【徹底解説】SOMRESTA「ゼロギャップ®Type-J 」の体験レビュー

SOMRESTAのふるさと納税特別モデル

この記事ではSOMRESTA(ソムレスタ)の三つ折りマットレス「ゼロギャップ®Type-J」をご紹介します。

実際の体験・検証を踏まえて、良いところだけでなく、悪いと思ったところも素直に書いているので、ぜひご参考にしてくださいね。

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体験・検証用の撮影スタジオ当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。

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椚大輔椚 大輔(くぬぎ だいすけ)
ベッド・マットレス専門家。ベッドメーカーに勤務後、当サイトを開設。国内・海外メーカーへの取材を重ね、100商品以上のレビューを続ける。専門家としてTBS「ラヴィット!」、ビジネス誌「プレジデント」、楽天市場「マットレスの選び方」などの出演・監修も行う。株式会社悠デザイン 代表取締役。

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ゼロギャップ®Type-Jの基本情報

ゼロギャップ®Type-J

メーカー リフレーションジャパン
サイズ シングル~ダブル
クッション材 高反発ウレタンフォーム
硬さ 硬め(約180N)
寄付金額(ふるさと納税) 177,000円

公式サイトで見る

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ゼロギャップ®Type-Jは、SOMRESTAの三つ折りマットレス「ゼロギャップ®」をふるさと納税の返礼品用に作られたモデルです。※通常モデルは中国製で、ふるさと納税モデル(Type-J)は日本製です

ゼロギャップ®Type-Jとゼロギャップ®(通常モデル)との違い

通常モデルのゼロギャップ®との違いは以下のとおりです。

モデル ゼロギャップ®Type-J ゼロギャップ®(通常モデル)
画像 ゼロギャップ®Type-J ゼロギャップ®(通常モデル)
ウレタン 日本製 中国製
厚さ 約9cm
復元率 97.4%(24万回圧縮) 98.6%(24万回圧縮)
密度 35D 36D
反発弾性率 54% 55%
硬さ 174N 178N
価格
(Sサイズ)
177,000円※ふるさと納税寄付額 39,800円
リンク 公式サイト 公式サイト
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ウレタンの製造国が大きな違いです。他の基本スペックはゼロギャップ®とかなり近いです。

【まず結論】ゼロギャップ®Type-Jの評価は?

ゼロギャップ®Type-Jの体験

体験を通じて、ゼロギャップ®Type-Jを以下のように評価しました。

▼ ゼロギャップ®Type-Jの評価
総合評価 3.28
仰向き寝 3.0
横向き寝 2.5
端の沈み込み 3.5
通気性 3.0
寝返り 4.0
底付きのなさ 3.0
素材の品質 4.0
耐久性 4.0
衛生面 3.5
取り扱いやすさ 4.5
価格 2.94

※目安は「3.50」以上が高評価です

>>>点数の付け方について

【総評】通常モデルの方が寝心地は良いが、硬め好きにはおすすめ

ゼロギャップ®Type-Jの使用イメージ

まず、SOMRESTA(ソムレスタ)といえば、高品質なウレタンフォームが最大の特徴です。

本商品は、SOMRESTAの三つ折りマットレス「ゼロギャップ」をベースに、ふるさと納税用にウレタンフォームを中国製から日本製に変えたモデルです。(SOMRESTA唯一の日本製です)

一見、中国製よりも日本製の方が優れていると思う人もいるかもしれませんが、必ずしもそうとは言えず、今回のウレタンフォームに関しては、通常モデルのゼロギャップ®の方が弾力やフィット感など、寝心地のバランスが良いと思いました。

ゼロギャップ®の使用イメージ
通常モデルのゼロギャップ®(中国製ウレタンフォーム)

