硬さが調節できるから失敗しにくい!
この記事でベッド専門店「ネルコンシェルジュ(neruco)」のオリジナルイタリア製マットレス「バローレ」についてご紹介します。
なお、今回はメーカーさんから体験レビュー用に商品をご提供いただきました。> PRポリシーについて
実際の体験・検証・調査を踏まえて、良いところだけでなく、悪いと思ったところも素直に書いているので、ご参考いただけますと幸いです。
当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。一般的な家の雰囲気と異なるのはそのためです。
この記事を書いた人
目次
バローレとは
バローレはイタリア製のウレタンマットレスで、ベッド専門店「ネルコンシェルジュ(neruco)」のオリジナル商品です。
ネルコンシェルジュ(neruco)はベッド通販専門店としては日本最大規模の品ぞろえを誇り、最近ではオリジナル商品の開発にも力を入れています。
【まず結論】バローレの評価は?
当記事では以下のような項目をチェックし、商品を評価しております。
- 寝姿勢による寝心地は?(仰向き・横向き)
- 寝返りのしやすさは?
- 通気性が良いか?(ムレを感じないか)
- クッション材の品質はどうか?
- 詰め物の質感・ボリュームはどうか?
- 底付きや圧迫感がないか?
- 価格相応の寝心地と言えるか?(総合評価)
体験を通じバローレを以下のように評価させていただきました。
▼ バローレの評価 | |
---|---|
総合評価 | 3.43 |
仰向き寝 | 3.5 |
横向き寝 | 2.5 |
端の沈み込み | 3.0 |
通気性 | 3.0 |
寝返り | 3.5 |
底付のなさ | 3.5 |
素材の品質 | 4.0 |
耐久性 | 3.0 |
衛生面 | 3.5 |
取り扱い安さ | 4.0 |
価格 | 3.46 |
※目安は「3.50」以上が高評価です。
(総評)「失敗しにくい」を目的に作られたマットレス
バローレはマットレス購入後に多い「硬さが合わなかった」という不満に対して、硬さが調節できる仕様にした商品です。要するに攻めか守りかで例えると「守り」のマットレスとも言えます。
正直、多層構造ならではの(弾性の三層構造のような)計算高いリッチな寝心地が得られるかと言えばそうではなく、単純に硬さが異なるマットレスが3つ入っている仕様です。
つまり、バローレは感動的な寝心地とは言いにくいですが、硬さ選びに失敗がしにくいという点に魅力を感じました。
いくら豪華な仕様のマットレスを買ったとしても、快適な睡眠には自分の体型や好みに合った硬さ・やわらかさを選ぶ必要があるので、寝心地が調整できる(しかもバローレは調整幅が広い!)のは大きなメリットです。
また、細かな仕様ひとつひとつにもこだわりが詰まった商品なので、総合して「失敗しないマットレス」と言えるでしょう。
それでは以下より、バローレの特徴をご紹介します。
バローレの特徴
硬さが変えられる
バローレは硬さが異なるウレタンフォームを3つ重ねた仕様で、その位置を上下することによって硬さが変えられるという点が最大の特徴です。
「ふつう~超硬め」に調節できる
ウレタンフォームの硬さはN(ニュートン)という数値で表されるのですが、バローレのウレタンフォームの硬さは以下の通りです。
- EX SOFT(やわらかい):106N
- MEDIUM(ふつう):135N
- EX FIRM(かたい):193N
※公式サイト上での表記
以上のとおり、公式サイトでは「やわらかい~かたい」という表現で書かれていますが、一番やわらかいSOFTフォーム(106N)は、実際は「ふつう程度」の硬さで、一番かたいFIRMフォーム(193N)は「かなり硬め」の寝心地です。
つまり、雲のようなふんわりしたソフトタイプのマットレスに調節できるかと言えばそうでなく、あくまで「ふつう~超硬め」の調節ができるとお考えください。
