圧迫感が少ない!特殊加工の高反発トッパー
この記事ではショップジャパンの「トゥルースリーパー エアフリー」をご紹介します。
なお、今回はメーカーさんから体験レビュー用に商品をご提供いただきました。> PRポリシーについて
実際の体験・検証・調査を踏まえて、良いところだけでなく、悪いと思ったところも素直に書いているので、ぜひご参考くださいね。
当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。一般的な家の雰囲気と異なるのはそのためです。
この記事を書いた人
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目次
トゥルースリーパー エアフリーの基本情報
メーカー | ショップジャパン(オークローンマーケティング) |
---|---|
サイズ | シングル~クイーン |
主な素材 | 高反発ウレタンフォーム |
硬さ | ややソフト |
価格(シングル) | 29,800円 |
「トゥルースリーパー」はNTTドコモグループのShop Japan(ショップジャパン)が販売するオリジナル寝具ブランドです。
【まず結論】トゥルースリーパー エアフリーの評価は?
当記事では以下のような項目をチェックし、商品を評価しております。
- 寝姿勢による寝心地は?(仰向き・横向き)
- 寝返りのしやすさは?
- 通気性が良いか?(ムレを感じないか)
- クッション材の品質はどうか?
- 詰め物の質感・ボリュームはどうか?
- バネ当たりや底付きがないか?
- 価格相応の寝心地と言えるか?(総合評価)
体験を通じ本商品を以下のように評価しました。
▼ トゥルースリーパー エアフリーの評価 | |
---|---|
総合評価 | 3.12 |
仰向き寝 | 3.0 |
横向き寝 | 4.0 |
沈み込みにくさ | 3.0 |
寝返り | 4.0 |
通気性 | 3.0 |
素材の品質 | 3.0 |
耐久性 | 2.0 |
衛生面 | 3.0 |
取り扱いやすさ | 3.0 |
価格 | 3.00 |
※目安は「3.50」以上が高評価です
【総評】肩の圧迫感が少なく、横向き寝におすすめ
トゥルースリーパー エアフリーの最大の特徴は、ハニカムピラー加工の高反発ウレタンフォームという仕様です。
高反発ウレタンフォームを六角形の柱状(ハニカムピラー)にすることで、柱が独立して動くため、きめ細やかに体をサポートしてくれます。
体のラインへのフィット感も高く、素材自体もやわらかめなので、深い沈み込みが必要な横向き寝に真価を発揮するトッパーだと思いました。
また、トゥルースリーパーシリーズに多い「低反発」ではなく、エアフリーは「高反発」タイプなので、体をしっかりと持ち上げられ、寝姿勢保持性も良いです。
一方、ハニカムピラー加工によって、沈み込みが深く、特に仰向け時には腰(おしり)あたりの硬さが少し足りないように感じました。
とはいえ、大きなストレスを感じるレベルではありませんでしたが、エアフリーは特に横向きで寝る人におすすめと言えるでしょう。
ソフトタイプの高反発トッパーです!
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トゥルースリーパー エアフリーの特徴・メリットは?
