ロングサイズのベッド

長いベッドを探している人へ

一般的なベッド用マットレス(通常丈)の長さは195cmです。

身長175cm前後から足元の余裕が少なくなり、180cm以上では、かかとや足先がマットレスからはみ出すこともあります。こうした人には、通常丈よりも長い「ロングサイズ」が候補です。

ただし、「身長180cm以上ならロングサイズ」と一律に決める必要はありません。枕の奥行き、頭を載せる位置、寝姿勢によって、必要な長さは変わります。

大切なのは、身長の数字ではなく、実際の就寝環境で長さ不足をストレスに感じるかどうかです。

この記事では、ベッド業界歴15年以上の私が、ロングサイズを検討する目安、通常丈で足りるか確かめる方法、選び方、おすすめ商品をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

著者情報 椚大輔 椚 大輔(くぬぎ だいすけ) ベッド・マットレス専門家。ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、100商品以上のレビューを続ける。専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、楽天市場「マットレスの選び方」などの出演・監修も行う。> プロフィールはこちら
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【結論】ロングサイズは身長177cm前後から検討。ただし、身長だけで決めない。

マットレスの長さの考え方

マットレスの長さの考え方

上のイラストのとおり、

  • ロングサイズを検討する一つの目安は身長「約177cm」
  • 必要なマットレスの長さは、ざっくりと「身長+約20cm」

がポイントです。身長と長さの目安は下記のとおりです。

身長の目安 マットレスの長さ 選び方
170cm未満 195cm 通常丈で対応しやすい
170〜174cm 195cm 基本的には通常丈
175〜179cm 195〜205cm 寝方で足元が窮屈なら検討
180〜184cm 205〜210cm ロングサイズが合いやすい
185〜189cm 210cm前後 210cmを優先
190~200cm前後 210〜220cm 220cm前後が理想

ただし、本当に大切なのは、身長の数字ではなく、実際の就寝環境で長さ不足がストレスになっているかどうかです。

というのも、使う枕の大きさや寝る位置などで、状況は変わるからです。また、身長以外の理由で、マットレスの長さが足りないと感じる場合もあるでしょう。

たとえば、次のような場合なら、ロングサイズを検討する価値があります。

  • かかとがマットレスの端に載る
  • 足先がマットレスから出る
  • 足がフットボードに当たる
  • 無意識に斜めになって寝る
  • 膝を曲げないと収まりにくい
  • 枕を壁側へ押し込まないと足元に余裕がない

ロングサイズベッドとは?

ロングサイズと通常サイズの比較

ロングサイズとは縦が長い規格のことで、ロングベッドとは「ロングサイズのマットレスが置けるベッド」のことを言います。

ロングサイズのマットレスは長さがおよそ205~215cmになることが多いです。

よって、通常の長さが195cmなので、ロングサイズは10~20cmほど長いとお考えください。

通常サイズ ロングサイズ(210cmの場合)
通常サイズ ロングサイズ(210cmの場合)

メーカーや商品によって長さが異なるため、「ロングサイズ対応」という名称だけで決めず、マットレスの実寸と、フレームに記載された対応寸法を確認してください。

無理にロングサイズを選ぶ必要はない

通常丈のマットレス

今使っているマットレスが通常丈で、長さにストレスを感じない場合、あえてロング丈を選ぶメリットはあまりありません。

というのも、ロング丈のマットレスは選択肢が少なく、あなたの理想にかなう商品が選べる可能性が少なくなるからです。

別の言い方をすると、通常丈のマットレスの方が、選択肢が豊富なため、寝心地やコストパフォーマンスを追求しやすいのです。

敷布団からベッドへ替える人は注意

一般的な敷き布団の長さは、210cmの商品が多くあります。

敷き布団

敷き布団(長さ210cm)

敷布団で問題なく寝ている人が、長さ195cmのベッド用マットレスへ替えると、思っていた以上に短く感じることがあります。

敷布団から買い替える場合は、家具店やショールームで実際に195cmのマットレスへ横になってみてください。

靴を脱ぎ、普段に近い大きさの枕を使います。仰向きだけでなく、横向きや寝返りも試し、自宅の就寝環境に近づけることが大切です。

ロングサイズのデメリット・注意点

ロングサイズで注意したい点は以下の3つです。

  1. 商品数が少ない
  2. 価格が高め
  3. 寝装品の選択肢が少ない

ロングサイズは、通常丈より商品数が少ないです。通常丈では複数の硬さから選べる商品でも、ロングサイズは硬めだけという場合があります。シングルロングはあっても、セミダブルロングやダブルロングがない商品もあります。

