やわらかいマットレスが欲しい

おすすめのマットレスはどれかな?

そうお考えの方に、この記事ではベッドメーカーに勤めていた筆者が、やわらかめのマットレスの選び方やおすすめ商品をご紹介させていただきます。

一言で「やわらかめ」と言っても、マットレスには様々な種類があり、自分に合った素材や仕様を見極めて選んだ方が、失敗は少ないです。

「早くおすすめのマットレスを知りたい」

という人は、下のボタンを押すとその場所へジャンプしますのでご参考くださいね。

おすすめソフトマットレス10選 
(このページ下へジャンプ)

この記事を書いた人

管理人の椚大輔椚 大輔(ベッド・マットレス専門家)
ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、レビューしたベッド&マットレスは100商品を超える。2020年に株式会社悠デザインを設立し、ベッド関連に特化したサービスを展開。ベッド・マットレスの専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、「gooランキング(NTTグループ)」などへの出演・取材協力も行う。

> プロフィールはこちら

目次

マットレスとは?

マットレス

マットレスとは布団の下やベッドの上に敷く、厚い弾力性の敷物のことです。寝心地はマットレスの性能に大きく関係します。

マットレスの主な役割は、「寝姿勢を支える」「体圧を分散させる」ことです。

マットレスの「やわらかさ」はどのように調整されている?

マットレス

一般的なマットレスはいくつかの層構造をしていて、主にやわらかさ・硬さは表層近くの詰め物によって調節されることが多いです。

スプリングコイルマットレスの構造
スプリングコイルマットレスの構造(側生地とバネの間にあるのが「詰め物」)

ただし、ウレタンマットレスやファイバーマットレスなどのノンコイル(スプリングコイルを使っていない)タイプでは、クッション素材の仕様がそのまま硬さ(やわらかさ)につながる場合もあります。

ウレタンマットレス
ウレタンマットレス(詰め物が薄い場合が多く、クッション材のウレタンフォームで硬さを調節している)

よって、やわらかめのマットレスを選ぶにあたっては「詰め物やクッション材がどのような仕様になっているのか?」という点に着目することで、特徴がつかみやすいのです。

やわらかいマットレスのメリットとは?

体圧分散性が高い

硬めのマットレスに比べてやわらかめのマットレスの方が、寝姿勢をやさしく包み込むため、体圧分散性が高い傾向があります。

体圧分散とは「マットレスから体にかかる圧力を分散すること」で、特に荷重がかかりやすい背中や臀部は、体圧分散できないと痛みを感じやすいです。

「寝ると部分的な体の痛みを感じる」という人はやわらかめのマットレスにすることで、睡眠環境を改善できる可能性があります。

余計な寝返りを減らせる

特に低反発系の素材を使ったやわらかめのマットレスの場合、寝姿勢にフィットするため、余計な寝返りを減らすことにつながります。

寝返りは血液を滞留させて血行が悪くなることを防いだり、体温を調節する役割がありますが、寝返りを打ちすぎると、かえって睡眠が妨害されることもあります。

「寝返りによって起きる」「寝返りを打ちすぎている」

といった自覚症状があるひとは、やわらかめ(特に低反発系)のマットレスにすることで睡眠が改善される可能性があります。

やわらかいマットレスのデメリットは?

硬く調節できない

やわらかいマットレスの場合、後から寝心地を硬くすることは困難です。

逆に硬めマットレスは、マットレスの上にパッドやトッパーなどを敷くことで、寝心地をやわらかく調整できます。

ヘタり=寿命

硬めのマットレスの場合、ヘタってきたらマットレストッパーによって寝心地が復活できますが、やわらかいマットレスの場合、一度ヘタってしまうと寝心地を復活させるのが困難です。

これは、特にクッション層がない激安のウレタンマットレスにありがちな傾向です。

硬さ選びのポイントは?

マットレスの硬さ

マットレスは硬さ選びが最も重要と言っても過言ではありません。

すでにどんな硬さが自分に合うかわかっている人は別ですが、「なんとなくふんわり・ふかふかな柔らかいマットレスが良いかな?」とお考えの方はまずは自分がどんな硬さが合いやすいか考えてみましょう。

硬さ選びのポイントは体のライン(凹凸)です。

硬いマットレスは沈み込みにくく、やわらかめのマットレスは沈み込みやすいですが、マットレスに接地する体のラインが平坦の場合は硬めが合いやすく、逆に体のラインがハッキリしている場合はやわらかめが合いやすいです。

硬さ選びのポイント
  • 硬め:体のラインが平坦
  • やわらめ:体のラインがハッキリ

やわらかいマットレスはどんな人に合う?

