末長く使いやすいベッド
この記事ではグーグースリープの「guguベッドフレーム」をご紹介します。
今回はメーカーさんから体験レビュー用に商品をご提供いただきました。※当サイトのPRポリシーについて
実際の体験・検証・調査を踏まえて、良いところだけでなく、悪いと思ったところも素直に書いているので、ぜひご参考くださいね。
当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。一般的な家の雰囲気と異なるのはそのためです。
この記事を書いた人
目次
guguベッドフレームの基本情報
サイズ | シングル~クイーン |
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カラー | ナチュラル、ブラウン |
主な素材 | ラバーウッド |
価格 (Sサイズ) | 99,000円 ※ヘッド―ドはオプション(+19,000円) |
\45日トライアル付き/
公式サイトはこちら
メーカーの「グーグースリープ」とは?
guguベッドフレームを作るのは株式会社グーグースリープという日本企業です。
米国出身で数々の企業で実績を残したパトリック・モリス氏によって2018年に日本で創業されました。
ベッドフレームの他に、マットレスや寝装品、犬用ベッドなども取り扱っています。
基幹商品のguguマットレスのレビュー記事もご用意しています。
guguベッドフレームの特徴・メリット
1. シンプルデザイン(ヘッドボードはオプション)
脚付きタイプのオーソドックスなデザインなので、どんな部屋・ライフスタイルでも使いやすいです。
ヘッドボードはオプション(+19,000円~)で付けられ、設置方法はマットレスと壁で挟むだけで設置可能です。
カラーバリエーションはフレームが2色、ヘッドボードが2色で、それぞれ組み合わせが可能です。
ナチュラル×グレー | ナチュラル×ベージュ |
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ブラウン×グレー | ブラウン×ベージュ |
自分の好みによってカスタマイズできるのは魅力ですね。
一般的なベッドの組立でヘッドボードを付ける作業が最も面倒ですが、guguベッドフレームは「挟むだけ」という、今までありそうでなかった画期的なシステムです。
2. 組み立てが簡単
パーツ構成がシンプルなので、組み立てが10分くらいで完成できます。
脚部分には日本の伝統建築の「木組み」からインスパイアされたという組立方法が採用されています。
ネジなどの金属を使用せず、木同士を重ね合わせるだけでフレームと脚を固定させます。
ネジが緩むことや金属による軋みなどがなく、安定感が抜群です。
バラして再組立ても簡単なので、引越しにも対応しやすいという点もメリットです。
3. 「すのこ仕様」で通気性が良い
床板は空洞がある「すのこ仕様」となっているため、通気性が良いです。
睡眠中は汗をかきやすく、マットレスは湿度が高い状態になりがちです。
床板がすのこ仕様なら、そうした湿気を上手に逃がしてくれるので、カビなどの心配も少なくなります。
特にguguマットレスのようなウレタンマットレスは蒸れが大敵なので、すのこ仕様のベッドフレームと合わせることを強くおすすめします。
4. サイズ変更できる「リサイズフレーム」あり
ライフスタイルの変化に伴い、ベッドフレームのサイズを変えたいときのために、リサイズ用のフレームが購入できます。
リサイズフレームは、ベッドの「幅」にあたるエッジフレーム(ヘッド・フット)とすのこで構成されています。
要するに、サイズ(幅)に関係しない「サイドフレーム」「センターレール」「脚」をそのまま使い、リサイズフレーム(エッジフレーム+すのこ)に交換することで、ベッドフレームを買い替えるコストや資源の無駄がないことが大きなメリットです。
サイズ | ベッドフレームの価格 | リサイズフレームの価格 |
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シングル | 99,000円 | 33,500円 |
セミダブル | 109,000円 | 36,500円 |
ダブル | 119,000円 | 39,500円 |
クイーン | 129,000円 | 43,000円 |
以上のとおり、たとえば、クイーンサイズへのサイズ変更をしたい場合、ベッドフレーム単品では129,000円かかるところ、リサイズフレームの場合は43,000円なので、86,000円もお得になります。
シングル | クイーン |
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パーツ交換時のゴミも少ないので、地球にやさしいアイデアですね。
最近、いろいろなベッドメーカーで環境に対する取り組みが注目されています。
