ゼロキューブマットレスの体験レビュー

ゼロキューブマットレスを徹底解説

この記事ではウレタンタイプのマットレス「ゼロキューブ」についてご紹介します。

マットレスの特徴やメリット・デメリット、そしてメーカーさんから商品を提供いただき、実際の寝心地も含めて詳しくご紹介しています。

なお、当記事は商品のPRを目的としたものではありません。

良いところも、そうでないところも、素直にまとめまていますので、ご参考いただけますと幸いです。

この記事を書いた人

管理人当サイトの管理人。ベッドメーカーに7年ほど勤めた後、ベッド専門情報サイト(当サイト)を運営。国内・海外メーカーへの取材を重ね、レビューしたベッド&マットレスは100商品を超える。

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ゼロキューブとは

ゼロキューブマットレス

ゼロキューブとは、TOBEST(トゥベスト)というネットショップを運営している「株式会社新陽トレーディング」のオリジナルマットレスです。新陽トレーディングは高反発ウレタンマットレスブランド「エムリリー」の総合代理店としても有名です。

ゼロキューブはエムリリーの販売で培ったウレタンマットレスのノウハウをもとに新陽トレーディングがオリジナル商品として開発した注目のマットレスと言えるでしょう。

なお、ゼロキューブには1枚で使える厚さ10㎝の「マットレス」と、敷き寝具の上に重ねて使う厚さ5cmの「トッパー」があります。

この記事では主にマットレスタイプについてご紹介しています。

ゼロキューブの3つの特長

ゼロキューブの芯材はウレタンフォームですが、単なるウレタンフォームではなく、表面が多角形のキューブが敷き詰められている「特殊立体凹凸構造」をしています。

ゼロキューブの「特殊立体凹凸構造」
ゼロキューブの「特殊立体凹凸構造」

この特殊立体凹凸構造によって得られる主なメリットは次の3つです。

  1. きめ細やかに体をサポート
  2. 適度な体圧分散性
  3. 通気性が良い

以下で詳しくご紹介します。

1. きめ細やかに体をサポート

ゼロキューブマットレスのウレタンフォームに寝ている画像

(シングルサイズで)約1840個もの凹凸がある構造のため、体をきめ細やかに「点」で支えます。

点で支えることにより、体の部位の重さの違いに応じて、きめ細やかにサポートでき、仰向き寝でも横向き寝でも寝姿勢が整いやすいです。

また、点構造は横に振動が伝わりづらいので、静かな寝心地で二人で寝るのにも適しています。

2. 適度な体圧分散性

ゼロキューブに寝ている画像

凹凸加工のウレタンマットレスは、体へのあたりが比較的ソフトに感じやすく、沈み込むと点が面に変わり、グッと押し返すという理想的な寝心地を得やすい傾向があります。

ゼロキューブで使われているウレタンの硬さは140Nとやや硬めなスペックですが、同等の硬さ(N数)における一般的なフラットタイプのウレタンマットレスよりもやわらかく感じるでしょう。

以上のとおり、ゼロキューブは柔らかすぎず・硬すぎずの寝心地なので、適度な体圧分散性もあり、特に標準的な体型の人に合いやすいのではないかと思います。

3. 通気性が良い

ゼロキューブのウレタンフォーム

凹凸とスリット(切れ込み)があることで、通気性が良く、ウレタンマットレスのデメリットでありがちな「蒸れ」を改善し、湿気や汗などの水分を速やかに発散してくれます。

カバーもメッシュになっていて通気性が良く、さらさらした触り心地です。

ゼロキューブの価格・仕様

サイズと価格

ゼロキューブにはマットレスとトッパーの2種類があります。

トッパーとマットレス

それぞれの価格は以下の通りです。

マットレスタイプ(厚さ10cm)

サイズ価格(税込)
セミシングル80cm26,980円
シングル97cm27,980円
セミダブル120cm36,980円
ダブル140cm39,980円

トッパータイプ(厚さ5cm)

サイズ価格(税込)
セミシングル80cm12,980円
シングル97cm15,980円
セミダブル120cm19,980円
ダブル140cm24,980円

ゼロキューブの反発性は?

ウレタンマットレスでは「低反発」や「高反発」といった反発性(反発弾性)をセールスポイントにしている商品も多いですが、ゼロキューブは特に反発弾性を公表していません。

参考までに以下がゼロキューブの反発性をテストした動画です。(音は出ません)

跳ね返り方としては高反発タイプのような感じですが、すごく反発性が高いというわけではありません。

低反発・高反発、それぞれの特徴については以下の記事をご参考ください。

ゼロキューブの耐久性は?

