
しっかりした寝心地に、衛生加工を
この記事では、源ベッドの「夜香ハイグレード2 デオファクター」をご紹介します。
結論から言うと、夜香ハイグレード2のしっかりした寝心地に、生地の衛生機能も求める人におすすめです。
通常モデルとの違いは生地です。ポケットコイルや詰め物の基本構造は共通で、デオファクターモデルには「制菌・抗ウイルス・抗カビ加工」が施されています。
実際に寝比べると、体をグッと支える感触はほぼ同じでした。一方、デオファクターモデルは生地の違いによって、表面が少しふんわりして、体になじみやすい印象です。
この記事では、通常モデルとの違いや寝心地、購入前の注意点をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
椚 大輔(くぬぎ だいすけ) ベッド・マットレス専門家。ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、100商品以上のレビューを続ける。専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、楽天市場「マットレスの選び方」などの出演・監修も行う。> プロフィールはこちら
当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。
夜香デオファクター ハイグレード2マットレスの基本情報
| サイズ | セミシングル~キング (ショートサイズあり) |
|---|---|
| クッション材 | ポケットコイル ※圧縮梱包 |
| 価格(Sサイズ) | 46,990円 |
【まず結論】夜香デオファクターの評価は?

| ▼ 夜香デオファクター(ハイグレード)の評価 | |
|---|---|
| 総合評価 | 3.92 |
| 仰向き寝 | 4.5 |
| 横向き寝 | 3.5 |
| 端の沈み込み | 4.5 |
| 通気性 | 4.0 |
| 寝返り | 3.5 |
| 底付きのなさ | 4.5 |
| バネ当たりのなさ | 4.0 |
| 耐久性 | 4.0 |
| 衛生面 | 5.0 |
| 取り扱いやすさ | 3.0 |
| 価格 | 3.43 |
※目安は「3.50」以上が高評価です。
【総評】高衛生マットレスの中では抜群のコスパ、寝心地も申し分ない

本商品は、源ベッドの定番モデル「夜香ハイグレード2」の表地に、デオファクター加工を施したマットレスです。
生地以外の基本構造は共通なので、寝心地は通常モデルとほぼ同じです。高い圧縮率のポケットコイルと両面の詰め物による、ぎゅっと詰まった、しっかりした寝心地が得られます。
違いは「抗ウイルス・制菌・抗カビ」の機能が加わること。通常モデルとデオファクターモデル(本記事)の価格差は8,000円、ここに価値を感じられるかどうかが焦点です。価値を感じない場合は通常モデルで十分です。
| おすすめの人 |
|---|
|
| おすすめできない人 |
|
デオファクター アンチウイルスの特徴

デオファクター アンチウイルスとは、生地に「制菌・抗ウイルス・抗カビ」の機能を加える加工技術です。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 制菌 | 繊維上の菌の増殖を抑え、数を減らす |
| 抗ウイルス | 繊維上の特定のウイルスの数を減らす |
| 抗カビ | 繊維上で特定のカビの発育を抑える |
一般的な抗菌防臭加工は、ニオイの原因となる菌の増殖を抑えるものです。デオファクターは、そこから一歩進んだ「制菌」に加え、抗ウイルスと抗カビの機能も備えています。
成分には天然鉱物ミネラルが使われています。なお、デオファクターは生地そのものの名前ではなく、生地に施す加工の名称です。
ただし、すべての菌・ウイルス・カビに効果があるわけではありません。また、効果は永久的に続くものではないため、この加工だけで汚れや湿気への対策が不要になるわけでもありません。
要するに、デオファクターモデルは、通常モデルの寝心地はそのままに、菌によるニオイやカビなどに配慮した生地を使った商品です。
加工の仕組みや試験結果は、開発元のタカレン株式会社の公式サイトをご確認ください。
生地以外の特徴は「夜香ハイグレード2」と同じ

生地(デオファクター加工)以外の特徴としては、以下のとおりです。
| 特徴・メリット |
|---|
|
| 注意点・デメリット |
|
以上の特徴と注意点は、夜香ハイグレード2と同じです。硬さの選び方なども含めて、詳しくは夜香ハイグレード2のレビュー記事でまとめています。
アムンゼン生地(ニット生地)
デオファクターモデルには、細かな凹凸がある「アムンゼン生地」を採用しています。梨の皮のような質感から、「梨地」とも呼ばれる生地です。
| デオファクターモデル (本商品) |
通常モデル |
|---|---|
![]() |
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通常モデルのガーゼのようなサラサラした生地に比べ、しっとりやわらかく、伸縮性があります。
実際に寝比べると、デオファクターモデルの方が体になじみやすく、仰向き寝と横向き寝のバランスが若干優れていると感じました。
夜香デオファクターの実体験レビュー ※ここからは詳しく知りたい人向け

