、上位モデルのゼロギャップ®と同じく、分割部分のスキマが開きにくい「非伸縮性メッシュ生地」を採用するなど、とてもエントリーモデルには思えない仕様です。

実際の寝心地も、豊かな反発力による寝姿勢保持性の良さ、寝返りサポート性の強さなど実感でき、「格安の三つ折りマットレス」というジャンルでは頭一つ抜きんでた印象を受けました。
とはいえ、ゼロギャップ®SEが戦おうとしている「格安の三つ折りマットレス」のいうジャンルには、1万円以下の商品もゴロゴロ存在しています。
ゼロギャップ®SEは、SOMRESTAの中では最も安い29,800円ですが、他メーカーの格安(激安)モデルは数千円で買える商品もあり、数倍の値段を出して、ゼロギャップ®SEが選ばれるかがカギでしょう。
予算の問題もありますが、やはり数千円で買えるマットレスは頼りない商品が多いので、睡眠のことを本気で考えるなら、ゼロギャップ®SEを選ぶのがおすすめです。
ゼロギャップ®とゼロギャップ®SEにおける評価の違い
当サイトの評価スコア上の違いは以下のとおりです。
▼ 評価 | ||
---|---|---|
モデル | ゼロギャップ® | ゼロギャップ®SE |
総合評価 | 3.76 | 3.62 |
仰向き寝 | 4.0 | 3.5 |
横向き寝 | 3.0 | 2.5 |
底付きのなさ | 3.5 | 3.0 |
通気性 | 3.0 | |
寝返り | 4.5 | 4.0 |
端の沈み込み | 3.5 | |
素材の品質 | 5.0 | 4.5 |
耐久性 | 4.0 | 3.5 |
衛生面 | 4.0 | |
取り扱いやすさ | 4.5 | 5.0 |
価格 | 3.40 | 3.70 |
要約すると、以下のとおりです。
- 寝心地面(仰向き・横向き・底付き感・寝返り)などについては、基本的に同じ方向性だが、より高品質なウレタンフォーム「SOMRESTAフォーム®Next」を使用したゼロギャップ®の方が優れている
- 耐久性や素材の品質もゼロギャップ®が優れ、より長期間の使用が期待できる
- 一方、取り扱いやすさ(軽量・捨てやすい など)と価格(の安さ)は、ゼロギャップ®SEが優れている

ゼロギャップ®SEの特徴や寝心地の傾向は、上位モデルのゼロギャップ®とかなり近いので、以下の記事でまとめてご紹介しています。よければご参考くださいね。
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まとめ
いかかがでしたか。
ゼロギャップ®SE(エスイー)をご紹介しました。
SOMRESTAが展開する三つ折りマットレスシリーズ「ゼロギャップ®」の中のエントリーモデルです。
エントリーモデルながら、SOMRESTAこだわりの高品質なウレタンフォームが搭載されています。
しかも、30Dという一般的な密度にもかかわらず、JISの3倍(24万回)の圧縮テストで復元率98.4%という驚異的な数値をただき出しています。
これは高品質な素材を使ったウレタンフォームだから成しえる耐久性の高さと言えるでしょう。
反発弾性率53%の本物の高反発フォームなので、寝姿勢保持性も良く、強い寝返りサポートも得られます。
SOMRESTAの他のマットレス(SOMRESTAマットレスPREMIUM、SOMRESTAマットレスEvo、ゼロギャップ® など)と比べるとスペック的には見劣りしますが、一般的な三つ折りマットレスとして考えると、かなりハイグレードな仕様と寝心地です。
『2~3万円くらいで寝心地が良い三つ折りマットレスを探している』と言う人にベストな選択肢だと思います。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。