下のウレタンの画像を比較すると、通常モデルの方がきめ細かく発泡され、膜のひとつひとつもしっかりしてることがわかると思います。

ゼロギャップ®Type-J ゼロギャップ®(通常モデル)
ゼロギャップ®Type-Jのウレタン ゼロギャップ®(通常モデル)のウレタン

よって、ふるさと納税にこだわりがない人は、通常モデルのゼロギャップ®を選んだ方がコストパフォーマンスとしては満足できると思います。

とはいえ、そもそもSOMRESTAは高品質なウレタンマットレスブランドで、その中での惜しいレベルは、一般的には良質なクオリティに位置づけられると思います(密度や反発弾性率、復元率などは一般レベルより上です)。

なお、Type-Jの寝心地の特徴は「しっかり硬め」です。特に背中がグッと押されるような寝心地なので、ハードタイプのマットレスが好きな人や、敷布団を使っている人にも合いやすいでしょう。

椚大輔椚大輔

SOMRESTAがふるさと納税で選べるだけでもうれしいですね。

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ゼロギャップ®Type-Jの特徴・メリットは?

1. 画期的!スキマが気にならない三つ折りマットレス

スキマが気にならない

ゼロギャップ®の最大の特徴は「スキマが気にならない」ことです。

ゼロギャップ®と一般的な三つ折りマットレスの隙間比較
ゼロギャップ®(左)と一般的な三つ折りマットレス(右)の隙間比較

非伸縮性の高密度3Dメッシュ生地をカバー側面・裏面に採用することで、折りたたみ部分の形状が安定し、歪みにくくなります。

非伸縮性のメッシュ生地
非伸縮性のメッシュ生地(カバー側面・裏面に使用)
ゼロギャップ®Type-J 一般的な三つ折りマットレス
ゼロギャップ®Type-J 一般的な三つ折りマットレス

上の画像のとおり、一般的な三つ折りマットレス(右)では、スキマ部分が歪みやすく、ブロック(ウレタン)が動くことで寝心地が悪く感じることもあります。

椚大輔椚大輔

ゼロギャップ®に実際に寝たところ、一般的な三つ折りマットレスで感じがちなスキマの違和感はなく、1枚モノのマットレスのようなスムーズな寝心地を感じられました。

2. 高反発

高反発ウレタンフォーム

ゼロギャップ®Type-Jは、反発弾性率54%高反発マットレスです。高反発マットレスは、沈み込んだあとに元に戻る勢いが強いため、寝返りが楽にできることが最大の特徴です。

また、体を持ち上げてくれるので、寝姿勢が整いやすいというメリットもあります。

3. 高耐久

ゼロギャップ®Type-Jの使用イメージ

ウレタンマットレスの場合、復元率の高さが耐久性を知る目安です。ゼロギャップ®Type-Jは連続24万回圧縮で復元率97.4%という高い耐久性が特徴です。

一般的なウレタンマットレスではJISが定めた8万回の圧縮試験を行うことが多いですが、ゼロギャップ®Type-JはJIS規格の3倍もの回数をクリアしているのです。

ゼロギャップ®Type-Jのデメリット・注意点

1. 少し重い

ゼロギャップ®Type-Jの持ち運び

ゼロギャップ®Type-Jの重量はシングルサイズで9.0kgです。三つ折りマットレスには5kgくらいの商品もあるため、一般的には「やや重い」と言えるでしょう。

ゼロギャップ®Type-Jの重さの理由は、高密度タイプのウレタンフォームを使っていることに加え、カバーが重いためです。

とはいえ、寝心地や耐久性を考えると、この重さは仕方なく、むしろ積極的に受け入れるべきデメリットとも言えるでしょう。

2. 寝心地は通常モデルの方が良い

総評】でも触れましたが、寝心地は通常モデルの方が良いと感じました。

通常モデルのゼロギャップ®(中国製ウレタン)では、モチっとした弾力と、ふわっと体がほぐれる感覚があります。

通常モデルのウレタンフォーム(中国製)
通常モデルのウレタンフォーム(中国製)

一方、Type-J(日本製ウレタン)は、硬さを強く感じる寝心地で、なめらかさやきめ細やかなサポート性といった「心地よい感覚」はあまり感じませんでした。

Type-Jのウレタンフォーム(日本製)
Type-Jのウレタンフォーム(日本製)