1. 寝具の上に敷いて使う「トッパー」タイプ
トゥルースリーパー エアフリーは、マットレストッパーです。
トッパーとは、マットレスや敷き布団の上に敷いて、寝心地を調節・改善するアイテムのこと。
今使っている寝具を買い替える必要ないので、手軽に取り入れやすい点が魅力です。
エアフリーを単体では底付きを感じるので、トッパーとして使いましょう。
2. 圧迫感が少ない「ハニカムピラー加工」
トゥルースリーパー エアフリーの芯材はウレタンフォームですが、肩と腰が当たる2つのブロックに「ハニカムピラー」という六角形の切れ込みがたくさん入った構造をしています。
人間の体は背中や腰(おしり)部分が特に重く、寝た時に圧力を感じやすいですが、ハニカムピラーは、柱(ピラー)ひとつひとつが独立して沈み込むため、しっかりとフィットして、圧迫感を感じにくいです。
また、エアフリーのウレタンフォームは真ん中部分(濃いグレーの場所)が硬めの仕様のため、特に腰回りが沈み込みにくい構造になっています。
マットレス中央部分の硬度を強化する仕様を「センターハード」というゾーニングの一種です。
3. 「高反発フォーム」を使った2層構造
エアフリーの芯材は2層のウレタンフォームを採用しています。
上層(グレー)が「やわらかめの高反発」、下層(ブルー)が「硬めのレギュラーフォーム」という仕様です。
要するに、体当たりはやわらかく、沈み込んだらグッと支え、押し上げる力が強いので寝姿勢保持・寝返りサポート力が強いという特徴があります。
上の画像のとおり、簡易的なテストの結果、反発弾性率は約52%が確認できました。これは正真正銘の高反発です。
なお、JIS規定で、反発弾性率50%以上で高反発と言えるのですが、実は49%以下でも「高反発」として販売している偽物の高反発マットレスもあったりするので要注意です。
4. 60日の返品保証付き
エアフリーには購入してから60日間の返品保証(お試し期間)があります。
自分に合ったマットレス選びというのは本当に難しいものですが、長い期間試せるなら安心ですね。
なお、返品時の送料は自己負担となり、集荷や梱包も自分で行う必要があります。
最近では、お試し期間(トライアル)付きのマットレスが多くなっていますが、条件はメーカーによって差があります。
手数料(返送費の自己負担)なしのメーカーもありますので、気になる人は以下の記事もご参考くださいね。
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トゥルースリーパー エアフリーのデメリット・注意点
1. 硬くはない
公式サイトによると『腰を支える「硬め」の寝心地タイプが登場!』と表現していますが、実際はそこまで硬くなく、むしろ一般的にはソフト寄りの寝心地です。
なお、ウレタンフォームの硬さを表すN(ニュートン)数は、以下のとおりです。
ブロック | 頭肩(端) | 腰(中央) | 脚(端) |
---|---|---|---|
N数 | 103N | 123N | 108N |
一応、家庭用品品質表示法上は、123Nであれば「かため」に分類されますが、実際は硬く感じるには150N以上くらい必要です。(120N前後は「ふつう」くらいの寝心地です)
また、ハニカムピラー加工によって、柱(ピラー)が沈み込みやすくなっているため、N数よりもやわらかく感じます。
「硬め」と表現しているのは、あくまで既存のトゥルースリーパー(プレミアリッチ)と比べてということだと思うので、間違いではありません。
しかし、一般的な「硬め」を理想としてエアフリーを選んでしまうとミスマッチが起きやすいでしょう。
2. 耐久性は低そう
ウレタンマットレスの耐久性は復元率や密度の仕様でだいたい決まりますが、エアフリーのスペックは以下のとおりです。
復元率 | 密度 |
---|---|
95% | 30D(推定) |
エアフリーは密度が非公開ですが、ウレタンの重さから密度を推測すると「30D前後」と思われます。※2層で密度は異なる可能性もあるので「平均値」です
一般的に、復元率95%、30D程度のスペックは、5年くらいの寿命と考えられますが、エアフリーは仕様上、表裏・上下のローテーションができないので、もう少し耐用年数は少なくなるでしょう。
ローテーションとはマットレスをひっくり返したり回転したりしてヘタリをならす技です。
しかし、エアフリーは、2層構造でハニカムピラー加工の有無という条件があるため、完全にローテーションができません。
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【体験レビュー】トゥルースリーパー エアフリーを実際に試してみた
実際のお届け時の様子や具体的な使用感をご紹介します。
開梱・設置
こちらはシングルサイズです。
コンパクトな段ボールに圧縮されて入っています。
内容物は、本体とカバー、取扱説明書の3点です。
本体重量はシングルサイズで3.1kgなので、力の弱い人でも軽々持てます。
ハサミを使って本体を傷つけないように開封していきます。(切り込みを入れると手でも破けます)
開封の様子は以下の動画をご参考ください。(4倍速、音声なし)
上の動画のとおり、ハサミで切り込みを入れてビニールを破るとマットレス本体が膨張します。