なお、やわらかめの寝心地が好きな人はウレタンマットレスであれば、(ざっくりですが)表層が70~80N前後の仕様がおすすめです。
ダブルサイズならに左右別々に調節できる(これはすごい)
バローレのサイズ展開は「シングル・セミダブル・ダブル」ですが、ダブルサイズのみ左右で別々の硬さ調節が可能です。
ダブルサイズは2人で使う場合が多いですが、それぞれの寝心地の好みに合わせられるのはうれしい仕様ですね。
特に男女で寝る場合は、体のライン的に「男性は硬め・女性はやわらめ」が合いやすかったりします。
また、公式サイトでは紹介していませんが、ダブルサイズの場合、よりやわらめの寝心地が好きなら片側で「SOFT×SOFT×MEDIUM」という構成も可能です(その場合、逆側は「MEDIUM×FIRM×FIRM」というすごく硬い寝心地になってしまうのですが)。
高品質な「イタリア製」
日本のマットレス市場は中国製が多数を占めますが、バローレはイタリア製です。
また、使用しているウレタンフォームは世界的に有名なイタリアの高品質マットレスブランドと同じ工場で作られているため、品質面にも安心感があります。
また、生地・ウレタンフォームともエコテックス®認定素材を使っていることも特徴。エコテックス®とは世界最高水準の安全性(有害な化学物質が含まれていない)の証のことです。
高めの反発性で「寝返りがしやすい」
ウレタンフォームは「低反発」や「高反発」など、反発性(跳ね返る力)の違いによって寝心地が変わります。
バローレは高めの反発性を持つタイプのウレタンフォームを使用。高い反発性によって寝返りが打ちやすいという点がメリットです。
なお、ウレタンフォームは「反発弾性率」という数値によって、以下のとおりに分類されます。
反発弾性率 | ウレタン分類 |
---|---|
15%未満 | 低反発ウレタン |
15~49% | 一般ウレタン |
50%以上 | 高反発ウレタン |
当イトの計測ではバローレの反発弾性率は44%でした。つまり、厳密な意味での高反発ウレタンフォームとは言えませんが、一般ウレタンの中では高めの数値と言えます。
ウレタンフォーム(ウレタンマットレス)の特徴については以下の記事で詳しくご紹介しています。
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【体験レビュー】イタリア製マットレス「バローレ」を実際に試してみた
外観や内部構造、具体的な使用感などを詳しくレビューします。
開梱・設置
今回は撮影サンプル品をレビュー用にご提供いただいたので、実際のお届け状態はご紹介できません。
代わりに、他メーカー製で、バローレと同様の圧縮梱包タイプのウレタンマットレスのお届け時の様子をご紹介します。(音声なし・4倍速)
以上の通り、マットレスはロール状に圧縮されてお届けされるので、梱包サイズがコンパクトです。搬入経路に不安がある人でも安心です。
外観
開封直後は少しだけ歪みはありますが、1日程度でほとんど元の形状に復元されます。
公表値どおり厚さは約20cmでした。
バローレのカバー表面は「水紋1/fゆらぎキルティング」という波のようなデザインになっています。
上下と真ん中で間隔が異なるのは、腰部分はしっかりめ、肩・おしり部分はゆるやかすることで、寝返りをしやすくするという狙いがあるそうです。
実際、腰回りがしっかりサポートされている感覚があり、寝返りはスムーズでした。
生地はエコテックス®認証(世界最高水準の安全性)のポリエステル100%を使っています。
ニット生地なので、伸縮性が優れ、体へのフィット感も高まります。
サイド面には取っ手が付いています。
取っ手があることでマットレスを移動する際の持ち運びやすさが格段に向上します。
個人的にはカバーに取っ手があるのはすごく便利だと思うので、すべてのマットレスにつけて欲しいくらいの機能です。