グーグースリープでも資源を無駄にせず、長く使えるようにしていることが素晴らしいです。
5. ベッドフレームで貴重な「お試し期間付き」
グーグースリープの中で、guguマットレスとguguベッドフレームに45日間のお試し期間が設けられています。
マットレスでお試し期間がある商品はそこまで珍しくありませんが、ベッドフレームも対象なのは貴重です。
なお、返品の手数料は東京23区・大阪府の場合は原則無料ですが、その他の地域は7,500円の自己負担があります。詳しくは公式サイトの返品規定をご確認ください。
お試し期間(トライアル)付きのメーカーは多いですが、条件に差があります。
手数料(返送費の自己負担)なしのメーカーもありますので、気になる人は以下の記事もご参考くださいね。
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guguベッドフレームのデメリット・注意点
1. 持ち上げられない(移動しにくい)
脚とフレームはネジなどで固定しない「木組み構造」なので、持ち上げると外れます。
移動する際に勢いよく持ち上げてしまうとフレームが外れ、思わぬ事故につながる可能性もあるのでご注意ください。
よって、移動する際にはフレームを一度分解することがおすすめです。
2. すのこの耐久性は高くない
ベッドフレーム自体の耐荷重は400kgありますが、すのこの隙間が広く、支えの桟(さん)がない構造のため、すのこひとつひとつの耐久性は低めです。
隙間が広い(本商品) | 隙間が狭い(別商品) |
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センターレールがない(フレームの支えがない)場所に、集中した荷重をかけると割れてしまう恐れがあるので、直接すのこに乗るのは絶対にやめましょう。
マットレスを敷くとに荷重分散されるため、普段使い(マットレスを敷いて寝る利用シーン)の耐久性としては問題はありません。
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【体験レビュー】guguベッドフレームを実際に試してみた
実際の組立工程や具体的な使用感をご紹介します。
お届け状態のチェック
こちらはシングルです。
手で触っているのがヘッドボードなので、フレームだけの場合は2つの段ボールで届きます。
一番長細い段ボールを開封します。
中身は「サイドフレーム」と「センターレール」と「脚」です。
続いて、小さい方の段ボールを開封します。
中身は、「すのこ」と「エッジフレーム(ヘッド・フット)」、「滑り止め」などです。
なお、滑り止め(脚用)はカーペット用とフローリング用の2種類が付いています。
利用シーンに応じて使い分けができるのは親切ですね。
カーペット用 | フローリング用 |
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最後にヘッドボードを開封します。
ヘッドボードはファブリックカバーにウレタンフォームを入れて使う仕様です。
クッション材(ウレタンフォーム)はロール状に圧縮されているので、ハサミを使って開封します。
開封後は歪みが大きいですが、1~2日すると歪みが落ち着きます。
クッション材をカバーに入れて完成です。
時間に余裕がある人は、完全に復元するまでカバーを付けない状態で待ちましょう。(早くきれいに復元されます)
組立方法
それでは組み立てていきます。
ベッドを設置したい場所にフレームと脚を置きます。
まず、脚にサイドフレームを差し込みます。
続いて、サイドフレームと交差するようにエッジフレームを脚にはめ込みます。
すると、サイドフレームの上からエッジフレームで抑えるような形で、脚と固定されます。
このとき、脚の向きにご注意ください。
脚は、カーブがある部分が角になるのが正しい位置です。
正解(〇) | 間違い(×) |
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同じように、すべての脚を固定します。
続いて、センターレールに脚を取り付けます。
脚にネジが付いているので、クルクルと回すだけで固定できます。
センターレールをフレームに乗せます。
センターレールをフレームに固定するために、ネジを締めます。
すのこを乗せて完成です。
なお、すのこがズレないように、サイドフレームの端は「すのこが固定できる構造」になっています。
固定方法は、サイドレールの凸凹にすのこのフェルトをはめ込むだけです。
ちなみに、すのこはささくれがあったので、設置する際には軍手などを使って作業することをおすすめします。
脚の向きやフレームをはめ込む方法さえ理解できれば、とても簡単に組み立てられます。
パーツを並べてから10分以内に完成しました。しかも工具なしでOKなので、とても簡単です!