耐久性を確認するには「復元率」と「密度」が参考になります。ゼロキューブでは以下の通りです。

  • 復元率:98.9%
  • 密度:非公表

復元率のテストは8万回押圧によるJIS規格試験で、これは他のメーカーのウレタンマットレスでもよく行う一般的なテスト内容です。

8万回押圧試験の例(他社製品)
8万回押圧試験の例(他社製品)

簡単に言うと、マットレスの半分の厚さまで押して離すを8万回繰り返した後のひずみの少なさ(復元されているか)を確かめる試験です。

ゼロキューブの「復元率98.9%」という結果は、仮に寝返りに例えると、一晩あたり25回(平均値)を約8年繰り返しても1%くらいしかヘタらないという計算です。

ただし、ウレタンマットレスで使われているウレタンフォームという素材は、経年劣化しやすい素材のため、押圧テストの結果によって8年後もほぼヘタリがないとは言い切れないのでご注意ください。

とはいえ、復元率:98.9%という結果は、良好な数値だと思います。

また、素材の密度も耐久性に関係します。密度が高ければ高いほど耐久性は高まりますが、ゼロキューブでは非公表です。

ゼロキューブマットレスの体験レビュー

管理人管理人

ゼロキューブマットレスを実際に使ってみました。開梱から使用感などをレビューします。

1. 開梱

開梱前の様子。こちらはシングルサイズです。

梱包状態

マットレスはロール状に巻かれて段ボールに入っています。

段ボールの開梱

マットレス本体と取扱説明書が入っていました。

ロール状のマットレスと取扱説明書

シングルサイズのサイズ感はこんな感じです。

シングルサイズのサイズ感

2. 設置

外側のビニール袋をハサミで切ります。

圧縮袋を裁断

チョキチョキでなく、スーッという感じで切るとマットレスを傷つけにくいかと思います。

外側の袋を取ると、マットレスがほどけて膨張します。

ロールからほどけるゼロキューブ

ゆっくりとロールが解かれていきます。

ロールからほどけるゼロキューブ(2)

マットレスが広がったら、内側の袋を切ります。

内側のビニールを裁断

あっという間にボリュームが復元されました。

ビニールを取ったゼロキューブ

3. 外観

カバーはさらっとした触り心地です。繊維はポリエステルを使用しています。

触り心地

カバーの表面はメッシュ構造をしているので通気性が良いです。

カバー表面(緑)

ゼロキューブマットレスは、上下で色が分かれていますが、どちらも同じ素材です。

上面の生地
上面の生地

裏面のカバーには突起物があります。

ゼロキューブの裏面

滑り止めのようですが、直接床に置いた場合はツルツルと滑ります。

裏面の滑り止め

カバーは脱着可能です。

カバーを外す

かみ合わせがあまり良くないので、脱着がやや大変でした。

カバー単体

カバーは家庭洗濯が可能です。

洗濯の注意書き

洗濯の注意書きは以下の通りです。

◆家庭洗濯の際は、必ず洗濯ネットをご利用ください。◆色落ちする場合がありますので、他のものと分けて単独で洗ってください。◆カバーは30℃のぬるま湯で、洗濯機の弱水流で洗ってください。その際は無蛍光洗剤をお使いください。◆塩素系漂白剤のご利用はお避け下さい。◆弱く絞ってから、形を整えて風通しの良いところこで陰干ししてください。◆タンブラー乾燥はお避け下さい。

マットレスの中材です。ウレタンフォームがカバーで覆われています。

ゼロキューブの中材

カバーをハサミで切って、中身のウレタンフォームを取り出してみました。

中材を覆ているカバーを裁断

※検証のために切っています。ご購入された方はこのカバーは切らないようにご注意ください。

カバーを取りました。

中材のウレタンフォーム

凹凸構造のウレタンフォームです。凹凸のすき間によって通気性が高められています。

ウレタンフォーム(寄り)

ひとつひとつが丁寧にキューブカットされています。

キューブカットされたウレタンフォーム

点で体を支えるため、振動が横に伝わりづらく、静かな寝心地が得られます。

キューブの動きのイメージは以下の動画をご参考ください。(音はでません)