ただし、寝心地の評価は人によって異なるため、こうした「かなりしっかりした寝心地」が好きな人にとっては、むしろType-Jの方が好みに感じることもあるでしょう。

しかしながら、たとえば「一日の終わりに疲れた体を預けたいマットレス」といったイメージには、通常モデルのゼロギャップ®の方が適しているように感じました。

椚大輔椚大輔

なお、「寝心地の良さ」で言えば、SOMRESTAマットレスPREMIUMが、圧倒的に素晴らしいと思います。

【体験レビュー】ゼロギャップ®Type-Jを実際に試してみた

ゼロギャップ®Type-Jの使用イメージ

椚大輔椚大輔

お届け時の様子や使用感をレビューします。

開梱・設置

段ボールで届きます。(こちらはシングルサイズです)

梱包状態(シングル)

開梱します。

開梱

中身はマットレス本体(ロール圧縮)と、専用シーツと収納ケースの3点です。

内容物

マットレスはビニール袋に包まれているので、ハサミを使って開封します。

ビニールを切る

この時、マットレス本体に傷がつかないように注意しましょう。

開封の様子は以下の動画をご参考にしてください。(音声なし・4倍速)

外観のチェック

開封直後で、ほとんど元の形状に復元されています。

開封直後のゼロギャップ®Type-J

開封直後からハリのあるボリューム感があり、すぐにでも使えます。

説明書には「開封後、数分~数日で通常のサイズに回復します。」と書いてありましたので、1日経過した状態を比較したアニメーションを作りました。

開封直後と1日経過

このとおり、開封直後でもほとんど元の形状に復元されています。復元性が早い(高い)マットレスは、耐久性としても安心できます。

厚さはこのくらいです。

厚さ

公表値は9cmですが、約9.5cmの厚さが確認できました。

厚さの計測

表生地はポリエステル100%のサラっとした肌触りです。

生地の触り心地

比較的やわらかく、しなやかな触り心地で、伸縮性も高めです。

生地の伸縮性

生地の伸縮性が高いほど、フィット感寝返りサポート性が高まります。

「300g/㎡の高密度ジャガード織り」を採用。

生地のアップ

要するに、たっぷりと布地を使って、模様を(プリントではなく)編み込んで作られた贅沢な仕様です。

表カバーには「SOMRESTA®」のラベルも付いています。

「SOMRESTA®」のラベル

ゼロギャップ®Type-Jはカバーの表裏で生地が異なる仕様です。

表面 裏面
表面 裏面

何度もご紹介しているとおり、側面・裏面カバーには、非伸縮の3Dメッシュ生地を使っているため、歪みにくく、通気性が高いです。

裏面カバー

カバーはファスナーで閉じられています。

ファスナー

ファスナーを開けると芯材が取り出せる仕様です。

それでは、カバーを取って内部構造をチェックしていきます。

内部構造

カバーを外す

側面にファスナーがあり、3ブロックを以下の画像のように「コ」の字に開ける仕様で、芯材が取り出しやすいです。

コの字ファスナー仕様

品質表示ラベルは以下のとおりです。

品質表示ラベル

芯材とカバーはこちら。

芯材とカバー

カバーは洗濯可能です。

芯材(ウレタンフォーム)の保護カバーはファスナー仕様でした。

保護カバーのファスナーを開く

中身を確認しましょう。

こちらが芯材のウレタンフォーム(日本製ウレタンフォーム)です。

日本製ウレタンフォーム

上の画像のとおり、ゼロギャップ®Type-Jは、密度35Dかつ、高品質な原料を使っているため、歪みがなくきれいな状態です。

なお、一般的な三つ折りマットレスでは、特に低価格商品の場合、完全に復元できず、歪みが大きいこともあります。

ゼロギャップ®Type-J(35D) 一般的な三つ折りウレタンの例(25D)
ゼロギャップ®Type-J(35D) 一般的な三つ折りウレタンの例(25D)