開梱・設置
こちらはシングルです。(硬さは「レギュラー」)

圧縮されてロール状になって入っています。

中身はマットレス本体と取扱説明書(保証書)の2点です。

シングル・レギュラーの重さは26kg。コンパクトに届きますが、力の弱い人は運ぶのが大変かもしれません。

マットレスを開けていきます。
まずはマットレス(梱包)に巻かれたテープをはがしていきます。

軽い力で簡単にペリペリとめくれます。
テープをめくり終わるとロール状に巻かれていたマットレスが解かれていきます。
開封の様子は以下の動画をご参考ください。(音声なし・4倍速)
上の動画のとおり、ビニールにハサミを入れると膨張が始まり、元の形に復元されます。
外観

開封直後は端に少しゆがみがありましたが、4日後には詰め物のボリュームまで復元していました。

このとおり、詰め物のボリューム感も完全に復元されています。公式サイトによると「受注生産品なので、復元も早い」とのことです。
表面の生地は「アムンゼン(梨地織り)」のニット生地を採用。

アムンゼンはしぼのようにポツポツした感触をしています。

ふっくら&さらっとした清涼感がある気持ち良い感触です。
ニット生地なので、伸縮性も高く、フィット感が高まります。

「源ベッド」と「デオファクター」のラベルが付いていました。

このラベルはシールになっていて簡単に剥がせます。
マットレス自体は十分な厚みがあります。

厚さは公表値のとおり23cmでした。

これはマットレスの中では厚みがあるタイプです。
内部構造
内部構造をチェックするために、一部解体してみます。

ポケットコイルを中心に、上下に詰め物が施されています。

構造は以下のとおりです。
- ニット生地
- 抗菌防臭・防ダニわた
- ウレタン 15mm
- 不織布
- ウレタン 20mm
- ポケットコイル(ここが真ん中)
- ウレタン 20mm
- 不織布
- ウレタン 15mm
- 抗菌防臭・防ダニわた
- ニット生地
約5cmほどの適度なボリューム感の詰め物層があるため、寝てもバネ当たりは感じませんでした。

生地の真下にある綿です。ふんわりとやわらかい感触が気持ち良いです。

この綿は抗菌防臭と防ダニ加工が施されています。
更に下には2層のウレタンフォームがあります。

ちなみに、日本製の高密度ウレタンフォームを採用しています。
低価格帯のマットレスの詰め物は、海外製の低密度ウレタンフォームが多いですが、目立たない場所でも良い素材を使っていることが素晴らしいです。
ポケットコイルの高さは150mmほどでした。

圧縮率34%で、バネを縮めて袋(ポケット)に入れて、反発力が強い寝心地を作っています。
両面仕様のため、ポケットコイルを線対称にして詰め物が施されていて、コイルの下にはウレタンフォームがあります。

コイルの下にも詰め物があり、スプリングにかかる荷重を分散しやすい構造です。

他メーカー製の格安マットレス(コイルの下に詰め物がないため、コイルの負担が高まり、中のバネが生地を突き破って外に出てくることも)
【詳細解説】このマットレスの評価について

評価した以下のポイントを詳しくご紹介します。
| ▼ 夜香デオファクター(ハイグレード)の評価 | |
|---|---|
| 総合評価 | 3.92 |
| 仰向き寝 | 4.5 |
| 横向き寝 | 3.5 |
| 端の沈み込み | 4.5 |
| 通気性 | 4.0 |
| 寝返り | 3.5 |
| 底付きのなさ | 4.5 |
| バネ当たりのなさ | 4.0 |
| 耐久性 | 4.0 |
| 衛生面 | 5.0 |
| 取り扱いやすさ | 3.0 |
| 価格 | 3.43 |
| 硬さ | やや硬め(レギュラーの場合) |
※目安は「3.50」以上が高評価です。
1. 仰向き寝は?(底付き・バネ当たりもチェック)

評価は「星4.5」。
通常モデルと同じくやや硬めですが、生地の伸縮性が高く、体になじみやすいです。通常モデルよりも包まれるような感覚があります。
過度な沈み込みもなく、ストレスない寝姿勢が実現でき、心地よい感触です。

臀部のバネ当たりは感じられない
2. 横向き寝は?(底付き・バネ当たりもチェック)

評価は「星3.5」。
伸縮性がある生地と波状のキルティングが肩まわりにフィットし、通常モデルよりも若干寝やすく感じました。バネ当たりや底付き感もありません。

肩部分のバネ当たりは感じられない
3. 寝返りのしやすさは?

