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高級マットレス×120日フリートライアル
この記事では「NELLマットレス スイート」をご紹介します。
実際に体験し、検証した内容をもとに、率直な感想をまとめました。ぜひご参考にしてくださいね。
著者情報
当サイトではレビュー記事を作成するにあたり、撮影スタジオを作り、セットの中で商品を徹底的に体験・検証しています。
※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
目次
NELLマットレス スイートの基本情報
ブランド | NELL |
---|---|
サイズ | シングル~キング |
クッション材 | 2層ポケットコイル |
価格 (シングルサイズ) |
200,000円 |
【まず結論】NELLマットレス スイートの評価は?
▼ NELLマットレス スイートの評価 | |
---|---|
総合評価 | 3.51 |
仰向き寝 | 4.5 |
横向き寝 | 4.5 |
端の沈み込み | 3.0 |
通気性 | 3.5 |
寝返り | 3.5 |
底付き・圧迫のなさ | 5.0 |
バネ当たりのなさ | 5.0 |
耐久性 | 4.0 |
衛生面 | 5.0 |
取り扱いやすさ | 1.5 |
価格 | 1.25 |
※目安は「3.50」以上が高評価です
(参考)点数の付け方について
(参考)スプリングコイルマットレスの評価方法
【総評】軽やかながら、しっかりした反発力で体を支える
NELLマットレス スイートは「 100万円クラスのプレミアムマットレスを20万円で」というコンセプトで作られたマットレスです。
ただし、仕様自体はかなりシンプルで、100万円クラスの高級マットレス(欧米メーカー系)のような高機能な素材の掛け合わせによる寝心地の奥行きや、グラデーションの豊かさなどは、あまり感じられませんでした。

しかし、これは決して悪いことではなく、欧米高級マットレスを「こってり系」だとしたら、NELLマットレス スイートは「あっさり系」で、むしろ日本市場にはこうした寝心地のほうが合いやすいとも思います。

さらに、マイクロコイル(スプリングコイル)ならではのエアリーさもあり、軽やかながら強めの反発性が特徴です。
結果的に、「雲の上に浮かんでいるような寝心地」に感じられました。
一方、懸念点としては、超高密度(ハイカウント)コイルならではの寝心地が感じにくかったことです。
超高密度コイルマットレス(目安:シングルあたり1,000個以上のコイルを使ったマットレス)といえば、体のラインにピタッとフィットし、吸着するようななめらかさが魅力です。
一般的なコイル数(450個前後/S) | ハイカウントコイル(1,000個以上/S)※NELL スイート |
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スタンダードモデルのNELLマットレスは、そうした超高密度コイルならではの寝心地が感じられましたが、今回のスイートは、上層(マイクロコイル+ウレタン+綿)が中心的な寝心地を作っていることもあり、下層の超高密度コイルの味わいは薄まっています。

これは良し悪しではなく、それぞれの特徴と理解しましょう。
よって、以下のように選ぶとよいと思います。
- ピタッとしたきめ細やかなフィット感が好きなら、NELLマットレス
- ふんわりとしたフィット感と高反発系の弾力を求めるなら、スイート
あとは価格(シングルで20万円)ですが、絶妙な設定ですね。
トライアル付きと考えれば、高級マットレスが気軽に試せるという点で魅力に感じますが、20万円前後というと高級ブランドのスタンダードモデルが手に入れられる価格です。
例えば、超高密度コイルでいえば、日本ベッドのシルキーポケットレギュラー(約19万円)や、当サイトで特におすすめしているシルキーシフォン(約23万円)も、NELLマットレススイートと同等の価格帯です。
とはいえ、高級ブランドのスタンダードモデルに比べて、寝心地が劣っているわけではありませんし、むしろ、高級ブランドのハイグレードモデルに近い寝心地がこの価格(しかもトライアル付き)で買えることを考えると、コストパフォーマンスは高いと思います。