芯材の裏面はスリット(切れ込み)が入っています。

ゼロキューブの裏

このスリットによって通気性を高める工夫がなされています。

裏面のスリット構造

4. 寝心地

続いて実際の寝心地に付いてご紹介します。

まず、仰向きで寝てみます。

仰向き寝

背中や臀部など荷重がかかる部位が適度に沈みこみ、バランスが良い寝姿勢だと感じました。

管理人管理人

日本人の過半数は仰向き寝と言われ、さらに寝返りも仰向きの姿勢を必ず通るため、仰向き寝による寝心地は特に重要です。

続いて、横向きで寝てみます。

横向き寝

上の画像では、かなり端に寝てみましたが、最も沈み込みがある肩部分においても底付きがなく、安定感があります。

管理人管理人

横向き寝は欧米人の寝姿勢に多い傾向があります。余談ですが、横向き寝は膝を折った寝姿勢になるので、欧米向けのマットレスは日本向けよりも全長が短いことが多いのです。

筆者の体型(身長170cm/体重60kg)の場合、仰向きでも横向きでもストレスがない寝姿勢が実現できました。

続いて、寝返りを打ってみました。(動画は音がでません)

キューブカッティングによる動きのせいか、滑らかに姿勢が移動でき、寝返りはスムーズだと感じました。

実際に使ってみてよかったところ

ほどよい硬さ

ゼロキューブの試し寝

薄型のマットレスは、味気ない寝心地の商品も少なからずある中で、ゼロキューブは凹凸構造によるきめ細やかなサポートと、沈み込んだときに押し返してくれる適度な反発性も兼ね備え、バランスがほどよく取れた寝心地と感じました。

仰向き寝でも横向き寝でも寝やすい絶妙な硬さ(やわらかさ)があり、幅広い寝姿勢にも合いやすいのではないかと思います。

すぐ使える(すぐ復元される)

復元直後のゼロキューブ

ゼロキューブは圧縮梱包で届きます。

最近のウレタンマットレスは配送費・保管費を削減する狙いで圧縮梱包にしている場合が多いですが、商品によっては開梱後、完全に復元されるまで2~3日かかるものもあります。

ゼロキューブは開梱直後から、すぐ元通りの形に復元されるので、すぐに使い始めることができました。

蒸れにくい

ウレタンフォーム表面のスリット構造

ウレタンマットレスの弱点のひとつは「蒸れやすさ」ですが、ゼロキューブは凹凸構造&メッシュカバーのため、さらっとした肌触りと通気性の良さから寝苦しく感じることはありませんでした。

実際に使ってみて気になったところ

局所的な荷重による底付き感

薄型で比較的やわらかめな寝心地のため、荷重を1点に掛けるような動作をすると底付き感があります。たとえば、起き上がりの動作やマットレスの上で膝をついたりすると床の存在を感じます。

筆者は標準的な体型(男性:身長170cm・体重60kg)ですが、より体重が重い人などは寝返り時や横向き寝の際に底付きを感じる可能性があります。

ウレタン臭がきつめ

ウレタンマットレスで使用しているウレタンフォームは、化学物質を合成して作られる素材で、製法によっては異臭を感じることもあります。

ゼロキューブマットレスは「エコテックス」という人体に有害な物質の使用禁止あるいは制限基準をクリアした商品だけに与えられる国際的な安全規格で作られているのですが、ウレタンの臭いはややきつめでした。

ウレタンの臭いの強さを5段階で表現すると4くらいです(高ければ高いだけ臭い。あくまで筆者の感覚です)。

ただし、3日くらいするとほぼ臭いを感じなくなるのでご安心ください

参考までに今まで体験したウレタンマットレスの臭いの強さは以下の通りです。

臭いの強さ商品
5(目が覚めるほどの強臭)トゥルースリーパープレミアケア
4(密室では少し頭痛がする)オクタスプリング、ゼロキューブ
3(気になる程度)MyeFoam
2(あまり気にはならない)モットン、コアラマットレス
1(ほぼ気にならない)ソムレスタ

※保管状況等によって同製品でも個体差があるかもしれません

以上は開梱当日の印象です。換気などを繰り返せば臭いは次第になくなっていきます。

点の存在が少し気になる

点の存在感

ウレタンフォームが凹凸構造のため、寝ている時に点の存在を少し感じます。特に荷重が重くかからない指先や足先などは感じやすいです。

とはいえ眠りを妨害するほどの存在感ではありませんし、実際に中途覚醒なく眠れています。ただし、敏感な人は注意した方が良いかもしれません。

ゼロキューブマットレスはどこで買うのがお得?