勢いよく広がるので、周囲にものを置かないようにご注意ください。
外観のチェック
開封直後と2日経過した様子を比較したアニメーションを作りました。
このとおり、開封直後からほとんど元の厚さまで復元されているので、すぐにでも使い始められます。
カバーの取り付け方法をご紹介します。
カバーは、スムース面とメッシュ面があり、お好きな方を上にします。
スムース面 | メッシュ面 |
---|---|
メッシュ面は通気性が良いので、夏などの蒸れやすい時期の使用におすすめです。
スムース面は、伸縮性が高く滑らかな感触なので、寝心地の良さはスムース面の方が優れていると思います。
ということで、この記事では基本的にスムーズ面を上にしてご紹介します。
ファスナーを開けて芯材を設置します。
芯材は2層構造で、ハニカムピラー加工があるグレー色の面を上にします。
なお、ハニカムピラー加工がある2ブロックは肩・腰位置に、ハニカムピラー加工なしのブロックは脚位置になります。
カバーのファスナーを閉じます。
3分くらいで完成しました。
厚さはこのくらいです。
芯材の厚さが5cm(公表値)ですが、カバーを含めると約5.5cmの厚さがありました。
続いてカバーをご紹介します。
素材は両面ポリエステル100%を使用しています。
スムース面はなめらかな肌触りと伸縮性の高さを感じられるカバーです。
生地のアップはこんな感じです。
一方、メッシュ面は、比較的しっかりとした感触があり、メッシュ加工ならでのは通気性の高さが感じられます。
生地のアップはこんな感じです。
暑苦しい夏などはメッシュ面が活躍しそうですね。
季節に応じた使わけができることも魅力のひとつです。
内部構造
カバーを開けて内部構造をご紹介します。
芯材とカバーです。
カバーには取扱注意ラベルが付いています。
上の画像のとおり、カバーは家庭洗濯が可能です。
芯材(ウレタンフォーム)の様子を詳しく見ていきます。
こちらは開封から3週間以上経過した状態ですが、ところどころ復元しきれずに歪みが大きい場所が目立ちます。
特に頭肩ブロックのウレタンフォームの歪みが大きいです。
サイド面も、脚ブロック部分に大きめの歪みがあります。
この歪みの大きさの原因はおそらく復元率(95%)が原因かと思います。
なお、歪みがなくきれいな角もありました。
とはいえ、全体的に見ると歪みが大きいタイプのマットレス(トッパー)と言えます。
芯材の厚さは公表値どおり約5cmが確認できました。
公式サイトでは特に記載はありませんが、空洞が多い「オープンセル構造」のウレタンフォームのため、通気性が高い仕様です。
それぞれのブロック(頭肩・腰・脚)についてご紹介します。
まずは、頭・肩部分のブロック。「103N×ハニカムピラー」という仕様なので、かなりソフトで深い沈み込みに対応しています。
続いて、真ん中の腰ブロック。「123N×ハニカムピラー」という仕様で、なめらかながら他のブロックよりもサポート力があります。
最後は脚ブロック。108Nという仕様ですが、ハニカムピラーがないため、腰ブロックと同等レベルの硬さを感じます。
脚(特にかかと)は寝返り時の支点になるので、やわらかすぎない方が寝返りにストレスを感じにくいです。
裏面のウレタンフォームを見ていきましょう。
裏面の硬さ(N数)は非公開ですが、上層よりも硬いウレタンフォームになっているため、沈み込み過ぎることを防ぎます。
以上のとおり、3ブロックの高反発フォームと、それを支える下層フォームの組み合わせにより、バランス良く、圧迫感がない寝心地が実現されます。
特に横向きの寝心地が良かったです!
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【詳細解説】トゥルースリーパー エアフリーの評価について
この記事の冒頭で評価した以下のポイントを詳しくご紹介します。
▼ トゥルースリーパー エアフリーの評価 | |
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総合評価 | 3.12 |
仰向き寝 | 3.0 |
横向き寝 | 4.0 |
沈み込みにくさ | 3.0 |
寝返り | 4.0 |
通気性 | 3.0 |
素材の品質 | 3.0 |
耐久性 | 2.0 |
衛生面 | 3.0 |
取り扱いやすさ | 3.0 |
価格 | 3.00 |
※目安は「3.50」以上が高評価です
1. 仰向き寝は?
仰向き寝は沈み込みが少なく接触面積が広いという特徴があるので、満遍なく荷重を受け止め、体圧を分散させることが重要です。
なお、日本人の約60%が仰向き寝と言われているので、最もオーソドックスな寝姿勢と言えます。
評価は「星3.0」。
ハニカムピラーにより、特に背中あたりの圧迫感がなく、体圧分散性が高い寝心地が得られます。
高反発タイプなので押し上げる力も感じられ、寝姿勢保持性も悪くない感じです。
ただし、腰(おしり)部分の沈み込みがやや深く、もう少し硬さがあっても良いかと思いました。
なお、沈み込みの原因は、ハニカムピラーが潰れすぎるためかと思います。
高反発フォームは、潰れすぎると本来の反発性を発揮しにくくなるので、おしりの一番出っ張っている部分がグッと沈み込んで戻らないような感触がありました。
2. 横向き寝は?
