ロングセラーのすのこベッド(おすすめ)
この記事では源ベッドのオリジナルベッドフレーム「TCB233」についてご紹介します。
体験レビュー記事の作成のために、商品をメーカーさんからレンタルしました。
実際の体験・検証・調査を踏まえて、良いところだけでなく、悪いと思ったところも素直に書いているので、ご参考いただけますと幸いです。
当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。一般的な家の雰囲気と異なるのはそのためです。
この記事を書いた人
目次
TCB233の基本情報
サイズ | シングル~ダブル ※ロングサイズあり |
---|---|
素材 | 国産ひのき(無塗装) |
価格(Sサイズ) | 42,900円~ |
保証期間 | 1年(公式サイトのみ3年) |
なお、TCB233を作っている源(みなもと)ベッドは、広島県に本社を構える老舗ベッドメーカー「チヨダコーポレーション」の直営ショップです。
特にポケットコイルマットレスが強みで、メーカー直営ということもあり、低価格で国産ベッドが買えるお店としてかなり貴重な存在です。詳しくは以下の記事でご紹介しています。
TCB233の特徴
ウッドデザイン賞を受賞した「国産ひのき」ベッド
TCB233はウッドデザイン賞を受賞した源ベッドの売れ筋すのこベッドです。
ウッドデザイン賞とは、木の良さや価値を再発見させる商品や取り組みに特に優れた商品を評価する制度です。
本商品は国産ひのき材を贅沢に使用したベッドで、実物をレンタルさせていただきましたが、届いた瞬間から(しかも未開封状態でも!)ひのきの良い香りが部屋中に充満しました。
最近では合板にプリント紙を貼ったベッドフレームが多い中、こうして本格的な国産木材を使ったベッドというのは肌なじみが良く、使い心地の満足感が高いです。
ひのきは耐久性が高い
ひのきは耐久性が高く、建築材としてはお寺などを作るのに昔から用いられる木材として有名で、伐採してから200年間は強度が強くなり、その後1,000年くらいかけて伐採時の強度に戻ると言われています。
虫や菌の耐性にも強いです。良い匂いを発するので気分を落ち着かせる効果や消臭や防ダニ効果も期待できます。
なお、本商品で使用されているひのきは「間伐材」を使用しています。
間伐材とは、森林全体の成長のため、間引かれて捨てられる木材ですが、それを職人の手でベッドフレームの材料に蘇らせることで、環境にもやさしく、さらに低価格で高級なひのき材が使用できるという、まさに良いことづくめのものづくりと言えるでしょう。
あると便利な「棚・コンセント付きヘッドボード」
ヘッドボードには棚とコンセントが付いています。
棚の奥行は約10cmで、スマホやメガネ、目覚まし時計など、ベッド周りにあってほしいちょっとした小物を置くことができて便利です。
コンセントは2口タイプ。向かって左側に付いています。
なお、もともとは前板にコンセントがあったのですが、利便性を考えて棚に付けるようにリニューアルされたようです。スマホやタブレットなどのガジェットを利用する人にはうれしい仕様ですね。
4段階の「高さ調節」
TCB233は4段階の高さ調節が可能です。
ヘッドボードとフットボードはネジの位置を変えることで、高さ調節できます。
「マットレス」を使うとしたら一番低い位置がおすすめ。
一番低い位置の時の前板の隙間は約15cm・棚までの高さは約29cmなので、マットレスの厚さは15~29cmに収めましょう。なお、床との隙間は約9cmなので、収納ケースなどは置きにくいです。
下から2番目は「薄型マットレス」が合いやすいです。
下から2番目の位置の時の前板の隙間は約9cmのため、厚さ10cm程度が多いの薄型マットレスなら合わせやすいでしょう。
上から2段目は「薄型マットレス」か「敷布団」がおすすめです。
最上段は「敷布団」がおすすめです。
床板下のスペースが最も広くなるので、床下に荷物を置きたい人にもおすすめです。
それぞれの高さにマットレス(or敷布団)の厚さの推奨値は以下の通りです。