価格も高めです。受注生産やサイズオーダーでは、注文後の変更やキャンセルができないこともあります。

マットレスだけでなく、対応するベッドフレーム、ベッドパッド、ボックスシーツまで選択肢が少なくなります。長さだけで決めず、寝心地、価格、買い替えやすさまで考えてください。

ロングサイズベッド・マットレスの選び方

マットレスから考える

先にマットレスを選び、その寸法に合うベッドフレームを探すのがおすすめです。寝心地は、ベッドフレームよりもマットレスの影響を強く受けます。

まずは自分に合う寝心地を考え、その中から必要な長さを選んでください。マットレスの選び方のコツは以下記事で詳しくご紹介しています。

セット商品または対応寸法で選ぶ

フレームとマットレスの寸法違いを防ぎたい人には、セット商品が向いています。

別々に選ぶ場合、同じメーカーで揃えるだけでは不十分です。同じメーカーでも、商品によってロング丈の長さが異なることがあります。

マットレスの実寸と、フレームに記載された「対応マットレス寸法」を照らし合わせてください。

横幅も考える

長さ(ロング)と、横幅(シングルやダブル)は別の問題です。

一人用の横幅の目安としてはシングル(幅97cm)ですが、寝返りなどの体の動きを考えると、マットレスは広いほど快適に寝やすいため、予算とスペースに余裕がある場合、セミダブル以上も検討しましょう。

配置と搬入経路を確認する

ベッドやマットレスは大きい家具です。ロング丈は、通常丈よりも長いため、配置と搬入経路を、より慎重に確認しましょう。

特に完成品で届くマットレスは、階段やエレベーターを通せないこともあります。

また、圧縮梱包のマットレスの場合、開封後、再圧縮できません。よって、搬入だけでなく、搬出時のイメージも考えておきましょう。

おすすめのロングサイズマットレス4選

ロングサイズマットレス

まず、寝心地を決める重要なアイテムであるマットレスから検討しましょう。私のおすすめは次のとおりです。

おすすめ商品 長さ 硬さ 向いている人
バリューポケットコイル 210cm 標準的 予算を抑えたい
夜香ハイグレード2 210cm 硬め 日本製・硬め重視
モデル246 最大220cm 硬め 210cm以上が必要
HEC-250 203cm やや硬め 身長175〜180cm前後

1.neruco「バリューポケットコイルマットレス」

neruco「バリューポケットコイルマットレス」

低価格で選ぶならコレ

できるだけ価格を抑えたい人におすすめなのが、nerucoの「バリューポケットコイルマットレス」です。

格安マットレスは、寝心地や耐久性に不安がある商品も多いです。しかし、この商品は価格に対してクッション性が豊かで、ポケットコイルらしいふんわり感もあります。側面がメッシュ仕様なので、通気性に配慮されている点も良いところです。

さらに、ロングサイズでもセミシングル~クイーンまで幅広いサイズバリエーションから選べることも大きな魅力です。

ブランド ネルコンシェルジュ neruco
長さ 210cm
サイズ(ロング) セミシングルロング~クイーンロング
硬さ ふつう
価格
(SLサイズ)
13,990円

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2.源ベッド「夜香ハイグレード2」

源ベッド「日本製ポケットコイルマットレス(夜香ハイグレード2)」

日本製×コスパならコレ

広島県のベッドメーカー「源ベッド」のオリジナルマットレス。最高クラスの硬鋼線を使用したポケットコイルで、バネから国内の自社工場で作り上げるという徹底ぶりです。

さらに、詰め物に「防ダニ・抗菌防臭わた」、端が落ち込みにくい「エッジハード」、裏面でも寝られる「両面仕様」という隙がないハイスペックにもかかわらず3万円台から買えるのは驚きです。

寝心地がソフト・レギュラー・ハードの3種類から選べますが、ロングサイズではハード(硬め)しか選べません。

体格が大きい人や硬めが好きな人には合いやすいですが、体重が軽い人や、やわらかい寝心地が好きな人は硬く感じる可能性があります。

ブランド 源ベッド
長さ 210cm
サイズ(ロング) シングルロング~ダブルロング
硬さ 硬め
価格
(SLサイズ)
44,990円

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3.マニフレックス「モデル246」

モデル246

210cm以上ならコレ(サイズオーダー)

高反発マットレスのパイオニア「マニフレックス」の中で、「硬め好きの方から熱狂的な支持で多くのリピーターから長く愛され続けているロングセラー」という定番モデル。なお、「246」とは、東京本社が国道246号線沿いに位置することから名付けられました。