横向きの寝姿勢は肩や臀部の沈み込みが深くなることと、接触面積が少なく、荷重が集中しやすいため、底付きなどを感じやすいという特徴があります。
つまり、深く沈み込んでも無理のない寝姿勢になることと、荷重による圧迫・底付きを感じないようなクッション性が大切です。また、不安定な寝姿勢でもあるので、揺れ過ぎないような衝撃吸収性もポイントです。
評価は「星4.0」。
肩に当たるブロックがハニカムピラーによってピンポイントでグッと沈み込み、圧迫感がなく、姿勢の歪みも少なく感じました。
結果的に仰向き寝で感じた腰部分の沈み込みの深さはそこまで感じず、とても快適な寝心地です。
エアフリーは特に横向きで寝る人におすすめです。
3. 沈み込みは?
トッパーは沈み込み過ぎると下のマットレスの硬さや反発性などの影響を大きく受けます。よって、トッパー本来の性能を発揮するには、沈み込み過ぎないことが大切です。また、沈み込み過ぎると寝姿勢が崩れやすいので、寝姿勢保持が難しくなります。
評価は「星3.0」。
上層は高反発フォームを使用し、持ち上げる力が強いですが、やわらかめの素材のため、沈み込みは深めです。
特に座るなどの集中した荷重をかけた場合、下のマットレスにすぐに荷重が伝わります。
また、沈み込みやすいトッパーは、下のマットレスの寝心地(硬さ)に影響されやすいです。
要するに、合わせるマットレスによってエアフリーの寝心地の感じ方が変わります。
当サイトではいろいろなマットレスと合わせてみましたが、特に硬いマットレスに合わせるとエアフリーが潰れやすく、本来の反発性などが得にくい印象がありました。
4. 寝返りのしやすさは?
クッション材や詰め物で使われている反発性によって、体の動きやすさが変わってきます。少ない力で寝返りを打てた方がストレスは感じにくいですが、寝返りがしやすい=良い寝心地とは限りません。
寝返りの大変さにストレスを感じている人は高反発タイプなどの寝返りしやすいマットレスが良いですが、寝返りが多すぎることで中途覚醒が多い人は、逆に寝返りの回数を抑えるような低反発タイプを選ぶと良いでしょう。
評価は「星4.0」。
反発弾性率50%以上の「本物の高反発フォーム」を使っているため、体を押し返す力が強く寝返りは打ちやすいです。
ただし、やや沈み込みが深いタイプなので、すごく簡単にコロコロ寝返りが打てるというわけではありません。
5. 通気性は?
睡眠中は汗や体温を放出するので、蒸れやすいマットレスはストレスを感じることも。メッシュ生地や、側面から排気できる構造など、通気性に工夫があるかどうかをチェックします。
評価は「星3.0」。
芯材のウレタンフォームは蒸れやすい素材ですが、オープンセル構造による蒸れが少ないタイプです。
カバーはメッシュ生地を一部採用しているので、通気性への配慮がある仕様と言えるでしょう。
6. 耐久性は?
密度や耐久試験(復元率)をベースにチェックします。また両面仕様で表裏のローテーションが可能な商品は加点します。
評価は「星2.0」。
結論、エアフリーは「3~5年前後」の耐久性と想定します。
ウレタンマットレスの耐久性は復元率でおおむね判断できますが、エアフリーの復元率は95%。これは耐久性は高いとは言えない仕様です。
なお、復元率95%程度の圧縮ウレタンマットレスは、開封後に膨らみ切らない個体がちらほら出てくるレベルなので、今回の提供品もそうした理由で歪みが大きい状態になってしまっていたのでしょう。
また、2層構造でハニカムピラー加工の有無という仕様のため、ローテーションが完全にできないため、ヘタリをならしにくいです。
7. 素材の品質は?