管理人管理人

やわらかめのマットレスが合いやすい人の具体的な特徴をご紹介します。

女性(的な体型)

一般的に男性より女性の方が体のラインがハッキリしている傾向があります。

体のラインがはっきりしている人は、深い沈み込みが必要なため、やわらかめの寝心地が合いやすいです。

横向き寝

横向き寝

仰向き寝に比べて横向き寝の方が深い沈みが必要なため、やわらかめの寝心地の方が寝姿勢が整いやすいです。

ちなみに寝返りによって仰向きと横向きは繰り返されますが、フランスベッドによると「60-70%ほど最初の寝姿勢の時間となる」そうです。

横向き寝は「いびき対策」に有効

いびきは主に仰向きの寝姿勢によって、舌などが気道に落ち込み気道を塞ぐことによって発生します。

仰向き寝
仰向き寝(舌などが気道を塞ぐことでいびきの原因になる)

一方、横向きで寝た場合は、舌などが横にズレるだけで気道を塞ぐことはなく、結果的にいびき対策として有効と言われています。

いびきで悩んでいる人は、横向きの寝姿勢を試してみてはいかがでしょうか。

寝返りの数を抑えたい人

この記事の上でもご紹介しましたが、多すぎる寝返りは睡眠の妨げになり、結果として日中のパフォーマンスが落ちる原因になります。

「寝返りが多い」「寝返りによって目が覚める」という自覚症状がある人は、やわらかめマットレス(特に低反発マットレス)にすることにより、余計な寝返りが減らせるため、睡眠の質を改善できる可能性があります。

やわらかいマットレスが合わない人は?

管理人管理人

やわらかめのマットレスが合わない人は、すぐ上でご紹介した特徴と真逆の人です。

平坦な体つきの人

上記と逆の理由で、平坦な体つきをしている人は、深い沈み込が必要ないため、硬めのマットレスが合いやすいです。

一般的には男性や平均的な日本人体型の人は硬めのマットレスの方が合いやすいでしょう。

仰向き寝

同様に、横向き寝に比べて仰向き寝の方が深い沈みが必要なく、硬めの寝心地の方が寝姿勢が整いやすいです。

寝苦しく(暑苦しく)感じている人

今寝ている寝具がやわらかすぎて、寝苦しく感じている人は硬めのマットレス(特に高反発マットレス)にすることで、寝返りがしやすくなり、寝苦しさ・暑苦しさを改善できる可能性があります。

管理人管理人

以上の項目に当てはまる人は、やわらかめのマットレスよりも硬めのマットレスが合いやすい傾向があります。

【ご紹介】フランスベッドの寝姿勢測定機

どうしても自分の好きな硬さがわからない!

という人に、硬さ選びの極意(裏技)的な手段をご紹介します。

それは、フランスベッドやシモンズのショールームに置いてある「寝姿勢測定機」で測定することです。※シモンズは一部店舗のみ

寝姿勢測定機
寝姿勢測定機の体験(フランスベッド赤坂ショールームにて)

寝姿勢測定機は5分ほどで測定が終わり、自分の体型に合ったマットレスの寝心地(硬め~やわらかめ)を知ることができます。

測定結果
測定結果(筆者)

特にフランスベッドは全国各地にショールームを構えているので、お近くにショールームがある方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

>>>フランスベッドのショールーム情報

>>>シモンズのショールーム情報

管理人管理人

なお、筆者は男性(171cm・58kg)ですが、フランスベッドの寝姿勢測定機のテストによると「やわらかめ」の寝心地が合うと診断されました。男性にしては体のラインがハッキリしているみたいです。

つまり、必ずしも男性=硬めが合うというわけではないのです。

失敗しない!やわらかいマットレスの選び方

1. 芯材ごとの硬さの見極め方

マットレスには「ポケットコイルマットレス」や「ウレタンマットレス」など、使っている芯材によっていろいろな種類があります。

▼ スプリングコイルマットレスの種類
ボンネルコイルポケットコイル高密度連続スプリング
ボンネルコイルポケットコイル高密度連続スプリング
▼ ノンコイルマットレスの種類
ウレタンフォームファイバーその他(ラテックス・ゲル等)
ウレタンフォームファイバーラテックス