「100万円クラスの寝心地」は少し言い過ぎのような気がしますが、20万円+トライアル付きでこの寝心地と考えると素晴らしいマットレスだと思います。
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NELL マットレス スイートの特徴
1. マイクロコイル入りのBOXトップ仕様
私が思うNELLマットレス スイートの最大の特徴は、詰め物のBOXトップ内のマイクロコイル+ウレタンフォーム+綿(わた)による「軽やかな弾力感」です。
ボリューム感がある綿によって体当たりがやさしく、沈み込んだら上層トッパー内のマイクロコイルが真っ先に反応する(潰れていく)ことによって、上層のウレタンが潰れずに、面で体をふわっと持ち上げるようなサポート性が発揮されます。
また、荷重が重い場所は、マイクロコイルがきめ細やかに対応することで、体のラインにフィットしてくれます。
ウレタンフォーム自体は高反発タイプというわけではありませんが、マイクロコイルと融合することによって、BOXトップ全体で弾力が強い寝心地になっています。
そして下層の12巻き(多い巻き数)のポケットコイルによって、ふんわりとなめらかに荷重が分散されます。
要するに、なめらかで軽やかながら、ふわっと体が持ち上げる力強さもあり、『まるで雲の上のよう』といった寝心地が実現されるのです。
2. 3層の高機能綿
詰め物の最上層に、以下の3種の高機能繊維(わた)が搭載されています。
機能繊維 | 特徴・効果 |
---|---|
シュレープ® | 羽毛を超える柔らかを持つ |
フレッシュコール®Z | 消臭性能 |
アレルゲンブロック | ダニ・花粉などのアレルゲンを吸着除去 |
機能性も魅力ですが、特にシュレープ®(羽毛のような繊維)による「ふんわり軽やか」な感触が、気持ちよく感じました。
3. 高級マットレスなのにトライアル付き
20万円以上の高級マットレスにもかかわらず、120日のトライアルが付いているのは珍しいです。
たとえば、トライアル付きの競合にあたるコアラ®やエマ・スリープの最高グレードでも15万円くらいです。
さらにNELLマットレス スイートは、高級ブランドのハイグレードモデルを目指しただけあって、コアラ®やエマ・スリープの最高グレードとは、一線を画す仕様と寝心地です(良し悪しではなく、特徴の話です)。
高級マットレスがトライアルで試せるという点だけでも、ユニークで他にはない魅力でしょう。
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NELL マットレス スイートのデメリットと注意点
1. 価格の高さ
トライアル付きとはいえ、シングルサイズで20万円はマットレス市場全体で考えると高めです。
さらに、このくらいの価格なら老舗高級ブランドのスタンダードモデルも選べます。
特に海外3S(シモンズ、シーリー、サータ)や、国内老舗のフランスベッドや日本ベッドのスタンダードモデルは、非常に品質が高く、寝心地も素晴らしいです。

予算と時間が合う人は、ぜひ老舗ブランドのショールームに行って寝心地を確かめるのがおすすめです。
2. 重い
NELLマットレス スイートの重量は以下のとおりです。
サイズ | 重量 |
---|---|
シングル | 33.9kg |
セミダブル | 41.6kg |
ダブル | 49.1kg |
クイーン | 55.6kg |
キング | 66.5kg |
以上のとおり、コイルをたくさん使っているため、かなり重いタイプのマットレスです。特に大きいサイズになると非常に重いので、取り扱いには注意しましょう。
3. 硬めの寝心地が好きな人には合わないかも
ふんわり系のマットレスで、荷重が重い場所はしっかりと沈み込みます。
適度に圧力を感じる硬めのマットレスが好きな人には、おそらく合いにくく、スタンダードモデルのNELLマットレスや、ほかのメーカーのモデルを検討したほうがよいでしょう。
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【体験レビュー】NELL マットレス スイートを実際に試してみた

