「機能性」で選ぶすのこベッド
『機能性が高いすのこベッドを探している』という人に、業界歴10年以上のベッド専門家が選び方をご紹介します。
この記事では、
- 機能性が高いすのこベッドの特徴
- 選ぶ際の注意点
- おすすめの多機能タイプのすのこベッド
- マットレスの選び方
といった点を詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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すのこベッドとは?
すのこベッドとは、床板が「すのこ状(隙間のある格子構造)」になっているベッドのことです。押し入れなどの湿気予防に「すのこ」は使われてきました。

すのこは寝ている時にかく汗や水蒸気を上手に発散してくれるため、ベッドフレームにも適した構造です。

すのこベッドの特徴や選び方は以下の記事で詳しくご紹介しています。
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機能性が高いすのこベッドの特徴

この記事でご紹介したいのは「機能性が高いすのこベッド」です。ここでは、すのこベッドにはどのような機能があるかをご紹介します。
1. ヘッドボード(棚・コンセント・照明など)
ヘッドボードの有無や仕様によって、ベッド周りの使い勝手の良さが変わります。
例えば、ヘッドボードがある方が背もたれとして使えるので、ヘッドボードがない商品に比べると、機能性は高いと言えるでしょう。
さらにヘッドボードに棚やコンセントが付いていると、物を置けたり、スマホの充電ができたりと、利便性は高まります。
棚・コンセント付きヘッドボード | ヘッドボードなし(ヘッドレス) |
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→機能性が高い | →機能性が低い |
しかしながら、ヘッドレスタイプは、ヘッドボードがないことによって、コンパクトに置けるメリットはありますし、むしろシンプルな見栄えが好きならヘッドレスタイプの方が好印象に感じることもあるでしょう。
ヘッドボードは、自分の好みや、置きたい物があるかなどをご検討の上で、決めてください。
2. 収納機能
荷物が多い人は、引き出しなどの収納機能もチェックしましょう。

収納付きのすのこベッドなら、ベッドの下を収納スペースとして活用できます。
また、引き出しの数や大きさなども、自分が収納したい物を具体的にイメージすると失敗は少ないと思いますよ。
なお、いわゆる「収納ベッド」は、床板がすのこではなくパネル(板)タイプのことも多いので、通気性を気にする人は、すのこ仕様かどうかもチェックしてください。
パネルタイプ | すのこタイプ |
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3. 高さ調節
すのこベッドは継脚(つぎあし)によって、高さ調節できる商品が多いです。

脚の高さを変えることで、ベッド下のスペースや、立ち座りのしやすさなどを調節できます。
ハイスタイル | ロースタイル |
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高さの調節幅(2段階や3段階など)は商品によって異なるので、自分の利用シーンに合ったものを選んでくださいね。
4. 木材(調湿性・耐久性など)
使われている素材によって、ベッド自体の耐久性や調湿性などが変わります。
例えば、低価格帯のすのこベッドでよく使われる「パイン材」や「プリント紙」などに比べると「ひのき材」などは耐久性や調湿性が高い素材です。
木材の特徴にも注目することで、より自分が欲しい機能性を選び取れると思いますよ。
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多機能なすのこベッドを選ぶ注意点
1. 組み立てが難しい
ヘッドボードや収納(引き出し)があることで、組み立ての難易度が高まる傾向があります。
特に低価格帯で機能性が高いすのこベッドの場合は、完全組立品の場合が多いので、事前に組み立て工程をしっかり確認しておきましょう。

組み立てが不安な場合は、組立設置サービスを選べる商品を選ぶことがおすすめです。
2. 価格が高め
機能性が付加されている分、シンプルなヘッドレス(ヘッドボードなし)タイプのベッドよりも価格は高い傾向があります。
3. マットレスは妥協しない
どんなにベッドフレームにこだわっても、妥協してはいけないもの。それがマットレスです。マットレスは睡眠の質に直結するので、できるだけ予算を割きましょう。
どれくらいの価格のマットレスがおすすめかというと、ざっくり最低でも3万円、安心できるレベルで5万円以上とお考えください。
数千円で買えるような激安マットレスに手を出さない方が無難ですし、セットで選べるマットレスもしっかりと吟味しましょう。
なお、セットで複数のマットレスを選べる場合は、一番安いモデルを避けることがおすすめです。なぜなら寝心地よりも価格を優先させた仕様であることがほとんどだからです。

