軽寝具の使い方

マットレスと一緒に買いたい軽寝具とは?

ベッド業界歴15年以上の私が、シーツ・敷きパッド・ベッドパッドなどの軽寝具の選び方をご紹介します。

マットレスを買うとき、『シーツは必要かな』と考える人は多いと思いますが、敷きパッドやベッドパッドまで含めると『結局、何をそろえれば良いの?』と迷いますよね。

この記事では、主に「マットレスを購入するときに、どんな軽寝具を一緒に買うべきか?」という点をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

著者情報 椚大輔 椚 大輔(くぬぎ だいすけ) ベッド・マットレス専門家。ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、100商品以上のレビューを続ける。専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、楽天市場「マットレスの選び方」などの出演・監修も行う。> プロフィールはこちら
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軽寝具の種類と機能性

軽寝具の種類

軽寝具はマットレスを清潔に長く使うために大切な寝具です。さらに、商品によっては、マットレスの寝心地を調整する役割もあります。

よって、軽寝具の種類を理解するには、「何のために使うのか(役割)」で整理してみるとわかりやすいです。

軽寝具の主な種類 主な役割
敷きパッド 汚れ防止、湿気対策、洗濯性
シーツ
ベッドパッド 汚れ防止、湿気対策、圧力軽減、洗濯性
防水シーツ(プロテクター) 汚れ防止(おねしょなど)
トッパー 寝心地の改善・調整
除湿シート マットレスの下に敷いて除湿(湿気対策)

以上のとおり、軽寝具類の主な機能性(役割)とは、次の4つに集約されます。

軽寝具の主な機能性
  1. 防汚性(汚れ防止)
  2. 調湿性(湿気対策)
  3. 圧力軽減
  4. 洗濯性(洗いやすいか)

なお、軽寝具類の機能性の違いはざっくりと以下のとおりです。

種類 汚れ防止 湿気対策 圧力軽減 洗濯
シーツ ×~△ ×
敷きパッド
ベッドパッド
防水シーツ
トッパー ×
除湿マット × ×

まずは「シーツ+敷きパッド」がおすすめ

軽寝具は種類が多いですが、最初からすべてそろえる必要はありません。まずは「シーツ+敷きパッド」から考えるのがおすすめです。

シーツ+敷きパッド

シーツ(ボックスシーツ)+敷きパッド

ボックスシーツでマットレス全体を包み、その上に敷きパッドを敷きます。

シーツだけでも使えますが、シーツは薄手の商品が多く、汗や汚れを受け止める力はそこまで高くありません。そのため、日常的に使うなら、敷きパッドを併用した方が安心です。

なお、シーツを選ぶときには必ず「マチの深さ」にマットレス全体の厚さが入るかを確認しましょう。

ちなみに、カバーが洗濯可能なマットレスなら、敷きパッドだけでも良いと思います。

カバーが洗濯可能なマットレス

カバーが洗濯可能なマットレス

敷きパッドは肌に直接触れるので、汗を吸いやすく洗濯しやすいものを選ぶのがおすすめです。

軽寝具の追加を検討する(4パターンのアレンジ)

軽寝具の追加

必要に応じて以下の軽寝具の追加を検討しましょう。

軽寝具の追加の検討
  1. 圧迫感の改善・保護強化には「ベッドパッド」
  2. 寝心地を大きく変えたいなら「トッパー」
  3. 子ども・介護・ペット対策は「防水シーツ」
  4. マットレス+ベッドフレームの湿気対策には「除湿マット」

1. 保護強化・圧迫感の改善には「ベッドパッド」

ベッドパッド

ベッドパッドは、一般的に敷きパッドよりも厚いパッドのことを指します。厚さがあることで、よりマットレスを保護する性能(吸湿性など)が高いことが特徴です。

また、厚さがあるため、寝心地(硬さ)にも影響が生まれます。たとえば、マットレスが少し硬く感じる場合、ベッドパッドを追加することで体あたりがやわらぐことがあります。