バローレは裏面にキルティングなどがなく、寝ることができない「片面仕様」です。
裏面には特に滑り止めなどは付いていなく、さらさらとした触り心地です。
カバーはファスナーで脱着可能です。
バローレのファスナーは一般的なファスナーよりも、しっかりしていて、開け閉めをする際にも噛み込みにくかったです。
バローレ | 一般的な商品 |
---|---|
硬さ調節機能があるため、一般的なマットレスよりもカバーの着脱が多いと想定され、ファスナーに気を配っているのだと思います。こうした心遣いは大切ですね。
内部構造のチェック
続いて、内部構造をチェックするために、カバーを外していきます。
ファスナーを一周すると、裏面のカバーが取れます。
裏面のカバーを取ると、芯材のウレタンフォームがあります。
バローレのカバーは洗濯可能で、このように表面・裏面で分かれるので、汚れが気になる表面だけ洗濯することもできます。
梅雨や冬など洗濯物が乾きにくい時期のメンテナンスには便利ですね。
芯材のウレタンフォームを取り出します。
このようにバローレは異なる硬さのウレタンフォームが3つ重なっている構造になっています。
青が一番やわらかく(EX SOFT)、紫がふつう(MEDIUM)、黒が一番硬い(EX FIRM)という仕様です。
このように各ウレタンフォームカバーのタグに硬さが表示されているのでわかりやすいです。
芯材のウレタンフォームの様子を詳しく見るために、カバーをハサミで切ってみました。
こちらが芯材のウレタンフォーム。
全体に歪みがないかチェックします。
歪みやすい4隅は、やや歪み(反り返り)が確認できました。
ウレタンフォームの歪みの原因は、密度や復元率が低いことや、梱包時に圧縮しすぎることなどです。できるだけ歪みが少ない方が寝心地や耐久面として安心できます。
ヘッド・フット面は特に大きな歪みはありません。
サイド面も気になるほどの歪みは確認できませんでした。
全体的に気になるほどの歪みはなく、形状の美しさは良好と言えます。
なお、この黄色のウレタンフォームはMEDIUMのものですが、SOFTやFIRMは色が異なります。
硬さ調節のチェック
バローレは以下のように、3つのウレタンフォームを使って6通りの硬さ調節が可能です。
ということで、すべての寝心地を試してみました。
Level.1 | Level.2 |
---|---|
Level.3 | Level.4 |
Level.5 | Level.6 |
余談ですが、硬さが調節できるマットレスとして「コアラマットレス KORE」を先日試したばかりでした。
コアラマットレス KOREはそこまで寝心地(硬さ)が変わらなかったので、バローレも同じく「そんなに変わらないんじゃないの?」と思っていたのですが、かなり硬さが変化したことに驚きました。寝心地の調節幅としては完全にコアラマットレス KOREを上回っています。
以下が、それぞれのLevel(硬さ)の感想です。
Level | 評価 | 感想 |
---|---|---|
1(やわらかめ) | 〇 | 横向き寝におすすめ |
2(やわらかめ) | ◎ | 体当たりがやわらかく、沈み込んだらグッとサポートされる(仰向き・横向きでも快適) |
3(ふつう) | × | 腰の沈み込みが最も気になる |
4(ふつう) | 〇 | 程よい硬さで仰向き寝におすすめ |
5(かため) | 〇 | かなり硬めの寝心地が好きな人 |
6(かため) | △ | 硬すぎる(くびれが浮く) |
まずは「Level.2」を試してほしい
筆者が最も寝心地が良いと思ったのは「Level.2」(2番目にやわらかい寝心地)です。
基本的に寝心地が良いマットレスというのは、体に当たる表層がやわらかく(体圧分散性が高く)、沈み込んだら寝姿勢を整える(寝姿勢保持性が良い)という構造です。