評価は「星3.5」。
スプリングの反発力が強く、寝返りはしやすかったです。詰め物の存在もあるので、ほどよい反発性・サポート性といった感じです。
4. 端の沈み込みは?

評価は「星4.5」。
マットレスの両端に硬めのスプリング(2.2mm)を2列ずつ搭載した「エッジハード」仕様のため、端部分でも快適に寝られます。※ハードはすべて2.2mmのスプリング

端ギリギリで寝ても沈み込みにくい
なお、エッジハード(エッジサポート)仕様は、他メーカー製のマットレスでもよくありますが、使用しているスプリングの線径や圧縮率等によって、硬さが変わるので注意が必要です。
5. 通気性は?

評価は「星4.0」。
側面には通気性が高いメッシュ生地を使っています。

メッシュ生地
ポケットコイル内部の空気が側面から抜けやすく、実際に寝たときも蒸れは気になりませんでした。
6. 耐久性は?

評価は「星4.0」。
本商品は、JIS基準の耐久テスト(8万回の押圧試験)に合格しています。
両面仕様+高品質・高圧縮スプリングということを考えれば、私の経験上、8~10年程度の使用も期待できる仕様だと考えます。※使用期間は体格や使用環境によって変わります
7. 衛生面は?

評価は「星5.0」。
側生地には「抗ウイルス・抗カビ・制菌」、詰め物の綿には「抗菌防臭・防ダニ加工」が施されています。生地と詰め物の両方に衛生機能があり、文句なしの「星5」です。
8. 取り扱いやすさは?

評価は「3.0」。
レギュラーの重量はシングルサイズで26kgです。私の力では「重たいながらなんとか持ち運びは可能」なレベルです。
なお、硬さによって重量が若干変わります。
| 硬さ | ソフト | レギュラー | ハード |
|---|---|---|---|
| 重さ(シングル) | 25kg | 26kg | 27kg |
スプリングコイルを使っているため、処分時は基本的に粗大ごみです。厚さは23cmなので、市販のボックスシーツも使いやすいでしょう。
9. 価格は?

評価は「星3.43」。
シングルサイズの定価は46,990円です。日本製で4万円台ということを考えると、コストパフォーマンスは良いと思います。
通常モデルは8,000円安いので、衛生加工に価値を感じるかが判断の分かれ目です。
咲夜レアル・咲夜No Way!との違い

デオファクター生地が選べるのは、夜香ハイグレード2の他、「咲夜レアル」「咲夜No Way!」です。
| モデル | 夜香ハイグレード2 | 咲夜レアル | 咲夜No Way! |
|---|---|---|---|
| 画像 | ![]() |
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| 特徴 | コスパ重視の定番モデル | 高品質なスプリングで支える上位モデル | ふわっと体が浮く最上位グレード |
| コイル | 6.5巻き・5.7インチ | 8.5巻き・6.7インチ | |
| ピロートップ | - | 〇(高弾性ウレタン) | |
| 仕様 | 両面 | 片面 | |
| 価格 (Sサイズ) |
46,990円 | 57,990円 | 78,990円 |
| リンク① | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
| リンク② | (本記事) | レビュー記事 | レビュー記事 |
デオファクター生地は同じです。(アムンゼンのニット生地です)
予算を抑えるなら、夜香ハイグレード2でも十分良いです。源ベッドらしい作りの良さをより低価格で感じられます。
一方、咲夜レアルは、スプリングのストロークがよりなめらかです。夜香ハイグレード2よりも、寝たときのクッション性や余裕を感じやすいです。
さらに予算がある人は、咲夜No Way!も候補になります。咲夜No Way!は、ピロートップ仕様で、よりリッチな寝心地を目指したモデルです。
なお、価格と寝心地のバランスで考えると、私のイチオシは咲夜レアルです。
源ベッドはどこで買うのがお得?

源ベッドの商品は公式サイトか、楽天市場店・Amazon・Yahoo!ショッピングなどで購入が可能です。
おすすめは公式サイトです。公式サイトでは保証期間が3年に延長されるため、長く使うマットレスをより安心して購入できます。
まとめ

以上、源ベッドの「夜香デオファクター ハイグレードタイプ」をご紹介しました。
通常モデルとの違いは、生地の「抗ウイルス・抗カビ・制菌加工」です。基本構造と寝心地はほぼ同じで、価格は8,000円高くなります。
よって、寝心地と価格を優先するなら通常モデル、生地の衛生機能も重視するならデオファクターモデルがおすすめです。