最下段 | 中下段 | 中上段 | 最上段 |
---|---|---|---|
▼対応可能なマットレスの厚さ(推奨値) | |||
15~24cm | 10~19cm | 5~14cm | ~9cm |
▼設置可能な最大値※ | |||
29cm | 24cm | 19cm | 14cm |
※「設置可能な最大値」は床板からヘッドボードの棚の天面ギリギリの高さです。つまりマットレスの高さ=棚の高さとなるため、見た目や使い勝手が悪くなってしまう可能性があるのでご注意ください。
ヘッドボードが完成品だから「組立が簡単」
ベッドの組み立てにおいて、最も難関なのがヘッドボード。棚付きタイプは特に組立が難しいです。
しかし本商品はヘッドボードが完成品でお届けされるため、ヘッドボードの組み立てが不要です。
さらに、その他のフレーム(サイドフレームやフッドボード)も、ひとつひとつが組立や接着する必要がないので、なんと8本のネジのみで完成できるのです。
これだけパーツが少ないので、組立が苦手な人でも簡単に完成させることができます。
実際の組立の様子は、この記事後半で詳しくご紹介してます。
なお、他社製のベッド(引き出し収納付きタイプ)と比べると、本商品のパーツの少なさがお分かりになると思います。
本商品 | 他社製ベッド(収納タイプ) | |
---|---|---|
組立後 | ||
組立前 | ||
パーツ |
上の比較商品は引き出し収納ベッドなので、基本的にパーツが多いのは当たり前なのですが、ヘッドボードやサイドフームも組み立てが必要なため、パーツ(ネジ類)が膨大になっています。
その点、本商品は各フレームの組み立てが必要なく、8本のネジを使うだけの超簡単設計です。
比較商品のレビュー記事はこちら【体験レビュー】RASIK(ラシク)「収納ベッド セレスト」の特徴や使用感を徹底解説
デメリットは「納期が遅い」
本商品は注文後お届けまで約2週間ほど必要です。
他の商品では最短で翌日配送が可能な場合もあるので、比較するとかなり長めの納期と言えます。
その理由は、すぐ上でご紹介した「組み立ての簡単さ」に関係します。
本商品はベッドボードやサイドフレームが完成品で届くため、梱包サイズが大きいです。
そのため、一般的な宅配便(佐川急便さんなど)での配送ができず、特別な大型配送便の対応となり、結果的に2週間ほどの納期がかかってしまうのです。
さらに、大型配送便は時間指定ができない点もデメリット。
以上の通り、本商品は配送面においてはデメリットが多く感じられます。
姉妹商品「TCB533」なら配送が早い
TCB233の配送面のデメリットを改善したのが姉妹商品「TCB533」です。
本レビューでご紹介している「TCB233」は源ベッドのロングセラー商品として、かなり以前から販売しているベッドフレームで、伝統的なベッドに多い半完成品でのお届けの仕様のままです(だから組み立てが簡単)。
ところが最近では配送費の高騰などもあり、コンパクトに梱包してお届けできる商品が増えてきました(マットレスもロール状に圧縮されて届けられる商品が増えてきましたよね)。
そこで「早く届けて欲しい」というユーザーの声にこたえるような形で、源ベッドは本商品(TCB233)の短納期モデルとして新商品「TCB533」を発売しました。
姉妹モデルの「TCB533」は、ヘッドボード・サイドフレーム・すのこなどのパーツを細かく分割することで、コンパクトな梱包が可能になり、お届けまで最短3~4日という短納期の配送が実現できました。
TCB233 (本商品) | TCB533 (短納期モデル) |
---|---|
ただし、TCB533(短納期モデル)は、当然組み立てが複雑になるのでご注意ください。
要するに、どちらがおすすめか?という点については、以下のようにお考え下さい。
- お届けまで時間がかかるけど、組み立てが簡単な方が良い→TCB233(本商品)
- 組み立てが難しいけど早く届く方が良い→TCB533(別商品)
型番 | TCB233 | TCB533 |
---|---|---|
画像 | ||