そして、種類によって硬さを見極めるポイントが異なるので、以下では芯材ごとの硬さの見極め方をご紹介します。

スプリングコイルマットレスの場合

スプリング(高密度連続スプリング)
スプリング(高密度連続スプリング)

スプリングコイルマットレスは硬鋼線やピアノ線などの鉄線をクッション材に使用したマットレスのこと。種類は以下の3つがあります。

  • ボンネルコイル
  • ポケットコイル
  • 高密度連続スプリング

スプリングコイルマットレスの種類や特徴については以下の記事で詳しくご紹介しています。

この記事では「やわらかいスプリングコイルマットレスはどれか」ということに絞ってご紹介します。

結論から言うと、スプリングコイルマットレスの芯材ベースで考えた場合、ポケットコイル、特に「並行配列タイプのポケットコイル」がやわらかい仕様です。

並行配列交互配列
並行配列
コイルを並行に配置することで、コイル同士の隙間ができるため、比較的ソフトな寝心地になりやすい。コイルを隙間なく交互に配列するため、比較的ハード(硬めな)寝心地になりやすい。
クッション性が増す「コイル・オン・コイル」

コイルを上下に重ねる「コイル・オン・コイル」仕様のモデルは、寝心地がさらにやわらかくなる傾向があります。

コイル・オン・コイル
コイル・オン・コイル

上層のコイルで、体圧分散性を高め、下のコイルで衝撃をふんわりと受け止めます。

コイル・オン・コイルモデルは、海外メーカーの高級モデルでよく採用されます。

リュクス アルティメイト ピロートップ
シモンズの最高級モデル「アルティメイト ピロートップ」(コイル・オン・コイル仕様)

ただし、冒頭でご紹介した通り、コイル(スプリング)上の詰め物によって最終的な寝心地が調節されているので、詰め物の仕様もチェックしましょう。

単純に言えば、詰め物のボリュームが多いと寝心地はやわらかくなります。(詰め物で使われるのはソフトウレタンフォームや綿などのやわらかい素材が多いため)

よって、「やわわらかめのスプリングコイルマットレス」を探している場合、詰め物のボリュームが適度に多く、且つ、並行配列タイプのポケットコイルを選ぶと失敗しにくいです。

やわらかいスプリングコイルマットレスの選び方
  • 詰め物のボリュームが多め
  • ポケットコイル(特に並行配列タイプやコイル・オン・コイル)

ウレタンマットレスの場合

ウレタンマットレス
ウレタンマットレス

ウレタンマットレスはウレタンフォーム(石油を発泡させた素材)をクッション材に使用したマットレスです。

ウレタンマットレスは「N(ニュートン)」という数値を見れば硬さがわかります。N数が高くなればなるほど硬くなります。

やわらかめが好きなら80前後以下のN数があるウレタンマットレスがおすすめです。

N数硬さの目安
80N以下やわらかめ
90~150Nふつう
160~200N硬め
210N以上かなり硬め

ただし、「多層タイプ」のウレタンマットレスには注意が必要です。

多層タイプ
多層タイプ(この商品は3層構造)

メーカーさんの販売サイトでは基本的にひとつのウレタンフォームごとのN数を公開しています。

そして多層タイプの場合はそれぞれの層で別々の硬さ(N数)のことが多いのですが、例えば、やわらかめ(80N以下)のウレタンフォームを搭載しているマットレスを選んだとしても、他の層で硬め(160N以上)のフォームを使っている場合、体感的に「硬め」の寝心地に感じることもあります。

また、表層が硬めでも、その層が薄い場合、寝姿勢の沈み込みがやわらかめの下層フォームに到達することで、寝心地としては「やわららめ」に感じることもあります。

つまり、各フォームの「厚さのバランス」も硬さに影響してくるので、多層タイプのウレタンマットレスにおける硬さの見分け方はかなり難しいのです。

よって、やわらかめウレタンマットレスを失敗せずに選びたい場合、単層タイプの80N以下か、この記事の下でご紹介する当サイトで検証済みのマットレスをご参考いただくことをおすすめします。

管理人管理人

しかしながら80N以下の単層ウレタンマットレスはほぼありません。なぜなら沈み込み過ぎることで蒸れやすくなったり寝姿勢が崩れたりしやすいからです。

やわらかいウレタンマットレスの選び方
  • 単層タイプは80N以下(ほぼありません)
  • 多層タイプは当サイトで検証したモデルをご参考いただく

ファイバータイプの場合

ファイバー(エアファイバー)
ファイバー(エアファイバー)