Level.2は、上からSOFT・FIRM・MIDという層になっていて、これが「体当たりはやわらかく、沈み込んだらしっかりと寝姿勢をサポートする」という理想的な寝心地を作っていると思います。
よって、まずはLevel.2から試してみて、自分の好みを探っていくのが良いかと思います。
「Level.3」は少し不安定
一方、最も寝心地が良く感じなかったのは「Level.3」(3番目にやわらかい寝心地)です。
Level.3は、上からMID・SOFT・FIRMという層になっていて、中間層が最もやわらかいという設定です。
特に横向き寝においては、表層のMIDの硬さでは、簡単に中間層(SOFT)まで沈み込みが到達しますが、やわらかいSOFT層では沈み込んだ寝姿勢をサポートしきれません。
結果的に、荷重が集中する肩(背中)・おしり(腰)あたりが沈み込むことによって、少し無理な寝姿勢になっているような気になりました。
基本的にマットレスの中間層は、硬くあるほうが沈み込んだ寝姿勢が整いやすいです。(よって、Level.2は良い寝心地に感じました)
ちなみにLevel.5も中間層がSOFTなのですが、上層がFIRM(かなり硬め)のため、沈み込みが中間層までに到達せず、そこまで不安定さを感じませんでした。
しかし沈み込みづらいが故、集中的な荷重がかかる横向き寝では圧迫感があります。よって、Level.5は仰向き寝におすすめです。
以上はあくまで筆者の感想です。体型や寝心地の良さに対する感覚は人によってバラバラので、ぜひいろいろなパターンを試してくださいね。
【詳細解説】イタリア製マットレス「バローレ」の評価について
この記事の冒頭で星付けして評価させていただいた以下のポイントをここでは詳しくご紹介します。
▼ バローレの評価 | |
---|---|
総合評価 | 3.41 |
仰向き寝 | 3.5 |
横向き寝 | 2.5 |
端の沈み込み | 3.0 |
通気性 | 3.0 |
寝返り | 3.5 |
底付のなさ | 3.5 |
素材の品質 | 4.0 |
耐久性 | 3.0 |
衛生面 | 3.5 |
取り扱い安さ | 4.0 |
価格 | 3.46 |
※目安は「3.50」以上が高評価です。
それでは以下より主な評価項目をレビューさせていただきます。
1. 仰向き寝は?
仰向き寝は沈み込みが少なく接触面積が広いという特徴があるので、満遍なく荷重を受け止め、体圧を分散させることが重要です。また、寝返りに力が必要なので、寝返りサポート性も大切です。
なお、日本人の60%が仰向き寝と言われているので、最もオーソドックスな寝姿勢と言えます。
評価は「星3.5」。
硬さ(やわらか)の設定によって寝心地が異なるので一概には言えませんが、全体的には適度な体圧分散性があり、無理な寝姿勢にならなかったので快適でした。
ただし、一番硬い設定(上からFIRM・MID・SOFT)の場合、相当硬い寝心地になるため、荷重が集中する背中やおしりあたりにやや圧迫感を感じ、腰(くびれ)あたりに空間ができるので、少しストレスがありました。
2. 横向き寝は?
横向きの寝姿勢は肩や臀部の沈み込みが深くなることと、接触面積が少なく、荷重が集中しやすいため、底付きなどを感じやすいという特徴があります。
つまり、深く沈み込んでも無理のない寝姿勢になることと、荷重による圧迫・底付きを感じないようなクッション性が大切です。また、不安定な寝姿勢でもあるので、揺れ過ぎないような衝撃吸収性もポイントです。
評価は「星2.5」。
やわらめの設定(Level1・2まで)であれば、肩の沈み込みに対してストレスはそこまで感じませんでしたが、それ以上に硬い設定になると圧迫感を感じました。
ただし、一番やわらかめの設定であっても、一般的には「ふつう程度」の硬さです。また、沈み込むとすぐに硬い層(MIDかFIRM)に当たるため、横向き寝を中心とした人には合いづらいと思います。
なお、底付きは全く感じませんでした。
3. 寝返りのしやすさは?