お届け時の様子や、仕様などをレビューします。
開梱・設置
こちらはシングルです。
外装の緩衝材の下に、さらに梱包シート、ビニール袋と包まれていて、かなり厳重な梱包です。
超高密度コイル仕様なので、膨らまないようにしっかりと包んでいるのでしょう。
マットレスはロール状に圧縮されています。
内容物は、マットレス本体のみです。
シングルサイズで約33.9kgなので、かなり重いタイプのマットレスです。
なお、キングサイズは66.5kgにもなるので、大きいサイズを選ぶ人は特に持ち運びにご注意ください。
マットレスを包んでいる外側ビニールを丁寧にハサミで切って開封をします。
この時、マットレス本体に傷がつかないように注意しましょう。
開封の様子は以下の動画をご参考にしてください。(音声なし4倍速)
外観
開封直後のNELLマットレス スイートです。
公式サイトによると『生地やコイルが完全に元の状態に戻り、安定した寝心地になるまでには約1週間ほどかかります。』とあるので、念のため1週間待ってみました。
このとおり、1週間経つと、完全に元の状態に復元されました。なお、開封直後から寝られるのでご安心ください。
マットレスの厚さはこれくらいです。
公表値どおり約32cmの厚さが確認できました。
外観をチェックしていきます。
NELLマットレス スイートは、一般的な連続キルトではなく、ジャンプキルト(非連続キルト)を採用しています。
ジャンプキルト(NELL スイート) | 連続キルト(別商品) |
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ジャンプキルトは、カバー内の詰め物がふっくらした感触になり、体圧分散性が向上します。
カバーの生地はポリエステル99%・ポリウレタン1%を使用しています。
ポリウレタンをわずかに配合することで、伸縮性を高めています。
生地のアップはこんな感じです。
フット(脚位置)には、「NELL MATTRESS SUITE」のロゴが刺繍されています。
側面カバーも表面と同じくポリエステル99%・ポリウレタン1%の素材を使用しています。
NELLマットレス スイートは表面でのみ寝られる「片面仕様」です。
表面 | 裏面 |
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裏面には滑り止めなどはありません。
基本的に滑り止めがあったほうがベッドフレームに置いたときにズレにくいですが、NELLマットレス スイートくらいの重量がある場合は、滑り止めがなくてもズレません。

NELLマットレス スイートのような重いタイプは、滑り止めがあるほうが設置しにくいので、「滑り止めなし」が正解でしょう。
カバー裏面に品質表示ラベルが付いています。
内部構造
内部構造を確認するために、マットレスをハサミで切っていきます。
こちらがNELLマットレス スイートの内部構造です。
まずは、上層のトッパー(BOXトップ)の構造をご紹介します。
カバー下には3種類の機能綿が入っています。
一番上は羽毛を超える柔らかさを持つ「シュレープ®」、次に消臭効果がある「フレッシュコール®Z」、一番下は、ダニ・花粉などのアレルゲンを吸着除去する「アレルゲンブロック」です。
綿の下には2層のウレタンフォームが入っています。
ウレタンフォームの密度や反発弾性率は非公開ですが、触った感じはごくふつうな「レギュラー(一般)フォーム」でした。
その下にマイクロコイルです。
マイクロコイルの感触はかなりやわらかくしなやかで、荷重に対して素早く反応します。
マイクロコイルの下には、上と同様のウレタンフォーム(レギュラーフォーム)があります。
同じ仕様のレギュラーフォームでマイクロコイル挟むことによって、マイクロコイルの動きが出やすい(先に潰れる)仕様です。
トッパー層(BOXトップ)の厚さは約12cmとボリューミーです。
続いて下層(ボトム)です。
下層には、高圧縮・高密度のポケットコイルが敷き詰められています。
なお、ボトムのポケットコイルは、外周と腰部分が太めの線径(1.25mm)になっていて、沈み込みにくくなっている「ゾーニング仕様」です。