ファイバーマットレスは樹脂(主にポリエチレン・ポリエステル)を網目状に固めた素材をクッション材に使用したマットレスです。

三次元状にファイバーが絡み合っているため、様々な方向から体を支えることができ、寝返りが楽にできることが特長です。

また、空洞が多い素材なので通気性が圧倒的に良く、蒸れにくいです。

ファイバーマットレスの寝心地は基本的に硬めだとお考えください。ファイバーは、素材の密度(編み方や太さ)で硬さを作るので、やわらかくしすぎてしまうと低密度になり、ヘタリやすくなってしまうからです。

つまり、ある程度の耐久性を実現するために、ある程度の硬さ(密度)が必要になるということです。

また、エアウィーヴなどの一部モデルでは、表面・裏面の硬さが異なり、それをひっくり返して硬さ調節ができるという仕様の商品もあります。

ファイバー系はやわらかめのマットレスを探している人にはミスマッチが置きやすいと思うので、積極的にはおすすめしませんが、どうしてもファイバーマットレスが良い人は、硬さ調節ができる商品を選びましょう。

やわらかいファイバーマットレスの選び方
  • 基本的には硬めなので、選ぶとしたら「硬さ調節」できるもの

2. 注意!「低反発=やわらかい」ではない

高反発と低反発の違い

主にウレタンマットレスの話ですが、ウレタンフォームには「高反発」や「低反発」など、反発性(弾性)が異なるタイプがあります。

世間一般では「高反発は硬い」「低反発はやわらかい」といった印象が多いと思いますが、実は反発性と硬さは無関係です。

高反発でもやわらかいマットレスもありますし、逆に低反発でも硬いマットレスもあります。

低反発高反発
画像低反発フォーム高反発(モットン)
反発弾性率15%未満50%以上
特長衝撃吸収性が優れ、静かな寝心地が実現できる体の動きに対する反発力があり、寝返りをサポートする

よって、硬さ選びにおいては、反発性は関係ありません。

反発性は、体の動きをサポートしてほしいか(高反発がおすすめ)、フィット感ある静かな寝心地が好きか(低反発がおすすめ)で決めましょう。

管理人管理人

低反発や高反発は勘違いが多いので、まとめサイトや販売ページでも注意が必要です。

メーカーのバイヤーさんなどでも「高反発は硬い」という認識を持っている人もいるほどなので、一般ユーザーの方はなおさらですよね。

特に日本では本当は高反発と呼べない反発性なのに「高反発マットレス」として販売されてしまっている商品も多く、闇が深い話なのです。

低反発・高反発の正しい特徴とおすすめ商品は以下の記事でご紹介しているので、興味がありましたらご参考くださいね。

3. おすすめのサイズは?

サイズ一覧

サイズは寝返りの幅も考えて選びましょう。

寝返りは肩幅の2~3倍程度動くと言われています。平均的な大人の肩幅はおよそ40cmなので、ゆったり寝たい人はセミダブル(横幅120cm)がおすすめです。

また、低反発系のマットレスの場合「余計な寝返りを減らす」というコンセプトのもと作られているので、高反発系のマットレスに比べて動く範囲が狭くなる傾向があります。そのため、大きなマットレスを置くことができない人は、シングルサイズ(横幅97cm)でも良いと思います。