歪みの大きさは耐久性の低さのほか、寝心地面にも悪影響を及ぼすので、注意が必要です。その点、ゼロギャップ®Type-Jは安心ですね。

ウレタンフォームの厚さは約9cmでした。

ウレタンフォームの厚さ計測

収納方法(保管ケース付き)

SOMRESTA専用収納ケース(付属品)

ゼロギャップ®Type-Jには専用の収納ケースが付いてます。

使い方は簡単で、マットレスを三つ折りにしてケースに入れるだけです。

マットレスを折りたたんで収納ケースに入れる

ファスナーを閉じて完了です。

自立

縦にしても自立できたので、収納するのにも便利ですね。

専用ストレッチシーツ

付属品に専用ストレッチシーツがあります。

専用ストレッチシーツ

こちらが専用ストレッチシーツです。

ストレッチシーツ

ストレッチ素材を使っているので、シーツを付けたままでも三つ折り可能です。

マットレスの折りたたみ(シーツ付き)

折りたたんだ時のアニメーションは以下のとおりです。

シーツ付きの折りたたみ(アニメーション)

椚大輔椚大輔

折りたたみ時にシーツを外さないで良いので、日常の使い勝手がすごく良いですね。

【詳細解説】ゼロギャップ®Type-Jの評価について

ゼロギャップ®Type-Jの使用イメージ

この記事の冒頭で評価した以下のポイントを詳しくご紹介します。

▼ ゼロギャップ®Type-Jの評価
総合評価 3.28
仰向き寝 3.0
横向き寝 2.5
端の沈み込み 3.5
通気性 3.0
寝返り 4.0
底付きのなさ 3.0
素材の品質 4.0
耐久性 4.0
衛生面 3.5
取り扱いやすさ 4.5
価格 2.94

※目安は「3.50」以上が高評価です

1. 仰向き寝は?

仰向き寝

ココをチェック

仰向き寝は沈み込みが少なく接触面積が広いという特徴があるので、満遍なく荷重を受け止め、体圧を分散させることが重要です。

なお、日本人の約60%が仰向き寝と言われているので、最もオーソドックスな寝姿勢と言えます。

評価は「3.0」。

硬めの高反発なので、しっかり支えられ、底付きを感じない寝心地です。

一方、やや硬すぎる印象もあり、沈み込みが足りずに腰あたりに隙間を感じました。また、フィット感が得られずに、背中あたりに突っ張るような感覚もありました。

1枚で寝るには、体圧分散的にも感触的にも少し物足りない印象があるので、厚手のパッドやトッパーなどで調節すると良いと思います。

なお、体圧分散を目的としたトッパーならマニフレックスのクールトッパーがおすすめです。

    2. 横向き寝は?

    横向き寝

    ココをチェック

    横向きの寝姿勢は肩や臀部の沈み込みが深くなることと、接触面積が少なく、荷重が集中しやすいため、底付きなどを感じやすいという特徴があります。

    つまり、深く沈み込んでも無理のない寝姿勢になることと、荷重による圧迫・底付きを感じないようなクッション性が大切です。また、不安定な寝姿勢でもあるので、揺れ過ぎないような衝撃吸収性もポイントです。

    評価は「2.5」。

    ゼロギャップ®ならではの「隙間の少なさ」によって、三つ折りでも違和感ない寝心地が得られました。

    高反発による寝姿勢の安定感としては良いですが、やはり硬めなので、肩当たりの圧迫感は強めです。気になる場合は、仰向き同様、トッパーなどで調節しましょう。

      3. 端の沈み込みは?