ここでは工場レベルの品質管理レベルをチェック。いくら素材のスペックが良いからと言って作りが粗雑だと良質な寝心地・使用感を得られません。
ウレタンフォームの品質の良し悪しは「形成のきれいさ」に現れます。歪みが大きいと(素材が持つ本来の性能が発揮されにくいという点で)寝心地やヘタリにも影響があるので、歪みがなく、ピシッときれいな形状が望ましいです。
評価は「3.0」。
(実は偽物が多い中)本物の高反発フォームを使用しているので、品質自体は悪くありません。
ですが、何度もお伝えしているとおり、復元性の悪さによって歪みが大きいことが懸念点です。
8. 衛生面は?
抗菌防臭や防ダニなどの加工の有無やそのレベルなど、衛生面に工夫があるかどうかをチェックします。
評価は「3.0」。
抗菌防臭などの衛生加工は施されていません。※衛生加工がないマットレスも多いので評価は3.0(ふつう)レベルです
9. 取り扱いやすさは?
トッパーは、移動しやすさ(重さ・折りたたみの可否)や、マットレスに置いた時のズレにくさなどが日常の使用感に影響します。
評価は「星4.0」。
重量はシングルサイズで約3.1kgと、トッパーの中でも軽量なタイプです。
三つ折りタイプでありませんが、一応上の画像のように折りたたむことも可能です。
また、マットレスと固定できるバンドなどはありませんが、そこまでズレも気になりませんでした。
なお、芯材はウレタンフォームなので、手で細かくちぎって家庭ごみとして捨てることも可能です。
10. 価格は?
絶対的な価格と、マットレス市場の全体的な相場からチェックします。価格に応じた寝心地が実現されているかも大切なポイントで、総合評価へつながります。
評価は「星3.00」。
シングルサイズで29,800円は、トッパーとして考えた場合は「ふつう」の価格帯です。
しっかりとした高反発フォームを使用し、ハニカムピラー加工という付加価値を考えると、コストパフォーマンスとしては悪くありません。
なお、ショップジャパンではキャンペーンを行うことも多く、価格据え置きでピローやかけ布団のセット販売の場合もあります。
よって、キャンペーンを利用することでコストパフォーマンスの満足度が高まるでしょう。
11. 硬さは?
ウレタンフォームのN(ニュートン)数、綿のボリューム感、ポケットコイルの線径・巻き数等の仕様から客観的な硬さと、実際に寝たときに感じた主観的な硬さをお伝えします。
エアフリーは「ややソフト」くらいの寝心地です。
ウレタンフォームの硬さを表すN(ニュートン)数は、以下のとおりです。
ブロック | 頭肩(端) | 腰(中央) | 脚(端) |
---|---|---|---|
N数 | 103N | 123N | 108N |
すでにご紹介したとおり、ニュートン数的にはふつうくらいの硬さですが、ハニカムピラー加工によって、沈み込みやすいため、最終的には「ややソフト」くらいの寝心地に感じます。
主観的な硬さの評価としては10段階中(10が最も硬いとして)、4くらいの硬さだと感じました。
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似ている商品との比較
トゥルースリーパー エアフリーの特徴の高反発タイプのウレタンマットレストッパーという条件で似た商品と比較します。
商品 | ①トゥルースリーパー エアフリー(本商品) | ②SOMRESTAマットレストッパー | ③エマ・トッパー |
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画像 | |||
メーカー | ショップジャパン | リフレーションジャパン | エマ・トッパー |
タイプ | 2層 | 1層 | 2層 |
サイズ | S~Q | S~D | SS~K |
厚さ | 5cm | ||
重量 (Sサイズ) | 約3.1kg | 約7.5kg | 5.22 kg |
復元率 | 95% | 99.6%(24万回圧縮) | 97%(8万回圧縮) |
密度 | 30D(推定) | 50D | 40D×30D |
返品保証 | 60日 | × | 100日 |
価格 (Sサイズ) | 29,800円 | 29,800円 | 70,000円 |
リンク | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
【比較商品②】SOMRESTAマットレストッパー
しっかり硬め、反発力・耐久性が抜群
高品質ウレタンマットレスブランドのSOMRESTA(ソムレスタ)のオリジナルトッパー。超高密度で作られているため従来の3倍(240,000回)の圧縮テストでも復元率99.6%を誇る抜群の耐久性が最大の特徴です。
反発弾性率が驚異の60%、硬さは154Nのしっかりした硬さを感じるため、寝返りしやすさは抜群。さらにカバーは抗菌活性値5.9(強い効果が認められるレベル)の抗菌性がある生地を使用し、寝心地・衛生面とも優れた逸品です。
コストパフォーマンスで考えると当サイトの中で最もおすすめできるトッパーです。
ただし、横向きの寝心地はエアフリーの方が優れています。
【比較商品③】エマ・トッパー
お試し期間付きで選ぶならコレ
ドイツ発の寝具ブランド「エマ・スリープ」のオリジナルトッパー。高反発フォームを使用した2層構造でリッチな寝心地が得られます。
サイズ展開がセミシングル(SS)からキング(K)まで豊富にある点も魅力です。
エマ・スリープと言えば100日のお試し期間(返金返品保証)が特長で、返送費などの自己負担がないシンプルな返品システムのため、気軽に試せることが大きなメリットです。
返金返品保証の制度が素晴らしい反面、仕様にしては価格が高めです(返品コストを折り込んだ価格設定です)。
どれがおすすめ?