外観
続いて、外観をチェックしていきましょう。
フレームはラバーウッド(ゴムの木)を使用し、ずっしりとした高級感があります。
天然ゴム(樹液)の採取を終えたラバーウッドを再利用して作られているので、エコなベッドですね。
脚のデザインは先端が少し細くなる「テーパードレッグ」になっています。
テーパードレッグはアンティーク家具などでも良く見かける仕様で、洗練された印象になります。
脚の角には丸みがあるので、ぶつかっても痛くなりにくいです。
床板はすのこ仕様なので、通気性が抜群です。
特にguguマットレスのようなウレタンマットレスは一般的に蒸れやすいので、すのこタイプのベッドフレームがおすすめです。
すのこの間隔は約8cmとかなり広いです。
間隔が広いほど通気性は高まりますが、荷重分散性が落ちるため、衝撃に弱くなります。
基本的にマットレスは厚いほど荷重分散性が高くなるため、guguベッドフレームにはある程度の厚さのマットレスと合わせて使いましょう。
なお、公式サイトでは「15cm以上の厚みのあるマットレス/敷布団等でのご使用を推奨しております。」と書いてありますが、荷重分散性を考えると、敷布団は控えた方が良いと思います。
また、厚さに関しても20cm以上あった方が安心だと思います。
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ヘッドボードの使い心地は?
ヘッドボードはオプション(+19,000円~)で付けられます。
『ヘッドボード、どうしようかなぁ』と迷っている人のために、ヘッドボードの使い心地をご紹介します。
ヘッドボードはベッドフレームに固定するのではなく、マットレスと壁に挟んで使います。
とても簡易的な設置方法です。(ただし、壁付けの設置が必須です)
実は一般的なベッドフレームでは、ヘッドボード部分の組み立てが最も難しい場合が多く、「挟むだけ」という組立の簡単さは非常に魅力的です。(「組立」というか「設置」ですね)
なお、背もたれ付きベッドでは、単に木枠に生地を貼り、わずかな量のクッション材(ウレタンフォームなど)を使用しているだけの商品もあります。
一方、guguベッドフレームは、パンパンにウレタンフォームが入っている、いわばマットレスのような構造なので、クッション性がとても良いのです。
実際に寝た時の高さはこのくらいです。
背もたれとして使った様子です。
ウレタンフォームの弾力が豊かに感じられ、まるでソファーに体を預けているような感じでした。
なお、ヘッドボードの高さが高いタイプなので、頭を乗せてもたれることもできます。
なお、挟んでいるだけですが、意外とズレなかったことも良かったポイントです。
しかも、カバーが外せて洗濯できるので、メンテンナンス性も高いです。
ヘッドボードの料金が+19,000円と安くない価格ですが、ベッド上での生活が豊かになりますし、見栄えも良くなるので、個人的にはぜひオプションで付けたいと思いました。
リサイズフレームの取り付け方は?
以下より、シングルからクイーンにリサイズする工程をご紹介します。
リサイズフレーム(クイーンサイズ用)は、長い段ボールで届きます。
リサイズ用のパーツは、「すのこ×2」「エッジフレーム(ヘッド・フット)」です。
なお、センターレール固定用のネジが2つ付いてきましたが、特に使いませんでした。※もしかすると、ネジが経年劣化していた場合の交換品かもしれません
それではリサイズしていきます。
まずは、もともとのベッド(シングルサイズ)のすのこを外します。
続いて、センターレールを外します。
サイドフレームをクイーンサイズ位置(約160cm)まで広げて、クイーンサイズ用のエッジフレームを取り付けます。
脚の固定方法は、各サイズ共通です(すでにご紹介したとおりです)。
センターレール(シングルサイズで使っていたパーツ)を再び取り付けます。
クイーンサイズ用のすのこを乗せます。
リサイズ完了です。
リサイズで不要になったパーツは、シングルサイズの「すのこ」と「エッジフレーム」です。
捨てるパーツが少ないのもメリットですね(ゴミ捨て場に持っていきやすいです)。
リサイズの工程のアニメーションを作りましたので、よければご参考ください。
なお、クイーンサイズはすのこを2つ使うのですが、中央のセンターレールにすのこを固定する場所がありませんでした。※サイドフレーム(端)には、すのこを固定するためのパーツがあります
センターレール(固定なし) | サイドフレーム(固定あり) |
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とはいえ、フェルトにより摩擦が生まれ、2つのすのこはズレにくかったので安心しても良いでしょう。
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guguベッドフレームの使用感は?
