『マットレスの寝心地を良くしたい』
そうお考えの方に、この記事では、手軽に寝心地が改善できる「マットレストッパー」の選び方とおすすめ商品をご紹介します。ぜひご参考にしてくださいね。
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目次
トッパーとは「マットレスの上に敷く寝具」
トッパー(マットレストッパー)は、今使っているマットレスや布団の上に敷いて、寝心地を調整(改善)するためのアイテムです。
なお、トッパーは「オーバーレイ」と呼ばれることもあります。

マットレストッパーは英語で書くと、mattress topper(マットレスの上に乗せるもの)です。
トッパーとパッドの違い

マットレスの上に敷く寝具には、「パッド」や「シーツ」などもありますが、その役割はマットレスを皮脂や汗などの汚れから守ることです。
パッド・シーツ | トッパー |
---|---|
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マットレスを汚れから守る | マットレスの寝心地を改善する |
基本的に、シーツやパッドよりも、トッパーの方が分厚いです。
厚手のパッドなどもありますが、しっかり寝心地を変えたい人はトッパーを選ぶことがおすすめです。

トッパーの保護のためにも、最終的にパッドやシーツを掛けた方が良いです。
ただし、厚手のパッドを敷いてしまうと、せっかくのトッパーから得られる寝心地も変わってくるので、注意が必要です。
よって、トッパーの上にかけるなら、薄手のパッドかシーツがおすすめです。
トッパーのメリット
1. 手軽に寝心地を改善できる
トッパーを使うことで、手持ちの寝具(マットレスや布団)を捨てることなく、寝心地の改善が期待できます。
2. マットレスが長持ちしやすい
トッパーを敷くことで、マットレスに直接的な負荷がかかりにくいという点で、マットレス自体も長持ちしやすいです。
トッパーのデメリット・注意点
1. マットレスの特徴が薄れる
気に入ったマットレスの寝心地がダイレクトに感じにくくなるので、あくまでトッパーは「今使っているマットレスに多少なりとも不安がある場合」にご検討するのがおすすめです。
2. やわらかいマットレスでは効果を感じにくい
マットレスが柔らかすぎる場合、トッパーが沈み込み過ぎてしまうため、トッパー本来の性能を発揮しにくいです。
また、やわらかい寝心地をトッパーで硬く調整するのは難しいです。(逆に硬い寝心地をトッパーでやわらかく調整するのは可能です)
3. 劣化しすぎているマットレスでは効果を感じにくい
マットレス自体に大きなヘタリや劣化がある場合、トッパーを使っても寝心地が改善しにくいです。
その場合、トッパーではなく、マットレスを新しく買い替えることがおすすめです。
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トッパーの種類(基本の3種類)
代表的なトッパーの種類は以下の3つです。
トッパーの種類
- 低反発ウレタントッパー
- 高反発ウレタントッパー
- ファイバートッパー
1. 低反発ウレタントッパー
押して離すとゆっくりと戻る低い反発性を持つウレタンフォームで作られたトッパー。比較的やわらかめの寝心地が多く、衝撃吸収性・体圧分散性が最も高いタイプです。
ただし、フィット感が強いため、蒸れやすく寝返りがしにくい点がデメリットです。
2. 高反発ウレタントッパー
押して離すと勢いよく元に戻る高い反発性を持つウレタンフォームで作られたトッパー。寝返りが打ちやすいタイプです。低反発のデメリット(蒸れや寝返りのしにくさ)を解決するために高反発フォームは作られました。
なお、「高反発=硬い」というイメージをお持ちの方も多いのですが、硬さと反発性は別の話です(やわらかい高反発ウレタンもあります)。
3. 高反発ファイバートッパー
ポリエチレンやポリエステルを水の中に入れて固めた素材。釣り糸を作る技術を応用しています。
空洞が多い構造のため、通気性が抜群に良く、暑がりな人にもおすすめです。また、商品によりますが、芯材(ファイバー)が洗えるので、清潔に保ちやすい点もメリットです。
一方、価格が高めで、長持ちしにくい(ヘタリやすい)ことがデメリットです。
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トッパーの選び方は「何を改善させたいか(目的)」が大事
そもそもトッパー(マットレストッパー)とは、今使っているマットレスや布団の寝心地を改善する目的で使用するアイテムです。