4. メンテナンスのしやすさ

洗いやすいか

マットレスには汗や皮脂などの汚れが溜まりやすいです。寝床環境を清潔に保つには、定期的に掃除・洗濯しましょう。

マットレスのカバーが簡単に脱着でき、丸洗いできるかなどのメンテナンス性もチェックしてみてください。

カバーの脱着しやすさ
カバーの脱着しやすさ

ローテーションできるか

ローテーションとは、マットレスの上下・表裏の向きを定期的に変えることです。ローテーションは荷重のかかりをならし、部分的なヘタりを軽減させる効果があります。

マットレスのローテーションの方法
マットレスのローテーションの方法

しかし、すべてのマットレスがローテーション可能というわけではありません。基本的に上下のローテーションはできますが、表裏が対応していないマットレスもあります。

できるだけ長く使い続けたい人は、表裏のローテーションができる「両面仕様タイプ」のマットレスを選ぶことがおすすめです。

5. 耐久性もチェック

高密度タイプのクッション素材

基本的に素材の密度が高ければ高いほど、耐久性は増します。

特に「高密度連続スプリング」は、鋼線を高い密度でひとつなぎで作ることができ、大量のスプリングがスクラムを組むような構造

をしているため、耐久性が抜群に良いです。

高密度連続スプリング
高密度連続スプリング

なお、日本市場における高密度連続スプリングは、フランスベッドが製造販売ライセンスを取得しているため、フランスベッド製のマットレスのみ搭載できます。

ウレタンマットレスでは、ウレタンの密度を「D」(Density=密度)で表記している商品もあります。基本的に20~40Dの商品が多く、Dの数値が高くなればなるだけ耐久性(寿命)は長くなります。

密度耐久性(寿命)
20D前後~1年
25D前後3~5年
30D前後5~8年
40D前後8年以上
50D以上10年以上

ただし、やわらかいウレタンフォームの場合、同じ密度でもヘタりやすいので、上記よりも短い寿命とお考え下さい。

やわらかいマットレスは価格が高い?

高級ベッド

やわらかいマットレスは硬めのマットレスよりも価格が高い傾向があります。

なぜなら、やわらかくて満足いく寝心地を作るには、素材を高密度にしたり、詰め物の量を増やしたり、カバーをジャンプキルトやピロートップにすることが多く、硬めのマットレスよりも加工費や材料費がかかりやすいからです。

ジャンプキルト
ジャンプキルト

基本的に有名メーカーの最高級モデルと言えば、最もやわらかい寝心地のモデルとなることが多いです。

迷ったらコレ!本当におすすめの「ふつう~やわらかめ」マットレス 10選

管理人管理人

100を超えるマットレスを試してきた経験を踏まえて、ふかふかの寝心地が好きな人にぴったりの「ふつう~ソフト(やわらかい)」おすすめマットレスをご紹介します。

1. neruco「バリューポケットコイルマットレス」

neruco「バリューポケットコイルマットレス」

1万円台で選ぶならコレ

ベッド専門店「neruco(ネルコ)」のオリジナルマットレス。高密度仕様で豊かなクッション性が魅力のポケットコイルタイプです。マットレスの側面はすべてメッシュ構造になっているので通気性も抜群。

どちらかというとソフトな寝心地で特に女性におすすめですが、男性の筆者も心地よく感じた逸品。この優れた寝心地でシングルサイズ1万円台は利益が取れているか心配になるほどのコストパフォーマンスの良さを感じました。

サイズセミシングル~キング
※ショート丈あり
硬さふつう
クッション材高密度ポケットコイル
価格12,990円
その他片面仕様、メッシュ構造

このマットレスを見てみる

2. エアリゾーム「ピロートップ HOLLOW」

エアリゾーム「ピロートップ HOLLOW」

格安だけど高級ホテル仕様

インテリアショップ「エアリゾーム」のオリジナルピロートップマットレス。ピロートップとはマットレスの上にクッションがついている仕様のことで、マットレスの体圧分散性を向上させます。高級ホテルにもピロートップタイプのマットレスは採用されていることも多いです。

左右一列のスプリングの線径を太くして端部分を強化しているため、沈み込みにくく、寝返りなどでも落下しにくい仕様となっています。ピロートップとしては格安価格。

サイズシングル~クイーン
硬さややソフト
クッション材ポケットコイル
価格21,990円
その他片面仕様、ピロートップ、ゾーニング

このマットレスを見てみる

3. ニトリ「Nスリープ プレミアム」

Nスリープ P2-02CR VH

格安のコイル・オン・コイル

ニトリのオリジナルブランド「Nスリープ」のコイル・オン・コイルモデル。体圧分散性が高く、ふっくらした寝心地が特長です。コイル・オン・コイルはシモンズなどの高級メーカーで有名ですが、この価格帯ではなかなか買えません。

サイズシングル~クイーン
硬さややソフト
クッション材ポケットコイル(コイル・オン・コイル)
価格49,900円
その他片面仕様、ダブルスプリング、防ダニ、抗菌防臭

このマットレスを見てみる

4. 快眠タイムズ マットレス【イチオシ

快眠タイムズ マットレス

抜群のバランス感!失敗しにくい寝心地

愛知県に本社がある株式会社篠原化学が展開する寝具ブランド「快眠タイムズ」の基幹マットレス。寝具のプロによって計算されつくされた3層構造のウレタンフォーム+機能カバーによる寝心地・使用感は多くの人に合いやすいでしょう。