下の画像は、スタンダードモデルのNELLマットレスですが、ゾーニングの位置はほとんど同じとお考えください。

ポケットコイルの仕様(参考までに)
ポケットコイルの仕様も詳しくご紹介します(マニアックな話なので、飛ばしていただいても大丈夫です)。
前提として、仕様を分解して比較してもあまり意味はありません。(寝心地は総合的なバランスで作るものです)
しかし、メーカーの販売ページなどでは、仕様をアピールしていることが多いので、参考程度にNELLマットレス スイート仕様をまとめておきます。
▼ NELLマットレス スイートの仕様 | 意味合い | |
---|---|---|
線材 | SWRH 72 B C | 硬鋼線(耐久性が高めの仕様) |
密度 | トッパー:648個/S ボトム:1173個/S |
超高密度(ジェル的な寝心地) |
配列 | 並行配列 | バネの動きが出やすい |
線径 | トッパー:1.3mm ボトム:1.2mm/1.25mm |
細い(しなやかな寝心地) |
巻き数 | トッパー:4巻き ボトム:12巻き |
トッパー:少ない ボトム:とても多い |
コイル高 | トッパー:4cm ボトム:22.5cm |
トッパー:低い ボトム:とても高い |
圧縮率 | トッパー:約0% ボトム:約22% |
トッパー:低い ボトム:高い |
特筆すべきはボトムの巻き数(12巻き)ですね。
一般的なポケットコイルは5~6巻き程度のものが多いので、NELLマットレス スイートの12巻きという仕様は、約2倍もの巻き数があります。
6巻き | 12巻き(NELLマットレス スイート) |
---|---|
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なお、圧縮率については、トッパー(マイクロコイル)はほとんど圧縮されていなく、ボトム(ポケットコイル)は高めの圧縮率です。
トッパーコイルの圧縮率 | ボトムコイルの圧縮率 |
---|---|
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上層(低圧縮)は荷重に繊細に反応し、下層(高圧縮)は、反発力を強めて、沈み込みないようにしています。こうした圧縮率の調整もよく考えられていると思います。
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【詳細解説】NELLマットレス スイートの評価について
記事の冒頭で評価した以下のポイントを詳しくご紹介します。
▼ NELLマットレス スイートの評価 | |
---|---|
総合評価 | 3.51 |
仰向き寝 | 4.5 |
横向き寝 | 4.5 |
端の沈み込み | 3.0 |
通気性 | 3.5 |
寝返り | 3.5 |
底付き・圧迫のなさ | 5.0 |
バネ当たりのなさ | 5.0 |
耐久性 | 4.0 |
衛生面 | 5.0 |
取り扱いやすさ | 1.5 |
価格 | 1.25 |
※目安は「3.50」以上が高評価です
(参考)点数の付け方について
(参考)スプリングコイルマットレスの評価方法
寝心地の感じ方には好みや習慣、体型などによって多少変わる点はご了承ください。なお、筆者は男性で身長171cm・体重59kg±1kg程度です。
1. 仰向き寝は?(底付き・バネ当たりもチェック)
評価は「4.5」。
マイクロコイルによる反発力によって、グッと体が持ち上がる寝心地です。一方、臀部などの荷重が重い部分は、沈み込みが深めで、包み込まれるような感触があります。
結果的に、仰向け時では「包み込まれつつも、ふわっと体を押し上げる」というNELLマットレス スイートの特徴的な寝心地がよく感じられました。
2. 横向き寝は?(底付き・バネ当たりもチェック)
評価は「4.5」。
マイクロコイルによるきめ細やかな動きによって、体のラインがはっきりとする横向きの寝姿勢では、非常に快適に感じられます。
マイクロコイル自体は、しなやかでバネ当たりを感じるような素材ではないので、深く沈み込む肩部分でも圧迫感はなく快適です。下層の超高密度コイルによっても、寝姿勢を支えられている感じです。
ただし、肩がグッと入り込むことによって、(マイクロコイルが先に潰れるため)上層のウレタンフォームのテンションが高まり、脇腹あたり少しツッパリを感じました。
とはいえ、そこまで気にするレベルはないでしょう。
3. 寝返りのしやすさは?
評価は「3.5」。
高反発マットレスのような豊かな弾力があり、体の動きに対してスムーズに押し返してくれます。ふんわり系のマットレスの中では寝返りはしやすいタイプだと思います。
4. 端の沈み込みは?
評価は「3.0」。
下層コイルはエッジサポート仕様ですが、上層のBOXトップ部分は比較的やわらかく、端部分は沈み込みやすいです。