なので、まず「何を改善させたいか」を考えることが大切です。
私の感覚ではトッパーは次の4つにタイプ(改善目的)が分かれます。
タイプ(目的) | こんな人におすすめ |
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体圧分散 | 圧力によって体の痛みを感じている人 |
寝返りサポート | 寝返りをスムーズに打ちたい人 |
通気性向上 | 蒸れを感じている人 |
衛生強化 | 抗菌などの衛生機能が欲しい人 |
完全に分かれるわけではなく、複数の目的(タイプ)を揃えているトッパーも多いです。
1. 体圧分散タイプ
『圧力を軽減したい』『もっとやわらかくしたい』という人は、体圧分散性が高いタイプのトッパーを選びましょう。
単純に言うとやわらかい寝心地ほど体圧分散性が高くなります。また、反発性においては、高反発よりも低反発の方が圧力を感じにくいです。※硬さ(ニュートンなど)の仕様にもよります
- ソフトな寝心地
- どちらかと言えば低反発フォーム
2. 寝返りサポートタイプ
『寝苦しい』『体が動かしづらい』という人は、寝返りをしっかりサポートする力があるトッパーを選びましょう。
単純に言うと、高反発や硬い寝心地ほど体は動かしやすくなります。
ただし、硬すぎると圧力を感じる原因になるので、
- 硬すぎない程度(160ニュートン前後以下)
- 高い反発力(ウレタンなら反発弾性率50%以上)
といった条件を目安に選ぶと良いと思います。
- 硬めの寝心地
- 高反発(高弾性)
3. 通気性向上タイプ
『暑苦しい』『蒸れを感じる』という人は、通気性が高い素材を使ったトッパーがおすすめです。
素材で言えば「ファイバー」が最も通気性が高いです。
ウレタンフォームにおいては、基本的には通気性は低いですが、商品によってはウレタンの膜を飛ばす加工(除膜・オープンセルなどと言います)をしているトッパーもあるので、販売ページなどを良く見てください。

また、接触冷感などの加工をしている場合も、蒸れ対策には有効です。
逆に、蒸れを改善したい場合は、基本的に「低反発ウレタンフォーム」を使ったトッパーは避けた方が良いです。
- ファイバー素材は最高レベルの通気性
- 接触冷感・温度調節機能
4. 衛生性強化タイプ
マットレスの衛生面を気にしている人は、衛生機能が高いトッパーがおすすめです。
代表的な衛生機能としては、抗菌防臭・防ダニ・抗ウイルスなどがあります。
衛生加工技術はメーカーによって性能が異なるので、販売ページをよくチェックしてみてください。
- カバーや芯材に衛生加工がある
- 衛生加工レベルの高さにも注目
【おまけ】耐久性強化タイプ
基本的にどんなトッパーでも敷くことでマットレス自体の耐久性は高まります。(トッパーで荷重を受け止めることによって、下層のマットレスの負担が少なくなるからです)
しかしながら、特にマットレスを長持ちさせたい人は、トッパー自体の耐久性もチェックすると良いでしょう。特にウレタンフォームの「密度」や「復元率」がわかりやすいです。
耐久性重視の人は、密度30D以上、復元率97%以上の仕様がおすすめです。