お得

ゼロキューブは公式サイトAmazon楽天ヤフーショッピングなどのモールで購入可能です。

おすすめは公式サイトです。

公式サイトはAmazon・楽天等のモール店舗はよりも1,000円安く買うことができます。

公式サイトはこちら

西川「AiR(エアー)」とゼロキューブの比較

筆者がゼロキューブを見て最初に思ったことは「西川のAiR(エアーSI)と似てる」ということでした。

エアーSI(エスアイ)
エアーSI(エスアイ)

エアーSIはゼロキューブと同じく、凹凸がある立体構造が特徴です。なお、エアーSIでは「特殊立体クロススリット構造」と呼んでいます。

ゼロキューブ
(特殊立体凹凸構造)
エアーSI
(特殊立体クロススリット構造)
ゼロキューブSIのトップ層

仕様面での違いは、エアーSIにおいてはウレタンのトップ層(赤い部分)が除膜されている点がひとつです。

ウレタンフォームを発泡すると膜が反射してキラキラ見えるのですが、エアーSIで使っているトップの層では、発泡させたウレタンの膜を飛ばす加工を施しています。

ウレタンの膜をなくす(除膜する)ことで、より通気性が高い素材となり、蒸れをより軽減させることができます。

また、エアーSIは縦にも横にもスリットを入れて、より通気性が高い構造になっています。

エアーSIの表と裏
エアーSIの表と裏

ゼロキューブも少しだけスリットが入っていますが、エアーSIほどの深さがなく、通気性はエアーSIに軍配があがるでしょう。

ゼロキューブの裏
ゼロキューブの裏

とはいえ、価格帯はゼロキューブとエアーSIで全然違います。

シングルサイズにおいては、エアーSI(レギュラータイプ)が税込88,000円。一方、ゼロキューブは27,980円なので、約6万円もゼロキューブの方が安いです。

エアーSIゼロキューブ
画像エアーSIゼロキューブ
セミシングル88,000円
(受注生産)
26,980円
シングル88,000円27,980円
セミダブル110,000円36,980円
ダブル132,000円39,980円

以上のとおり、ダブルサイズにおいてはほぼ10万円もの差があります。

エアーSIは確かに構造や仕様をかなりこだわって作られている優れた寝心地の商品です。しかし、大物スポーツ選手や芸能人などを広告塔に使っていることもあり、商品価格が高く設定されています。

「凹凸構造のウレタンマットレスをリーズナブルに体験したい」という人にゼロキューブはおすすめです。寝心地・価格を考えるとむしろコストパフォーマンスが良いと言えます。

ゼロキューブの口コミ・評判は?

ゼロキューブの口コミはAmazonや楽天、公式サイトを確認すると星4以上(星5が満点)をつけているユーザーの方が多く、口コミ点数だけで考えると良い評価を得ています。※2020年10月時点

口コミの内容を眺めてみると、以下のような意見が多かったです。

良い口コミ悪い口コミ
  • 揺れが少ない
  • コスパが良い
  • 柔らかすぎず硬すぎずのちょうど良い寝心地
  • ヘタリやすい
  • 腰痛が良くならない
  • 柔らかすぎる

    マットレスの口コミは判断が難しい

    マットレスは体に合う合わないが顕著に表れやすく、人によって感じ方がバラバラです。

    ゼロキューブの販売ページに「腰痛」や「肩こり」などのキーワードもありますが、万人の腰痛や肩こりを改善できるマットレスなどありません。腰痛や肩こりの原因は人それぞれ、そして体型も人それぞれ異なるからです。

    また、マットレスの販売ページでは体験談などを掲載されていることが多いですが、あくまで個人的な感想の域を出たものではないので、自分に合うかどうかは別の話です。

    マットレス選びは口コミや星の数にはあまり頼らないほうが無難です。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。

    ゼロキューブマットレスの特徴や実際に使ってみた感想などを詳しくご紹介させていただきました。

    ゼロキューブの特長をまとめると以下の通りです。

    • 柔らかすぎず硬すぎずの絶妙なバランス
    • 仰向きでも横向きでも寝やすい
    • 通気性が良い構造

    一方、注意したいのが以下の点です。

    • 硬めの高反発タイプではないので、部分的にはしっかり沈み込む(硬めのマットレスを探している人には合いづらい)
    • 腰痛・肩こりに効果があるという証拠はない

    最後に、体験を通じて筆者が考える「ゼロキューブはこんな人に合う」という意見を以下にまとめます。

    ゼロキューブが合いやすい人
    • 平均的な日本人体型
    • 体重が軽め~標準的
    • どちらかといえば柔らかい寝心地が好き
    • 仰向き寝を中心として横向きでも寝る(仰向きと横向きの比率の差が少ない)
    • 今寝ている寝具が寝苦しく感じる(蒸れやすい)

    最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

    公式サイトを見る