最短納期 | 約2週間 | 3~4日 |
組立時間 | 30分程度 | 1~1.5時間 |
TCB233とTCB533は、その他の仕様面で若干の違いはありますが、使用感としては大きく変わりません。
詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。
【体験レビュー】TBC233を実際に試してみた
実際の組立工程や具体的な使用感など、ご参考いただけますと幸いです。
お届け状態のチェック
今回レンタルさせていただいたサイズはセミダブル。段ボール3個で届けられます。
製品重量はおよそ45kg。
一番重い段ボールは床板(すのこ)で、約20kgです。一人での持ち運びは「やや重い」くらいのレベルです。
まずは本体の段ボールを開けてみます。
ヘッドボードとフットボードに加え、ネジ類・保証書が入っていました。
床板の段ボールを開けてみます。
すのこが2つに分かれて入っていました。
続いてサイドフレームの梱包を開けます。
サイドフレームは最も長い部材で、梱包材は2m以上もあります。
中身はサイドフレームが2本入っていました。
すべてのパーツを並べてみました。
上の画像の通り、各パーツが大きくわかりやすいですね。
姉妹品のTCB533(短納期モデル)に比べると、パーツのシンプルさの違いは歴然です。
本商品「TCB233」のネジ類と取り扱い説明書です。
ネジ8本だけで組み立てが完成する超シンプル構造。
こちらも姉妹商品「TCB533」(短納期モデル)と比較してみます。
TCB233 (本商品) | TCB533 (短納期モデル) |
---|---|
このネジ類の量の差を見れば、いかに本商品の組立が簡単か想像できるかと思います。
組立方法
組立方法をご紹介します。
まずは、ヘッドボードを設置します。
なお、本商品は背面の処理がされていないので、壁付けを前提とした商品です。
それではどんどんと組み立てを進めます。
ヘッドボードを置き、サイドフレームを固定するネジ(ボルト)を仮止めします。
フットボードも同様にネジを仮止めします。
なお、「仮止め」とは、ネジを完全に締めない程度に止めることです。
仮止めの工程は素手でサクサクと行えます。
続いてネジを仮止めしておいたヘッドボード・フットボードにサイドフレームを乗せます。
片方の手でフットボードを押さえながらサイドフレームを乗せていきます。
サイドフレームを乗せたら、付属のスパナやドライバーを使って、きつく締めます。
フットボード側の状態はこちら。
ヘッドボード側の状態はこちら。
ヘッドボード側のネジを締めるにはプラスドライバーが必要ですが、商品には付属していないので、ご自分で用意しましょう。
続いて、フレーム中央部分に「広がり防止金具」をはめ込みます。
この金具は名前通り、フレームの広がりを防止します。
先端がL字になっているので、穴に入れるだけの簡単な作業です。
最後にすのこを乗せます。
あっという間に完成。ここまで15分くらいでした。(筆者は組立に慣れているので一般の方なら30分くらいかかるかもしれません)
外観
続いて外観をチェックしていきましょう。
まずはベッドの顔とも言えるヘッドボードです。
ヘッドボードの角は丸みを帯びていて、肌なじみも良く、滑らかな触り心地です。ぶつかってもケガをしにくいでしょう。
向かって左側にコンセントが付いてます。
デメリットというわけではありませんが、コンセント位置が向かって左側にあるのはちょっと珍しいです。(スマホなどを充電しながら使うときなど、コンセント位置は利き手側の方が使いやすく、一般的には右利きが多いため、右側に付いている場合が多い)
ヘッドボードの棚の奥行は10.8cmほどです。
ただし、ヘッドボードの上部分が少し出っ張っているデザインのため、この部分を差し引くと有効な奥行としては10cmほどです。
一般的なスマホは余裕で置けます。(画像はiPhone SE)
文庫本は少しはみ出してしまいます。
一般的なボックスティッシュは置けなくもないですが、少しだけはみ出してしまいます。