クッション材や詰め物で使われている反発性によって、体の動きやすさが変わってきます。少ない力で寝返りを打てた方がストレスは感じにくいですが、寝返りがしやすい=良い寝心地とは限りません。
寝返りの大変さにストレスを感じている人は高反発タイプなどの寝返りしやすいマットレスが良いですが、寝返りが多すぎることで中途覚醒が多い人は、逆に寝返りの回数を抑えるような低反発タイプを選ぶと良いでしょう。
評価は「星3.5」。
当サイトによる計測では反発弾性率は約44%で、一般ウレタンの中では比較的高い反発性を持っているため、寝返りサポート性も適度に発揮されます。
さらに、カバー(側生地)では、「水紋1/fゆらぎキルティング」として腰部分はしっかりめ、肩・おしり部分はゆるやかになっていて、寝返りのしやすさを高める工夫があります。
とはいえ、芯材(ウレタンフォーム)レベルで体の中心線を整える工夫(ゾーニング仕様など)はなく、厳密な高反発フォームでないため、寝返りのしやすさは「3.5(やや良い)」の評価となります。
4. 端の沈み込みは?
一般的にマットレスの端部分はそれ以上荷重を分散できないので落ち込みやすいです。端部分の落ち込みが少ないマットレスは全面を目いっぱいに使えるので、それだけで使用感が良いものになります。
なお、高級モデルなどでは落ち込みを解消するように端部分にワイヤーを入れたり、コイルを硬めにしたりすることもあります。
評価は「星3.0」。
マットレス外周を特に強化したような仕様ではないので、座るなどの荷重が集中する姿勢では、深く沈み込みます。
とはいえ、寝姿勢においては最も硬いFIRM層でそれ以上沈み込みづらいため、底付き感はありません。
5. 通気性は?
睡眠中は汗や体温を放出するので、蒸れやすいマットレスはストレスを感じることも。メッシュ生地や、側面から排気できる構造など、通気性に工夫があるかどうかをチェックします。
評価は「星3.0」。
芯材のウレタンフォームはもともと通気性があまり良くないため、蒸れやすい素材と言えます。
しかし、バローレはAirPur®というオープンセル構造の通気性が高いウレタンフォームを使用しています。
実際に寝てみた感想としても、蒸れや暑さに大きなストレスはありませんでした。
6. 耐久性は?
密度や耐久試験(復元率)をベースにチェックします。また両面仕様で表裏のローテーションが可能な商品は加点します。一方、詰め物が多い商品は減点します(詰め物で多く使われてる綿やウレタンフォームはクッション材よりも早くヘタリやすいため)。
評価は「星3.0」。
ウレタンマットレスの耐久性を知るには「密度」と「復元率」という情報が必要です。
バローレの密度と復元率は以下の通りです。
密度 | 復元率 |
---|---|
32D | 97.8% |
芯材のウレタンフォームの密度・復元率が高くなればなるほど耐久性は高くなります。(密度・復元率についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています)
バローレの密度は32Dです。これは約7年間ほどの使用に耐えられるスペックです。
復元率は97.8%。これは高めの数値です。
7. 素材の品質は?
ここでは工場レベルの品質管理レベルをチェック。いくら素材のスペックが良いからと言って作りが粗雑だと良質な寝心地・使用感を得られません。
ウレタンフォームの品質の良し悪しは「形成のきれいさ」に現れます。歪みが大きいと(素材が持つ本来の性能が発揮されにくいという点で)寝心地やヘタリにも影響があるので、歪みがなく、ピシッときれいな形状が望ましいです。
評価は「星4.0」。
四隅の歪みは少なく、断面もきれいな状態でした。
世界最高水準の安全性をチェックする「エコテックス®」を認証した素材を使用している点も高評価のポイントです。
8. 衛生面は?