「品質・寝心地・コスパの良さ」で考えるならSOMRESTAマットレストッパーがおすすめです。これだけ品質が高いウレタンフォームを使って2万円台から買えるのは他に見当たらないと思います。寝心地・機能性もよく、素晴らしい逸品です。
「お試し期間付き」で考えるとエマ・トッパーがおすすめです。隠れた手数料がないため、基本的に返品にかかる費用が発生しませんし、梱包材を用意する必要がありません。
「横向き寝が中心の人」はトゥルースリーパー エアフリーがおすすめです。ハニカムピラー仕様のため、横向きに快適さが他のトッパーよりも優れています。
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トゥルースリーパー プレミアリッチとの比較
ショップジャパンの代表的なトッパー「トゥルースリーパー プレミアケアpr2」との違いは以下のとおりです。
商品 | エアフリー (本商品) | プレミアリッチpr2 (比較商品) |
---|---|---|
画像 | ||
フォームの特徴 | 高反発(1層)×レギュラーフォーム2層) | 低反発(1層)+高反発(2層) |
寝返り性 | 〇 | △ |
体圧分散性 | 〇 | ◎ |
衛生加工 | × | 抗菌・防カビ・防ダニ(カバーは制菌) |
圧力分散構造 | ハニカムピラー加工 | 波形加工 |
カバー | 表面:スムース 裏面:メッシュ | 両面:スムース |
サイズ | シングル~クイーン | |
重量 (Sサイズ) | 約3.1kg | 約4.1kg |
価格 | 29,800円 | |
リンク | 公式サイト | 公式サイト |
一番大きな違いは「反発性」で、
- エアフリーが高反発
- プレミアリッチが低反発
です。
プレミアリッチは下層に高反発フォームを使用していますが、基本的な寝心地は低反発です。
要するに、プレミアリッチはじんわり沈み込みが深いタイプで、フィット感と体圧分散性が高い寝心地です。
しかし、体を押し返す力が弱いため、寝返りが簡単にコロコロ打てるタイプではありません。
一方、エアフリーは1層目が高反発フォームのため、高反発らしい寝姿勢保持性の良さ、反発性の高さを感じられます。
なお、両方とも肩部分に圧迫感を感じないように以下の加工を施しています
- エアフリー:ハニカムピラー加工
- プレミアリッチ:波形加工
ハニカムピラー加工(エアフリー) | 波形加工(プレミアリッチ) |
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フィット感が高い寝心地が好きな人はプレミアケア、寝返りをスムーズに打ちたい人はエアフリーがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか。
トゥルースリーパー エアフリーをご紹介しました。
高反発タイプのマットレストッパーです。
ハニカムピラー加工によって、圧迫感が少ない(体圧分散性が高い)寝心地を得られ、特に深く沈み込む横向き寝にぴったりな構造です。
「ややソフトな高反発タイプ」なので、やわらかめの寝心地が好きな人や、思うように寝返りが打てずに寝苦しく感じている人にぴったりだと思います。
一方、密度や復元率の低さ、ローテーションができない点などを考えると耐久性があまり高くないため、あまり長期の使用は期待できないかもしれません。
とはいえ、これだけ凝った構造の高反発トッパーが約3万円で買えるのは、コストパフォーマンスとして決して悪くありません。
60日の返品保証期間(返品送料は自己負担)もあるので、気になった人はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。