      端の沈み込み

      ココをチェック

      一般的にマットレスの端部分はそれ以上荷重を分散できないので落ち込みやすいです。端部分の落ち込みが少ないマットレスは全面を目いっぱいに使えるので、それだけで使用感が良いものになります。

      なお、高級モデルなどでは落ち込みを解消するように端部分にワイヤーを入れたり、コイルを硬めにしたりすることもあります。

      評価は「星4.0」。

      硬めの薄型マットレスのため、端部分の歪みは少なく、寝返りで落ちそうになることはありませんでした。

      また、側面カバーに採用された「非伸縮メッシュ生地」も沈み込みにくさに貢献している感じです。

      座るなどの集中した荷重に対しても、底付きを感じるほどの沈み込みはありませんでした。

      座った時の沈み込み
      座った時の沈み込み

      端部分でも沈み込まないので、2台ならべても使いやすいでしょう。

      4. 寝返りのしやすさは?

      寝返り

      ココをチェック

      クッション材や詰め物で使われている反発性によって、体の動きやすさが変わってきます。少ない力で寝返りを打てた方がストレスは感じにくいですが、寝返りがしやすい=良い寝心地とは限りません。

      寝返りの大変さにストレスを感じている人は高反発タイプなどの寝返りしやすいマットレスが良いですが、寝返りが多すぎることで中途覚醒が多い人は、逆に寝返りの回数を抑えるような低反発タイプを選ぶと良いでしょう。

      評価は「星4.0」。

      反発弾性率50%以上の高反発ウレタンを使用しているので、押し返す力は強いです。ストレスないレベルで寝返りが打てました。

      5. 通気性は?

      通気構造(メッシュ生地)

      ココをチェック

      睡眠中は汗や体温を放出するので、蒸れやすいマットレスはストレスを感じることも。メッシュ生地や、側面から排気できる構造など、通気性に工夫があるかどうかをチェックします。

      評価は「星3.0」。

      芯材のウレタンフォームは蒸れやすい素材ですが、側面・裏面にメッシュ生地を仕様していることで、通気性への配慮がされています。

      メッシュ生地(拡大)
      メッシュ生地(拡大)

      また、高反発素材により、体を持ち上げてくれるため、マットレスに深く沈み込むことはありません。実際に寝た感じも、特に蒸れにストレスは感じませんでした。

      6. 耐久性は?

      耐久性(マットレスを手で押す)

      ココをチェック

      密度や耐久試験(復元率)をベースにチェックします。また両面仕様で表裏のローテーションが可能な商品は加点します。

      評価は「星4.0」。

      結論から言うと、ゼロギャップ®Type-Jは7~8年くらいの耐用年数が期待できると思います。

      ウレタンマットレス(ウレタンフォーム)の耐久性は復元率の数値でおおむね判断できますが、ゼロギャップ®Type-Jの復元率は97.4%。しかもJIS規格の3倍(24万回)のテスト結果です。

      これは「高いレベル」の耐久性と言えるでしょう。

      とはいえ、密度35Dという仕様は、超高密度とは言えないレベルです。(SORESTAマットレスPREMIUMは50Dの超高密度仕様です)

      そして、復元率テストは、経年変化(湿気や紫外線、酸化などによる劣化)を想定していないことを加味すると、7~8年くらいの耐用年数と想定します。

      7. 素材の品質は?

      ウレタンフォーム

      ココをチェック

      ここでは工場レベルの品質管理レベルをチェック。いくら素材のスペックが良いからと言って作りが粗雑だと良質な寝心地・使用感を得られません。

      ウレタンフォームの品質の良し悪しは「形成のきれいさ」に現れます。歪みが大きいと(素材が持つ本来の性能が発揮されにくいという点で)寝心地やヘタリにも影響があるので、歪みがなく、ピシッときれいな形状が望ましいです。

      評価は「4.0」。

      使用している芯材の「日本製ウレタンフォーム」は、35Dとは思えないほど、きれいに復元されています。ほとんど歪みはありませんでした。さすがSOMRESTAですね。

      8. 衛生面は?

      カバー

      ココをチェック

      抗菌防臭や防ダニなどの加工の有無やそのレベルなど、衛生面に工夫があるかどうかをチェックします。

      評価は「星3.5」。

      カバーの表面には抗菌防臭加工が施されています。さらにカバーは洗濯もできるので、衛生的に使えることがメリットです。

      9. 取り扱いやすさは?