芯材のウレタンフォームは低反発+高反発(反発弾性率60%)仕様。沈み込んだらグッと押し返し、滑らかな寝返りが打てます。通気性も抜群なので、睡眠時の蒸れが気になる人にもおすすめ。さらに60日の無料お試し期間付きです。この仕様で5万円台~はコスパが優秀です。

サイズシングル~クイーン
硬さややソフト
クッション材3層ウレタンフォーム
価格50,000円
その他無料トライアル期間付き

このマットレスを見てみる

当サイト特別クーポンあり(使い方)

5. エマ・マットレス【イチオシ

エマ・マットレス

ソフトながら高い反発性が魅力

エマ・マットレスはドイツ発の海外マットレスブランド。2015年に欧州で発売以降、数々のアワード(表彰)を獲得していて、世界的な高評価を得ています。2021年よりついに日本でも販売開始されました。

反発弾性率は約60%(当サイト調べ)とかなり高い反発性があるため、寝返りがしやすいです。クッション材のウレタンフォームは硬さの異なる3層構造。さらにいくつもの空洞がある特殊仕様により、通気性が高まり、フィット感と適度な体圧分散性がある良質な寝心地が実現されています。

100日間の無料お試し期間があり、「いつでも返せる・返送費無料・梱包不要」など、かなりシンプルな返品・返金システムなので気軽に試しやすい点も魅力です。

サイズシングル~キング
硬さふつう
クッション材3層ウレタンフォーム
価格108,000円
その他片面仕様、返金・返品保証

6. NEWコアラマットレス BAMBOO

NEWコアラマットレスBAMBOO

最高グレードのコアラマットレス

コアラマットレスは2015年にオーストラリアで創業した「コアラスリープ」という寝具メーカーのマットレス。最近ではTVCMを放映したり、SNSでも話題になっているので聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

コアラマットレスにはいくつかのモデルがありますが、このBAMBOO(バンブー)は最高グレードモデルです。カバーに搭載されたPCMマイクロカプセルによって自動温度調節が可能、竹炭のウレタンフォームによる消臭機能が特徴。

さらにNEWコアラマットレスシリーズでは上層フォームをひっくりかえすことで硬さが変えられるという珍しい機能があるので、硬さ選びに悩んでいる人にもおすすめです。10万円を余裕で超える高価格帯モデルですが、120日の無料トライアル期間付きなので気軽に試してみはいかがでしょうか。

サイズシングル~クイーン
硬さソフト
反発性高反発+低反発
クッション材ウレタンフォーム
価格168,000円
その他片面仕様、ゾーニング、硬さ調節・温度調節、消臭・抗菌

このマットレスを見てみる

7. サータ「ライトブリーズ 5.8(#08)」

ライトブリーズ 5.8(#08)

人気マットレスの後継モデル

サータを8年連続全米No.1に押し上げた「i series(アイシリーズ)ノーマルボックストップ」の後継モデル。人間の体の中で一番荷重がかかる腰臀部に少し太めの線径2.0mmコイルを配置し補強することでバランスの良い荷重分散と耐久性アップを実現。

ボックストップ(詰め物)内にはブレスフォートという低反発素材を搭載し、体をやさしく包みながら底付き感のない安定した寝姿勢を保ちます。

サータのマットレスは「ファイヤーブロッカー」という難燃素材(燃えにくい素材)が入っているので、防災意識が高い人にもおすすめです。

サイズシングル~キング
硬さふつう
反発性低反発
クッション材ポケットコイル
価格180,000円前後~
その他両面仕様、ゾーニング、難燃素材、抗菌加工(銀イオン)

このマットレスを見てみる

8. 日本ベッド「シルキーパフ」

シルキーパフ

高級旅館も認めた寝心地

仕立ての良さに定評がある日本ベッドの基幹ブランド「シルキーポケットシリーズ」。その中でも最も肌触りが柔らかいのがこの「シルキーパフ」です。

上層のエステル綿によって体を受け止め、下層の超高密度ポケットコイルによって荷重を分散する構造をしています。入眠直後からふんわりとやわらかい寝心地が特徴です。

日本ベッドは星野リゾートや帝国ホテル、迎賓館赤坂離宮などの高級旅館・ホテルへの納入実績も豊富で、業界内にファンが多いメーカーです。

サイズシングル~クイーン
硬さソフト
クッション材超高密度ポケットコイル
価格198,000円前後~
その他両面仕様

このマットレスを見てみる

9. テンピュール「クラウド リュクス30」

テンピュール® マットレスクラウド

まるで宙に浮いたような寝心地

NASAが認めた衝撃吸収素材(低反発フォーム)で有名なテンピュール製のマットレス。テンピュールのコレクション(シリーズ)の中で最もソフトな寝心地がこの「クラウド」です。