マットレスの選び方と種類は以下の記事で詳しくご紹介しているので、参考にしてくださいね。
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迷ったらコレ!多機能タイプのすのこベッド おすすめ5選

ヘッドボードや引き出し収納など、機能性が豊富なすのこベッドを厳選しました。
1. ネルコンシェルジュ neruco「USBポート付きすのこベッド Wanda」
ガジェット好きにおすすめ
ヘッドボードが特に充実したすのこベッド。USBポートや幅広の棚があり、ノートパソコンやスマホ、タブレットなどを置くのに便利です。
スライド棚はヘッドボードの中に収納できますが、ディスプレイラックとして使うのもおしゃれです。機能性・収納力が高いので、ベッドの上で長い時間過ごしたい人におすすめです。
メーカー | neruco |
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サイズ | シングルのみ |
カラー | ブラウン、グレー、ナチュラル |
価格帯 | 3万円台 |
2. RASIK「パイン材すのこベッド Aerus アエラス」
多機能×ハイコスパ
棚・コンセント付のすのこベッドです。さらにサイドシェルフ(本棚)付き&2段階の高さ調節が可能で1万円台というコストパフォーマンスの良さが光ります。
見た目もおしゃれなので、手軽に雰囲気が良い部屋を作れるでしょう。
サイズ | セミシングル~ワイドキング |
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カラー | ブラック/ホワイト/ナチュラル/ブラウン |
価格 | 18,980円~ |
3. ネルコンシェルジュ neruco「すのこ収納ベッド LYCKA 2」
使い勝手◎
2杯の引き出しが付いた収納タイプのすのこベッド。薄型のヘッドボードには棚・コンセントに加えて、照明(ライト)と、ブックシェルフが付いていて機能性が高いです。
2万円台から買えるので、引き出し収納タイプのすのこベッドにしては価格が安く、コストパフォーマンスに優れています。
メーカー | neruco |
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サイズ | セミシングル~ダブル |
カラー | ブラウン、ナチュラル |
価格 (シングル) |
28,990円 |
4. RASIK「日本製 引き出し5杯大容量ベッド すのこタイプ 」
収納力を求める人におすすめ
抜群の収納力と使い勝手が良いヘッドボードが付いたチェストベッド。日本製で、面取り加工や背面化粧など、細かなところまでこだわりが詰まっています。
大型のベッドではうれしい「組立設置サービス」も選べるため、組み立てが苦手な人などでも安心です。価格も高すぎないと思うので、コストパフォーマンスが高いと思います。
サイズ | セミシングル~ワイドキング |
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カラー | ブラック/ホワイト/ナチュラル/ブラウン |
価格 (Sサイズ) |
74,980円 |
5. ネルコンシェルジュ neruco「国産総檜(ひのき)すのこベッド(棚付きタイプ) 」
天然素材×高機能ヘッドボード
国産の檜(ひのき)を全面に使ったすのこベッド。無塗装なので、ひのき本来の木のぬくもりや香りを感じやすいこともメリットです。
ヘッドボードは2段の棚と2口コンセントに加え、タブレットスタンドまで付いた機能性が高い仕様で、さらに、4段階の高さ調節も可能です。
天然素材で、機能性が高いベッドが欲しいという人にぴったりですね。
メーカー | neruco |
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サイズ | セミシングル~セミダブル |
素材 | 国産ひのき |
価格帯 | 27,990円 |

以上のとおり、「機能性が高いすのこベッド」というジャンルにおいては、ネルコンシェルジュ nerucoとRASIK(ラシク)が特に豊富に品ぞろえがあります。
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まとめ
いかがでしたか。
ヘッドボードや引き出しなどの、機能性が豊富なすのこベッドをご紹介しました。
ベッドの機能性を考えるとき、できるだけ「具体的にどんな機能が欲しいか」を考えることがおすすめです。
たとえば、ヘッドボードなら、棚にティッシュボックスを置きたい場合、それが叶うかどうか寸法は必ずチェックしましょう。また、引き出しが欲しいなら、引き出しにどんなものを収納したいかをイメージすることが大切です。
余計な機能は「部屋とお金の無駄遣い」になってしまうこともあるので、あなたにぴったりなベッドを選ぶために、ぜひいろいろとシミュレーションしてみてくださいね。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。