睡眠中に体の動きやすい人は、ワンサイズ上の大きさを選ぶことがおすすめです。
5. 通気性は?
評価は「3.5」。
中空構造(ストローのような空洞がある)の綿やポケットコイル中心で構成され、蒸れにくさをポイントに作られているそうですが、やはり沈み込みが深い分、腰あたりは多少熱を感じます。
とはいえ、そこまでストレスに感じるほどではありませんが、「通気性が高いマットレス」とは言えないレベルです。
6. 耐久性は?
評価は「4.0」。
結論から言うと、NELLマットレス スイートは8~10年程度の耐久性が期待できます。
非常にたくさんをコイルを使ったポケットコイルマットレスで、下層の圧縮率も比較的高く、荷重分散性も高い構造なので、長持ちしやすいマットレスといえるでしょう。
ポケットコイルマットレスは芯材よりも詰め物(ウレタンフォームや綿)のほうが圧倒的に早くヘタリますが、NELLマットレス スイートの場合、マイクロコイル(スプリングコイル)を使用しているため、長期間の使用においても寝心地が変わりにくいでしょう。
詰め物のウレタンは一般的なもの(高密度ではない)ため、経年劣化により、厚さや硬さが低下する可能性はありますが、マイクロコイルによって荷重分散されるため、一般的な詰め物のウレタンフォームより長持ちするでしょう。
7. 衛生面は?
評価は「5.0」。
フレッシュコール®Zによる消臭機能(汗臭・加齢臭など)、アレルゲンブロック®によるダニや花粉などのアレルゲン吸着除去機能があり、「衛生面が優れたマットレス」と言えます。
8. 取り扱いやすさは?
評価は「1.5」。
NELLマットレス スイートの重量はシングルサイズで約33.9kgで「かなり重いタイプ」のマットレスです。私の力では、シングルサイズまでならなんとか一人で持ち運びはできましたが、セミダブル以上だと二人は必要でしょう。
なお、お届けは圧縮梱包なので、搬入経路が狭い家でも安心です。
また、厚さが30cm以上あるので、市販のBOXシーツは使えない場合が多いです。
廃棄については、スプリングコイルを使用しているため、基本的には粗大ごみで捨てることになります。(ただし、自治体によってはスプリングコイルは粗大ごみで捨てられないこともあり、その場合、自身で解体して焼却施設に持っていく必要があります)
9. 価格は?
評価は「1.25」。
NELLマットレス スイートは、シングルサイズで200,000円です。これはマットレス市場全体から考えると「高め」です。
とはいえ、NELLマットレス スイートは、高級ブランドのハイグレードモデル(およそ40~50万円)の寝心地を目指して作られていて、さらに120日のトライアル付きと考えるとコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
10. 硬さは?
NELLマットレス スイートの硬さは10段階中(10が最も硬いとして)「4.5くらい」の硬さだと感じました。
トッパー層は約12cmのボリュームがあり、搭載されているジュレープ®(羽毛のような素材)や、しなやかなマイクロコイルによって体へのフィット感は高めのふんわりした寝心地を作っています。
最終的にボトムのしっかりした反発力によって支えられるため、包まれつつ、沈み込みすぎることがない構造です。
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NELLマットレスとの違い
スタンダードモデルの「NELLマットレス」との違いをまとめると以下のとおりです。
モデル | NELLマットレス | NELLマットレス スイート |
---|---|---|
画像 | ![]() |
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コイル | 1層 | 2層 |
硬さ | やや硬め | ややソフト |
寝姿勢 | 仰向き・うつ伏せ | 横向き・仰向け |
衛生機能 | 抗菌防臭、消臭 | 消臭、アレルゲンブロック |
仕様 | 両面 | 片面 |
重量 | 約22kg~ | 約33.9kg~ |
価格 | 79,900円~ | 200,000円~ |
リンク | 公式サイト | 公式サイト |
大きな違いは、NELLマットレスは超高密度ポケットコイルで寝心地を作っていますが、NELLマットレス スイートは、BOXトップ(ウレタン+マイクロコイル)で寝心地の中心を作っていることです。
NELLマットレス | NELLマットレス スイート |
---|---|
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超高密度ポケットコイルが中心的な寝心地 | BOXトップ(ウレタン+マイクロコイル)が中心的な寝心地 |
要するに、
- ピタッとしたきめ細やかなフィット感が好きなら、NELLマットレス
- ふんわりとしたフィット感と高反発系の弾力を求めるなら、NELLマットレス スイート
と寝心地の違いがあります。
もっとシンプルな選び方としては、以下のとおり「硬さ」で考えるとよいでしょう。
- 硬めが好きなら、NELLマットレス
- やわらかめが好きなら、NELLマットレス スイート