      持ち運び(三つ折り)

      ココをチェック

      持ち運びしやすいか、市販のボックスシーツ(多いのは30cmマチ)が入るサイズ感か、お届け時の梱包状態はどうか、捨てやすいかなどをチェックします。

      特に力の弱い人は、厚すぎるマットレスを選んでしまうと移動するときに苦労することも多いです。

      評価は「星4.5」。

      重量はシングルサイズで約9.0kgと、三つ折りにしてはやや重めですが、それでも力が弱い人でも取り扱いやすい重さです。

      お届け時も圧縮ロールパッケージのため、狭い部屋でも搬入しやすいです。

      廃棄については、ウレタンフォームは手でちぎれるため、細かくすれば家庭ごみとして簡単に捨てられます。

      10. 価格は?

      ゼロギャップ®Type-Jの使用イメージ

      ココをチェック

      絶対的な価格と、マットレス市場の全体的な相場からチェックします。価格に応じた寝心地が実現されているかも大切なポイントで、総合評価へつながります。

      評価は、「星2.94」。

      ふるさと納税の寄付金額がシングルサイズで177,000円です。

      ふるさと納税の返礼率は「寄付額に対して仕入れ値の30%まで」というルールなので、仕入れ値は不明ですが、返礼率30%として考えると、仕入れ値は53,100円ということになります。

      本来、市場売価はそこからプラスされますが、今回は商品価格を53,100円(=仕入れ値)と仮定した評価をします。

      「密度35Dの国産ウレタンマットレスで約5万円」と考えると、私の感覚では「ふつうくらい」の価格帯です。

      また、耐久性の仕様(密度や復元率)は良いのですが、少し寝心地が追い付いていない印象です。※寝心地はあくまで私の主観です

      11. 硬さは?

      硬さのチェック

      ココをチェック

      ウレタンフォームのN(ニュートン)数、綿のボリューム感、ポケットコイルの線径・巻き数等の仕様から客観的な硬さと、実際に寝たときに感じた主観的な硬さをお伝えします。

      ゼロギャップ®Type-Jは「かなり硬め」の寝心地です。

      カバーに詰め物がないため、約180Nという硬さをダイレクトに感じます。

      また、従来のSOMRESTA®フォームのようなモッチリとした感じは少ないので、SOMRESTAブランドの中では最も硬い寝心地だと感じました。

      椚大輔椚大輔

      主観的な硬さの評価としては10段階中(10が最も硬いとして)、9.0くらいに感じました。

      ふるさと納税で選べるマットレス

      ふるさと納税で探している人のために、返礼品で選べるマットレスを以下の記事でまとめています。ご興味がありましたらご参考にしてくださいね。

      関連記事ここに文章

      ゼロギャップ®Type-Jの取扱いがあるふるさと納税サイト

      ゼロギャップ®Type-Jの使用イメージ

      ゼロギャップ®Type-Jを取扱いしているふるさと納税サイトは以下のとおりです。

      寄付金額などは変わらないので、お好みのサイトを使っていただければと思います。

      まとめ

      ゼロギャップ®Type-Jの使用イメージ

      いかがでしたか。

      SOMRESTA(ソムレスタ)の三つ折りマットレス「ゼロギャップ®Type-J」をご紹介しました。

      通常モデルのゼロギャップ®をふるさと納税の返礼品用に仕様を変えたマットレスです。

      通常モデルでは、ウレタンフォームが中国製ですが、ふるさと納税に対応するように日本の工場で作られています。

      寝心地に関しては、通常モデルの方が優れていると感じましたが、耐久性の仕様(密度や復元率)などはほとんど変わらないので、SOMRESTAならではの品質の良さを維持しつつ、ふるさと納税で買えるのは大きなメリットと言えます。

      個人的にはベースマット向きのマットレスだと感じたので、トッパーなどを使って最終的にお好みの寝心地に仕上げていくのが良いと思いました。

      最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

      公式サイトで特徴を見る

      >>>対象のふるさと納税サイトはこちら