実際に使ってみた印象をご紹介します。
1. 見た目は?
シンプルなデザインなので、どんな部屋でも合わせやすいと思います。
しかし、フレームがマットレスよりも一回り大きく、ヘッドボードも厚いため、狭い部屋に置くと圧迫感を感じるかもしれません。
ずっしりとしたラバーウッドの脚が素敵で、まるでアンティーク家具のような重厚感と、ナチュラルで気張らない包容力が同居するような、そんな雰囲気です。
2. きしみは?
guguマットレスを乗せて使った際、ギシギシとしたきしむ音はありませんでした。
ただし、すのこの間隔が広く、桟(さん)もない構造のため、フレームの上に直接乗ったり、マットレスの上でピョンピョン跳ねたりすると折れてしまう恐れがあるのでご注意ください。
3. 腰掛けやすさ(立ち座りのしやすさ)は?
guguマットレスを乗せて使った場合、マットレス天面までの高さが約51cmとなるため、一般的な椅子(40~42cmくらい)よりも少し高め位置になります。
ただし、guguマットレスの沈み込みの深さにより、結果的に一般的な椅子くらいの高さで腰掛けるので、立ち座りの動作はしやすかったです。
4. 掃除のしやすさは?
ベッド下の高さは20.5cmなので、掃除機もかけやすく、お掃除ロボットも入りやすいです。
5. くっつけて使える?
マットレスをフレームに落とし込む「ドロップマット構造」なので、くっつけるとサイドフレームの厚さだけマットレスが離れます。
なお、フレームの厚さは約6cmのため、2台合わせて計12cmほどの隙間ができます。
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似た商品との比較
といった、guguベッドフレームに特徴を備えた「コアラファブリックベッドフレーム」と比較します。
- 組立簡単
- すのこ床板
- クッションヘッドボード
- お試し期間付き
商品 | guguベッドフレーム | コアラファブリックベッドフレーム |
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画像 | ||
会社 | グーグースリープ | コアラ・スリープ |
主な素材 | ラバーウッド | アッシュ |
サイズ | シングル~クイーン | |
リサイズ | 〇 | × |
お試し期間 | 45日 | 120日 |
価格 (Sサイズ) | 118,000円~(ヘッドボードあり) | 79,900円~ |
リンク | 公式サイト | 公式サイト |
比較商品:コアラファブリックベッドフレームとは?
返品保証が優れている
コアラマットレスで有名なオーストラリアの寝具メーカー「コアラスリープ」のオリジナルベッドフレーム。グッドデザイン賞・ソーシャルプロダクツアワードという2つのアワードを受賞しました。
120日のお試し期間付きで、返品にかかる手数料も基本無料という超好条件の返品保証が魅力。価格も安いです。
なお、guguベッドフレームの方が優れているのは「組み立ての簡単さ」「ヘッドボードのクッション性の高さ」「リサイズフレーム」です。
guguの良いところ | コアラの良いところ |
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基本的にマットレスは同じメーカーで揃えた方が失敗は少ないです。
よって、比較検討する場合は「guguマットレスが良いか、コアラマットレスが良いか」といった点も大切に考えましょう。
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まとめ
いかがでしたか。
グーグースリープの「guguベッドフレーム」をご紹介しました。
日本の伝統的な建築法である「木組み」のアイデアをベッドフレームに流用し、耐久性の高さと組み立ての簡単さが魅力の商品です。
ベッドでは珍しい「リサイズフレーム」が追加購入できるので、サイズを変更したいときに便利です。
懸念点としては、すのこの仕様にやや不安が残るため、床板(すのこ)に直接乗ることは避けましょう。
ヘッドボードはオプション(+19,000円~)ですが、まるでソファーのような背もたれなので、ベッド上でリラックスしたい人にはぜひおすすめしたいです。
ベッドフレームでは珍しいお試し期間(45日)が付いているので、少しでも気になった方はぜひお試しくださいね。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。