DVDやCDは大きくはみ出します。(置く人は少ないかもしれませんが、、)
奥行がそこまで広いわけではないのですが、スマホやメガネ、目覚まし時計など必要最低限のものは置くことができるので便利ですね。
コンセントが2口あるので、上の画像のようにクリップライトなど活用すれば照明付きベッドに早変わりです。
続いて床板をチェックします。
本商品は床板がすのこ状になったいわゆる「すのこベッド」です。
すのこは通気性が良いため、就寝中の湿気を上手に換気してくれます。日本は高温多湿の環境なので、湿気対策にもすのこは有効です。
すのこの間隔は約1.2cm。これは比較的間隔が狭めの仕様です。
すのこの間隔が狭いと、間に寝具が落ち込む心配が少ないため、敷布団でも使えるというメリットがあります。(逆に、すのこの間隔が広い商品は敷布団では使えないため、マットレスでの使用が前提となります)
すのこの厚みは1.2cm。これは平均的な厚みと言えます。
とはいえ、本商品のすのこは国産ひのき無垢材でできているため、格安ベッドで使われることが多い合板仕様に比べて耐久性・質感とも優れています。
続いてフットボードをチェックします。
国産ひのきの豊かな木目が魅力です。
フットボードの角は丸みがあるわけではありませんが、最低限の面取りをされていて、鋭角過ぎないので安心感はあります。
なお、本商品はひのき材を使っているため、その製造上、節や節まわりの加工時に以下のような現象が起こりますが、それは返品・交換の対象外となります。
ですが、上の画像にもあるように源ベッド公式によると「強度などにつながる問題ではないのでご安心ください」とのことです。
参考までに、(前回レビューさせていただた)姉妹品「TCB533」において、上記の現象がどの程度確認できたか調べました。
まずは「ざらつき」です。
これはそこそこ見られました。数は数えていないのですが、感覚としては中程度です。
続いて「ひび割れ」です。
これも「ざらつき」と同等程度発生しています。特にすのこに見られませした。ひっかかりやすい部分もあるので、すのこを持つときには注意したほうが良いでしょう。
続いて、「パテ」です。
これが一番多かったです。多すぎて数えるのが困難なほどでした。とはいえ、大きさは小さいのであまり気になるレベルではありません。
続いて「受桟(じゅざん)」の穴です。
1本につき10か所程度ありますが、日ごろ見えない場所なので、まったく気になりません。
続いて「ヤニ」です。
全体的にまばらにあるような状態なので、具体的な個数を数えるのは難しいのですが、ベトツキなどはなく、色味なども含めて特に気になるレベルではありませんでした。
最後に「節抜け」ですが、これは今回届いた商品では確認できませんでした。
使用感
続いて、実際の使い心地をご紹介します。
マットレスを敷いてもギシギシときしむ音は全くしませんでした。
すのこも頑丈なので、たわみなどはありませんでした。
すのこを床に敷いて、たわみ具合をチェックしてみました。(音声なし動画)
上の動画の通り、たわみがほとんどなく頑丈な構造です。
ヘッドボードは必要最低限のものが置けて便利です。寝ているときの棚の位置(高さ)もストレスは感じませんでした。
掃除のしやすさをチェックします。
マットレス使用時の最下段においては、コンパクトな掃除機であっても奥まで届かないため、ワイパータイプ(クイックルワイパーなど)の床掃除用品が必要です。
なお、最下段時の床までの高さは9.5cmのため、ルンバなどのお掃除ロボは商品によって入らない場合もあります。
高さ調節の方法は?
本商品は4段階の高さ調節ができることが特長。
以下より、最上段から最下段への実際の高さ調節工程をご紹介します。
最上段(1段目)の状態はこちら。
まずはすのこ(2枚)と広がり防止の金具を外します。
ネジの位置を変えて仮止めしサイドフレームを引っかけます。
逆側のサイドフレームも同様に行います。
組立時と同様にフレーム中央に広がり防止の金具をはめて、すのこを設置して完成です。
組立が簡単なので、高さ調節もすごく簡単でした。
所要時間は5分くらいでした。
並べて使えるの?