抗菌防臭や防ダニなどの加工の有無やそのレベルなど、衛生面に工夫があるかどうかをチェックします。
評価は「星3.0」。
マットレスに施されることが多い抗菌・防カビ・防ダニ等の衛生加工はバローレには施されていません。
しかし、カバーが洗えるのはメリットと言えます。
参考までにバローレの取扱い表示は以下の通りです。
9. 価格は?
絶対的な価格と、マットレス市場の全体的な相場からチェックします。価格に応じた寝心地が実現されているかも大切なポイントで、総合評価へつながります。
評価は「星3.46」。
シングルサイズで38,000円という価格は、マットレス市場全体から考えると「ふつうレベル」の価格帯です。
とはいえ、品質面や運送コスト(イタリアからの輸送費)を考えるとむしろコストパフォーマンスとしては良いと思います。
口コミ・評判のまとめ
バローレは2020年に販売開始された比較的新しい商品なので、まだ口コミがありません。口コミが溜まってきた際に改めて以下にまとめたいと思います。
良い口コミ | 悪い口コミ |
---|---|
※掲載待ち | ※掲載待ち |
口コミに関する解説
※掲載待ち
似ている商品との比較
本商品(バローレ)と同様の「硬さを調節できるマットレス」としてコアラマットレス KOREと比較します。(硬さ調節可能な商品は稀なので、この2商品のみの比較となります。)
バローレ | コアラマットレス KORE | |
---|---|---|
画像 | ||
メーカー | ネルコ | コアラ・スリープ |
生産 | イタリア | 中国 |
硬さ調節 | 106N(SOFT) 135N(MID) 193N(FIRM) | 80N(ふつう) 100N(かため) |
厚さ | 20cm | 23cm |
密度 | 32D | 50D(上層) 30D(下層) |
復元率 | 97.8% | 非公表 |
反発弾性率 | 約44% (当サイト調べ) | 37% |
お試し期間 | なし | 120日 |
保証期間 | 10年 | |
お届け | 圧縮梱包(ベッド・イン・ボックス) | |
サイズ | シングル~ダブル | シングル~キング |
価格 (Sサイズ) | 38,000円 | 99,900円 |
備考 |
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リンク | 公式サイト | Amazon、楽天市場 |
比較商品「コアラマットレス KORE」とは?
コアラマットレスは2015年にオーストラリアで創業した「コアラスリープ」という寝具メーカーのマットレス。最近ではTVCMを放映したり、SNSでも話題になっているので聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
コアラスリープは2017年10月に日本市場へ参入し、この「コアラマットレス KORE」は上層フォームの表裏の硬さが異なり、ひっくり返すことで硬さ調節ができる珍しい仕様が特徴。
ただし、復元率が非公開で、下層フォームの品質があまり良くないため、高価格のわりに耐久性に不安が残りますが、評判は良く、実際の寝心地も良い商品です。
硬さ調節はバローレよりもやわらめです。※コアラマットレスの「かため」は100Nで、バローレの「SOFT」(106N)よりやわらかいです
まとめ
いかがでしたか。
ネルコンシェルジュ(neruco)のイタリア製オリジナルマットレス「バローレ」をご紹介させていただきました。
エコテックス®を認証した安心な素材を使用した高品質なマットレスで、その最大の特徴は硬さが異なる3つ(SOFT・MEDIUM・FIRM)のウレタンフォームによって「寝心地を変えられる」ということ。
バローレのキャッチコピー「失敗しないマットレス」とは、「硬さを変えられることによって失敗しにくい」ということです。
メーカーのネルコンシェルジュ(neruco)によるとマットレス購入後のネガティブレビュー1位が「硬さが合わない」とのことで、そうした声を受けて開発されたのがバローレです。
硬さ調節のレベルは実感値で「ふつう~超硬め」の範囲なので、やわらかめの寝心地が好きな人には合いにくいと思いますが、ここまで細やかに硬さが調節できるマットレスは珍しいです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
\10年保証付き/
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