一方、マットレスそのものの寝心地が気に入っている人が、ベッドパッドを使うことで、やや違和感を覚える場合もあります。

椚大輔
椚大輔
ベッドパッドは、「圧力を軽減したい」「マットレスをより保護したい」という条件がそろったときに特に導入をおすすめできる寝具です。

2. 寝心地を大きく変えたいなら「トッパー」

マットレストッパー

トッパー(マットレストッパー)とは、ベッドパッドよりも厚く、マットレスの上に敷いて寝心地を調整する寝具のことです。

トッパー ベッドパッド
トッパー ベッドパッド

ベッドパッドよりも寝心地の調整力があり、「より圧力を軽減したい」「反発性を高めたい」といった場合に導入すると良いでしょう。

椚大輔
椚大輔
トッパーは主に「圧力の軽減」と「反発性の調整」に便利なアイテムです。寝心地を大きく変えたい場合は、ベッドパッドではなくトッパーを検討しましょう。

3. 子ども・介護・ペット対策は「防水シーツ」

防水シーツ

おねしょ、介護、ペットの粗相などが心配な場合、通常のシーツやパッドだけではマットレスまで汚れが届くことがあるため、防水シーツ(プロテクター)がおすすめです。

ただし、防水シーツは商品によって蒸れやすく感じたり、他の軽寝具類と比べて、肌触りに違和感を覚えるものも多いです(シャリシャリしていたり、プニプニしています)。

よって、基本的には体に感じにくい位置(マットレスやトッパーのすぐ上)に使うのが良いでしょう。

椚大輔
椚大輔
防水シーツは、妊娠時期の備えとして使われることもあります。就寝中の破水などが心配な場合は、マットレスを守る目的で取り入れてもよいでしょう。

4. マットレス+ベッドフレームの湿気対策には「除湿マット」

除湿マット

除湿マットは、マットレスの下に敷いて湿気を吸収する寝具です。主な目的は、マットレス下やベッドフレームの床板に湿気がたまり、カビが発生するのを防ぐことです。

ただし、正直なところ、吸湿しているかどうかを体感するのは少し難しいです。

とはいえ、1万円以下で購入できる商品も多いので、湿気対策として「お守り」のように取り入れておくのは良いと思います。

椚大輔
椚大輔
特に通気性が高くないベッドフレーム(パネルの床板や、ローベッドなど)は、除湿マットを使うと良いと思います。

敷く順番はどうすればいい?

敷く順番

軽寝具を敷く順番は、基本的に洗濯のしやすさ(洗濯性)が重要で、洗濯しやすいアイテムほど、体からの汗や汚れをダイレクトに受けるため、上になります。

敷く順番(上から) 洗濯性 備考
敷きパッド 敷きパッドとシーツは入れ替えてもOK
シーツ
ベッドパッド 洗濯後に乾きにくい
防水シーツ(プロテクター) 強力な防汚性だが、蒸れやすい傾向
トッパー × 基本洗えない
マットレス(本体) × 基本洗えない
除湿シート 洗えるが汚れにくい

基本の組み合わせは、上から順に、

  1. 敷きパッド
  2. ボックスシーツ
  3. マットレス

です。

マットレス保護を強めたい場合は、ボックスシーツの下にベッドパッドを追加します。

ただし、軽寝具を重ねるほど洗濯物は増えます。また、厚みのあるものを重ねすぎると、マットレス本来の寝心地が変わって感じられることもあります。

椚大輔
椚大輔
必要以上に重ねるのではなく、自分の汗の量、洗濯頻度、マットレスの硬さに合わせて選びましょう。

軽寝具の選び方のコツ

シーツ・パッドは「蒸れにくさ」と「洗濯性」を検討

パッド

軽寝具の中で、シーツやパッドは特に体に近い位置にくるアイテムです。そのため、体温や湿気の影響を受けやすく、まず「蒸れにくさ」が大切です。

また、気軽にメンテナンスができるか?という点も大切なので「洗濯しやすく、乾きやすいか(洗濯性)」もチェックしましょう。

なお、以下のとおり「蒸れにくさ」と「洗濯性」は、相反する傾向があります。

  • 天然素材(綿、ウールなど)は、吸水性が良いが、洗濯後に乾きにくい
  • 化学素材(ポリエステルなど)は、蒸れやすいが、洗濯後に乾きやすい

とはいえ、例外もあります。例えば麻(天然素材)は、ポリエステルと同等程度の速乾性があり、やはりその商品で使っている素材の特徴をよく捉えることが重要です。

素材の特徴については、快眠タイムズさんの記事が詳しいので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

マットレストッパーは「種類」を確認

マットレストッパー

マットレストッパーは種類によって寝心地の方向性が大きく変わります。

よって、トッパーを検討している人は、まず自分が何を改善したいか?をよく考えることがおすすめです。

種類 主な特徴
高反発ウレタン 寝返りが打ちやすい、バネ当たりの軽減
低反発ウレタン 圧力の軽減、フィット感の強化
ファイバー 通気性が高い、寝返りが打ちやすい

「季節に応じた肌触り」で快適度を高める

マイクロファイバー

シーツや敷きパッドには、季節に合わせた商品が多くあります。暑い季節なら接触冷感素材、寒い季節なら起毛素材やマイクロファイバーなどが代表的です。

こうした素材は、商品によって効果が異なるため、販売ページでよく確認することがおすすめです。その際に洗濯性や通気性(蒸れにくさ)なども忘れずに確認しましょう。

まとめ

軽寝具

シーツ・敷きパッド・ベッドパッドなどの軽寝具は、マットレスを清潔に長く使うために大切な寝具です。

まずは、マットレス全体を包むシーツと、汗や汚れを受け止めて洗いやすい敷きパッドの組み合わせから考えると選びやすいです。

マットレスをより保護したい人や、硬さによる圧迫感を少しやわらげたい人はベッドパッド、寝心地を大きく変えたい人はトッパーを検討しましょう。

おねしょ・介護・ペット対策には防水シーツ、湿気が気になる環境では除湿マットも選択肢になります。

大切なのは、最初から全部そろえることではなく、汗の量、洗濯頻度、マットレスの硬さ、部屋の湿気に合わせて必要なものを選ぶことです。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。