2台を隙間なく並べて使えるベッドフレームの条件とは「側面と床面がフラットな形状であること」です。
TBC233(とTCB533)はサイドフレームと床板の高さが同じで、床面もフラットな形状しているので、2台ぴったりとくっつけて使えます。
2台を連結するパーツなどはないので、フレームを固定したい人は結束バンドなどでヘッドボードやフットボードの脚同士を固定することをおすすめします。
口コミ・評判のまとめ
TCB233の口コミをまとめると以下のような内容が見られました。
良い口コミ | 悪い口コミ |
---|---|
|
|
口コミに関する解説
公式サイトにおける口コミ全体は5点満点で4.8の高評価です。(記事公開時点)
「ひのきの良い香り」に満足
多くの購入者がひのきならではの香りの良さを評価されていました。たしかに、今回レンタルさせていただいた現物も芳醇な香りを感じられ、まるで森林にいるような気分にさせてくれました。
組立が簡単で「つくりもしっかり」
組立の簡単さを評価しているユーザーの方も多かったです。本商品はベッドフレームの中では特に組み立てが簡単な構造で、慣れている人なら10~15分くらいでも完成させることができるでしょう。
さらに「つくりもしっかりしている」という声もありました。これは耐久性が高い国産ひのき材を使用していることもありますが、組立の簡単さにも要因があります。
なぜかというと、本商品はパーツが少ないので組み立てが簡単なのですが、パーツが少ないベッドフレームは接合部品が少ないため、きしみにくいのです。
逆にネジやダボを多用するベッドは横揺れに弱く、引っ越し等の移動に耐えられない商品も多いです。
問い合わせの対応が良い
これは本商品に限ったことではありませんが、源ベッド全体として問い合わせ等に対する「サポート体制の良さ」に満足されている声が多いです。
窓口担当の方が優秀なことに加えて、源ベッドはメーカー直販サイトなので、回答がスムーズという理由もあると思います。
ベッドはいろいろなお店で買うことができますが、実はそのショップが直接製造しているわけではない場合も多いです。(楽天などのモールに出店されているショップさんに多いです)
そして、そのようなショップに商品のことを問い合わせた際には、ショップからメーカーに問い合わせるという伝言ゲーム的な手間が発生してしまうため、回答が遅かったり、満足いく内容の回答を得られなかったりすることもあります。
その点、源ベッドはメーカー直営(チヨダコーポレーションの直営)サイトなので、回答が早く、的確に答えてもらいやすいのです。
ネットでのお買い物に不安に感じる人は、メーカー直営ショップを利用するのがおすすめです。
多少の「重さ」は覚悟
少数ですが、重いので持ち運びが大変という声もありました。
たしかに、本商品はパーツが大きく、すのこ1枚でも約10kgほどあるので力が弱い人はご苦労されるかもしれません。
とはいえ、最近ではパーツをギュウギュウに詰め込んで梱包している商品が多いので、他の商品を含め、ベッドフレームのパッケージは重い傾向があります。
よって、「重さ」は本商品に限ったことではありません。ベッドを買ううえで多少の覚悟は必要だとお考え下さい。
セットで選べるマットレスは?
TCB233はマットレスセットも選べます。
セットで選べるマットレスはそのベッドフレームでの使用感も確かめられているので、安心して購入できます。
また、源ベッドはポケットコイルマットレスの国産メーカーの中で、トップレベルにコストパフォーマンスが良いので、マットレスを探している人はセット購入を強くおすすめします。
TCB233で選べるマットレスセットは以下の5つです。
TCB233で選べるマットレス
- 中国製ポケットコイル
- 日本製ポケットコイル(夜香)スタンダード2
- 日本製ポケットコイル(夜香)ハイグレード2 ※おすすめ
- 日本製ポケットコイル(夜香)プレミアム2
- 薄型ポケットコイル(中国製)
結論から言うと、上から3つめの「日本製ポケットコイルマットレス 夜香ハイグレード2」がおすすめです。
国内最高レベルの硬鋼線(バネ)を使用したポケットコイルに、詰め物(抗菌防臭の機能綿仕様)を表裏に施した両面仕様タイプ。幅広い人に合いやすい寝心地です。
国産×ハイスペック仕様が2万円台から買えるのは驚きとしか言えません。詳しくは以下の記事でご紹介しています。
源ベッドのマットレスに関しては以下の記事で詳しくご紹介しているので、気になる方はご参考くださいね。
ラインアップのご紹介
本商品は床板(すのこ)の仕様違いで以下のラインアップがあります。
通常すのこ (TCB233) | 繊細すのこ (TCB223) | 畳 (TCB243) |
---|---|---|
42,900円~ | 47,900円~ | 52,900円~ |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
今回はメーカーさんのご厚意で「繊細すのこ(TCB223)」もレンタルさせていただきましたので、「通常すのこ」との違いをご紹介させていただきます。
繊細すのことは?