モデル246には、既製のロングサイズがありません。サイズオーダーを利用すると、長さを1cm単位、最大220cmまで指定できます。

価格は10万円以上、納期は約4か月です。注文後の変更やキャンセルもできません。身長190cm以上で、210cmでは足りない人向けです。

ブランド マニフレックス
長さ ~220cm(1cm単位のサイズオーダー)
サイズ(ロング) ~200cm(1cm単位のサイズオーダー)
硬さ 硬め
価格
(SLサイズ)
106,480円

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4.フランスベッド「HEC-250」

HEC-250

ホテルのような寝心地ならコレ

シリコン綿によるモッチリとした感触が気持ちよく、沈み込んだらハードウレタンで支えられます。単に硬いマットレスというわけではなく、しっかりさとふんわりさの両方がバランス良く感じられ、ストレスない寝姿勢が実現されています。

最高級ホテルのような「ふんわりふかふかな寝心地」というわけではありませんが、背中が伸びつつ、圧力も感じないちょうどよい寝心地で、日常使いに向いていると思います。

注意点は、ロングサイズでも長さが203cmしかないことです。身長185cm以上で余裕がほしい人は、210cm以上を優先してください。

ブランド フランスベッド
長さ 203cm
サイズ(ロング) シングルロング~ワイドダブルロング
硬さ やや硬め
価格
(SLサイズ)
121,000円

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おすすめのロングサイズベッドフレーム・セット3選

次に、おすすめのロングサイズのベッドフレームです。基本的に上で紹介したマットレスが乗せやすいモデルを選んでいます。

1.源ベッド「国産ひのき 棚コンセント付きすのこベッド TCB253 ロングタイプ」

TCB253

夜香ハイグレード2に合わせるならコレ

島根県産・高知県産のひのきを使った、日本製のすのこベッドです。ロングシングル、ロングセミダブル、ロングダブルから選べます。ヘッドボードには棚とコンセントがあるため、使い勝手が良いことも魅力です。同社の「夜香ハイグレード2」のロングサイズを載せて使えます。

ブランド 源ベッド
長さ 210cm
サイズ(ロング) シングルロング~ダブルロング
対応マットレス 夜香ハイグレード2 など
価格
(SLサイズ)
48,990円(フレーム単品)

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2.neruco「アベル」

アベル

低価格のセットならコレ

フレームとロングサイズマットレスを、3万円台から揃えられるセットです。フレームは床面高約18cmのロースタイルです。棚と2口コンセントがあり、ヘッドボードの奥行きも抑えられています。

セット商品のため、マットレスとフレームの寸法違いが起こりません。一方、立ち座りのしやすさを重視する人には低く感じる場合があります。

ブランド ネルコンシェルジュ neruco
長さ 210cm
サイズ(ロング) シングルロング~ダブルロング
対応マットレス バリューポケットコイル など
価格
(SLサイズ)
31,980円(マットレス付き)

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3.neruco「ZESTO」

ZESTO

収納付きならコレ

当サイトとネルコが共同開発したオリジナル収納付きベッド。「なるべく低価格、でも使い勝手にこだわる」というコンセプトのもとに企画しました。ヘッドボードにはUSBポート付のコンセントを採用。

さらにティッシュボックスや本・目覚まし時計などを置きやすいように14cmの奥行きがあります。ベッド周りに物をいろいろ置きたい人にもおすすめです。

ブランド ネルコンシェルジュ neruco
長さ 210cm
サイズ(ロング) シングルロング~ダブルロング
対応マットレス バリューポケットコイル など
価格
(SLサイズ)
38,980円(マットレス付き)

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対応フレームが見つからない場合

対応するフレームが見つからない場合、長さを調整できるパレットベッドも候補です。

neruco「パレットベッド」

パレットベッド

マットレスの足元を宙に浮かせず、全体を支えられる枚数と配置にしてください。パレット同士がずれないか、隙間へマットレスが落ち込まないかも確認します。

まとめ

ロングサイズを検討する一つの目安は、身長177cm前後です。特に身長180cm以上で、かかとが端に載る、足先が出る、フットボードに当たる場合は、ロングサイズを検討してください。

ただし、身長だけで必要な長さは決まりません。枕の大きさ、寝る位置、寝姿勢によって、足元に残る余裕は変わります。不満がなければ、無理にロング丈を選ぶ必要はありません。

ロング丈は商品数が少なく、価格も高めです。先に自分に合う寝心地のマットレスを選び、その実寸に対応するベッドフレームを探してください。外寸、搬入経路、ベッドパッドやボックスシーツまで確認することも大切です。

今のベッドで長さ不足をストレスに感じているなら、寝姿勢を変えて収めようとするより、ロングサイズを選ぶ意味があります。反対に、長さに不満がなければ、選択肢の多い通常丈から寝心地を優先して選ぶ方がおすすめです。