なお、ファイバー素材は、基本的にあまり耐久性は高くありません。(素材の特性上、復元率が低めです)
特に耐久性を高めたい人は「超高密度のウレタンフォーム」を使ったトッパーがおすすめです。
- 超高密度のウレタンフォーム
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【迷ったらコレ】本当におすすめのマットレストッパー 6選
1. マニフレックス「VIROBLOCK トッパー」
寝心地も機能性もハイレベル、コスパも素晴らしい(当サイト評価No.1)
イタリア発の世界的寝具ブランド「マニフレックス」のマットレストッパー。比較的ソフトな寝心地で、体圧分散タイプのトッパーです。
スイスのハイキュ社が開発したVIROBLOCK(ヴィロブロック)という抗菌・抗ウイルス加工を施し、高い衛生機能が特徴です。
マニフレックスの高級素材「エリオセルMF(マインドフォーム)®」を芯材に使用し、超高密度フォームならではのモッチリとした感触が味わえ、ハイグレードな寝心地を得られます。
それでいてシングルサイズが2万円から買えるのは、コストパフォーマンスが非常に素晴らしく、当サイトで評価してきた中で最もおすすめできる逸品です。
サイズ | シングル~クイーン |
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硬さ | ややソフト |
クッション材 | エリオセルMF® |
体圧分散性 | 5.0 |
寝返りサポート | 3.0 |
通気性向上 | 3.0 |
衛生強化 | 5.0 |
耐久性強化 | 5.0 |
価格 | 24,200円~ |
2. リフレーションジャパン「SOMRESTAマットレストッパー」
高品質・高衛生・高耐久
寝具・インテリア業界に20年ほど精通したプロが満を持して立ち上げた高品質ウレタンマットレスブランド。
超高密度で作られているため従来の3倍(240,000回)の圧縮テストでも復元率99.6%を誇る抜群の耐久性が最大の特徴です。
カバーは抗菌活性値5.9(強い効果が認められるレベル)の抗菌性がある生地を使用。寝心地・衛生面とも優れた逸品です。
なお、1枚タイプにも関わらず三つ折りできるので、使わないときに畳んでおけます。
サイズ | シングル~ダブル |
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硬さ | やや硬め |
クッション材 | 高弾性ウレタンフォーム |
体圧分散性 | 3.5 |
寝返りサポート | 5.0 |
通気性向上 | 3.5 |
衛生強化 | 4.0 |
耐久性強化 | 5.0 |
価格 | 32,800円~ |
3. 快眠タイムズ「エコラテエリート 6cmトッパー」
安くて高品質、さらにお試し期間もある
愛知県の老舗寝具メーカー「篠原化学」が展開する「快眠タイムズ」のオリジナルトッパー。7ゾーン凹凸プロファイルカットという特殊な製法のウレタンフォームを芯材に採用し、きめ細やかなサポート性が特徴です。
1万円から買える格安価格にも関わらず、復元率99%、密度32Dという高耐久な仕様も魅力です。さらに60日のお試し期間付きなので、気になる人はぜひ検討してみてください。
サイズ | シングル~クイーン |
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硬さ | ふつう |
クッション材 | ウレタンフォーム |
体圧分散性 | 3.5 |
寝返りサポート | 3.5 |
通気性向上 | 3.0 |
衛生強化 | 3.0 |
耐久性強化 | 4.0 |
価格 | 11,990円~ |
4. エアウィーヴ 01
通気性が高く、寝返りがしやすい
エアウィーヴの原点とも言われる人気のスタンダードモデル。独自素材「エアファイバー」の三次元構造は寝返りがしやすいことが特長です。
肩の部分が柔らかめに作られていて、より寝返りがしやすいように工夫を凝らしています。さらに通気性が高く、夏は蒸れにくく、冬は保温効果もあります。洗えるので清潔に保てます。
サイズ | シングル~ダブル |
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硬さ | やや硬め |
クッション材 | ポリエチレンファイバー(エアファイバー®) |
体圧分散性 | 3.0 |
寝返りサポート | 4.5 |
通気性向上 | 4.5 |
衛生強化 | 3.0 |
耐久性強化 | 2.0 |
価格 | 71,500円~ |
5. トゥルースリーパー プレミアリッチ
大ヒット商品のリニューアルモデル
トゥルースリーパーはショップジャパンが販売する低反発マットレストッパー。トゥルースリーパーシリーズの中にはいくつか種類がありますが、この「プレミアリッチ」は、大ヒット商品「プレミアケア」のリニューアルモデルです。
プレミアリッチは低反発+高反発の2層構造にすることで、従来モデルのプレミアケアの「蒸れやすい・沈み込みすぎる」というデメリットが改善され、体当たりはソフトながら沈み込んだらしっかりと押し返す理想的な寝心地が実現されています。衛生面も優れていて本体は抗菌・防カビ・防ダニ仕様です。
低反発ならではのフィット感と気持ち良さが特徴なので、特に横向き寝や体のラインがハッキリしている人が合いやすいでしょう。低反発マットレスは好みが分かれやすいですが、トゥルースリーパーは60日間返品保証が付いているので気軽に試すことができます。
サイズ | シングル~クイーン |
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硬さ | やわらかめ |
クッション材 | 低反発ウレタンフォーム |
体圧分散性 | 4.0 |
寝返りサポート | 2.0 |
通気性向上 | 1.5 |
衛生強化 | 4.0 |
耐久性強化 | 3.5 |
価格 | 27,800円~ |
6. テンピュール®「ワン トッパー」
NASAが認めた衝撃吸収性
低反発フォームが好きな人に一度検討していただきたいのが、低反発マットレスのパイオニアの「テンピュール®」です。テンピュール素材はNASAのロケット打ち上げ時に宇宙飛行士にかかる重力を緩和するために発明されました。
衝撃吸収性が特別に優れていて、振動が伝わりにくく静かな寝心地です。低反発タイプの中では高価格ですが、一線を画す品質の高さと心地良さは素晴らしいです。
サイズ | シングル~ダブル |
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硬さ | やわらかめ |
クッション材 | 低反発ウレタンフォーム |
体圧分散性 | 5.0 |
寝返りサポート | 1.5 |
通気性向上 | 1.5 |
衛生強化 | 3.0 |
耐久性強化 | 5.0 |
価格 | 99,000円~ |
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まとめ
いかがでしたか。
マットレストッパーの種類・選び方・おすすめ商品をご紹介しました。
『今使っているマットレスを活かしつつ、寝心地を改善したい』という人にトッパーはおすすめです。
トッパーは商品によって特性がかわるため、「具体的に何を改善したいか?」という点をよく考えましょう。
しかし、すでにマットレスがかなり古くなっていて、ヘタリや損傷が激しい場合、マットレス自体を新しく買い替えたほうが良いです。
新しいマットレスの買い替えは、【専門家が選ぶ】本当におすすめのマットレスはコレ!予算別のNo.1&選び方をご紹介をご参考になってくださいね。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。