両方の商品とも120日フリートライアルの対象商品なので、お金と部屋のスペースに余裕がある人は、まとめて購入して、どちらかを返品するのも良いと思います。※返品規定は必ず事前にご確認ください
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似ている商品との比較(他メーカー製の2モデル)
「トライアル付きのマットレス」ということで、NELLと比較されることが多いのが、コアラ®やエマ・スリープです。ブランドの中の「最高級モデル」で比較します。
商品 | ①NELLマットレス スイート | ②コアラマットレス シュプリーム | ③エマ・ラグジュアリー |
---|---|---|---|
画像 | ![]() |
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ブランド | NELL | コアラ® | エマ・スリープ |
厚さ | 32cm | 28cm | 25.5cm |
構造 | 2層コイル | 多層ウレタン | ハイブリッド(ウレタン+ポケットコイル) |
硬さ | ややソフト | ふつう | ややソフト |
硬さ調節 | × | 〇 | × |
衛生機能 | 消臭、アレルゲンブロック | 抗菌(銅) | × |
トライアル | 120日 | 100日 | |
価格 (Sサイズ) |
200,000円 | 149,900円 | 149,300円 |
リンク | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
比較商品② コアラマットレスシュプリーム SUPREME
極上のなめらかさが魅力のウレタンマットレス
2015年にオーストラリアで創業した「コアラ®」の最高峰グレード。3層・11ゾーンによる極上のなめらかさが味わえ、トッパーによる硬さ調節・リバーシブルカバーによる寝心地調節が可能です。

温度調節・湿度調節が高いコッパ―(銅)が入っているので、季節や環境の変化にも対応しやすいことも魅力です。
比較商品③エマ・スリープ「エマ・ラグジュアリー」
TPEを使ったハイブリッドマットレス
エマ・スリープはドイツ発の海外マットレスブランド。エマ・マットレスシリーズの最高峰モデルで、その大きな特徴は「エアグリッド」という超高弾性ポリマー(TPE)を1層目に使用していることです。
超高弾性ポリマーは、水を主成分にした安全性が高い素材で、ゴムのような高い反発力とグリッド構造による通気性の高さが特徴です。

他の仕様は、エアグリッド(TPE)の下には高反発ウレタン、低反発ウレタン、ハードウレタン、ポケットコイルという多層構造なので、リッチな寝心地を提供してくれます。

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NELLマットレス スイートはどこで買える?
NELLマットレスは公式サイトと、ビックカメラなどの一部店舗にて購入が可能です。
なお、公式サイトで使える「10%OFFのクーポン」があるので、ぜひ使ってくださいね。
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まとめ
以上、NELLマットレス スイートをご紹介しました。
高級ブランドのハイグレードモデルを目指した寝心地にもかかわらず「トライアル付きでシングルで20万円」というコストパフォーマンスの高さが魅力です。
マイクロコイルによるきめ細やかなサポート性と高い反発力が特徴で、軽やかな寝心地が気持ちよかったです。
一方、荷重が重い部分(仰向けなら臀部・横向きなら肩)の沈み込みが深めなので、しっかり硬めの寝心地が好きな人には合いにくいと思います。
また、シングルサイズで20万円という価格帯は高級ブランドのスタンダードモデルと同等の価格帯なので、高品質なマットレスを選びたい人は、高級ブランドのショールームにも足を運んで、比較検討するのも良いと思います。
とはいえ、「高級マットレス」というジャンルで、120日間フリートライアルが付いたマットレスは、他にはなかなか見当たらないので、それだけでも十分に価値がある商品(取り組み)と言えるでしょう。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。