繊細すのことは、通常のすのこよりも細く、板が高密度で敷き詰められたすのこのことです。
通常すのこ | 繊細すのこ |
---|---|
通常すのこと比べて、隙間が多く作れることによって通気性が高まることと、ひとつひとつの木材(板)との間隔が狭くなることで、角当たりが少なくなり、和布団での寝心地が向上するというメリットがあります。
- 通気性アップ
- 和布団での寝心地向上
- (軋みの軽減)
なお、公式サイトによると軋み軽減の効果があるそうなのですが、通常すのこでも軋みは気にならなかったので、繊細すのこの方が軋みに強いかは確認ができませんでした。
通常すのこの間隔は約12mmでした。
一方、繊細すのこは8mmです。
板の数は、
- 通常すのこ→11列
- 繊細すのこ→22列
だったので、2倍の列の数があるということですね。(セミダブルの場合)
繊細すのこの方が総合的な空洞の面積が多くなるため、若干軽量になります。
通常すのこ | 繊細すのこ |
---|---|
以上の通り、繊細すのこが2kgほど軽量でした(セミダブルの場合)。
なお、価格はシングルサイズで43,900円なので、通常すのこより4,000円ほど高いということになります。
「繊細すのこ」は和布団におすすめ!
繊細すのこならではの通気性の良さと角当たりの少なさは敷布団(和布団)を使うときこそ大きなメリットを感じます。
敷布団は下方向に湿気が逃げるため、床板は通気性が高い方が良く、さらに敷布団は厚さが薄く、クッション性が少ないため底付きを感じやすいので、角当たりが少ないすのこの方が寝心地が良く感じます。
マットレスは「通常すのこ」で十分
一方、マットレスは側面からも湿気が逃げるため、床板に通気性はそこまで必要ありません(だからマットレスは床板がすのこ仕様でないベッドフレームでも使えるのです)。
また、マットレスは厚さとクッション性があるので底付きを感じにくいため、すのこの「角当たりの少なさ」はそこまで必要ないです。
要するにマットレスで使用する人は4,000円という価格差を考えた場合、コストパフォーマンスを重視するのであれば、通常すのこがおすすめと言えます。
「畳床」は敷布団におすすめ(カビに注意)
畳タイプの床板(畳床)については実物を試していないので、詳しくはご紹介できませんが、畳全般のメリット・デメリットをお伝えすると以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
最も注意したいのは、畳はカビやすいということです。
畳は吸湿性が高い素材のため、マットレス・敷布団を敷きっぱなしにすると、湿気をため込みすぎてカビが発生するリスクが高まります。
つまり、頻繁にマットレスや敷布団を降ろして換気する必要があるのです。
一方、大きなメリットとしては、適度なクッション性があるため、薄めの敷布団で使った場合に、敷布団のクッション性・荷重分散性を補完してくれることです。
よって、基本的に畳はマットレスで使う人にとってはメリットよりもデメリットが目立つことになるので、あまりおすすめできません。
畳床板は敷布団を使って、且つ、頻繁に換気ができる人にこそ大きなメリットを感じられる仕様です。
TCB233の廃棄方法
ベッドフレームは基本的に粗大ゴミに出すことになります。
参考までに神奈川県横浜市の場合、ベッドフレームの粗大ゴミ廃棄費用は1,000円です。
源ベッドはどこで買うのがお得?
源ベッドの商品は公式サイトか、楽天市場店・Amazon・Yahoo!ショッピングなどのモール店舗での購入が可能です。
おすすめは公式サイトです。
公式サイトのみ保証期間が3年に延長されます(他のモール店舗は通常の1年保証です)。
ベッドは長い間使い続けるものですので、できるだけ長い保証が付いている方が安心です。
・
・
・
まとめ
いかがでしたでしょうか。
源ベッドのオリジナルすのこベッド「TCB233」をご紹介しました。
ウッドデザイン賞を受賞した源ベッドの定番ロングセラーモデルです。
国産ひのき材を贅沢に使用した豊かでしっかりとした素材感が魅力。
さらにヘッドボードが完成品で届くので、組立が苦手な人にもおすすめです。
唯一のデメリットが配送が遅いこと(2週間くらい必要)なので、もし緊急でベッドが必要な姉妹商品のTCB533もご検討ください。
ただ、TCB533は組み立てが複雑になるので、もし時間に余裕がある人は、本商品「TCB233」の方がおすすめです。
本商品の方が、組み立てミスが起きづらく、パーツが少ないことで横揺れに対する強さは本商品に分があると思います。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。