クラウドはフィット感が高いため、人によっては暑く感じやすいですが、最上位のリュクス30のグレードに搭載されるクールタッチテクノロジーによって、余分な熱を吸収され、ソフトでも快適に眠ることができます。特に横向き寝や女性におすすめのモデルです。

サイズシングル~クイーン
※クイーンは受注生産
硬さソフト
クッション材テンピュール素材(超高密度ウレタンフォーム)
価格275,000円
その他10年保証

    10. シモンズ「カスタムロイヤル」

    カスタムロイヤル

    耐久性が高いポケットコイル

    シモンズは世界で初めてポケットコイルマットレスの商業化に成功した有名老舗メーカーとして有名で、そのポケットコイルはピアノ線と同等の高級素材「超硬鋼線」を使用し、耐久性が高いことが特長です。

    この「カスタムロイヤル」というモデルは、シモンズのスタンダードモデル「ゴールデンバリュー」よりもコイルの高さがあり、よりクッション性に優れ、ソフトながらしっかりと体をサポートしてくれます。

    価格はやや高めですが、ゴールデンバリューのプレミアム仕様といった位置づけの贅沢な寝心地が特徴です。

    サイズシングル~キング
    硬さソフト
    クッション材高品質ポケットコイル
    価格300,000円
    その他両面仕様、超硬鋼線

    ボックススプリングとは?ベッドフレームでさらに寝心地をやわらかくする方法

    さらに寝心地をやわらかくしたい人は、「ボックススプリング」のベッドフレームがおすすめです。

    通常、ベッドフレームとは木で作られていることが多いですが、ボックススプリングはフレームの中にスプリング(基本的にボンネルコイル)を内蔵しています。木製ベッドフレームよりも少し柔らかい寝心地になります。

    ボックススプリング
    ボックススプリング

    マットレスをクッション性のあるボックススプリングの上に乗せることで、更に体圧分散性や荷重分散性を高め、寝心地やマットレスの耐久性を向上する効果があります。

    ボックススプリング
    ボックススプリングの荷重分散

    なお、高級ホテルのベッドはボックススプリングを使用して、ダブルクッションになっていることが多いです。

    おすすめのボックススプリング

    CCmart7「ホテルデザイン ダブルクッションベッド」

    ダブルクッションベッド

    手軽に高級ホテルの寝心地

    2.5mmのボンネルコイルスプリングを内蔵したボックススプリングベッド。フレーム表面にはファブリックを貼り、上品で高級感があるデザインが特徴。日本製にも関わらずおよそ5万円から買えるコストパフォーマンスの良さも魅力です。

    このベッドを見てみる

    いかがでしたでしょうか。

    寝心地がやわらかめのマットレスの選び方・おすすめ商品をご紹介させていただきました。

    「やわらかめの寝心地が自分に合う」と分かっている人は別ですが、マットレスは購入する頻度が少ないので、自分にぴったりの寝心地を知っている人は少数だと思います。

    ショールームに行って試し寝することもおすすめですが、試し寝して選んだ商品を実際に家で使ってみたら「なんか違った」ということも結構よく聞く話です。なぜなら、人の体圧分布はちょっとしたことで変わったり、そもそもショールームと家での就寝環境が異なるからです。

    また、やわらかい寝心地のマットレスはあとから硬く調節することが困難なので選ぶのに特に勇気がいると思います。

    自分に合うマットレスの硬さがわからない」と不安をお持ちの方は、無料お試し期間がある商品で一度試してみることもおすすめです。コアラマットレステンピュールなどが実施しています。(記事公開時点の情報なので、実施しているかどうかは必ず販売ページでご確認ください)

    お試し期間付きのソフトマットレス 4選
    メーカーリンク
    コアラマットレス公式サイト
    テンピュール公式サイト
    エマ・マットレス公式サイト
    快眠タイムズ マットレス公式サイト

    最後までお読みいただき誠にありがとうございました。